JPH0632780A - 不斉還元方法 - Google Patents

不斉還元方法

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JPH0632780A
JPH0632780A JP5114776A JP11477693A JPH0632780A JP H0632780 A JPH0632780 A JP H0632780A JP 5114776 A JP5114776 A JP 5114776A JP 11477693 A JP11477693 A JP 11477693A JP H0632780 A JPH0632780 A JP H0632780A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (S)−又は(R)−の式(I)[式中、R
は、それぞれ独立して、アルキル、アリールメチル、ア
リール、アルコキシ、アリールメトキシ又はアリールオ
キシを表すか;又は二つのRは、一緒になって、メチレ
ン、エチレン若しくは1,2−フェニレンを表し、nは
1、2又は3を表す]の化合物の製造法であって、光学
的に活性なルテニウム−ジホスフィン錯体の存在下に、
式(II)[式中、二つのR及びnは上記と同義である]
で示される3−カルボキシ−3−ピラゾリン、3−カル
ボキシ−1,2,5,6−テトラヒドロピリダジン又は
3−カルボキシ−1,2−ジアザ−3−シクロヘプテン
誘導体又はそれらの塩を不斉水素化することを特徴とす
る方法。 【化27】 【効果】上記方法により、抗高血圧剤の有用な中間体で
ある(S)−1,2,3,4,6,11−ヘキサヒドロ
−6,11−ジオキソピリダジノ[1,2−b]フタラ
ジン−1−カルボン酸を高い光学純度で製造することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、有用であり、一部は公知の中間
体である(S)−又は(R)−型の一般式(I):
【0002】
【化16】
【0003】(式中、Rは、それぞれ独立して、アルキ
ル、アリールメチル、アリール、アルコキシ、アリール
メトキシ若しくはアリールオキシを表すか;又は二つの
Rは、一緒になって、メチレン、エチレン若しくは1,
2−フェニレンを表し;そしてnは1、2又は3を表わ
す)で示される化合物の、触媒作用による新規な製造法
に関する。
【0004】本発明の方法は、光学的に活性なルテニウ
ム−ジホスフィン錯体の存在下に、一般式(II):
【0005】
【化17】
【0006】(式中、二つのR及びnは上記と同義であ
る)で示される、相当する3−カルボキシ−3−ピラゾ
リン、3−カルボキシ−1,2,5,6−テトラヒドロ
ピリダジン若しくは3−カルボキシ−1,2−ジアザ−
3−シクロヘプテン誘導体又はそれらの塩を不斉水素化
することを特徴とする。
【0007】式(I)及び(II)に関して用いられた
「アルキル」は、特にC1 −C6 アルキルであり、より
大きな(C3 −C6 )アルキル基は直鎖又は分岐状であ
ると理解されるべきである。このようなアルキル基の例
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブ
チル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、
tert−ペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシルなど
である。「アルコキシ」は、アルキル残基が前記の意義
を有する基である。Rがアリールである場合、好適には
置換していてもよいフェニルである。置換されたフェニ
ル基は一つ以上の置換基を有することができ、この場
合、置換基は、特に低級アルキル及び低級アルコキシ基
(それぞれ、6個までの炭素原子を有する直鎖又は分岐
状のアルキル及びアルコキシ基)及びハロゲン原子、す
なわちフッ素、塩素、臭素及びヨウ素原子である。これ
は、Rの定義に同様に用いられたアリールメチル、アリ
ールメトキシ及びアリールオキシ基のアリール分に対し
ても適用される。
【0008】式(II)のカルボキシ化合物の塩として
は、例えばナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネ
シウム及びトリエチルアンモニウム塩のようなアルカリ
金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム塩が特に考慮
される。
【0009】さらに、本発明で用いた”楔形”の記号
は、相当する置換基が分子の平面の上に位置することを
示すものである。
【0010】本発明の方法に用いるルテニウム触媒(光
学的に活性なルテニウム−ジホスフィン錯体)として
は、一般式(III )又は(IV):
【0011】
【化18】
【0012】〔式中、X1 はハロゲン化物イオン、陰イ
オンA−COO- 又は陰イオンA−SO2 - を表し;X
2 はハロゲン化物イオンを表し;X3 はベンゼン、ヘキ
サメチルベンゼン又はp−シメンを表し;X4 はハロゲ
ン化物イオン、BF4 -、ClO4-又はB(フェニル)4
- を表し;mは1又は2の数を表し;Aは低級アルキ
ル、ハロゲン化低級アルキル又はアリールを表し;そし
てLは光学的に活性なアトロプ異性体のジホスフィン配
位子、特に一般式(V)又は(VI):
【0013】
【化19】
【0014】(式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立し
て、低級アルキル、低級アルコキシ、ジ(低級アルキ
ル)アミノ、ヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、ヒド
ロキシメチル又は保護されたヒドロキシメチルを表す
か;又はR1 及びR2 は、一緒になって、下記式:
【0015】
【化20】
【0016】で示される二価の基を表し;R3 及びR4
