JP2574298B2 - 置敷式フリ−アクセスフロアの配線処理方法及び装置 - Google Patents

置敷式フリ−アクセスフロアの配線処理方法及び装置

Info

Publication number
JP2574298B2
JP2574298B2 JP62125071A JP12507187A JP2574298B2 JP 2574298 B2 JP2574298 B2 JP 2574298B2 JP 62125071 A JP62125071 A JP 62125071A JP 12507187 A JP12507187 A JP 12507187A JP 2574298 B2 JP2574298 B2 JP 2574298B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
wiring
laying
legs
flooring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62125071A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63290113A (ja
Inventor
信雄 増岡
俊一 榎並
恵一 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TORI KK
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
TORI KK
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TORI KK, Hitachi Cable Ltd filed Critical TORI KK
Priority to JP62125071A priority Critical patent/JP2574298B2/ja
Publication of JPS63290113A publication Critical patent/JPS63290113A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2574298B2 publication Critical patent/JP2574298B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種OA機器や情報機器が多数設置されるオ
フィス等の室内において床を配線路として活用するた
め、当該床を置敷式床材にて二重床としたフリーアクセ
スフロアにおける配線処理方法及び装置の提供に関す
る。
〔従来の技術及びその問題点〕
最近、インテリジェントビルやインテリジェント化オ
フィスでは、多数のOA機器や情報機器が設置され、これ
ら機器への給電や通信、データ伝送のための各種の配線
が必要となる。これらの配線は、度々実施されるオフィ
スレイアウトの変更や機器の増設あるいは移設に対応す
るためのフレキシビリティと居住性を重視したオフィス
環境を悪化させることのないよう、床配線の露出化を皆
無にすることが要求されている。
そこで、床を二重床としてその内部空間を配線に利用
し、任意の場所にフリーにアクセスでき、必要により自
由に配線替えができ、而も美観上も良好な、フリーアク
セスフロア配線方式が提唱されている。
このフリーアクセスフロアは元々がコンピュータ室内の
多数の配線処理と空調のために開発されたものであるこ
とから、30〜40cmの嵩高からなる大きな空間を作り出す
ために金属製の支持脚を40〜60cmの間隔で床面に植設
し、これら支持脚の上に方形状の金属板等のパネルを載
せ、その上をビニルタイル等の床張材で仕上げ、もって
二重床とたもので、これを採用するためには建築物それ
自体に特殊な構造が必要で且つ材料、施工とも多大な費
用がかかるものであった。
最近、上記二重床方式を一般のオフィス等へも建築上
の配慮を必要としない手軽に適用できるように5〜10cm
程度の低い嵩高で且つ支持脚と床パネルを一体となし、
もってコンクリート床面に単に敷き詰めて行くだけの簡
易な置敷式床材が開発され、既に実用化されている。こ
の方式は、例えば床表面材としてオフィス環境の質的向
上に最適な表面繊維質のタイル状カーペットを用い、床
面の荷重負担、コンクリート床面の不陸調整のため、複
数に分割した床材をタイルカーペットの裏面のバッキン
グ層に取り付一体化ものとしている。床材はABS樹脂等
の強靱な工業用プラスチック材の成型品が用いられ、そ
の場合、所定間隔で設けられる複数の脚部は、支持強度
確保上床への荷重をコンクリート床面に伝えることから
ある程度の太さが必要でその間隔も余り大きくすること
ができず、その結果脚部間の配線スペースに制約を受け
ていた。
このような、置敷式床材によりフリーアクセスフロア
は、一体形で材料費や敷設工事費が安い利点を有するも
のの、配線スペースに限りがある脚部間に配線材を収め
ることから、無造作に敷かれる配線材が脚部の据付部分
