JPH06331740A - 車載用超音波計測装置 - Google Patents

車載用超音波計測装置

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JPH06331740A
JPH06331740A JP5122987A JP12298793A JPH06331740A JP H06331740 A JPH06331740 A JP H06331740A JP 5122987 A JP5122987 A JP 5122987A JP 12298793 A JP12298793 A JP 12298793A JP H06331740 A JPH06331740 A JP H06331740A
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ultrasonic wave
ultrasonic
vehicle
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receiver
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啓司 葛谷
Naoji Nakahara
直司 中原
Yasuyuki Aoki
康幸 青木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波を使用して車輌の状態を二次元速度か
ら演算でき、しかも、車輌の上下振動、ノーズアップ、
ノーズダウンによる車高の変化の影響を少なくでき、し
かも、車輌のヨー中心位置、ヨーレート等の回転運動を
計測できる。 【構成】 特定の中心の回りの水平平面上で互いに12
0度離間し、路面に対して所定の俯角傾度を持って超音
波を送波し、その反射波を受波する車輌に取付けられた
3個の超音波送受波器TR11、超音波送受波器TR12、
超音波送受波器TR13からなる第1超音波送受波手段T
R1と、その3個の超音波送受波器TR11、超音波送受
波器TR12、超音波送受波器TR13の超音波を送波及び
その反射波の方向を互いに逆とした第2超音波送受波手
段TR2と、前記第1超音波送受波手段TR1の3方向
の速度と前記3方向に対応する第2超音波送受波手段T
R2の3方向の各速度ベクトルの差により二次元速度及
びヨーレート、ヨー中心を演算するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に積載されて、
ナビゲーションシステム、車速検出装置、横滑り防止装
置、ABS装置、サスペンション装置、遠心力検出装
置、ヨー中心、ヨーレート検出装置等の各種速度情報を
使用する計測装置に関するもので、特に、車輌に積載し
た超音波を利用する車載用超音波計測装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の超音波を使用した速度計測装置
としては、実開昭57−68574号公報に掲載の技術
がある。この公報に掲載の技術は、別体となった送波器
から連続的に超音波を送波し、反射体から反射して得ら
れる受波を連続受信し、送波と受波の差分でドプラー周
波数を検出するものであり、現在では周知の技術となっ
ている。
【0003】また、この種の超音波を使用した速度計測
装置としては、特開昭59−203973号公報に掲載
の技術がある。この公報に掲載の技術は、前記公報の技
術と同様、別体となった送波器と受波器とを有し、特
に、受波器を2台とし、車体の上下振動、ノーズアッ
プ、ノーズダウンによる誤差を軽減するものである。
【0004】そして、この種の超音波を使用した速度計
測装置としては、特開昭58−39971号公報に掲載
の技術がある。この公報に掲載の技術は、超音波をパル
ス状に送波し、反射して受波される時点でパルス幅に対
応した受信ゲートを開き、受信波の所定波長分の時間を
計測することで、ドプラーシフト量を求め、車速を計測
するものである。
【0005】更に、この種の車載用超音波計測装置とし
ては、特開平3−269388号公報に掲載の技術があ
る。
【0006】この技術は、送受波器から車輌の前方向或
いは前後方向の路面に所定の俯角度で超音波が放射さ
れ、放射された超音波と路面の突起の反射波の受信信号
から突起までの時間を計測し、また、路面の突起の反射
波の信号レベルと所定の閾値とを比較し、車輌前方の路
面の突起等の有無及びその大きさを検出している。そし
て、反射波が路面から帰来する時間における直線距離と
超音波の放射角度とから車高を検出し、得られたドプラ
ー周波数をもとに車速を検出している。
【0007】即ち、図13の車載用超音波計測装置の1
個の超音波送受波器TRで送波及び受波する場合の動作
原理図に示すように、超音波を放射して路面に到達する
までの距離をN[m]、その高さをH[m]、その放射
角度をφ度とすれば、 N=H/sinφ ・・・・・(1) となる。
【0008】このときの伝搬距離に起因する損失Loos
は、 Loos =(拡散損)+(伝搬損) =20・log(2・N)+2・N・α [dB]・・・(2) 但し、α:減衰定数 例えば、α100KHz=2.1[dB/m] α200KHz=8.5[dB/m] で求められる。
【0009】一方、超音波ビーム幅θ度は狭くした場合
には、送波はエネルギーが集中するため信号成分Sが増
加する。また、受波では等方向性雑音に対するS/Nが
向上する。
【0010】送受波総合の利得Gは、 G=(送波利得)×(受波利得) ={10・log(γ/θ2 )}×2 ・・・・・(3) 但し、γは、ビームが回転対称の場合、γ=3.4×1
4 である。
【0011】なお、図13の車載用超音波計測装置の動
作原理図で、間歇的に周波数f[Hz]の超音波を路面に
放射して、受波した周波数fo =f− df[Hz]からそ
のドプラー周波数 df[Hz]を算出すると、 df=2f・V・cosφ/C [Hz] ・・・・・(4) 但し、V:車速 [Km/h] C:音速 [m/s ] となる。
【0012】特に、前記公報に掲載の技術は、車体の前
後方向に等しい放射角度を有して超音波が放射され、そ
れぞれの反射波の受信信号のドプラー周波数を検出し、
その差のドプラー周波数を求めて、車体の垂直速度成分
が打消された車速を検出している。また、到達時間を計
測することで車高としている。
【0013】このようにして、超音波を用いて車輌の走
行時の前方路面の突起等が検出され、かつ、車高、車速
を検出している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