は、それぞれ独立して、低級アルキル、C3 −C7 シク
ロアルキル、置換していてもよいフェニル、5員環の複
素芳香環又は下記式:
【0017】
【化21】
【0018】で示される基を表し;R5 は低級アルキル
又は低級アルコキシを表し;R6 は低級アルキル、置換
していてもよいフェニル又は置換していてもよいベンジ
ルを表し;R7 は低級アルキルを表すか;又は二つのR
は、一緒になって、ジ−若しくはトリメチレンを表し;
8 はハロゲン、ヒドロキシ、メチル、エチル、アミ
ノ、アセトアミド、ニトロ又はスルホを表し;pはゼロ
又は1、2若しくは3の数を表し;そしてqは3、4又
は5の数を表す)で示される錯体が特に考慮される。
【0019】式(III )〜(VI)の上記の定義及び以下
の説明において、「ハロゲン化物」又は「ハロゲン」
は、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素である。「低級アル
キル」は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル及びtert−ブチルのような
1ないし4個の炭素原子を有する直鎖又は分岐状のアル
キル基である。「低級アルコキシ」は、アルキル残基が
前記の意義を有する基である。これは、ハロゲン化低級
アルキル及びジ(低級アルキル)アミノのような「低級
アルキル」を含む他の基に対しても適用される。いま述
べた「ハロゲン化低級アルキル」基は、同一又は異なる
ハロゲン原子、特にフッ素及び/又は塩素で一置換若し
くは多置換された低級アルキルであると理解されるべき
である。好適には、ハロゲン原子は−COO- のα位
(残基Aの)に位置する。好ましいハロゲン化低級アル
キル基は多塩素化及び多フッ素化低級アルキル基、例え
ば、それぞれトリクロロメチル及びペンタフルオロエチ
ルである。「アリール」は、非置換又は同一若しくは異
なる低級アルキル基及び/又はハロゲン原子で一置換若
しくは多置換された、フェニル、ビフェニル若しくはナ
フチルであり、ペルクロロフェニル及びペルフルオロフ
ェニルは、好適なハロゲン化アリール基Aである。R
3 、R4 又はR6 の残基は、置換していてもよいフェニ
ル、又はR6 だけに関しては、置換していてもよいベン
ジルである場合、置換基として(ベンジルの場合には、
そのフェニル分に対して)、特にフッ素、低級アルキル
又はアルコキシ基(好適には、メチル又はメトキシ)、
ジ(低級アルキル)アミノ(好適には、ジメチルアミ
ノ)、トリ(低級アルキル)シリル(好適には、トリメ
チルシリル)及びフェニルが考慮される。ヒドロキシ又
はヒドロキシメチル基の保護基(保護されたヒドロキシ
又は保護されたヒドロキシメチルとしてのR1 及び/又
はR2 )は、例えばベンジル、アリル、ベンジルオキシ
メチル、低級アルコキシメチル又は2−メトキシエトキ
シメチルなどのような、通常のエーテルを形成する基が
特に考慮される。「5員環の複素芳香環」は、式
(a)、(b)、(c)及び(d):
【0020】
【化22】
【0021】〔式中、Yは酸素、硫黄又はNR10を表
し;R9 はハロゲン、低級アルキル(特にメチル)又は
低級アルコキシ(特に、メトキシ)を表し;そしてR10
は低級アルキル(特に、メチル)を表す〕で示される置
換基である。
【0022】式(VI)におけるpが1ないし3の数であ
る場合、両者の、又は少なくとも二つの残基R8 は、
5,5’位に位置するのが好ましい。
【0023】本発明の式(II)の化合物又はそれらの塩
の、式(I)の化合物への不斉水素化は、反応条件下で
不活性な適切な有機溶媒中で行うことができる。このよ
うな溶媒は、例えばメタノール及びエタノールのような
低級アルコール;例えば酢酸エチルのような脂肪族エス
テル類;例えば塩化メチレンのようなハロゲン化脂肪族
炭化水素類;例えばテトラヒドロフラン及びジオキサン
のような環状エーテル類;及び水;及び上記の溶媒の混
合溶媒が特に考慮される。水素化は、約0°Cないし約
150°Cの温度、好適には約20°Cないし約100
°Cの温度範囲、約1ないし約100バール、好適には
約5ないし約40バールの圧力で、好都合に行なわれ
る。ルテニウム触媒におけるルテニウムの、水素化され
る式(II)の化合物又はその塩(「基質」)に対するモ
ル百分率は、約0.0005ないし約5〔基質:触媒
(S/C)の約200,000ないし約20のモル比に
相当する〕、好適には約0.001ないし約0.01
(S/Cは約100,000ないし約10,000)が
好都合である。
【0024】式(II)の化合物の塩が出発物質として用
いられる場合、これは、例えば水素化媒質中に約1モル
当量(遊離体の量に基づいて)の塩基を加えることによ
って、その場所で塩を生じさせることができる。特に適
切な塩基は、アルカリ及びアルカリ土類金属水酸化物、
例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化カ
ルシウム;第四級水酸化アンモニウム、例えば水酸化テ
トラメチルアンモニウム及び水酸化テトラブチルアンモ
ニウム;並びにアルキルアミン、例えばトリエチルアミ
ンである。
【0025】後処理は、塩の場合でも、一般に、非常に
簡単な方法、例えば鉱酸、例えば塩酸を用いて酸性にさ
れた、ある程度濃縮した水素化溶液からの結晶化によっ
て行うことができる。生成物は再結晶によって高純度で
得ることができる。
【0026】光学的に活性なルテニウム−ジホスフィン
錯体、例えば式(III )及び(IV)の錯体は、公知であ
るか又はそれ自体公知の方法、例えば欧州特許第39
7,042号明細書及びJ. Chem. Soc. Chem. Commun.,
1989, 1208-1210 (K. Mashimaら) に記載された方法に
準じて製造することができる。式(V)及び(VI)の配
位子自体は、例えば欧州特許第104,375及び39
8,132号又は特開昭53−136,605号の各明
細書から公知であるか、又は既知の配位子の製造法に準
