JP3107834B2 - 1−アリール−4−オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体の製造方法 - Google Patents

1−アリール−4−オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体の製造方法

Info

Publication number
JP3107834B2
JP3107834B2 JP09542059A JP54205997A JP3107834B2 JP 3107834 B2 JP3107834 B2 JP 3107834B2 JP 09542059 A JP09542059 A JP 09542059A JP 54205997 A JP54205997 A JP 54205997A JP 3107834 B2 JP3107834 B2 JP 3107834B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
quinoline
compound
oxopyrrolo
structural formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09542059A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11503765A (ja
Inventor
クウォン チョイ,ジューン
スー キム,スン
キュン ユム,エウル
ユン チョ,スン
キュ カン,セウン
Original Assignee
コリア リサーチ インスティテュート オブ ケミカル テクノロジー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コリア リサーチ インスティテュート オブ ケミカル テクノロジー filed Critical コリア リサーチ インスティテュート オブ ケミカル テクノロジー
Publication of JPH11503765A publication Critical patent/JPH11503765A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3107834B2 publication Critical patent/JP3107834B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/04Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for ulcers, gastritis or reflux esophagitis, e.g. antacids, inhibitors of acid secretion, mucosal protectants

Landscapes

  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は1−アリール−4−オキソピロロ[3,2−
c]キノリン誘導体の製造方法に関するものとして、更
に詳しくは次の構造式(II)で表示される4−オキソフ
ロ[3,2−c]キノリン化合物を出発物質として用いて
次の構造式(III)で表示されるアニリン化合物と一段
階で反応させてなった次の構造式(I)で表示される1
−アリール−4−オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘
導体の製造方法に関するものである。
上記式で、R1とR2は互いに同一または異なるものとし
て、それぞれ水素、C1〜C4の低級アルキル基、C1〜C4
低級アルコキシ基、C1〜C4の低級アルキルチオ基、C1
C4の低級ハロゲンアルコキシ基、トリフルオルメチル
基、C1〜C4のヒドロキシアルコキシ基、ハロゲンまたは
ヒドロキシ基であり、 R3とR4は互いに同一または異なるものとして、それぞ
れ水素、C1〜C4の低級アルキル基、C1〜C4の低級アルコ
キシ基、C1〜C4の低級アルキルチオ基、C1〜C4の低級ハ
ロアルキル基、トリフルオルメチル基、ヒドロキシ基、
アミノ基、またはハロゲンである。
本発明の製造方法により得られる1−アリール−4−
オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体は次の構造式
(IV)の化合物を生産する中間体として用いられるし、
構造式(IV)の化合物は哺乳動物の胃酸分泌の抑制能力
を保有しているので、現在可逆的胃酸分泌の抑制剤とし
て開発されている。[ヨーロッパ特許出願第90−31339
8.1号;ヨーロッパ特許出願第88−306583.1号;J.Med.Ch
em.、1990、33、527;J.Med.Chem.、1992、35、1845]。
本発明は胃酸分泌抑制剤として有用な上記構造式(I
V)の化合物を製造することができる中間体である上記
構造式(I)の化合物の製造方法を提供する。
また、本発明は4−オキソフロ[3,2−c]キノリン
化合物を出発物質で用いてアニリン化合物と一段階で反
応させ製造した1−アニル−4−オキソピロロ[3,2−
c]キノリン誘導体を用いて構造式(IV)で表示される
化合物を製造する方法を提供する。
従来技術 ヨーロッパ特許出願第88−306583.1号及び論文[J.Me
d.Chem.、1992、35、1845]には上記構造式(I)で表
示される1−アリール−4−オキソピロロ[3,2−c]
キノリン誘導体の一般的な製造方法を開示しているとこ
ろ、これを簡略に要約すると次の通りである。
上記の反応は出発物質であるアニリンより上記構造式
(V)の化合物を経て上記構造式(I)で表示される1
−アリール−4−オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘
導体を合成する方法として、構造式(I)の化合物の合
成時の収率が低く、副産物として上記構造式(VI)の化
合物が多量生成されるという短所を有しているし、かつ
構造的にキノリンの6番位置の置換基(R1)と1番位置
のアリール基が置換基(R1)が同一な誘導体のみ合成す
ることができ、その他の異なる置換基を有する誘導体は