掲載の技術は、反射波が路面から帰来する時間における
直線距離と超音波の放射角度とから車高を検出し、得ら
れたドプラー周波数をもとに車速を検出するか、また
は、車体の前後方向に等しい放射角度を有して超音波が
放射され、それぞれの反射波の受信信号のドプラー周波
数を検出し、その差のドプラー周波数を求めて、車体の
垂直速度成分が打ち消された車速を検出するものであ
る。
【0015】しかし、この種の超音波を使用して車輌の
動きを測定する車載用超音波計測装置は、車速、車高等
を測定することができるものの、その車速成分を測定し
ているにもかかわらず、その使途が車速、車高等に限ら
れていた。しかも、車体の前後方向に等しい放射角度を
有して超音波が放射され、それぞれの反射波の受信信号
のドプラー周波数を検出し、その差のドプラー周波数を
求めて、車体の垂直速度成分が打ち消された車速のみを
検出するものであり、その用途が車速を計測する技術に
限定されており、単に、代替手段でしかなかった。
【0016】そこで、超音波を使用して車輌の状態を二
次元速度から演算でき、しかも、車輌の上下振動、ノー
ズアップ、ノーズダウンによる車高の変化の影響を少な
くでき、しかも、車輌のヨー中心位置、ヨーレート等の
回転運動を計測できる車載用超音波計測装置の提供を課
題とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる車載用
超音波計測装置は、特定の中心の回りの水平平面上で互
いに120度離間し、路面に対して所定の俯角傾度を持
って超音波を送波し、その反射波を受波する車輌に取付
けられた3個の超音波送受波器からなる第1超音波送受
波手段と、前記第1超音波送受波手段の3個の超音波送
受波器の超音波を送波及びその反射波の方向を互いに逆
とし、前記第1超音波送受波手段から離れて車輌に取付
けられた3個の超音波送受波器からなる第2超音波送受
波手段とを具備し、前記第1超音波送受波手段の3方向
の速度と前記3方向に対応する第2超音波送受波手段の
3方向の各速度ベクトルの差により二次元速度を演算す
るものである。
【0018】請求項2にかかる車載用超音波計測装置
は、前記第1超音波送受波手段と前記第2超音波送受波
手段の配設個所をヨー中心の前及び後とするものであ
る。
【0019】請求項3にかかる車載用超音波計測装置
は、特定の中心の回りの水平平面上で互いに90度離間
し、路面に対して所定の俯角傾度を持って超音波を送波
し、その反射波を受波する車輌に取付けられた4個の超
音波送受波器を具備し、前記4個の超音波送受波器のう
ち、互いに180度離れた2個の超音波送受波器の2方
向の速度ベクトルの差により二次元速度を演算するもの
である。
【0020】
【作用】請求項1においては、第1超音波送受波手段の
3個の超音波送受波器の各々の超音波送受波器によって
3方向の速度を検出し、また、第2超音波送受波手段の
3個の超音波送受波器の各々の超音波送受波器によって
3方向の速度を検出する。その速度検出方向を互いに逆
として対応する第1超音波送受波手段と第2超音波送受
波手段の各々の検出した速度ベクトルを対応させ、対応
する各速度ベクトルの差により平均二次元速度を演算す
る。この演算により、車輌の進行方向及び車輌の進行方
向に対して垂直方向の速度、またはそれらの加速度、ヨ
ー中心、ヨーレート等を得る。
【0021】請求項2にかかる車載用超音波計測装置
は、前記第1超音波送受波手段と前記第2超音波送受波
手段の配設個所をヨー中心の移動する範囲より前及び後
とするものであるから、車輌が回転する場合の回転運動
がベクトルがヨー中心の両側で検出できる。
【0022】請求項3においては、特定の中心の回りの
水平平面上で互いに90度離間し、路面に対して所定の
俯角傾度を持って超音波を送波し、その反射波を受波す
る車輌に取付けられた4個の超音波送受波器により各速
度ベクトルを検出し、各超音波送受波器で検出した速度
ベクトルを、互いに180度離れた2個の超音波送受波
器の対応する速度ベクトルの差により平均二次元速度を
演算する。この演算により、車輌の進行方向及び車輌の
進行方向に対して垂直方向の速度、またはそれらの加速
度、ヨー中心、ヨーレート等を得る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例の車載用超音波計測装
置について説明する。
【0024】〈基本的原理〉図1は本発明の第一実施例
の車載用超音波計測装置の3個の超音波送受波器からな
る第1超音波送受波手段、第2超音波送受波手段の基本
原理説明図である。また、図2は同じくヨー中心と第1
超音波送受波手段、第2超音波送受波手段との関係を示
す基本原理説明図である。
【0025】図1において、車輌100の進行方向に平
行し、進行方向に対して俯角を45度に設定した超音波
送受波器TR11は、200[KHz ]の超音波振動を所定
の超音波ビーム幅で路面に送波し、その反射波を受波す
るものであり、車輌100の進行方向に対して平行する
速度ベクトルV11を得るものである。また、超音波送受
波器TR11は車輌100の前方中央に配設している。超
音波送受波器TR12は、超音波送受波器TR11と同一特
性を持ち、所定の超音波ビーム幅で超音波を路面に送波
し、その反射波を受波するものであり、図1(a)に示
すように、車輌100の進行方向に対して平行して配設
した超音波送受波器TR11に対して120度角変位した
位置に配設し、路面に対して俯角を45度に設定されて
おり、速度ベクトルV12を得るものである。同様に、超
音波送受波器TR13は、超音波送受波器TR11と同一特
性を持ち、所定の超音波ビーム幅で超音波を路面に送波
し、その反射波を受波するものであり、車輌100の進
行方向に対して平行して配設した超音波送受波器TR11
に対して−120度角変位した位置に配設され、路面に
対して俯角を45度に設定されており、速度ベクトルV
13を得るものである。これら超音波送受波器TR11、超
音波送受波器TR12、超音波送受波器TR13はそれらを
合成樹脂製のベース部材B1 でモールドして一体化して
いる。
【0026】一方、車輌100の進行方向に平行し、進
行方向の逆方向に対して俯角を45度に設定した超音波
送受波器TR21は、200[KHz ]の超音波振動を所定
の超音波ビーム幅で路面に送波し、その反射波を受波す
るものであり、車輌100の進行方向に対して平行する
速度ベクトルV11の逆向きの速度ベクトルV21を得るも
のである。超音波送受波器TR22は超音波送受波器TR
12と同一特性を持ち、所定の超音波ビーム幅で超音波を