じて得ることができる。これらの出版物はR3 及びR4
が同一である式(V)及び(VI)の配位子の製造法に関
するものである。R3 及びR4 が、互いに異なる化合物
は、二工程であるけれども、例えば以下の反応図式:
【0027】
【化23】
【0028】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
びpは、上記と同義であり、R11は脱離基、例えばハロ
ゲン特に塩素若しくは臭素を表すか;又はアルコキシ特
にメトキシ若しくはエトキシを表す)によって同様に得
ることができる。ただ一つのヨウ素原子だけがリチウム
原子で置換されることを保証するために、相当する反応
は、ほぼ当量の反応試薬を用いて好都合に行なわれる。
【0029】本発明の不斉水素化の実施には、光学的に
活性なルテニウム−ジホスフィン錯体、例えば式(III
)又は(IV)の錯体が最初に作られ、次いで水素化さ
れる式(II)の化合物又はそれらの塩の溶液が加えられ
る。しかしながら、別な方法では、水素化される化合物
の存在又は不存在の何れでもよいが、ルテニウム触媒を
反応する場所で製造することができる。
【0030】本発明の方法で、出発物質として用いられ
る一般式(II)の3−カルボキシ−3−ピラゾリン、3
−カルボキシ−1,2,5,6−テトラヒドロピリダジ
ン及び3−カルボキシ−1,2−ジアゾ−3−シクロヘ
プテン誘導体及びそれらの塩は、新規であり、本発明の
別の目的を構成する。これらの化合物は、例えば以下の
反応図式:
【0031】
【化24】
【0032】(式中、R及びnは上記と同義である)に
よって製造することができる。式(IX)の化合物は公知
であるか、又はそれ自体公知の方法によって製造される
かの何れかである。
【0033】式(IX)の化合物の、式(X)の化合物へ
の異性化は、有機溶媒中、ほぼ室温ないし反応混合物の
還流温度の温度で、さらに塩基の存在下に行なわれる。
特に適切な有機溶媒は、環状エーテル、例えばジオキサ
ン又はテトラヒドロフラン、又は芳香族炭化水素、例え
ばトルエンであり、特に適切な塩基は、1,5−ジアザ
ビシクロ〔4.3.0〕ノナ−5−エン、1,8−ジア
ザビシクロ〔5.4.0〕ウンデカ−7−エン又はte
rt−酪酸カリウムである。
【0034】次のけん化は、酢酸又はギ酸の作用の下で
好都合に行なわれる。反応混合物は、例えばトリフルオ
ロメタンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、メタン
スルホン酸、三フッ化ホウ素エーテラート又はトリフル
オロメタンスルホン酸トリメチルシリルエステルのよう
な触媒の存在下に、約60°Cないし反応混合物の還流
温度の温度で、適切にけん化される。好都合には、遊離
体〔式(X)の化合物〕の量に基づいて、4〜120%
モル量の触媒が用いられる。
【0035】直ちに塩が生成しない場合には、得られた
式(II)の化合物は、それ自体公知の方法により所望の
塩に変換することができる。同様に、それ自体公知の方
法により、得られた式(II)の化合物の塩は、式(II)
のそれぞれの化合物に変換することができる。
【0036】式(IX)の化合物の異性化の別法として、
式(X)の化合物は、以下の反応図式:
【0037】
【化25】
【0038】(式中、R及びnは上記と同義である)に
よって製造することができる。式(XI)の化合物は公知
であるか、又はそれ自体公知の方法によって製造される
かの何れかである。
【0039】別法の第一工程(XI→XII )に用いられる
ヒドラジンは、ヒドラジン塩、例えば塩酸塩又は硫酸塩
も使用することができるけれども、特にヒドラジン水和
物である。それぞれの反応は、アルコール性溶媒中、約
0°Cないし反応混合物の還流温度の温度で好都合に行
なわれるが、さらに塩基を加えてもよい。特に適切なア
ルコール性溶媒は、メタノール、エタノール、イソプロ
パノール又はこのようなアルコールの水性混合溶媒、例
えば水の90重量%まで、好適には10ないし25重量
%よりなるメタノールと水の混合溶媒である。塩基が用
いられる場合、塩基は、特に低級トリアルキルアミン、
例えばトリエチルアミン;窒素を含む複素環、例えばピ
リジン;アルカリ金属炭酸塩又は重炭酸塩、例えば炭酸
カリウム又は重炭酸ナトリウム;又はアルカリ金属水酸
化物、例えば水酸化ナトリウムである。炭酸カリウム
は、この目的に特に適していることが分った。約5°C
の反応温度及び4ないし7のpH範囲は、反応に含まれ
るヒドラゾン形成に有利な条件であることが分った。こ
のpH範囲は、ヒドラジン水和物溶液に塩酸又は好適に
は酢酸を最初に加え、反応の間に炭酸カリウム溶液を徐
々に加えることによって達成される。中間に生成したヒ
ドラゾンを式(XII )の環状化合物への次の変換を促進
するために、反応混合物は同じpH値で還流温度に好都
合に加熱される、その際、追加の塩基はゆっくりと加え
ることが必要である。
【0040】式(XII )の化合物と式(XIII)の酸無水
物、例えばフタール酸無水物(二つのRは1,2−フェ
ニレンを形成している)との次の反応は縮合(水の脱
離)である。この反応は、塩基と共に又は塩基無しでの
塩化チオニルの作用、又は塩基の存在下での無水酢酸の
作用により、有機溶媒中、ほぼ室温ないし反応混合物の
還流温度の温度で好都合に行なわれる。特に適切な塩基
は、低級トリアルキルアミン、例えばトリエチルアミ
ン、又は窒素を含む複素環、例えばピリジンである。用
いられる溶媒は、適切には、低級塩素化炭化水素、例え
ば塩化メチレン、低級脂肪族エステル、例えば酢酸エチ
ル、又は芳香族炭化水素、例えばトルエンである。塩化
メチレンが好適に用いられる。
【0041】上記の総ての工程において、後処理及びそ
れぞれの生成物の分離は、それ自体公知の方法で行なわ
れる。
【0042】式(II)の出発物質の製造法(両方の多段
階の方法)は、本発明の別の目的である。
【0043】本発明の水素化法によって、式(I)の化
