JPH06330458A - 繊維用処理剤 - Google Patents
繊維用処理剤Info
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- JPH06330458A JPH06330458A JP14264593A JP14264593A JPH06330458A JP H06330458 A JPH06330458 A JP H06330458A JP 14264593 A JP14264593 A JP 14264593A JP 14264593 A JP14264593 A JP 14264593A JP H06330458 A JPH06330458 A JP H06330458A
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- alkyl
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- alkylene
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリエステル系繊維に後加工することにより
耐久性のある難燃性を付与する、非ハロゲン系の繊維用
処理剤の提供。 【構成】 下記式で示されるホスフィン酸誘導体と自己
乳化型ポリウレタン樹脂エマルションの混合物からなる
繊維用処理剤。
耐久性のある難燃性を付与する、非ハロゲン系の繊維用
処理剤の提供。 【構成】 下記式で示されるホスフィン酸誘導体と自己
乳化型ポリウレタン樹脂エマルションの混合物からなる
繊維用処理剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維用処理剤に関する。
更に詳しくは、繊維の難燃加工用処理剤に関する。
更に詳しくは、繊維の難燃加工用処理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエステル系合成繊維の難燃加
工用処理剤としては、ヘキサブロモシクロドデカンの水
性分散液(特開昭57−137377号公報)等が知ら
れているが、環境保護の観点から含ハロゲン化合物の使
用は問題となってきており、非ハロゲン系の難燃処理剤
が望まれていた。
工用処理剤としては、ヘキサブロモシクロドデカンの水
性分散液(特開昭57−137377号公報)等が知ら
れているが、環境保護の観点から含ハロゲン化合物の使
用は問題となってきており、非ハロゲン系の難燃処理剤
が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ハロ
ゲンを含まない化合物を用いた、繊維に後加工で耐久性
のある難燃性を付与する処理剤を提供することである。
ゲンを含まない化合物を用いた、繊維に後加工で耐久性
のある難燃性を付与する処理剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討した結果、ハロゲンを含まない
化合物を用いて、繊維に良好な難燃性を後加工で付与
し、耐久性(耐洗濯性、耐ドライクリーニング性)も優
れた繊維用処理剤を見いだし、本発明に到達した。即ち
本発明は、下記一般式(1)および/または一般式
(2)で示されるホスフィン酸誘導体(A)およびバイ
ンダー(B)からなる繊維用処理剤である。 [式中、R1はエチレン基または1,2−プロピレン
基,R2は炭素数1〜4のアルキル基,R3は、炭素数1
〜4のアルキル基またはフェニル基またはアルキル置換
フェニル基,R4はエチレン基または1,2−プロピレ
ン基,R5は炭素数2〜4のアルキレン基,nは0〜4
の整数を表す。]
を達成するため鋭意検討した結果、ハロゲンを含まない
化合物を用いて、繊維に良好な難燃性を後加工で付与
し、耐久性(耐洗濯性、耐ドライクリーニング性)も優
れた繊維用処理剤を見いだし、本発明に到達した。即ち
本発明は、下記一般式(1)および/または一般式
(2)で示されるホスフィン酸誘導体(A)およびバイ
ンダー(B)からなる繊維用処理剤である。 [式中、R1はエチレン基または1,2−プロピレン
基,R2は炭素数1〜4のアルキル基,R3は、炭素数1
〜4のアルキル基またはフェニル基またはアルキル置換
フェニル基,R4はエチレン基または1,2−プロピレ
ン基,R5は炭素数2〜4のアルキレン基,nは0〜4
の整数を表す。]
【0005】本発明におけるホスフィン酸誘導体(A)
を示す一般式(1)および一般式(2)において、R1
はエチレン基または1,2−プロピレン基であり、好ま
しくはエチレン基である。R2は炭素数1〜4のアルキ
ル基であり、好ましくはメチル基である。R3は炭素数
1〜4のアルキル基、フェニル基またはアルキル(通常
炭素数1〜4のアルキル基)置換フェニル基であり、好
ましいものはメチル基およびフェニル基である。R4は
エチレン基または1,2−プロピレン基であり、好まし
いものはエチレン基である。R5は炭素数2〜4のアル
キレン基であり、好ましくはエチレン基である。該
(A)は、例えば特開平4−364196号明細書に記
載の方法により製造することができる。
を示す一般式(1)および一般式(2)において、R1
はエチレン基または1,2−プロピレン基であり、好ま
しくはエチレン基である。R2は炭素数1〜4のアルキ
ル基であり、好ましくはメチル基である。R3は炭素数