合成することができないという根本的な問題点を有して
いる。
一方、R1、R2、R3、及びR4置換基を有する上記構造式
(I)の化合物を合成するための製造方法は論文[J.Me
d.Chem.、1992、35、1845]で提示されており、これを
簡単に要約すると次の通りである。
上記製造方法は構造式(II)で表示される4−オキソ
フロ[3,2−c]キノリン化合物をPOCl3を用いて塩素化
させた後、ヒドロキシ化反応を進行させ構造式(VII)
の化合物を得た後、該化合物を色々のアニリンと反応さ
せR1、R2、R3、及びR4置換基を有する上記構造式(I)
で表示される1−アリール−4−オキソピロロ[3,2−
c]キノリン化合物を得る。該製造方法では反応試薬と
して極めて有毒なPOCl3を多量使用しなければならない
し、各反応段階の収率が50−70%と比較的低く、かつ上
記構造式(II)の化合物から三段階の長い反応段階を経
るため構造式(I)の化合物が約20%の低い収率で生成
される問題点を有している。
本発明の発明者等は上記従来の製造方法上の問題点を
解決するために、よりたやすく安全な工程により多様な
形態の置換基が導入された生物学的な活性が大きい上記
構造式(IV)の化合物を製造する方法を研究した結果、
出発物質として上記構造式(II)で表示される4−オキ
ソフロ[3,2−c]キノリンを用い、反応物質として多
様なアニリンを用いて一段階で反応させることで、上記
構造式(I)の1−アリール−4−オキソピロロ[3,2
−c]キノリン誘導体を高収率でたやすく安全に製造
し、このような合成方法で製造された1−アリール−4
−オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体を用いて構
造式(IV)で表示されるキノリン化合物を高収率で合成
する方法を完成した。
発明の概略 本発明の目的は上記構造式(II)で表示される4−オ
キソフロ[3,2−c]キノリン化合物を出発物質として
用いて上記構造式(III)のアニリン化合物と一段階で
反応させることからなる構造式(I)の1−アリール−
4−オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体の製造方
法を提供するものである。
また、本発明の目的は上記方法で製造された1−アリ
ール−4−オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体を
用いて構造式(IV)で表示されるキノリン化合物を高収
率で合成する製造方法を提供するものである。
発明の詳細な説明 以下、本発明を詳細に説明すると次の通りである。
本発明は生物学的活性が大きい構造式(IV)化合物の
中間体として有用な構造式(I)で表示される1−アリ
ール−4−オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体の
製造方法に関するものとして、出発物質として構造式
(II)の4−オキソフロ[3,2−c]キノリン化合物を
用い、構造式(III)のアニリン化合物と一段階で反応
させ1−アリール−4−オキソピロロ[3,2−c]キノ
リン誘導体を製造するのを特徴とする。本発明の製造方
法によると、置換基R1、R2、R3、及びR4が多様に導入さ
れる構造式(I)の1−アリール−4−オキソピロロ
[3,2−c]キノリン化合物を高収率(70%以上)で得
ることができる。
本発明の製造方法を簡略に示すと次の通りである。
上記式で、R1、R2、R3、及びR4はそれぞれ上記に定義
した通りである。
本発明の製造方法で出発物質として用いられた上記構
造式(II)の置換された4−オキソフロ[3,2−c]キ
ノリン化合物は置換されたアニリンからよく知られてい
る公知の方法により合成することができる。[1.J.Che
m.、Soc.、1955、4284;2.J.Med.Chem.、1992、35、184
5]。
本発明の製造方法で用いられた溶媒はジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、ジフェニルエーテル、
キシレンなどの一般溶媒が挙げられるし、またブチルア
ルコール、フェノール、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレン
グリコールまたはエチレングリコールモノメチルエーテ
ルなどのアルコール性溶媒が用いられうる。好ましい溶
媒は沸騰点が150−280℃であるアルコール性溶媒、即ち
フェノール、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ルまたはポリエチレングリコールである。
本発明の製造方法は窒素雰囲気下で遂行するのが好ま
しい。
なお、本発明の製造方法は大気圧下で反応させた場
合、副産物として酸化された形態の化合物が生成される
ことがあるので、加圧下で反応させるのが好ましい。加
圧下で反応させると副産物も少なく発生するばかりでな
く反応も促進される。
反応触媒としてp−トルエンスルホン酸及びp−トル
エンスルホン酸ピリジン塩(PPTS)などが用いられう
る。
本発明の製造方法では、反応温度は70−300℃、より
好ましくは150−280℃であり、反応時間は7−20時間が
好ましい。
本発明の製造方法では、上記構造式(III)のアニリ
ンは上記構造式(II)の4−オキソピロロ[3,2−c]
キノリン化合物に対して1−3当量使用するのが効果的
である。
このように本発明の製造方法に従い合成できる上記構
造式(I)の1−アリール−4−オキソピロロ[3,2−
c]キノリン誘導体の代表的な例を挙げると次の表1の
通りである。
上記した合成方法により製造された上記構造式(I)
で表示される1−アリール−4−オキソピロロ[3,2−
c]キノリン誘導体は、次の通りの公知の合成経路に従
い(J.Med.Chem.、1992、35、1845)、現在可逆的胃酸
分泌抑制剤として開発中である構造(IV)の化合物を合
成するときに有用に用いられる。
そのひとつの合成経路を下記の反応式に基いて説明す
れば、反応溶媒内で構造式(II)で表示される4−オキ
ソフロ[3,2−c]キノリン化合物と構造式(III)で表
示されるアニリン化合物を一段階で反応させ構造式
(I)の化合物を得て、POCl3を加えて構造式(VIII)