路面に送波し、その反射波を受波するものであり、図1
(a)に示すように、超音波送受波器TR21に対して−
120度角変位した位置に配設し、路面に対して俯角を
45度に設定されており、速度ベクトルV12の逆向きの
速度ベクトルV22を得るものである。同様に、超音波送
受波器TR23は超音波送受波器TR13と同一特性を持
ち、所定の超音波ビーム幅で超音波を路面に送波し、そ
の反射波を受波するものであり、超音波送受波器TR21
に対して120度角変位した位置に配設され、路面に対
して俯角を45度に設定されており、速度ベクトルV13
の逆向きの速度ベクトルV23を得るものである。これら
超音波送受波器TR21、超音波送受波器TR22、超音波
送受波器TR23はそれらを合成樹脂製のベース部材B2
でモールドして一体化している。そして、図1(b)に
示すように、ベース部材B2 は車輌100の下面に取付
けられており、車輌100のヨー中心Zo を通る車輌の
進行方向に中心軸線上で間隔Lを隔てて配設されてい
る。
【0027】結果的に、図1(c)に示すように、第1
超音波送受波手段TR1の超音波送受波器TR11、超音
波送受波器TR12、超音波送受波器TR13で、速度ベク
トルV11、速度ベクトルV12、速度ベクトルV13が得ら
れ、第2超音波送受波手段TR2の超音波送受波器TR
21、超音波送受波器TR22、超音波送受波器TR23で、
速度ベクトルV21、速度ベクトルV22、速度ベクトルV
23が得られる。
【0028】第1超音波送受波手段TR1で計測される
車輌100の進行方向に対する速度ベクトルVx1とその
垂直方向(横方向)の速度ベクトルVy1は、 Vx1=(−1/2){V11+(V12+V13)/4} ・・(5) Vy1=(√3/4)(V12−V13) ・・・・・・(6) 第2超音波送受波手段TR2で計測される車輌100の
進行方向に対する速度ベクトルVx2とその垂直方向(横
方向)の速度ベクトルVy2は、 Vx2=(1/2){V21+(V22+V23)/4} ・・・(7) Vy2=(√3/4)(V23−V22) ・・・・・・(8) これにより、車輌の並進運動成分は Vx =(Vx1+Vx2)/2 ・・・・・・・・・(9) Vy =(Vy1+Vy2)/2 ・・・・・・・・・(10) となる。
【0029】一方、ヨー中心Zo に関しては、図2よ
り、ヨーレートωとヨー中心Zo から第1超音波送受波
手段TR1までの距離L1 、ヨー中心Zo から第2超音
波送受波手段TR2までの距離L2 との関係は、 ωL1 =−(Vy1−Vy ) ・・・・・・・・・(11) ωL2 =−(Vy2+Vy ) ・・・・・・・・・(12) L1 +L2 =L ・・・・・・・・・(13) の関係がある。
【0030】式(11)より L1 =(Vy −Vy1)/ω ・・・・・・・・・(14) 式(12)より L2 =(Vy2−Vy )/ω ・・・・・・・・・(15) これら式(14)及び(15)を式(13)に代入し、
それを変形して L・ω=Vy2−Vy1 ・・・・・・・・・(16) となる。したがって、ヨーレートωは ω=(Vy2−Vy1)/L ・・・・・・・・・(17) そして、ヨー中心Zo は式(17)を式(14)に代入
し、 L1 =L・(Vy −Vy1)/(Vy2−Vy1) ・・・・・(18) で計算される位置にある。
【0031】以上の様にして、式(9),(10)より
車輛の進行方向及び横方向速度成分が計算でき、これら
を積分、微分することで、距離加速度が求まり、また式
(17)よりヨーレート、式(18)よりヨー中心も演
算できる。
【0032】第1超音波送受波手段TR1と第2超音波
送受波手段TR2は、車輌100のヨー中心Zo を通る
垂線の位置から等間隔Lの前後に配設されているが、本
発明を実施する場合には、車輌100の前方、後方、中
央の何れか2カ所を選択すればよく、基本的には、両者
が車輌100の進行方向に離れておればよい。
【0033】図4は本発明の第一実施例における車載用
超音波計測装置の超音波送受波手段の配置状態を示す説
明図である。
【0034】図4に示すように、車輌100の前方に第
1超音波送受波手段TR1、中央に第2超音波送受波手
段TR2、後方に第3超音波送受波手段TR3を配設し
た事例を示したものであるが、これらの何れか2カ所を
選択すればよく、また、検出する速度ベクトルは、互い
に逆方向になればよい。勿論、第1超音波送受波手段T
R1、中央に第2超音波送受波手段TR2、後方に第3
超音波送受波手段TR3を配設した場合には、中央の第
2超音波送受波手段TR2によりヨー中心の補正を行な
ったり、車輌の横方向のスリップを検出したりすること
ができる。
【0035】図5は本発明の第二実施例の車載用超音波
計測装置の4個の超音波送受波器からなる超音波送受波
手段TR0の基本原理説明図である。
【0036】ところで、本発明を実施する場合には、二
次元速度が得られればよいことから、特定の中心の回り
の水平平面上で互いに90度離間し、路面に対して45
度の俯角傾度を持って超音波を送波し、その反射波を受
波する車輌100に取付けられた4個の超音波送受波器
TR01、超音波送受波器TR02、超音波送受波器TR0
3、超音波送受波器TR04からなる超音波送受波手段T
R0と、超音波送受波手段TR0の4個の超音波送受波
器TR01、超音波送受波器TR02、超音波送受波器TR
03、超音波送受波器TR04のうち、互いに180度離れ
た2個の超音波送受波器TR01と超音波送受波器TR0
3、超音波送受波器TR02と超音波送受波器TR04の2
方向の速度ベクトルの差をとっても同様となる。
【0037】〈実施例の回路構成〉図6は本発明の各実
施例の車載用超音波計測装置で使用される回路構成図で
ある。
【0038】図6において、内部にA/Dコンバータを
有するマイクロコンピュータ1は、内部に演算制御に必
要なRAM及びROM及び演算部等を有している公知の
ものであり、その内部機能説明は後述する。超音波送受
波器TR11は200[KHz ]の超音波振動を所定の超音
波ビーム幅で送波及び受波するものである。また、送受
切替回路3は超音波送受波器TR11から超音波振動で出
力したり、受波したりする際の切替を行なうものであ
る。また、送受切替回路3は送信時においてはツェナー
ダイオードZD1 、ZD2 が共にオンし、また、受信時
にはツェナーダイオードZD1 、ZD2 が共にオフする
ことで送受信の切替えを行なっている。
【0039】送受切替回路3のツェナーダイオードZD
1 はトランス5の二次側に直列接続されており、そのト