へずれて設置される脚に踏まれ、損傷する可能性があ
り、配線作業時に細心の注意を払う必要があって、配線
の追加、変更作業が行い難い問題を有していた。
また、そのようなフリーアクセスフロアでは、コンク
リート床上のどの部分へも配線空間を延長形成し、任意
の方向への配線を行なえるようにしているため、配線の
種別、経路等が乱雑な状態で配線される傾向があって、
強電、弱電系統が入り乱れてそれらが異常接近すること
により、配線管理上あるは弱電回路への誘導等による障
害が顕著となっていた。さらに、強電用分電盤や弱電用
端子盤の配線引き出し部では多数本の配線が集中して引
き出されることとなるが、支持脚間のスペースが上記の
通り制約があるフリーアクセスフロアでは盤の容量を小
さくして多数の盤を分散設置しなければならず、このこ
とは集約化させ設備費を低く抑えることにおいて明らか
に不利となる。
本発明は上記した従来技術の問題点に鑑み、置敷式フ
リーアクセスフロアにおける配線作業性を向上させ且つ
整線作業が簡単且つ確実に行なえるフリーアクセスフロ
アの配線処理方法及び装置の提供しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した解決課題を満足させるためになされた本発明
の置敷式フリーアクセスフロアの配線処理方法は、表面
に仕上げ材を有する座部及びこの座部の下側から垂設さ
れる複数の脚部を有しそれら複数の脚部間の座部下に配
線空間を設定した方形状の置敷式床材をコンクリート床
上に敷き詰めて二重床を構成するに際し、かかる置敷式
床材の脚部間の配線空間の寸法よりも小さい幅の断面略
U字状の整線樋を用いてこれらを置敷式床材の脚部設置
部間において設定されたコンクリート床面上の配線経路
に沿って接着しつつ敷いてずれ止め状態に敷設し、この
敷設された整線樋内に配線材をそのU字状開口部を通し
て収容配線し、その後に置敷式床材を置敷して同床材の
脚部間の配線空間に当該配線材を収容配線した整線樋を
納めることを特徴とする。
また、かかる方法を有利に進める装置として、表面に
仕上を有する座部及びこの座部の下側から垂設される複
数の脚部を有しそれら複数の脚部間の座部下に配線空間
を設定した方形状の置敷式床材をコンクリート床に敷き
詰めることにより構成される置敷式フリーアクセスフロ
アに対して、かかる配線空間の寸法よりも小さい幅の断
面U字状の整線樋を備え、この整線樋にはそれ自身の開
口部を設定する両立脚部に切欠が形成され、この切欠は
前記置敷式床材の脚部間の配線空間の間隔及び各配線空
間の幅に一致して形成されており、さらに、整線樋の底
面に両面粘着テープが貼着されている整線樋を備えてい
るもの提供する。
上記の置敷式床材は、一般にABS樹脂の如き機械的に
強靱な工業用プラスチックの成型品からなるが、このも
のでは座部から垂設される複数の脚部自体が太くなって
脚部間隔が狭まり、配電盤からの引き出部の如く多数引
き出される配線材を収容しきれない場合には、鋼板のプ
レス加工等による金属板製床材を適用することが望まし
い。その金属板製床材によれば、脚部が金属板の厚み程
度まで細くすることができ、脚部間隔も大きく設定する
ことができるので、多数引き出される配線部に好都合と
なる。
また、整線樋は、そのような合成樹脂製床材と金属製
床材とに対応して、サイズを大きくして金属製床材の配
線空間に収容するのに適したものとサイズがそれよりも
小さくて合成樹脂製床材の配線空間に収容するのに適し
たものとを形成することができる。これらはプラスチッ
ク押出成型により長尺品として提供することができ、施
工現場で必要な長さに切断選定可能にすることができ
る。
〔実施例〕
以下、添付した図面に基づいてさらに詳細に説明す
る。
第1図乃至第3図に、本発明の好ましい置敷式フリー
アクセスフロアにおける配線処理状況について示してい
る。
図からわかるように、コンクリート床1の表面には暑
さ2mm程度の発泡プラスチックシート2が敷かれ、この
シート2上において複数の正方形状の床ユニット3,3,3
・・・が敷き詰められている。発泡プラスチックシート
2はコンクリート床面における小さい凹凸を吸収して平
坦な表面を与えるのに役立てられる。
1個当りの床ユニット3は、一般的には、第4図を参照
して明らかなように、表面が繊維層で該繊維層がPAC等
のバッキング層にて裏打ちされており一辺が例えば50cm
の正方形のタイルカーペット4を仕上げ材として、これ
らの裏側にそれと同サイズ化された合成樹脂製置敷式床
材5が設けられたものである。そして合成樹脂置敷式床
材5は、9個の小割り床材51,52,53,54,55,56
57,58,59が縦横に3列で整列配置されることにより構
成される。このように分割するのは発泡プラスチックシ
ート2を敷いてもなお表面に生ずるコンクリート床の凸
凹の影響つまり不陸を各小割り床材間の僅かな上下方向
の相対ずれにて吸収するためである。
小割り床材は各々同一形状で例えば第4図の52として示
されるように、正方形の座部6とこの下側面の四隅から
突出する4本の四角柱状脚部71,72,73,74とを有して