1〜4のアルキル基、フェニル基またはアルキル(通常
炭素数1〜4のアルキル基)置換フェニル基であり、好
ましいものはメチル基およびフェニル基である。R4は
エチレン基または1,2−プロピレン基であり、好まし
いものはエチレン基である。R5は炭素数2〜4のアル
キレン基であり、好ましくはエチレン基である。該
(A)は、例えば特開平4−364196号明細書に記
載の方法により製造することができる。
【0006】本発明におけるバインダー(B)は、皮膜
形成性を有し、かつ処理剤に耐洗濯性および耐ドライク
リーニング性を付与する成分であり、具体例としてはポ
リウレタン樹脂系バインダー、アクリル樹脂系バインダ
ー、シリコーン系バインダー、エポキシ樹脂系バインダ
ー、メラミン樹脂系バインダーなどが挙げられる。これ
らのうち好ましいものは、処理された繊維の風合いの面
から、ポリウレタン樹脂系バインダー、アクリル樹脂系
バインダーおよびシリコーン系バインダーであり、特に
好ましいものはポリウレタン樹脂系バインダーである。
該(B)は溶剤系および水系のいずれでも使用できるが
水系が特に好ましい。
形成性を有し、かつ処理剤に耐洗濯性および耐ドライク
リーニング性を付与する成分であり、具体例としてはポ
リウレタン樹脂系バインダー、アクリル樹脂系バインダ
ー、シリコーン系バインダー、エポキシ樹脂系バインダ
ー、メラミン樹脂系バインダーなどが挙げられる。これ
らのうち好ましいものは、処理された繊維の風合いの面
から、ポリウレタン樹脂系バインダー、アクリル樹脂系
バインダーおよびシリコーン系バインダーであり、特に
好ましいものはポリウレタン樹脂系バインダーである。
該(B)は溶剤系および水系のいずれでも使用できるが
水系が特に好ましい。
【0007】ポリウレタン樹脂系バインダーの具体例と
しては、イソシアネート基を含有しないウレタンプレ
ポリマーを乳化剤を用いて水中に強制乳化したポリウレ
タンエマルション、イオン基(カチオン基あるいはア
ニオン基)および/またはオキシエチレン鎖を含有した
ウレタンプレポリマー水中に乳化・鎖伸長反応させて得
られる自己乳化型ポリウレタンエマルション、水溶性
架橋ウレタン、およびイソシアネート基を含有するウ
レタンプレポリマー(溶剤系)と多官能の活性水素基を
含有する架橋剤を併用するウレタン系バインダーが挙げ
られる。
しては、イソシアネート基を含有しないウレタンプレ
ポリマーを乳化剤を用いて水中に強制乳化したポリウレ
タンエマルション、イオン基(カチオン基あるいはア
ニオン基)および/またはオキシエチレン鎖を含有した
ウレタンプレポリマー水中に乳化・鎖伸長反応させて得
られる自己乳化型ポリウレタンエマルション、水溶性
架橋ウレタン、およびイソシアネート基を含有するウ
レタンプレポリマー(溶剤系)と多官能の活性水素基を
含有する架橋剤を併用するウレタン系バインダーが挙げ
られる。
【0008】ポリウレタン樹脂系バインダーは公知の方
法、たとえば有機ポリイソシアネート、高分子ポリオー
ルおよび必要により鎖伸長剤をワンショット法または多
段法により反応せしめることにより製造することができ
る。
法、たとえば有機ポリイソシアネート、高分子ポリオー
ルおよび必要により鎖伸長剤をワンショット法または多
段法により反応せしめることにより製造することができ
る。
【0009】有機ポリイソシアネートとしては、脂肪
(脂環)族系ポリイソシアネート(テトラメチレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシル
メタンジイソシアネートなど);芳香族系ポリイソシア
ネート(キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソ
シアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ートなど);これらの変性体(カービジイミド、ウレチ
ジオン、ビューレットおよびイソシアヌレート変性
体);およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
これらのうち好ましいものは、脂肪(脂環)族系ポリイ
ソシアネートであり、とくに好ましいものはヘキサメチ
レンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシ
アネート(IPDI)および4,4’−ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート(水添MDI)である。
(脂環)族系ポリイソシアネート(テトラメチレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシル
メタンジイソシアネートなど);芳香族系ポリイソシア
ネート(キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソ
シアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ートなど);これらの変性体(カービジイミド、ウレチ
ジオン、ビューレットおよびイソシアヌレート変性
体);およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
これらのうち好ましいものは、脂肪(脂環)族系ポリイ
