JPH06327117A - 被覆線材ストリッパー装置の屑除去機構 - Google Patents

被覆線材ストリッパー装置の屑除去機構

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JPH06327117A
JPH06327117A JP5113470A JP11347093A JPH06327117A JP H06327117 A JPH06327117 A JP H06327117A JP 5113470 A JP5113470 A JP 5113470A JP 11347093 A JP11347093 A JP 11347093A JP H06327117 A JPH06327117 A JP H06327117A
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blade unit
cutter
wire rod
lower blade
strip
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Akinori Hara
明憲 原
Takashi Shiga
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストリップカッターに付着した屑を確実にし
かも効率的に除去することができるストリッパー装置の
屑除去機構を提供する。 【構成】 上刃ユニット518のストリップカッター5
24,526の側方に、鉛直方向に沿って摺動自在な除
去部材550,562を上方に付勢して設けるととも
に、これら除去部材550,562を圧縮空気により押
し出し可能に、空気供給路574,576,582,5
84を形成する。空気供給路の先端部には、噴出穴58
6,588,590,580,578を下方に向けて形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、線材の外周部が被覆
材で被覆されてなる長尺の被覆線材を所定の長さに切断
しつつ、この切断された被覆線材の両側端末部の被覆材
の剥離を行う被覆線材ストリッパー装置において、被覆
材の屑を除去する際に用いられる、被覆線材ストリッパ
ー装置(以下「ストリッパー装置」という。)の屑除去
機構に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】この種のストリッパー装置
として、上刃ユニット及び下刃ユニットと、これら上刃
ユニット及び下刃ユニットを互いに接近又は離隔する方
向に駆動する昇降駆動部と、被覆線材を所定長さ毎に移
動せしめる送り出し部と、前記被覆線材を固定するクラ
ンプ機構を有し、前記被覆線材の送り方向において、前
記上刃ユニット及び前記下刃ユニットが装着される位置
の上流側及び下流側にそれぞれ設けられ、且つ、該被覆
線材の送り方向に対して進退可能に配設された前スライ
ダ及び後スライダと、前記前スライダ及び前記後スライ
ダを前記被覆線材の送り方向に対して進退する方向に駆
動する前側駆動部及び後側駆動部とを備えてなるものが
ある。
【0003】前記上刃ユニット及び前記下刃ユニット
は、それぞれ、前記被覆線材を切断するカッターと、こ
のカッターの両側に設けられ、前記被覆線材の前記被覆
材を剥離する前ストリップカッター及び後ストリップカ
ッターと、これらカッター及び前後ストリップカッター
を互いに所定間隔離間させた状態で保持する支持部材と
から構成されており、前記上刃ユニットと前記下刃ユニ
ットの前記カッター及び前記前後ストリップカッター
は、互いに隙間なく噛み合い可能とされている。
【0004】そして、送り出し部で被覆線材を間欠的に
送り出し、昇降駆動部で上刃ユニット及び下刃ユニット
を昇降駆動させる一方、これら上刃ユニット及び下刃ユ
ニットの昇降動作に同期させて前側駆動部及び後側駆動
部で前スライダ及び後スライダを被覆線材の送り方向に
進退駆動し、これにより、被覆線材を所定長さに切断
し、切断された被覆線材の両側端末部の被覆材を剥離し
てゆく。なお、上記ストリッパー装置の被覆線材の移動
経路上には、端子圧着機等の各種ユニットが組み込ま
れ、被覆線材の切断、ストリップ動作と並行して、各種
の端末処理が行われる。
【0005】ところで、上記の如き従来のストリッパー
装置においては、被覆線材をストリップする際におい
て、被覆材のかす(屑)が静電気によりストリップカッ
ター等に付着しやすく、これにより心線の切れや刃の欠
けを生じることがあった。また、この屑が切断された被
覆線材等に付着したり、ストリッパー装置に堆積して装
置の故障原因等となることがあった。これを除去するた
めに、エアーを用いることが考えられるが、エアーでは
屑を除去しにくいため、エアーのみを用いる場合には圧
力を大きくする必要があり、このため、かすが飛びすぎ
るという欠点があった。本発明は、上記の如き事情に鑑
みてなされたものであり、ストリップカッターに付着し
た屑を確実にしかも効率的に除去することができるスト
リッパー装置の屑除去機構を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上刃ユニット
及び下刃ユニットと、これら上刃ユニット及び下刃ユニ
ットを互いに接近又は離隔する方向に駆動する昇降駆動
部と、前記被覆線材を所定長さ毎に間欠的に移動せしめ
る送り出し部と、前記被覆線材を固定するクランプ機構
