JPH07181258A - 車載用超音波計測装置 - Google Patents

車載用超音波計測装置

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Publication number
JPH07181258A
JPH07181258A JP5323899A JP32389993A JPH07181258A JP H07181258 A JPH07181258 A JP H07181258A JP 5323899 A JP5323899 A JP 5323899A JP 32389993 A JP32389993 A JP 32389993A JP H07181258 A JPH07181258 A JP H07181258A
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JP
Japan
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output
ultrasonic
vehicle
amplitude
reflected wave
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Application number
JP5323899A
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English (en)
Inventor
Keiji Kuzutani
啓司 葛谷
Naoji Nakahara
直司 中原
Yasuyuki Aoki
康幸 青木
Kazuo Sato
和郎 佐藤
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体が上下動を伴っても、車体から送波する
超音波の反射波を的確に検出できること。 【構成】 受波した反射波の信号を増幅及び包絡線検波
した後、その振幅の大きさを検出し、また、受波する反
射波の受信レベルEvが超音波の反射時間と出力との関
係が、時間の経過により低下する特性の反射波の到来時
間の関数から得た閾値THLとする振幅閾値手段との両出
力を比較し、振幅検出手段の出力が振幅閾値手段の閾値
THLで設定した所定期間上回ったとき、目的対象からの
反射波の到来として判定する比較判別手段を有し、比較
判別手段の出力によって所定時間だけ受波した反射波を
抽出し、その増幅信号をサンプリングホールドし、信号
を電圧制御発振回路で電圧/周波数変換し、反射波に比
例した周波数をマイクロコンピュータに入力して速度を
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に取付けられ
て、ナビゲーションシステム、車速検出装置、横滑り防
止装置、ABS装置、サスペンション装置、遠心力検出
装置、ヨー角、ヨーレート検出装置等の各種速度情報を
使用する計測装置に関するもので、特に、車輌に積載し
た超音波を利用する車載用超音波計測装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の超音波を使用した速度計測装置
としては、実開昭57−68574号公報に掲載の技術
がある。この公報に掲載の技術は、別体となった送波器
から連続的に超音波を送波し、反射体から反射して得ら
れる受波を連続受信し、送波と受波の差分でドプラー周
波数を検出するものであり、現在では周知の技術となっ
ている。
【0003】また、この種の超音波を使用した速度計測
装置としては、特開昭59−203973号公報に掲載
の技術がある。この公報に掲載の技術は、前記公報の技
術と同様、別体となった送波器と受波器とを有し、特
に、受波器を2台とし、車体の上下振動、ノーズアッ
プ、ノーズダウンによる誤差を軽減するものである。
【0004】これらの技術では連続的に超音波の送受信
を行なっているため、反射体の特定ができず多重反射波
等のノイズ除去が困難であった。
【0005】そして、この種の超音波を使用した別の速
度計測装置としては、特開昭58−39971号公報に
掲載の技術がある。この公報に掲載の技術は、超音波を
パルス状に送波し、特定の反射物体である路面から反射
して受波される時点でパルス幅に対応した受信ゲートを
開き、受信波の所定波長分の時間を計測することで、ド
プラーシフト量を求め、車速を計測するものである。
【0006】更に、この種の車載用超音波計測装置とし
ては、特開平3−269388号公報に掲載の技術があ
る。
【0007】この技術は、送受波器から車輌の前方向或
いは前後方向の路面に所定の俯角度で超音波が放射さ
れ、放射された超音波と路面の突起の反射波の受信信号
から突起までの時間を計測し、また、路面の突起の反射
波の信号レベルと所定の閾値とを比較し、車輌前方の路
面の突起等の有無及びその大きさを検出している。そし
て、反射波が路面から帰来する時間における直線距離と
超音波の放射角度とから車高を検出し、得られたドプラ
ー周波数をもとに車速を検出している。
【0008】即ち、図14の車載用超音波計測装置の1
個の超音波送受波器TRで送波及び受波する場合の動作
原理図に示すように、超音波を放射して路面に到達する
までの距離をL[m]、その高さをH[m]、その放射
角度をφ度とすれば、 L=H/sinφ ・・・・・・(1) となる。
【0009】このときの伝搬距離に起因する損失Loos
は、 Loos =(拡散損)+(伝搬損) =20・log(2・L)+2・L・α [dB]・・・(2) 但し、α:減衰定数 例えば、α100KHz=2.1[dB/m] α200KHz=8.5[dB/m] で求められる。
【0010】一方、超音波ビーム幅θ度を狭くした場合
には、送波はエネルギーが集中するため信号成分Sが増
加する。また、受波では等方向性雑音に対するS/Nが
向上する。
【0011】送受波総合の利得Gは、 G=(送波利得)×(受波利得) ={10・log(γ/θ2 )}×2 ・・・・・・(3) 但し、γは、ビームが回転対称の場合、γ=3.4×1
4である。
【0012】なお、図14の車載用超音波計測装置の動
作原理図で、間歇的に周波数f[Hz]の超音波を路面に
放射して、受波した周波数fo =f− df[Hz]からそ
のドプラー周波数 df[Hz]を算出すると、 df=2f・(V/3.6)・cosφ/C [Hz]・・・・・(4) 但し、V:車速 [Km/h] C:音速 [m/s ] となる。
【0013】特に、前記公報に掲載の技術は、車体の前
後方向に等しい放射角度を有して超音波が放射され、そ
れぞれの反射波の受信信号のドプラー周波数を検出し、
その差のドプラー周波数を求めて、車体の垂直速度成分
が打消された車速を検出している。また、反射波が受信
されるまでの時間を計測することで車高を検出してい
る。
【0014】このようにして、超音波を用いて車輌の走
行時の前方路面の突起等が検出され、かつ、車高、車速
を検出している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この種の超音波を使用
した路面という特定の反射体に限定して反射波を選択
し、より精度を向上しようとする運動測定用超音波計測
装置は、車輌の積荷・人員状態及び走行状態における車
体の上下振動、加減速時のノーズアップ、ノーズダウン
等での車高変化により、反射波が到来するまでの時間が
変動するものであるから、パルスドップラ方式では反射
波が受信される時点を予め固定して決定しておくと、場
合によっては、車高の変動による時間的なずれによって
正しい反射波を受信できなくなり、誤差が生ずるという
問題点があった。
【0016】そこで、本発明は、超音波送受信器の地上
高等の測定条件が変動しても、的確に目的の反射波を検