ソシアネートであり、とくに好ましいものはヘキサメチ
レンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシ
アネート(IPDI)および4,4’−ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート(水添MDI)である。
【0010】高分子ポリオールとしては、ポリエーテル
ポリオール、ポリエステルポリオールなどがあげられ
る。
ポリオール、ポリエステルポリオールなどがあげられ
る。
【0011】ポリエーテルポリオールとしては低分子ポ
リオール[多価アルコール(エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、N
−メチルジエタノールアミンなど);多価フェノール
(ビスフェノールA、ビスフェノールSなど)]および
アミン類(ポリアミン類、アルカノールアミン類)のア
ルキレンオキシド(炭素数2〜4のアルキレンオキシド
たとえばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチ
レンオキシド)付加物および該アルキレンオキシドの開
環重合物(ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリテトラメチレングリコールなど)が挙げ
られる。ポリエステルポリオールとしては、ポリカルボ
ン酸[脂肪族ポリカルボン酸(アジピン酸、マレイン
酸、二量化リノール酸など)および/または芳香族ポリ
カルボン酸(テレフタル酸、イソフタル酸、ソジウムス
ルホイソフタル酸など)と低分子ポリオールまたはポリ
エーテルポリオールとの反応で得られるポリエステルポ
リオール、ポリカプロラクトンポリオールおよびポリカ
ーボネートポリオールなどが挙げられる。高分子ポリオ
ールの平均分子量は通常500〜4,000、好ましく
は1,000〜3,000である。
リオール[多価アルコール(エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、N
−メチルジエタノールアミンなど);多価フェノール
(ビスフェノールA、ビスフェノールSなど)]および
アミン類(ポリアミン類、アルカノールアミン類)のア
ルキレンオキシド(炭素数2〜4のアルキレンオキシド
たとえばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチ
レンオキシド)付加物および該アルキレンオキシドの開
環重合物(ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリテトラメチレングリコールなど)が挙げ
られる。ポリエステルポリオールとしては、ポリカルボ
ン酸[脂肪族ポリカルボン酸(アジピン酸、マレイン
酸、二量化リノール酸など)および/または芳香族ポリ
カルボン酸(テレフタル酸、イソフタル酸、ソジウムス
ルホイソフタル酸など)と低分子ポリオールまたはポリ
エーテルポリオールとの反応で得られるポリエステルポ
リオール、ポリカプロラクトンポリオールおよびポリカ
ーボネートポリオールなどが挙げられる。高分子ポリオ
ールの平均分子量は通常500〜4,000、好ましく
は1,000〜3,000である。
【0011】必要により用いられる鎖伸長剤としては、
低分子ジオール[エチレングリコール、ジ−,トリ−お
よびテトラエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,3−および1,4−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール、ジメチロールプロピオン酸、グリセリ
ン酸、ビスフェノール類のアルキレンオキシド低モル付
加物(分子量500未満)など];アルカノールアミン
(エタノールアミン、プロパノールアミン、ジエタノー
アミン、ジプロパノールアミンなど);脂肪族ジアミン
(エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど);
脂環式ジアミン(イソホロンジアミンなど);芳香脂肪
族ジアミン(キシリレンジアミンなど);芳香族ジアミ
ン(ジアミノジフェニルメタンなど);ヒドラジン;ピ
ペラジン;水などのイソシアネート基と反応性を持つ活
性水素原子を分子内に2個以上有する化合物が挙げられ
る。
低分子ジオール[エチレングリコール、ジ−,トリ−お
よびテトラエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,3−および1,4−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール、ジメチロールプロピオン酸、グリセリ
ン酸、ビスフェノール類のアルキレンオキシド低モル付
加物(分子量500未満)など];アルカノールアミン
(エタノールアミン、プロパノールアミン、ジエタノー
アミン、ジプロパノールアミンなど);脂肪族ジアミン
(エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど);
脂環式ジアミン(イソホロンジアミンなど);芳香脂肪
族ジアミン(キシリレンジアミンなど);芳香族ジアミ
ン(ジアミノジフェニルメタンなど);ヒドラジン;ピ