ランス5の一次側はスイッチングトランジスタ6によっ
て、電源を供給するように接続されている。スイッチン
グトランジスタ6は10[MHz ]の外部発振周波数出力
を入力する分周回路7の出力による矩形波の200[KH
z ]を入力し、間歇的に200[KHz ]の信号でスイッ
チングトランジスタ6を開閉している。
【0040】したがって、マイクロコンピュータ1が間
歇的な出力P1 を“1”とすると、分周回路7の出力は
スイッチングトランジスタ6をオン・オフし、トランス
5の二次側には高電圧の200[KHz ]が発生し、それ
によって、超音波送受波器TR11は超音波を発生する。
【0041】送受切替回路3を介して検出された超音波
送受波器TR11からの信号は、プリアンプ4で増幅さ
れ、バンドパスフィルタ8を介して放射した超音波の反
射のみを検出し、それを更にアンプ9で増幅してコンパ
レータ10に入力して2値化する。このコンパレータ1
0の入力の一部は、受信レベル検出回路11に入力さ
れ、それをマイクロコンピュータ1のA/Dコンバータ
に入力している。
【0042】コンパレータ10の出力信号は周波数検出
用PLL回路12に入力し、その出力信号としてコンパ
レータ10の出力に比例した繰返しパルス数を出力す
る。
【0043】詳しくは、コンパレータ10の出力を受信
ゲート時刻にのみサンプリングしてPLL回路により周
波数を検出すると共に、車速検出の分解能を得るため
に、周波数を逓倍する回路として使用している。
【0044】具体的には、出力を8分の1に分周したパ
ルスとコンパレータ10の出力を位相差検出回路PDで
比較し、その位相差をローパスフィルターLPFを介し
てアナログスイッチング回路ASに導き、その出力をサ
ンプリングホールド用の抵抗R及びコンデンサCに入力
し、また、電圧制御発振回路VCOを介してマイクロコ
ンピュータ1に入力している。電圧制御発振回路VCO
の出力は8分の1に分周する分周回路DEMを介して位
相差検出回路PDに入力している。結果的に、電圧制御
発振回路VCOからは8倍したパルス繰返し周波数がマ
イクロコンピュータ1に入力される。
【0045】外気温度はサーミスタ15により検出さ
れ、マイクロコンピュータ1の内蔵するA/Dコンバー
タの端子A3in に入力されている。
【0046】この種の超音波送受波器TR11、送受切替
回路3、トランス5、スイッチングトランジスタ6、分
周回路7からなり超音波を送波する送信回路系と、超音
波送受波器TR11、送受切替回路3、プリアンプ4、バ
ンドパスフィルタ8、アンプ9、コンパレータ10、受
信レベル検出回路11、周波数検出用PLL回路12か
らなり超音波を受波する受信回路系とからなり、超音波
送受信回路20TRを構成している。
【0047】また、他の超音波送受波器TR12を用いた
超音波送受信回路30TR、超音波送受波器TR13を用
いた超音波送受信回路40TRについても同様の回路構
成からなっており、超音波送受波器TR11及び超音波送
受波器TR12及び超音波送受波器TR13は、第1超音波
送受波手段TR1を構成している。そして、第2超音波
送受波手段TR2を構成する超音波送受波器TR21及び
超音波送受波器TR22及び超音波送受波器TR23につい
ても、同一の回路で信号処理される。なお、これらの具
体的回路構成の説明は重複するので、ここではその説明
を省略する。
【0048】図7は本発明の実施例の車載用超音波計測
装置の回路構成で使用したマイクロコンピュータ1の機
能構成図である。
【0049】図7において、クロック発振器105によ
って駆動されている主演算制御回路(MCU)101
は、このマイクロコンピュータ1を駆動制御するプログ
ラムを格納したPROM102、及び主演算制御回路1
01の演算制御に必要なデータを格納するSRAM10
3、タイマ及びカウンタとして計数機能を有するタイマ
・カウンタ104、外部アナログ入力となる8chのA
/Dコンバータ106、外部ディジタル入力となるパラ
レルポート107、割込み制御を行なう割込みコントロ
ーラ108、車速演算結果をシリアルに出力するシリア
ルコミュニケーションインターフェース109等を有し
ており、これらはデータ・アドレス・コントロールバス
110でバス結合されている。
【0050】〈回路構成の全体基本的動作〉超音波送受
信回路20TR及び超音波送受信回路30TR及び超音
波送受信回路40TRは次のように動作する。なお、基
本的動作は第1超音波送受波手段TR1の超音波送受信
回路20TRと超音波送受信回路30TR及び超音波送
受信回路40TR、そして、詳細を省略している第2超
音波送受波手段TR2は同一であるので、ここでは超音
波送受信回路20TRを中心に説明するが、当然、第1
超音波送受波手段TR1及び第2超音波送受波手段TR
2も同様に共通に制御されたり、独立に制御されたりす
る。
【0051】超音波送受波器TR11、超音波送受波器T
R12、超音波送受波器TR13からは周波数200[KHz
]、継続時間1[msec]のバースト波を10[msec]
毎に送信するマイクロコンピュータ1のパラレルポート
107の端子P1 よりバースト波出力のためのゲート信
号を出力する。分周回路7の出力によりスイッチングト
ランジスタ6をオン・オフ制御し、昇圧させた200
[KHz ]の出力によって超音波送受波器TR11、超音波
送受波器TR12、超音波送受波器TR13から超音波を発
生させる。このとき、送受切替回路3は送信動作中に受
信側のプリアンプ4の入力に過大信号が加わらないよう
にしている。
【0052】この際、第1超音波送受波手段TR1の超
音波送受波器TR11、超音波送受波器TR12、超音波送
受波器TR13の超音波出力と第2超音波送受波手段TR
2の超音波送受波器TR21、超音波送受波器TR22、超
音波送受波器TR23の超音波出力は、同時に行なう場合
と時分割で行なう場合がある。本実施例の場合は、その
開きが120度であり、相互干渉の可能性が低いこと、
車輌100が上下振動、ノーズアップ、ノーズダウンに
よって変化してもその影響を少なくすることから、同時
に、第1超音波送受波手段TR1の超音波送受波器TR
11、超音波送受波器TR12、超音波送受波器TR13の超
音波と、第2超音波送受波手段TR2の超音波送受波器
TR21、超音波送受波器TR22、超音波送受波器TR23
の超音波を出力している。
【0053】また、超音波送受波器TR11(第1超音波
送受波手段TR1、第2超音波送受波手段TR2)が路
面からの反射波を受波すると、プリアンプ4で80[d
B]程度に増幅した後、バンドパスフィルタ8により略