出できる車載用超音波計測装置の提供を課題とするもの
である。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる車載用
超音波計測装置は、車輌に取付けられ、間歇的に出力す
る超音波信号を目的対象に送波し、その反射波を受波す
る車載用超音波計測装置において、前記受波した反射波
の信号を増幅及び包絡線検波した後、その振幅の大きさ
を検出する振幅検出手段と、前記受波する反射波の予測
される振幅の大きさを反射波の到来時間の関数として設
定し、それを閾値とする振幅閾値手段との出力を比較
し、前記振幅検出手段の出力が前記振幅閾値手段の出力
を所定期間上回ったとき、目的対象からの反射波の到来
として判定するものである。
【0018】請求項2にかかる車載用超音波計測装置
は、車輌に取付けられ、間歇的に出力される超音波信号
を超音波送受波器から目的対象に送波し、その反射波を
受波して、その受波した信号を増幅し、その増幅信号か
ら速度を得る車載用超音波計測装置において、前記受波
した反射波の信号を増幅及び包絡線検波した後、その振
幅の大きさを検出する振幅検出手段と、前記受波する反
射波の予測される振幅の大きさを反射波の到来時間の関
数として設定し、それを閾値とする振幅閾値手段とを具
備し、前記振幅検出手段の出力と前記振幅閾値手段の出
力とを比較し、前記振幅検出手段の出力が前記振幅閾値
手段の出力を所定期間上回ったとき、目的対象からの反
射波の到来として判定し、所定時間だけ受波した反射波
を抽出して速度を得るものである。
【0019】
【作用】請求項1においては、車輌に取付けられ、間歇
的に出力する超音波信号を目的対象に送波し、受波した
反射波の信号を増幅及び包絡線検波した後、その振幅の
大きさを振幅検出手段で検出する。一方、予め、受波す
る反射波の予測される振幅の大きさを反射波の到来時間
の関数として設定した閾値を持ち、その閾値と前記振幅
閾値手段との出力を比較し、前記振幅検出手段の出力が
前記閾値を所定期間上回ったとき、目的対象からの反射
波の到来として判定し、距離または速度等を測定するも
のである。
【0020】請求項2においては、車輌に取付けられ、
間歇的に出力する超音波信号を目的対象に送波し、受波
した反射波の信号を増幅及び包絡線検波した後、その振
幅の大きさを振幅検出手段で検出する。一方、予め、受
波する反射波の予測される振幅の大きさを反射波の到来
時間の関数として設定した閾値を持ち、その閾値と前記
振幅閾値手段との出力を比較し、前記振幅検出手段の出
力が前記閾値を所定期間上回ったとき、目的対象からの
反射波の到来として判定し、所定時間だけ受波した反射
波を抽出して速度を得るものである。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例の車載用超音波計測装
置について説明する。
【0022】〈基本的動作説明〉図1は本発明の実施例
の車載用超音波計測装置の基本動作説明図で、(a)は
ペアビーム方式による車載用超音波計測装置の側面図、
(b)はペアビーム方式による車載用超音波計測装置の
基本的動作説明図である。
【0023】図1において、車輌100の進行方向に平
行し、進行方向に対して俯角を45度に設定した超音波
送受波器TRF は、200[KHz ]帯の超音波振動を所
定の超音波ビーム幅で路面に送波し、その反射波を受波
するものであり、車輌100の進行方向に対して平行す
る車速(速度ベクトル)VFを得るものである。具体的
には、超音波送受波器TRF は車輌100の前方中央に
配設している。超音波送受波器TRR は、超音波送受波
器TRF と同一特性を持ち、所定の超音波ビーム幅で超
音波を路面に送波し、その反射波を受波するものであ
り、図1(b)に示すように、車輌100の進行方向に
対して平行して配設した超音波送受波器TRF に対して
180度角変位した位置に配設し、路面に対して俯角を
45度に設定されており、車速(速度ベクトル)VRを
得るものである。
【0024】これら超音波送受波器TRF 、超音波送受
波器TRR はそれらをプリント回路基板等と共にハウジ
ングBに収容して一体化している。そして、図1(b)
に示すように、ハウジングBは車輌100の下面に取付
けられている。また、この実施例の超音波送受波器TR
R の超音波を放射する高さはH[m]である。
【0025】 車輌100の進行方向の車速VFは、 VF=V+△V ・・・(5) 車輌100の反進行方向の車速VRは、 VR=V−△V ・・・(6) ただし、△Vはバウンシング、ピッチング等による誤車
速成分となる。したがって、ペアビーム方式による計測
車速PVは、 PV=(VF+VR)/2=V ・・・・・・(7) となる。
【0026】同様に、速度ベクトルの積分、微分を行な
うことにより距離、加速度が演算でき、このとき、超音
波送受波器TRF 、超音波送受波器TRR は、車輌の走
行状態における車体の上下振動、ノーズアップ、ノーズ
ダウン、コーナリングによる車高変化により、反射波が
到来するまでの時間が変動することになる。したがっ
て、各超音波送受波器TRF 、超音波送受波器TRR 毎
に受信ゲートを開くタイミングを調整することにより、
目的とする反射波を的確に捕え、それによってドプラー
周波数を演算し、正確な速度を得る。
【0027】〈実施例の回路構成〉図2は本発明の実施
例の車載用超音波計測装置の回路構成図である。
【0028】図2において、内部に8chのA/Dコン
バータを有するマイクロコンピュータ1は、内部に演算
制御に必要なRAM及びROM及び演算部等を有してい
る公知のものであり、その内部機能説明は後述する。超
音波送受波器TRF は200[KHz ]帯の超音波振動を
所定の超音波ビーム幅で送波及び受波するものである。
また、送受切替回路3は超音波送受波器TRF から超音
波を出力したり、受波したりする際の切替を行なうもの
である。即ち、送受切替回路3は送信時に双方向ダイオ
ードZD1 及びZD2 がオンし、超音波送受波器TRF
から信号が出力されると共に、受信回路の保護を行な
い、一方、受信時に双方向ダイオードZD1 及びZD2
はオフして、受信信号がプリアンプ4に出力される。
【0029】送受切替回路3の双方向ダイオードZD1
はトランス5の二次側に直列接続されており、そのトラ
ンス5の一次側はスイッチングトランジスタ6によっ
て、電源を供給するように接続されている。スイッチン
グトランジスタ6は10[MHz]の外部発振周波数出力
を入力する分周回路7の出力による矩形波の200[KH
z ]を入力し、間歇的に200[KHz ]の信号でスイッ
チングトランジスタ6を開閉している。
【0030】したがって、マイクロコンピュータ1が間
歇的な出力P1 を“1”とすると、分周回路7の出力は
スイッチングトランジスタ6をオン・オフし、トランス
5の二次側には高電圧の200[KHz ]が発生し、それ
によって、超音波送受波器TRF は超音波を発生する。
【0031】送受切替回路3を介して検出された超音波
送受波器TRF からの信号は、プリアンプ4で増幅さ
れ、車速等の速度変化に対応して変化する周波数を持つ
受信波を通過させるバンドパスフィルタ8を介して放射
した超音波の反射波のみを検出し、それを更にアンプ9
で増幅してコンパレータ10に入力して2値化する。こ
のコンパレータ10の入力の一部は、ダイオードD11及
びコンデンサC11からなる受信レベル検出回路11に入
力され、そこで包絡線検波した後、それをマイクロコン
ピュータ1が内蔵するA/Dコンバータに入力してい
る。
【0032】コンパレータ10の出力信号は周波数検出
用PLL回路12に入力し、その出力信号としてコンパ
レータ10の出力に比例した繰返しパルス数を出力す
る。
【0033】詳しくは、コンパレータ10の出力は車速
