JPH06328935A - ベンチレータ - Google Patents

ベンチレータ

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Publication number
JPH06328935A
JPH06328935A JP11804293A JP11804293A JPH06328935A JP H06328935 A JPH06328935 A JP H06328935A JP 11804293 A JP11804293 A JP 11804293A JP 11804293 A JP11804293 A JP 11804293A JP H06328935 A JPH06328935 A JP H06328935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
adjusting plate
direction adjusting
outlet
blowout
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11804293A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Morioka
大輔 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP11804293A priority Critical patent/JPH06328935A/ja
Publication of JPH06328935A publication Critical patent/JPH06328935A/ja
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロア側からの空調風を下方に吹出しても、ア
ッパー側からの空調風が乗員に直接当たらないベンチレ
ータの提供。 【構成】 車室内前方のインストルメントパネル5に、
車両空調用の空気管路23に接続されて車室内に空調風
を吹出す吹出部7を設け、この吹出部7は、車室内に着
座した乗員の上体に向けて空調風を吹出す下方吹出口1
1と、乗員の頭上に向けて空調風を吹出す上方吹出口1
3とを備え、下方吹出口11には、空調風の吹出方向を
上下に変更可能な下部風向調整板25が回動可能に軸支
され、上方吹出口13には、空調風の吹出方向を上下に
変更可能な上部風向調整板31が回動可能に軸支され、
上部風向調整板31は、連結手段37,39を介して下
部風向調整板25に連結され、連結手段37,39は、
下部風向調整板25が吹出方向を下方に向けて回動した
とき、上部風量調整板31を上方に向けて回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗員の頭上に向けて空
調風を吹出す吹出口を備えたベンチレータに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来のベンチレータを示す(1
989年7月、日産自動車株式会社発行、サービス周報
第628号、Z32型系車の紹介、E−25頁参照)。
【0003】図3に示すように、車室内前方にはインス
トルメントパネル101が取付けられ、インストルメン
トパネル101には、ロア側のベント吹出口103と、
ロア側のベント吹出口103の上方に位置するアッパー
側のベント吹出口105が設けられている。ロア側及び
アッパー側のベント吹出口103,105には、インス
トルメントパネル101内に配設された車両空調用のダ
クト107が接続されている。図4に示すように、ロア
側のベント吹出口103からは、車室内に着座した乗員
Mの上体に向けて空調風が吹出され、アッパー側のベン
ト吹出口105からは、乗員Mの頭上に向けて空調風が
吹出される。
【0004】ロア側のベント吹出口103には、空調風
の吹出方向を上下に変更可能なルーバ109が回動自在
に軸支されている。このルーバ109は、図3に示すよ
うに車室内に露出して設けられた操作ダイヤル111に
連動して回動し、操作ダイヤル111を回すことによっ
て、ロア側のベント吹出口103から任意の高さに向け
て空調風を吹出すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のベンチレータでは、乗員Mに向けて直接的に吹出
されるロア側の空調風量がアッパー側よりも多くなるよ
うに設定してあるため、図5に示すように、乗員Mがロ
ア側の空調風量のみに当たるようルーバ109を下方に
向けた場合に、アッパー側から吹出された空調風が本来
乗員Mの頭上を超えるべきなのにロア側からの空調風の
影響で下方に引かれ、乗員Mの顔などに直接当たってし
まい、乗員Mに不快な感じを与えてしまうおそれがあっ
た。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、ロ
ア側のベント吹出口からの空調風量を多くした状態で、
ロア側のベント吹出口からの空調風を下方に吹出して
も、アッパー側のベント吹出口からの空調風が乗員に直
接当たらないベンチレータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかるベンチレータは、車室内前方のイン
