JPH0632996U - タワー設備のタワー昇降機構の取り付け構造 - Google Patents

タワー設備のタワー昇降機構の取り付け構造

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JPH0632996U
JPH0632996U JP7496192U JP7496192U JPH0632996U JP H0632996 U JPH0632996 U JP H0632996U JP 7496192 U JP7496192 U JP 7496192U JP 7496192 U JP7496192 U JP 7496192U JP H0632996 U JPH0632996 U JP H0632996U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷上げ機構を備えたタワーの伸縮作業の作業
性の向上が図れ、また多段チューブ型シリンダの挫屈や
シリンダの取り付け部の偏磨耗を防止できるタワー設備
を提供する。 【構成】 タワー16には、複数段の筒形部材32〜3
4を伸縮自在に設けている。タワー16の周囲には、筒
形部材32〜34に連結された多段チューブ形のロッド
39〜41を有する複数個の多段チューブ型シリンダ3
8を均等に配設している。この多段チューブ型シリンダ
38の下端部を、タワー16の周囲に球面軸受38a〜
38gを介して回動可能に設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、タワー設備のタワー昇降機構の取り付け構造に係り、更に詳しくは 、複数段の筒形部材を伸縮自在に連結させた多段筒形のタワーを多段チューブ型 シリンダにより昇降自在にしたタワー設備のタワー昇降機構の取り付け構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
転炉や電気炉などの炉体の内壁には、溶けた金属の熱から炉体を保護するため に耐熱性の煉瓦が敷設されている。この煉瓦は耐熱性を有しているものの、炉体 内の温度が極めて高温になるため、炉使用による煉瓦の溶損は激しく、通常、約 1カ月に1回の割合で新しい煉瓦に取り替えている。この煉瓦の取り替えは、古 い煉瓦を崩して撤去し、新しい煉瓦を炉体の内壁に敷設(築炉)することにより 行われる。
【0003】 この煉瓦を炉体内に敷設する築炉作業の1つの方法として、炉上部に開口され た炉口部を利用して行なうものが知られている。 この作業は、まず作業に先駆けて、煉瓦を炉口部から炉体内に搬入する下降装 置を炉体内に持ち込み、次いで作業員が煉瓦を炉口部まで運び上げ、それから運 び上げた煉瓦を下降装置により炉体内に順次降ろして所定の高さ位置で水平方向 に搬出し、そののちこれを作業員が手作業により炉体の内壁に敷設するものであ る。
【0004】 ところで、炉口部の上方には例えば金属の溶融などに必要な諸々の付帯設備が 配設されており、このため大型の下降装置を炉口部から炉体内に持ち込むのは極 めて困難である。そこで、下降装置は分解した状態で炉口部から炉体内に持ち込 まれて炉体内で組み立てる手段がとられているが、この分解された下降装置を作 業員が炉口部上に運び上げて炉体内に持ち込むのには相当な手間を要していた。 また、築炉作業時においても、作業員により煉瓦を炉口部まで運び上げなければ ならず、この作業にも多大な労力が必要であった。
【0005】 そこで、この対策として、炉体の炉底部に開閉自在な開口部を設け、この開口 部から炉体内に煉瓦を持ち上げる持ち上げ装置を挿入し、この持ち上げ装置によ り煉瓦を炉体の下方から炉体内に搬入するようにしたものが知られている。従来 、このような炉底部の開口部から炉体内に煉瓦を搬入するものとして、例えば特 公平4−18003号公報の図7に開示されたものが知られている。
【0006】 このものは、炉底部に開口部が設けられた炉体の下方に配置される移動台車と 、この移動台車上に順次積み上げられて、開口部より炉体内に挿入される多数個 のフレームユニットを備えており、フレームユニットの内部には互いに所定間隔 をあけて垂設された固定ビームと称する固定梯子と、昇降ビームと称する昇降梯 子とを組み合わせた煉瓦の持ち上げ装置が配設され、この昇降梯子を連続的に昇 降させることにより、煉瓦を昇降梯子、固定梯子、昇降梯子・・・と順次飛び移 らせて持ち上げる構造になっている。このようにすることで、煉瓦を炉体内に搬 入する装置を作業員が炉上部の炉口部まで持ち上げたり、築炉作業時に多数個の 煉瓦を炉口部まで運び上げるという作業が不要になり、作業員の削減と作業性の 向上を図ることができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の築炉設備は、このように持ち上げ装置が組み立て式 になっているため、煉瓦の敷設作業の進行に合わせて作業員が炉体内でフレーム ユニットを積み上げなければならず、前述した炉上部の炉口部から持ち込む場合 ほどはないものの、やはりこの煉瓦を炉体内に搬入する装置の組み立て作業が面 倒であるという問題点があった。 