による速度変化に対応して変化する200±50[KHz
]程度の周波数を持つ受信波であり、これを必要な分
解能で短時間に周波数検出をするために、周波数を逓倍
する構成としている。また、コンパレータ10の出力は
受信ゲートが開いている時間だけ意味を持つものである
から、その間の時間信号により周波数に比例した電圧を
サンプリングホールドするものである。受信ゲートが閉
じており、有効でないときにはPLL回路としての機能
を停止させ、サンプリングホールドした電圧を保持す
る。
【0034】具体的には、電圧制御発振回路VCOの出
力を8分の1に分周したパルスとコンパレータ10の出
力を位相差検出回路PDで比較し、その位相差をローパ
スフィルターLPFを介してアナログスイッチング回路
ASに導き、その出力をサンプリングホールド用の抵抗
R及びコンデンサCに入力し、また、電圧制御発振回路
VCOを介してマイクロコンピュータ1に入力してい
る。電圧制御発振回路VCOの出力は8分の1に分周す
る分周回路DEMを介して位相差検出回路PDに入力し
ている。結果的に、電圧制御発振回路VCOからは8倍
したパルス繰返し周波数がマイクロコンピュータ1に入
力される。
【0035】外気温度はサーミスタ15により検出さ
れ、マイクロコンピュータ1の内蔵するA/Dコンバー
タの端子A2in に入力されている。
【0036】この種の超音波送受波器TRF 、送受切替
回路3、トランス5、スイッチングトランジスタ6、分
周回路7からなり超音波を送波する送信回路系と、超音
波送受波器TRF 、送受切替回路3、プリアンプ4、バ
ンドパスフィルタ8、アンプ9、コンパレータ10、受
信レベル検出回路11、周波数検出用PLL回路12か
らなり超音波を受波する受信回路系とからなり、超音波
送受信回路FOREを構成している。
【0037】また、他の超音波送受波器TRR を用いた
超音波送受信回路REARについても同様の回路構成か
らなっている。なお、具体的回路構成の説明は重複する
ので、ここではその説明を省略する。
【0038】図3は本発明の実施例の車載用超音波計測
装置の回路構成で使用したマイクロコンピュータ1の機
能構成図である。
【0039】図3において、クロック発振器105によ
って駆動されている主演算制御回路(MCU)101
は、このマイクロコンピュータ1を駆動制御するプログ
ラムを格納したPROM102、及び主演算制御回路1
01の演算制御に必要なデータを格納するSRAM10
3、タイマ及びカウンタとして計数機能を有するタイマ
・カウンタ104、外部アナログ入力となる8chのA
/Dコンバータ106、外部ディジタル入出力となるパ
ラレルポート107、割込み制御を行なう割込みコント
ローラ108、車速演算結果をシリアルに出力するシリ
アルコミュニケーションインターフェース109等を有
しており、これらはデータ・アドレス・コントロールバ
ス110でバス結合されている。
【0040】〈回路構成の全体基本的動作〉超音波送受
信回路FORE及び超音波送受信回路REARは、次の
ように動作する。なお、基本的動作は超音波送受信回路
FOREと超音波送受信回路REARは同一であるの
で、ここでは超音波送受信回路FOREを中心に説明す
るが、当然、超音波送受信回路REARも同様に、独立
に制御される。
【0041】超音波送受波器TRF 、超音波送受波器T
RR からは周波数200[KHz ]、継続時間1[msec]
の間歇超音波を10[msec]毎に送信するマイクロコン
ピュータ1のパラレルポート107の端子P1 より間歇
的出力のためのゲート信号を出力する。分周回路7の出
力によりスイッチングトランジスタ6をオン・オフ制御
し、昇圧させた200[KHz ]の出力によって超音波送
受波器TRF 、超音波送受波器TRR から超音波を発生
させる。このとき、送受切替回路3は送信動作中に受信
側のプリアンプ4の入力に過大信号が加わらないように
している。
【0042】この際の超音波送受波器TRF 、超音波送
受波器TRR の出力は、同時に行なう場合と時分割で行
なう場合がある。本実施例の場合は、その開きが120
度であり、相互干渉の可能性が低いことから、同時に超
音波送受波器TRF 、超音波送受波器TRR から出力し
ている。
【0043】また、超音波送受波器TRF (超音波送受
波器TRR )が路面からの反射波を受波すると、プリア
ンプ4でゲイン80[dB]程度の増幅をした後、バンド
パスフィルタ8により略200±50[KHz ]の信号の
みを取出し、更に、それを増幅した後、コンパレータ1
0によって2値化し、周波数検出用PLL回路12に入
力して、その路面からの反射波の周波数を検出する。コ
ンパレータ10の出力は周波数検出用PLL回路12に
よって、路面からの特定の反射波を検出する時間だけサ
ンプリングホールドし、その電圧を保持することによっ
て、路面からの反射波の特定の検出周波数を保持する。
電圧制御発振回路VCOの出力は8分の1に分周してフ
ィードバックさせて位相差検出回路PDに入力してお
り、これによって超音波送受波器TRF (超音波送受波
器TRR )に入力される反射周波数の8倍の周波数にロ
ックされるようになっている。したがって、マイクロコ
ンピュータ1で電圧制御発振回路VCOの出力をカウン
トすれば、放射した超音波周波数及び反射してきた超音
波周波数を基にドプラー周波数を検出できる。なお、本
実施例においては、車速換算で約0.5[Km/h]以上の
分解能が得られる。
【0044】また、超音波送受信回路REARについて
も同様に動作するが、その動作説明は重複するので省略
する。
【0045】〈マイクロコンピュータによるメイン制御
動作(図4,5参照)〉図4及び図5は本発明の実施例
の車載用超音波計測装置のマイクロコンピュータ1が実
行するメインプログラムのフローチャートである。ま
た、図6は同じく割込み処理ルーチンのフローチャー
ト、図7は同じくゲート位置検出処理のフローチャー
ト、図8は同じく受信レベル閾値更新処理のフローチャ
ート、図9は同じく車速演算処理のフローチャート、図
10は同じくビームモード判定処理のフローチャート、
図11は同じく車速選択処理のフローチャートである。
そして、図12は本発明の実施例の車載用超音波計測装
置の制御のタイミングチャート、図13は図12の要部
のタイミングチャートである。
【0046】なお、基本的動作は超音波送受信回路FO
REと超音波送受信回路REARの動作は同一であるの
で、ここでは超音波送受信回路FOREを中心に動作説
明するが、当然、超音波送受信回路REARも同様に制
御される。
【0047】まず、図示しない電源の投入によって、パ
ワーオンリセット回路の働きによって主演算制御回路1
01にリセットパルスが入力され、このリセットによっ
てPROM102に格納されている図4及び図5のメイ
ンプログラムの処理を開始する。
【0048】ステップS1で超音波送受信回路FOR
E、超音波送受信回路REARで使用する各種メモリ及
びカウンタ、タイマTをクリア或いは所定の値に設定
し、各出力ポート等を初期設定するイニシャライズ処理
を行なう。特に、受信ゲートスタート開閉するタイミン
グ時間T1 からタイミング時間T2 のサーチエリア時間
及びサンプリングスタート時間Ts を設定する。この受
信ゲートスタート開閉するタイミング時間T1 からタイ
ミング時間T2 のサーチエリア時間は、既定値として標
準状態での車輌100の取付け高さに対応する超音波信
号の受信時間を設定する。例えば、取付高さをH=28
0[mm]とし、超音波の放射角度をφ=45度、音速C
=345[m/s ]とした場合、 2×0.28/sin45×1/345+0.3×10
-3=2.6[msec] となるから、通常、T1 =1.0[msec]、T2 =4.
