JP5300220B2 - パネル体及びそのパネル体の製造方法 - Google Patents

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本発明は、樹脂製の表壁と裏壁とを有し、該表壁と裏壁の端縁部が一体に固着されて内部が中空に形成された二重壁構造のパネル体と、そのパネル体の製造方法に関するものである。
例えば、自動車の荷室の床材や、車室の内装材、或いは一般建築物の部屋の内部空間を仕切る仕切壁などとして用いられる上記形式のパネル体は従来より周知である(特許文献1参照)。かかるパネル体は、一般に、第1及び第2の成形型によって、第1及び第2のシートがそれぞれ表壁と裏壁とに成形されることにより製造される。その際、第1のシートを第1の成形型により成形したとき、その第1のシートのコーナー部が第1の成形型の成形面に密着せずに、わずかにその成形面から浮いた状態となるおそれがある。かかる事態が発生すると、完成したパネル体の表壁のコーナー部の表面が設計通りの形態とならず、その見栄えが低下する欠点を免れない。
特開2006−334801号公報
本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去したパネル体と、そのパネル体の製造方法を提供することにある。
本発明は、樹脂製の表壁と裏壁とを有し、該表壁と裏壁の端縁部が一体に固着されて内部が中空に形成された二重壁構造のパネル体において、該パネル体のコーナー部外縁の近傍の裏壁の部分が表壁側へ押し潰されて、該裏壁の部分が表壁に一体化されている押し潰し部が、パネル体のコーナー部外縁に沿って形成され、該押し潰し部と前記コーナー部外縁との間に、押し潰し部の底面に対して立ち上がっていて、互いに重なり合って一体化された前記表壁と裏壁とによって構成された立上壁が形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記パネル体の製造方法において、加熱されて軟化した熱可塑性樹脂より成る第1及び第2のシートを、それぞれ表壁と裏壁とに成形する第1及び第2の成形型を型締めしたとき、第2の成形型に突設された突部により前記第2のシートの一部を加圧して押し潰し部を形成し、該押し潰し部を第1のシートに接合させると共に、前記突部によって、前記第1のシートのコーナー部とその近傍の部分を前記第1の成形型の成形面に押圧することを特徴とする。
本発明によれば、パネル体の表壁のコーナー部を設計通りの形態に形成することができ、その見栄えを向上させることができる。
以下、本発明の実施形態例を説明すると共に、前述の従来の欠点を図面に即してより具体的に明らかにする。
図1は、本発明に係るパネル体の一例を示す斜視図であり、図2は図1に示したパネル体の表裏を反転させて、その裏面の側を示した斜視図である。また図3は図1のIII−III線断面図である。これらの図に示したパネル体1は、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂により形成された表壁2と裏壁3とを有し、該表壁2と裏壁3の端縁部4が、その全周に亘って一体に固着されていて、内部が中空に形成されている。このように、本例のパネル体1は、表壁2と裏壁3とから成る二重壁構造に形成されているのである。
図1乃至図3に示したパネル体1は、表壁2と裏壁3だけから構成されているが、図4に示すように、表壁2の表面に表皮材5を貼着し、或いは表壁2と裏壁3との間の中空部に芯材6を固定配置することもできる。表皮材5は、例えば、不織布、熱可塑性樹脂製の可撓性シート或いはカーペットなどから構成され、芯材6は例えばポリプロピレン製の発泡体により構成される。
ここで、図2に示すように、本例のパネル体1においては、その各コーナー部外縁7,7A,7B,7Cの近傍の裏壁3の部分に、表壁2の側に凹んだ押し潰し部8,8A,8B,8Cが形成されている。図5は、そのうちの1つの押し潰し部8の形態を示す断面図である。図2及び図5から明らかなように、パネル体1のコーナー部外縁7の近傍の裏壁3の部分が、表壁2の側へ押し潰されていて、その押し潰された裏壁部分が表壁2に一体化されている。このように、パネル体1のコーナー部外縁7に沿って押し潰し部8が形成されているのである。