いて、それら4本の脚部の隣り合う部間つまり71と72
72と73、73と74及び74と71との間に配線空間8を設定し
ている。従って、配線空間8は、十字状である。
このように4本の脚部71,72,73,74を持つ小割り床材
51,52,53,54,55,56,57,58,59の集合により構成
される床材5は、結局36本の脚部にて発泡プラスチック
シート2に分散着座されることとなり、コンクリート床
面の不陸に派生する表面凹凸の吸収をシート上の設置と
ともに自動的に行えるようにしている。従って、従来の
パネル設置方式の場合に必要であった支持脚の高さ調整
が一切不要となる。
このような置敷式の床ユニット3は、配線を行う前に敷
き詰めて二重床として提供しておくものである。そして
敷き詰めが完了した後で必要な配線経路に対応する床ユ
ニット3のみが一旦取り外される。この時、発泡プラス
チックシート2には脚部71,72,73,74が着座し且つ圧
接したことにより当該脚部71,72,73,74の着座を避け
てそれらの間上に設定されるであろう配線空間部に配線
材を敷けば良いことがわかる。しかし、これだけでは不
十分であることを発明者等によって突き止めた。
即ち、配線材は、ストレートに引き延ばされるとは限ら
ず、往々にして屈曲して配線方向の転換が図られる。か
かる屈曲に伴いその反発により敷かれた配線材が脚部の
痕跡部にずれることがあり、この状態を見逃して一旦取
外しておいて床ユニット3を元の位置へ敷設して荷重床
を復元したとすると、配線材が脚部に踏まれた状態とな
って損傷する可能性があり、床材のガタツキをも派生さ
せる等、床ユニットの剥がし、配線材の位置修正、そし
て床ユニットの再敷設が必要となる場合があり、配線作
業に二度手間を要する問題があった。
本発明は、かかる問題解決のために整線樋9を提供す
るものである。整線樋9は、特に第5図に分かり易く示
されているように、適度な硬さと弾性を併有させるのに
好都合なPVC等の合成樹脂の押出成型によって長尺につ
くられ、そして例えば1.5〜2m程度の長さに切断して利
用し易くすることができる。その樋の態様は、横断面略
U字状にして、両側より立設する一対の立脚部9a,9aの
上端縁間で線材取り入れ口10が設定されてなるものであ
り、その横断面寸法は小割り床材の4本の脚部間に設定
される配線空間8の内幅より若干小さい外幅として、当
該配線空間8へ収容可能にする。
また、整線樋9には、その長手方向に所定間隔毎つまり
十字にクロスする配線空間8の一方の通路に対応して、
両立脚部9a,9aを欠いた切欠部11,11が形成されており、
配線材が一つの通路から方向変換する際の通過部分に利
用される。
本発明によれば、かかる整線樋9は、床ユニット3の
敷いて二重床を構成した後、さらに床ユニット3を剥が
した後で、その後に行われる配線作業に先立って配線が
予定される部分へ敷設されるものである。第1図にその
整線樋の敷設状況が示されているので参照されたい。
整線樋9には、その底面に両面粘着テープ12が貼付され
ており、コンクリート床1上の発泡プラスチックシート
2上に敷設する際に、当該両面粘着テープ12で接着しつ
つ敷いて行くことにより、所定の経路に確実にずれ止め
をした状態で設置しておくとができる。
これまで説明して来た床ユニット3及び整線樋9は、
床に敷設される全ての配線に有効であるが時によっては
配線スペースに余裕がなくなることがある。これは、電
力用分電盤13からの引き出し部におけるような多数の配
線材を有するような場合に生じがちである。
本発明は、そのような多数本が集中する配線部に対し
て、特別の床ユニット14を提供している。その床ユニッ
ト14は、特に第6図に示されているように、敷設床材15
として、9個の小割り床材のうち、6個を上記したよう
な合成樹脂製小割り床151,152,153,154,155,156
して3個づつに分けて2列に配置し、残り3個分の金属
板製小割り床材16を用いて一つの大きな配線通路17を設
定するとともに、その配線通路17に合うような大型整線
樋18が備えられてなるものである。
かかる金属製小割り床16は、第8図に分かり易く示さ
れているように、薄くても堅牢である3mm程度の厚さか
らなる鋼板等の金属板を用いて略逆U字状に折り曲げ成
形し、垂設する格好の両脚部19,19に分岐用配線を通す
ための略逆U字型切欠20が設けられているものである。
この金属成形小割り床材16は、合成樹脂製小割り床材例
えば151と同じ大きさとされ、従って、第6図の場合、
3個の金属製小割り床材を一列に並べている。切欠20は
合成樹脂製小割り床材151と同じ大きさにいて大きな配
線通路17から合成樹脂製小割り床材内の制限された配線
空間への連続性を持たせている。
一方大型整線樋18は、第7図に示す通り、基本的には
前述した整線樋9と同様の態様つまり略U字状にして両
立脚部18a,18a間に線材通し用開口21を設定し、両立脚
部18a,18aには長手方向の所定間隔毎に切欠22,22を形成
してなるもので、下面に両面粘着テープ23を貼着してい