2[msec]前後に設定される。
【0049】ステップS2で10[msec]のシーケンス
の終了を判断する10msecシーケンス終了フラグF10及
びサンプリング許可フラグFs 、メインタイマTをクリ
アする。ステップS3で100[μsec ]毎に割込みを
行なう100[μsec ]タイマ割込みを許可し、ステッ
プS4で10msecシーケンス終了フラグF10が降りてい
るか判断し、10msecシーケンス終了フラグF10が降り
るまで待機し、以降の処理を10[msec]毎に行なう。
10msecシーケンス終了フラグF10が降りると、ステッ
プS5でスイッチングトランジスタ6をオンとして超音
波送受信回路FORE、超音波送受信回路REARの送
信ゲートを開き、ステップS6でメインタイマTで1
[msec]の経過を判断し、ステップS7で超音波送受信
回路FORE、超音波送受信回路REARの送信ゲート
を閉じる。これにより、1[msec]の超音波の間歇超音
波信号を出力することになる。即ち、図12に示すよう
に、ステップS4からステップS7は、送信ゲートの開
をマイクロコンピュータ1の出力端子P1 の10[mse
c]毎に1[msec]間の“1”によって行ない、その
間、分周回路7の出力e1 に示す間歇的な超音波信号と
なり、超音波送受波器TRF 、超音波送受波器TRR の
送波は出力e2 のようになる。また、その反射波は超音
波送受波器TRF または超音波送受波器TRR を介して
受波され、信号e3となる。
【0050】なお、ここまでは、超音波を送波する場
合、超音波送受信回路FORE、超音波送受信回路RE
ARが同時に制御される。以降は、超音波送受信回路F
ORE、超音波送受信回路REARが個々のプログラム
で制御されるものであるが、本実施例では、説明が煩雑
になるのを防止するため共通に説明する。
【0051】ステップS8で超音波送受信回路FORE
(超音波送受信回路REAR)毎にタイマ割込みを許可
するサンプリング許可フラグFs を立て、ステップS9
でフラグFopenを閉じ、ステップS10及びステップS
11でフラグFopenが開になるまで、ステップS10の
『ゲート位置検出処理』ルーチンをコールし、ステップ
S11でフラグFopenが開になったことが確認される
と、ステップS12で受信ゲートスタート時間TG にメ
インタイマTの時間を設定する。ステップS13で超音
波送受信回路FORE(超音波送受信回路REAR)毎
の各受信ゲートを開とし、ステップS14で0.5[ms
ec]だけ受信ゲートを開とした後、ステップS15で受
信ゲートを閉とし、ステップS16の処理に入る。即
ち、ステップS8からステップS15では、各超音波送
受信回路FORE(超音波送受信回路REAR)毎の各
受信ゲートスタート時間TG の到来を判断し、各超音波
送受信回路FORE(超音波送受信回路REAR)に対
応して、反射してくる超音波を通過させる受信ゲートを
開閉するものである。
【0052】そして、ステップS16で主演算部101
が内蔵するカウンタCOUNT1(カウンタCOUNT2)のゲート
を開とし、サンプリングホールドされた電圧を周波数と
して検出し、ステップS17においてメインタイマTで
カウンタのゲートの開の時間が、各超音波送受信回路F
ORE(超音波送受信回路REAR)毎の受信ゲートス
タート時間TG から2.5[msec]の経過を判断して、
カウンタの計数値をステップS18で読込み及びカウン
タのゲートを閉じ、ステップS19で『車速演算処理』
ルーチンをコールする。
【0053】次に、ステップS20で『受信レベル閾値
更新処理』ルーチンをコールする。そして、ステップS
21で10msecシーケンス終了フラグF10を立て、ステ
ップS22で大気温度を読込み、ステップS23で次の
車速演算に使用する比例定数のKの値を決定し、ステッ
プS4以降のルーチンを繰返し、実行する。
【0054】即ち、このルーチンでは、各超音波送受信
回路FORE(超音波送受信回路REAR)は、10
[msec]毎に図12、図13に示すように、ステップS
5乃至ステップS7で1[msec]の出力P1 を発生し、
分周回路7の出力e1 に示す間歇的な超音波信号を出力
する。そして、後述する『ゲート位置検出処理』ルーチ
ンのステップS41及びステップS42でタイミング時
間T1 からタイミング時間T2 内のサーチ時間に予測し
た反射波が到来したかを判定する。そして、『ゲート位
置検出処理』ルーチンのステップS45で受波した反射
波の信号をアンプ9で増幅及び受信レベル検出回路11
で包絡線検波した後、その振幅の大きさをマイクロコン
ピュータ1で検出し、それを前記受波する反射波の予測
される振幅の大きさを反射波の到来時間の関数として設
定した閾値THLと比較し、ステップS46乃至ステップ
S48で閾値THLを所定期間上回ったと判定されたと
き、目的対象としての道路からの反射波の到来として判
定し、ステップS13乃至ステップS15で反射波を取
込みそして車速を算出するものである。
【0055】〈マイクロコンピュータのタイマ割込み処
理(図6参照)〉ステップS31でメインタイマTに
「+1」インクリメントし、ステップS32でメインタ
イマTによって10[msec]毎の割込みのタイミングで
あるか判断し、ステップS32で割込みのタイミングで
あると判断されたとき、ステップS33及びステップS
34で10[msec]のシーケンスの終了を判断する10
msecシーケンス終了フラグF10を降ろし、メインタイマ
Tをクリアする。割込みのタイミングでないと判断され
たとき、ステップS33及びステップS34の処理を回
避する。
【0056】また、ステップS35でサンプリング許可
フラグFs が立っているか判断し、サンプリング許可フ
ラグFs が立っているとき、ステップS36で受信レベ
ル検出回路11の出力によりA/D変換をスタートし、
ステップS37でそれをバッファに書込み、このルーチ
ンを脱する。また、ステップS35でサンプリング許可
フラグFs が立っていないと判断されたとき、このルー
チンを脱する。
【0057】即ち、このルーチンでは、メインタイマT
によって0.1[msec]毎に信号レベル検出回路11を
介して信号レベルをサンプリングし、その信号レベルを
主演算部101が内蔵するバッファに格納するものであ
る。
【0058】〈ゲート位置検出処理(図7参照)〉図4
のステップS10で『ゲート位置検出処理』ルーチンが
コールされると、このルーチンの処理に入る。
【0059】ステップS41及びステップS42でアナ
ログスイッチング回路ASを閉じて、ドプラー周波数を
検出する予め予測されたタイミング時間T1 からタイミ
ング時間T2 内のサーチ時間にあるかを判定する。因
に、本実施例では、T1 =1.0[msec]、T2 =4.