合物を高い光学純度で製造することが可能である。
(S)−1,2,3,4,6,11−ヘキサヒドロ−
6,11−ジオキソピリダジノ〔1,2−b〕フタラジ
ン−1−カルボン酸(二つのRは、一緒になって、1,
2−フェニレンを表し、nは2を表す式(I)の化合
物、すなわち下記式:
【0044】
【化26】
【0045】で示される化合物)の製造に特に好まし
い。この化合物は「シラザプリル(cilazapril)」の名
前で知れられる抗高血圧剤の合成に有用な中間体であ
る。
【0046】
【実施例】以下の実施例により、本発明を例示する。こ
れらの実施例において、使用した略語は以下の意義を有
している: OAc アセチルオキシ TFA トリフルオロアセチルオキシ COD (Z,Z)−1,5−シクロオクタジエン GC キャピラリーガスクロマトグラフィー;試料をビストリメチル シリルアセトアミドでシリル化し、PVMS−54パ−マフェ ーズ(Permaphase)カラム(Perkin-Elmer製)を用いてクロマ トグラフィーに付した。 e.e. 対掌体の過剰量(enantiomeric excess )。水素化生成物のe .e.は、α−APG(「α−酸糖タンパク質、キラル−A GP」、Chromtek社、スエーデン)による高圧液体クロマトグ ラフィー(HPLC)で定量した。 o.p. 光学純度 S/C 基質/触媒モル比 デヒドロフタロ イル酸 3、4、6、11−テトラヒドロ−6,11−ジオキソピリダ ジノ〔1,2−b〕フタラジン−1−カルボン酸 (S) 酸 (S)−又は(R)−1,2,3,4,6,11−ヘキサヒド (R) 酸 ロ−6,11−ジオキソピリダジノ〔1,2−b〕フタラジ ン−1−カルボン酸 BIPHEMP (6,6’−ジメチルビフェニル−2,2’−ジイル)ビス( ジフェニルホスフィン) MeOBIPHEP (6,6’−ジメトキシビフェニル−2,2’−ジイル)ビス (ジフェニルホスフィン) (3,4,5-MeO)- MeOBIPHEP (6,6’−ジメトキシビフェニル−2,2’−ジイル)ビス 〔ジ(3,4,5−トリメトキシフェニル)ホスフィン〕 チエニルBIPHEMP (6,6’−ジメチルビフェニル−2,2’−ジイル)ビス〔 ジ(2−チエニル)ホスフィン〕 トリMeOBIPHEP (4、4’、5、5’、6、6’−ヘキサメトキシビフェニル −2,2’−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン) ジMeOBIPHEP (5,5’,6,6’−テトラメトキシビフェニル−2,2’ −ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン) BIPHOMP (5,7−ジヒドロジベンズ〔c,e〕オキセピン−1,11 −ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン) p-TolMeOBIPHEP (6,6’−ジメトキシビフェニル−2,2’−ジイル)ビス 〔ジ(p−トリル)ホスフィン〕 p-TolBIPHEMP (6,6’−ジメチルビフェニル−2,2’−ジイル)ビス〔 ジ(p−トリル)ホスフィン〕 p-TolBINAP (1,1’−ビナフチル−2,2’−ジイル)ビス〔ジ(p− トリル)ホスフィン Cy4MeOBIPHEP (6,6’−ジメトキシビフェニル−2,2’−ジイル)ビス (ジシクロヘキシルホスフィン)
【0047】また、温度は、総て摂氏度である。
【0048】実施例1: a) Ru(OAc)2[(S)-p-TolMeOBIPHEP]の16.5mg
(0.0192mmol)を、グローブボックス(酸素含量
<1ppm )中で50ml容量のメスフラスコに20°Cで
メタノール50mlに溶解し、この溶液を2分間撹拌して
透明な橙色の溶液(触媒溶液)を得た。
【0049】b) グローブボックス(酸素含量<1pp
m )中で500ml容量のオートクレーブに、デヒドロフ
タロイル酸8.0g(31.0mmol)、トリエチルアミ
ン3.14g(31.0mmol)、メタノール148ml及
び上記の触媒溶液2mlを充填した。純粋な水素の40バ
ールの一定圧力下で激しく撹拌しながら60°Cで水素
化を行なった。1時間後のGCによる変換率は100%
であった。黄色の水素化溶液を、ロータリエバポレータ
ーを用い、50°/220mbarで25gの重量まで濃縮
した。残留溶液に、撹拌しながら、20〜35°で25
%塩酸溶液4.42ml、次いで水27mlを滴下した。
(S)酸は、約25°で沈澱し始めた。懸濁液を20°
で1時間、0°で1時間撹拌した。濾過し、乾燥した後
に(S)酸7.7g(96%)を、略白色の結晶として
得た;〔α〕436 =−833.0°(c=1、メタノー
ル);光学純度98.9%;100%e.e.
【0050】実施例2〜11:デヒドロフタロイル酸を
(S)酸に変換するために、実施例1に記載した方法に
準じて、式(III )のルテニウム触媒〔Ru(X12
L〕を用いて水素化を行なった。触媒、S/C、水素化
時間及び光学純度(o.p.)又は対掌体の過剰量
(e.e.)をそれぞれ第1表に示した。
【0051】
【表1】
【0052】第1表中のo.p.値は結晶した(S)酸
のものであり、実施例11のe.e.値は粗生成物のも
のである。実施例2〜10において、結晶酸の収率は9
0%ないし95%であった。
【0053】実施例12:Ru(COD)(OAc)2
の25.35mg(0.0775mmol)及び(S)−Cy
4 MeOBIPHEPの47.0mg(0.0775mmo
l)を、グローブボックス(酸素含量<1ppm )中で5
0ml容量のシュレンク管中のジエチルエ−テル6ml及び
テトラヒドロフラン2mlに溶解し、この溶液を40°で
1.5時間撹拌した。透明な赤色触媒溶液を得て、これ
を水素化に使用した。
【0054】水素化及び後処理は、実施例1b)と同様
に行なった。
【0055】(S)酸の7.4g(92%)を略白色の
結晶として得た;99.2%e.e.