の化合物を得た後、ここにアルキルアミン(R5NH2、す
なわち、R5はアルキル基を表す)を加えて構造式(IV)
の化合物を製造する合成経路である。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明すると次
の通りであるが、本発明がこれら実施例によって限定さ
れるのではない。また、次の実施例では幾つかの特徴的
な化合物の製造方法について記載しているが、その他の
化合物などは該分野に属する通常の技術者によりたやす
く製造することができる。
<実施例1> 1−(2−メチルフェニル)−4−オキソ−6−メチル
−2、3、4、5−テトラヒドロピロロ[3,2−c]キ
ノリンの製造 圧力チューブで4−オキソ−6−メチル2、3−ジヒ
ドロフロ[3,2−c]キノリン(201mg、1.0mmol)をジ
エチレングリコール(10ml)に溶かした後、窒素雰囲気
下で2−メチルアニリン(267μl、2.5mmol)を添加し
た。この反応混合物を250℃で15時間還流させた。反応
混合物を塩水(20ml)で希釈した後、水層を塩化メチレ
ン(15ml×3)で抽出した。有機層を水(15ml×3)で
水洗した後、無水硫黄マグネシウムで乾燥させ濾過後減
圧下で濃縮し、濃縮液を得た。展開溶液としてエチルア
セテートを使用して、濃縮液をシリカゲルクロマトグラ
フィ法で精製して個体状態の目的化合物(237mg、収率:
82%)を得た。
mp:171−173℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ2.31(s、3H)、2.44
(s、3H)、3.05−3.38(m、2H)、3.76(q、1H)、
4.05−4.23(m、1H)、6.55−6.75(m、2H)、7.05−
7.39(m、5H)、8.74(brs、1H) m/e:290(M+) <実施例2> 1−(2−メトキシフェニル)−4−オキソ−6−メチ
ル−2、3、4、5−テトラヒドロピロロ[3,2−c]
キノリンの製造 4−オキソ−6−メチル−2、3−ジヒドロフロ[3,
2−c]キノリン(201mg、1.0mmol)をジエチレングリ
コール(10ml)に溶かした後、窒素下で2−メトキシア
ニリン(282μl、2.5mmol)を添加した。該反応混合物
を250℃で15時間還流させた。反応混合物を塩水(20m
l)で希釈させた後、水層を塩化メチル(15ml×3)で
抽出した。有機層を水(15ml×3)で水洗した後、無水
硫黄マグネシウムで乾燥させ濾過後減圧下で濃縮し、濃
縮液を得た。展開溶液としてエチルアセテートを用い
て、濃縮液をシリカゲルクロマトグラフィ法で精製して
個体状態の目的化合物(242mg、収率:79%)を得た。
mp:193−195℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ2.39(s、3H)、3.15−3.
29(m、2H)、3.74(s、3H)、3.68−3.85(m、1
H)、4.05−4.27(m、1H)、6.05−7.40(m、7H)、
8.41(brs、1H) m/e:306(M+) <実施例3> 1−(2−メチル−4−メトキシフェニル)−4−オキ
ソ−6−メチル−2、3、4、5−テトラヒドロピロロ
[3,2−c]キノリンの製造 圧力チューブで4−オキソ−6−メチル−2、3−ジ
ヒドロフロ[3,2−c]キノリン(201mg、1.0mmol)を
ジエチレングリコール(10ml)に溶かした後、窒素下で
2−メチル−4−メトキシアニリン(322μl、2.5mmo
l)を添加した。この反応混合物を250℃で15時間還流さ
せた。反応混合物を塩水(20ml)で希釈した後水層を塩
化メチレン(15ml×3)で抽出した。有機層を水(15ml
×3)で水洗した後、無水硫黄マグネシウムで乾燥させ
濾過後減圧下で濃縮し、濃縮液を得た。展開溶液として
エチルアセテートを使用して、濃縮液をシリカゲルクロ
マトグラフィ法で精製して個体状態の目的化合物(272m
g、収率:85%)を得た。
mp:210−213℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ2.38(s、3H)、2.41
(s、3H)、3.07−3.37(m、2H)、3.68−3.92(m、
1H)、3.83(s、3H)、4.01−4.18(m、1H)、6.57−
6.89(m、4H)、7.03−7.29(m、32H)、8.41(brs、
1H) m/e:320(M+) <実施例4> 1−(2−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−4−オ
キソ−6−メチル−2、3、4、5−テトラヒドロピロ
ロ[3,2−c]キノリンの製造 圧力チューブで4−オキソ−6−メチル−2、3−ジ
ヒドロフロ[3,2−c]キノリン(201mg、1.0mmol)を
ジエチレングリコール(10ml)に溶かした後、窒素下で
4−アミノ−m−クレゾール(308mg、2.5mmol)を添加
した。この反応混合物を250℃で15時間還流させた。反
応混合物を塩水(20ml)で希釈した後水層を塩化メチレ
ン(15ml×3)で抽出した。有機層を水(15ml×3)で
水洗した後、無水硫黄マグネシウムで乾燥させ濾過後減
圧下で濃縮し、濃縮液を得た。展開溶液としてエチルア
セテートを使用して、濃縮液をシリカゲルクロマトグラ
フィ法で精製して個体状態の目的化合物(210mg、収率:
81%)を得た。
mp:244−246℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ2.18(s、3H)、2.39
(s、3H)、3.05−3.39(m、2H)、3.74−3.94(m、
1H)、3.98−4.17(m、1H)、6.63−7.27(m、6H)、
8.55(brs、1H)、9.49(brs、1H) m/e:306(M+) <実施例5> 1−(フェニル)−4−オキソ−6−メトキシ−2、
3、4、5−テトラヒドロピロロ[3,2−c]キノリン
の製造 4−オキソ−6−メトキシ−2、3−ジヒドロフロ
[3,2−c]キノリン(217mg、1.0mmol)をフェノール
(7ml)に溶かした後、窒素下でアニリン(228μl、2.