2[msec]サーチ時間を3.2[msec]に設定してい
る。前記サーチ時間内にないとき、ステップS43の処
理に進まない。
【0060】ステップS43でアナログスイッチング回
路ASの開閉を意味するフラグFopenが開であるか判断
し、このルーチンに入った当初はフラグFopenが閉(ア
ナログスイッチング回路ASの開)である。一般に、受
信レベルEvは前述した(2)式により、超音波の反射
の距離長、即ち、反射波の到来時間との関係で、反射波
の到来時間が長くなると、その出力が低下する特性を有
することから、前述の特性に合致すべく、予め、その反
射波の到来時間の関数でSTC(SENSIBILITYTIMING CO
NTROL)カーブの閾値THLを設定しておいたマップから
閾値THLを選択すべく、ステップS44でSTCカーブ
のマップから閾値THLを選択する。ステップS45で受
信レベルEvがその反射波の到来時間に対応するSTC
カーブからなる閾値THLを超えているか判定し、このル
ーチンに入った初期においては閾値THLを超えていない
から、ステップS51でこのルーチンに入ったことを記
憶するフラグFf を降ろし、ステップS52で受信レベ
ルの平均値の総和Evaveを算出すべく、受信レベルE
vの加算を行ない、このルーチンを脱する。
【0061】ステップS45で受信レベルEvがSTC
カーブからなる閾値THLを超えていると判定したとき、
ステップS46でこのルーチンに入ったことを記憶する
フラグFf が立っているか判定し、フラグFf が立って
いないとき、ステップS50でフラグFf を立て、ま
た、このルーチンに入ったことを計数するカウンタNa
に「1」を設定し、ステップS52で受信レベルの平均
値の総和Evave を算出すべく、受信レベルEvの
加算を行ない、このルーチンを脱する。
【0062】ステップS45で受信レベルEvが閾値T
HLを超え、ステップS46でフラグFf が立っていると
判定したとき、ステップS47でこのルーチンに入った
ことを計数するカウンタNa に+1インクリメントし、
ステップS48でカウンタNa の値が「3」以上になっ
たとき、即ち、0.1[msec]毎に連続して受信レベル
Evが閾値THLを超えていることを意味するから、ステ
ップS49でフラグFopenを開(アナログスイッチング
回路ASの閉)とし、ステップS52で受信レベルの平
均値の総和Evave を算出すべく、受信レベルEvの加
算を行ない、このルーチンを脱する。
【0063】即ち、このルーチンでは、図12に示すよ
うに、ドプラー周波数を検出する予め予測されたタイミ
ング時間T1 からタイミング時間T2 内のサーチ時間内
にあるかを判定し、受信レベルEvが閾値THLを超え、
その0.1[msec]毎のタイミングで走行条件を考慮し
て任意に設定した所定回数継続されたとき、反射波の到
来と判断して、リアルタイムにゲート位置を設定し、ア
ナログスイッチング回路ASを開にするタイミングを判
断する。
【0064】〈受信レベル閾値更新処理(図8参照)〉
図5のステップS20で『受信レベル閾値更新処理』ル
ーチンがコールされると、ステップS61で前回実行し
た『ゲート位置検出処理』ルーチンのステップS51に
おいて受信レベルEvの平均値Evave を算出すべく加
算した平均値の総和Evave を用いて、次のサーチ時間
内の平均値Evave を算出し、ステップS62で一次フ
ィルタとして機能させるべく過去のN−1回の受信レベ
ルEvの平均値Evave の和に今回の平均値Evave を
加算し、それを基に今回の平均値Evave を算出し、ス
テップS63で今回の平均値Evave を基に、受信レベ
ルEvが超音波の反射の距離(反射時間)と出力との関
係を基準値としたSTCカーブからなるマップ及び係数
を使用して閾値THLのマップを形成する。
【0065】即ち、このルーチンでは、前回実行した
『ゲート位置検出処理』ルーチンの受信レベルEvの総
和Evave を用いて、超音波送受信回路FORE及び超
音波送受信回路REARの現在の環境を判断すべく、過
去のN−1回の受信レベルEvの平均値Evave を用い
てSTCカーブからなる閾値THLのマップを更新するも
のである。
【0066】〈車速演算処理(図9参照)〉図5のステ
ップS19で『車速演算処理』ルーチンがコールされる
と、ステップS71及びステップS72で車輌100の
FORE側、即ち、進行方向の車速VFと、REAR
側、反進行方向の車速VRは、(5)及び(6)式から VF=K・countXF VR=K・countXR 但し、countXF ,XR :カウンタの計数値 K:大気温度によって決定される係数 によって各車速の演算を行なう。そして、ステップS7
3で車速が速くなると計測車速が低下するからそれを補
正し、ステップS74で『モード判定処理』ルーチンを
コールし、ステップS75で『車速選択処理』ルーチン
をコールし、このルーチンを脱する。
【0067】即ち、このルーチンでは、進行方向の車速
VF(FORE側)と反進行方向の車速VR(REAR
側)で得た各車速を算出する。
【0068】〈ビームモード判定処理(図10参照)〉
図9の『車速演算処理』ルーチンのステップS74で
『ビームモード判定処理』ルーチンがコールされると、
ステップS81でREAR側の受信レベルEvをメモリ
Ar に格納し、ステップS82でFORE側の受信レベ
ルEvをメモリAf に格納する。ステップS83でメモ
リAr に格納したREAR側の受信レベルEvとメモリ
Af に格納したFORE側の受信レベルEvを加算し、
その和が所定の閾値Ao より大であるか判定し、所定の
閾値Ao より大でないときステップS88で継続回数を
計数する継続回数カウンタNe をクリアし、このルーチ
ンを脱する。メモリAr とメモリAf に格納した受信レ
ベルEvの和が所定の閾値Ao より大であるとき、その
受信レベルEvに偏りがあるかを調べるため、ステップ
S84でメモリAf からメモリAr を減算した値が所定
の閾値Ao より大であるか判定し、また、ステップS8
5でメモリAr からメモリAf を減算した値が所定の閾
値Ao より大であるか判定する。
【0069】メモリAf からメモリAr を減算した値が
所定の閾値Ao より大のとき、ステップS89でモード
判定内部フラグFmが「1」であるか判定し、モード判
定内部フラグFmが「1」でないとき、ステップS90
でモード判定内部フラグFmを「1」に設定する。ま
た、メモリAr からメモリAf を減算した値が所定の閾
値Ao より大のとき、ステップS91でモード判定内部
フラグFmが「2」であるか判定し、モード判定内部フ
