JPH06328500A - 空気調和機用パネルと、その製造方法 - Google Patents

空気調和機用パネルと、その製造方法

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JPH06328500A
JPH06328500A JP5118314A JP11831493A JPH06328500A JP H06328500 A JPH06328500 A JP H06328500A JP 5118314 A JP5118314 A JP 5118314A JP 11831493 A JP11831493 A JP 11831493A JP H06328500 A JPH06328500 A JP H06328500A
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JP
Japan
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panel
skin panel
resin material
mold
undercut
Prior art date
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Pending
Application number
JP5118314A
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English (en)
Inventor
Eiichiro Fujii
栄一郎 藤井
Kazuo Amano
和雄 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KODAMA KAGAKU KOGYO KK
Toshiba Corp
Kodama Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
KODAMA KAGAKU KOGYO KK
Toshiba Corp
Kodama Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by KODAMA KAGAKU KOGYO KK, Toshiba Corp, Kodama Chemical Industry Co Ltd filed Critical KODAMA KAGAKU KOGYO KK
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Publication of JPH06328500A publication Critical patent/JPH06328500A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/34Auxiliary operations
    • B29C44/58Moulds
    • B29C44/582Moulds for making undercut articles

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】基本的に、中間層が不要で、打ち抜きカスの処
理に問題のないABS樹脂材もしくはPS樹脂材と、断
熱材である発泡体との積層体からなり、接着材を不要と
して、製造工数と部品点数の低減を図り、製造コストの
低減に寄与し、かつ発泡体の発泡倍率を上げて、断熱性
向上を得られる空気調和機用パネルを提供する。 【構成】その周端部に、折り返し折曲形成されたアンダ
ーカット部8を有するABS(アクリロニトリル・ブタ
ジエン・スチレン共重合)樹脂材もしくはPS(ポリス
チレン)樹脂材からなる表皮パネル9と、上記アンダー
カット部内に充填されるとともに、表皮パネルの内側全
面に取着される断熱材としての発泡スチロール材11と
を具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の室内ユニ
ットを、たとえば天井埋込型(天カセユニット、とも言
われる)にしたもののパネルと、その製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室内ユニットを、天井埋込
型(天カセユニット、とも言われる)にしたもののパネ
ルの素材構成は、従来、たとえば特開平2−15373
0号公報の技術が知られている。
【0003】これは、図4(A)に示すように、ポリ塩
化ビニール(一般に、塩ビと呼ばれる)aと、ポリエチ
レンシートbと、ゴム系接着材cを介してウレタン発泡
体dを積層して作られる。
【0004】その結果、高い寸法精度が得られ、複雑な
形状の加工も容易で、生産速度が大で安価に提供でき、
強靭で防湿性、防音性、耐水,耐油性に優れる、とあ
る。本来、表皮としてのポリ塩化ビニールaに直接、断
熱材としてのウレタン発泡体dを積層させれば、さらに
素材構成が単純になるのだが、ポリ塩化ビニールaから
出る可塑剤(たとえば、フタル酸ジオクチル)からウレ
タン発泡体dを保護するために、中間層であるポリエチ
レンシートbが必ず必要であり、それにともなって、ポ
リエチレンシートbをウレタン発泡体dに接着するため
の接着材cも用いなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の空
気調和機用パネルの素材構成として、ポリエチレンシー
