JP2013545098A - 速度決定装置 - Google Patents

速度決定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013545098A
JP2013545098A JP2013537236A JP2013537236A JP2013545098A JP 2013545098 A JP2013545098 A JP 2013545098A JP 2013537236 A JP2013537236 A JP 2013537236A JP 2013537236 A JP2013537236 A JP 2013537236A JP 2013545098 A JP2013545098 A JP 2013545098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
frequency
doppler frequency
doppler
directions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013537236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6006726B2 (ja
JP2013545098A5 (ja
Inventor
マーク カーペイ
アタナス ペントヘフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV, Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2013545098A publication Critical patent/JP2013545098A/ja
Publication of JP2013545098A5 publication Critical patent/JP2013545098A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6006726B2 publication Critical patent/JP6006726B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/36Devices characterised by the use of optical means, e.g. using infrared, visible, or ultraviolet light
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/36Devices characterised by the use of optical means, e.g. using infrared, visible, or ultraviolet light
    • G01P3/366Devices characterised by the use of optical means, e.g. using infrared, visible, or ultraviolet light by using diffraction of light
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/50Systems of measurement based on relative movement of target
    • G01S17/58Velocity or trajectory determination systems; Sense-of-movement determination systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/491Details of non-pulse systems
    • G01S7/4912Receivers
    • G01S7/4916Receivers using self-mixing in the laser cavity
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/87Combinations of systems using electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/875Combinations of systems using electromagnetic waves other than radio waves for determining attitude

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

本発明は、対象2の速度を決定する速度決定装置1に関する。ドップラ周波数測定ユニットは、少なくとも3つの異なる周波数方向においてドップラ周波数を測定し、ドップラ周波数計算ユニットは、前記少なくとも3つの異なる周波数方向の1つと同様である計算周波数方向に対するドップラ周波数を、前記少なくとも3つの異なる周波数方向の少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数に依存して、計算する。前記速度は、この場合、前記計算されたドップラ周波数及び前記測定されたドップラ周波数に依存して決定されることができる。前記計算周波数方向において、前記測定されたドップラ周波数が、前記速度を決定するのに必要とされないので、たとえこの計算周波数方向におけるドップラ周波数の測定が妨げられるとしても、信頼できる速度が、前記計算周波数方向においても決定されることができる。