5mmol)を添加した。該反応混合物を190℃で15時間還流
させた。反応混合物を塩水(20ml)に希釈させた後、水
層を塩化メチル(15ml×3)で抽出した。有機層を水
(15ml×3)で水洗した後、無水硫黄マグネシウムで乾
燥させ濾過後、減圧下で濃縮し、濃縮液を得た。展開溶
液としてエチルアセテートを用いて、濃縮液をシリカゲ
ルクロマトグラフィ法で精製して個体状態の目的化合物
(240mg、収率:83%)を得た。
mp:75−77℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ3.12(t、J=9.2Hz、2
H)、3.89(s、3H)、4.03(t、J=9.5Hz、2H)、6.
50(d、J=7.8Hz、1H)、6.71−7.33(m、7H)、8.9
1(brs、1H) m/e:292(M+) <実施例6> 1−(2−メチルフェニル)−4−オキソ−6−メトキ
シ−2、3、4、5−テトラヒドロピロロ[3,2−c]
キノリンの製造 圧力チューブで4−オキソ−6−メトキシ−2、3−
ジヒドロフロ[3,2−c]キノリン(217mg、1.0mmol)
をジエチレングリコール(10ml)に溶かした後、窒素下
で2−メチルアニリン(267μl、2.5mmol)を添加し
た。該反応混合物を250℃で15時間還流させた。反応混
合物を塩水(20ml)に希釈させた後、水層を塩化メチレ
ン(15ml×3)で抽出した。有機層を水(15ml×3)で
水洗した後、無水硫黄マグネシウムで乾燥させ濾過後、
減圧下で濃縮し、濃縮液を得た。展開溶液としてエチル
アセテートを用いて、濃縮液をシリカゲルクロマトグラ
フィ法で精製して個体状態の目的化合物(235mg、収率:
77%)を得た。
mp:166−168℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ2.34(s、3H)、3.11−3.
41(m、2H)、3.72−3.91(m、1H)、3.97(s、3
H)、4.06−4.28(m、1H)、6.28(d、J=7.9Hz、1
H)、6.73(t、J=8.2Hz、1H)、6.82(d、J=7.9H
z、1H)、7.05−7.42(m、4H)、8.91(brs、1H) m/e:306(M+) <実施例7> 1−(2−メトキシフェニル)−4−オキソ−6−メト
キシ−2、3、4、5−テトラヒドロピロロ[3,2−
c]キノリンの製造 圧力チューブで4−オキソ−6−メトキシ−2、3−
ジヒドロフロ[3,2−c]キノリン(217mg、1.0mmol)
をジエチレングリコール(10ml)に溶かした後、窒素下
で2−メトキシアニリン(282μl、2.5mmol)を添加し
た。該反応混合物を250℃で15時間還流させた。反応混
合物を塩水(20ml)で希釈させた後、水層を塩化メチレ
ン(15ml×3)で抽出した。有機層を水(15ml×3)で
水滌した後、無水硫黄マグネシウムで乾燥させ濾過後減
圧下で濃縮し、濃縮液を得た。展開溶液としてエチルア
セテートを用いて、濃縮液をシリカゲルクロマトグラフ
ィ法で精製して個体状態の目的化合物(260mg、収率:81
%)を得た。
mp:185−188℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ3.18(t、J=9.2Hz、2
H)、3.70−4.21(m、2H)、3.73(s、3H)、6.44
(d、J=8.2Hz、1H)、6.67−7.34(m、6H)、8.87
(brs、1H) m/e:322(M+) <実施例8> 1−(2−メチル−4−メトキシフェニル)−4−オキ
ソ−6−メトキシ−2、3、4、5−テトラヒドロピロ
ロ[3,2−c]キノリンの製造 4−オキソ−6−メトキシ−2、3−ジヒドロフロ
[3,2−c]キノリン(217mg、1.0mmol)をエチレング
リコール(10ml)に溶かした後、窒素下で4−メトキシ
−2−メチルアニリン(322μl、2.5mmol)を添加し
た。該反応混合物を210℃で15時間還流させた。反応混
合物を塩水(20ml)で希釈させた後、水層を塩化メチレ
ン(15ml×3)で抽出した。有機層を水(15ml×3)で
水洗した後、無水硫黄マグネシウムで乾燥させ濾過後、
減圧下で濃縮し、濃縮液を得た。エチルアセテートを展
開溶液を用いて濃縮液をシリカゲルクロマトグラフィ法
で精製して個体状態の目的化合物(270mg、収率:81%)
を得た。
mp:188−191℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ2.23(s、3H)、3.05−3.
35(m、2H)、3.80(s、3H)、3.88(s、3H)、3.80
−4.11(m、2H)、6.27(dd、J=8.1Hz、J2=1.1Hz、
1H)、6.65−6.85(m、4H)、7.04(d、J=8.6Hz、1
H)、8.83(brs、1H) m/e:336(M+) <実施例9> 1−(2−メチル−4−フルオルフェニル)−4−オキ
ソ−6−メトキシ−2、3、4、5−テトラヒドロピロ
ロ[3,2−c]キノリンの製造 圧力チューブに4−オキソ−6−メトキシ−2、3−
ジヒドロフロ[3,2−c]キノリン(217mg、1.0mmol)
をジエチレングリコール(10ml)に溶かした後、窒素下
で4−フルオル−2−メチルアニリン(278μl、2.5mm
ol)を添加した。該反応混合物を250℃で15時間還流さ
せた。反応混合物を塩水(20ml)に希釈させた後、水層
を塩化メチレン(15ml×3)で抽出した。有機層を水
(15ml×3)で水洗した後、無水硫黄マグネシウムで乾
燥させ濾過後減圧下で濃縮させた。エチルアセテートを
展開溶液を用いて濃縮液をシリカゲルクロマトグラフィ
法で精製して個体状態の目的化合物(256mg、収率:79
%)を得た。
mp:195−198℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ2.28(s、3H)、3.01−3.