【0056】実施例13:〔Ru((S)−MeOBI
PHEP)(p−シメン)Cl〕Clの68.8mg
(0.0775mmol)をグローブボックス(酸素含量<
1ppm )中でメタノール50mlに20°で溶解し、この
溶液を10分間撹拌した。透明な橙赤色触媒溶液を得て
水素化に使用した。
【0057】水素化及び後処理は、実施例1b)と同様
に行なった。
【0058】(S)酸の7.3g(91%)を略白色の
結晶として得た;100%e.e.
【0059】実施例14:〔Ru((S)−BIPHE
MP)(p−シメン)CH3 CN〕〔BF42の7
7.49mg(0.0775mmol)をグローブボックス
(酸素含量<1ppm )中でメタノール50mlに20°で
溶解し、この溶液を10分間撹拌した。透明な橙赤色触
媒溶液を得て水素化に使用した。
【0060】水素化及び後処理は、実施例1b)と同様
に行なった。
【0061】(S)酸の6.8g(85%)を略白色の
結晶として得た;98.8%e.e.
【0062】実施例15:Ru(OAc)2 〔(S)−
p−TolMeOBIPHEP〕の10.63mg(0.
0124mmol)をグローブボックス(酸素含量<1ppm
)中でメタノール50mlに20°で溶解し、この溶液
を10分間撹拌して透明な橙色触媒溶液を得た。
【0063】500ml容のオートクレーブにデヒドロフ
タロイル酸32.0g(123.9mmol)、トリエチル
アミン12.54g(123.9mmol)、上記の触媒溶
液、メタノール13ml及び水7mlを充填した。水素化を
純粋な水素の7バールの一定圧力下に激しく撹拌しなが
ら60°で行なった。20時間後のGCによる変換率は
100%であった。(S)酸を遊離するために、(S)
酸0.5gを含む水素化溶液の一部をメタノールに希釈
し、アンバーリスト(Amberlyst )15(商標名 )カ
ラムを通過させた。酸の全部が溶離するまでカラムをメ
タノールで洗浄した。粗生成物(0.5g)のe.e.
値は99.5%であった。
【0064】実施例16:Ru(OAc)2 〔(S)−
p−TolMeOBIPHEP〕の13.3mg(0.0
155mmol)を、グローブボックス(酸素含量<1ppm
)中で50ml容量のメスフラスコのメタノール50ml
に20°で溶解し、この溶液を10分間撹拌して透明な
橙色触媒溶液を得た。
【0065】次いで、グローブボックス中で500ml容
のオートクレーブに、デヒドロフタロイル酸8.0g
(31.0mmol)、メタノール140ml及び上記の触媒
溶液10mlを充填した。水素化を純粋な水素の7bar の
一定圧力下に激しく撹拌しながら60°で行なった。2
3時間後のGCによる変換率は98%であった。黄色の
僅かに濁った水素化溶液をセライト(Celite、珪藻土)
(商標名)を通して濾過し、ロータリエバポレーターを
用いて50°/220mbarで濃縮して淡黄色の結晶性
(S)酸を60°/0.01mbarで乾燥した。(S)酸
の収量は7.7g(96%)であり、そのe.e.値は
99.1%であった。
【0066】実施例17:グローブボックス(酸素含量
<1ppm )中で500ml容量のオートクレーブに、デヒ
ドロフタロイル酸64.0g(247.8mmol)、トリ
エチルアミン25.08g(247.8mmol)、メタノ
ール87.5ml及びRu(OAc)2 〔(R)−MeO
BIPHEP〕の4.97mg(0.0062mmol)を充
填した。水素化を純粋な水素の40bar の一定圧力下に
100°で行なった。水素化6時間後のGCによる変換
率は100%であった。水素化溶液を、ある程度濃縮
し、25%塩酸34.4ml及び水216mlを滴下するこ
とにより(R)酸が水素化生成物として沈澱した。
(R)酸の61.1g(理論量の94.7%)を白色結
晶として得た;100%e.e.
【0067】実施例18:a) グローブボックス(酸
素含量<1ppm )中で、ジ(η2 −アセタト)−(η4
−シクロオクタ−1,5−ジエン)ルテニウム(II)
〔B. Heiser ら, Tetrahedron: Asymmetry 2, 51(199
1)〕の10.14mg(0.031mmol)及び〔(S)−
6,6’−ジメトキシビフェニル−2,2’−ジイル〕
ビス(ジイソプロピルホスフィン)13.83mg(0.