また、図2及び図5に示すように、押し潰し部8とパネル体1のコーナー部外縁7との間には、押し潰し部8の底面9に対して立ち上がった立上壁10が、互いに重なり合って一体化された表壁2と裏壁3とによって形成されている。この立上壁10の厚さTは、例えば1mm乃至8mm、好ましくは、2mm乃至6mmに設定される。
図2に示した他の押し潰し部8A,8B,8Cも、上述した押し潰し部8と同じく形成されている。
上述したパネル体1によれば、パネル体1の表壁2のコーナー部11の表面の意匠性を高め、その見栄えを向上させることができる。以下に、パネル体1の製造方法の一例を説明しながら、かかる効果を奏する理由を明らかにする。
図6及び図7は、そのパネル体の製造方法を示す概略断面図である。先ず、図6の(a)に示すように、第1の成形型12の上に、加熱されて軟化した熱可塑性樹脂より成る第1のシート13を配置する。ここに示した第1の成形型12は、その内部に中空室14が区画形成され、成形面15を構成する壁部には多数の吸引孔16が形成され、その吸引孔16を介して、中空室14と外部が連通している。かかる第1の成形型12の上に第1のシートを載置した後、その第1の成形型12に形成された排気口17を通して中空室14内の空気を吸引して、該中空室内の空気を外部に排出させる。これにより、第1のシート13は、図6の(b)に示すように、第1の成形型12の成形面15に沿った形態に成形される。第1のシート13が真空成形されるのである。
次に、図7の(a)に示すように、第1の成形型12と、その上方に位置する第2の成形型18との間に、加熱されて軟化した熱可塑性樹脂より成る第2のシート19を配置する。この第2の成形型18も、内部に中空室20が区画され、その成形面21を構成する壁部には、多数の吸引孔22が形成され、その吸引孔22を介して、中空室20と外部が連通している。かかる第2の成形型18を図7の(b)に示すように下降させて、第1及び第2の成形型12,18を型締めすると共に、第2の成形型18に形成された排気孔23を通して、中空室20内の空気を吸引して、その空気を外部に排出させる。これにより、第2のシート19が、第2の成形型18の成形面21に沿った形態に成形されると共に、第1及び第2のシート12,19の外周部が互いに接合される。このように、第2のシート19も第2の成形型18に真空成形されるのである。
また、第1及び第2の成形型12,18を型締めした直後に、中空な細管より成るブローピン24を、第1及び第2のシート13,19の間の空間に差し込み、そのブローピン24を通して、第1及び第2のシート13,19の間の空間にエアーを圧送する。これにより、第1及び第2のシート13,19は、第1及び第2の成形型12,18の成形面15,21により確実に密着して、その成形面15,21に沿った形態に成形される。第1及び第2のシート13,19がブロー成形されるのである。
次いで、第1及び第2の成形型12,18を互いに離して、成形された成形品を成形型から取り出し、成形品の縁部をトリミングすれば、第1のシート13より成る表壁2と、第2のシート19より成る裏壁3とを有するパネル体1が製造される。第1及び第2の成形型12,18の型締めと同時に成形品の縁部をトリミングするように構成することもできる。
上述した例では、真空成形とブロー成形を併用して、第1及び第2のシート13,19を成形したが、これらの成形法の一方の成形法だけで、両シート13,19を成形することもできる。
上述のように、本例の成形法は、真空成形とブロー成形により、第1及び第2のシート13,19を第1及び第2の成形型12,18の成形面15,21に密着させて、その各シート13,19を成形する。ところが、このように両成形法を共に採用しても、それだけでは、第1のシートの成形時に、そのコーナー部が第1の成形型の成形面に密着せずに、その成形面から浮いた状態となり、これにより完成したパネル体の見栄えが低下するおそれがある。これが従来の欠点である。