200±50[KHz ]の信号のみを取出し、更に、増幅
した後、コンパレータ10によって2値化し、周波数検
出用PLL回路12に入力して、その路面からの反射波
の周波数を検出する。コンパレータ10の出力は周波数
検出用PLL回路12によって、路面からの特定の反射
波を検出する時間だけサンプリングホールドし、その電
圧を保持することによって、路面からの反射波の特定の
検出周波数を保持する。電圧制御発振回路VCOの出力
は8分の1に分周してフィードバックさせて位相差検出
回路PDに入力しており、これによって超音波送受波器
TR11(第1超音波送受波手段TR1、第2超音波送受
波手段TR2)に入力される反射周波数の8倍の周波数
にロックされるようになっている。したがって、マイク
ロコンピュータ1で電圧制御発振回路VCOの出力をカ
ウントすれば、放射した超音波周波数及び反射してきた
超音波周波数を基にドプラー周波数を検出する。なお、
本実施例においては、車速換算で約0.5[Km/h]以上
の分解能が得られた。
【0054】また、超音波送受信回路30TR、超音波
送受信回路40TRについても同様に動作するが、その
動作説明は重複するので省略する。
【0055】〈マイクロコンピュータによるメイン制御
動作〉図8及び図9は本発明の実施例の車載用超音波計
測装置のマイクロコンピュータ1が実行するメインプロ
グラムのフローチャートである。また、図10は本発明
の実施例の車載用超音波計測装置のマイクロコンピュー
タ1が実行する割込みルーチンのフローチャート、図1
1は本発明の実施例の車載用超音波計測装置のマイクロ
コンピュータ1が実行するゲート位置演算制御のフロー
チャートである。
【0056】また、図12は本発明の実施例の車載用超
音波計測装置の制御のタイミングチャートである。な
お、基本的動作は第1超音波送受波手段TR1と第2超
音波送受波手段TR2の超音波送受信回路の動作は同一
であるので、ここでは超音波送受信回路20TRを中心
に動作説明するが、当然、第1超音波送受波手段TR1
と第2超音波送受波手段TR2の超音波送受信回路も同
様に制御される。
【0057】図示しない電源の投入によって、パワーオ
ンリセット回路の働きによって主演算制御回路101に
リセットパルスが入力され、このリセットによってPR
OM102に格納されている図8及び図9のメインプロ
グラムの処理を開始する。
【0058】ステップS1で第1超音波送受波手段TR
1、第2超音波送受波手段TR2の超音波送受信回路2
0TR等で使用する各種メモリ及びカウンタ、タイマを
クリア或いは所定の値に設定し、各出力ポート等を初期
設定するイニシャライズ処理を行なう。特に、受信ゲー
トスタート時間TG 及びサンプリングスタート時間Ts
を設定する。この受信ゲートスタート時間TG は、既定
値として標準状態での車輌100の取付け高さに対応す
る超音波信号の受信時間を設定する。例えば、取付高さ
を250[mm]とし、超音波の放射角度を45度、音速
C=345[m/s ]とした場合、 TG =2×0.28/sin45×1/345+0.3=2.6[msec] として設定される。ここで、0.3[msec]が加算され
ているのは、送波パルス幅1[msec]に対して受信ゲー
ト幅0.5[msec]の位置を受波のほぼ中央に設定する
ためである。
【0059】ステップS2で10[msec]のシーケンス
の終了を判断する10msecシーケンス終了フラグF10及
びサンプリング許可フラグFs 、メインタイマTをクリ
アする。ステップS3で100[μsec ]毎に割込みを
行なう100μsec タイマ割込みを許可し、ステップS
4で10msecシーケンス終了フラグF10が降りているか
判断し、10msecシーケンス終了フラグF10が降りるま
で待機し、以降の処理を10[msec]毎に行なう。10
msecシーケンス終了フラグF10が降りると、ステップS
5でスイッチングトランジスタ6をオンとして超音波送
受信回路20TR、超音波送受信回路30TR、超音波
送受信回路40TRの送信ゲートを開き、ステップS6
でメインタイマTで1msecの経過を判断し、ステップS
7で第1超音波送受波手段TR1、第2超音波送受波手
段TR2の超音波送受信回路20TR等の送信ゲートを
閉じる。これにより、1[msec]の超音波のバースト信
号を出力することになる。即ち、図8に示すように、ス
テップS4からステップS7は、送信ゲートの開閉をマ
イクロコンピュータ1の出力端子P1 の10[msec]毎
に1[msec]間の“1”によって行ない、その間、分周
回路2の出力e1 に示すバースト信号となり、第1超音
波送受波手段TR1、第2超音波送受波手段TR2の送
波入力は出力e2 のようになる。また、その反射波は第
1超音波送受波手段TR1、第2超音波送受波手段TR
2の超音波送受波器TR11等を介して出力e3 のように
なる。
【0060】なお、ここまでは、超音波を送波する場
合、第1超音波送受波手段TR1、第2超音波送受波手
段TR2の超音波送受信回路20TR等が同時に制御さ
れる。以降は、第1超音波送受波手段TR1と第2超音
波送受波手段TR2の各超音波送受信回路が個々のプロ
グラムで制御されるものであるが、本実施例では、説明
が煩雑になるのを防止するため共通に説明する。
【0061】ステップS8で超音波送受信回路20TR
(第1超音波送受波手段TR1、第2超音波送受波手段
TR2)毎に反射波の受波信号を入力する予測されたサ
ンプリングスタート時間Ts を判断し、サンプリングス
タート時間Ts が到来したときステップS9でサンプリ
ング許可フラグFs を立て、初期設定した値またはゲー
ト位置演算処理ルーチンで得た各受信ゲートスタート時
間TG の到来をステップS10で待つ。各受信ゲートス
タート時間TG が到来したとき、ステップS11で超音
波送受信回路20TR(第1超音波送受波手段TR1、
第2超音波送受波手段TR2)毎の各受信ゲートを開と
し、ステップS12で0.5[msec]だけ受信ゲートを
オンとした後、ステップS13で受信ゲートをオフと
し、ステップS14の処理に入る。即ち、ステップS8
からステップS13では、各超音波送受信回路20TR
(第1超音波送受波手段TR1、第2超音波送受波手段
TR2)毎の各受信ゲートスタート時間TG の到来を判
断し、各超音波送受信回路20TR(第1超音波送受波
手段TR1、第2超音波送受波手段TR2)に対応し
て、反射してくる超音波を通過させる受信ゲートを開閉
するものである。
【0062】そして、ステップS14で主演算部101