を有し、前記被覆線材の送り方向において、前記上刃ユ
ニット及び前記下刃ユニットが装着される位置の上流側
及び下流側にそれぞれ設けられ、且つ、該被覆線材の送
り方向に対して進退可能に配設された前スライダ及び後
スライダと、前記前スライダ及び前記後スライダを前記
被覆線材の送り方向に対して進退する方向に駆動する前
側駆動部及び後側駆動部とを備え、前記上刃ユニット及
び前記下刃ユニットは、それぞれ、前記被覆線材を切断
するカッターと、このカッターの両側に設けられ、前記
被覆線材の前記被覆材を剥離する前ストリップカッター
及び後ストリップカッターと、これらカッター及び前後
ストリップカッターを互いに所定間隔離間させた状態で
保持する支持部材とから構成されており、前記上刃ユニ
ットと前記下刃ユニットの前記カッター及び前記前後ス
トリップカッターは、互いに隙間なく噛み合い可能とさ
れた被覆線材ストリッパー装置の、屑除去機構であっ
て、前記上刃ユニットの前後ストリップカッターの少な
くとも一方に、前記下刃ユニットのストリップカッター
と接触する側と反対側に、当該ストリップカッターに沿
って鉛直方向に摺動自在な除去部材を上方に付勢して設
けるとともに、この除去部材を下方に押し出し可能に空
気供給路を設けたことを特徴とするものである。
【0007】前記空気供給路に連通して、該空気供給路
に導かれた空気を下方に吹き付ける噴出穴が形成された
構成としてもよく、また、前記下刃ユニットには、前記
除去部材及び前記噴出穴の下方部分に、下方に連通する
排出穴が形成された構成としてもよい。
【0008】
【作用】上記構成に係るストリッパー装置の屑除去機構
にあっては、上下刃ユニットのストリップカッターによ
って被覆線材の被覆材が剥離された直後に、空気供給路
から空気を送り込み、除去部材を下方に向けて降下させ
る。これにより、ストリップカッターに付着した直後の
屑が該ストリップカッターから剥離して下方に落下せし
められる。空気供給路に連通して、該空気供給路に導か
れた空気を下方に吹き付ける噴出穴が形成した場合に
は、前記除去部材による屑の剥離と同時に、噴出穴から
空気が噴出され、屑の除去効果が一層促進される。ま
た、下刃ユニットの、除去部材及び噴出穴の下方部分
に、下方に連通する排出穴が形成された場合には、除去
された屑が速やかに下刃ユニットの下方に導かれ、剥離
された屑の堆積を防ぎ、屑の除去がより効果的に行われ
る。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例の
構成を詳細に説明する。最初に本発明の前提となるスト
リッパー装置について説明し、その後、屑除去機構の詳
細について説明する。図1及び図2は被覆線材のストリ
ッパー装置(以下「ストリッパー装置」という。)を含
む端末処理機の全体を示すものであり、この端末処理機
は、被覆線材2の巻癖除去装置50、測長装置100、
ストリッパー装置200、端子圧着装置600,60
2、及び排出装置700を備え、これらが関連的に組み
合わされて構成されている。なお、これらの図におい
て、符号800は各種動作要素を制御するための制御パ
ネルである。
【0010】まず、巻癖除去装置50について簡単に説
明する。この巻癖除去装置50は、左右方向及び上下方
向に対向して設けられた多数のローラ52から構成され
るものであり、ロール状に巻回された状態から引き出さ
れる被覆線材2は、これら多数のローラ52間を圧接さ
れながら通過することにより、巻癖が除去されるように
なっている。
【0011】次に、前記測長装置100は、図3及び図
4に示すように前記巻癖除去装置50を経た被覆線材2
を、駆動プーリ102と従動プーリ104との間で緊張
させながら移動させるとともに、その被覆線材2に接し
て回転するエンコーダ106によって被覆線材2の移動
量を測定し、そして、このエンコーダ106の測定信号
に基づいて駆動プーリ102を駆動制御することによ
り、被覆線材2を所定の長さ毎に間欠的に移動させるよ
うになされている。前記駆動プーリ102は歯車伝達機
構を介してサーボモータ108に接続され、該サーボモ
ータ108により正確に回転量制御がなされるようにな
っている。また、前記駆動プーリ102、従動プーリ1
04及びエンコーダ106の各近傍には、被覆線材2を
押圧する押圧ローラ102a、104a、106aがそ
れぞれ設けられている。
【0012】次に、この発明に係る前記ストリッパー装
置200は、送り出し部202、前側移動装置300、
後側移動装置400及び切断部500を具備している。
【0013】まず、前記ストリッパー装置における送り
出し部202について図5及び図6を参照して説明す
る。この送り出し部202は筐体上に設けられた後述の
前側移動装置300の移動テーブル302上に配置され
ていて、その構成は前記被覆線材2を挟んで所定の長さ
送り出せるように駆動ローラ204及び従動ローラ20
6が対向して設けられる構成とされている。
【0014】前記駆動ローラ204の駆動軸は、この駆
動ローラ204の下部に設けられた駆動モータ205
(図2参照)に自在継手204a等を介して連結されて
該駆動モータ205によって駆動される一方、図示しな
い電磁クラッチ及びブレーキが側方に設けられ、スプラ
インジョイント軸204aを介して所定のタイミングで
回転、停止が可能になされている。また、前記従動ロー
ラ206は、側方に設けられたスプリング208によっ
て駆動ローラ204側に付勢されており、ローラ20