031mmol)をジエチルエーテル6ml及びテトラヒドロ
フラン2mlに溶解し、この溶液を40°で1.5時間撹
拌した。透明な赤色触媒溶液を得た。
【0068】出発物質として用いた〔(S)−6,6’
−ジメトキシビフェニル−2,2’−ジイル〕ビス(ジ
イソプロピルホスフィン)は、テトラヒドロフラン中で
(S)−(6,6’−ジメトキシビフェニル−2,2’
−ジイル)ビス(ホスホン酸ジフェニルエステル)と4
−イソプロピルマグネシウムブロミドとのグリニャール
反応、次いで生成した(S)−(6,6’−ジメトキシ
ビフェニル−2,2’−ジイル)ビス(ジイソプロピル
ホスフィンオキシド)を、トリブチルアミンの存在下
に、キシレン中トリクロロシランで還元して製造した。
【0069】b) デヒドロフタロイル酸8.0g(3
1.0mmol)、トリエチルアミン3.14g(31.0
mmol)、メタノール150ml及び上記の触媒溶液を充填
した500ml容量のオートクレーブで水素化を行なっ
た。水素化を純粋な水素の40bar の一定圧力下に激し
く撹拌しながら60°で行なった。5時間後のGCによ
る変換率は99.9%であった。黄色の水素化溶液をロ
ータリエバポレーターを用いて50°/220mbarで、
25gの重量まで濃縮して、濃縮溶液に20〜35°で
撹拌しながら25%塩酸4.42ml及び水27mlを順次
滴下した。(S)−酸は約25°で沈澱し始めた。懸濁
液を20°で1時間、0°で1時間撹拌した。濾過して
乾燥後、略白色の結晶として96.5%e.e.の対掌
体純度を有する(S)−酸7.7g(96%)を得た。
e.e.値はα−APGカラムによるHPLCで測定し
た。
【0070】実施例19:3,4,6,11−テトラヒ
ドロ−6,11−ジオキソピリダジノ〔1,2−b〕フ
タラジン−1−カルボン酸メチルエステル中間体の製法
(第一の変法)1,4,6,11−テトラヒドロ−6,
11−ジオキソピリダジノ〔1,2−b〕フタラジン−
1−カルボン酸メチルエステル46.4g(165.3
mmol;純度約97%)及び1,8−ジアザビシクロ
〔5.4.0〕ウンデカ−7−エン1.27ml(8.2
7mmol;5mol %;純度約97%)を、アルゴンを通気
し撹拌しながらジオキサン450mlに順次加えた。内温
を50°に高めた後、得られた淡黄色の溶液を同じ条件
下で16時間撹拌し、次いで室温まで冷却した。平衡反
応制御の証明は、薄層クロマトグラフィー及びGCによ
って行なった;GCによる3,4,6,11−化合物
(生成物)の、1,4,6,11−化合物(出発物質)
に対する比は90.3:9.7であった。
【0071】次いで、内温を5°に下げた。反応混合物
を、撹拌することなく5°に16時間放置した後の1,
4,6,11−化合物から3,4,6,11−化合物へ
の100%変換が行なわれたことを、薄層クロマトグラ
フィー及びGCによって再度調べた。
【0072】固形物を18°に加温して溶融し、得られ
た懸濁液を、撹拌しながらp−トルエンスルホン酸水和
物6.28g(33.0mmol)で直接に処理した。薄い
ベージュ色の懸濁液を、室温まで徐々に加温しながら3
時間撹拌し、次いで無水の酢酸ナトリウム2.72g
(33.2mmol)を加えた。1時間の撹拌後、反応混合
物を、25°の浴温で高真空下に濃縮した。湿った残渣
を塩化メチレン300mlに溶解し、この溶液を10%塩
化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機相を合わせ無水の
硫酸ナトリウムで乾燥し、濾液を、濾去した硫酸ナトリ
ウムの塩化メチレン洗浄液と一緒にして減圧(水流ポン
プによる減圧)下に約40°で恒量になるまで濃縮し
た。かくして、GCにより略100%純粋な3,4,
6,11−テトラヒドロ−6,11−ジオキソピリダジ
ノ〔1,2−b〕フタラジン−1−カルボン酸メチルエ
ステルよりなる黄褐色の結晶性物質45.8gを得た。
粗収率は略100%であった。
【0073】粗生成物(45.8g)を熱塩化メチレン
250mlに溶解し、この混合物を5°で約65時間放置
した。その後、生成した懸濁液を濾過し、濾紙上の残渣
をn−ヘキサン10mlで洗浄し、水流ポンプの減圧下
に、50°で約16時間乾燥した。かくして、GCによ
り所望の生成物100%よりなる、融点160〜161
°の黄色結晶40.3gを得た。収率は90%であっ
た。
【0074】母液を濃縮乾固した後、3,4,6,11
−テトラヒドロ−6,11−ジオキソピリダジノ〔1,
2−b〕フタラジン−1−カルボン酸メチルエステル
(純度略100%)のさらなる6.6gを黄褐色結晶と
して得た。
【0075】実施例20:3,4,6,11−テトラヒ
ドロ−6,11−ジオキソピリダジノ〔1,2−b〕フ
タラジン−1−カルボン酸メチルエステル中間体の製法
(第二の変法) a) ヒドラジン水和物363ml(374g、7.47
mol )を、撹拌しながら、メタノール4.4リットル及
び脱イオン水500mlの混合溶媒に溶解した。この溶液
に、室温で15分を要して、撹拌を続けながら氷酢酸1
20ml(2.10mmol)を滴下した。この溶液を4〜6
°に冷却し、この温度で3時間を要してメタノール90
0mlに溶解した粗製の5−ブロモ−2−オキソペンタン
酸メチルエステル1587g(6.60mol ;GCによ
る純度約87%)の溶液を加えた、その際、この溶液の
4分の3の添加後、反応混合物のpH値が4ないし7で
あるように3M 炭酸カリウム水溶液200mlを少しづつ
加えた。5−ブロモ−2−オキソペンタン酸メチルエス
テル溶液の添加終了後、撹拌しながら30分を要して内
温を62〜63°(還流)に高め、脱イオン水に溶解し
た3M 炭酸カリウム1.1リットルを同時に加えてpH
値を4ないし7に維持した。炭酸カリウム溶液の添加終
了後、反応混合物をさらに2.5時間、還流温度で撹拌
した。
【0076】後処理のために、水流ポンプによる減圧下
で反応混合物を40°で濃縮し、全量で約5リットルの
メタノールを留去した。残渣の褐色懸濁液を水1リット
ルで希釈し、塩様の沈殿物を溶解し、水溶液を酢酸エチ
ルの3リットルづつで5回洗浄した。各々の有機相を水
1リットルで洗い、有機相を合わせ(約5リットル)、
水流ポンプによる減圧下に45°で恒量になるまで濃縮
した。黄色の結晶性物質1093gを得た。この粗製物