が内蔵するカウンタCOUNT1(カウンタCOUNT2,COUNT3・
・・)のゲートを開とし、ステップS15でサンプリン
グスタート時間Ts から3[msec]の経過を判断する。
即ち、サンプリングスタート時間Ts は受信ゲートのオ
ン時間の中心から±1.5[msec]だけ、マイクロコン
ピュータ1の内蔵するA/Dコンバータの端子Aoin
(A/Dコンバータの端子A1in ,A2in ・・・)に各
超音波送受信回路20TR(第1超音波送受波手段TR
1、第2超音波送受波手段TR2)毎の信号を入力し、
到来する信号のサンプリングを行なう。各サンプリング
スタート時間Ts から3[msec]経過したとき、ステッ
プS16でサンプリング許可フラグFs を降ろす。ステ
ップS17においてメインタイマTでカウンタのゲート
の開の時間が、各超音波送受信回路20TR(第1超音
波送受波手段TR1、第2超音波送受波手段TR2)毎
の受信ゲートスタート時間TG から2.5msecの経過を
判断して、カウンタの計数値をステップS18で読込み
及びカウンタのゲートを閉じ、ステップS19で二次元
速度の演算等を行なう。
【0063】二次元速度の演算は、第1超音波送受波手
段TR1の3方向の速度ベクトル、即ち、速度ベクトル
V11,V12,V13と第2超音波送受波手段TR2の3方
向の各速度ベクトルV21,V22,V23とから式(5),
(6)及び式(7),(8)により各方向の速度ベクト
ルを求める。
【0064】このとき、各第1超音波送受波手段TR1
の速度ベクトルV11,V12,V13、及び第2超音波送受
波手段TR2の速度ベクトルV21,V22,V23の大きさ
は、 V11=K・countX1 V12=K・countX2 V13=K・countX3 V21=K・countX4 V22=K・countX5 V23=K・countX6 但し、countX1 ,X2 ,X3 ,X4 ,X5 ,X
6:カウンタの計数値 K:大気温度によって決定される係数 として、各速度ベクトルを求め、前記式(5)乃至
(8)等を用いて二次元速度の演算を行なう。また、そ
れらの速度ベクトルの積分、微分を行なうことにより、
距離、加速度が演算でき、車輌100の横方向速度Vy
、車輌100のヨーレートω、車輌100に加わる遠
心力等を算出できる。当然、車輌100の重心を通る中
心軸を中心とする回転角速度、即ち、ヨーレートω、乗
員に対する遠心力を演算することもできる。
【0065】ステップS20でゲート位置演算処理ルー
チンをコールする。そして、ステップS21でサンプリ
ングスタート時間Ts に受信ゲートスタート時間TG か
ら1.2[msec]だけ先にサンプリング時刻を設定す
る。即ち、ゲート位置演算処理ルーチンは次回の受信ゲ
ートスタート時間TG を決定する。そして、ステップS
22で10msecシーケンス終了フラグF10を立て、ステ
ップS23で大気温度を読込み、ステップS24で次の
車速演算に使用する比例定数のKの値を決定し、ステッ
プS4以降のルーチンを繰返し、実行する。
【0066】〈マイクロコンピュータのタイマ割込み動
作〉ステップS31でメインタイマTに「+1」インク
リメントし、ステップS32でメインタイマTによって
100[μsec ]毎の割込みのタイミングであるか判断
し、ステップS32で割込みのタイミングであると判断
されたとき、ステップS33及びステップS34で10
[msec]のシーケンスの終了を判断する10msecシーケ
ンス終了フラグF10を降ろし、メインタイマTをクリア
する。割込みのタイミングでないと判断されたとき、ス
テップS33及びステップS34の処理を回避する。
【0067】また、ステップS35でサンプリング許可
フラグFs が立っているか判断し、サンプリング許可フ
ラグFs が立っているとき、ステップS36で受信レベ
ル検出回路11の出力によりA/D変換をスタートし、
ステップS37でそれをバッファに書込み、このルーチ
ンを脱する。また、ステップS35でサンプリング許可
フラグFs が立っていないと判断されたとき、このルー
チンを脱する。
【0068】即ち、このルーチンでは、メインタイマT
によって0.1[msec]毎に信号レベル検出回路11を
介して信号レベルをサンプリングし、その信号レベルを
主演算部101が内蔵するバッファに格納するものであ
る。
【0069】〈マイクロコンピュータによるゲート位置
制御動作〉0.1[msec]毎の割込みによるサンプリン
グによってサンプルされた受信レベルデータは、中央の
サンプルデータの前後に15サンプル、即ち、計31個
のサンプルデータが存在する。まず、ステップS51に
おいて全レベルデータの単純平均により平均値Xを算出
し、ステップS52で受信レベルデータは中央のサンプ
ルデータのレベル値をサンプル中心データ格納メモリX
c に格納する。ステップS53でこれが前後に15サン
プルのレベル値よりも平均値Xに所定量nだけ加算した
値より大きいか判断し、中央のサンプルデータのレベル
値と前後に15サンプルのレベル値が所定の平均値Xに
所定量nだけ加算した値より大きいとき、目的とする反
射波が整然と反射されているデータを意味することか
ら、これを採用すべくステップS54の処理に入る。し
かし、中央のサンプルデータのレベル値と前後に15サ
ンプルのレベル値が所定の平均値Xに所定量nだけ加算
した値より大きくないとき、受信波形がランダムな干渉
によって歪んでしまったデータを意味することから、こ
のデータの採用を防止する。ステップS54で前記全レ
ベルデータの平均値Xに所定量nだけ加算した値を上回
るデータ期間を前後に探してその前時間T1 と後時間T
2 を求める。ステップS55でT2 −T1 の幅が1[ms
ec]で、受信レベルデータを得るタイミングを十分にカ
バーできているか否か判断する。この判断も受信波形が
ランダムな干渉によって歪んでしまったデータを採用す
るのを防止するものである。そして、ステップS56で
(T2+T1 )/2を受信ゲートスタート時間TG とし
て設定する。ステップS53で中央のサンプルレベル値
よりも平均値に所定量nだけ加算した値より大きくない
とき、また、ステップS55でT2 −T1 の幅が1[ms
ec]以上でなくて、受信レベルデータを得るタイミング
を十分にカバーできていないとき、このルーチンを脱す
る。
【0070】このように、本実施例の車載用超音波計測
装置は、特定の中心の回りの水平平面上で互いに120
度離間し、路面に対して所定の俯角傾度を持って超音波
を送波し、その反射波を受波する車輌に取付けられた3
個の超音波送受波器TR11、超音波送受波器TR12、超