4、206間を移送される被覆線材2を所定の圧力で挟
圧するようになされている。
【0015】次に、前記前側移動装置300について図
5乃至図7を参照して説明する。これらの図において、
符号304、306は、その各軸線が被覆線材2の送り
方向(以下、「送り方向」と略称する。)に対して直交
する水平方向に設けられたシャフトであり、これらシャ
フト304、306に沿って摺動自在に横移動体308
が設けられている。この横移動体308の上部には送り
方向と平行に延びる溝(図示省略)が形成され、この溝
に嵌合する凸条部(図示省略)が下部に形成された移動
テーブル302が、この凸条部を前記溝に摺動自在に嵌
合させた状態で横移動体308上に載置されている。
【0016】上記移動テーブル302の上部には、前記
各ローラ204、206の前後でかつ被覆線材2の移送
通路上に、被覆線材2の挟持動作及び開放動作を制御可
能に構成された前側挟持部(クランプ機構に相当)23
0と後側挟持部(クランプ機構に相当)260とがそれ
ぞれ配設されている。これら移動テーブル302、前側
挟持部230及び後側挟持部260は、前スライダ30
1を構成している。
【0017】前記前側挟持部230は、被覆線材2の通
過可能な筒状部232と、この筒状部232の側方に設
けられた空圧ストッパー234とを備えて構成されてい
る。空圧ストッパー234は、その端部が図示されない
空圧調整装置に連通されており、この空圧調整装置によ
って内部の摺動体236を送り方向と直交する水平方向
に進退駆動できるようになされており、この摺動体23
6の先端部と筒状部232の内壁部との間に被覆線材2
を挟持できるようになっている。
【0018】前記後側挟持部260は、被覆線材2の通
過可能な筒状部262と、この筒状部262の上方に設
けられた空圧ストッパー264とを備えて構成されてい
る。空圧ストッパー264は、その端部に接続されたパ
イプ体264aの端部が図示されない空圧調整装置に連
通されており、この空圧調整装置によって内部の摺動体
266を送り方向と直交する鉛直方向に上下駆動できる
ようになされており、この摺動体266の先端部と筒状
部232の下部側の内壁部との間に被覆線材2を挟持で
きるようになっている。
【0019】なお、前側挟持部230の摺動体236
と、後側挟持部260の摺動体266とは、同期して駆
動され、被覆線材2を挟持する動作及び挟持した被覆線
材2を開放する動作を同時に行うようになっている。
【0020】前記横移動体308の側方には、図6に示
すように、軸線O1回りに回転駆動されるクランクアー
ム310に一端が接続されたコンロッド312の他端部
が接続されており、これにより横移動体308がシャフ
ト304、306に沿って水平方向に進退駆動されるよ
うになっている。
【0021】一方、前側移動装置300の下部には、筐
体上にサーボモータ312が固定して設置され、このサ
ーボモータ312の上方にシャフト320が回動自在に
支持されている。そして、このサーボモータ312の出
力軸の正逆方向の回転は、該サーボモータ312の出力
軸に装着されたギア314、回動自在に軸支されたギア
316、及びシャフト320に装着されたギア318を
介してシャフト320に伝達されるようになっている。
【0022】シャフト320の外周部にはボールねじ3
22が形成され、このボールねじの外周部に、シャフト
320の軸線回りの回転を抑止されたボールナット(運
動変換部に相当)324がその内径部を螺合した状態で
装着されている。このボールナット324の外周部に
は、送り方向と直交する水平方向に沿って溝330が上
部に形成された伝達部材326が連結固定されており、
この伝達部材326の上部には、前記溝330に摺動自
在に嵌合する凸部328aを有する伝達部材328が載
置されている。そして、この伝達部材328と前記移動
テーブル302とがボルト332によって連結されてお
り、これにより横移動体308上の移動テーブル302
が、前記サーボモータ312によって、送り方向と平行
な方向に進退駆動されるようになっている。
【0023】なお、前記ボールナット324の周囲に
は、図8に示すように、非接触式の位置センサ334、
336が設けられている。位置センサ334はボールナ
ット324の原点位置の検出を、位置センサ336はボ
ールナット324の過剰ストロークの検出を、それぞれ
行うためのものであり、これらの出力部は前記サーボモ
ータ312の制御部に接続されている。
【0024】次に、前記後側移動装置400について図
9乃至図15を参照して説明する。この後側移動装置4
00は、図9に示すように、直線駆動部402と、後ス
ライダ404と、直線駆動部402の可動部と後スライ
ダ404の後端側部分とを連結する連結ボルト406と
を具備している。
【0025】前記後スライダ404は、その下端部が、
送り方向に沿って筐体上に形成された溝部(図示省略)
に摺動自在に嵌合され、全体として送り方向に沿って進
退移動可能となっている。この後スライダ404の基体
部408には、送り方向に直交する水平方向に沿って溝
部410が形成され、この溝部410に横移動体412
が摺動自在に嵌合されている。この横移動体412の側
方にはクランク機構のレバーに連結されたロッドエンド
418が連結されており、これにより横移動体412は
水平方向に進退駆動可能となっている。
【0026】また、後スライダ404は、切断部500
を通過して送られた被覆線材2を把持する上クランパー