を酢酸エチル1リットル及びトルエン2リットルの混合
溶媒に溶解し、得られた溶液を飽和量の半分量の塩化ナ
トリウム水溶液の250mlづつで2回洗浄し、ハイフロ
(Hyflo ;濾過助剤)(商標名)を用いて濾過し、濃縮
した。(水で洗浄することによって、極性の、正確には
未同定の副生成物を除去した、洗浄しなければ最終生成
物の純度に不利な影響がある。)
【0077】次いで、残渣をトルエン及びn−ヘキサン
の1:1混合溶媒500mlで処理し、得られた懸濁液を
50°で短時間撹拌し、室温に冷却した。結晶を吸引濾
過し、フィルターケーキをトルエン250ml及びn−ヘ
キサン250mlの混合溶媒で洗浄し、水流ポンプによる
減圧下、50°で恒量になるまで乾燥した。かくして、
所望の1,4,5,6−テトラヒドロ−3−ピリダジン
カルボン酸メチルエステルの僅かに黄色を帯びた結晶6
10.7gを得た。引き続き、濾液を濃縮し、残渣にト
ルエン及びn−ヘキサンの1:1混合溶媒200mlを加
え、室温で短時間撹拌して濾過した。フィルターケーキ
をトルエン10ml及びn−ヘキサン60mlの混合溶媒で
洗浄し、水流ポンプによる減圧下に、50°で乾燥し
て、中間体の黄色結晶のさらなる45.3gを得た。
【0078】濾液を濃縮乾固し、分子蒸留装置により赤
黒色の油状残渣(373g)を、128°/0.04〜
0.06mbarで蒸留した。部分的に結晶した黄色留出物
(176g)を酢酸エチル750mlに溶解し、この溶液
を飽和量の半分量の塩化ナトリウム水溶液100mlで洗
浄し、濃縮乾固した。残渣にトルエン及びn−ヘキサン
の1:1混合溶媒150mlを加え、短時間撹拌して濾過
した。フィルターケーキをトルエン25ml及びn−ヘキ
サン25mlの混合溶媒で洗浄し、水流ポンプの減圧下
に、50°で乾燥した。1,4,5,6−テトラヒドロ
−3−ピリダジンカルボン酸メチルエステルの黄色結晶
のさらなる42.0gを得た。
【0079】黄色結晶としての1,4,5,6−テトラ
ヒドロ−3−ピリダジンカルボン酸メチルエステルは、
全収量が698g(理論収率の74%)であり、薄層ク
ロマトグラフィー及びGCにより純粋であった。
【0080】b) 1,4,5,6−テトラヒドロ−3
−ピリダジンカルボン酸メチルエステル〔a)に記載し
た方法によって製造された〕の213.2g(1.50
mol )、 フタール酸無水物240g(1.62mol )
及び塩化メチレン2リットルの混合物を、撹拌しながら
40°(還流温度)で17時間加熱した。得られた懸濁
液を冷却し、塩化メチレン100mlに溶解した塩化チオ
ニル140ml(1.29mol )の溶液を17〜21°で
110分を要して加え、次いで2時間反応させた。
【0081】後処理のために、反応混合物を、水流ポン
プの減圧下に、40°で大部分を濃縮し、固体の残渣を
メタノール1リットルで処理し、十分に撹拌のできる黄
色懸濁液を得た。これを濃縮してメタノールの500ml
づつで2回処理し、毎回濃縮した。次いで、得られた黄
色結晶性スラリーをメタノール150mlに懸濁し、懸濁
液を濾過した。最後に、フィルターケーキをメタノール
の300mlづつに懸濁して、毎回吸引乾燥し、そして水
流ポンプの減圧下に50°で約16時間乾燥した。かく
して、3,4,6,11−テトラヒドロ−6,11−ジ
オキソピリダジノ〔1,2−b〕フタラジン−1−カル
ボン酸メチルエステル368.3g(理論収率の90
%)を、融点156〜157°を有する黄色の均質な結
晶性粉末として得た。この生成物は薄層クロマトグラフ
ィーにより純粋であることが判明している。
【0082】実施例21:3,4,6,11−テトラヒ
ドロ−6,11−ジオキソピリダジノ〔1,2−b〕フ
タラジン−1−カルボン酸の製法 3,4,6,11−テトラヒドロ−6,11−ジオキソ
ピリダジノ〔1,2−b〕フタラジン−1−カルボン酸
メチルエステル(実施例19又は20に記載した方法に
準じて製造された)の75g(275mmol)を、アルゴ
ンを通気し撹拌しながら酢酸300mlに溶解した。次い
で、この溶液をダルコKB−B(Darco;粉末状活性
炭;ICI製)(商標名)5gで処理し、内温を約65
°に高め、得られた懸濁液をこの温度で30分間撹拌し
た。温懸濁液を、次にジカライト(Dicalite;濾過助
剤;Dicalite Europe Nord S. A.製)(商標名)の約1
0gにより濾過し、ジカライト助剤を酢酸150mlで洗
浄した。酢酸相を合わせ、水流ポンプの減圧下に、50
〜55°である程度濃縮し、残渣の黄色溶液を酢酸80
mlで希釈した。この溶液にトリフルオロメタンスルホン
酸1ml(11.4mmol)を加えて、102°で20時間
撹拌した。(最初の透明黄色溶液は約30分後に濁りを
生じ、その後、徐々に、数分間のうちに濃厚になる色の
うすい沈澱を生じた。懸濁液は、終始、十分に撹拌が可
能であった。)
【0083】後処理のために、反応混合物を25°に冷
却し、脱イオン水400mlを加えて室温で1.5時間撹
拌した。懸濁液を濾過し、フィルターケーキを乾燥する
までよく吸引した。最後に、フィルターケーキを脱イオ
ン水の180mlづつで3回、メタノールの250mlづつ
で2回よく洗浄し、毎回吸引乾燥し、そして、水流ポン
プの減圧下、乾燥炉中55°で約16時間乾燥した。か
くして、3,4,6,11−テトラヒドロ−6,11−
ジオキソピリダジノ〔1,2−b〕フタラジン−1−カ
ルボン酸62.6g(理論収率の88%)を得た。GC
による純度は98面積%を有していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07F 9/50 7537−4H // C07B 53/00 B 7419−4H 61/00 300 (72)発明者 イーヴォ・クラメリ スイス国、ツェーハー−4104 オーベルヴ ィル、 ホーエシュトラーセ 103 (72)発明者 マルカルト・イムフェルト スイス国、ツェーハー−4102 ビニンゲ ン、 ベンケンシュトラーセ 76 (72)発明者 フランソワ・モンタヴォン スイス国、ツェーハー−2800 ドレモン、 リュ・デ・ロマン(番地なし) (72)発明者 エーリッヒ・ヴィドマー スイス国、ツェーハー−4142 ミュンヘン シュタイン、ミッテルヴェーク 47