る。従って、その敷設方法もかかる整線樋9の場合と同
様である。要するにはサイズが大きいだけである。
第1図は、電力用分電盤13から引き出された配線材24
と、電話用端子盤25から引き出された配線材26とにより
配線網例を示してある。壁際に据え付けられた電力用分
電盤13からの多数の配線引き出し部分には、かかる特殊
床ユニット14を敷設して、そこに対応して敷設される大
型整線樋18内に多数の引き出し配線材24を格納し、金属
製小割り床材16内の配線通路17に収納されている。そし
て引き出された配線材24から枝分かれして配線部24′
は、通常の床ユニット3の下で予定される配線経路に沿
って予め敷設固定されている整線樋9内へその開口10を
通して格納され、床ユニット下の配線空間8への引き通
し配線が実施される。枝分かれして延びる配線材24′の
端末は、適宜な床ユニット3において据え付けられた床
用コンセント27等に終端接続されている。
電話用端子盤25から引き出される配線材26は電力用分電
盤13から引き出される配線数よりも大幅に少ないため、
通常の床ユニット3の下において枝分かれした配線材2
4′に対すると同様に整線樋9の中を通して通線し、も
って床ユニット下での配線を行っている。
このように、配線材24,24′及び26は、予定される配
線回路に沿って予め敷設固定された整線樋18,9にその上
側の開口を通して格納しておき、その状態で床ユニット
3,14を敷いて二重床を復元するものであるから、配線材
が一旦剥がした後で再び敷設あれる床ユニットにおける
脚部に踏みつけられることがないため、二重床の復元
が、配線材を気にしないできわめて容易になし得るもの
となる。
第1図のように、電力用配線網と電話や情報等の弱電
用の配線網とが輻輳すると、両配線部つまり異種配線部
の交叉部が生じ、強電用の配線部からの弱電用の配線部
への電磁誘導障害の影響が懸念される。本発明は、その
ような異種配線部の交叉部分に対して、金属製セパレー
タ28が設けられる。この金属製セパレータ28は、特に第
9図及び第10図に分かり易く示しているように、ブリッ
ジ型であって鉄等の電磁遮蔽効果を有する金属盤の折り
曲げ加工により得られ、電力用配線材24(24′)を通線
する整線樋91とこれの所定の切欠に対抗して突き合わせ
られた弱電用配線材26を通線する整線樋92との間で整線
樋91の切欠部に嵌合した形で両端28a,28aを整線樋92
突き合わせ端部に継接して設けられるもので、電力用配
線材24(24′)を下側に通過させ、そして弱電用配線材
26を橋渡し式に敷設させるようにし、もって弱電用配線
材への電磁誘導障害の影響を阻止している。
両端部28a,28aの下面には、両面粘着テープ29,29が貼付
されていて、整線樋にしっかりと固定できるようにして
いる。
尚、特に図面には例示していないが、電力用配線部の
分岐接続部、電話配線部の分岐コネクタ、情報データ用
同軸ケーブルの分岐接続部さらにはローカルエリアネッ
トワーク(LAN)用の小型伝送機器例えばイーサネット
システムのトランシーバー、情報ネットワーク用のモデ
ム等のように標準の床誘導3下の配線空間8に納まらな
いものは、特殊床ユニット14を適用して金属製小割り床
材16の広い配線通路17を利用して収納することもでき
る。
〔発明の効果〕
以上説明して来た明らかなように、本発明にかかる置
敷式フリーアクセスフロアの配線処理方法及び装置によ
れば、本発明により独自に提供された整線樋を置敷式床
材に適用したことにより、置敷式床材を単に敷き詰めて
行くだけで二重床を構成することのできる置敷式フリー
アクセスフロアの特長をそのまま生かし、それによる問
題点つまり配線材が床材の脚部に踏み付けられる点を一
掃し、併せて異種配線系統の乱雑化を防いで整理配線す
ることができ、弱電系に対して強電系による電磁誘導障
害の影響を防ぐことも可能となる等々、所期の目的は達
成されるものであり、それに加え、下開放の配線空間を
持つ床材に対し、上開放の整線樋を用いることから、初
期の配線材の通線は勿論のこと、追加、配線替えもきわ
めて容易に行なえるものなる等、実用上の効果は極めて
大きい。さらに付け加えると、本発明の配線処理方法に
よれば、当該整線樋は、それ自身の底面にコンクリート
床面上の配線経路に沿って接着しつつ敷いてずれ止めの
状態に敷設されることから、配線材及びこれを収容する
整線樋を置敷式床材とは完全に分離して予めコンクリー
ト床故に設置しておくことができ、而も整線樋を置敷式
床材へ納めるのが簡単に行え、延いては、その後の置敷
式床材本来の敷き詰めに影響を与えないとう利点があ
る。尚また、本発明により提供する配線処理装置によれ
ば、整線樋には、それ自身の開口部を設定する両立脚部
に切欠が形成され、この切欠を置敷式床材の配線空間の
間隔及び各配線空間の幅に一致させて設けているので、
整線樋の中に通線された配線材を任意の切欠より枝分か
れさせて任意方向の分枝配線に供することができる。尚
且つ、整線樋の底面には両面粘着テープが貼着されてい
