JPH0633096Y2 - 床部材の敷設構造 - Google Patents

床部材の敷設構造

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JPH0633096Y2
JPH0633096Y2 JP1987187823U JP18782387U JPH0633096Y2 JP H0633096 Y2 JPH0633096 Y2 JP H0633096Y2 JP 1987187823 U JP1987187823 U JP 1987187823U JP 18782387 U JP18782387 U JP 18782387U JP H0633096 Y2 JPH0633096 Y2 JP H0633096Y2
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宏次 大東
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンクリートなどで仕上げられた床盤上に、
電話コード,通信ケーブル,電力線などを配置するに必
要な空間部を形成するための床部材を置敷きする場合に
適用される床部材の敷設構造に関する。
[従来の技術] 従来、コンクリートなどで仕上げられた床盤との間に、
電話コード,通信ケーブル,電力線などを配置するに必
要な空間部を有するように、前記床盤上に敷設して床面
を構成する床部材は公知であり、一般には、横と縦の長
さが等しい例えば一辺が500mmの正方形状の床板の下
面に、その一方向に沿って延びる複数の脚部片を、平行
状に一体に垂設すると共に、各脚部片の複数箇所に、直
交方向で連通する下向きの切欠部を隔設し、かつ、床板
の上面にカーペットなどの表装盤を接着して成るもので
ある。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記のように構成された正方形状の床部材を
床盤上に止手段を用いることなく単に多数敷設した場合
においては、床盤上に加わる荷重による水平分力などに
より、経時的に床部材が多少とも水平に移動し、その水
平移動が隣接相互間で微小であっても、それが集積され
て床面上に大きな間隔が生じて体裁を著しく損なうばか
りでなく、切欠部の連続性が崩れて電話コードなどの配
置に支障を与えるなどの不都合があった。
本考案は、このような問題を解決することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] 本考案は、かかる目的を達成するために、次のような手
段を講じたものである。すなわち、本考案に係る床部材
を敷設構造は、複数枚の床部材を床盤に移動不能に固着
した止金具により位置決めして該床盤上に敷設し、これ
らの床部材を基準にして他の床部材を密に置敷きしてな
るものであって、床部材は、方形状の床板の下面に一方
向に沿って延びる薄板状の脚部片を複数枚平行に垂設し
て成り、止金具は、複数の床部材に亘って連続する長さ
を有したもので、両側に側片を立設した上向きコ字状を
成しており、その側片の外側面下端部間の幅寸法を前記
床部材の対向する脚部片の下端部間の離間距離と同じま
たは若干大きく設定した上で、前記両脚部片を止金具に
跨ぐように上方から嵌合させて、前記両脚部片の下端部
を前記止金具の両側片の外側面に圧接させていることを
特徴とする。
床部材の対向する脚部片を止金具に跨ぐようにして嵌合
させる際の作業性を良好なものにするには、該止金具の
両側片を、内向きに若干傾斜させておくのがよい。
[作用] 本考案では、前述のように、止金具の外側面下端部間に
おける幅寸法が前記床部材の対向する脚部片の下端部間
の離間距離と同じかまたは若干大きく設定してあるの
で、薄板状の脚部片を若干開くように変形させながら止
金具の両側片の外側面に跨ぐように嵌合させると、それ
ら脚部片の下端が床盤に支持された敷設位置において、
両脚部片が止金具の側片の外側面に隙間なく圧接される
ことになる。しかして、この止金具は床盤に移動不能に
固着されているため、この止金具に嵌合させた床部材
は、床盤上に移動不能に位置決めされることになり、長
期間使用しても位置がずれることがない。そのため、こ
の位置決めされた床部材に密接させて置敷きされた他の
床部材も、位置決めされた床部材に規制されてその位置
ずれが禁止されることになる。したがって、止金具を所
要の位置に必要本数固着しておけば、床面全体における
床部材の位置ずれを効果的に抑制又は防止することが可
能になる。
[実施例] 以下、図面と共に本願実施例を詳述すると、Aは、例え
ば、縦と横が500mmの長さを持つ正方形状の単位床部
材を示し、この床部材Aは、縦が床部材Aの長さを有
し、横が床部材の1/3の幅を有する厚さ5mm程度の3枚
の縦長方形状の床材a,a,aを、その上面に接着した
表装盤(2)を介して横方向に連設して構成され、各床材
aは、長方形状の床板(1)の下面に、その横方向の両側
縁部と中間とに位置するように、約32mmの高さをも
ち、かつ、下面中間部の同一箇所に横方向で連通する下
向きの切欠部(3)を有する複数の薄板状をなす脚部片(4)
a,(4)b,(4)cが並行するように一体に垂設され、この脚
部片(4)a,(4)b,(4)cの下部には、夫々幅広部(5)が形成
されると共に、その下面に滑止片(6)が固着されてあ
り、前記表装盤(2)の外周縁は、3枚の床材a,a,a
により正方形状に構成された床板の外周縁より僅か外方
に突出している。(7)は脚部片(4)a,(4)b,(4)cの下面か
ら上方に延びるスリットを示し、床材aは、該スリット
(7)の位置で屈曲可能に構成されている。Cは本願の敷
設用止金具を示し、該止金具Cは上記によって構成され
た床部材Aの複数個に亘って連続する長さと、該床部材
Aを構成する床材aの側縁部に位置する脚部片(4)a,(4)