420及び下クランパー422を備えている。この上下
クランパー420、422は、前記横移動体412と一
体となって水平方向に駆動可能に設けられたものであ
る。図10及び図11に示すように下クランパ422の
下部にはスプリングホルダ424が装着され、このスプ
リングホルダ424の下端部がピン426を介してリン
ク材428の上端部に接続され、さらにリンク材428
の下端部が軸部材430を介してく字状のアーム432
の上端部に接続されている。軸部材430のアーム43
2には、ローラ434が回動自在に支持され、このロー
ラ434は、水平に支持された案内部材436の上面に
接している。
【0027】前記アーム432の中間部は、軸部材43
8を介して略L字状に形成されたアーム440に接続さ
れている。このアーム440は溝440aに嵌合して上
下方向のみに動きを規制されており、その中央部にはシ
ャフト442が上下方向に移動可能に支持されている。
該シャフト442は、バネ442aによって下方に付勢
されており、その上端部は前記上クランパー420に装
着されたスプリングホルダー444に連結されている。
また、前記アーム432の下端部には、ローラ446が
回動自在に支持されている。
【0028】一方、符号448は平面視略矩形状をなす
枠体であり(図13参照)、その中間部には軸450が
横架され、該軸450回りに回動自在に支持されてい
る。この枠体448の一端部は、一端部がエアーシリン
ダーに接続されたロッドエンド452に接続されてお
り、また、枠体448の他端部には、バー454、45
6が連結されている。このバー454の略上方に、前記
ローラ446が位置している。
【0029】前記枠体448の上部には、シャフト45
8aを中心として回動するアーム458が接続され(図
10)、このアーム458の先端部上方に、上下方向に
動きを規制されたスライド体460の下端部に支持され
たローラ460aが位置している。スライド体460の
側面にはラックが形成されており(図示省略)、このラ
ックが回動自在に支持されたピニオン462に噛合され
ており、さらにピニオン462と同軸に連結されたシャ
フト464の先端に、センターよせ部材466が固定さ
れている。このセンターよせ部材466の先端部には、
被覆線材2をクランパー420、422のセンター位置
に寄せるためのフィンガー466aが形成されている。
そして、ロッドエンド452が下降し、枠体448が軸
450回りに回転すると、ローラ460aを介してスラ
イド体460がスプリング461により下に押し下げら
れ、センターよせ部材466が軸線回りに回動して、フ
ィンガー466aが鉛直下方を指向した状態で静止し、
被覆線材2の送り出し完了時、該被覆線材2がクランパ
ー420、422間のセンター位置に正確にセットされ
る配慮がなされている。なお、このフィンガー466a
は、クランパー420、422が被覆線材2を挟持し
て、後スライダ404が後退動作をする際には、水平位
置まで回転して被覆線材2の水平方向の移動を妨げない
ようになされている。
【0030】一方、ロッドエンド452が下降すると、
枠体448の一端側に連結されたバー454が上昇して
ローラ446を押し上げ、アーム432は上昇してピン
430を介してリンク428凹部上側がストッパー42
8aに当接した後は軸部材438回りに回動して、係合
部432aがシャフト442を押し上げつつ、ローラ4
34が案内部材436の上方を回転しながら図11上、
右方向に移動する。アーム440が上方に移動するとス
プリングホルダー444を介して上クランパー420が
上方に移動し、また、ローラ434が右方に移動する
と、リンク材428、ピン426を介して下クランパー
422が下方に移動し、これにより上下クランパー42
0、422が互いに離間してクランパー420、422
が開かれた状態となる。なお、上下クランパー420、
422の離間時、上クランパー420の移動量と下クラ
ンパー422の移動量とが等しくなるように、上記リン
ク材428、アーム432等の形状、寸法が定められて
いる。
【0031】前記直線駆動部402の下部にはサーボモ
ータ470が筐体上に固定して設置され(図9、図1
2)、このサーボモータ470の上方にシャフト476
が回動自在に支持されている。そして、サーボモータ4
70の出力軸の正逆方向の回転は、該サーボモータ47
0の出力軸に装着されたギア472、回動自在に軸支さ
れたギア474、及びシャフト476に装着されたギア
478を介してシャフト476に伝達されるようになっ
ている。シャフト476の外周部にはボールねじ480
が形成され、このボールねじ480の外周部に、シャフ
ト476の軸線回りの回転を抑止されたボールナット
(運動変換部に相当)482がその内径部を螺合した状
態で装着されている。そして、このボールナット482
の外周部と前記連結ボルト406の一端部とが連結部材
を介して連結される一方、この連結ボルト406の他端
部が前記後スライダ404の後端部と連結され、これに
より前記後スライダ404が前記サーボモータ470に
よって、送り方向に進退駆動されるようになっている。
【0032】なお、前記ボールナット482の周囲には
図9及び図15に示すように非接触式の位置センサ48
4、486が設けられている。位置センサ484はボー
ルナット482の原点位置の検出を、位置センサ486
はボールナット482の過剰ストロークの検出を、それ