トbやゴム系接着材cを必要とするため、材料が多く、
複雑であり、また接着のための製造工数が多く、製造コ
ストが高いなどの欠点がある。
【0006】さらに、上記ポリ塩化ビニールaは成形性
に優れている反面、焼却処分をなすと有毒ガスが発生す
るので、焼却は避けなければならず、しかもリサイクル
ができないと言う、不具合がある。
【0007】特に、この種のパネルにおいては、吹出口
や吸込グリル部などの打ち抜き部分が多いのが特徴であ
り、このような打ち抜き後のカス(打ち抜き屑)が出る
ため、このカスを含めて処理が困難な産業廃棄物として
問題になっている。
【0008】上述の不具合は、全て、表皮パネル素材と
してポリ塩化ビニールaを用いることに起因しており、
それに代えて、たとえばABS(アクリロニトリル・ブ
タジエン・スチレン共重合)樹脂材もしくはPS(ポリ
スチレン)樹脂材を用いれば、ポリ塩化ビニール材aの
ような可塑剤の発生がなく、したがって中間層としての
ポリエチレンシートbが不要となるとともに、打ち抜き
後のカスの処理に問題がなくなる。
【0009】ただし、たとえばABS樹脂材の表皮パネ
ルと断熱材である発泡体とを一体に積層するための、最
も確実な手段は、接着材を用いることであり、そのため
従来と同様、手間がかかり製造コストがかさんでしま
う。
【0010】接着材を全く用いずに、表皮パネルと発泡
体とを一体化するため、パネルの周端部に、折り返し折
曲部であるアンダーカット部を設けて、これを利用する
ことが考えられる。
【0011】すなわち、同図(B)に示すように、予め
ABS樹脂材の表皮パネルPを、断熱材である発泡体H
より大きく成形して突出させ、この後に表皮パネルPの
突出端部を折曲して発泡体Hを挟み込み、アンダーカッ
ト部Kを形成することが考えられる。
【0012】しかしながら、ABS樹脂材、あるいはP
S樹脂材は、ポリ塩化ビニール材と比較して強度が大で
あり、加工性が悪いことが特徴の一つとなっていて、実
際に折曲加工したならば、アンダーカット部Kでのひび
割れ、あるいは折損が生じ易いものである。
【0013】本発明はこのような事情によりなされたも
のであり、その目的とするところは、基本的に、中間層
が不要で、打ち抜きカスの処理に問題のないABS樹脂
材もしくはPS樹脂材と、断熱材である発泡体との積層
体からなり、接着材を不要として、製造工数と部品点数
の低減を図り、製造コストの低減に寄与し、かつ発泡体
の発泡倍率を上げて、断熱性向上を得られる空気調和機
用パネル、およびその製造方法を提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明における空気調和機用パネルは、その周
端部に、折り返し折曲形成されたアンダーカット部を有
するABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン
共重合)樹脂材もしくはPS(ポリスチレン)樹脂材か
らなる表皮パネルと、上記アンダーカット部内に充填さ
れるとともに、表皮パネルの内側全面に取着される断熱
材としての発泡体とを具備したことを特徴とする。
【0015】第2の発明における空気調和機用パネルの
製造方法は、ABS樹脂材もしくはPS樹脂材からなる
シートを、周端部に沿って折り返し形成部を有する金型
に収納し、金型内に収納したシートを真空成形すること
により、周端部にアンダーカット部を有する表皮パネル
を成形し、この表皮パネルを、発泡型にセットして、加
熱した発泡スチロール材を投入することにより、上記発
泡スチロール材を、アンダーカット部内に充填させると
ともに、表皮パネルの内側全面に加熱融着させてなるこ
とを特徴とする。
【0016】
【作用】第1,第2の発明とも、ABS樹脂材もしくは
PS樹脂材からなる表皮パネルの周端部に形成したアン
ダーカット部で、発泡体を挟み込んで固定するので、接
着材は不要である。表皮パネルとして限定したABS樹
脂材等は強度が大で、発泡体の発泡倍率を上げられ、断
熱効率の向上を図れる。また、この素材であれば、リサ
イクルが可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。図3は、天井埋込型の空気調和機室内ユニッ
トを示す。図における下部の部分がパネル1であって、
ここでは図示しない天井面から突出する。このパネル1
には、中央部に吸込グリル部2が設けられ、この両側に
吹出口3,3が設けられる。
【0018】上記パネル1の上面側には、内部に室内熱
交換器や室内送風機およびこれらに係わる電気部品等を
収容する筐体4が設けられ、天井内に埋設される。上記
パネル1は、以下に述べるようにして成形される。
【0019】図1(A)に示すように、5は、ABS樹
脂材もしくはPS樹脂材からなるシートである。このシ
ート5は、ここでは矩形状に形成されており、金型6に
セットされる。この金型6には、真空引き機構が連結さ
れる。
【0020】上記金型6の周端部には、折り返し形成部
7が設けられており、この金型6にシート5をセットし
た状態で、上記真空引き機構を作動させ、真空成形す
る。このように、金型6にセットしたシート5を真空成
形することにより、周端部にアンダーカット部8,8を
有する表皮パネル9が成形される。
【0021】ついで、金型6を表皮パネル9の成形品を
から引っ張り抜く。上記アンダカット部8,8は、真空