35(m、2H)、3.51−3.82(m、1H)、3.89(s、3
H)、3.88−4.15(m、1H)、6.21(d、J=8.1Hz、1
H)、6.65−7.14(m、5H)、8.89(brs、1H) m/e:324(M+) <実施例10> 1−(3−メチルフェニル)−4−オキソ−6−メトキ
シ−2、3、4、5−テトラヒドロピロロ[3,2−c]
キノリンの製造 圧力チューブに4−オキソ−6−メトキシ−2、3−
ジヒドロフロ[3,2−c]キノリン(217mg、1.0mmol)
をフェノール(7ml)に溶かした後、窒素下で3−メチ
ルアニリン(268μl、2.5mmol)を添加した。該反応混
合物を190℃で15時間還流させた。反応混合物を塩水(2
0ml)に希釈させた後、水層を塩化メチレン(15ml×
3)で抽出した。有機層を水(15ml×3)で水洗した
後、無水硫黄マグネシウムで乾燥させ濾過後減圧下で濃
縮し、濃縮液を得た。展開溶液としてエチルアセテート
を用いて、濃縮液をシリカゲルクロマトグラフィ法で精
製して個体状態の目的化合物(230mg、収率:76%)を得
た。
mp:155−157℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ2.32(s、3H)、3.16
(t、J=9.2Hz、2H)、3.92(s、3H)、4.06(t、
J=9.5Hz、2H)、6.56−7.18(m、6H)、7.24(t、
J=6.4Hz、1H)、8.91(brs、1H) m/e:306(M+) <実施例11> 1−(2−メチルフェニル−4−オキソ−6−トリフル
オルメトキシ−2、3、4、5−テトラヒドロピロロ
[3,2−c]キノリンの製造 4−オキソ−6−トリフルオルメトキシ−2、3−ジ
ヒドロフロ[3,2−c]キノリン(272mg、1.0mmol)を
ジエチレングリコール(10ml)に溶かした後、窒素下で
2−メチルアニリン(267μl、2.5mmol)を添加した。
該反応混合物を250℃で15時間還流させた。反応混合物
を塩水(20ml)に希釈させた後、水層を塩化メチレン
(15ml×3)で抽出した。有機層を水(15ml×3)で洗
滌した後、無水硫黄マグネシウムで乾燥させ濾過後減圧
下で濃縮し、濃縮液を得た。展開溶液としてエチルアセ
テートを用いて、濃縮液をシリカゲルクロマトグラフィ
法で精製して個体状態の目的化合物(298mg、収率:83
%)を得た。
mp:153−156℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ2.31(s、3H)、3.10−3.
37(m、2H)、3.79(q、J=10.2Hz、1H)、4.07−4.
21(m、1H)、6.58(d、J=8.1Hz、1H)、6.73
(t、J=8.3Hz、1H)、7.09−7.36(m、5H)、8.71
(brs、1H) m/e:361(M+) <実施例12> 1−(2−メトキシフェニル)−4−オキソ−6−トリ
フルオルメトキシ−2、3、4、5−テトラヒドロピロ
ロ[3,2−c]キノリンの製造 圧力チューブで4−オキソ−6−トリフルオルメトキ
シ−2、3−ジヒドロフロ[3,2−c]キノリン(272m
g、1.0mmol)をエチレングリコール(10ml)に溶かした
後、窒素下で2−メトキシアニリン(282μl、2.5mmo
l)を添加した。該反応混合物を210℃で15時間還流させ
た。反応混合物を塩水(20ml)に希釈させた後、水層を
塩化メチレン(15ml×3)で抽出した。有機層を水(15
ml×3)で洗滌した後、無水硫黄マグネシウムで乾燥さ
せ濾過後減圧下で濃縮し、濃縮液を得た。展開溶液とし
てエチルアセテートを用いて、濃縮液をシリカゲルクロ
マトグラフィ法で精製して個体状態の目的化合物(286m
g、収率:76%)を得た。
mp:171−173℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ3.18−3.31(m、2H)、3.