ペラジン;水などのイソシアネート基と反応性を持つ活
性水素原子を分子内に2個以上有する化合物が挙げられ
る。
【0012】親水基を有しないポリウレタン樹脂系バイ
ンダーを水中に強制乳化せしめるための乳化剤として
は、通常、非イオン界面活性剤および/またはアニオン
界面活性剤が使用される。非イオン界面活性剤として
は、ポリオキシアルキレン型非イオン界面活性剤(高級
アルコールアルキレンオキサイド付加物、アルキルフェ
ノールアルキレンオキサイド付加物、脂肪酸アルキレン
オキサイド付加物、多価アルコール脂肪酸エステルアル
キレンオキサイド付加物、高級アルキルアミンアルキレ
ンオキサイド付加物、脂肪酸アミドアルキレンオキサイ
ド付加物など)、多価アルコール型非イオン界面活性剤
(アルキルグリコシド、ショ糖脂肪酸エステルなど)が
あげられる。
ンダーを水中に強制乳化せしめるための乳化剤として
は、通常、非イオン界面活性剤および/またはアニオン
界面活性剤が使用される。非イオン界面活性剤として
は、ポリオキシアルキレン型非イオン界面活性剤(高級
アルコールアルキレンオキサイド付加物、アルキルフェ
ノールアルキレンオキサイド付加物、脂肪酸アルキレン
オキサイド付加物、多価アルコール脂肪酸エステルアル
キレンオキサイド付加物、高級アルキルアミンアルキレ
ンオキサイド付加物、脂肪酸アミドアルキレンオキサイ
ド付加物など)、多価アルコール型非イオン界面活性剤
(アルキルグリコシド、ショ糖脂肪酸エステルなど)が
あげられる。
【0013】アニオン界面活性剤としては、硫酸エステ
ル塩(高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルキルエ
ーテル硫酸エステル塩、硫酸化脂肪酸エステルなど)、
スルホン酸塩(アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキ
ルナフタレンスルホン酸塩など)、リン酸エステル塩
(高級アルコールリン酸エステル塩、高級アルコールの
アルキレンオキサイド付加物リン酸エステル塩など)が
あげられる。
ル塩(高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルキルエ
ーテル硫酸エステル塩、硫酸化脂肪酸エステルなど)、
スルホン酸塩(アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキ
ルナフタレンスルホン酸塩など)、リン酸エステル塩
(高級アルコールリン酸エステル塩、高級アルコールの
アルキレンオキサイド付加物リン酸エステル塩など)が
あげられる。
【0014】自己乳化型ウレタンエマルションとして
は、ポリオール成分あるいは、鎖伸長剤中にイオン基を
含有したもの(ジメチロールプロピオン酸、グリセリン
酸などを用いカルボキシル基を炭素数1〜4のアルキル
アミン、アンモニア、苛性ソーダ、苛性カリでアニオン
基を導入したもの。あるいはN−メチルジエタノールア
ミンなどをジメチル硫酸、ベンジルクロライドなどで4
級塩とし、カチオン基を導入したもの)およびポリオキ
シエチレン鎖をウレタンプレポリマー中に50重量%以
上含有した非イオン系のものが挙げられる。これらのう
ち好ましいものは、樹脂中に下記一般式(3)で表され
るイオン基を有する自己乳化型ポリウレタンエマルショ
ンである。 [式中、R6はHまたは炭素数1〜4のアルキレン基,
Mは炭素数1〜4のアルキルアミンまたはアンモニウム
を表す。]
は、ポリオール成分あるいは、鎖伸長剤中にイオン基を
含有したもの(ジメチロールプロピオン酸、グリセリン
酸などを用いカルボキシル基を炭素数1〜4のアルキル
アミン、アンモニア、苛性ソーダ、苛性カリでアニオン
基を導入したもの。あるいはN−メチルジエタノールア
ミンなどをジメチル硫酸、ベンジルクロライドなどで4
級塩とし、カチオン基を導入したもの)およびポリオキ
シエチレン鎖をウレタンプレポリマー中に50重量%以
上含有した非イオン系のものが挙げられる。これらのう
ち好ましいものは、樹脂中に下記一般式(3)で表され
るイオン基を有する自己乳化型ポリウレタンエマルショ
ンである。 [式中、R6はHまたは炭素数1〜4のアルキレン基,
Mは炭素数1〜4のアルキルアミンまたはアンモニウム
を表す。]
【0015】水溶性架橋ウレタンとしては、プレポリマ
ー中にポリオキシエチレン鎖を含み、かつ末端イソシア
ネート基を重亜硫酸塩でブロックしたものが挙げられ
る。
ー中にポリオキシエチレン鎖を含み、かつ末端イソシア
ネート基を重亜硫酸塩でブロックしたものが挙げられ
る。
【0016】ポリウレタン樹脂系バインダーとして特に
好ましいものは、自己乳化型ポリウレタンエマルション
および水溶性架橋ウレタンである。
好ましいものは、自己乳化型ポリウレタンエマルション
および水溶性架橋ウレタンである。
【0017】アクリル樹脂系バインバーとしては、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数
1〜12)、スチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリル
酸、ヒドロキシエチル(メタ)アクリル酸、イタコン
酸、N−メチロールアクリルアミドなどのビニルモノマ
ー類を常法に従って乳化重合して得られる乳化共重合物