成形時に他の部分よりも薄くなるので、パネル9の素材
自体の弾性力で引っ張り抜くことができる。
【0022】上記表皮パネル9を、同図(B)に示すよ
うに、発泡型10にセットして、断熱材である、加熱し
た発泡スチロール材11を投入する。上記発泡スチロー
ル材11は、アンダーカット部8,8内に充填されると
ともに、表皮パネル9の内側全面に加熱融着され、表皮
パネル9と一体化する。
【0023】図2は、成形された状態での空気調和機用
パネルである。表皮パネル9のアンダーカット部8,8
が発泡スチロール材11を挟み込んだ状態になり、周端
部における一体化が確実であるとともに、表皮パネル9
内面全体と発泡スチロール材11との加熱融着による積
層がなされる。
【0024】しかも、従来のような接着材が不要で、接
着ムラがなく、接着材により発泡体である発泡スチロー
ル材11が犯されることもない。表皮パネル9を形成す
るABS樹脂材もしくはPS樹脂材は、従来用いられる
ポリ塩化ビニール材と比較して強度が大であり、発泡体
11の発泡倍率を上げることができる。すなわち、断熱
効率の向上を得られる。そしてまた、表皮パネル9を形
成するABS樹脂材もしくはPS樹脂材は、打ち抜きカ
スを含めてリサイクル処理が可能となる。
【0025】
【発明の効果】第1の発明は、ABS樹脂材もしくはP
S樹脂材からなる表皮パネルのアンダーカット部内に充
填し、かつ表皮パネルの内側全面に、断熱材としての発
泡体を取着したから、第2の発明は、ABS樹脂材もし
くはPS樹脂材からなるシートを真空成形して、周端部
にアンダーカット部を有する表皮パネルを成形し、この
表皮パネルを、発泡型にセットして、加熱した発泡スチ
ロール材を投入し、アンダーカット部内に充填させ、か
つ表皮パネルの内側全面に加熱融着させたから、基本的
に、中間層が不要で、打ち抜きカスの処理に問題のない
ABS樹脂材もしくはPS樹脂材と、断熱材である発泡
体とを積層して一体化できる。
【0026】接着材を不要として、製造工数と部品点数
の低減を図ることができる。その結果、製造コストの低
減に寄与し、かつ発泡体の発泡倍率を上げて、断熱性向
上を得られる。打ち抜きカスの処理が容易で、かつ無害
化を図れ、リサイクルが可能となる等の種々の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の一実施例を示す、空気調和
機用パネルの第1段階工程を説明する図。(B)は、第
2段階工程を説明する図。
【図2】同実施例の、完成した空気調和機用パネルの縦
断面図。
【図3】同実施例の、天井埋込型の空気調和機室内ユニ
ットの斜視図。
【図4】(A)は、本発明の従来例を示す、空気調和機
用パネルの一部拡大した縦断面図。(B)は、さらに異
なる従来例を示す、空気調和機用パネルの一部拡大した
縦断面図。
【符号の説明】
8…アンダーカット部、9…表皮パネル、11…発泡体
(発泡スチロール材)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その周端部に、折り返し折曲形成されたア
    ンダーカット部を有するABS(アクリロニトリル・ブ
    タジエン・スチレン共重合)樹脂材もしくはPS(ポリ
    スチレン)樹脂材からなる表皮パネルと、 上記アンダーカット部内に充填されるとともに、表皮パ
    ネルの内側全面に取着される断熱材としての発泡体とを
    具備したことを特徴とする空気調和機用パネル。
  2. 【請求項2】ABS樹脂材もしくはPS樹脂材からなる
    シートを、周端部に折り返し形成部を有する金型に収納
    し、 金型内に収納したシートを真空成形することにより、周
    端部に沿ってアンダーカット部を有する表皮パネルを成
    形し、 この表皮パネルを発泡型にセットしてから、加熱した発
    泡スチロール材を投入することにより、 上記発泡スチロール材を、アンダーカット部内に充填さ
    せるとともに、表皮パネルの内側全面に加熱融着させて
    なることを特徴とする空気調和機用パネルの製造方法。
JP5118314A 1993-05-20 1993-05-20 空気調和機用パネルと、その製造方法 Pending JPH06328500A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1136763A3 (en) * 2000-03-21 2002-04-17 P.d.r. di Pistillo Ciro & C. S.n.c. Box for the internal flush-mounted unit of air conditioners
CN104317370A (zh) * 2014-10-22 2015-01-28 同方计算机有限公司 电脑机箱冲孔废料作为支架的应用
JP2020104463A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 株式会社タカギセイコー 複合成形部材及びその製造方法

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CN104317370A (zh) * 2014-10-22 2015-01-28 同方计算机有限公司 电脑机箱冲孔废料作为支架的应用
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