音波送受波器TR13からなる第1超音波送受波手段TR
1と、前記第1超音波送受波手段TR1の3個の超音波
送受波器TR11、超音波送受波器TR12、超音波送受波
器TR13の超音波を送波及びその反射波の方向を互いに
逆とし、前記第1超音波送受波手段TR1から離れて車
輌に取付けられた3個の超音波送受波器TR21、超音波
送受波器TR22、超音波送受波器TR23からなる第2超
音波送受波手段TR2と、前記第1超音波送受波手段T
R1の3方向の速度と前記3方向に対応する第2超音波
送受波手段TR2の3方向の各速度ベクトルより二次元
速度を演算するステップS19からなる演算手段からな
るものである。これを請求項1の発明の実施例とするこ
とができる。
【0071】したがって、第1超音波送受波手段TR1
の3方向の速度ベクトルとその3方向の速度ベクトルに
対応する第2超音波送受波手段TR2の3方向の各速度
ベクトルを使用して演算することにより、車輌の上下振
動、ノーズアップ、ノーズダウンによる車高の変化の影
響を少なくでき、車輌100の進行方向の速度ベクト
ル、及びその±120度の各平均速度ベクトルを得るこ
とができる。それらの各平均速度ベクトルをベクトル合
成して、車輌100の進行方向とその垂直方向の二次元
速度成分とすることができ、この二次元速度成分によっ
て、車輌100の進行方向の速度Vx 及び車輌100の
進行方向に対する垂直方向の速度Vy を得ることができ
る。また、これによってヨー中心Zo 、ヨーレートω、
速度ベクトルの積分、微分を行なうことにより距離、加
速度が演算でき、車輌100の中心軸を中心とする回転
速度、及びその微分の角加速度を演算することもでき
る。更に、その軌跡をトレースしたり、また、乗員に対
する遠心力の大きさを演算することもできる。
【0072】よって、得られた速度成分を使用すること
により、ナビゲーションシステムの移動距離及び移動方
向の補正、車輌速度及び横方向の速度等の速度検出装
置、横滑り防止装置、ヨーレート補正したり左右の車輪
の回転差を補正したABS装置、ヨーレート補正したり
左右の車輪側の路面と車輌との車高を調整するサスペン
ション装置等の各種速度情報を使用する計測装置及び制
御装置に使用できる。
【0073】特に、本実施例にかかる車載用超音波計測
装置は、第1超音波送受波手段TR1と前記第2超音波
送受波手段TR2の配設個所をヨー中心Zo の移動する
範囲より前及び後とするものであるから、車輌が回転す
る場合の回転運動のベクトルがヨー中心Zo の両側で検
出でき、そのベクトルが互いに逆方向となるからヨー中
心Zo を正確に掴むことができる。これを請求項2の発
明の実施例とすることができる。
【0074】ところで、上記実施例では、3個の超音波
送受波器からなる第1超音波送受波手段TR1と第2超
音波送受波手段TR2を有するものであるが、4個の超
音波送受波器からなる超音波送受波手段TR0として実
施することもできる。
【0075】即ち、特定の中心の回り、例えば、車輌1
00の重心を通る垂線の回りの水平平面上で互いに90
度離間し、路面に対して所定の俯角傾度を持って超音波
を送波し、その反射波を受波する車輌に取付けられた4
個の超音波送受波器TR01、超音波送受波器TR02、超
音波送受波器TR03、超音波送受波器TR04からなる超
音波送受波手段TR0と、前記超音波送受波手段TR0
の4個の超音波送受波器TR01、超音波送受波器TR0
2、超音波送受波器TR03、超音波送受波器TR04のう
ち、互いに180度離れた2個の超音波送受波器TR01
と超音波送受波器TR03、超音波送受波器TR02と超音
波送受波器TR04の2方向の速度ベクトルの差により二
次元速度を演算する演算手段とを具備する車載用超音波
計測装置とすることもできる。これを請求項3の発明の
実施例とすることができる。
【0076】したがって、前者と同様の効果を得ること
ができる。また、この発明においては超音波送受波器を
4個必要とするものであり、前者の発明が超音波送受波
器を6個必要とするのに対して、超音波送受波器を2個
少なくでき、また、その信号処理回路についてもそれだ
け省略できるから、必要装置自体を廉価とすることがで
きる。当然、得られる結果は、前者と同等であり、超音
波送受波器の部品点数が少なくなっても品質が劣化した
ものにはならない。
【0077】ところで、上記実施例では、超音波送受波
器TR11及び超音波送受波器TR21、超音波送受波器T
R01及び超音波送受波器TR03によって車輌速度を検出
しているが、本発明を実施する場合には、音速は車速に
対して無視できる程度に速くないため、送受波総合の利
得を上げようとして、超音波ビーム幅を狭くした場合に
は、送波時のビームと受波時のビームにずれが生じるか
ら、このときには、低速走行時の速度の測定用に超音波
送受波器、また、高速走行時の速度の測定用に超音波受
波器で反射波を受波するようにしてもよく、また、全超
音波送受波器の各々が2個の超音波送受波器を使用して
もよく、また、そのうちの半数を超音波受波専用として
もよい。特に、車輌の走行方向に平行する速度を検出す
る超音波送受波器を、2個の超音波送受波器と超音波送
受波器または超音波送受波器と超音波受波器とし、車速
に応じて反射波を受波する位置を変えると、信頼性の高
い速度データが得られる。
【0078】そして、本発明の実施例では、超音波送受
波器TR11及び超音波送受波器TR21、超音波送受波器
TR01及び超音波送受波器TR03を車輌の進行方向に一
致させて取付けているが、本発明を実施する場合には、
ベクトル合成によって速度を演算するものであるから、
いずれの超音波送受波器も車輌の進行方向に一致してい
ない場合でも、車輌の進行方向とその垂直方向の二次元
速度成分にベクトル合成することにより、車速の検出を
行なうことができる。しかし、本実施例のように、超音
波送受波器TR11及び超音波送受波器TR21、超音波送
受波器TR01及び超音波送受波器TR03を車輌の進行方
向に一致させれば、そのベクトル合成によって二次元速
度成分を演算する演算速度が速くなる。
【0079】なお、上記発明の実施例では、車速の測定
について説明したが、本発明の車載用超音波計測装置
は、速度成分を使用することにより、ナビゲーションシ
ステム、速度検出装置、横滑り防止装置、ABS装置、
サスペンション装置等の各種速度情報を使用する計測装
置及び制御装置に使用できる。
【0080】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の車載用