が挙げられる。該共重合物のTgは通常−30℃〜50
℃好ましくは−10℃〜30℃である。
タ)アクリル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数
1〜12)、スチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリル
酸、ヒドロキシエチル(メタ)アクリル酸、イタコン
酸、N−メチロールアクリルアミドなどのビニルモノマ
ー類を常法に従って乳化重合して得られる乳化共重合物
が挙げられる。該共重合物のTgは通常−30℃〜50
℃好ましくは−10℃〜30℃である。
【0018】シリコーン系バインダーとしては、皮膜形
成性オルガノシリコーンを溶剤に溶解したもの;オルガ
ノポリシロキサンエマルション(ジメチルシリコーンエ
マルション、アミノ変性シリコーンエマルション、エポ
キシ変性シリコーンエマルション、カルボキシ変性シリ
コーンエマルションなど);架橋性シリコンエマルショ
ン(Si−H基を含有するオルガノポリシロキサン・両
末端水酸基封鎖ジオルガノポリシロキサン・縮重合反応
用触媒からなるエマルション、Si−H基を含有するオ
ルガノポリシロキサン・ビニル基を含有するジオルガノ
ポリシロキサン・付加反応用触媒からなるエマルショ
ン、アミノ基を含有するオルガノポリシロキサン・エポ
キシ基を含有するオルガノポリシロキサンとからなるエ
マルション、アミノ基を含有するオルガノポリシロキサ
ン・カルボキシル基を含有するオルガノポリシロキサン
とからなるエマルション、アミノ基とアルコキシ基を有
するオルガノシラン・エポキシ基を含有するオルガノポ
リシロキサン・および/またはカルボキシル基を含有す
るオルガノポリシロキサンからなるエマルション、エポ
キシ基とアルコキシ基を有するオルガノシラン・アミノ
基を含有するオルガノポリシロキサン・および/または
カルボキシル基を含有するオルガノポリシロキサンから
なるエマルションなど);およびこれらの2種以上の混
合物が挙げられる。 これらのシリコーン系バインダー
の中で好ましいものは、架橋性シリコンエマルションで
ある。
成性オルガノシリコーンを溶剤に溶解したもの;オルガ
ノポリシロキサンエマルション(ジメチルシリコーンエ
マルション、アミノ変性シリコーンエマルション、エポ
キシ変性シリコーンエマルション、カルボキシ変性シリ
コーンエマルションなど);架橋性シリコンエマルショ
ン(Si−H基を含有するオルガノポリシロキサン・両
末端水酸基封鎖ジオルガノポリシロキサン・縮重合反応
用触媒からなるエマルション、Si−H基を含有するオ
ルガノポリシロキサン・ビニル基を含有するジオルガノ
ポリシロキサン・付加反応用触媒からなるエマルショ
ン、アミノ基を含有するオルガノポリシロキサン・エポ
キシ基を含有するオルガノポリシロキサンとからなるエ
マルション、アミノ基を含有するオルガノポリシロキサ
ン・カルボキシル基を含有するオルガノポリシロキサン
とからなるエマルション、アミノ基とアルコキシ基を有
するオルガノシラン・エポキシ基を含有するオルガノポ
リシロキサン・および/またはカルボキシル基を含有す
るオルガノポリシロキサンからなるエマルション、エポ
キシ基とアルコキシ基を有するオルガノシラン・アミノ
基を含有するオルガノポリシロキサン・および/または
カルボキシル基を含有するオルガノポリシロキサンから
なるエマルションなど);およびこれらの2種以上の混
合物が挙げられる。 これらのシリコーン系バインダー
の中で好ましいものは、架橋性シリコンエマルションで
ある。
【0019】本発明におけるホスフィン酸誘導体(A)
とバインダー(B)の重量比は、固形分換算で、通常
1:0.05〜5、好ましくは1:0.1〜2、さらに
好ましくは1:0.2〜1である。(B)の重量比が
0.05未満では耐久性が不良となり、5を超えると難
燃性を阻害し、風合いも粗硬となる。
とバインダー(B)の重量比は、固形分換算で、通常
1:0.05〜5、好ましくは1:0.1〜2、さらに
好ましくは1:0.2〜1である。(B)の重量比が
0.05未満では耐久性が不良となり、5を超えると難
燃性を阻害し、風合いも粗硬となる。
【0020】本発明において適用するポリエステル系合
成繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレート・イソフタレート、ポリエチレン
テレフタレート・パラオキシベンゾエート、ポリエチレ
ンテレフタレート・ブチレンテレフタレートなどのポリ
エステル繊維からなる綿、糸、トウ、トップ、カセ、編
織物、不織布などがあげられる。さらに上記ポリエステ
ル繊維と他の天然、再生、半合成、合成繊維との混紡、
交織織物等があげられる。
成繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレート・イソフタレート、ポリエチレン
テレフタレート・パラオキシベンゾエート、ポリエチレ
ンテレフタレート・ブチレンテレフタレートなどのポリ
エステル繊維からなる綿、糸、トウ、トップ、カセ、編
織物、不織布などがあげられる。さらに上記ポリエステ
ル繊維と他の天然、再生、半合成、合成繊維との混紡、
交織織物等があげられる。
【0021】本発明の処理剤は、通常(B)中に(A)