ぞれ行うためのものであり、これらの出力部は前記サー
ボモータ470の制御部に接続されている。
【0033】次に、前記切断部500について図16及
び図17を参照して説明する。これらの図において、符
号501は筐体上に固定支持された支持体であり、符号
502は支持体501の下部に固定支持されたサーボモ
ータである。このサーボモータ502の出力軸はカップ
リング504を介して、支持体501に回動自在に軸支
されたシャフト506の端部に接続されている。シャフ
ト506の外周部にはボールねじ508が形成され、こ
のボールねじ508の外周部に、支持体501によって
シャフト506の軸線回りの回転を抑止されたボールナ
ット(運動変換部に相当)510がその内径部を螺合し
た状態で装着されている。
【0034】このボールナット510の外周部には、支
持体501に対して送り方向と直交する鉛直方向に摺動
自在に支持された昇降体512が連結部材を介して固定
されている。この昇降体512の側方には、支持体50
1に対して、該昇降体512の移動方向と同一方向に摺
動可能に昇降体514が設けられている。こられ昇降体
512、514の対向する下端側部分には、ラック51
2a、514aがそれぞれ設けられており、一方、前記
支持体501の、ラック512a、514a間に位置す
る領域には、ピニオン516が回動自在に軸支されてい
る。このピニオン516の外周歯と、前記ラック512
a、514aとがそれぞれ噛合する状態とされており、
これにより、前記サーボモータ502によってこれら昇
降体512、514は互いに相反する方向に駆動される
ようになっている。
【0035】前記昇降体514の上部側の側方には、上
刃ユニット518が固定して設けられ、同様に、前記昇
降体512の上部側の側方には、下刃ユニット520が
固定して設けられている。これら上刃ユニット518及
び下刃ユニット520の構造については後述する。
【0036】また、前記昇降体514の上部側の固定部
には、図16及び図17に示すように、非接触式の位置
センサ540、542が設けられている。これら位置セ
ンサ540、542はともに上刃ユニット518の鉛直
方向における位置を検出するためのものであり、位置セ
ンサ540は上限位置を、位置センサ542は下限位置
を、それぞれ検出するようになされている。そして、こ
れらセンサ540、542の出力部はともに前記サーボ
モータ502の制御部に接続されている。
【0037】次に、図1における前記端子圧着装置60
0、602は、前記ストリッパー装置200によって端
末部の被覆材2bを剥離された線材2aに対して圧着端
子を自動的に圧着するものであり、前側端子圧着装置6
00は線材2aの前側端部を、後側端子圧着装置602
は線材2aの後側端部を、それぞれ処理するようになさ
れている。
【0038】次に、図1における前記排出装置700
は、シャフト702を中心にして旋回するアーム704
と、このアーム704の先端部706の下端側に設けら
れた図示しない線材把持機構とからなり(図1)、前記
後側端子圧着装置602で端部処理を施された被覆線材
2を線材把持機構によって把持し、回収装置708に搬
送するようになされている。
【0039】次に、図19乃至図23を参照して、上刃
ユニット518及び下刃ユニット520とともに、屑除
去機構の構成について説明する。上刃ユニット518
は、上刃カッター522と、この上刃カッター522の
両側に所定間隔離間して設けられた前ストリップカッタ
ー524、後ストリップカッター526と、これら各カ
ッター522、524、526の基端側部分を支持する
上部支持部材528とから構成されている。各カッター
522、524、526の先端部には図19に示すよう
にV字状の切込み522a、524a、526aが形成
されて切刃とされている。鉛直方向における前ストリッ
プカッター524と後ストリップカッター526の切刃
先端位置は同一の高さに設定されるとともに、上刃カッ
ター522の先端位置はこれら切刃よりも下方に突出し
た位置に設定されている。
【0040】下刃ユニットは520は前記上刃ユニット
518と基本的に同様の構造をなし、上刃カッター52
2に対向して設けられた下刃カッター530と、この下
刃カッター530の両側に所定距離離間して設けられ、
前記ストリップカッター524、526にそれぞれ対向
して設けられた前ストリップカッター532、後ストリ
ップカッター534と、これら各カッター530、53
2、534の基端側部分を支持する下部支持部材536
とから構成されている。また、各カッター530、53
2、534の先端部には、上刃ユニット518と同様に
V字状の切込み530a、532a、534aが形成さ
れて切刃とされ、鉛直方向における前ストリップカッタ
ー532と後ストリップカッター534の切刃先端位置
は同一の高さに設定されるとともに、下刃カッター53
0の先端位置はこれら切刃よりも上方に突出した位置に
設定されている。
【0041】上刃ユニット518の各カッター522、
524、526と下刃ユニット520の各カッター53
0、532、534は、図20に示すように互いに隙間
なく噛み合い可能とされており、上刃ユニット518の
下部にはカッター530の入り込む凹部531が形成さ
れるとともに、下刃ユニット520の上部にはカッター
524、522及び526の入り込む凹部525、52
3及び527が形成されている。
【0042】本実施例に係る切屑除去機構は、上刃ユニ