76(s、3H)、3.75−3.95(m、1H)、4.05−4.27
(m、1H)、6.75−7.48(m、7H)、8.83(brs、1H) m/e:377(M+) <実施例13> 1)1−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)−4−
クロロ−6−メチル−2、3−ジヒドロピロロ[3,2−
c]キノリン(VIII)の製造 1−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)−4−オ
キソ−6−メチル−2、3、4、5−テトラヒドロピロ
ロ[3,2−c]キノリン(1.0g、3.1mmol)を塩化ホスホ
リル(POCl3、10ml)に溶かした後、2時間の間還流さ
せた。反応混合物を冷ました後、氷水を加えて常温で30
分の間攪拌させる。反応混合物をメチレンコロライド
(20ml×3)で抽出した後有機層を水で洗い(15ml×
3)、無水硫黄マグネシウムで乾燥させ、濾過後減圧下
で濃縮させた。濃縮液をシリカゲルクロマトグラフィ法
で精製してオイル状態の目的化合物(786mg、収率:75
%)を得た。
1H NMR(CDCl3、ppm):δ2.24(s、3H)、2.65
(s、3H)、3.05−3.35(m、2H)、3.85(s、3H)、
3.80−4.11(m、2H)、6.27(dd、J1=8.1Hz、J2=11H
z、1H)、6.65−6.89(m、4H)、7.05(d、J=8.4H
z、1H). m/e:388(M+) 2)1−(4−メトキシ−2−メチルアミノ)−6−メ
チル−2、3−ジヒドロピロロ[3,2−c]キノリン
(X)の製造 1−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)−4−ク
ロロ−6−メチル−2、3、−ジヒドロピロロ[3,2−
c]キノリン(496mg、1.2mmol)をエタノール(10ml)
で溶かした後、メチルアミン(40%水溶液相、5ml)を
加えた。圧力チューブ内で反応混合物を170℃で20時間
還流させた後、制圧で溶媒を蒸留させた。反応物を塩化
メチレン(20ml)で希釈させた後、水(15ml×3)で洗
い無水硫黄マグネシウムで乾燥させ、濾過後減圧下で濃
縮させた。濃縮液をシリカゲルクロマトグラフィ法で精
製して目的化合物(324mg、収率:81%)を得た。
1H NMR(CDCl3、ppm):δ2.27(s、3H)、2.64
(s、3H)、2.91−3.20(m、2H)、3.11(d、3H)、
3.65−3.82(m、1H)、3.81(s、3H)、4.03−4.21
(m、2H)、6.68−6.81(m、3H)、6.83−6.90(m、
2H)、7.20−7.31(m、1H). m/e:333(M+) <実施例14> 1)1−(2−メチルフェニル)−4−オキソ−6−メ
チル−4、5−ジヒドロピロロ[3,2−c]キノリン(I
X)の製造 1−(2−メチルフェニル)−4−オキソ−6−メチ
ル−2、3、4、5−テトラヒドロピロロ[3,2−c]
キノリン(290mg、1.0mmol)をジフェニルエーテル(20
ml)で溶かした後、5%−パラジウム/カーボン(40m
l)を加え、4時間還流させた。反応混合物を常温で冷
却させた後、直ちにシリカゲルクロマトグラフィ法で精
製して個体状態の目的化合物(245mg、収率:85%)を得
た。
mp:224−227℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ1.93(s、3H)、2.81
(s、3H)、6.93−7.02(m、2H)、7.15−7.63(m、
7H)、8.56(brs、1H) m/e:288(M+) 2)1−(2−メチルフェニル)−4−クロロ−6−メ
チルピロロ[3,2−c]キノリン(X)の製造 1−(2−メチルフェニル)−4−オキソ−6−メチ
ル−4、5−ジヒドロピロロ[3,2−c]キノリン(1.1
6g、4.0mmol)を塩化ホスホリル(POCl3、10ml)に溶か
した後、2時間還流させた。反応混合物を冷ました後、
氷水を加えて常温で30分の間攪拌させた。反応混合物を
塩化メチレン(20ml×3)で抽出した後有機層を水で洗
い(15ml×3)無水硫黄マグネシウムで乾燥させ、濾過
後減圧下で濃縮させた。濃縮液をシリカゲルクロマトグ
ラフィ法で精製して個体状態の目的化合物(1.12g、収
率:91%)を得た。
mp:139−142℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ1.92(s、3H)、2.32
(s、3H)、6.91(d、J=3.1Hz、1H)、6.94(d、
J=3.1Hz、1H)、7.07(d、J=2.7Hz、1H)、7.14
(d、J=3.0Hz、1H)、7.31−7.60(m、5H)、 m/e:306(M+) 3)1−(2−メチルフェニル)−4−[(2−ヒドロ
キシエチル)アミノ]−6−メチルピロロ[3,2−c]
キノリン(III)の製造 1−(2−メチルフェニル)−4−クロロ−6−メチ
ルピロロ[3,2−c]キノリン(306mg、1.0mmol)を圧
力チューブでエタノールアミン(10ml)に溶かした後、
150℃で3時間還流させた。反応溶媒を減圧下で蒸留さ
せた後、濃縮液を塩化メチレン(20ml)で希釈した後、
水(15ml×3)で洗った。有機層を無水硫黄マグネシウ
ムで乾燥させ、濾過後減圧下で濃縮させた。濃縮液をシ
リカゲルクロマトグラフィ法で精製して個体状態の目的
化合物(236mg、収率:72%)を得た。
mp:187−189℃ 1H NMR(CDCl3、ppm):δ1.93(s、3H)、2.69
(s、3H)、3.91−3.99(m、4H)、5.61(brs、1
H)、6.67−7.01(m、5H)、7.25−7.52(m、5H)、 m/e:331(M+) 発明の効果 上記の実施例から明らかなように本発明の1−アリー
ル−4−オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体の製
造方法は従来の一般的な製造方法に比して極めて穏和な
反応条件下で安価の試薬を用いており、一段階で構造式
(III)の化合物から構造式(I)の化合物を高収率で
合成することができる。特に従来の方法が多様な置換基
R1、R2、R3、及びR4の導入に制限があるのに反して、本
発明の製造方法は多様な種類の置換基を導入することが
できる。従って、本発明の方法に従い製造された1−ア
リール−4−オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体
を中間体として用いると、多様な種類の置換基を有する
生物学的に有用な可逆的胃酸分泌抑制剤である構造式
