JP3762192B2 - プレス機械のワーク搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、プレス機械のワーク搬送装置に関するものである。ワークは、各種形状に切断された板状の材料及びその成形品を意味する。搬送装置は、ワークを吸着して、プレス機械に取付けられた金型に順次供給し、あるいはプレス加工されたワークをプレス機械から搬出する装置及びこれらに付随した各種装置を意味する。
【0002】
【従来の技術】
このようなプレス機械のワーク搬送装置は、通常特開平10―080737に示されているように、プレス機械を挟んで左右方向に一直線に配備される。このような配置にすれば、左右方向に長い設置スペースを必要とし、工場のレイアウト上で好ましくない場合もある。
【0003】
そこで、プレス機械のワーク搬送装置をプレス機械を貫通させて前後方向に配備することも考えられるが、ワークを吸着するためのフィンガの一部がプレス機械内に位置し、フィンガの交換、保守、点検上不便である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明の第1の課題は、装置全体の長さを抑えたプレス機械のワーク搬送装置を提供することである。第2の課題は、送り量を変えることができること。第3の課題は、フィンガの交換、点検、保守が容易なプレス機械のワーク搬送装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願発明においては、プレス機械のワーク搬送装置を、プレス機械を貫通させて前後方向に配備し、フィンガをプレス機械前方に出せる構造とした。より詳しく言えば、請求項1の発明は、プレス機械の後方側に配備された送り駆動装置と、前記プレス機械を前後方向に貫通する状態で設けられると共に前記送り駆動装置により進退するフィードバーと、前記フィードバーを昇降させるリフトダウン駆動装置と、前記プレス機械を前後方向に貫通した状態で設けられると共に前記リフトダウン駆動装置に連結されているエコライズ軸を有し、前記フィードバーに設けられたフィンガでワークをプレス機械の前後方向に搬送する構造とした。
【0006】
さらに請求項1の発明では、フィンガの交換、調整、点検時にはフィンガがプレス機械のフレームより前に出るまで、フィードバーを送り駆動装置によってプレス機械の前方に押し出す。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1、図2、図3において、プレス機械1の前側に、右から順にアンコイラ11、レベラ12、シヤー13及びコンベア14が配備されている。アンコイラ11はコイル材を繰り出す装置で、コイル材をレベラ12に供給する。レベラ12は上下のロール郡で構成され、コイル材をロール郡の間に通して歪みを取り、矯正する。シヤー13は、レベラ12から送り出されたコイル材を一定長さに切断する装置である。一定長さに切断されたコイル材はコンベア14に載せられ、プレス機械1の前面の所定の位置に運ばれる。
【0008】
プレス機械1は、フレーム2、スライド3、ボルスタ4等から構成されている。本実施例におけるプレス機械1は、所謂Cフレームプレス機械のため、フレーム2はC形をしていて、図1に示される如くスライド3の下方部が切り欠かれている。スライド3の下面とボルスタ上面には上下金型が対向させてセットされ、上下金型の間に供給されたワークはスライド3の昇降運動に伴ってプレス加工が施される。上記図においては、上下型は図示されていない。
【0009】
プレス機械1の後方側に送り駆動装置5が配備され、これと近接してリフトダウン駆動装置7が設けられている。プレス機械のフレーム2の内側及び前側にリフトダウン装置9、10が配備されている。送り駆動装置5とリフトダウン装置9、10にフィードバー6がわたされ、リフトダウン駆動装置とリフトダウン装置にエコライズ軸8がわたされている。
【0010】
図3に示す如く、フィードバー6には多数のフィンガ16が固定されている。フィンガー16の先端部には吸着具31が設けられている。ワーク15は吸着具に吸着され、フィードバー6の運動に伴って搬送される。
【0011】
図3において、プレス機械1内から後方に向けてコンベア17が設けられている。コンベア17はプレス加工を終えたワークを載せて走行する。
【0012】
図4、図5、図6において、送り駆動装置5のフレーム32にモータ18が固定されている。モータ18はフィードバー6を往復運動、即ち進退運動をさせるものである。モータ18の出力軸にプーリ19が固定され、フレーム32に回転自在に設けられている駆動軸にプーリ20が固定され、プーリ19とプーリ20にベルト21が掛けられている。
【0013】
前記駆動軸にプーリ22が固定され、フレーム32に回転自在に設けられている従動軸にプーリ23が固定され、プーリ22とプーリ23にベルト24が掛けられている。プーリ22はプーリ20の上側に位置する。従って、ベルト24はベルト21の上側に位置する。
【0014】
フレーム32にガイドロッド33が、ワーク15の送り方向に向けて固定されている。スライダ29は、ガイドロッド33に係合して、案内されている。図6に示す如く、スライダ29にベルト24がベルトクランパ30で連結されている。
【0015】