Description

本発明は、物体の速度を決定する速度決定装置、速度決定方法及び速度決定コンピュータプログラムに関する。本発明は、更に、前記速度決定装置を有する物体に関する。
US6233045B1は、物体の速度を決定する自己混合干渉センサを開示している。自己混合センサは、例えば、地面に向けられたレーザビームを放射するレーザを有する。レーザビームは、地面により反射され、反射されたレーザビームは、前記レーザのキャビティに入る。レーザキャビティに入る反射レーザビームは、存在する電磁場と干渉する。干渉、いわゆる自己混合干渉は、キャビティ内の電磁場の強度変化として現れる。自己混合干渉信号の主な周波数は、ドップラ周波数であり、ドップラ周波数は、物体の速度を決定するのに使用される。
この速度決定は、前記物体が、例えば、乗り物である場合に、例えば、荒い自動車環境及び厳しい道路状況により妨げられる。レーザビームは、レーザと道路表面、すなわち地面との間の散乱要素により一時的にブロックされることもありえ、又は自己混合フィードバック、すなわち反射されたレーザビームは、大きすぎる焦点ぼけ又は乱気流により持ち上げられうる葉っぱ若しくは他のごみくずの存在により弱くなりすぎるかもしれない。
本発明の目的は、速度を決定する品質を向上させることを可能にする。物体の速度を決定する速度決定装置、速度決定方法及び速度決定コンピュータプログラムを提供することである。本発明の他の目的は、前記速度決定装置を有する対応する物体を提供することである。
本発明の第1の態様において、物体の速度を決定する速度決定装置が示され、前記速度決定装置は、
‐少なくとも3つの異なる周波数方向に対するドップラ周波数を測定するドップラ周波数測定ユニットと、
‐前記少なくとも3つの異なる周波数方向の計算周波数方向に対するドップラ周波数を、前記少なくとも3つの異なる周波数方向の少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数に依存して、計算するドップラ周波数計算ユニットと、
‐前記計算周波数方向に対して計算された前記計算されたドップラ周波数、及び前記少なくとも2つの他の周波数方向に対するドップラ周波数に依存して前記物体の速度を決定する速度決定ユニットと、
を有する。
前記ドップラ周波数計算ユニットは、前記少なくとも3つの異なる周波数方向の計算周波数方向に対するドップラ周波数を、前記少なくとも3つの異なる周波数方向の少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数に依存して、計算するので、信頼できるドップラ周波数は、たとえこの計算周波数方向におけるドップラ周波数の測定が妨げられるとしても、前記計算周波数方向においても決定されることができる。特に、前記速度決定ユニットは、たとえ前記計算周波数方向におけるドップラ周波数の測定が妨げられるとしても、前記計算されたドップラ周波数及び前記計算周波数方向とは異なる前記少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数を使用することにより、前記物体の速度を決定することができる。これは、前記物体の速度を決定する品質を向上させることを可能にする。
前記物体は、好ましくは、乗り物である。
前記周波数方向は、ドップラ周波数が測定される方向である。
前記速度決定ユニットは、好ましくは、三次元速度を決定するために3つの速度方向において速度を決定する。前記物体は、好ましくは、水平面内で順方向に移動し、前記3つの速度方向は、好ましくは、前記順方向と、好ましくは前記水平面内であり、好ましくは前記順方向に直交する横方向と、垂直方向とを含む。
好ましくは、異なる周波数方向において測定されたドップラ周波数は、互いに独立に測定され、すなわち第1の周波数方向におけるドップラ周波数の測定は、好ましくは、前記第1の周波数方向とは異なる第2の周波数方向におけるドップラ周波数の測定により影響を受けない。前記ドップラ周波数測定ユニットは、各周波数方向において異なるドップラ周波数を測定する。
好ましくは、前記ドップラ周波数計算ユニットは、ドップラ周波数の絶対値を計算するのみならず、前記ドップラ周波数の符号をも計算し、前記速度決定ユニットは、前記速度の絶対値のみならず、前記速度の方向をも決定することができる。
好ましいのは、前記速度決定ユニットが、三次元速度を決定するように3つの速度方向において前記速度を決定し、前記3つの速度方向は、前記速度方向の1つにおける速度が前記少なくとも3つの周波数方向に対して測定されたドップラ周波数の組み合わせにより決定可能であるように前記少なくとも3つの周波数方向とは異なることである。更に好ましいのは、前記ドップラ周波数計算ユニットが、前記計算周波数方向に対するドップラ周波数を、少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数の線形結合に依存して計算することである。更に好ましいのは、前記ドップラ周波数計算ユニットが、前記計算周波数方向に対するドップラ周波数を、前記少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数の負の和に依存して計算することである。これは、少ない計算労力で前記計算周波数方向に対するドップラ周波数を計算することを可能にする。
更に好ましいのは、前記速度決定装置が、前記ドップラ周波数計算ユニットにより実行された計算の精度を示す精度条件が満たされるかどうかを決定する精度条件満足決定ユニットを有し、前記精度満足決定ユニットが、前記精度条件が満たされていると決定した場合に、前記ドップラ周波数計算ユニットが、前記計算周波数方向に対するドップラ周波数を計算することである。更に好ましいのは、前記速度決定ユニットが、三次元速度を決定するように3つの速度方向において前記速度を決定し、前記速度決定装置が、速度方向において時間とともに決定された速度を記憶する記憶ユニットを有し、前記精度条件満足決定ユニットが、前記ドップラ周波数計算ユニットにより実行された計算の精度を示す精度条件が満たされるかどうかを、前記記憶された速度に依存して、決定することである。更に好ましいのは、前記精度条件満足決定ユニットが、前記ドップラ周波数計算ユニットにより実行された計算の精度を示す精度条件が満たされているかどうかを、前記記憶された速度の平均を計算することにより及び前記平均を所定の閾値と比較することにより、決定することである。好ましくは、前記平均を計算する前に、前記記憶された速度は、ローパスフィルタリングされる。これは、前記計算が十分に正確である場合にのみ、前記計算周波数方向に対するドップラ周波数が決定されることを保証し、これは、前記速度を決定する品質を向上させる。
前記所定の閾値は、例えば、前記速度を決定する精度が十分であるか否かは既知である間に前記平均が計算される、較正測定により決定されることができる。
前記計算周波数方向に対するドップラ周波数を計算するための前記少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数の線形結合は、好ましくは、1つ又は複数の速度に関する仮定に基づく。特に、前記線形結合は、前記物体が主に水平x−y面内で移動し、すなわち前記垂直方向における速度がゼロであるという仮定に基づくことができる。前記記憶ユニットは、好ましくは、速度方向において時間とともに決定された速度を記憶し、これは、前記仮定に関する。特に、前記記憶ユニットは、垂直速度方向に対応する速度を記憶することができる。前記物体が、一般に地面の上でのみ、すなわち水平面内で移動するとみなされる乗り物である場合、前記垂直方向における速度が実質的にゼロであると仮定されることができる。したがって、前記計算周波数方向におけるドップラ周波数は、式を使用することにより計算されることができ、前記式は、他の周波数方向において測定されたドップラ周波数の線形結合を記述し、前記垂直方向における速度がゼロであるという仮定に基づく。前記計算周波数方向においてドップラ周波数を測定する精度は、前記垂直速度方向において測定されたすでに記憶された速度とゼロとの間の類似性の度合に依存する。この例において、前記精度条件が満たされているかどうかが、前記垂直速度方向に対して測定された前記記憶された速度の平均を、ゼロに近い閾値と比較することにより決定されることができる。
更に好ましいのは、前記ドップラ周波数計算ユニットが、ドップラ周波数の測定に欠陥がある欠陥周波数方向を決定し、前記欠陥周波数方向である計算周波数方向に対するドップラ周波数を、前記少なくとも3つの周波数方向の前記少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数に依存して、計算することである。例えば、前記ドップラ周波数計算ユニットは、前記ドップラ周波数の測定に欠陥があるかどうかを決定するために、例えば、自己混合干渉信号の信号対雑音比を所定の閾値と比較することができる。また、他の方法が、欠陥ドップラ周波数測定を決定するのに使用されることができる。例えば、自己混合干渉信号の周波数ピークの形状が、予測される周波数ピークと比較されることができ、前記比較が、所定の閾値より大きい偏差を生じる場合、対応する周波数方向が欠陥周波数方向であることが決定されることができる。又は、特定の周波数方向において測定されたドップラ周波数が、所定の予測された速度範囲内であるこの周波数方向における速度を生じるかどうかが決定されることができ、前記速度が、前記所定の予測された速度範囲内ではない場合、前記特定の周波数方向における測定に欠陥があると決定されることができる。更に、加速度が、前記測定された対応するドップラ周波数に基づいて前記特定の周波数方向において計算されることができ、前記ドップラ周波数の測定に欠陥があるかどうかを決定するために前記加速度が所定の予測された加速度範囲内であるかどうかが決定されることができる。前記速度範囲及び/又は加速度範囲は、前記物体の既知の可能な速度及び/又は加速度に基づいて予め決定されることができる。また、カルマンフィルタリングは、周波数方向におけるドップラ周波数の測定に欠陥があるかどうかを決定するのに使用されることができる。前記ドップラ周波数計算ユニットは、好ましくは、前記ドップラ周波数計算ユニットが、ドップラ周波数の測定に欠陥がある欠陥周波数方向を決定した場合にのみ、前記計算周波数方向に対するドップラ周波数を計算し、この場合に、前記計算周波数方向が、欠陥周波数方向である。これは、前記計算周波数方向におけるドップラ周波数の測定に実際に欠陥がある場合にのみ、前記計算周波数方向におけるドップラ周波数が計算されることを保証することができ、これにより不要な計算を避ける。