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、荷上げ機構を備えたタワー の伸縮作業の作業性の向上が図れるタワー設備のタワー昇降機構の取り付け構造 を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿うタワー設備のタワー昇降機構の取り付け構造は、被搬送物の搬 送口が開口された筒形の基台部内に複数段の筒形部材を伸縮自在に設けた多段筒 形のタワーと、該タワーの周囲に均等に配設されて、前記筒形部材に連結された 多段チューブ形のロッドを有する複数個の多段チューブ型シリンダと、前記タワ ー内の空洞部を昇降して、前記基台部の搬送口より前記タワー内に搬入された被 搬送物を前記タワーの上部まで持ち上げる昇降台と、前記タワーに設けられて、 前記昇降台を昇降させる昇降装置とを備えたタワー設備であって、前記多段チュ ーブ型シリンダの下端部を前記タワーの周囲に球面軸受を介して回動可能に設け た構成としている。
【0009】
【作用】
本考案に係るタワー設備のタワー昇降機構の取り付け構造においては、多段チ ューブ型シリンダを駆動させると、各段のロッドが出し入れされて各段の筒形部 材が昇降する。例えばこのタワーの伸縮時などに、何らかの原因により多段チュ ーブ型シリンダに横方向からの力がかかると、多段チューブ型シリンダは球面軸 受を中心に横方向に回動する。このため、各多段チューブ型シリンダには曲げモ ーメントがかからず、これにより多段チューブ型シリンダの挫屈やシリンダの取 り付け部の偏磨耗を防止できる。
【0010】 また、タワーを所定の高さまで伸長させたら、被搬送物を搬送口からタワー内 の昇降台上に搬入し、次いで、昇降装置により昇降台を上昇させて被搬送物をタ ワーの上部まで持ち上げる。 このように、複数段の筒形部材を伸縮自在に連結させた多段筒形のタワーを多 段チューブ型シリンダにより昇降させる構造としたので、荷上げ機構を備えたタ ワーを伸縮させる作業の作業性の向上を図ることができる。
【0011】
【実施例】 続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施例につき説明し 、本考案の理解に供する。 ここに、図1は本考案の一実施例に係るタワー設備のタワー昇降機構の取り付 け構造が適用された築炉設備の使用状態を説明する断面図、図2は同移動台車の 平面図、図3は同タワー内への煉瓦の搬送中の要部断面図、図4は同多段チュー ブ型シリンダの平面図、図5は同タワーの伸長状態を説明する要部拡大側面図、 図6は同タワーと多段チューブ型シリンダの連結部の要部拡大平面図、図7は同 作業ステージの平面図、図8(a)は同作業ステージにおけるアウトリガの回動 状態を説明する要部拡大断面図、図8(b)は同作業ステージにおける払出し装 置の回動状態を説明する要部拡大断面図、図9は同使用状態を説明する断面図、 図10は同昇降装置および昇降台の平面図、図11は同搭乗ステージおよび昇降 装置の正面図、図12は同搭乗ステージおよび昇降台の断面図、図13は同昇降 台の正面図、図14は同昇降台の要部側面図、図15は同タワーの要部拡大断面 図、図16は同タワーと多段チューブ型シリンダの連結部の回動状態を示す要部 拡大断面図、図17は同使用状態を説明する要部断面図である。
【0012】 図1に示すように、本考案の一実施例に係るタワー設備のタワー昇降機構の取 り付け構造が適用された築炉設備10は、炉底部11に開口部12が設けられた 転炉用の炉体13の下方の床面に配設されたレール14上を摺動する移動台車1 5と、この移動台車15の中央部上に設けられて、前記開口部12より炉体13 内に伸縮自在に挿入されるタワー16と、タワー16の上部に組み付け自在に設 けられた作業ステージ17と、タワー16の上部または作業ステージ17上に組 み付け自在に設けられた乗員の搭乗ステージ18とを備えている。なお、作業ス テージ17および搭乗ステージ18は、同図鎖線に示すようにタワー16から分 離して移動台車15の両側部上に収納できるようになっている。
【0013】 図1、2に示すように、前記移動台車15は、台車本体19の中央部から後部 上にかけて2階部20が設けられており、これらの台車本体19と2階部20に は、昇降用の階段21が架け渡されている。また、作業ステージ17は台車本体 19の前部上に載置され、搭乗ステージ18は2階部20の後部に載置される。 台車本体19の前部には運転室22が設けられており、運転室22の前部にはこ の移動台車15を図外の他の移動台車と連結させるための連結部23が突設され 、また台車本体19の下部にはレール14上を摺動させる車輪24が配設されて いる。
【0014】 台車本体19の前部付近上には、被搬送物の一例としての煉瓦25が運び出さ れたパレット26の回収装置である回収リフタ27が設けられている。台車本体 19上のタワー16より後部側には、煉瓦25を載置したパレット26をタワー 16へ搬入する搬入コンベア28が設けられ、台車本体19上のタワー16と回 収リフタ27の間には、パレット26を搬出する第1の搬出コンベア29が設け られている。また、回収リフタ27の一側部には、パレット26を回収リフタ2 7から横方向へ外部排出するための第2の排出コンベア30が設けられている。