ラグFmが「2」でないとき、ステップS92でモード
判定内部フラグFmを「2」に設定し、モード判定内部
フラグFmが「2」のときには、ステップS93で継続
回数を計数する継続回数カウンタNe を+1インクリメ
ントする。
【0070】また、ステップS84でメモリAf からメ
モリAr を減算した値が所定の閾値Ao より大でなく、
ステップS85でメモリAr からメモリAf を減算した
値が所定の閾値Ao より大でないと判定したとき、ステ
ップS86でモード判定内部フラグFmが「0」である
か判定し、モード判定内部フラグFmが「0」でないと
き、ステップS87でモード判定内部フラグFmをクリ
アし、ステップS88で継続回数を計数する継続回数カ
ウンタNe をクリアし、このルーチンを脱する。
【0071】そして、ステップS86でモード判定内部
フラグFmが「0」であると判定したとき、及びステッ
プS89でモード判定内部フラグFmが「1」であると
判定したとき、ステップS93で継続回数を計数する継
続回数カウンタNe に+1インクリメントし、ステップ
S94で継続回数カウンタNe が所定の継続回数閾値N
o を超えているか否かを判断し、継続回数カウンタNe
が所定の継続回数閾値No を超えているとき、ステップ
S95でビームモード指定変数コードを格納するモード
指定メモリBMODにモード判定内部フラグFmの値を
格納する。
【0072】即ち、このルーチンでは、メモリAf に格
納したFORE側の受信レベルEvとメモリAr に格納
したREAR側の受信レベルEvとが所定の値以上であ
るか判定し、受信レベルが所定値以下の場合、その振動
子による受信波は信頼性が低いと判定し、信頼性の高い
受信レベルEvの値を選択すべく、モード指定メモリB
MODにその状態に応じたモード判定内部フラグFmの
値を格納する。
【0073】〈車速選択処理(図11参照)〉図9の
『車速演算処理』ルーチンのステップS75において、
『車速選択処理』ルーチンがコールされると、ステップ
S100でビームモード指定変数コードを格納するモー
ド指定メモリBMODのモード判定内部フラグFmの値
を判定し、モード指定メモリBMODのモード判定内部
フラグFmの値が「0」のとき、ステップS101で車
速VをFORE側の車速VFとREAR側の車速VRの
単純平均とする。また、モード指定メモリBMODのモ
ード判定内部フラグFmの値が「1」のとき、超音波送
受波器TRF 側の出力が大きいことを意味することか
ら、ステップS102で車速VをFORE側の車速VF
とする。そして、モード指定メモリBMODのモード判
定内部フラグFmの値が「2」のとき、超音波送受波器
TRR 側の出力が大きいことを意味することから、ステ
ップS103で車速VをREAR側の車速VRとする。
【0074】即ち、このルーチンでは、『ビームモード
判定処理』ルーチンのメモリAf に格納したFORE側
の受信レベルEvとメモリAr に格納したREAR側の
受信レベルEvとが所定の値以上であるか判定した結果
を受けて、一方の受信レベルEvのみが大きい場合に
は、車体の上下振動、ノーズアップ、ノーズダウン、コ
ーナリングによる車高変化または振動子表面への異物付
着等が発生している可能性があることから、信頼性の高
い受信レベルEvの側を選択すべく、モード指定メモリ
BMODの内容に応じて車速Vを決定する。
【0075】このように、本実施例の車載用超音波計測
装置は、車輌100に取付けられ、超音波送受波器TR
F 、超音波送受波器TRR から出力e2 のように間歇的
に超音波信号を路面に送波し、その反射波を受波して信
号e3 とし、その受波した信号e3 を増幅し、その増幅
信号をサンプリングホールド用の抵抗R及びコンデンサ
Cに入力し、サンプリングホールドした信号を電圧制御
発振回路VCOで電圧/周波数変換し、反射波に比例し
た周波数をマイクロコンピュータ1に入力して速度を得
る車載用超音波計測装置において、前記受波した反射波
の信号を増幅及び包絡線検波した後、その振幅の大きさ
を検出するアンプ9及び受信レベル検出回路11及びマ
イクロコンピュータ1からなる振幅検出手段と、前記受
波する反射波の受信レベルEvが超音波の反射時間と出
力との関係が、時間の経過によりその閾値が低下する特
性の反射波の到来時間の関数でSTCカーブのマップか
ら得た閾値THLとする振幅閾値手段と、前記振幅検出手
段の出力と前記振幅閾値手段の出力とを比較し、前記振
幅検出手段の出力が前記振幅閾値手段の閾値THLをステ
ップS44乃至ステップS48で設定した所定期間上回
ったとき、目的対象からの反射波の到来として判定する
ステップS10及びステップS11からなる比較判別手
段と、前記比較判別手段の出力によってステップS13
乃至ステップS15からなる所定時間だけ受波した反射
波を抽出し、ステップS19からなる車速を得る車速演
算手段とを具備するものであり、これを請求項2の実施
例とすることができる。
【0076】特に、本実施例では、反射波の信号を増幅
し、ダイオードD11及びコンデンサC11からなる受信レ
ベル検出回路11に入力され、そこで包絡線検波した
後、その振幅の大きさを検出するマイクロコンピュータ
1が内蔵するA/Dコンバータからなる振幅検出手段
は、受波した反射波の信号を増幅及び受信レベル検出回
路11で包絡線検波した後、振幅検出手段によって所定
のタイミングでサンプリングして、そのタイミング毎の
振幅の大きさを検出し、受信レベルEvが超音波の反射
の反射時間と出力との関係が、時間の経過によりその閾
値が低下する特性として、その反射波の到来時間の関数
でSTCカーブのマップから閾値THLを選択する振幅閾
値手段とを具備し、前記振幅検出手段の出力が前記振幅
閾値手段の閾値THLを所定時間だけ上回ったとき、目的
の反射波が到来したとしてゲート制御のタイミングを決
定するものである。
【0077】また、本実施例では、ペアビーム方式を採
用し、『ビームモード判定処理』及び『車速選択処理』
において、『ビームモード判定処理』ルーチンのメモリ
Afに格納したFORE側の受信レベルEvとメモリAr
に格納したREAR側の受信レベルEvとが所定の値
以上であるか判定した結果を受けて、一方の受信レベル
Evのみが大きい場合には、車体の上下振動、ノーズア
ップ、ノーズダウン、コーナリングによる車高変化、或
いは路面状態による信号の一次欠落または振動子表面へ
の異物付着等が発生している可能性があることから、信
頼性の高い受信レベルEvの側を選択すべく、モード指
定メモリBMODの内容に応じて車速Vを決定するもの