超音波計測装置は、第1超音波送受波手段の3個の超音
波送受波器の各々の超音波送受波器によって3方向の速
度ベクトルを検出し、また、第2超音波送受波手段の3
個の超音波送受波器の各々の超音波送受波器によって3
方向の速度ベクトルを検出する。これらの速度ベクトル
より各々の超音波送受波器設置位置での並進運動の速度
ベクトルVx ,Vy を演算する。そして、これら2カ所
の速度ベクトルをベクトル合成して、車輌の進行方向と
その垂直方向の二次元速度成分とすることができ、この
とき、車輌の上下振動、ノーズアップ、ノーズダウンに
よる車高の変化の影響を少なくできる。また、この二次
元速度成分によって、車速、横方向車速、ヨー中心、ヨ
ーレート、そして、速度ベクトルの積分、微分を行なう
ことにより距離、加速度が演算できる。更に、その軌跡
をトレースしたり、また、乗員に対する遠心力の大きさ
を演算することもでき、計測装置及び制御装置に使用で
きる。
【0081】請求項2の発明の車載用超音波計測装置
は、第1超音波送受波手段と第2超音波送受波手段の配
設個所を、ヨー中心の移動する範囲より前及び後とする
ものであるから、車輌が回転する場合の回転運動のベク
トルがヨー中心の両側で検出でき、そのベクトルが互い
に逆方向となるからヨー中心を正確に掴むことができ
る。
【0082】請求項3の発明の車載用超音波計測装置
は、特定の中心の回りの水平平面上で互いに90度離間
し、路面に対して所定の俯角傾度を持って超音波を送波
し、その反射波を受波する車輌に取付けられた4個の超
音波送受波器により各速度ベクトルを検出し、各超音波
送受波器で検出した速度ベクトルを、互いに180度離
れた2個の超音波送受波器の対応する速度ベクトルの差
により平均二次元速度を演算するものである。
【0083】これらを車輛の前後2カ所に設置し、その
出力をベクトル合成することで車輌の進行方向とその垂
直方向の二次元速度成分とすることができ、このとき、
車輌の上下振動、ノーズアップ、ノーズダウンによる車
高の変化の影響を少なくできる。また、この二次元速度
成分によって、車速、横方向車速、ヨー中心、その角の
変化速度を求めることによりヨーレート、また、速度ベ
クトルの積分、微分を行なうことにより距離、加速度が
演算できる。更に、その軌跡をトレースしたり、また、
乗員に対する遠心力の大きさを演算することもでき、計
測装置及び制御装置に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例の車載用超音波計測
装置の3個の超音波送受波器からなる第1超音波送受波
手段、第2超音波送受波手段の基本原理説明図である。
【図2】図2は本発明の第一実施例の車載用超音波計測
装置のヨー中心と第1超音波送受波手段、第2超音波送
受波手段との関係を示す基本原理説明図である。
【図3】図3は本発明の第一実施例の車載用超音波計測
装置の互いに方向を逆とした速度ベクトルの場合のベク
トル合成の基本原理説明図である。
【図4】図4は本発明の第一実施例における車載用超音
波計測装置の超音波送受波手段の配置状態を示す説明図
である。
【図5】図5は本発明の第二実施例の車載用超音波計測
装置の4個の超音波送受波器からなる超音波送受波手段
の基本原理説明図である。
【図6】図6は本発明の各実施例の車載用超音波計測装
置の回路構成図である。
【図7】図7は本発明の各実施例の車載用超音波計測装
置の回路構成で使用したマイクロコンピュータの機能構
成図である。
【図8】図8は本発明の各実施例の車載用超音波計測装
置のマイクロコンピュータが実行するメインプログラム
の一部のフローチャートである。
【図9】図9は本発明の各実施例の車載用超音波計測装
置のマイクロコンピュータが実行するメインプログラム
の他の一部のフローチャートである。
【図10】図10は本発明の各実施例の車載用超音波計
測装置のマイクロコンピュータが実行する割込みルーチ
ンのフローチャートである。
【図11】図11は本発明の各実施例の車載用超音波計
測装置のマイクロコンピュータが実行するゲート位置演
算制御のフローチャートである。
【図12】図12は本発明の各実施例の車載用超音波計
測装置の制御のタイミングチャートである。
【図13】図13は従来の車載用超音波計測装置の1個
の超音波送受波器で送波及び受波する場合の動作原理図
である。
【符号の説明】
TR11,TR12,TR13 超音波送受波器 TR21,TR22,TR23 超音波送受波器 TR0 超音波送受波手段 TR1 第1超音波送受波手段 TR2 第2超音波送受波手段 11 受信レベル検出回路 12 周波数検出用PLL回路 20TR 超音波送受信回路 30TR 超音波送受信回路 40TR 超音波送受信回路 100 車輌

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の中心の回りの水平平面上で互いに
    120度離間し、路面に対して所定の俯角傾度を持って
    超音波を送波し、その反射波を受波する車輌に取付けら
    れた3個の超音波送受波器からなり、前方に配設した第
    1超音波送受波手段と、 前記第1超音波送受波手段の3個の超音波送受波器の超
    音波を送波及びその反射波の方向を互いに逆とし、前記
    第1超音波送受波手段から離れて車輌に取付けられた3
    個の超音波送受波器からなり、後方に配設した第2超音
    波送受波手段と、 前記第1超音波送受波手段の3方向の速度ベクトルと前
    記3方向の速度ベクトルに対応する第2超音波送受波手
    段の3方向の各速度ベクトルの合成により二次元速度を
    演算する演算手段とを具備することを特徴とする車載用
    超音波計測装置。
  2. 【請求項2】 前記第1超音波送受波手段と前記第2超
    音波送受波手段の配設個所は、ヨー中心の移動する範囲
    より前及び後とすることを特徴とする請求項1に記載の
    車載用超音波計測装置。
  3. 【請求項3】 特定の中心の回りの水平平面上で互いに
    90度離間し、路面に対して所定の俯角傾度を持って超
    音波を送波し、その反射波を受波する車輌に取付けられ
    た4個の超音波送受波器からなる超音波送受波手段と、 前記超音波送受波手段の4個の超音波送受波器のうち、
    互いに180度離れた2個の超音波送受波器の2方向の
    速度ベクトルの差により二次元速度を演算する演算手段
    とを具備することを特徴とする車載用超音波計測装置。
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