【0015】 前記タワー16は、各々平面視して正方形の箱筒状のタワーで、移動台車15 に固定された基台部31と、この基台部31内に各々伸縮自在に挿入された筒形 部材の一例としての下段タワー部32、中段タワー部33および上段タワー部3 4から構成されている。各タワー部32〜34は上段になるに従って断面形状が 小さくなっている。また、図3に示すようにタワー16内には空洞部35が設け られ、基台部31の下部の背面にはパレット26をタワー16内に搬入するため の搬送口の一例としての入口36が開口され、基台部31の下部の前面にはタワ ー16内からパレット26を搬出するための搬送口の他の例としての出口37が 開口されている。なお、これらの入口36および出口37は、基台部31の内側 にある下段タワー部32の昇降時に開閉される。
【0016】 図1、図2に示すように、タワー16の両側部の移動台車15上には、タワー 16を伸縮させる多段チューブ型シリンダの一例としての一対のテレスコシリン ダ38が立設されている。このテレスコシリンダ38の移動台車15への取り付 け構造を説明すると、図4に示すように、テレスコシリンダ38の下端部には軸 部38aが突設されており、軸部38aの先端部には下面が球面加工された上座 部38bが円板38cを介して固定されている。また、移動台車15上に設けら れた取り付け部38dには凹部38eが段差をつけて形成されており、この凹部 38eの段差部に、上座部38bの球面に対応して上面が受皿状になった下座部 38fが内嵌されている。取り付け部38dの凹部38eの周囲には、上座部3 8bの飛び出しを防止する蓋体38gが取り付けられている。これらの構成部品 38a〜38gにより、テレスコシリンダ38を移動台車15上に回動可能に立 設するための球面軸受が構成されている。
【0017】 テレスコシリンダ38は、チューブ形の下段ロッド39、中段ロッド40、上 段ロッド41を備えた3段ロッド式のシリンダであり、下段ロッド39の先端部 は下段タワー部32の先端部にアーム状の連結部42Aにより連結され、中段ロ ッド40の先端部は中段タワー部33の先端部に後述する鋼球42dを介在させ た連結部42Bにより連結され、上段ロッド41の先端部は上段タワー部34の 先端部に同じく連結部42Bにより連結されている。次に、この連結部42Bを 図4〜6を参照して詳細に説明する。
【0018】 図4〜6に示すように、連結部42Bは、下段タワー部32と中段タワー部3 3の先端部にそれぞれ取り付け板42aを介して左右一対の角材状の上連結座4 2bが互いに間隔をあけて突設され、また各テレスコシリンダ38の下段ロッド 39と中段ロッド40の先端部にリング状の下連結座42cが突設され、図4部 分拡大図に示すように、上連結座42bの先端部の下面に設けられた凹部42d と、下連結座42cの図6矢印a方向の両端部の上面に設けられた凹部42eと の間に、硬質ボールの一例としての左右一対の鋼球42fが介在されたものであ る。このように、一対の鋼球42fを図6矢印a方向に沿って配設しているので 、タワー16の伸縮時にタワー16が横振れして上連結座42bが鋼球42fを 中心に回動する際に、タワー16の回動支点はそれぞれの側の鋼球42f間を結 ぶ1本の中心線となって、上連結座42bの回動を安定化させることができる。
【0019】 また、図5に示すように、上連結座42bと下連結座42cは、接続板42g により接続されている。ただし、上連結座42bと接続板42gは固定状態でボ ルト締着されているが、下連結座42cと接続板42gは、同図部分拡大図に示 すように、接続板42gに固定された直径L1のボルト42hが、L1より大き な直径L2を有する孔部42i内に遊挿されている。 図1に戻って、前記作業ステージ17は、下板43と上板44を備えており、 下板43はタワー16に組み付け自在に取り付けられ、また上板44は4本の支 柱45により下板43上に固定状態で支持されている。上下板43、44の中央 部には昇降台46の昇降口47、48が設けられており、下板43上の昇降口4 7の回りには、煉瓦25が載置されたパレット26を昇降台46から水平方向に 搬出する4個の払出し装置49が前後左右に放射状に配設されている。
【0020】 図7、8に示すように、払出し装置49は、下板43の外縁部に上方回動自在 な回動デッキ50が枢着され、回動デッキ50上にローラコンベア51が設けら れたものである。この回動デッキ50内には、シリンダ50aのロッド50bを 出し入れされることによりこのデッキ50の先端部から出入りするスライドデッ キ50cが収納されている。 また、下板43の外縁部の各払出し装置49間には、築炉作業時に作業ステー ジ17を炉体13内に固定する4本のアウトリガ52が、前記各支柱45の元部 にそれぞれ上方回動自在に枢着されている。アウトリガ52は、筒状の本体53 内に、炉体13の内壁に当接される脚部54が出し入れ自在に挿入されており、 この脚部54は、その内部に収納されたシリンダ54aのロッド54bを出し入 れさせることにより本体53から突出する。各払出し装置49とアウトリガ52 の間には、扇形の足場板55が着脱自在に敷設されている。なお、スライドデッ キ50cおよび脚部54を伸長させた際には、その伸長部分にもこの足場板55 が継ぎ足される。