そこで、図7に示した第2の成形型18には、その成形面の側に突部25が突設されている。前述のように、パネル体1の製造時に、加熱されて軟化した熱可塑性樹脂より成る第1及び第2のシート13,19を、それぞれ表壁2と裏壁3とに成形する第1及び第2の成形型12,18を図7の(b)に示したように型締めするが、このとき、第2の成形型18に突設された上述の突部25によって、第2のシート19の一部が図7の(b)に示す如く加圧されて押し潰し部8が形成され、その押し潰し部8が第1のシート13に接合される。これと共に、その突部25によって、第1のシート13のコーナー部11Aとその近傍の部分が、第1の成形型12の成形面15に押圧される。このように、第1及び第2の成形型12,18を型締めしたとき、第2の成形型18に設けられた突部25によって、第1のシート13のコーナー部11Aを第1の成形型12に対して大きな力で加圧するので、そのコーナー部11Aは成形面15に強く密着し、その成形面15の形態に正しく対応した形に成形される。第1のシート13のコーナー部11Aが成形面15から浮いた状態で成形されることを阻止できるのである。
上述した第1のシート13のコーナー部11Aは、図2に示したように完成したパネル体1の表壁2のコーナー部11に対応する部分であり、従って上述した構成によって、パネル体1のコーナー部11を、設計通りの正しい形態に形成でき、その見栄えを向上させることができる。
図2に示した他の押し潰し部8A,8B,8Cも、上述した押し潰し部8と同様にして形成される。
また、パネル体1は表壁2の側を表にして使用される。例えば、パネル体1が自動車の荷室の床面に敷設される床材として使用されるときは、裏壁3が床面に接し、表壁2は外部に露出した状態で、そのパネル体1が設置される。その際、押し潰し部8,8A,8B,8Cは、裏壁3に形成されているので、パネル体1が床面に設置されたとき、その押し潰し部8,8A,8B,8Cは外部から目視されることはない。このため、押し潰し部8,8A,8B,8Cによって、パネル体1の外観が低下するようなことはない。
パネル体の表面側を示す斜視図である。 パネル体の裏面側を示す斜視図である。 図1のIII−III線断面図であって、押し潰し部の図示を省略した図である。 他の形態のパネル体を示す、図3と同様な断面図である。 図2のV−V線拡大断面図である。 パネル体の製造方法を示す断面図である。 パネル体の製造方法を示す断面図である。
符号の説明
1 パネル体
2 表壁
3 裏壁
4 端縁部
7,7A,7B,7C コーナー部外縁
8,8A,8B,8C 押し潰し部
9 底面
10 立上壁
11A コーナー部
12 第1の成形型
13 第1のシート
15 成形面
18 第2の成形型
19 第2のシート
25 突部

Claims (2)

  1. 樹脂製の表壁と裏壁とを有し、該表壁と裏壁の端縁部が一体に固着されて内部が中空に形成された二重壁構造のパネル体において、該パネル体のコーナー部外縁の近傍の裏壁の部分が表壁側へ押し潰されて、該裏壁の部分が表壁に一体化されている押し潰し部が、パネル体のコーナー部外縁に沿って形成され、該押し潰し部と前記コーナー部外縁との間に、押し潰し部の底面に対して立ち上がっていて、互いに重なり合って一体化された前記表壁と裏壁とによって構成された立上壁が形成されていることを特徴とするパネル体。
  2. 加熱されて軟化した熱可塑性樹脂より成る第1及び第2のシートを、それぞれ表壁と裏壁とに成形する第1及び第2の成形型を型締めしたとき、第2の成形型に突設された突部により前記第2のシートの一部を加圧して押し潰し部を形成し、該押し潰し部を第1のシートに接合させると共に、前記突部によって、前記第1のシートのコーナー部とその近傍の部分を前記第1の成形型の成形面に押圧することを特徴とする請求項1に記載のパネル体の製造方法。
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