を分散させた状態のものを水あるいは溶剤で希釈して繊
維に付与される。処理剤の繊維に対する付与量(固形分
換算)付与する繊維製品の種類によって異なるが、通常
0.05〜30重量%、好ましくは0.5〜20重量%
である。付与量が、0.05重量%未満では難燃性が不
良となり、30重量%を超えると処理繊維の風合いが粗
硬となる。
を分散させた状態のものを水あるいは溶剤で希釈して繊
維に付与される。処理剤の繊維に対する付与量(固形分
換算)付与する繊維製品の種類によって異なるが、通常
0.05〜30重量%、好ましくは0.5〜20重量%
である。付与量が、0.05重量%未満では難燃性が不
良となり、30重量%を超えると処理繊維の風合いが粗
硬となる。
【0019】本処理剤をポリエステル系繊維に施与する
方法としては、浸漬法、パディング法、スプレイ法など
通常の方法が挙げられる。処理温度は10℃〜80℃、
好ましくは15℃〜60℃である。施与した後、通常の
方法で、乾燥および熱処理される。乾燥は通常80〜1
30℃で1〜10分間、熱処理は通常150〜200℃
で10秒〜10分間である。
方法としては、浸漬法、パディング法、スプレイ法など
通常の方法が挙げられる。処理温度は10℃〜80℃、
好ましくは15℃〜60℃である。施与した後、通常の
方法で、乾燥および熱処理される。乾燥は通常80〜1
30℃で1〜10分間、熱処理は通常150〜200℃
で10秒〜10分間である。
【0020】本発明の処理剤は、必要により公知の他の
繊維加工剤と併用することができる。他の繊維加工剤と
しては、柔軟剤、吸水加工剤、帯電防止剤、撥水撥油
剤、硬仕上剤、風合い調整剤、スリップ防止剤などが挙
げられる。
繊維加工剤と併用することができる。他の繊維加工剤と
しては、柔軟剤、吸水加工剤、帯電防止剤、撥水撥油
剤、硬仕上剤、風合い調整剤、スリップ防止剤などが挙
げられる。
【0021】本発明の処理剤は、ポリエステル系繊維に
処理することにより、従来のものに比べ、有害なハロゲ
ンを含まずに耐久性に優れた難燃性を付与することがで
きる。
処理することにより、従来のものに比べ、有害なハロゲ
ンを含まずに耐久性に優れた難燃性を付与することがで
きる。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて部は重量部、%は重量%を示す。
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて部は重量部、%は重量%を示す。
【0023】(バインダーの製造) 製造例1 平均分子量1,000のポリプロピレングリコール20
0部、イソホロンジイソシアネート80部およびジメチ
ロールプロピオン酸15部を窒素雰囲気下、80〜10
0℃で10時間反応させ、アセトン200部で希釈し
た。次いでトリエチルアミン7部を加えて中和した後、
約50℃で水696部加えて乳化希釈した。該乳化物か
らアセトンを留去し、固形分約30%、粘度30cps
(25℃)、pH(1%水溶液)9.5の白色乳状の自
己乳化型ポリウレタンエマルションのバインダー「1」
1,000部を得た。
0部、イソホロンジイソシアネート80部およびジメチ
ロールプロピオン酸15部を窒素雰囲気下、80〜10
0℃で10時間反応させ、アセトン200部で希釈し
た。次いでトリエチルアミン7部を加えて中和した後、
約50℃で水696部加えて乳化希釈した。該乳化物か
らアセトンを留去し、固形分約30%、粘度30cps
(25℃)、pH(1%水溶液)9.5の白色乳状の自
己乳化型ポリウレタンエマルションのバインダー「1」
1,000部を得た。
【0024】製造例2 平均分子量1,200のポリプロピレングリコールにエ
チレンオキサイドを付加した平均分子量2,400のブ
ロック共重合型ポリエーテルジオール210部、平均分
子量2,530のポリエステルジオール(アジピン酸/
1,6−ヘキサンジオール/ネオペンチルグリコール
系)560部、1,6−ヘキサンジオール30部および
ヘキサメチレンジイソシアネート200部を窒素雰囲気
下、90〜100℃で3時間反応させ、アセトン200
部で希釈した。次いで25%重亜硫酸ソーダ水溶液65
0部を加え十分に攪拌し、さらに水2,000部で乳化
希釈して、固形分約30%、粘度80cps(25℃)
の透明液状の水溶性架橋ポリウレタンのバインダー
「2」3,870部を得た。
チレンオキサイドを付加した平均分子量2,400のブ
ロック共重合型ポリエーテルジオール210部、平均分
子量2,530のポリエステルジオール(アジピン酸/
1,6−ヘキサンジオール/ネオペンチルグリコール
系)560部、1,6−ヘキサンジオール30部および
ヘキサメチレンジイソシアネート200部を窒素雰囲気
下、90〜100℃で3時間反応させ、アセトン200
部で希釈した。次いで25%重亜硫酸ソーダ水溶液65
0部を加え十分に攪拌し、さらに水2,000部で乳化
希釈して、固形分約30%、粘度80cps(25℃)
の透明液状の水溶性架橋ポリウレタンのバインダー
「2」3,870部を得た。
【0025】製造例3 両末端が−OHで封鎖された粘度1,000cs(25
℃)のジメチルポリシロキサン150部、メチルハイド
ロジエンポリシロキサン[粘度50cs(25℃)]1
50部およびノニルフェノールのエチレンオキサイド4
0モル付加物30部を配合し、水670部を加えホモジ