更に好ましいのは、前記ドップラ周波数測定ユニットが、前記少なくとも3つの異なる周波数方向においてドップラ周波数を測定する前記少なくとも3つの異なる周波数方向に向けられた少なくとも3つのレーザを有することである。
更に好ましいのは、前記ドップラ周波数測定ユニットが、前記少なくとも3つの異なる周波数方向においてドップラ周波数を測定するのに自己混合干渉技術を使用することである。レーザ及び自己混合干渉を使用することにより、前記ドップラ周波数は、更に向上された精度で決定されることができる。
前記ドップラ周波数測定ユニットは、好ましくは、前記少なくとも3つの異なる周波数方向に向けられた少なくとも3つのレーザを有するので、前記周波数方向は、レーザビーム方向とみなされることもできる。
更に好ましいのは、前記ドップラ周波数決定ユニットが、3より多いレーザを有し、少なくとも2つのレーザが、同じ周波数方向に向けられることである。少なくとも2つのレーザは、同じ周波数方向に向けられるので、前記ドップラ周波数は、同じ周波数方向において重複して測定される。したがって、たとえこれら2つのレーザの一方によるドップラ周波数の測定が妨げられるとしても、前記ドップラ周波数は、同じ周波数方向に向けられる前記少なくとも2つのレーザの他方のレーザを使用することにより高い品質で測定されることができる。これは、前記物体の速度を決定する品質を更に向上させることができる。
更に好ましいのは、前記ドップラ周波数決定ユニットが、異なる周波数方向に向けられた3より多いレーザを有することである。前記ドップラ周波数決定ユニットは、異なる周波数方向に向けられた3より多いレーザを有するので、ドップラ周波数は、3より多い周波数方向に対して決定されることができる。更に、3より多いレーザは、異なる周波数方向に向けられるので、前記異なる周波数方向は、互いに線形従属であり、第1の周波数方向に対して測定されるドップラ周波数は、他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数を線形結合することにより計算されることもできる。したがって、また、この実施例において、重複性が存在し、これは、前記測定されたドップラ周波数に欠陥がある場合に、測定されたドップラ周波数を計算されたドップラ周波数により置き換えるのに使用されることができる。例えば、第1の周波数方向に対して測定された上述のドップラ周波数に欠陥がある場合、この測定されたドップラ周波数は、速度を決定する間に、前記計算されたドップラ周波数により置き換えられることができる。
更に好ましいのは、前記ドップラ周波数決定ユニットが、異なる周波数方向に向けられた3より多いレーザを有し、前記速度決定ユニットが、第1の線形速度を決定するのに前記レーザの第1のサブセットを使用し、第2の線形速度を決定するのに前記レーザの第2のサブセットを使用することである。好ましくは、前記速度決定ユニットは、前記決定された第1の及び第2の線形速度に基づいて前記物体の回転パラメータ、特に、回転位置及び/又は回転速度を決定する。特に、前記速度決定ユニットは、前記回転速度としてヨー速度、ロール速度及びピッチ速度の少なくとも1つを決定する。前記第1のサブセット及び前記第2のサブセットを形成するレーザは、動的に選択されることができる。前記レーザの第1のサブセット及び前記レーザの第2のサブセットは、2つの仮想的なセンサとみなされることができる。好ましくは、前記速度決定ユニットは、前記第1の線形速度及び前記第2の線形速度が連続してかつ繰り返し決定されるように前記レーザの第1のサブセットと前記レーザの第2のサブセットとの間で切り替え、前記物体の回転速度は、前記連続してかつ繰り返し決定された第1の及び第2の線形速度に基づいて決定される。前記レーザの第1のサブセット及び前記レーザの第2のサブセットは異なるので、前記レーザの第1のサブセットの少なくとも1つのレーザビーム方向、すなわち周波数方向は、前記レーザの第2のサブセットのレーザビーム方向のいずれとも異なる。ヨー、ピッチ又はロール運動のような前記物体の回転運動は、したがって、一般に、前記速度方向の少なくとも1つにおいて異なる線形速度をもたらす。前記速度決定ユニットは、この差分に基づいて前記回転速度を決定することができる。
本発明の他の態様において、物体の速度を決定する速度決定装置を有する当該物体が示される。前記物体は、好ましくは、自動車、自転車、バイク、トラック、電車、船、ボート、飛行機等のような乗り物又は他の移動可能物体である。
本発明の他の態様において、物体の速度を決定する速度決定方法が示され、前記速度決定方法は、
‐少なくとも3つの異なる周波数方向に対するドップラ周波数を測定するステップと、
‐前記少なくとも3つの異なる周波数方向の計算周波数方向に対するドップラ周波数を、前記少なくとも3つの異なる周波数方向の少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数に依存して、計算するステップと、
‐前記計算周波数方向に対して計算された前記計算されたドップラ周波数及び前記少なくとも3つの異なる周波数方向の少なくとも2つの他の周波数方向に対して計算されたドップラ周波数に依存して前記物体の速度を決定するステップと、
を有する。
本発明の他の態様において、関心の物体の速度を決定する速度決定コンピュータプログラムが示され、前記コンピュータプログラムは、前記速度決定コンピュータプログラムが請求項1に記載の速度決定装置を制御するコンピュータ上で実行される場合に、請求項14に記載の速度決定方法のステップを前記速度決定装置に実行させるプログラムコード手段を有する。
請求項1の速度決定装置、請求項13の物体、請求項14の速度決定方法及び請求項15の速度決定コンピュータプログラムが、特に従属請求項に規定されるように、同様の及び/又は同一の好適な実施例を持つと理解されるべきである。
本発明の好適な実施例が、それぞれの独立請求項との従属請求項のいかなる組み合わせでもあることができると理解されるべきである。
乗り物の速度を決定する速度決定装置の実施例を有する乗り物の実施例を概略的にかつ例示的に示す。 より詳細に速度決定装置の実施例を概略的にかつ例示的に示す。 速度決定ユニットのドップラ周波数測定ユニットの実施例を概略的にかつ例示的に示す。 乗り物の速度が決定される速度方向に対して、ドップラ周波数が測定される周波数方向の向きを概略的にかつ例示的に示す。 時間に依存するドップラ周波数を例示的に示す。 乗り物の速度を決定する速度決定方法の実施例示すフローチャートを例示的に示す。 ドップラ周波数測定ユニットの他の実施例を概略的にかつ例示的に示す。 ドップラ周波数測定ユニットの他の実施例のレーザ及び周波数方向の可能な構成を示す。 ドップラ周波数測定ユニットの他の実施例のレーザ及び周波数方向の可能な構成を示す。
図1は、この実施例において乗り物である物体2を概略的にかつ例示的に示し、前記乗り物は、乗り物2の速度を決定する速度決定装置1を有する。速度決定装置1は、図2においてより詳細に概略的にかつ例示的に示される。
速度決定装置1は、3つの異なる周波数方向に対するドップラ周波数を測定するドップラ周波数測定ユニット3を有する。ドップラ周波数測定ユニット3は、図3においてより詳細に概略的にかつ例示的に示される。
ドップラ周波数測定ユニット3は、3つの異なる周波数方向10、11、12においてドップラ周波数を測定する3つの異なる周波数方向10、11、12において地面8に向けて放射線9を放射する3つのレーザ13、14、15を有する。レーザ13、14、15は、制御ユニット16により制御される。ドップラ周波数測定ユニット3は、3つの異なる周波数方向10、11、12においてドップラ周波数を測定するのに自己混合干渉技術を使用する。それぞれのレーザにより放射されるレーザビームは、地面8により反射され、反射された光は、それぞれのレーザのキャビティに再び入る。前記反射されたレーザ光の再突入は、前記キャビティとの自己混合干渉を生じ、これにより前記キャビティ内で強度変化を生成する。組み込みフォトダイオード又は外部フォトダイオードが、これらの強度変化を測定し、対応する強度信号を生成するように設けられる。他の実施例において、前記変化は、前記それぞれのレーザの供給電流又は供給電圧における変動を測定することにより測定されることもできる。外部フォトダイオードが使用される場合、前記レーザ光の一部は、アウトカップリングされ、前記レーザ光のこのアウトカップリングされた部分は、前記外部フォトダイオードに向けられる。前記生成された強度信号は、自己混合干渉信号とみなされることができ、前記強度信号の主な周波数は、ドップラ周波数とみなされることができる。制御ユニット16は、したがって、好ましくは、3つのレーザ13、14、15に割り当てられた前記フォトダイオードから3つの強度を受信し、前記3つの強度信号から、すなわち前記3つの自己混合干渉信号の各々から、それぞれの周波数方向10、11、12に対するドップラ周波数を決定する。自己混合干渉技術のより詳細な説明に対して、参照によりここに組み込まれる記事"A Double-Laser Diode Onboard Sensor for Velocity Measurements" by Xavier Raoul et al., IEEE Transactions on Instrumentation and Measurement, vol. 53, no. 1, pages 95 to 101, February 2004が参照される。
速度決定装置1は、3つの異なる周波数方向10、11、12の計算周波数方向に対するドップラ周波数を、3つの異なる周波数方向10、11、12の少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数に依存して、計算するドップラ周波数計算ユニット4を有する。速度決定装置1は、前記計算周波数方向に対して計算された前記計算されたドップラ周波数及び前記少なくとも2つの他の周波数方向のドップラ周波数に依存して物体2の速度を決定する速度決定ユニット5を有する。