cとの中間に位置する脚部片(4)bとの間に密嵌する幅寸
法Lとを有し、かつ、床盤Bの上面にアンカーボルトD
を介して移動不能に固設される上向きコ字状の金属板か
ら成る本体(8)の左右側片(9)a,(9)bに、前記脚部片(4)
に設けた切欠部(3)と合致して横方向の連通を可能とす
る切除部(10)がその長さ方向に隔設してある。(11)は、
アンカーボルトDの取り付け用の孔である。なお、前記
本体(8)の左右側片(9)a,(9)bは、好ましくは、第1図で
示すように内向きに若干傾斜するように形成しておく。
しかして、床部材Aを床盤B上に敷設するに際し、前記
敷設用止金具Cを横方向においては、例えば床部材Aの
間隔毎或いはその2倍の間隔毎に、また縦方向において
は複数の床部材Aに亘って連結するように床盤B上にア
ンカーボルトDを介して固着する。この状態で一つの床
部材Aを、その側縁部に位置する脚部片(4)aと中間に位
置する脚部片(4)bが本体(8)を跨ぐように上方から嵌合
する。このとき、左右側片(9)a,(9)bが内向きに若干傾
斜しているので、その嵌合操作が容易となり、かつ、脚
部片(4)aと(4)bの対向する幅広部(5),(5)の内面が側片
(9)a,(9)bの外側面に圧接すると共に、左右側片(9)a,
(9)bの切除部(10)に、前記脚部片(4)の切欠部(3)を合致
して前記一つの床部材Aを固定する。すなわち、脚部片
(4)の下端部が止金具Cの左右の側片(9)a,(9)bの外側面
に圧接するのは、その側片(9)a,(9)bの外側面下端部間
の幅寸法Lが前記床部材Aの対向する脚部片(4)の下端
部間の離間距離1と同じか若干大きく設定してあるため
であることはいうまでもない。次いで、この固定した床
部材Aの縦方向即ち敷設用止金具Cの長手方向に沿って
床部材A′を、表装盤(2)の側縁同志が当接し、かつ、
その側縁部に位置する脚部片(4)aと中間に位置する脚部
片(4)bが前記床部材Aの場合と同様に本体(8)を跨ぐよ
うに嵌合し、このようにして敷設用止金具Cの長手方向
に連結して固定した床部材A,A′を基準としてその左
右方向にも表装盤(2)同志が当接した状態で床部材を密
に敷設して床面を構成している。
しかして、このような構成のものであれば、床部材Aの
薄板状の脚部片(4)を若干開くように変形させながら止
金具Cの両側片(9)a,(9)bの外側面に跨ぐように嵌合さ
せると、それら両脚部片(4)a,(4)bの下端が床盤Bに支
持された敷設位置において、止金具Cの側片(9)a,(9)b
の外側面に隙間なく圧接されることになる。しかして、
この止金具Cは床盤BにアンカーボルトDを用いて移動
不能に固着されているため、この止金具Cに嵌合させた
床部材Aは、床盤B上に移動不能に位置決めされること
になり、長期間使用しても位置がずれることがない。そ
のため、この位置決めされた床部材Aに密接させて置き
敷きされた他の床部材A′も、位置決めされた床部材A
に規制されてその位置ずれが禁止されることになる。し
たがって、止金具Cを所要の位置に必要本数固着してお
けば、床面全体における床部材A、A′の位置ずれを効
果的に抑制又は防止することが可能になるものである。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案は、止金具を床盤に移動不
能に固着し、この止金具の側片の外側面に床部材の脚部
片を圧接させるようにしているので、止金具が位置ずれ
を起こしたり、止金具に対する床部材の位置が取付隙間
等に起因してずれてしまうのを防止することができる。
すなわち、本考案の構成によれば、床部材が止金具を介
して床盤に確実に位置決めされることになり、その間に
隙間等は一切介在しない。そのため、止金具により位置
決めされた床部材を基準にして他の床部材を密に置敷き
することによって、床全体における床部材の位置ずれを
効果的に抑制または防止することができ、床面に隙間等
が生じることがなく初期の体裁を長期に亘って維持する
ことができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は総体斜視図、第
2図は使用状態を示す床部材の正面図、第3図は使用状
態を示す床部材の側面図、第4図は使用状態を示す床部
材の部分平面図である。 図中、(1)は床板、(3)は切欠部、(4)は脚部片、(8)は本
体、(9)は側片、(10)は切除部、A,A′は床部材、C
は止金具である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の床部材を床盤に移動不能に固着し
    た止金具により位置決めして該床盤上に敷設し、これら
    の床部材を基準にして他の床部材を前記床盤上に密に置
    敷きしてなる床部材の敷設構造であって、 床部材は、方形状の床板の下面に一方向に沿って延びる
    薄板状の脚部片を複数枚平行に垂設して成り、 止金具は、複数の床部材に亘って連続する長さを有した
    もので、両側に側片を立設した上向きコ字状を成してお
    り、 その側片の外側面下端部間の幅寸法を前記床部材の対向
    する脚部片の下端部間の離間距離と同じまたは若干大き
    く設定した上で、前記両脚部片を止金具に跨ぐように上
    方から嵌合させて、前記両脚部片の下端部を前記止金具
    の両側片の外側面に圧接させていることを特徴とする床
    部材の敷設構造。
  2. 【請求項2】止金具の両側片を、内向きに若干傾斜させ
    て成る実用新案登録請求の範囲第1項記載の床部材の敷
    設構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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