【0021】 図8に示すように、払出し装置49とアウトリガ52は、炉底部11の開口部 12から作業ステージ17を炉体13内に出し入れさせるときに、この出し入れ の邪魔にならないように上方回動される。このとき、アウトリガ52は支柱45 の外側面に設けられた縦長の溝部56内に収納できるようになっている。すなわ ち、図8(a)に示すように支柱45の溝部56内に設けられたシリンダ45a のロッド45bを突出させることにより、アウトリガ52を上方回動させて溝部 56内に収納する。このようにしたため、アウトリガ52の収納性が良好になり 、作業ステージ17の炉体13内への出し入れがさらに円滑になる。 図9に示すように、前記作業ステージ17の上板44の対向位置には、払出し 装置49により搬出された煉瓦25を炉体13の内壁に敷設する煉瓦積み装置の 一例としての一対の築炉設備57が配設されている。築炉設備57はアーム58 の先端部に設けられたクランプ部59により払出し装置49上の煉瓦25をクラ ンプしてピックアップし、アーム58を移動させてこれを炉体13の内壁に順次 積み上げるものが採用されている。
【0022】 図1に戻って、前記搭乗ステージ18は、上板44に立設された4本の支柱6 0に組み付け自在に支持された台板61と、この台板61上に支柱62により支 持された作業デッキ63を備えている。台板61および作業デッキ63の中央部 には、昇降台46の昇降口64、65が設けられており、台板61の対向位置に は、前記昇降台46を昇降させる左右一対の昇降装置66が設けられている。作 業デッキ63は台部63a上に作業用の手すり63bが周設されたものであり、 台部63a上には作業員による煉瓦積み作業を補助するためのバランサ63cが 設けられている。次に、昇降装置66を図10〜12を参照して詳細に説明する 。 図10、11に示すように、台板61上にはモータ67が設けられ、モータ6 7のシャフト軸68にはギヤ69が固着され、このギヤ69に噛合するギヤ70 がドラム71の回転軸72に固着されている。この回転軸72は一対の軸受73 により支持されており、ドラム71はこの回転軸72の両端部にそれぞれ設けら れている。また、ドラム71の周面には先端部が昇降台46の4隅に接続された ワイヤ74が巻回されている。
【0023】 図右側の昇降装置66において、一方の軸受73から延出した回転軸72の一 端部にはギヤ75が固着され、このギヤ75に噛合するギヤ76は軸受77に片 持ち支持された短尺な回転軸78の先端部に固着されている。回転軸78の元部 付近には一方のスプロケット79が固着されており、これに対する他方のスプロ ケット80が、図左側の昇降装置66における一方の軸受73から延出した回転 軸72の一端部に固着されている。これらのスプロケット79、80間には左右 のモータ67を同期させるチェーン81が調帯されており、チェーン81の中間 部にはチェーン81の弛みを防止するスナップアイドル82が介在されている。 モータ67を回転させると、ギヤ69、70を介して回転軸72が回転し、これ によりドラム71からワイヤ74が導出され、またはドラム71にワイヤ74が 巻回されることにより昇降台46が昇降する。
【0024】 また、台板61の各支柱62の近傍上には、上昇した昇降台46を保持するた めの4個のシリンダ式のストッパ83が立設されており、図12に示すようにス トッパ83のロッド84を突出させることにより上昇した昇降台46を下方から 支持する。次に、昇降台46を図12〜14を参照して詳細に説明する。
【0025】 図12に示すように、昇降台46は枠体からなる下段部85と、この下段部8 5上に支柱86を介して支持された同じく枠体からなる上段部87と、上段部8 7に回転自在に設けられたターンテーブル88と、下段部85上に設けられて、 ターンテーブル88を回転させるモータ89とを備えている。ターンテーブル8 8上には、パレット26の搬送に用いられるローラコンベア90が設けられてお り、ターンテーブル88の回転軸91は軸受92を介して上段部87に支持され ている。ターンテーブル88の下面と上段部87の上面の間には、ターンテーブ ル88の回転スラストを受けるドーナツ形の旋回スラスト軸受93が介在されて いる。ターンテーブル88の回転軸91の先端部には傘歯車94が固着され、こ の傘歯車94に噛合する傘歯車95がモータ89のシャフト軸に固着されている 。モータ89を回転させると、傘歯車94、95を介して回転軸91が回転して ターンテーブル88が回転する。下段部85の中央部には、モータ89、ローラ コンベア90および図外のリミットスイッチに給電するためのスリップリング9 6が設けられている。