ット518及び下刃ユニット520と一体に構成されて
いる。上部支持部材528の下部には、その中央部に、
前ストリップカッター524に沿って摺動自在に除去部
材550が設けられている。この除去部材550は正面
視L字状をなしており、鉛直に伸びる部分の幅h1はス
トリップカッター524の幅h2より小さく形成されて
いる。除去部材550の側方にはねじ部材558が水平
に取り付けられている。また、支持部材528には上下
方向に沿って3つのピン552、554、556が設け
られている。最下位のピン556と前記ねじ部材558
の間にはばね560が掛け渡され、これにより除去部材
550は鉛直上方に向けて付勢されている。また、最上
位のピン552と中間位のピン554の間に除去部材5
50の水平部550aが配置され、これらピン552と
554により除去部材の鉛直方向の移動位置が規制され
ている。
【0043】ストリップカッター526の側方にも前記
除去部材550と同様の除去部材562が設けられ、ピ
ン564とピン566によって鉛直方向の移動を規制さ
れるとともに、ピン568とねじ部材570との間に掛
け渡されたばね572により、上方に向けて付勢されて
いる。支持部材528の前側上部には、穴574とこの
穴574に連通する空間部576が形成されており、こ
の空間部576に前記除去部材550が設けられてい
る。空間部576の下方には、噴出穴578及び580
が下方に向けて形成されている。
【0044】同様に、支持部材528の後側上部には、
穴582とこの穴582に連通する空間部584が形成
され、空間部584に連通する噴出穴586、588、
590が下方に向けて形成されている。なお、前記穴5
74及び582は、図示しない圧縮空気供給部に連結さ
れており、これら穴574及び582から下方に向けて
圧縮空気を所定の瞬間に供給できるようになっている。
一方、下刃ユニット520には、ストリップカッター5
32と下刃カッター530の間、及び下刃カッター53
0とストリップカッター534との間に、図23に示す
ように断面矩形状の排出穴592及び594が形成され
ている。これら排出穴592及び594は、支持部材5
36を鉛直に貫いて下方に向けて形成されている。
【0045】次に、上記のように構成された実施例の作
用について、図18のタイミングチャートを参照しなが
ら、被覆線材2のストリップ動作とともに説明する。な
お、同図において横軸は時刻を示し、縦軸は各要素の変
位を示している。また、同図において、クランパーと
は、前側移動装置300における前側挟持部230及び
後側挟持部260、並びに後側移動装置400における
前後クランパー420、422が、ともに同期して駆動
される動作を示し、カッターとは、上刃ユニット518
及び下刃ユニット520が同期して駆動される動作を示
し、前ストリップとは、前スライダ301が送り方向に
駆動される動作を示し、後ストリップとは、後スライダ
404が送り方向に駆動される動作を示し、横スライド
とは、前側移動装置300の横移動体308及び後側移
動装置400の横移動体412が同期して駆動される動
作を示している。
【0046】ストリッパー装置の処理対象となる被覆線
材2は、線材2aの外周部が被覆材2bで被覆されてな
る長尺のものであり、処理前においては図1に示す如く
ロール状に巻回された状態にある。このような被覆線材
2は、巻癖除去装置50における多数のローラ52間を
通過して巻癖を除去されつつ測長装置100に送られ、
エンコーダ106で測長されつつ、駆動プーリ102に
よって切断長さ分ずつ、間欠的に送り出される。
【0047】測長装置100を出た被覆線材2は、ワイ
ヤーループ部110を経て、前側移動装置300の後側
挟持部260、駆動ローラ204、従動ローラ206
間、前側挟持部230を通って切断部500へ導かれ、
さらにその端部が後側移動装置400の上下クランパー
420、422間を越える位置まで送られる。
【0048】送り出し部202によってワイヤーループ
部110の被覆線材2が総て送り出されると、ワイヤー
ループ部110の上方に設けられた送り出し完了リミッ
トスイッチ112(図2)が作動し(時刻t1)、前側
移動装置300における前側挟持部230及び後側挟持
部260、並びに後側移動装置400における前後クラ
ンパー420、422が、ともに同期して駆動され、こ
れら3箇所で被覆線材2が挟持される。これら3箇所に
おける挟持部は、後述の時刻t9まで、被覆線材2の挟
持状態を保持する。
【0049】次に、サーボモータ502が駆動され、上
刃ユニット518及び下刃ユニット520が、互いに接
近する方向に移動量K1だけ駆動され、これにより上刃
カッター522と下刃カッター530との間で被覆線材
2が切断される(時刻t2)。
【0050】続いて、上刃ユニット518及び下刃ユニ
ット520が上記の位置で停止したまま、サーボモータ
312を駆動して前スライダ301を、全スライド量S
B3から設定されたストリップ長さSB2を減算した量
(即ちSB1)だけ後方(測長装置100側)へ移動さ
せる。また、同時に、サーボモータ470を駆動して、
後スライダ404を後方(サーボモータ470の存する
側)へ、全スライド量SA3から設定されたストリップ
長さSA2を減算した量(即ちSA1)だけ移動させる
(時刻t3)。
【0051】次に、前スライダ301及び後スライダ4
04を停止した状態において、サーボモータ502を駆