である。したがって、車輌100の走行状態において、
車体の上下振動、ノーズアップ、ノーズダウンコーナリ
ングによる車高変化、或いは路面状態による信号の一次
欠落または振動子表面への異物付着等により、超音波の
往復伝搬距離が変化し、反射波が到来するまでの時間変
化に対して、その反射波を取込むタイミングとなる受信
ゲートの開閉タイミングをリアルタイムに対応できる。
故に、各超音波送受信回路FORE、超音波送受信回路
REAR毎の受信ゲートスタート時間TG を変更するこ
とにより、車輌100の走行状態において、車体の上下
振動、ノーズアップ、ノーズダウンコーナリング等によ
る車高変化が、車速等の速度を検出する場合に誤差が介
在することがなくなるから、車体の上下振動を伴って
も、的確に目的の反射波を検出できる。
【0078】そして、本実施例では、車輌100に取付
けられ、間歇的に出力される超音波信号を超音波送受信
回路FORE、超音波送受信回路REARから目的対象
を道路とし、その道路からの反射波を受波して、その受
波した信号を増幅し、その増幅信号から速度を得る車載
用超音波計測装置について説明したが、車速計測、距離
計測の違いは、出力の取扱いの違いがあるものであるか
ら、本実施例を汎用化することにより、車輌100に取
付けられ、間歇的に出力する超音波信号を目的対象に送
波し、その反射波を受波する車載用超音波計測装置とす
ることができ、これは請求項1の実施例に相当する。
【0079】また、目的対象を道路または車輪の構成部
分とすることにより車速、或いは特定方向の速度が得ら
れ、また、特定の建造物等とすることによりその間の距
離とすることができ、結果的に、本実施例の車載用超音
波計測装置は、その設置条件により、ヨー角、ヨーレー
トの演算もできる。更に、速度ベクトルの積分、微分を
行なうことにより、距離、加速度が演算でき、計測装置
及び制御装置に使用できる。
【0080】即ち、得られた速度成分を使用することに
より、ナビゲーションシステムの移動距離及び移動方向
の補正、車輌速度及び横方向の速度等の速度検出装置、
横滑り防止装置、ヨーレート補正したり左右の車輪の回
転差を補正したABS装置、ヨーレート補正したり左右
の車輪側の路面と車輌100との車高を調整するサスペ
ンション装置等の各種速度情報を使用する計測装置及び
制御装置に使用できる。
【0081】ところで、上記実施例では、2個の超音波
送受波器TRF 、超音波送受波器TRR によって2方向
の速度を検出しているが、本発明を実施する場合には、
1個の超音波送受波器のみを有するものにも適用できる
し、また、音速は車速に対して無視できる程度に速くな
いため、送受波総合の利得を上げようとして、超音波ビ
ーム幅を狭くした場合には、送波時のビームと受波時の
ビームにずれが生じるから、このときには、低速走行時
の速度の測定用に超音波送受波器、また、高速走行時の
速度の測定用に超音波受波器で反射波を受波するように
してもよい。更に、特に、車輌100の走行方向に平行
する速度を検出する超音波送受波器を、2個の超音波送
受波器、または、超音波送波器及び超音波受波器とし、
車速に応じて反射波を受波する位置を変えると、信頼性
の高い速度検出を行なうことができる。
【0082】また、本発明の実施例の振幅検出手段は、
受波した反射波の信号をダイオードD11及びコンデンサ
C11からなる受信レベル検出回路11に入力し、そこで
包絡線検波した後、その振幅の大きさを検出するマイク
ロコンピュータ1が内蔵するA/Dコンバータからなる
ものである。しかし、本発明を実施する場合には、前記
受波した反射波の信号を増幅及び包絡線検波した後、そ
の振幅の大きさを検出できればよく、その出力形態はア
ナログ或いはディジタルまたは電圧・電流、周波数、パ
ルス数の何れでもよい。
【0083】そして、本発明の実施例の振幅閾値手段
は、一般に、受信レベルEvは超音波の反射の距離長、
即ち、反射波の到来時間との関係で、反射波の到来時間
が長くなると、その出力が低下する特性を有することか
ら、予め、前述の特性に合致すべく、その反射波の到来
時間の関数でSTCカーブの閾値THLを設定しておき、
ステップS63の処理により、前回の受信状態を加味し
て、前記基本的なマップの個々の閾値THLに乗数を掛け
て今回使用する閾値THLを設定し、それを選択するもの
であるが、本発明を実施する場合には、STCカーブの
閾値THLの漸近線に置換し、反射波の到来時間に反比例
する1以上の直線特性からなる閾値THLを設定してもよ
いし、或いは基本的STCカーブの閾値THLを予め設定
しておき、乗数によりそれを補正してもよい。或いは複
数のSTCカーブの閾値THLのマップを保有していても
よい。即ち、受波する反射波の予測される振幅の大きさ
を反射波の到来時間の関数として設定し、それを閾値と
するものであればよい。
【0084】更に、本発明の実施例の比較判別手段は、
振幅検出手段の出力と振幅閾値手段の出力とを比較し、
前記振幅検出手段の出力が前記振幅閾値手段の出力を所
定期間、即ち、所定回数だけ上回ったとき、目的対象か
らの反射波の到来として判定するものであるが、本発明
を実施する場合には、所定期間とは所定回数または所定
時間の何れであってもよい。
【0085】更にまた、本実施例の車速演算手段は、超
音波送受波器からの信号をサンプリングホールド用の抵
抗R及びコンデンサCに入力し、サンプリングホールド
した信号を電圧制御発振回路VCOで電圧/周波数変換
し、反射波に比例した周波数を得ているが、本発明を実
施する場合には、超音波送受波器からの信号を増幅し、
その周期を高速のクロックで直接カウントして周波数成
分を得ても良い。即ち、比較判別手段の出力によって所
定時間だけ受波した反射波を抽出して車速を判別できれ
ばよい。
【0086】なお、上記発明の実施例では、車速の測定
について説明したが、本発明の車載用超音波計測装置
は、車輌100に取付ける車載用超音波計測装置によっ
て、その検出される速度ベクトル成分を使用することに
より、ナビゲーションシステム、速度検出装置、横滑り
防止装置、ABS装置、サスペンション装置等の各種速
度情報を使用する計測装置及び制御装置に使用できる。
【0087】
【発明の効果】以上のように、請求項1の車載用超音波
計測装置は、車輌に取付けられ、間歇的に出力する超音
波信号を目的対象に送波し、受波した反射波の信号を増
幅及び包絡線検波した後、その振幅の大きさを振幅検出
手段で検出する。また、予め受波する反射波の予測され
る振幅の大きさを反射波の到来時間の関数として設定し
た閾値を持ち、その閾値と前記振幅閾値手段との出力を
比較し、前記振幅検出手段の出力が前記閾値を所定期間