ナイザーを用いて乳化希釈し、白色乳状のシリコン系バ
インダー「3」1,000部を得た。得られたシリコン
系バインダーは、粘度70cps(25℃)、固形分3
3%、pH(1%水溶液)6.9であった。
℃)のジメチルポリシロキサン150部、メチルハイド
ロジエンポリシロキサン[粘度50cs(25℃)]1
50部およびノニルフェノールのエチレンオキサイド4
0モル付加物30部を配合し、水670部を加えホモジ
ナイザーを用いて乳化希釈し、白色乳状のシリコン系バ
インダー「3」1,000部を得た。得られたシリコン
系バインダーは、粘度70cps(25℃)、固形分3
3%、pH(1%水溶液)6.9であった。
【0026】実施例1 製造例1で得たバインダー「1」400部に、下記式
(4)のホスフィン酸誘導体570部およびノニルフェ
ノールのエチレンオキサイド18モル付加物30部を添
加して均一に配合し、本発明の処理剤「a」1,000
部を得た。該「a」は、乳白色のエマルションで、粘度
450cps(25℃),pHは2.5であった。
(4)のホスフィン酸誘導体570部およびノニルフェ
ノールのエチレンオキサイド18モル付加物30部を添
加して均一に配合し、本発明の処理剤「a」1,000
部を得た。該「a」は、乳白色のエマルションで、粘度
450cps(25℃),pHは2.5であった。
【0027】実施例2 製造例2で得たバインダー「2」400部、下記式
(5)のホスフィン酸誘導体580部、ラウリルアルコ
ールのエチレンオキサイド20モル付加物19部および
酢酸亜鉛1部を均一に混合し、本発明の処理剤「b」
1,000部を得た。該「b」は乳白色のエマルション
で、粘度200cps(25℃)、pH4.5であっ
た。
(5)のホスフィン酸誘導体580部、ラウリルアルコ
ールのエチレンオキサイド20モル付加物19部および
酢酸亜鉛1部を均一に混合し、本発明の処理剤「b」
1,000部を得た。該「b」は乳白色のエマルション
で、粘度200cps(25℃)、pH4.5であっ
た。
【0028】実施例3 製造例3で得たバインダー「3」400部、下記式
(6)のホスフィン酸誘導体580部、ノニルフェノー
ルのエチレンオキサイド25モル付加物19部および酢
酸亜鉛1部を均一に配合し、本発明の処理剤「c」1,
000部を得た。該「c」は乳白色のエマルションで、
粘度450cps(25℃)、pH6.3であった。
(6)のホスフィン酸誘導体580部、ノニルフェノー
ルのエチレンオキサイド25モル付加物19部および酢
酸亜鉛1部を均一に配合し、本発明の処理剤「c」1,
000部を得た。該「c」は乳白色のエマルションで、
粘度450cps(25℃)、pH6.3であった。
【0029】比較例1 下記処方の各成分をビスコミル(五十嵐機械工業製横型
湿式微粉分散機)を用いて連続的に30分間混合粉砕
し、比較の処理剤剤「d」1,000部を得た。該
「d」は淡黄乳白色のエマルションで、粘度1,000
cps(25℃)、pH7.5、平均粒子径0.8ミク
ロンであった。 処方: 1,2,3,4,5,6−ヘキサブロモシクロヘプタン (400部) ノニルフェノールのエチレンオキサイド20モル付加物 ( 30部) ラウリルアルコール硫酸エステルナトリウム塩 ( 10部) カルボキシメチルセルロースナトリウム塩 ( 5部) 水 (555部)
湿式微粉分散機)を用いて連続的に30分間混合粉砕
し、比較の処理剤剤「d」1,000部を得た。該
「d」は淡黄乳白色のエマルションで、粘度1,000
cps(25℃)、pH7.5、平均粒子径0.8ミク
ロンであった。 処方: 1,2,3,4,5,6−ヘキサブロモシクロヘプタン (400部) ノニルフェノールのエチレンオキサイド20モル付加物 ( 30部) ラウリルアルコール硫酸エステルナトリウム塩 ( 10部) カルボキシメチルセルロースナトリウム塩 ( 5部) 水 (555部)
【0030】〈性能試験〉実施例1〜3および比較例1
で得た処理剤[1]〜[4]を用いて、難燃剤としての
性能試験を行った結果を表1に示す。
で得た処理剤[1]〜[4]を用いて、難燃剤としての
性能試験を行った結果を表1に示す。
【0031】
【表 1】
【0032】試験方法 300g/m2のポリエステル未染色織布を下記の浴中
でパディング(絞り率80%)処理した後、乾燥(10
0℃×5分間)・熱処理(180℃×30秒)したもの
について難燃性試験を行った。 (処理浴) アルギン酸ソーダ2g/l 本発明の処理剤100g/lまたは比較の処理剤100
g/l 難燃性試験はJIS L−1091D法、洗濯はJIS
L−0217(103法)、ドライクリーニングはJ
IS L−1018に従った。
でパディング(絞り率80%)処理した後、乾燥(10
0℃×5分間)・熱処理(180℃×30秒)したもの
について難燃性試験を行った。 (処理浴) アルギン酸ソーダ2g/l 本発明の処理剤100g/lまたは比較の処理剤100
g/l 難燃性試験はJIS L−1091D法、洗濯はJIS
L−0217(103法)、ドライクリーニングはJ
IS L−1018に従った。
【0033】
【発明の効果】本発明の処理剤は、ポリエステル系繊維
に後加工剤として付与することにより優れた難燃性を示
し、有害なハロゲンを含まない耐久性のある難燃剤とし
て極めて有用である。
に後加工剤として付与することにより優れた難燃性を示