動し、上刃ユニット518及び下刃ユニット520を、
それぞれ、互いに接近する側にK2だけ移動させ、前ス
トリップカッター526、534及び後ストリップカッ
ター524、532で、被覆線材2の被覆材2bをそれ
ぞれ切断する(時刻t4)。なお、上刃ユニット518
及び下刃ユニット520をそれぞれK2だけ鉛直方向に
移動させる場合、始めにK2より微小量大きく噛み込ま
せ、次にこの微小量分戻す動作をさせ、これにより確実
に被覆材2bを切断する。
【0052】次に、上刃ユニット518及び下刃ユニッ
ト520を上記位置で停止させたまま、サーボモータ3
12を駆動して前スライダ301を、設定されたストリ
ップ長さSB2)だけ後方(測長装置100側)へ移動
させる。また、同時に、サーボモータ470を駆動し
て、後スライダ404を後方(サーボモータ470の存
する側)へ設定されたストリップ長さSA2だけ移動さ
せる(時刻t5)。これにより、切断部500で切断さ
れ分離した2つの被覆線材2のうち、それぞれ切断され
た側の端部の被覆材2bが剥離される。
【0053】このストリップの行われた直後、即ち、t
5の直後において、前記圧縮空気供給部から圧縮空気を
穴574及び582に瞬間的に供給する。すると、この
圧縮空気によって除去部材550及び562は下方に向
けて降下し、ストリップカッター524及び526に付
着した直後の屑をこれらストリップカッター524及び
526から剥離して下方に落下させる。
【0054】また、同時に、除去部材550及び562
の降下時に噴出された空気が各噴出穴586、588、
590、580、578から下方に向けて噴き出され、
ストリップカッターの屑の除去が促進され、また、被覆
線材に付着した屑も除去される。これら除去された屑
は、そのまま落下して排出穴592及び594からその
まま下方に導かれ、図示しない屑吸引装置によって完全
に除去される。なお、圧縮空気の供給は瞬間的に行わ
れ、除去部材550及び562は、瞬間的に降下した
後、再び上昇して基の位置に戻る。
【0055】ついで、測長装置100により、一回分の
処理長さの被覆線材2を測長してワイヤーループ部11
0に送り出す(時刻t6)。
【0056】次に、前側挟持部230と後側挟持部26
0とで先端側の被覆材2bが剥離された被覆線材2を挟
持したまま、図6のクランクアーム310を回転駆動し
て、横移動体308を前側圧着装置600の圧着位置ま
で、距離Y1だけ横方向にスライドさせる(時刻t7)。
そして、被覆材2bの剥離された心線2aに圧着端子を
圧着する(時刻t8)。なお、横移動体308のスライ
ドと同期して、ロッドエンド418により横移動体41
2が横方向に距離Y2だけ駆動されて後側圧着装置60
2の圧着位置に導かれ、クランパー420、422間に
挟持された被覆線材2は、被覆材2bの剥離された線材
2aの部分に圧着端子を圧着される。
【0057】この後、横移動体308及び横移動体41
2は元の位置に戻され、同時に、上刃ユニット518及
び下刃ユニット520は互いに離間して元の位置に戻さ
れ、さらに、前スライダ301及び後スライダ404が
もとの位置に戻される(時刻t9)。そして、この時点
において、前側移動装置300における前側挟持部23
0及び後側挟持部260、並びに後側移動装置400に
おける前後クランパー420、422が元の位置に戻さ
れる。即ち、被覆線材2の挟持が開放される。なお、正
確には、クランパー420、422に挟持された被覆線
材2は、後側端子圧着装置602で圧着端子を圧着され
た後、排出装置700の線材把持機構によって搬送され
るべく、さらに横にスライドした後、クランパー42
0、422の挟持を開放されて、前記線材把持機構によ
り把持され、回収装置708に回収されるようになって
いる。
【0058】次に、前記時刻t5とt6の間でワイヤスプ
ール部110に送られた被覆線材2が、送り出し部20
2によって前側移動装置300の所定位置に送られ、前
側圧着装置600で端子を圧着された被覆線材2の先端
部は、後側移動装置400の上下クランパー420、4
22間を越える位置まで送られ、前記時刻t1の状態と
なる。以後、前記と同様の動作を繰り返すことにより、
自動的に被覆線材2が一定長さに切断されつつ、その両
端部の被覆材2bが剥離されてこれらの部分に圧着端子
が圧着され、順次回収装置708に回収されてゆく。上
記のように、本発明に係る屑除去装置は、被覆線材のス
トリッパー装置の中で一体的にに使用されるものであ
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るス
トリッパー装置の屑除去機構にあっては、上刃ユニット
の前後ストリップカッターの少なくとも一方に、下刃ユ
ニットのストリップカッターと接触する側と反対側に、
当該ストリップカッターに沿って鉛直方向に摺動自在な
除去部材を上方に付勢して設けるとともに、この除去部
材を下方に押し出し可能に空気供給路を設けているの
で、上下刃ユニットのストリップカッターによって被覆
線材の被覆材が剥離された直後に空気供給路から空気を
送り込み、除去部材を下方に向けて降下させることによ
り、ストリップカッターに付着した直後の屑を該ストリ
ップカッターから剥離して下方に落下させ、屑を確実に
除去することができる。
【0060】また、空気供給路に連通して該空気供給路
に導かれた空気を下方に吹き付ける噴出穴が形成した場
合には、前記除去部材による屑の剥離と同時に、噴出穴