モータ18が正逆転すると、プーリ19、20、22、23、ベルト21、24及びスライダ29を介してフィードバー6は往復運動する。モータ18の回転量を変えることによってワーク15の送り量、即ち送りピッチを任意に変えることができる。
【0016】
フレーム32にブラケット34が固定され、ブラケット34にモータ25が固定されている。モータ25はフィードバー6を昇降させるためのものである。モータ25の出力軸にプーリ26が固定され、ブラケット34に回転自在に設けられているピニオン軸36にプーリ27が固定され、プーリ26とプーリ27にベルト28が掛けられている。
【0017】
フィードバー6に係合し、フィードバー6とその長手方向にのみ相対移動自在のスライダ35の下部にラックが形成され、当該ラックとピニオン軸36のピニオンが噛合い、第1のラックピニオン機構を構成している。
【0018】
ピニオン軸36のピニオンと噛合うラック軸37が、摺動自在に、フィードバー6に平行に、ブラケット34に設けられている。ピニオン軸36とラック軸37は第2のラックピニオン機構を構成している。ラック軸37には前述のエコライズ軸8が連結されている。
【0019】
前記ピニオン軸と36スライダ35は、リフトダウン装置9、10にも設けられている。即ち、リフトダウン装置9、10には前記第1、第2のラックピニオン機構が組み込まれている。
【0020】
モータ25が正逆転すると、プーリ26、27、ベルト28及び前記第1のラックピニオン機構によって、スライダ35が昇降し、フィードバー6が昇降する。ラック軸37の往復運動に伴いエコライズ軸8が往復運動することによってリフトダウン装置9、10においても同様の動作が行われ、フィードバー6はリフトダウン駆動装置7、リフトダウン装置9、10の3点で支持され、昇降動作が伝達される。
【0021】
以下に本実施例の作用について、図2及び図3を用い、コイル材及びワークの流れを追って説明する。アンコイラ11にセットされたコイル材は繰り出され、レベラ12に供給される。レベラ12で矯正されたコイル材は、シヤー13で所定の長さに切断され、ワーク15となりコンベア14に載る。
【0022】
ワーク15は、コンベア14により所定の位置まで搬送される。ワーク15はフィードバー6に付けられたフィンガ16でフィードバー6の進退及び昇降運動に伴い1ピッチずつ搬送される。ワーク15は金型で順次プレス成形される。
【0023】
成形を終えたワーク15はコンベア17に載せられプレス機械1の後方側に取出される。
【0024】
所望のプレス加工が終わり、次の運転に備えてフィンガ16の交換、調整等を行う場合は、モータ18を通常の運転時よりも多く回転させ、フィードバー6の先端部をプレス機械1の前方に押出す。すると、フィンガ16がプレス機械1のフレーム2より前に出るので、作業者は容易に上記交換作業等を行うことができる。
【0025】
【発明の効果】
請求項1の発明は、ワークの搬送方向を前後方向にすることにより装置全体の長さを抑えた、コンパクトなプレス機械のワーク搬送装置を提供している。そしてワークの搬送方向が前後方向であってもフィンガの交換、調整、点検時には、送り駆動装置によってフィードバーをプレス機械のフレームより前に押し出すので、ワークを吸着するためのフィンガの一部がプレス機械内に位置することがなく、フィンガの交換、調整、点検が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部断面の右側面図
【図2】正面図
【図3】上面図
【図4】送り駆動装置の一部断面の右側面図
【図5】送り駆動装置の上面図
【図6】スライダとベルトとの連結説明図
【図7】送り駆動装置の正面断面図
【符号の説明】
1はプレス機械、2はフレーム、3はスライド、4はボルスタ、5は送り駆動装置、6はフィードバー、7はリフトダウン駆動装置、8はエコライズ軸、9はリフトダウン装置、10はリフトダウン装置、11はアンコイラ、12はレベラ、13はシヤー、14はコンベア、15はワーク、16はフィンガ、17はコンベア、18はモータ、19はプーリ、20はプーリ、21はベルト、22はプーリ、23はプーリ、24はベルト、25はモータ、26はプーリ、27はプーリ、28はベルト、29はスライダ、30はベルトクランパ、31は吸着具、32はフレーム、33はガイドロッド、34はブラケット、35はスライダ、36はピニオン軸、37はラック軸である。
Claims (1)
- プレス機械(1)の後方側に配備された送り駆動装置(5)と、前記プレス機械(1)を前後方向に貫通する状態で設けられると共に前記送り駆動装置(5)により進退するフィードバー(6)と、該フィードバー(6)を昇降させるリフトダウン駆動装置(7)と、前記プレス機械(1)を前後方向に貫通した状態で設けられると共に前記リフトダウン駆動装置(7)に連結されているエコライズ軸(8)を有し、前記フィードバー(6)に設けられたフィンガ(16)でワーク(15)をプレス機械(1)の前後方向に搬送する搬送装置であって、フィンガ(16)の交換、調整、点検時にはフィンガ(16)がプレス機械(1)のフレーム(2)より前に出るまでフィードバー(6)を送り駆動装置(5)によってプレス機械(1)の前方に押し出すことを特徴とするプレス機械(1)のワーク搬送装置。
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