【0026】 また、図13に示すように、下段部85は短尺な前後フレーム98と左右フレ ーム99を有しており、左右フレーム99の両端部には4個の滑車100が昇降 台46の角部方向へ向かって斜めに取り付けられている。また、図13および図 14に示すように、上段部87の左右フレーム101の両端部上には、先端部が 対峙方向に反った長尺な一対のガイド板102がそれぞれ立設されている。この ガイド板102は、昇降台46が伸長されたタワー16の空洞部35内を上昇す る際に、基台部31から下段タワー部32への通過時、下段タワー部32から中 段タワー部33への通過時および中段タワー部33から上段タワー部34への通 過時において、昇降台46の左右側が中段タワー部33の下端部や上段タワー部 34の下端部の左右内壁に接触して、昇降台46の円滑な上昇を妨げるのを解消 するものである。また、昇降台46の前後側が、これらの各タワー部32〜34 の下端部の左右内壁に接触するのを防止するために、図15に示すように各タワ ー部32〜34の下端部の角部近傍の左右内壁にそれぞれ切欠部103を形成し 、この切欠部103内にガイドローラ104を設けている。
【0027】 なお、図1において、105は煉瓦25の受け筒、106はケーブルベア、1 07は炉上部、108は炉上部107に開口された炉口部、109は炉中央部、 110はクレーン、111はフォークリフト車である。
【0028】 続いて、本考案の一実施例に係るタワー設備のタワー昇降機構の取り付け構造 が適用された築炉設備10の動作について説明する。 予め、図1の鎖線に示すように、作業ステージ17と搭乗ステージ18はタワ ー16から分離して、移動台車15のタワー16の両側部上に収納させておく。 このとき、作業ステージ17が開口部12を通過する際の邪魔にならないように 、払出し装置49は手動または電動により、またアウトリガ52はシリンダ45 aにより上方へ回動されている。 炉体13の炉底部11の築炉作業時は、まず開口部12内に煉瓦25の受け筒 105を装着し、搭乗ステージ18が炉底部11の開口部12の直下に位置する ように、移動台車15を炉体13の下方に移動させ、炉上部107の炉口部10 8の上方からクレーン110により搭乗ステージ18を吊り上げ、移動台車15 を移動してタワー16を炉底部11の開口部12の直下に位置させ、吊り上げた 搭乗ステージ18を下降させて搭乗ステージ18をタワー16の上部にボルトに より組み付ける。
【0029】 次いで、図5、9に示すように、両テレスコシリンダ38を同時に駆動させる とそれぞれの下段ロッド39が突出し、タワー16の下段タワー部32が他のタ ワー部33、34とともに上昇して、搭乗ステージ18は開口部12を通過して 炉底部11内まで上昇する。この際、下段タワー部32と下段ロッド39を連結 する連結部42Bの上連結座42bと下連結座42cとの間には鋼球42fが介 在されているので、昇降中のタワー16が横振れしたり、このタワー16に多少 の傾斜方向の力がかかっても、図16鎖線に示すように鋼球42fを中心に上連 結座42bが回動して、下段ロッド39には曲げモーメントがかからず、これに より下段ロッド39は常に強い力で、しかも各シリンダ38の下段ロッド39ど うし高さを揃えて突出される。このため、タワー16が傾斜状態で上昇すること により起きるタワー16の上昇障害を防止できる。 なお、上連結座42bと下連結座42cとは接続板42gにより接続さている ので、一見上連結座42bは回動できないように思えるが、図16に示すように 下連結座42cと接続板42gとを接続するボルト42hは、下連結座42cに 穿孔された孔部42iに遊挿されているだけであるため、上連結座42bの回動 を阻害することはない。
【0030】 また、このタワー16が伸長する際や、後述するアウトリガ52により作業ス テージ17を炉体13内に固定する際などにおいて、テレスコシリンダ38に横 方向から力がかかった場合には、図4鎖線に示すようにテレスコシリンダ38が 球面軸受を中心に横方向に回動して、このテレスコシリンダ38が固定された場 合の不都合を解消する。すなわち、テレスコシリンダ38に横方向から力がかか ると、テレスコシリンダ38の下端部に設けられた上座部38bが、移動台車1 5の取り付け部38dに設けられた下座部38fの受皿状の上面に沿って曲線を 描くように摺動し、これによりシリンダ38はその力方向に回動する。このため 、テレスコシリンダ38には曲げモーメントがかからず、よってテレスコシリン ダ38の挫屈やシリンダ38の取り付け部38dの偏磨耗を防止できる。
【0031】 さらに、タワー16が伸長する際には、図3に示すように下段タワー部32の 上昇によりタワー16の下部に設けられた出入口36、37が開口する。このよ うに、テレスコシリンダ38の駆動により中段タワー部33や上段タワー部34 が上昇せずに下段タワー部32が上昇するのは、ロッド39〜41にかかる負荷 が大きい場合には断面積の大きいロッドから順次伸縮するというテレスコシリン ダ38の特性を利用しているためである。すなわち、図5に示すようにタワー1 6上には大重量の搭乗ステージ18が組み付けられ、しかも各タワー部32〜3 4は各ロッド39〜41にそれぞれ連結されているので、テレスコシリンダ38 を駆動させると、まず最先に最も断面積の大きな下段ロッド39が他のロッド4 0、41を押し上げながら突出し、この突出に伴って下段ロッド39に連結され た下段タワー部32が他のタワー部33、34とともに上昇するのである。