上回ったとき、目的対象からの反射波の到来として判定
し、距離または速度等を測定するものである。
【0088】したがって、車輌の走行状態において、車
体の上下振動、ノーズアップ、ノーズダウンコーナリン
グによる車高変化により、超音波の往復伝搬距離が変化
し、反射波が到来するまでの時間変化に対して、その反
射波を取込むタイミングとなる受信ゲートの開閉タイミ
ングをリアルタイムに対応でき、超音波送受信回路毎の
受信ゲートスタート時間を変更することにより、車体の
上下振動を伴っても的確に目的の反射波の到来を検出で
きる。
【0089】請求項2の車載用超音波計測装置は、車輌
に取付けられ、間歇的に出力する超音波信号を目的対象
に送波し、受波した反射波の信号を増幅及び包絡線検波
した後、その振幅の大きさを振幅検出手段で検出する。
また、予め受波する反射波の予測される振幅の大きさを
反射波の到来時間の関数として設定した閾値を持ち、そ
の閾値と前記振幅閾値手段との出力を比較し、前記振幅
検出手段の出力が前記閾値を所定期間上回ったとき、目
的対象からの反射波の到来として判定し、所定時間だけ
受波した反射波を抽出して速度を得るものである。
【0090】したがって、車輌の走行状態において、車
体の上下振動、ノーズアップ、ノーズダウンコーナリン
グによる車高変化により、超音波の往復伝搬距離が変化
し、反射波が到来するまでの時間変化に対して、その反
射波を取込むタイミングとなる受信ゲートの開閉タイミ
ングをリアルタイムに対応でき、各超音波送受信回路毎
の受信ゲートスタート時間を変更することにより、車輌
の走行状態における車体の上下振動、ノーズアップ、ノ
ーズダウンコーナリング等による車高変化が、車速等の
速度を検出する場合に誤差が介在することがなくなるか
ら、車体の上下振動を伴っても、的確に目的の反射波を
検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の車載用超音波計測装
置の基本原理説明図である。
【図2】図2は本発明の一実施例の車載用超音波計測装
置の回路構成図である。
【図3】図3は本発明の一実施例の車載用超音波計測装
置の回路構成で使用したマイクロコンピュータの機能構
成図である。
【図4】図4は本発明の一実施例の車載用超音波計測装
置のマイクロコンピュータが実行するメインプログラム
の一部のフローチャートである。
【図5】図5は本発明の一実施例の車載用超音波計測装
置のマイクロコンピュータが実行するメインプログラム
の他の一部のフローチャートである。
【図6】図6は本発明の一実施例の車載用超音波計測装
置のマイクロコンピュータが実行する割込み処理ルーチ
ンのフローチャートである。
【図7】図7は本発明の一実施例の車載用超音波計測装
置のマイクロコンピュータが実行するゲート位置検出処
理ルーチンのフローチャートである。
【図8】図8は本発明の一実施例の車載用超音波計測装
置のマイクロコンピュータが実行する受信レベル閾値更
新処理ルーチンのフローチャートである。
【図9】図9は本発明の一実施例の車載用超音波計測装
置のマイクロコンピュータが実行する車速演算処理ルー
チンのフローチャートである。
【図10】図10は本発明の一実施例の車載用超音波計
測装置のマイクロコンピュータが実行するビームモード
判定処理ルーチンのフローチャートである。
【図11】図11は本発明の一実施例の車載用超音波計
測装置のマイクロコンピュータが実行する車速選択処理
ルーチンのフローチャートである。
【図12】図12は本発明の一実施例の車載用超音波計
測装置の制御のタイミングチャートである。
【図13】図13は図12の要部のタイミングチャート
である。
【図14】図14は車載用超音波計測装置の1個の超音
波送受波器で送波及び受波する場合の動作原理図であ
る。
【符号の説明】
TRF 超音波送受波器 TRR 超音波送受波器 VCO 電圧制御発振回路 D11 ダイオード C11 コンデンサ 1 マイクロコンピュータ 11 受信レベル検出回路 12 周波数検出用PLL回路 FORE 超音波送受信回路 REAR 超音波送受信回路 100 車輌
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 和郎 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌に取付けられ、間歇的に出力する超
    音波信号を目的対象に送波し、その反射波を受波する車
    載用超音波計測装置において、 前記受波した反射波の信号を増幅及び包絡線検波した
    後、その振幅の大きさを検出する振幅検出手段と、 前記受波する反射波の予測される振幅の大きさを反射波
    の到来時間の関数として設定し、それを閾値とする振幅
    閾値手段と、 前記振幅検出手段の出力と前記振幅閾値手段の出力とを
    比較し、前記振幅検出手段の出力が前記振幅閾値手段の
    出力を所定期間上回ったとき、目的対象からの反射波の
    到来として判定する比較判別手段とを具備することを特
    徴とする車載用超音波計測装置。
  2. 【請求項2】 車輌に取付けられ、間歇的に出力される
    超音波信号を超音波送受波器から目的対象に送波し、そ
    の反射波を受波して、その受波した信号を増幅し、その
    増幅信号から速度を得る車載用超音波計測装置におい
    て、 前記受波した反射波の信号を増幅及び包絡線検波した
    後、その振幅の大きさを検出する振幅検出手段と、 前記受波する反射波の予測される振幅の大きさを反射波
    の到来時間の関数として設定し、それを閾値とする振幅
    閾値手段と、 前記振幅検出手段の出力と前記振幅閾値手段の出力とを
    比較し、前記振幅検出手段の出力が前記振幅閾値手段の
    出力を所定期間上回ったとき、目的対象からの反射波の
    到来として判定する比較判別手段と、 前記比較判別手段の出力によって所定時間だけ受波した
    反射波を抽出して車速を得る車速演算手段とを具備する
    ことを特徴とする車載用超音波計測装置。
JP5323899A 1993-12-22 1993-12-22 車載用超音波計測装置 Pending JPH07181258A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018190237A1 (ja) * 2017-04-10 2018-10-18 株式会社デンソー 物体検知装置

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