るから、整線樋をコンクリート床面上の配線経路に沿っ
て敷いて行くだけで自ずと設置しつつずれ止めの状態が
得られ、而もその両面粘着テープによれば剥がすことも
可能であるから、配線レイアウトの変更にも対応可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明にかかる置敷式フリーアクセスフロア
の配線処理における一実施例を示すもので、第1図は置
敷式フリーアクセスフロアの配線処理状況を透かして示
した平面的説明図、第2図は同第1図のx−x断面図、
第3図は配線処理がなされた置敷式フリーアクセスフロ
アの横断面的説明図である。 第4図はユニット化された置敷式床材と配線処理材との
関係を部分欠截して示す斜視説明図、第5図は同上図の
配線に使用される整線樋を示す斜視説明図である。 第6図は幹線用床材を含んでユニット化された置敷式床
材を底面説明図、第7図は同上図の配線に使用される整
線樋を示す斜視説明図、第8図は同第6図の配線に使用
される幹線用床材を示す斜視説明図である。 第9図は異種配線材の交叉状況を示す斜視説明図、第10
図は同上図の交叉配線部に使用されるセパレータを示
し、(イ)は平面図、(ロ)は正面図である。 1:コンクリート床、3:床ユニット、4:仕上げ材、5:合成
樹脂製置敷式床材、51,52,53,54,55,56,57、58
59:小割り床材、6:座部、71,72,73,74:脚部、8:配
線空間、9:整線樋、10:開口、11:切欠、12:両面粘着テ
ープ、13:電力用分電盤、14:特殊床ユニット、15:置敷
床材、151,152,153,154,155,156:合成樹脂製小割
り床材、16:金属製小割り床材、17:配線通路、18:大型
整線樋、21:開口、22:切欠、23:両面粘着テープ、24,2
4′:電力用配線材、25:電話用端子盤、26:電話用配線
材、27:床用コンセント、28:金属製セパレータ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 恵一 兵庫県伊丹市東有岡5丁目125番地 東 洋リノリューム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−92257(JP,A) 特開 昭61−102962(JP,A) 実開 昭52−164296(JP,U) 実開 昭61−168242(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に仕上げ材を有する座部及びこの座部
    の下側から垂設される複数の脚部を有しそれら複数の脚
    部間の座部下に配線空間を設定した方形状の置敷式床材
    をコンクリート床上に敷き詰めて二重床を構成するに際
    し、かかる置敷式床材の脚部間の配線空間の寸法よりも
    小さい幅の断面略U字状の整線樋を用いてこれらを置敷
    式床材の脚部設置部間において設定されたコンクリート
    床面上の配線経路に沿って接着しつつ敷いてずれ止め状
    態に敷設し、この敷設された整線樋内に配線材をそのU
    字状開口部を通して収容配線し、その後に置敷式床材を
    置敷して同床材の脚部間の配線空間に当該配線材を収容
    配線した整線樋を納めることを特徴とする置敷式フリー
    アクセスフロアの配線処理方法。
  2. 【請求項2】表面に仕上げ材を有する座部及びこの座部
    の下側から垂設される複数の脚部を有しそれら複数の脚
    部間の座部下に配線空間を設定した方形状の置敷式床材
    をコンクリート床に敷き詰めることにより構成される置
    敷式フリーアクセスフロアに対して、かかる置敷式床材
    の配線空間の寸法よりも小さい幅の断面U字状とした整
    線樋を備え、この整線樋にはそれ自身の開口部を設定す
    る両立脚部に切欠が形成され、この切欠は前記置敷式床
    材の脚部間の配線空間の間隔及び各配線空間の幅に一致
    して形成されており、さらに、整線樋の底面に両面粘着
    テープが貼着されていることを特徴とする置敷式フリー
    アクセスフロアの配線処理装置。
  3. 【請求項3】複数の方形体の集合により構成される上記
    置敷式床材は、脚部間隔の大きい金属製床材と脚部間隔
    がそれよりも小さな合成樹脂製床材との複合により構成
    され、当該金属製床下に通される整線樋を合成樹脂製床
    材下に通される整線樋よりも幅寸法を大きくした特許請
    求の範囲2項記載の置敷式フリーアクセスフロアの配線
    装置。