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (S)−又は(R)−型の一般式
    (I): 【化1】 (式中、Rは、それぞれ独立して、アルキル、アリール
    メチル、アリール、アルコキシ、アリールメトキシ若し
    くはアリールオキシを表すか;又は二つのRは、一緒に
    なって、メチレン、エチレン若しくは1,2−フェニレ
    ンを表し;nは1、2又は3を表す)で示される化合物
    の製造法であって、光学的に活性なルテニウム−ジホス
    フィン錯体の存在下に、一般式(II): 【化2】 (式中、二つのR及びnは上記と同義である)で示され
    る、3−カルボキシ−3−ピラゾリン、3−カルボキシ
    −1,2,5,6−テトラヒドロピリダジン又は3−カ
    ルボキシ−1,2−ジアザ−3−シクロヘプテン誘導体
    又はそれらの塩を不斉水素化することを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 光学的に活性なルテニウム錯体が、一般
    式(III )又は(IV): 【化3】 (式中、X1 はハロゲン化物イオン、陰イオンA−CO
    - 又は陰イオンA−SO2- を表し;X2 はハロゲ
    ン化物イオンを表し;X3 はベンゼン、ヘキサメチルベ
    ンゼン又はp−シメンを表し;X4 はハロゲン化物イオ
    ン、BF4 - 、ClO4 - 又はB(フェニル)4 -を表
    し;mは1又は2の数を表し;Aは低級アルキル、ハロ
    ゲン化低級アルキル又はアリールを表し;そしてLは光
    学的に活性なアトロプ異性体のジホスフィン配位子を表
    す)で示される錯体である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 光学的に活性なアトロプ異性体のジホス
    フィン配位子Lが、一般式(V)又は一般式(VI): 【化4】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立して、低級アル
    キル、低級アルコキシ、ジ(低級アルキル)アミノ、ヒ
    ドロキシ、保護されたヒドロキシ、ヒドロキシメチル若
    しくは保護されたヒドロキシメチルを表すか;又はR1
    とR2 は、一緒になって、下記式: 【化5】 で示される二価の基を表し;R3 及びR4 は、それぞれ
    独立して、低級アルキル、C3 −C7 シクロアルキル、
    置換していてもよいフェニル、5員環複素芳香族基又は
    下記式: 【化6】 で示される基を表し;R5 は低級アルキル又は低級アル
    コキシを表し;R6 は低級アルキル、置換していてもよ
    いフェニル又は置換していてもよいベンジルを表し;R
    7 は低級アルキルを表すか;又は二つのR7 は、一緒に
    なって、ジ−若しくはトリメチレンを表し;R8 はハロ
    ゲン、ヒドロキシ、メチル、エチル、アミノ、アセトア
    ミド、ニトロ又はスルホを表し;pはゼロ又は1、2若
    しくは3の数を表し;そしてqは3、4又は5の数を表
    す)を有する請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 3,4,6,11−テトラヒドロ−6,
    11−ジオキソピリダジノ〔1,2−b〕フタラジン−
    1−カルボン酸を、(S)−1,2,3,4,6,11
    −ヘキサヒドロ−6,11−ジオキソピリダジノ〔1,
    2−b〕フタラジン−1−カルボン酸へ水素化する請求
    項1ないし3の何れか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 一般式(II): 【化7】 (式中、Rは、それぞれ独立して、アルキル、アリール
    メチル、アリール、アルコキシ、アリールメトキシ若し
    くはアリールオキシを表すか;又は二つのRは、一緒に
    なって、メチレン、エチレン若しくは1,2−フェニレ
    ンを表し;そしてnは1、2又は3を表す)で示される
    化合物及びそれらの塩。
  6. 【請求項6】 一般式(II) 【化8】 (式中、Rは、それぞれ独立して、アルキル、アリール
    メチル、アリール、アルコキシ、アリールメトキシ若し
    くはアリールオキシを表すか;又は二つのRは、一緒に
    なって、メチレン、エチレン若しくは1,2−フェニレ
    ンを表し;そしてnは1、2又は3を表す)で示される
    化合物又はそれらの塩の製造方法であって、一般式(I
    X): 【化9】 (式中、R及びnは上記と同義である)で示される化合
    物を、一般式(X): 【化10】 (式中、R及びnは上記と同義である)で示される相当
    する化合物に異性化し、そしてこの化合物を一般式(I
    I)で示される化合物にけん化し、所望により、式(I
    I)の化合物を、その塩に変換することを特徴とする方
    法。
  7. 【請求項7】 一般式(II): 【化11】 (式中、Rは、それぞれ独立して、アルキル、アリール
    メチル、アリール、アルコキシ、アリールメトキシ若し
    くはアリールオキシを表すか;又は二つのRは、一緒に
    なって、メチレン、エチレン若しくは1,2−フェニレ
    ンを表し;そしてnは1、2又は3を表す)で示される
    化合物又はそれらの塩の製造方法であって、一般式(X
    I): 【化12】 (式中、nは1、2又は3を表す)で示される2−オキ
    ソブロモアルカン酸メチルエステルをヒドラジンと反応
    させ、得られた一般式(XII ): 【化13】 (式中、nは上記と同義である)の化合物を、一般式
    (XIII): 【化14】 (式中、Rは上記と同義である)で示される酸無水物に
    より、一般式(X): 【化15】 (式中、R及びnは上記と同義である)で示される化合
    物に変換し、この化合物を一般式(II)で示される化合
    物にけん化し、所望により、式(II)の化合物を、その
    塩に変換することを特徴とする方法。
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