ドップラ周波数計算ユニット4は、3つの異なる周波数方向10、11、12の計算周波数方向に対するドップラ周波数を、3つの異なる周波数方向10、11、12の少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数に依存して、計算するので、たとえこの計算周波数方向におけるドップラ周波数の測定が妨げられるとしても、信頼できるドップラ周波数は、前記計算周波数方向においても決定されることができる。したがって、速度決定ユニット5は、たとえ前記計算周波数方向におけるドップラ周波数の測定が妨げられるとしても、前記計算周波数方向とは異なる前記少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数及び前記計算されたドップラ周波数を使用することにより、物体2の速度を決定することができる。これは、物体2の速度を決定する信頼性を向上させる。
一実施例において、ドップラ周波数計算ユニット4は、ドップラ周波数の測定に欠陥があるか否かを決定する。前記3つの測定されたドップラ周波数に欠陥がない場合、前記3つの測定されたドップラ周波数は、前記3つの測定されたドップラ周波数に依存して速度を決定する速度決定ユニット5に提供される。前記測定されたドップラ周波数の1つに欠陥がある場合、ドップラ周波数計算ユニット4は、欠陥のない測定されたドップラ周波数に依存してドップラ周波数を計算し、速度決定ユニット5は、前記計算されたドップラ周波数及び前記測定された欠陥のないドップラ周波数に依存して前記速度を決定する。
例えば、前記ドップラ周波数計算ユニットは、前記ドップラ周波数の測定に欠陥があるかどうかを決定するために、例えば、自己混合干渉信号の信号対雑音比を所定の閾値と比較することができる。他の方法も、欠陥ドップラ周波数測定を決定するのに使用されることができる。例えば、自己混合干渉信号の周波数ピークの形状は、予測される周波数ピークと比較されることができ、前記比較が、所定の閾値より大きい偏差を生じる場合、対応する周波数方向が欠陥周波数方向であると決定されることができる。又は、特定の周波数方向において測定されたドップラ周波数が、所定の予測される速度範囲内であるこの周波数方向における速度を生じるかどうかが決定されることができ、前記速度が前記所定の予測される速度範囲内ではない場合、前記特定の周波数方向における測定に欠陥があると決定されることができる。更に、加速度が、前記測定された対応するドップラ周波数に基づいて前記特定の周波数方向において計算されることができ、前記ドップラ周波数の測定に欠陥があるかどうかを決定するために、前記加速度が所定の予測される加速度範囲内であるかどうかが決定されることができる。前記速度範囲及び/又は加速度範囲は、前記物体の既知の可能な速度及び/又は加速度に基づいて予め規定されることができる。カルマンフィルタリングも、ある周波数方向におけるドップラ周波数の測定に欠陥があるかどうかを決定するのに使用されることができる。
速度決定ユニット5は、三次元速度を決定するために3つの速度方向
Figure 2013545098
における速度vx、vy、vzを決定する。物体2は、好ましくは、水平面内、すなわち地面8に平行な面内の順方向
Figure 2013545098
に移動し、3つの速度方向vx、vy、vzは、好ましくは、順方向
Figure 2013545098
と、前記水平面内にあり、順方向
Figure 2013545098
と直交する横方向
Figure 2013545098
と、垂直方向
Figure 2013545098
とを含む。3つの速度方向
Figure 2013545098
は、図1において座標系42により示される。
3つの速度方向
Figure 2013545098
は、速度方向
Figure 2013545098
の1つにおける速度が3つの周波数方向10、11、12に対して測定されたドップラ周波数の結合により決定可能であるように少なくとも3つの周波数方向10、11、12とは異なる。この実施例において、速度決定ユニット5は、以下の式によって、物体2の速度、すなわち前記乗り物の対地速度ベクトルvx、vy、vzを決定する。
前記乗り物の速度は、好ましくは、ISO8855に記載されるように所定の乗り物基準系において決定される。前記乗り物基準系は、前記乗り物に固定された右手直交軸系である。正のx軸は、前記乗り物の運転方向を指し、正のy軸は、正のx軸を見る場合に左を指し、正のz軸は上を指す。
一般に、目標が速度センサから離れる場合、ドップラ周波数は負であり、前記目標が前記速度センサに向かって移動する場合、ドップラ周波数は正である。本実施例において、前記目標は道路であり、道路の速度
Figure 2013545098
は、前記乗り物の負の速度
Figure 2013545098
である。したがって、ドップラ周波数は、以下の式によって計算されることができる。
Figure 2013545098
ここでeは、それぞれの周波数方向の単位ベクトルである。前記周波数方向を前記乗り物基準系に投影することにより、以下の式が得られる。
Figure 2013545098
ここでλは、レーザ13、14、15により放射されたレーザビームの波長を示し、f1、f2、f3は、それぞれ、周波数方向10、11、12に対して測定又は計算されたドップラ周波数を示す。
i=1、2、3である、単位ベクトル
Figure 2013545098
を持つ周波数方向に対する角度θi及びφiは、好ましくは、以下のように規定される。角度θiは、好ましくは、対応する周波数方向と単位zベクトルとの間の角度であり、角度φiは、好ましくは、x−y平面及び単位xベクトルに対する
Figure 2013545098
の投影である。
一実施例において、前記角度は、以下のようにセットされる。
Figure 2013545098
図3は、周波数方向10、11、12の好適な三次元向きを示すことなしに、概略的にのみ3つの周波数方向10、11、12を示す。周波数方向10、11、12の好適な三次元向きは、図4に示される。図4に見られるように、3つの周波数方向10、11、12は、好ましくは、25度の同じ傾斜角度、及びそれぞれ0、210及び330度の方位角を持つ。
異なる周波数方向10、11、12において測定されたドップラ周波数は、互いに独立に測定され、すなわち第1の周波数方向におけるドップラ周波数の測定は、前記第1の周波数方向とは異なる第2の周波数方向におけるドップラ周波数の測定により影響を受けない。特に、ドップラ周波数測定ユニット3は、各周波数方向10、11、12において異なるドップラ周波数を測定する。
荒い自動車環境及び厳しい道路状況により、1つの検出チャネル、すなわち周波数方向10、11、12の1つにおけるドップラ周波数の測定は、失敗しうる。例えば、1つの周波数方向におけるレーザビームは、対応するレーザと路面8との間の散乱物により一時的にブロックされるかもしれず、又は自己混合フィードバック、すなわち対応するキャビティに再び入った反射光の強度は、大きな焦点ぼけにより弱くなりすぎる。1つの周波数方向におけるドップラ周波数の測定が失敗する場合、式(2)による速度の信頼できる決定は、一般に可能ではない。しかしながら、前記乗り物の垂直速度が順方向及び横方向成分と比較して比較的小さいという仮定の下で、3チャネルシステム、すなわち式(2)は、過剰決定される。これは、以下の式を生じる。
z≒0≒(λ/2)(cosθ11+cosθ22+cosθ33) (4)
式(4)を使用することにより、失敗検出チャネルのドップラ周波数、すなわち一例において図3及び4において10により示される周波数方向でありうる特定の周波数方向における欠陥ドップラ周波数は、他の検出チャネルから、すなわち他の周波数方向11、12において測定されたドップラ周波数から回復されることができる。特に、角度θ1、θ2、θ3が等しい場合、前記特定の周波数方向における欠陥ドップラ周波数は、以下の式によって前記他の周波数方向において測定されたドップラ周波数から回復されうる。
1≒−(f2+f3) (5)
したがって、この例において、ドップラ周波数計算ユニット4は、計算周波数方向10に対するドップラ周波数f1を、他の2つの周波数方向11、12に対して測定されたドップラ周波数f2、f3の線形結合に依存して、計算する。特に、ドップラ周波数計算ユニット4は、計算周波数方向10に対するドップラ周波数f1を、他の2つの周波数方向11、12に対して測定されたドップラ周波数f2、f3の負の和に依存して、計算する。これは、少ない計算労力で計算周波数方向10に対するドップラ周波数f1を計算することを可能にする。
図5は、任意の単位の時間tに依存するMHzの測定及び計算された周波数を例示的に示す。43、44及び45により示される曲線は、それぞれ、測定されたドップラ周波数f1、f2、f3を表す。ドップラ周波数f2、f3は、対応するドップラ周波数を測定する際の失敗を示すジャンプ等を示さない。しかしながら、測定されたドップラ周波数f1を表す曲線43は、ドップラ周波数f1の測定が失敗であることを示すジャンプを示す。図5は、式(5)によって計算されることができ、ジャンプを示さない計算されたドップラ周波数f1を表す曲線46を示す。したがって、1つの検出チャネル、すなわち計算周波数方向10におけるドップラ周波数の測定は、例えば低い信号品質により、一時的に機能しないが、脱落は、前記他の2つの検出チャネル、すなわち他の周波数方向11、12において測定されたドップラ周波数からうまく回復される。前記垂直速度がゼロであるという仮定に基づいて、前記乗り物の対地速度は、依然として測定可能である。
速度決定装置1は、ドップラ周波数計算ユニット4により実行された計算の精度を示し、信号強度条件ともみなされうる精度条件が満たされるかどうかを決定する精度条件満足決定ユニット6を有し、精度満足決定ユニット6が、前記精度条件が満たされると決定した場合に、ドップラ周波数計算ユニット4は、計算周波数方向10に対するドップラ周波数f1を計算する。速度決定装置1は、速度方向において時間とともに決定された速度を記憶する記憶ユニット7を有し、精度条件満足決定ユニット6は、前記記憶された速度に依存して、ドップラ周波数計算ユニット4により実行された計算の精度を示す精度条件が満たされるかどうかを決定する。精度条件満足決定ユニット6は、前記記憶された速度の平均を計算し、前記平均を所定の閾値と比較することにより、ドップラ周波数計算ユニット4により実行された計算の精度を示す精度条件が満たされるかどうかを決定することができる。好ましくは、前記平均を計算する前に、前記記憶された速度は、ローパスフィルタリングされる。
この実施例において、記憶ユニット7は、垂直速度方向
Figure 2013545098