JP62125071A 1987-05-22 1987-05-22 置敷式フリ−アクセスフロアの配線処理方法及び装置 Expired - Fee Related JP2574298B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62125071A JP2574298B2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22 置敷式フリ−アクセスフロアの配線処理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62125071A JP2574298B2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22 置敷式フリ−アクセスフロアの配線処理方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63290113A JPS63290113A (ja) 1988-11-28
JP2574298B2 true JP2574298B2 (ja) 1997-01-22

Family

ID=14901104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62125071A Expired - Fee Related JP2574298B2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22 置敷式フリ−アクセスフロアの配線処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2574298B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0540188Y2 (ja) * 1987-09-28 1993-10-13
JPH0633096Y2 (ja) * 1987-12-11 1994-08-31 コクヨ株式会社 床部材の敷設構造
JPH0633095Y2 (ja) * 1990-07-28 1994-08-31 東陶機器株式会社 床パネル
JP2562404B2 (ja) * 1993-03-12 1996-12-11 株式会社 応用企画 二重床用床板。
JP7368063B2 (ja) * 2019-01-17 2023-10-24 三洋工業株式会社 床配線用構造、その形成方法、及び床配線構造用セット

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52164296U (ja) * 1976-06-07 1977-12-13
JPS6192257A (ja) * 1984-10-09 1986-05-10 富士通株式会社 床下配線可能な床構造ユニツト
JPS61102962A (ja) * 1984-10-25 1986-05-21 松下電工株式会社 ボツクス付床パネル
JPH0352374Y2 (ja) * 1985-04-08 1991-11-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63290113A (ja) 1988-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5768840A (en) Integrated utility distribution and panel system
US4744194A (en) Method of laying tile-like flooring members on a floor
US6526710B1 (en) Flooring system
US4996810A (en) Access flooring
JPS62284854A (ja) フロアパネル装置
EP0191767A4 (en) CABLE CHANNEL SYSTEM.
JPH0826656B2 (ja) 化粧床支持ユニット
JP2574298B2 (ja) 置敷式フリ−アクセスフロアの配線処理方法及び装置
US5943833A (en) In-floor utility outlet
US5341614A (en) Floor system for laying cables and pipes underneath the floor
AU569179B2 (en) Segregated duct access system
JPH0546585Y2 (ja)
JPH0412200Y2 (ja)
JP3487381B2 (ja) 配電用ケーブル
JPH0518434Y2 (ja)
JPS6326515Y2 (ja)
JPH0657920A (ja) 遮音二重床の支持脚構造並びに床パネルユニット及び二重床構造
JPS60139109A (ja) フラツトケ−ブル布設方法
JP2005016161A (ja) ケーブル配線用床材
JPS5863015A (ja) フロアケ−ブル立上げ部の施工方法およびフロアケ−ブルタチアゲヨウジグ
JPH0416845Y2 (ja)
JPH0238977Y2 (ja)
JPH0243454A (ja) 床構造自在システム
JPH0596273U (ja) 床仕上げ材
JP2570582Y2 (ja) 床下配線床パネル単体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees