JP2562404B2 - 二重床用床板。 - Google Patents

二重床用床板。

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JP2562404B2
JP2562404B2 JP5078892A JP7889293A JP2562404B2 JP 2562404 B2 JP2562404 B2 JP 2562404B2 JP 5078892 A JP5078892 A JP 5078892A JP 7889293 A JP7889293 A JP 7889293A JP 2562404 B2 JP2562404 B2 JP 2562404B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二重床用床板に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来は、それ自体で剛性の
ある表面板を用いている。剛性を保つために厚い板を用
いたり、裏面全体にリブを付設したりするために、重量
が大きくなったり、コストが嵩んだりする問題があっ
た。
【0003】
【発明の目的】この発明はこのような問題点を解決し、
軽量で、且つ、コストの安いものを提供することを目的
とする。
【0004】
【発明の構成】この目的のため、この発明は薄板からな
る長方形の表面板の少なくとも向かい合う二周辺に下方
に略直角に折り曲げた状態の同じ高さの帯状の支持縁を
付設する。上記支持縁には両端部など所定の箇所を残し
て、下端に連続する門型の開口部一ないし二以上を付設
する。且つ、表面板の裏面までの高さに略等しい高さの
支持体を、表面板の中心部裏面に密接して付設するもの
である。
【0005】
【作用】このように構成すると、表面板は薄板単体でよ
く、周囲は屈折した支持縁により、又、中心部は裏面の
支持体で補強されている。表面板はコストも安く、軽量
である。
【0006】
【実施例1】この発明の実施例を図面に就いて詳しく説
明する。図2に示すのは、床板本体1である。厚さ2ミ
リメートルの亜鉛メッキ鋼板の表面板10の周囲四辺を
下方に直角に折り曲げて4センチメートルの支持縁11
を付設する。表面板10は一辺の大きさが30センチメ
ートルの正方形である。支持縁11には両端部と上端を
除いてそれぞれ二個の門型の開口部12を設ける。開口
部12の大きさは通常巾5〜8センチメートル、高さは
1センチメートルの上端を残して3センチメートルであ
る。開口部12は支持縁11の下端13に通じておく。
各角で隣接する支持縁同士は互いに熔着したり、接続具
を用いて互いに接合しておくと床板の安定上望ましい。
支持縁を形成するのは、表面板の周囲四辺でなく、相対
する二辺であってもよい。この場合、他の二辺は下方に
直角に折り曲げて、短い支持縁11を付設するのが望ま
しい。
【0007】図3に示すのは、支持体2である。厚さ2
ミリメートルの亜鉛メッキ鋼板からなる断面が下方に開
口した半筒状体である。上面の支持板20は一辺10セ
ンチメートルの正方形で、両端部が直角に下方に折り曲
げられて支持脚21が形成されている。支持脚21にも
支持縁同様一個の門型の開口部12を設けておくが、上
端は1センチメートル程度残しておくのが強度上望まし
い。支持板20の両縁も1センチメートル下方に屈折さ
れて補強縁22が形成されている。支持体の高さは、床
板本体1の下に丁度収まる高さで、表面板の厚さだけ低
い略38ミリメートルである。
【0008】図1に示すのは、床板3である。床板本体
1の表面板10の裏面の中央に相似形になるように支持
体2を付設して形成する。支持体2の上面の支持板20
が表面板10の裏面に密着した状態で両者の重なる箇所
ところどころをスポット接を用いて溶着して形成す
る。施工する場合には、一般にスラブ4の上にクッショ
ンシート41を敷き詰めた上に、床板3は敷き並べて用
いる。表面板10の下に配線空間5を有する二重床が形
成される。
【0009】表面板と支持体の接合方法は熔接に依ら
ず、接着、機械的かしめ、ビス止めなどに依っても良
い。支持板20の上全体に両面接着テープを貼り、広い
面で若干のクッション製を持たせて接着するのも効果的
である。又、鋼板は亜鉛メッキ鋼板に限定する必要はな
く、耐久性が得られるなら他のメッキ製品でもよいし、
塗装を施すなどで耐蝕性を持たせてもよい。表面板は一
般的には鋼板が最も適しているが、支持体は鋼材でな
く、アルミニウムのダイカスト製品とか、高強度のプラ
スチックの射出成形品などによる一体成形によってもよ
い。
【0010】この発明の二重床用床板は、床板本体と支
持体との二重構成であるので、配線機器類を取り付ける
場合には特に都合がよい。図4に示すように、床板3の
表面板10と支持板20の重なった箇所に直径8センチ
メートルの丸孔をあけ、その丸孔にコンセント6を落と
し込み、その周囲をビスなどを用いて床板に固定する。
通常二重構造になっていない床板に配線機器用の孔をあ
けると、その部分が極端に強度が低下してしまう。この
発明の場合には、孔をあけても、その周囲にある支持体
の支持脚が支えてくれるので、強度上の問題は全くな
い。
【0011】二重構成となっているもう一つのメリット
は、床板本体と支持体とを接合しないものを用意してお
くと、ボーダー部分の施工の場合に、床板本体を切断
し、その下の適当な箇所に支持体を設置し、両面接着テ
ープなどを用いて両者を接合すればよい。床板本体を非
常に小さく切断した場合には、支持体をも切断すればよ
い。
【0012】更に、支持体を単独に用いる例として、厚
さ3ミリメートル程度の強度の大きい平らな鋼板の下
に、比較的大きな間隔を置いて設置される支持体を組み
合わせることにより、床下に大量の配線空間を形成し、
建造物本体の電線・配管スペース(EPS)から大量の
電線類が集中して室内に引き込まれる箇所に対応するこ
とができる。
【0013】この発明の床板の場合には、図5に示すよ
うに、床板本体1の支持縁11の中央に上下方向全長に
わたる帯状の切欠13を設け、この切欠に連続する舌状
ないし半円形の切欠13を表面板10の端部に設ける。
この切欠は床板の下から配線などを引き出すのに供する
と都合がよい。中央部に支持体が付設されてあるので、
このような切欠を設けても表面板の強度には影響がな
い。
【0014】実施例では、支持体の一辺の大きさを表面
板の一辺の約3分1に構成したが、このように構成し、
支持体を表面板の中央に同じ向きにして設置すると、表
面板は各方向共に3分の1に分割された箇所で垂直方向
の支持縁ないし支持体の支持脚によって支持されること
になり、平均した支持が得られるので支持の効率がよ
い。支持体の一辺の大きさはこの意味から、3分の1が
一番望ましいが、2分の1ないし4分の1に設定するの
が一般的である。
【0015】
【実施例2】床板本体は実施例1と略同様の構成であっ
て、高さと表面板の大きさが前実施例より大きい。厚さ
2ミリメートルの亜鉛メッキ鋼板の表面板の周囲四辺を
下方に直角に折り曲げて5センチメートルの支持縁を付
設する。表面板は一辺の大きさが45センチメートルの
正方形である。支持縁には両端部と上端を除いてそれぞ
れ二個の門型の開口部を設ける。開口部の大きさは通常
巾8〜10センチメートル、高さは2センチメートルの
上端を残して3センチメートルである。開口部は支持縁
の下端に通じておく。
【0016】図6に示すのは、支持体2である。厚さ2
ミリメートルの亜鉛メッキ鋼板からなる断面が下方に開
口した半筒状体である。上面の支持板20は長辺が30
センチメートル、短辺が10センチメートルの長方形
で、両長辺の端部は直角に下方に折り曲げられて支持脚
21が形成されている。支持脚21にも支持縁同様二個
の門型の開口部12を設けておくが、上端は1センチメ
ートル程度残しておく。支持板20の短辺の両縁には全
巾にわたって深さ5ミリメートルの補強用のビード23
を付設しておく。支持体の高さは、床板本体の下に丁度
収まる高さで、床板本体よりも表面板の厚さだけ低い略
48ミリメートルである。
【0017】図7に示すのは、床板3である。床板本体
1の表面板10の裏面の中央部に、二個の支持体2を1
0センチメートルの間隔を開けて長手方向を平行に付設
して形成する。支持体2の上面の支持板20が表面板1
0の裏面に密着した状態で両者の重なる箇所ところどこ
ろをスポット熔接を用いて溶着して形成する。施工方法
は実施例1と同様である。
【0018】
【実施例3】床板本体は実施例2と同じ構成である。支
持体は厚さ2ミリメートルの亜鉛メッキ鋼板からなり、
直角の夾辺が30センチメートルの二等辺三角形状の支
持板を有している。その三周囲には前実施例の支持体と
同様の支持脚が設けられている。
【0019】図8に示すのは、床板3である。二個の直
角三角形からなる支持体2を直角の対辺を1センチメー
トルの間隔を開けて向い合せて、床板本体1の表面板1