(IV)の化合物を高収率で、安全、かつ経済的に製造す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユム,エウル キュン 大韓民国,テジョン−シ 302−181,ス ー−ク,ネ−ドン,22−44 (72)発明者 チョ,スン ユン 大韓民国,テジョン−シ 305−345,ユ ソン−ク,シンスン−ドン,ハンウール エーピーティー.102−803 (72)発明者 カン,セウン キュ 大韓民国,テジョン−シ 302−280,ス ー−ク,ウォルピュン−ドン,ジンダレ エーピーティー.103−1401 (56)参考文献 特開 平1−40482(JP,A) 特開 平7−215973(JP,A) J Med.Chem.,Vol.35 (1992),p.1845−1852 J Med.Chem.,Vol.33 (1990),p.527−533 Chem.Pharm.Bull., Vol.20,No.1(1972),p. 109−116 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 471/04 A61K 31/437 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応溶媒内で次の構造式(II)で表示され
    る4−オキソフロ[3,2−c]キノリン化合物と次の構
    造式(III)で表示されるアニリン化合物を一段階で反
    応させるものでなるのを特徴とする次の一般構造式
    (I)で表示される1−アリール−4−オキソピロロ
    [3,2−c]キノリン誘導体の製造方法: 上記式で、R1とR2は互いに同一または異なるものとし
    て、それぞれ水素、C1〜C4の低級アルキル基、C1〜C4
    低級アルコキシ基、C1〜C4の低級アルキルチオ基、C1
    C4の低級ハロゲンアルコキシ基、トリフルオルメチル
    基、C1〜C4のヒドロキシアルコキシ基、ハロゲンまたは
    ヒドロキシ基であり、R3とR4は互いに同一または異なる
    ものとして、それぞれ水素、C1〜C4の低級アルキル基、
    C1〜C4の低級アルコキシ基、C1〜C4の低級アルキルチオ
    基、C1〜C4の低級ハロアルキル基、トリフルオルメチル
    基、ヒドロキシ基、アミノ基、またはハロゲンである。
  2. 【請求項2】第1項において、R1、R2、R3、及びR4が互
    いに同一または異なるものとして、それぞれ水素、メチ
    ルまたはメトキシである1−アリール−4−オキソピロ
    ロ[3,2−c]キノリン誘導体の製造方法。
  3. 【請求項3】第1項において、R1、R2、R3、及びR4が互
    いに同一または異なるものとして、それぞれメチル、ヒ
    ドロキシまたはフルオルである1−アリール−4−オキ
    ソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体の製造方法。
  4. 【請求項4】第1項において、R1とR2がそれぞれ水素ま
    たはC1〜C4のヒドロキシアルコキシ基であり、R3とR4
    互いに同一または異なるものとして、それぞれ水素、メ
    チルまたはメトキシである1−アリール−4−オキソピ
    ロロ[3,2−c]キノリン誘導体の製造方法。
  5. 【請求項5】第1項において、R1とR2がそれぞれ水素ま
    たはC1〜C4のヒドロキシアルコキシ基であり、R3とR4
    互いに同一または異なるものとして、それぞれメチル、
    ヒドロキシまたはフルオルである1−アリール−4−オ
    キソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体の製造方法。
  6. 【請求項6】第1項において、上記反応溶媒がジメチル
    ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジフェニルエー
    テル、キシレン、ブチルアルコール、フェノール、エチ
    レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
    グリコール、ポリエチレングリコール及びエチレングリ
    コールモノメチルエーテルの中で選択されるのを特徴と
    する1−アリール−4−オキソピロロ[3,2−c]キノ
    リン誘導体の製造方法。
  7. 【請求項7】第1項において、上記反応で反応温度が70
    −300℃であることを特徴とする1−アリール−4−オ
    キソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体の製造方法。
  8. 【請求項8】第1項において、上記アニリン化合物の使
    用量が上記4−オキソフロ[3,2−c]キノリン化合物
    に対して1−3当量であることを特徴とする1−アリー
    ル−4−オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体の製
    造方法。
  9. 【請求項9】反応溶媒内で構造式(II)で表示される4
    −オキソフロ[3,2−c]キノリン化合物と構造式(II
    I)で表示されるアニリン化合物を一段階で反応させ構
    造式(I)の化合物を得て、POCl3を加えて構造式(VII
    I)の化合物を得た後、ここにアルキルアミンを加えて
    構造式(IV)の化合物を製造する方法。 上記式で、R1とR2は互いに同一または異なるものとし
    て、それぞれ水素、C1〜C4の低級アルキル基、C1〜C4
    低級アルコキシ基、C1〜C4の低級アルキルチオ基、C1
    C4の低級ハロゲンアルコキシ基、トリフルオルメチル
    基、C1〜C4のヒドロキシアルコキシ基、ハロゲンまたは
    ヒドロキシ基であり、R3とR4は互いに同一または異なる
    ものとして、それぞれ水素、C1〜C4の低級アルキル基、
    C1〜C4の低級アルコキシ基、C1〜C4の低級アルキルチオ
    基、C1〜C4の低級ハロアルキル基、トリフルオルメチル
    基、ヒドロキシ基、アミノ基、またはハロゲンであり、
    R5はアルキル基である。
JP09542059A 1996-05-17 1997-05-02 1−アリール−4−オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体の製造方法 Expired - Fee Related JP3107834B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1019960016624A KR100187475B1 (ko) 1996-05-17 1996-05-17 1-아릴-4-옥소 피롤로(3,2-c)퀴놀린 유도체의 제조방법
KR1996/16624 1996-05-17
PCT/KR1997/000074 WO1997044342A1 (en) 1996-05-17 1997-05-02 PROCESS FOR PREPARING 1-ARYL-4-OXOPYRROLO[3,2-c]QUINOLINE DERIVATIVES

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11503765A JPH11503765A (ja) 1999-03-30