に対応する速度vzを記憶し、垂直方向
Figure 2013545098
における速度vzが実質的にゼロであると推定されることができる。計算周波数方向10におけるドップラ周波数f1を計算する精度は、この場合、垂直速度方向
Figure 2013545098
において測定されたすでに記憶された速度vzとゼロとの間の類似性の度合に依存する。この例において、精度条件満足決定ユニット6は、垂直速度方向
Figure 2013545098
に対して測定された記憶された速度vzの平均を、ゼロに近い閾値と比較することにより、前記精度条件が満たされるかどうかを決定する。前記閾値は、好ましくは、例えば、較正測定により決定されることができる所定の閾値であり、前記平均は、前記速度を決定する精度が十分であるか否かが既知である間に計算される。
したがって、精度条件満足決定ユニット6は、前記垂直速度の履歴をモニタリングすることにより、前記計算周波数方向においてドップラ周波数を計算する場合に、前記垂直速度が十分に小さいことを保証する。精度条件満足決定ユニット6は、したがって、式(4)及び(5)による上述のアプローチが、前記速度決定装置のハードな失敗を示す低すぎる精度を生じる場合と、精度要件が満たされ、前記速度決定装置が前記速度の決定を続行することができる場合とを区別することができる。
式(4)から引き出されることができるように、他の2つの周波数f2、f3も計算されることができる。特に、角度θ1、θ2、θ3が等しい場合、他の2つの周波数f2、f3は、周波数方向11又は周波数方向12におけるドップラ周波数の測定にそれぞれ欠陥がある場合に、以下の式によって計算されることができる。
2≒−(f1+f3) (6)
3≒−(f1+f2) (7)
ドップラ周波数計算ユニット4は、前記ドップラ周波数の絶対値のみならず、前記ドップラ周波数の符号をも計算し、速度決定ユニット5は、前記速度の絶対値及び前記速度の方向をも決定する。式(3)によって、特に、式(5)ないし(7)によって、それぞれ計算されたドップラ周波数の符号が決定されることができ、前記計算されたドップラ周波数の前記決定された符号は、乗り物2の速度の方向を決定するのに使用されることができる。したがって、2つの検出チャネルの符号から、すなわち2つの周波数方向において測定されたドップラ周波数の符号から、他の検出チャネルの符号、すなわち前記他の周波数方向におけるドップラ周波数の符号が、確認され、必要であれば修復されることができる。方向検出信頼性は、したがって、増大されることができる。
速度決定ユニット5は、好ましくは、前記決定された速度を人に示すために前記決定された速度をディスプレイ47に送信する。速度決定ユニット5及びディスプレイ47は、無線で又は有線データ接続を介して通信することができる。
以下に、物体の速度を決定する速度決定方法の一実施例が、図6に示されるフローチャートを参照して例示的に説明される。
ステップ201において、ドップラ周波数f1、f2、f3は、3つの異なる周波数方向10、11、12に対して測定される。ステップ202において、物体2の速度vx、vy、vzは、好ましくは式(2)によって、3つの測定された周波数f1、f2、f3に依存して決定される。ステップ203において、異なる周波数方向10、11、12の1つにおけるドップラ周波数の測定に欠陥があるかどうかが決定される。ステップ203において、前記ドップラ周波数の測定が、周波数方向10、11、12のいずれにおいても欠陥がないと決定される場合、垂直速度vzは、ステップ204において記憶され、前記決定された速度は、ステップ205において前記決定された速度を示すためにディスプレイ47に送信される。前記方法は、この場合、ステップ201に続行する。
ステップ203において、周波数方向10、11、12の1つにおけるドップラ周波数の測定に欠陥があると決定された場合、ステップ206において、1つ又は複数の垂直速度vzが既に記憶されているかどうかが決定される。垂直速度vzがまだ記憶されていない場合、ステップ207において、エラーメッセージがディスプレイ47に示されるか、又はディスプレイ47がただ更新されず、これにより以前に決定された速度を表示する。
ステップ206において、垂直速度vzが既に記憶されていると決定される場合、ステップ208において、記憶された垂直速度vzがローパスフィルタリングされ、ローパスフィルタリングされた垂直速度は、平均を決定するためにステップ209において平均される。前記ローパスフィルタリングは、特定数の最新の測定値、例えば最新の10の測定値にわたる移動平均を実行することにより、又は他の既知のローパスフィルタリング手順により実行されることができる。ステップ210において、前記平均の絶対値は、ゼロに近い所定の閾値と比較される。前記閾値は、上述のように較正測定により予め規定されることができる。前記平均の絶対値が、前記所定の閾値より小さくない場合、前記精度条件、すなわち垂直速度vzが実質的にゼロであることが満たされず、前記方法は、ステップ207に続行する。前記平均の絶対値が前記所定の閾値より小さい場合、前記精度条件が満たされ、前記方法は、ステップ211に続行する。
ステップ211において、前記欠陥のある測定されたドップラ周波数に対して、ドップラ周波数は、上述の式(5)ないし(7)の1つによって前記他の2つの測定されたドップラ周波数に依存して計算され、ステップ211において、前記速度は、計算周波数方向、すなわち欠陥ドップラ周波数が測定された周波数方向に対して計算された前記計算されたドップラ周波数、及び前記2つの他の周波数方向において測定されたドップラ周波数に依存して決定される。ステップ212において、前記決定された速度の垂直部分vzが記憶され、前記決定された速度は、ステップ205においてディスプレイ47に送信され、ディスプレイ47上に示される。前記方法は、この場合、ステップ201に続行する。
図7は、特に図2を参照して、上記の他の構成要素とともに使用されることができる前記ドップラ周波数測定ユニットの他の実施例を概略的にかつ例示的に示す。
図7に示されるドップラ周波数測定ユニット103は、4つのレーザ13、14、15、17を有し、2つのレーザ13、17は、同じ周波数方向10、10'に向けられる。2つのレーザ13、17は、同じ周波数方向10、10'に向けられるので、前記ドップラ周波数は、同じ周波数方向10、10'において重複して測定される。したがって、たとえ2つのレーザ13、17の一方によるドップラ周波数の測定が妨げられるとしても、前記ドップラ周波数は、同じ周波数方向10、10'における2つのレーザ13、17の他方を使用することにより高品質で測定されることができる。これは、物体2の速度を決定する品質を更に向上させる。レーザ13、17を使用することにより測定されるドップラ周波数の一方の測定が妨げられる場合、妨げられない2つのレーザ13、17の他方のレーザにより測定されるドップラ周波数は、物体2の速度を決定する速度決定ユニットに提供されることができる。レーザ13、17により測定されたドップラ周波数が、両方とも妨げられない場合、前記ドップラ周波数は、平均されることができ、前記平均されたドップラ周波数は、前記物体の速度を決定するために他の測定されたドップラ周波数と一緒に使用されることができる。
他の実施例において、前記ドップラ周波数決定ユニットは、異なる周波数方向に向けられた3より多いレーザを有する。この他の実施例において、前記ドップラ周波数決定ユニットは、異なる周波数方向に向けられた3より多いレーザを有するので、ドップラ周波数は、3より多い周波数方向に対して決定されることができる。前記周波数方向の1つにおけるドップラ周波数の測定に欠陥がある場合、他の3つの周波数方向において測定されたドップラ周波数が、前記速度を決定するのに使用されることができる。
信頼性を向上させ、前記速度決定装置の寿命を延ばすために、重複レーザは、したがって、提供されうる。複数の重複レーザは、マルチレーザダイにモノリシックに一体化されうる又は別個の装置として具現化されうる。両方の場合に、これらのレーザの小部分(sub-pluralities)は、重複レーザを持つ測定チャネルを形成する光学経路及び光学系を共有することができる。他の実施例において、各個別のレーザは、部分的に又は全体的に個別の光学系を持つことができる。
前記重複レーザは、上述のドップラ周波数計算ユニット及び前記速度決定ユニットであることができる同じ又は複数の信号処理ユニットを共有する重複測定チャネルを提供するとみなされることができる。特に個別の光学系を用いて空間的に分離された、同じ又は複数の信号処理ユニットを共有する重複測定チャネルを使用することは、以下の利益、すなわちa)光学パワー、デューティサイクル及びパルス幅において異なることができ、依然として目の安全性要件に従う、異なる測定プランで異なる測定チャネルを使用する可能性、及びb)測定チャネルの別のサブセットを選択及びグループ分けすることによる仮想センサの規定を提供することができる。
前記測定プランに関して、異なる動作条件、特に低い信号対雑音比条件における測定信頼性は、同時に光学パワーを増大させ、パルス幅を広げ、デューティサイクルを低下させることにより向上されることができる。しかしながら、光学パワー、パルス幅及びデューティサイクルの組み合わせが、目の安全性に関連した閾値より大きいレーザ強度を生じる場合、この組み合わせは、前記速度決定ユニットにより使用されることができない。信号対雑音比を増大させるために、前記レーザを用いる測定が目に対して安全である間に、異なる測定プランが、図8を参照して以下に例示的に説明されるように使用されることができる。
図8は、周波数方向24...29においてドップラ周波数を測定するレーザ18...23の構成を概略的にかつ例示的に示す。この実施例において、レーザのサブセット、例えば、レーザ18、20、22は、第1の測定プランによって制御され、レーザの第2のサブセット、例えば、レーザ19、21、23は、前記第1の測定プランとは異なる第2の測定プランによって制御される。前記第1の及び第2の測定プランは、目の安全性要件が満たされている間に、自己混合干渉信号が許容可能な信号対雑音比で生成されることができるように構成される。例えば、前記第1の測定プランによって、レーザ18、20及び22は、850nmの波長、0.3msのパルス幅及び1kHzの反復周波数において1mWのパワーを持つレーザビームを放射することができる。前記第2の測定プランは、レーザ19、21、23が、850nmの波長、3msのパルス幅及び10Hzの反復周波数における1.9mWのパワーを持つレーザ光を放射することを規定することができる。レーザの単一のセットに対する両方の測定プランの組み合わせは、目の安全性要件により禁止されるが、空間的に分離された光学的測定チャネルの場合、これらの組み合わせは可能にされる。前記第2の測定プランを使用することにより、より長い測定時間をより高い光学パワーと組み合わせるので、測定信頼性は、最悪の信号条件において大幅に向上されることができる。