から空気が噴出され、屑の除去効果を一層促進すること
ができる。この空気は除去部材による屑の剥離を促進す
るものであるから、その圧力を、空気のみにより切屑を
除去する場合に比べて小さくすることができる。また、
下刃ユニットの、除去部材及び噴出穴の下方部分に、下
方に連通する排出穴を形成した場合には、除去された屑
が速やかに下刃ユニットの下方に導かれ、剥離された屑
の堆積を防いで屑の除去をより効果的に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】被覆線材のストリッパー装置を具備した被覆線
材の端末処理機の平面図である。
【図2】同端末処理機の正面図である。
【図3】測長装置の正面図である。
【図4】同測長装置の縦断側面図である。
【図5】前側移動装置の正面図である。
【図6】同前側移動装置の平面図である。
【図7】同前側移動装置の側面図である。
【図8】同前側移動装置の部分切欠平面図である。
【図9】後側移動装置の正面図である。
【図10】同後側移動装置の部分拡大正面図である。
【図11】同後側移動装置の側面図である。
【図12】同後側移動装置の側面図である。
【図13】図10のZ−Z線断面図である。
【図14】同後側移動装置における後スライダの、クラ
ンパーを外した状態の平面図である。
【図15】同後側移動装置における直線駆動部の平面図
である。
【図16】切断部の側面図である。
【図17】同切断部の正面図である。
【図18】被覆線材の両側ストリップ動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図19】本発明に係る被覆線材ストリッパー装置の屑
除去機構の要部を示す斜視図である。
【図20】同屑除去機構の要部の正面図である。
【図21】図20のXXI方向の矢視図である。
【図22】図20のXXII方向の矢視図である。
【図23】図20のXXIII方向の矢視図である。
【符号の説明】
2 被覆線材 2a 線材 2b 被覆材 50 巻癖除去装置 100 測長装置 200 ストリッパー装置 202 送り出し部 230 前側挟持部 260 後側挟持部 300 前側移動装置 301 前スライダ 312 サーボモータ 322 ボールネジ 324 ボールナット 400 後側移動装置 402 直線駆動部 404 後スライダ 406 連結ボルト 470 サーボモータ 480 ボールネジ 482 ボールナット 502 サーボモータ 508 ボールネジ 510 ボールナット 518 上刃ユニット 520 下刃ユニット 522、530 カッター 524、532 前ストリップカッター 526、534 後ストリップカッター 528、536 支持部材 550、562 除去部材 574,576,582,584 空気供給路 578,580,586,588,890 噴出穴 592,594 排出穴 600、602 端子圧着装置 700 排出装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上刃ユニット及び下刃ユニットと、これら
    上刃ユニット及び下刃ユニットを互いに接近又は離隔す
    る方向に駆動する昇降駆動部と、前記被覆線材を所定長
    さ毎に間欠的に移動せしめる送り出し部と、前記被覆線
    材を固定するクランプ機構を有し、前記被覆線材の送り
    方向において、前記上刃ユニット及び前記下刃ユニット
    が装着される位置の上流側及び下流側にそれぞれ設けら
    れ、且つ、該被覆線材の送り方向に対して進退可能に配
    設された前スライダ及び後スライダと、前記前スライダ
    及び前記後スライダを前記被覆線材の送り方向に対して
    進退する方向に駆動する前側駆動部及び後側駆動部とを
    備え、前記上刃ユニット及び前記下刃ユニットは、それ
    ぞれ、前記被覆線材を切断するカッターと、このカッタ
    ーの両側に設けられ、前記被覆線材の前記被覆材を剥離
    する前ストリップカッター及び後ストリップカッター
    と、これらカッター及び前後ストリップカッターを互い
    に所定間隔離間させた状態で保持する支持部材とから構
    成されており、前記上刃ユニットと前記下刃ユニットの
    前記カッター及び前記前後ストリップカッターは、互い
    に隙間なく噛み合い可能とされた被覆線材ストリッパー
    装置の、屑除去機構であって、 前記上刃ユニットの前後ストリップカッターの少なくと
    も一方に、前記下刃ユニットのストリップカッターと接
    触する側と反対側に、当該ストリップカッターに沿って
    鉛直方向に摺動自在な除去部材を上方に付勢して設ける
    とともに、この除去部材を下方に押し出し可能に空気供
    給路を設けたことを特徴とする被覆線材ストリッパー装
    置の屑除去機構。
  2. 【請求項2】前記空気供給路に連通して、該空気供給路
    に導かれた空気を下方に吹き付ける噴出穴が形成された
    ことを特徴とする請求項1記載の被覆線材ストリッパー
    装置の屑除去機構。
  3. 【請求項3】前記下刃ユニットには、前記除去部材及び
    前記噴出穴の下方部分に、下方に連通する排出穴が形成
    されたことを特徴とする請求項1又は2記載の被覆線材
    ストリッパー装置の屑除去機構。
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