し、有害なハロゲンを含まない耐久性のある難燃剤とし
て極めて有用である。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記一般式(1)および/または一般式
(2)で示されるホスフィン酸誘導体(A)およびバイ
ンダー(B)からなる繊維用処理剤。 [式中、R1はエチレン基または1,2−プロピレン
基,R2は炭素数1〜4のアルキル基,R3は、炭素数1
〜4のアルキル基またはフェニル基またはアルキル置換
フェニル基,R4はエチレン基または1,2−プロピレ
ン基,R5は炭素数2〜4のアルキレン基,nは0〜4
の整数を表す。] - 【請求項2】 (A):(B)の重量比が1:(0.5
〜5)である請求項1記載の処理剤。 - 【請求項3】 (B)がポリウレタン樹脂系バインダー
である請求項1または2記載の処理剤。 - 【請求項4】 (B)が樹脂中に下記一般式(3)で示
されるイオン基を含有する自己乳化型ポリウレタン樹脂
エマルションである請求項1〜3いずれか記載の処理
剤。 [式中、R6はHまたは炭素数1〜4のアルキレン基,
Mは炭素数1〜4のアルキルアミンまたはアンモニウム
を表す。] - 【請求項5】 (B)が水溶性架橋ウレタンである請求
項1〜3いずれか記載の処理剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14264593A JPH06330458A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 繊維用処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14264593A JPH06330458A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 繊維用処理剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06330458A true JPH06330458A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=15320176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14264593A Pending JPH06330458A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 繊維用処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06330458A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004092475A1 (ja) * | 2003-04-18 | 2004-10-28 | Matsumoto Yushi-Seiyaku Co., Ltd. | 繊維の深色化剤、深色化処理方法及び繊維 |
CN112625283A (zh) * | 2020-12-18 | 2021-04-09 | 江汉大学 | 一种阻燃聚环氧乙烷固态电解质膜 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04352876A (ja) * | 1991-05-30 | 1992-12-07 | Teijin Ltd | 防炎性シート用布帛 |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP14264593A patent/JPH06330458A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04352876A (ja) * | 1991-05-30 | 1992-12-07 | Teijin Ltd | 防炎性シート用布帛 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004092475A1 (ja) * | 2003-04-18 | 2004-10-28 | Matsumoto Yushi-Seiyaku Co., Ltd. | 繊維の深色化剤、深色化処理方法及び繊維 |
JPWO2004092475A1 (ja) * | 2003-04-18 | 2006-07-06 | 松本油脂製薬株式会社 | 繊維の深色化剤、深色化処理方法及び繊維 |
CN1324189C (zh) * | 2003-04-18 | 2007-07-04 | 松本油脂制药株式会社 | 纤维的深色化剂、深色化处理方法和纤维 |
JP4628952B2 (ja) * | 2003-04-18 | 2011-02-09 | 松本油脂製薬株式会社 | 繊維の深色化剤、深色化処理方法及び繊維 |
CN112625283A (zh) * | 2020-12-18 | 2021-04-09 | 江汉大学 | 一种阻燃聚环氧乙烷固态电解质膜 |
CN112625283B (zh) * | 2020-12-18 | 2022-05-27 | 江汉大学 | 一种阻燃聚环氧乙烷固态电解质膜 |
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