更に好ましいのは、前記ドップラ周波数決定ユニットが、異なる周波数方向に向けられた3より多いレーザを有し、前記速度決定ユニットが、第1の線形速度を決定するのに前記レーザの第1のサブセットを使用し、第2の線形速度を決定するのに前記レーザの第2のサブセットを使用することである。前記異なる仮想センサの幾何学的構成は、前記異なる仮想センサにより測定された線形速度ベクトルが、前記乗り物本体の角度位置に敏感になる又は反応しないように選択されることができる。例えば、式(8)
Figure 2013545098
に規定される方位角を持つ構成は、ロール角度の変化に対して敏感であるが、ピッチ角度の変化に反応しないのに対し、式(9)
Figure 2013545098
により規定される方位角を持つ構成は、ピッチ角度の変化に対して敏感であるが、ロール角度の変化に対して反応しない。このように、前記仮想センサの適切な角度構成を選択することにより、及び別々に測定された線形速度ベクトルを数学的に操作することにより、前記乗り物本体の角度座標及び速度、すなわち回転位置及び回転速度は、計算されることができる。角度座標及び速度を測定する他の方法は、角度座標を直接的に測定することができる、より単純な仮想センサを構成することである。例えば、式(10)による構成を持つ2レーザセンサは、前記乗り物本体のピッチ角度を直接的に測定することができる。
Figure 2013545098
好ましくは、前記速度決定ユニットは、前記決定された第1の及び第2の線形速度に基づいて前記物体の回転速度を決定する。特に、前記速度決定ユニットは、ヨー角度及び/又は速度、ロール角度及び/又は速度並びにピッチ角度及び/又は速度の少なくとも1つを前記回転角度又は速度として決定する。前記第1のサブセット及び前記第2のサブセットを形成するレーザは、動的に選択されることができる。前記レーザの第1のサブセット及び前記レーザの第2のサブセットは、2つの仮想センサとみなされることができる。好ましくは、前記速度決定ユニットは、前記第1の線形速度及び前記第2の線形速度が連続して及び繰り返し決定されるように前記レーザの第1のサブセットと前記レーザの第2のサブセットとの間で切り替え、前記物体の回転速度が、前記連続して及び繰り返し決定された第1の及び第2の線形速度に基づいて決定される。前記レーザの第1のサブセット及び前記レーザの第2のサブセットは異なるので、前記レーザの第1のサブセットの少なくとも1つのレーザビーム方向は、前記レーザの第2のサブセットのレーザビーム方向のいずれとも異なる。ヨー、ピッチ又はロール運動のような前記物体の回転速度は、したがって、一般に、前記速度方向の少なくとも1つにおいて異なる線形速度を生じる。前記速度決定ユニットは、この差に基づいて前記回転速度を決定することができる。
この差と前記回転速度との間の関係は、単純な数学的判断により又は既知の回転速度が存在する間に前記差が測定される較正測定により決定されることができる。前記速度決定ユニットは、好ましくは、実際に測定された差、及び前記回転速度と差との間の決定された関係に基づいて前記回転速度を決定する。初期化手順において、前記乗り物の回転位置が決定されることができ、前記乗り物の運転中に、実際の回転位置は、最初に決定された又は依然に決定された回転位置及び前記決定された回転速度に基づいて決定されることができる。好適な実施例において、前記乗り物の回転位置を規定する角度は、最初にゼロにセットされる。
前記乗り物は、場所x、y、zにおいて測定される局所速度
Figure 2013545098
が、前記乗り物の質量中心の速度ベクトル
Figure 2013545098
及び前記質量中心のまわりの回転の和として、以下の式、
Figure 2013545098
によって規定されることができ、ここで
Figure 2013545098
は前記回転速度の量に比例する強度及び回転面に垂直な方向を持つ回転ベクトルであり、
Figure 2013545098
は場所x、y、zと前記質量中心との間の接続ベクトルである。前記ドップラ周波数測定ユニットは、少なくとも2つの異なる場所においてドップラ周波数を測定することができ、前記速度決定ユニットは、これら少なくとも2つの異なる場所において前記乗り物の速度を決定し、前記少なくとも2つの異なる場所において決定された速度に基づいて及び式(12)に基づいて回転ベクトル
Figure 2013545098
を決定することができる。
チャネルの別のサブセット、すなわち異なる周波数方向においてレーザビームを放射する別のレーザは、特にリアルタイムで、仮想センサを規定するために、選択及びグループ分けされることができる。これは、以下に、図9を参照してより詳細に例示的に説明される。
図9は、異なる周波数方向36...41においてドップラ周波数を測定する異なる周波数方向36...41においてレーザ光を放射するレーザ30...35の構成を概略的にかつ例示的に示す。例えば、以下の2つのサブセット、すなわちレーザ30、31、32を持つ第1のサブセット及びレーザ33、34、35を持つ第2のサブセットが、形成されることができる。両方のサブセットは、空間的に分離された2つの別の仮想センサとみなされることができる。それぞれのサブセットのレーザを使用することにより測定されるドップラ周波数は、前記第1の及び第2のサブセットにより規定される前記2つの別のセンサの各々に対して三次元速度ベクトルを決定するのに使用されることができる。前記2つの三次元速度ベクトルは、ヨー、ロール及び/又はピッチ角度のような前記乗り物ダイナミクスの追加パラメータを計算するのに使用されることができる。既に上で述べられたように、前記仮想センサは、動的に再構成されうる。例えば、第1の構成において、前記第1のサブセットは、レーザ30、31、32を有することができ、前記第2のサブセットは、レーザ33、34、35を有することができ、第2の構成において、前記第1のサブセットは、レーザ30、33、34を有することができ、前記第2のサブセットは、レーザ31、32、35を有することができる。
前記仮想センサは、センサ複雑性を減少させるために、同じハードウェア及びソフトウェア信号処理リソースを共有することができる。
図1ないし4を参照して上で説明された実施例において、前記ドップラ周波数測定ユニットは、3つの周波数方向においてドップラ周波数を測定する3つのみのレーザを有するが、図1ないし4を参照して説明された実施例は、3より多い周波数方向においてドップラ周波数を測定する3より多いレーザを有することもできる。
上記の実施例において、レーザが、ドップラ周波数を光学的に測定するのに使用されているが、他の実施例において、他の方法でドップラ周波数を測定する他の手段が使用されることができる。例えば、ドップラ周波数は、音響波を送出し、音響波を受け取る音響センサを使用することにより音響的に決定されることができる。例えば、超音波トランスデューサが、ドップラ周波数を音響的に測定するのに使用されることができる。
上記の実施例において、ドップラ周波数は、自己混合干渉技術を使用することにより光学的に決定されているが、ドップラ周波数は、従来の干渉分光法のような他の光学的技術を使用することにより光学的に決定されることもできる。
図1において、前記乗り物が車であるように示されるが、前記乗り物は、自転車、バイク、トラック、電車、船、ボート、飛行機等又は他の移動可能仏体であることもできる。
上記の実施例において、前記決定された速度は、前記決定された速度を人に示すためにディスプレイに送信されるが、これに加えて又は代わりに、前記速度決定ユニットは、ブロッキング防止ユニット、電子安定性制御ユニット、適応クルーズ制御ユニット、駐車支援ユニット等のような他のユニットに前記決定された速度を送信することができる。
開示された実施例に対する他の変形例は、図面、開示及び添付の請求項の検討から、請求された発明を実施する当業者により理解及び達成されることができる。
請求項において、単語"有する"は、他の要素又はステップを除外せず、不定冠詞"ある"は、複数を除外しない。
単一のユニット又は装置が、請求項に記載される複数のアイテムの機能を満たしてもよい。特定の方策が相互に異なる従属請求項に記載されるという単なる事実は、これらの方策の組み合わせが有利に使用されることができないことを示さない。
1つ又は複数のユニット又は装置により実行されるドップラ周波数の計算、速度の計算、精度条件が満たされているかどうかの決定等のような計算及び決定は、いかなる他の数のユニット又は装置によっても実行されることができる。前記速度決定方法による計算及び決定及び/又は速度決定装置の制御は、コンピュータプログラムのプログラムコード手段として及び/又は専用ハードウェアとして実施されることができる。
コンピュータプログラムは、他のハードウェアと一緒に又は一部として供給される、光学記憶媒体又は半導体媒体のような、適切な媒体に記憶/流通されうるが、インターネット又は他の有線若しくは無線電気通信システムを介して、他の形で流通されてもよい。
請求項内の参照符号は、その範囲を限定すると解釈されるべきでない。
本発明は、物体の速度を決定する速度決定装置に関する。ドップラ周波数測定ユニットは、少なくとも3つの異なる周波数方向においてドップラ周波数を測定し、ドップラ周波数計算ユニットは、前記少なくとも3つの異なる周波数方向の1つと同様である計算周波数方向に対するドップラ周波数を、前記少なくとも3つの異なる周波数方向の少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数に依存して、計算する。前記速度は、この場合、前記計算されたドップラ周波数及び前記測定されたドップラ周波数に依存して決定されることができる。前記計算周波数方向において、前記測定されたドップラ周波数が、前記速度を決定するのに必要とされないので、たとえこの計算周波数方向におけるドップラ周波数の測定が妨げられるとしても、信頼できる速度が、前記計算周波数方向においても決定されることができる。