【0032】 このように、基台部31に開口された出入口36、37は、必ずテレスコシリ ンダ38により最先に上昇された下段タワー部32の上昇時に開口されるので、 炉底部11、炉中央部109、炉上部107という炉体13の部位に関係なく、 タワー16を伸長させて築炉作業を行う際には必ず出入口36、37を開口させ て、これらの出入口36,37からパレット26を出し入れさせることができる 。
【0033】 次に、煉瓦25が載置されたパレット26はフォークリフト車111により搬 入コンベア28に搬入され、図3に示すように、入口36からタワー16の下部 に待機された昇降台46のローラコンベア90上に搬送される。次いで、昇降装 置66のモータ67の回転により、ワイヤ74がドラム71に巻回されて昇降台 46がタワー16内の空洞部35を上昇し、図12に示すように作業デッキ63 の昇降口65まで上昇する。このとき、昇降台46が基台部31から下段タワー 部32へ通過する際に昇降台46が横揺れしても、図13、14に示す昇降台4 6上に突設されたガイド板102や図15に示す下段タワー部32の下端部に設 けられたガイドローラ104により昇降台46が下段タワー部32の内壁に接触 して起きる昇降台46の昇降障害を防止できる。図12に示すように、昇降台4 6が昇降口65まで上昇したらストッパ83を駆動させてロッド84を突出させ 、昇降台46を下方から支持する。
【0034】 次いで、図17に示すように、作業デッキ63上に搭乗した作業員がバランサ 63cを手動操作してパレット26上の煉瓦25をピックアップし、炉底部11 の内壁に順次敷設する。このとき、炉底部11の開口部12には受け筒105が 装着されているので、煉瓦25が炉底部11の下傾斜する内壁を滑り落ちて開口 部12から落下するのを防止できる。なお、開口部12に装着された受け筒10 5は、炉底部11に煉瓦25を敷設した後に適時撤去される。 炉中央部109の築炉作業時は、まずタワー16から搭乗ステージ18を一旦 取り外してクレーン110により炉上部107の炉口部108から炉体13の上 方まで吊り上げ、これを炉体13の上方側部に仮置しておく。次いで、移動台車 15を移動させて炉底部11の開口部12の直下に作業ステージ17を位置させ 、クレーン110によりこの作業ステージ17を吊り上げてこれを開口部12か ら炉体13内に吊り上げる。
【0035】 次いで、図1に示すように、移動台車15を移動させてタワー16を炉底部1 1の開口部12の直下に位置させ、吊り上げた作業ステージ17を下降させてこ れをタワー16の上部に組み付ける。続いて、仮置き状態の搭乗ステージ18を クレーン110により炉体13内に下降し、これを作業ステージ17上に組み付 ける。そののち、図7、8に示すように払出し装置49およびアウトリガ52を 下方回動させてから、シリンダ54aによりロッド54bを突出させて各アウト リガ52の脚部54を延ばし、これを炉体13の内壁に押接して作業ステージ1 7を炉体13内に支持する。また、払出し装置49のシリンダ50aのロッド5 0bを突出させてスライドデッキ50cを押し出し、そののち各払出し装置49 およびアウトリガ52間に足場板55を組み付ける。
【0036】 次いで、図1、9に示すように、テレスコシリンダ38により中段ロッド40 および上段ロッド41を突出させて中段タワー部33や上段タワー部34を上昇 させ、作業ステージ17を炉中央部109の所定位置まで上昇させる。この際、 前述した下段ロッド39の上昇時と同様に、仮に上昇中のタワー16に横振れ等 が生じても、図16に示すように中段ロッド40の連結部42Bの上下連結座4 2b、42c間に介在された鋼球42fにより、上連結座42bが鋼球42fを 中心に回動して同様の効果が得られる。なお、タワー16の収縮時にタワー16 に横振れ等が生じた場合にも、各ロッド39〜41が順次引き込む以外は同様に 作用してタワー16の下降障害を防止できる。また、このタワー16の収縮時に タワー16の収縮を阻害する何らかの抵抗が発生しても、タワー16側の上連結 座42bとテレスコシリンダ38側の下連結座42cが接続板42gにより接続 されているので、各ロッド39〜41を引き込ませる際に強制的にタワー16を 収縮させることができる。
【0037】 そののち、昇降装置66のモータ67を回転させて、昇降台46を作業ステー ジ17の下板43の昇降口47まで上昇させ、次いで昇降台46のモータ89に よりターンテーブル88を回転させ、パレット26の搬出方向を選択された払出 し装置49の搬送方向に合わせる。そして、ローラコンベア90によりパレット 26を昇降台46から選択された払出し装置49へ水平方向に搬出する。このよ うにしたので、ターンテーブル88を回転させるという小さな動力で、煉瓦25 の搬出方向を一方向だけでなく、払出し装置49の個数だけ多方向に向けること ができる。なお、昇降台46の上昇時において、昇降台46が基台部31、下段 タワー部32、中段タワー部33、上段タワー部34の各間を通過する際には、 炉下部11の築炉作業時の場合と同様に、昇降台46上のガイド板102や各タ ワー部32〜34の下端部に設けられたガイドローラ104により、昇降台46 が上昇中に各タワー部32〜34の内壁に接触するのを防止できる。
【0038】 次いで、図17に示すように、築炉設備57の駆動によりパレット26上の煉 瓦25をクランプしてピックアップし、これを炉中央部109の内壁に下方位置 から順次積み上げる。この際、パレット26上の煉瓦25がなくなったら、パレ ット26を昇降台46上に戻して空洞部35内を下降させ、タワー16の下部に 到達したら、図3に示すように、煉瓦25がなくなったパレット26をローラコ ンベア90によりタワー16の出口37から第1の搬出コンベア29上に搬出し 、それから図1に示すように回収リフタ27、第2の搬出コンベア30を介して 外部排出する一方、煉瓦25が載置された新たなパレット26を搬入コンベア2 8により入口36から昇降台46上に載置し、そののち昇降台46を上昇させて これを下板43上まで持ち上げる。そこで、ターンテーブル88を回転させて、 パレット26の搬出方向を次に選択された払出し装置49の搬送方向に合わせ、 パレット26をこの払出し装置49に向かって水平方向に搬出して、同様に築炉 設備57による煉瓦25の敷設作業を行う。これらの作業は、炉中央部109の 内壁の全域に煉瓦25が敷設されるまで繰り返して行われる。
【0039】 なお、煉瓦25の積み上げの進行に応じて、作業ステージ17を炉体13の上 方位置に固定し直す場合には、シリンダ54aによりアウトリガ52の脚部54 を一旦引き込ませ、次いでテレスコシリンダ38により中段ロッド40や上段ロ ッド41を突出させて作業ステージ17を所定位置まで上昇させ、そののち再び アウトリガ52の脚部54を突出させて、これを炉体13の内壁に押接させる。 炉上部107の築炉作業時は、テレスコシリンダ38により上段ロッド41を さらに突出させて、搭乗ステージ18が炉上部107に達するまで上段タワー部 34を上昇させる。次いで、昇降装置66のモータ67を回転させて、昇降台4 6を作業デッキ63の昇降口65まで上昇させ、そののち前述した炉底部11の 築炉作業時の場合と同様に、作業員がバランサ63cを手動操作してパレット2 6上の煉瓦25を炉上部107の内壁に順次敷設する。
【0040】 このように、テレスコシリンダ38によりタワー16を伸長させて、昇降装置 66により煉瓦25を炉体13内に搬入しながら築炉作業を行うので、炉体13 内に挿入される築炉設備10の部分や煉瓦25の炉体13内への持ち込みが容易 になって築炉作業の作業性の向上が図れる。しかも、この煉瓦25の炉体13内 への搬入は、タワー16の空洞部35内を昇降する昇降台46により行われるの で、煉瓦25の持ち上げ中に荷崩れを起こしても煉瓦25はタワー16内を落下 するだけでタワー16の外に落ちることはなく、このため周囲の装置を破損させ たり、作業員が怪我をするなどの事故を防止できる。 また、炉体13内に挿入される築炉設備10の部分を分割式にしたので、床面 から炉底部11までの高さが十分とれない炉体13であっても、この築炉設備1 0の炉体13内への挿入部分を簡単に炉体13内に挿入することができる。 さらに、タワー16の上部に作業ステージ17と搭乗ステージ18を選択的に 組み付けるようにしたので、炉体13の部位に応じて、作業員による作業と築炉 設備57による作業を選択して築炉作業を行うことができる。
【0041】 本考案は前記実施例に限定されるのものではなく、例えば実施例では本考案の タワー設備を築炉設備に採用したが、その他タワーを備えて高所において作業を 行うどのような設備にも適用できる。 また、実施例では、築炉される炉体として転炉を例示したが、例えば電気炉の ような内壁に煉瓦が敷設される炉体であれば炉の種類は限定されない。 さらに、実施例では、作業ステージと搭乗ステージはタワーから分離できる構 造にしているが、床面から炉底部までの高さが十分にとれる炉体であれば、作業 ステージと搭乗ステージはタワーに固定されていてもよい。
【0042】
【考案の効果】
本考案に係るタワー設備のタワー昇降機構の取り付け構造は、複数段の筒形部 材を伸縮自在に連結させた多段筒形のタワーを多段チューブ型シリンダにより昇 降させる構造としたので、荷上げ機構を備えたタワーを伸縮させる作業の作業性 の向上を図ることができる。しかも、この被搬送物の炉体内への搬入は、タワー の空洞部内を昇降する昇降台により行われるので、被搬送物の持ち上げ中に荷崩 れを起こしても被搬送物はタワー内を落下するだけでタワーの外に落ちることは なく、このため周囲の装置を破損させたり、作業員が怪我をするなどの事故を防 止できる。 また、多段チューブ型シリンダの下端部がタワーの周囲に球面軸受を介して回 動可能に設けられているため、例えばタワーの伸縮時などにおいて、多段チュー ブ型シリンダに横方向からの力がかかっても、多段チューブ型シリンダが球面軸 受を中心に横方向に回動するため、各多段チューブ型シリンダには曲げモーメン トがかからず、これにより多段チューブ型シリンダの挫屈やシリンダの取り付け 部の偏磨耗を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るタワー設備のタワー昇
降機構の取り付け構造を適用した築炉設備の使用状態を
説明する断面図である。
【図2】同移動台の平面図である。
【図3】同タワー内への煉瓦の搬送中の要部断面図であ
る。
【図4】同多段チューブ型シリンダの正面図である。
【図5】同タワーの伸長状態を説明する要部拡大側面図
である。
【図6】同タワーと多段チューブ型シリンダとの連結部
の要部拡大平面図である。
【図7】同作業ステージの平面図である。
【図8】(a) 同作業ステージにおけるアウトリガの
回動状態を説明する要部拡大断面図である。 (b) 同作業ステージにおける払出し装置の回動状態
を説明する要部拡大断面図である。
【図9】同使用状態を説明する断面図である。
【図10】同昇降装置および昇降台の平面図である。
【図11】同搭乗ステージおよび昇降装置の正面図であ
る。
【図12】同搭乗ステージおよび昇降台の断面図であ
る。
【図13】同昇降台の正面図である。
【図14】同昇降台の要部側面図である。
【図15】同タワーの要部拡大断面図である。
【図16】同タワーと多段チューブ型シリンダの連結部
の回動状態を示す要部拡大断面図である。
【図17】同使用状態を説明する要部断面図である。
【符号の説明】
10 築炉設備(タワー設備) 11 炉底部 12 開口部 13 炉体 14 レール 15 移動台車 16 タワー 17 作業ステージ 18 搭乗ステージ 19 台車本体 20 2階部 21 階段 22 運転室 23 連結部 24 車輪 25 煉瓦(被搬送物) 26 パレット 27 回収リフタ 28 搬入コンベア 29 第1の搬出コンベア 30 第2の搬出コンベア 31 基台部 32 下段タワー部(筒形部材) 33 中段ワター部(筒形部材) 34 上段タワー部(筒形部材) 35 空洞部 36 入口(搬送口) 37 出口(搬送口) 38 テレスコシリンダ(多段チューブ型シリンダ) 38a 軸部 38b 上座部 38c 円板 38d 取り付け部 38e 凹部 38f 下座部 38g 蓋体 39 下段ロッド 40 中段ロッド 41 上段ロッド 42A 連結部 42B 連結部 42a 取り付け板 42b 上連結座 42c 下連結座 42d 凹部 42e 凹部 42f 鋼球(硬質ボール) 42g 接続板 42h ボルト 42i 孔部 43 下板 44 上板 45 支柱 45a シリンダ 45b ロッド 46 昇降台 47 昇降口 48 昇降口 49 払出し装置 50 回動デッキ 50a シリンダ 50b ロッド 50c スライドデッキ 51 ローラコンベア 52 アウトリガ 53 本体 54 脚部 54a シリンダ 54b ロッド 55 足場板 56 溝部 57 築炉設備 58 アーム 59 クランプ部 60 支柱 61 台板 62 支柱 63 作業デッキ 63a 台部 63b 手すり 63c バランサ 64 昇降口 65 昇降口 66 昇降装置 67 モータ 68 シャフト軸 69 ギヤ 70 ギヤ 71 ドラム 72 回転軸 73 軸受 74 ワイヤ 75 ギヤ 76 ギヤ 77 軸受 78 回転軸 79 スプロケット 80 スプロケット 81 チェーン 82 スナップアイドル 83 ストッパ 84 ロッド 85 下段部 86 支柱 87 上段部 88 ターンテーブル 89 モータ 90 ローラコンベア 91 回転軸 92 軸受 93 旋回スラスト軸受 94 傘歯車 95 傘歯車 96 スリップリング 98 前後フレーム 99 左右フレーム 100 滑車 101 左右フレーム 102 ガイド板 103 切欠部 104 ガイドローラ 105 受け筒 106 ケーブルベア 107 炉上部 108 炉口部 109 炉中央部 110 クレーン 111 フォークリフト車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 芝田 寿一 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内 (72)考案者 東島 靖紘 福岡県北九州市八幡東区山王1丁目9番10 号 九築工業株式会社内 (72)考案者 芳賀 新 福岡県北九州市八幡東区山王1丁目9番10 号 九築工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被搬送物の搬送口が開口された筒形の基
    台部内に複数段の筒形部材を伸縮自在に設けた多段筒形
    のタワーと、該タワーの周囲に均等に配設されて、前記
    筒形部材に連結された多段チューブ形のロッドを有する
    複数個の多段チューブ型シリンダと、前記タワー内の空
    洞部を昇降して、前記基台部の搬送口より前記タワー内
    に搬入された被搬送物を前記タワーの上部まで持ち上げ
    る昇降台と、前記タワーに設けられて、前記昇降台を昇
    降させる昇降装置とを備え、前記多段チューブ型シリン
    ダの下端部が前記タワーの周囲に球面軸受を介して回動
    可能に設けられていることを特徴とするタワー設備のタ
    ワー昇降機構の取り付け構造。
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