ストルメントパネルに、車両空調用の空気管路に接続さ
れて前記車室内に空調風を吹出す吹出部を設け、この吹
出部は、前記車室内に着座した乗員の上体に向けて空調
風を吹出す下方吹出口と、前記乗員の頭上に向けて空調
風を吹出す上方吹出口とを備え、前記下方吹出口には、
空調風の吹出方向を上下に変更可能な下部風向調整板が
回動可能に軸支され、前記上方吹出口には、空調風の吹
出方向を上下に変更可能な上部風向調整板が回動可能に
軸支され、前記上部風向調整板は、連結手段を介して前
記下部風向調整板に連結され、前記連結手段は、前記下
部風向調整板が吹出方向を下方に向けて回動したとき
に、前記上部風量調整板を上方に向けて回動させる構成
としてある。
【0008】
【作用】乗員が、下部風向調整板を下方に回動して、下
方吹出口からの空調風の吹出方向を下方に向けると、上
部風向調整板が、連結手段を介して下部風向調整板と反
対の上方に回動される。これにより、上方吹出口からの
吹出方向がより上方に向けられ、上方吹出口からの空調
風は、下方吹出口からの空調風の影響を受けても乗員の
頭上に確実に達する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例にかかるベンチ
レータの全体の概略構成を示す斜視図、図2は、図1の
ロア側のルーバとアッパー側のルーバとの連結状態を示
す模式図である。
【0011】図1に示すように、車室内前方には、パネ
ル主材1の車幅方向中央にクラスターリッド3を備えた
インストルメントパネル5が取付けられ、クラスターリ
ッド3には、車室内に空調風を供給するセンターベント
(吹出部)7や、オーディオ装置9等が配設されてい
る。
【0012】センターベント7は、ロア側のベント吹出
口(下方吹出口)11と、その上方に位置するアッパー
側のベント吹出口(上方吹出口)13とを備え、これら
はクラスターリッド3の車室内側表面に開口している。
ロア側とアッパー側のベント吹出口11,13は、共に
車幅方向に長く形成され、両吹出口11,13の上下方
向の高さは、ロア側の方がアッパー側よりも大きく形成
されている。
【0013】センターベント7の内部には、矩形筒状の
接続管部15が、クラスターリッド3から延設されてい
る。ロア側のベント吹出口11とアッパー側のベント吹
出口13との間には、クラスターリッド3内に向かって
分割板17が設けられ、接続管部15内は、分割板17
によって上部通路19と下部通路21とに区画形成され
ている。上部通路19はアッパー側のベント吹出口13
に連通し、下部通路21はロア側のベント吹出口11に
連通している。下部通路21は上部通路19よりも大き
く形成されているため、ロア側からの吹出風量はアッパ
ー側よりも多くなる。
【0014】接続管部15には、車両空調用のダクト
(空気管路)23が接続されている。空調風は、ダクト
23から、接続管部15内の下部通路21と、分割板1
7によって分岐接続された上部通路19を流通して、ロ
ア側及びアッパー側のベント吹出部11,13から吹出
される。
【0015】ロア側のベント吹出口11内部の下部通路
21には、板状に形成された3枚のロア側のルーバ(下
部風向調整板)25(25a,25b、25c)が、車
幅方向に沿って3段に設けられている。各ルーバ25の
両端には支持軸27が設けられ、支持軸27は下部通路
21の内壁に回動自在に軸支されている。3枚のルーバ
25の一端側は図示外のロア側連結リンクによって連動
連結され、これにより3枚のルーバ25は平行状態のま
ま回動する。中段に位置するルーバ25bの一端側の支
持軸(図示外)には、操作ダイヤル29が取付けられ、
操作ダイヤル29の一部は車室内に露出している。車室
内から操作ダイヤル29を回すと、ロア側連結リンク
(図示外)を介して3枚のルーバ25が同方向に回動し
て、空調風の吹出方向が上下に変更される。これによ
り、乗員は、空調風を任意の高さに向けて吹出すことが
できる。
【0016】一方、アッパー側のベント吹出口13内部
の上部通路19には、ロア側と同様に空調風の吹出方向
を上下に変更可能な1枚のアッパー側のルーバ(上部風
向調整板)31が、車幅方向に沿って設けられている。
このルーバ31も板状に形成され、両端に設けられた支
持軸33が上部通路19の内壁に回動自在に軸支されて
いる。支持軸33の一方には、外周に歯部35の形成さ
れたギア37が取付けられている。
【0017】ロア側の3枚のルーバ25のうち上段のル
ーバ25aの端部には、連結リンク39の一端側39a
が回動自在に取付けられている。連結リンク39の他端
側39bには長穴形状のガイド孔41が形成され、ガイ
ド孔41には、接続管部15の内壁に固定支持された棒
状のピン43が挿通されている。ピン43は、ガイド孔
41の長穴方向にのみ移動可能な外径寸法に形成され、
ロア側のルーバ25が回動すると、連結リンク39は、
ガイド孔41によって規制された方向に上下移動する。
【0018】図2に示すように、連結リンク39の側部
にはラック45が形成され、ラック45は前記ギヤ37
の歯部35と噛合っている。かかる噛合状態では、ロア
側のルーバ25とアッパー側のルーバ31とが平行状態
となる位置(実線示の状態)から、ロア側のルーバ25
が回動してルーバ25の車室内側先端が下方(図中矢印
X方向)に移動すると、連結リンク39が上方(図中矢