0の裏面の中央部に付設して形成したものである。床板
本体と支持体の接合や施工方法は実施例1・2と同様で
ある。このように形成すると、床板3が支持体のない対
角線に沿ってある程度屈折することが可能であるので、
スラブにある程度の不陸がある場合にも、床板が不陸に
馴染むことが可能となる。
【0020】支持体2の形状は実施例に限定されること
なく、例えば、図9に示すように、表面板の裏面の高さ
と同じ巾の帯状の鋼材をコの字状に曲げて連続する3枚
の支持脚21が連結されたようなものでも良い。各支持
脚には門型の開口部を付設してもよい。
【0021】又、支持体2は、図10に示すように、支
持板10の四周縁に下方に屈折した支持縁11を付設
し、支持縁11の少なくとも両端部と上端を残して、下
端に連続する門型の開口部12を付設した、お膳状体な
どであってもよい。尚、開口部を省略することも可能で
ある。
【0022】
【発明の効果】この発明はこのように構成されているの
で、次のような特長がある。床板の表面板は薄い板で構
成されているので、床下の空間を広くとることが可能で
ある。床板本体の周囲は垂直方向の支持縁で支持されて
おり、床板の中央部は垂直方向の支持脚を含む支持体に
よって支えられるので、肝心な箇所が有効に補強されて
いる。いずれも垂直方向の部材で支えられているので、
床板を薄板で形成しても上部からの荷重に充分対抗でき
る。
【0023】この発明の床板は、贅肉を落とすだけ落と
した単純な形状であるので、生産が極めて単純である。
更に、全体を薄鋼板で形成できるので、型抜きや曲げな
どが簡単なプレス加工でできるので、材料・加工とも非
常に安く、安価な床板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 床板の一例を示す側断面図ある。
【図2】 床板本体の一例を示す斜視図である。
【図3】 支持体の一例を示す斜視図である。
【図4】 配線機器を取り付けた床板の側断面図であ
る。
【図5】 床板の他の一例を示す斜視図である。
【図6】 支持体の他の一例を示す斜視図である。
【図7】 床板の他の一例を示す平面透視図である。
【図8】 床板の他の一例を示す平面透視図である。
【図9】 支持体の他の一例を示す斜視図である。
【図10】支持体の他の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 床板本体 10 表面板 11 支持縁 12 開口部 13 切欠 2 支持体 20 支持板 21 支持脚 22 補強縁 23 ビード 3 床板 4 スラブ 41 クッションシート 5 配線空間 6 コンセント

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板からなる長方形の表面板の少なくと
    も向かい合う二周辺に下方に略直角に折り曲げた状態の
    帯状の支持縁が形成され、上記支持縁には両端部など所
    定の箇所を残して、下端に連続する門型の開口部一ない
    し二以上が付設されており、表面板の裏面までの高さに
    略等しい高さの支持体が、表面板の中心部裏面に密接し
    て付設されたことを特徴とした、二重床用床板。
  2. 【請求項2】 支持体は断面形状が下方に開口したコの
    字状の半筒状体であることを特徴とした、請求項1記載
    の、二重床用床板。
  3. 【請求項3】 支持体は断面形状が下方に開口したコの
    字状の半筒状体で、その開口した両端部には横断方向の
    補強ビード、ないしは、下方に向けた細巾の補強縁を設
    けたことを特徴とした、請求項2記載の、二重床用床
    板。
  4. 【請求項4】 支持体は長方形の薄板の四周辺に、下方
    に略直角に折り曲げた状態の支持脚が付設された逆箱状
    体であることを特徴とした、請求項1記載の、二重床用
    床板。
  5. 【請求項5】 半筒状ないし逆箱状の支持体の側面に
    は、両端部と上端を残して、下端に連続する門型の開口
    部が付設されたことを特徴とした、請求項1ないし請求
    項4記載の、二重床用床板。
  6. 【請求項6】 支持体の一辺が表面板の一辺の3分の1
    前後の大きさであることを特徴とした、請求項1ないし
    請求項5記載の、二重床用床板。
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