Claims (15)

  1. 物体の速度を決定する速度決定装置において、
    少なくとも3つの異なる周波数方向においてドップラ周波数を測定するドップラ周波数測定ユニットと、
    前記少なくとも3つの異なる周波数方向の計算周波数方向に対するドップラ周波数を、前記少なくとも3つの異なる周波数方向の少なくとも2つの他の周波数方向に対するドップラ周波数に依存して、計算するドップラ周波数計算ユニットと、
    前記計算周波数方向に対して計算された前記計算されたドップラ周波数、及び前記少なくとも2つの他の周波数方向に対するドップラ周波数に依存して前記物体の速度を決定する速度決定ユニットと、
    を有する速度決定装置。
  2. 前記速度決定ユニットが、三次元速度を決定するように3つの速度方向において前記速度を決定し、前記3つの速度方向は、前記速度方向の1つにおける速度が前記少なくとも3つの異なる周波数方向に対して測定されたドップラ周波数の組み合わせにより決定可能であるように、前記少なくとも3つの周波数方向とは異なる、請求項1に記載の速度決定装置。
  3. 前記ドップラ周波数計算ユニットが、前記少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数の線形結合に依存して前記計算周波数方向に対するドップラ周波数を計算する、請求項1に記載の速度決定装置。
  4. 前記速度決定装置は、前記ドップラ周波数計算ユニットにより実行された計算の精度を示す精度条件が満たされているかどうかを決定する精度条件満足決定ユニットを有し、前記精度満足決定ユニットが、前記精度条件が満たされていると決定した場合に、前記ドップラ周波数計算ユニットが、前記計算周波数方向に対するドップラ周波数を計算する、請求項1に記載の速度決定装置。
  5. 前記速度決定ユニットが、三次元速度を決定するために3つの速度方向において速度を決定し、前記速度決定装置が、速度方向において時間とともに決定された速度を記憶する記憶ユニットを有し、前記精度条件満足決定ユニットは、前記記憶された速度に依存して、前記ドップラ周波数計算ユニットにより実行された計算の精度を示す精度条件が満たされているかどうかを決定する、請求項4に記載の速度決定装置。
  6. 前記精度条件満足決定ユニットは、前記記憶された速度の平均を計算し、前記平均を所定の閾値と比較することにより、前記ドップラ周波数計算ユニットにより実行された計算の精度を示す精度条件が満たされているかどうかを決定する、請求項5に記載の速度決定装置。
  7. 前記記憶ユニットが、垂直速度方向に対応する速度を記憶する、請求項5に記載の速度決定装置。
  8. 前記ドップラ周波数計算ユニットは、ドップラ周波数の測定に欠陥がある欠陥周波数方向を決定し、前記少なくとも3つの異なる周波数方向の前記少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数に依存して前記欠陥周波数方向である計算周波数方向に対するドップラ周波数を計算する、請求項1に記載の速度決定装置。
  9. 前記ドップラ周波数測定ユニットが、前記少なくとも3つの異なる周波数方向においてドップラ周波数を測定するために前記少なくとも3つの異なる周波数方向に向けられた少なくとも3つのレーザを有する、請求項1に記載の速度決定装置。
  10. 前記ドップラ周波数測定ユニットが、前記少なくとも3つの異なる周波数方向においてドップラ周波数を測定するために自己混合干渉技術を使用する、請求項9に記載の速度決定装置。
  11. 前記ドップラ周波数決定ユニットが、異なる周波数方向に向けられた3より多いレーザを有し、前記速度決定ユニットが、第1の線形速度を決定するのに前記レーザの第1のサブセットを使用し、第2の線形速度を決定するのに前記レーザの第2のサブセットを使用する、請求項9に記載の速度決定装置。
  12. 前記速度決定ユニットが、前記決定された第1の及び第2の線形速度に基づいて前記物体の回転パラメータを決定する、請求項11に記載の速度決定装置。
  13. 物体であって、前記物体の速度を決定する請求項1に記載の速度決定装置を有する物体。
  14. 物体の速度を決定する速度決定方法において、
    少なくとも3つの異なる周波数方向に対してドップラ周波数を測定するステップと、
    前記少なくとも3つの異なる周波数方向の計算周波数方向に対するドップラ周波数を、前記少なくとも3つの異なる周波数方向の少なくとも2つの他の周波数方向に対して測定されたドップラ周波数に依存して、計算するステップと、
    前記計算周波数方向に対して計算された前記計算されたドップラ周波数、及び前記少なくとも2つの他の周波数方向に対するドップラ周波数に依存して前記物体の速度を決定するステップと、
    を有する方法。
  15. 物体の速度を決定する速度決定コンピュータプログラムにおいて、前記速度決定コンピュータプログラムが、請求項1に記載の速度決定装置を制御するコンピュータ上で実行される場合に、請求項14に記載の速度決定方法のステップを前記速度決定装置に実行させるプログラムコード手段を有するコンピュータプログラム。
JP2013537236A 2010-11-03 2011-11-01 速度決定装置 Active JP6006726B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP10189859.1 2010-11-03
EP10189859 2010-11-03
PCT/IB2011/054849 WO2012059863A1 (en) 2010-11-03 2011-11-01 Velocity determination apparatus

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013545098A true JP2013545098A (ja) 2013-12-19
JP2013545098A5 JP2013545098A5 (ja) 2014-12-18
JP6006726B2 JP6006726B2 (ja) 2016-10-12

Family

ID=45370527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013537236A Active JP6006726B2 (ja) 2010-11-03 2011-11-01 速度決定装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9506944B2 (ja)
EP (1) EP2635920B1 (ja)
JP (1) JP6006726B2 (ja)
CN (1) CN103180756B (ja)
BR (1) BR112013010667A2 (ja)
RU (1) RU2595794C2 (ja)
TW (1) TWI595251B (ja)
WO (1) WO2012059863A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016204205A1 (ja) * 2015-06-17 2016-12-22 旭化成エレクトロニクス株式会社 検出装置、回転角度検出装置、検出方法、およびプログラム
JP2021518556A (ja) * 2018-03-20 2021-08-02 パノセンス インコーポレイテッド ノイズフロアの適応識別を使用したアクティブ信号検出
US11681029B2 (en) 2018-03-20 2023-06-20 Zoox, Inc. Detecting a laser pulse edge for real time detection

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015161892A1 (en) * 2014-04-25 2015-10-29 Statoil Petroleum As Optical underwater navigation
WO2017016888A1 (en) * 2015-07-30 2017-02-02 Koninklijke Philips N.V. Laser sensor for particle density detection
RU2719573C1 (ru) * 2016-12-09 2020-04-21 Конинклейке Филипс Н.В. Модуль оптического датчика частиц
EP3422147A1 (en) * 2017-06-28 2019-01-02 Koninklijke Philips N.V. Display apparatus for computer-mediated reality
CN108303705A (zh) * 2017-12-27 2018-07-20 西安理工大学 Nd:YAG固体激光器自混合速度传感器及其测速方法
US10824275B2 (en) * 2018-09-25 2020-11-03 Apple Inc. Waveguide-based interferometric multi-point/distributed force and touch sensors
RU2758561C1 (ru) * 2021-02-19 2021-10-29 ФЕДЕРАЛЬНОЕ ГОСУДАРСТВЕННОЕ КАЗЕННОЕ ВОЕННОЕ ОБРАЗОВАТЕЛЬНОЕ УЧРЕЖДЕНИЕ ВЫСШЕГО ОБРАЗОВАНИЯ "Военная академия Ракетных войск стратегического назначения имени Петра Великого" МИНИСТЕРСТВА ОБОРОНЫ РОССИЙСКОЙ ФЕДЕРАЦИИ Устройство измерения скорости подвижного наземного объекта
CN113050114B (zh) * 2021-03-16 2023-12-29 深圳市杰普特光电股份有限公司 激光测速方法和测速装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52116272A (en) * 1976-01-29 1977-09-29 Furuno Electric Co System for measuring speed of moving object
JPH06331740A (ja) * 1993-05-25 1994-12-02 Aisin Seiki Co Ltd 車載用超音波計測装置
JPH11352225A (ja) * 1998-06-11 1999-12-24 Furuno Electric Co Ltd 速度測定装置
JP2005037374A (ja) * 2003-06-30 2005-02-10 Hitachi Ltd 対地速度計測装置
JP2006513399A (ja) * 2002-05-29 2006-04-20 ケント・エル・デインズ レーザ出力の周波数変調を用いて速度を測定するためのシステム及び方法
WO2009037278A1 (de) * 2007-09-18 2009-03-26 Continental Teves Ag & Co. Ohg Auf die strassenoberfläche gerichtete lasersensoren zum erfassen der bewegung eines fahrzeugs
WO2010084448A1 (en) * 2009-01-20 2010-07-29 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Method for adjusting a self mixing laser sensor system for measuring the velocity of a vehicle
WO2010125492A1 (en) * 2009-04-29 2010-11-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. A laser diode based multiple-beam laser spot imaging system for characterization of vehicle dynamics
WO2010125501A1 (en) * 2009-04-29 2010-11-04 Koninklijke Philips Electronics N. V. Laser diode based self-mixing sensor for a vehicle electronic stability program

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05288760A (ja) 1992-04-08 1993-11-02 Nkk Corp ドップラ速度計測装置
RU2108585C1 (ru) * 1995-09-06 1998-04-10 Институт теплофизики СО РАН Способ лазерного измерения вектора скорости
US6233045B1 (en) 1998-05-18 2001-05-15 Light Works Llc Self-mixing sensor apparatus and method
US6483577B2 (en) 1998-11-02 2002-11-19 Hunter Engineering Company Vehicle alignment sensor system
US6542227B2 (en) * 2001-09-04 2003-04-01 Rosemount Aerospace, Inc. System and method of measuring flow velocity in three axes
US7202942B2 (en) 2003-05-28 2007-04-10 Doppler, Ltd. System and method for measuring velocity using frequency modulation of laser output
RU2231757C1 (ru) * 2003-04-03 2004-06-27 Мамошин Владимир Романович Способ определения вектора земной скорости и угла сноса летательного аппарата
CN101321686A (zh) 2005-10-07 2008-12-10 佛罗里达大学研究基金会有限公司 用于多路信号传递和光编码的多组分纳米颗粒
US7283214B2 (en) 2005-10-14 2007-10-16 Microsoft Corporation Self-mixing laser range sensor
US20080297808A1 (en) 2005-12-06 2008-12-04 Nabeel Agha Riza Optical Sensor For Extreme Environments
JP5288760B2 (ja) 2007-10-03 2013-09-11 アロン化成株式会社 熱可塑性樹脂配合物、および複合材料、および複合材料の製造方法
BRPI0911715A2 (pt) 2008-07-31 2019-09-24 Alma Mater Studiorum - Universita' Di Bologna partículas ativas para aplicações bio-analíticas e métodos para sua preparação.
IT1391530B1 (it) 2008-07-31 2012-01-11 Cyanagen S R L Particelle attive per applicazioni bio-analitiche e metodi per la loro preparazione

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52116272A (en) * 1976-01-29 1977-09-29 Furuno Electric Co System for measuring speed of moving object
JPH06331740A (ja) * 1993-05-25 1994-12-02 Aisin Seiki Co Ltd 車載用超音波計測装置
JPH11352225A (ja) * 1998-06-11 1999-12-24 Furuno Electric Co Ltd 速度測定装置
JP2006513399A (ja) * 2002-05-29 2006-04-20 ケント・エル・デインズ レーザ出力の周波数変調を用いて速度を測定するためのシステム及び方法
JP2005037374A (ja) * 2003-06-30 2005-02-10 Hitachi Ltd 対地速度計測装置
WO2009037278A1 (de) * 2007-09-18 2009-03-26 Continental Teves Ag & Co. Ohg Auf die strassenoberfläche gerichtete lasersensoren zum erfassen der bewegung eines fahrzeugs
WO2010084448A1 (en) * 2009-01-20 2010-07-29 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Method for adjusting a self mixing laser sensor system for measuring the velocity of a vehicle
WO2010125492A1 (en) * 2009-04-29 2010-11-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. A laser diode based multiple-beam laser spot imaging system for characterization of vehicle dynamics
WO2010125501A1 (en) * 2009-04-29 2010-11-04 Koninklijke Philips Electronics N. V. Laser diode based self-mixing sensor for a vehicle electronic stability program

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016204205A1 (ja) * 2015-06-17 2016-12-22 旭化成エレクトロニクス株式会社 検出装置、回転角度検出装置、検出方法、およびプログラム
JPWO2016204205A1 (ja) * 2015-06-17 2017-10-19 旭化成エレクトロニクス株式会社 検出装置、回転角度検出装置、検出方法、およびプログラム
JP2021518556A (ja) * 2018-03-20 2021-08-02 パノセンス インコーポレイテッド ノイズフロアの適応識別を使用したアクティブ信号検出
US11681029B2 (en) 2018-03-20 2023-06-20 Zoox, Inc. Detecting a laser pulse edge for real time detection

Also Published As

Publication number Publication date
JP6006726B2 (ja) 2016-10-12
RU2013125462A (ru) 2014-12-10
TW201224492A (en) 2012-06-16
BR112013010667A2 (pt) 2020-07-07
EP2635920B1 (en) 2019-06-05
CN103180756B (zh) 2016-01-20
US20130226508A1 (en) 2013-08-29
TWI595251B (zh) 2017-08-11
WO2012059863A1 (en) 2012-05-10
CN103180756A (zh) 2013-06-26
EP2635920A1 (en) 2013-09-11
US9506944B2 (en) 2016-11-29
RU2595794C2 (ru) 2016-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6006726B2 (ja) 速度決定装置
KR102464758B1 (ko) 추가 차량의 결정된 요 파라미터(들)에 근거한 자율주행 차량 제어
JP5690329B2 (ja) 光学的車両レーザ検出システム
US8363211B2 (en) Sensor device and method for detecting the motion of a vehicle
CN106080601B (zh) 行驶控制装置
KR101686646B1 (ko) 차량 전자식 안정성 프로그램을 위한 레이저 다이오드 기반 자체 혼합 센서
KR101677754B1 (ko) 차량의 속도를 측정하는 자체 혼합 레이저 센서 시스템을 조정하기 위한 방법
JP5614489B2 (ja) 状態推定装置
CN110389586A (zh) 用于地面和自由空间探测的系统和方法
US11077847B2 (en) Moving body
JP2015075382A (ja) 物体検出装置
JP2014008957A (ja) 衝突防止システム及び方法
CN110389359A (zh) 用于地平面探测的系统和方法
WO2021076569A1 (en) Calibration of lidar sensors
JP6615811B2 (ja) 移動体位置推定システム、装置及び方法
JP2021513643A (ja) 危機的な横方向移動を検出するための方法および装置
JP2020004342A (ja) 移動体制御装置
US10976426B2 (en) Apparatus and method for ascertaining object kinematics of a movable object
US20230280469A1 (en) Ranging apparatus and mobile body
JP2009208676A (ja) 車両周囲環境検出装置
KR20110025254A (ko) 다수의 레이저 광을 이용한 자동 주행 제어 방법
JP2018063517A (ja) 走路境界監視方法及び走路境界監視装置
JP6886237B2 (ja) 移動体
KR20200133852A (ko) 자율 주행 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141031

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160603

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20160613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6006726

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250