印A方向)に移動する。連結リンク39が移動すると、
ラック45と噛合ったギヤ37が回動し、アッパー側の
ルーバ31がロア側のルーバ25と逆方向に回動して、
ルーバ31の車室内側先端が上方(図中矢印Y方向)に
移動する(点線示の状態)。すなわち、本実施例では、
ギヤ37と連結リンク39とが連結手段を構成してい
る。
【0019】このように構成したベンチレータによれ
ば、乗員が、操作ダイヤル29を操作しロア側のルーバ
25を下方に回動して、ロア側からの空調風を下方に向
けても、ロア側のルーバ25の回動に応じてアッパー側
のルーバ31が上方に回動するので、ロア側からの空調
風の影響によらず、アッパー側からの空調風が乗員の頭
上に確実に達する。従って、アッパー側からの空調風が
乗員に直接当たることがなく、良好な空調が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、乗員が、下部風向調整板を下方に回動して、上方吹
出口からの空調風の吹出方向を下方に向けても、上部風
向調整板が上方に回動され、下方吹出口からの空調風が
乗員の頭上に確実に達するので、乗員に不快な感じを与
えず、良好な空調を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるベンチレータの全体
の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1のロア側のルーバとアッパー側のルーバと
の連結状態を示す模式図である。
【図3】従来のベンチレータの概略構成を示す斜視図で
ある。
【図4】従来のベンチレータの空調風吹出状態を示す模
式図である。
【図5】従来のベンチレータの空調風吹出状態を示す他
の模式図である。
【符号の説明】
5 インストルメントパネル 7 センターベント(吹出部) 11 ロア側のベント吹出口(下方吹出口) 13 アッパー側のベント吹出口(上方吹出口) 23 ダクト(空気管路) 25 ロア側のルーバ(下部風向調整板) 31 アッパー側のルーバ(上部風向調整板) 37 ギヤ(連結手段) 39 連結リンク(連結手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内前方のインストルメントパネル
    に、車両空調用の空気管路に接続されて前記車室内に空
    調風を吹出す吹出部を設け、 この吹出部は、前記車室内に着座した乗員の上体に向け
    て空調風を吹出す下方吹出口と、前記乗員の頭上に向け
    て空調風を吹出す上方吹出口とを備え、 前記下方吹出口には、空調風の吹出方向を上下に変更可
    能な下部風向調整板が回動可能に軸支され、 前記上方吹出口には、空調風の吹出方向を上下に変更可
    能な上部風向調整板が回動可能に軸支され、 前記上部風向調整板は、連結手段を介して前記下部風向
    調整板に連結され、 前記連結手段は、前記下部風向調整板が吹出方向を下方
    に向けて回動したときに、前記上部風量調整板を上方に
    向けて回動させることを特徴とするベンチレータ。
JP11804293A 1993-05-20 1993-05-20 ベンチレータ Pending JPH06328935A (ja)

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JP11804293A JPH06328935A (ja) 1993-05-20 1993-05-20 ベンチレータ

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JP11804293A JPH06328935A (ja) 1993-05-20 1993-05-20 ベンチレータ

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ID=14726602

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JP11804293A Pending JPH06328935A (ja) 1993-05-20 1993-05-20 ベンチレータ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107599791A (zh) * 2017-09-11 2018-01-19 依工(宁波)电子元件紧固装置有限公司 一种单叶片导向的汽车空调出风口
FR3064541A1 (fr) * 2017-04-03 2018-10-05 Renault S.A.S. Dispositif d’aeration integre a une planche de bord d’un vehicule automobile

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3064541A1 (fr) * 2017-04-03 2018-10-05 Renault S.A.S. Dispositif d’aeration integre a une planche de bord d’un vehicule automobile
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