JP3107834B2 true JP3107834B2 (ja) 2000-11-13

Family

ID=19458987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09542059A Expired - Fee Related JP3107834B2 (ja) 1996-05-17 1997-05-02 1−アリール−4−オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体の製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5914402A (ja)
EP (1) EP0853622A1 (ja)
JP (1) JP3107834B2 (ja)
KR (1) KR100187475B1 (ja)
WO (1) WO1997044342A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100251522B1 (ko) * 1997-08-13 2000-08-01 김충섭 할로알콕시기를 함유하는 피롤[3,2-c]퀴놀린 유도체 및 약학적으로 허용되는 그의 염
IT1305313B1 (it) * 1998-07-17 2001-05-04 Colla Paolo 3,4 - diidro- 6- benzil-4-oxopirimidine sostituite e relativo processodi produzione e impiego nella terapia delle infezioni da hiv-1.
GB0522715D0 (en) 2005-11-08 2005-12-14 Helperby Therapeutics Ltd New use

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8717644D0 (en) * 1987-07-24 1987-09-03 Smithkline Beckman Intercredit Compounds
GB8928281D0 (en) * 1989-12-14 1990-02-21 Smith Kline French Lab Compounds

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Chem.Pharm.Bull.,Vol.20,No.1(1972),p.109−116
J Med.Chem.,Vol.33(1990),p.527−533
J Med.Chem.,Vol.35(1992),p.1845−1852

Also Published As

Publication number Publication date
WO1997044342A1 (en) 1997-11-27
US5914402A (en) 1999-06-22
KR100187475B1 (ko) 1999-05-01
KR970074780A (ko) 1997-12-10
EP0853622A1 (en) 1998-07-22
JPH11503765A (ja) 1999-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7153967B2 (en) Preparation of 1H-imidazo [4,5-C] quinolin-4-amines via 1H-imidazo [4,5-C] quinolin-4-phthalimide intermediates
KR101461291B1 (ko) 약학적 활성 화합물의 제조 방법
US7723518B2 (en) Preparation of 9-hydroxy-3-(2-hydroxyethyl)-2-methyl-4H-pyrido[1,2-A]pyrimidin-4-one
KR20180008637A (ko) {1-(에틸술포닐)-3-[4-(7H-피롤로[2,3-d]피리미딘-4-일)-1H-피라졸-1-일]아제티딘-3-일}아세토니트릴의 제조를 위한 방법 및 중간체
JP2006232802A (ja) (z)−1−フェニル−1−(n,n−ジエチルアミノカルボニル)−2−フタルイミドメチルシクロプロパンの製造方法
JP3148281B2 (ja) ラクタム誘導体の製造法
JP3107834B2 (ja) 1−アリール−4−オキソピロロ[3,2−c]キノリン誘導体の製造方法
US20090036700A1 (en) Process For Preparing Alkyl(Methoxymethyl)Trimethylsilanylmethylamines
JP3526310B2 (ja) 不斉還元方法
KR20020041421A (ko) 나프티리딘-3-카르복실산 유도체의 제조 방법
KR101318092B1 (ko) 페닐 2-피리미디닐 케톤의 제조 방법 및 이의 신규 중간체
JP2527319B2 (ja) 7―ブロモ―β―カルボリン誘導体の製造方法
Riva et al. A new diversity oriented and metal-free approach to highly functionalized 3 H-pyrimidin-4-ones
WO2002074766A1 (en) Method of preparing lansoprazole and its intermediate
JPS61189271A (ja) 1−メチル−5−ヒドロキシピラゾ−ルの製法
US6426417B1 (en) Processes and intermediates useful to make antifolates
KR101146333B1 (ko) 신규한 피리딘계 화합물들과 그것의 제조방법
CN109575075B (zh) 一种制备喹啉酮生物碱的中间体
JP4181233B2 (ja) ピロリジン−2,4−ジオン誘導体の製法
US6762303B2 (en) Method for producing pyridine compounds
HU223138B1 (hu) Új eljárás racém alkil-4,6,7,8,9,9a-hexahidro-2H, 3H-pirido-[1,2-a] pirazin-1-on-7-karbonsavészterek előállítására
CN117567419A (zh) 一种3-胺甲基色酮衍生物合成方法
WO2023100110A1 (en) Process for preparing brivaracetam
CA3227445A1 (en) Production method for synthetic intermediate of monocyclic pyridine derivative
CN115611901A (zh) 一种氮杂䓬类化合物或其药学上可接受的盐及其制备方法和应用

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees