JPH06326076A - 薄膜形成法 - Google Patents

薄膜形成法

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JPH06326076A
JPH06326076A JP13293693A JP13293693A JPH06326076A JP H06326076 A JPH06326076 A JP H06326076A JP 13293693 A JP13293693 A JP 13293693A JP 13293693 A JP13293693 A JP 13293693A JP H06326076 A JPH06326076 A JP H06326076A
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JP
Japan
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substrate
thin film
layer
mask
window
Prior art date
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Pending
Application number
JP13293693A
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English (en)
Inventor
Joji Nakada
穣治 中田
Kazuo Imai
和雄 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板に、その一方の主面側から、他方の主面
側を比較的薄い厚さ分だけ残すように窓が形成されてい
ることによって、基板の、その窓に臨む領域を薄膜とし
ている、という構成を有する薄膜を形成するにつき、そ
の薄膜を、実質的に基板を構成している材料のみでなる
ものとして形成する。 【構成】 基板内に、その第1の主面側からの、上記基
板を構成している材料の元素とは異なる元素のイオンの
打込処理によって、上記基板を構成している元素と上記
イオンの元素とを有する化合物層を、上記第1の主面側
に、実質的に上記基板を構成している材料のみでなる薄
層を残すように形成し、次に上記基板に対するマスク層
を用いた第1のエッチング処理によって、上記基板に上
記化合物層を外部に臨ませる窓を形成し、次に上記化合
物層に対する上記基板をマスクとする第2のエッチング
処理によって、上記化合物層に上記薄層を外部に臨ませ
る窓を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板に、その一方の主
面側から、他方の主面側を比較的薄い厚さ分だけ残すよ
うに窓が形成されていることによって、基板の、その窓
に臨む領域を薄膜としている、という構成を有する薄膜
を形成する方法に関する。
【0002】なお、このような構成を有する薄膜は、そ
れを透過電子顕微鏡を用いて観察したり、それにイオン
や電子を通過させたときのそのストップパワ―を求める
ことなどを通じて、基板の特性を測定するのに用い得る
ものである。
【0003】
【従来の技術】従来、予め用意されたSi単結晶でなる
基板の第1の主面側に、その第1の主面側から、例えば
ボロンでなる不純物を例えば1021/cm2 以上の高濃
度に導入させることによって、不純物導入層を形成し、
次に、基板の第1の主面と対向している第2の主面上
に、それを外部に臨ませる第1の窓を有するマスク層を
形成し、次に、基板に対する、マスク層をマスクとする
エッチング処理によって、基板に、不純物導入層を外部
に臨ませる第2の窓を形成することによって、不純物導
入層の第2の窓に臨む領域を、
【産業上の利用分野】の項で上述した構成を有する薄膜
として形成する、という薄膜形成法が提案されている。
【0004】このような従来の薄膜形成法によれば、基
板に対する、マスク層をマスクとするエッチング処理の
工程において、用いるエッチャントを予め適当に選定し
ておくことによって、不純物層が、この場合の基板に対
するエッチングによってほとんどエッチングされないの
で、上述した構成を有する薄膜を、容易に形成すること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の薄膜形成法の場合、薄膜を、基板内にそれを構
成している材料以外に不純物を高濃度に導入して形成さ
れた不純物層でなるものとして形成するようにしている
ので、薄膜を、それを通じて基板の物性を測定しようと
する場合にその基板の物性を正確に測定することができ
ないなどの不都合を有するものとしてしか形成すること
ができない、という欠点を有していた。また、上述した
従来の薄膜形成法の場合、薄膜を、基板内にそれを構成
している材料以外に不純物を高濃度に導入して形成され
た不純物層でなるものとして形成するようにし、そし
て、その不純物層を、それを形成するときに不純物が拡
散しやすいことから、サブミクロン以下の厚さに十分薄
く形成するのに一定の限度を有し、従って、薄膜をその
ように薄い厚さに形成するのに一定の限度を有する、と
いう欠点を有していた。
【0006】よって、本発明は、上述した欠点のない、
新規な薄膜形成法を提案せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による薄膜形成法
は、(i)基板内に、その第1の主面側からの、上記基
板を構成している材料の元素とは異なる元素のイオンの
打込処理によって、上記基板を構成している元素と上記
イオンの元素とを有する化合物層を、上記第1の主面側
に、実質的に上記基板を構成している材料のみでなる薄
層を残すように形成する第1の工程と、(ii)上記基
板の上記第1の主面と対向している第2の主面上に、そ
れを外部に臨ませる第1の窓を有するマスク層を形成す
る第2の工程と、(iii)上記基板に対する、上記マ
スク層をマスクとする第1のエッチング処理によって、
上記基板に、上記化合物層を外部に臨ませる第2の窓を
形成する第3の工程と、(iv)上記第3の工程後、上
記化合物層に対する、上記基板をマスクとする第2のエ
ッチング処理によって、上記化合物層に、上記薄層を外
部に臨ませる第3の窓を形成する第4の工程とを有す
る。
【0008】
【作用・効果】本発明による薄膜形成法によれば、基板
に対するマスク層をマスクとする第1のエッチング処理
の第3の工程において、用いるエッチャントを予め適当
に選定しておくとによって、化合物層が、この場合の基
板に対するエッチングによってほとんどエッチングされ
ず、また、化合物層に対する基板をマスクとする第2の
エッチング処理の第4の工程において、用いるエッチャ
ントを同様に予め適当に選定しておくことによって、薄
層が、この場合の化合物層に対するエッチングによって
ほとんどエッチングされないので、前述した従来の薄膜
形成法の場合と同様に、薄膜を、容易に形成することが
できる。
【0009】しかしながら、本発明による薄膜形成法の
場合、薄膜を、基板を構成している材料のみでなる薄層
でなるものとして形成するようにしているので、薄膜
を、それを通じて基板の物性を測定しようとする場合に
その基板の物性を前述した従来の薄膜形成法の場合に比
し格段的に正確に測定することができる。
【0010】また、本発明による薄膜形成法の場合、基
板内へのイオンの打込処理の第1の工程において、イオ
ンの加速エネルギなどを適当に選定することによって、
化合物層を基板内の浅い深さ位置に容易に形成すること
ができ、従って、薄膜を前述した従来の薄膜形成法の場
合に比し格段的に薄い厚さに容易に形成することができ
る。
【0011】
【実施例】次に、図1〜図3を伴って本発明による薄膜
形成法の実施例を述べよう。
【0012】図1〜図3に示す本発明によるけほは、次
に述べる順次の工程をとって、基板に、その一方の主面
側から、他方の主面側を比較的薄い厚さ分だけ残すよう
に窓が形成されていることによって、基板の、その窓に
臨む領域を薄膜としている、という構成を有する薄膜を
形成する。
【0013】すなわち、厚さが525μmを有し且つ主
面が(100)面でなる単結晶シリコン基板を、基板1
として予め用意する(図1A)。
【0014】そして、その基板1内に、その第1の主面
1a側からの、基板1を構成している材料の元素である
シリコンとは異なる元素である酸素のイオンの打込処理
によって、基板1を構成している元素であるシリコンと
イオンの元素である酸素とを有するシリコン酸化物(S
iO2 )でなる化合物層2を、第1の主面1a側に、実
質的に基板1を構成している材料(Si)のみでなる薄
層1′を残すように形成する(図1B)。
【0015】この場合、基板1の温度を550℃とし、
イオンの加速エネルギを180KeVとし、そのイオン
を2×1018/cm2 の量打込み、次で、基板1に対し
1350℃の温度での4時間の熱処理を行うことによっ
て、化合物層2を、薄層1′を0.16μmの厚さに残
すように、0.46μmの厚さに形成した。
【0016】次に、基板1の第1の主面1a及びそれと
対向している第2の主面1b上に、Si3 4 でなる厚
さ0.2μmのマスク層4と、SiO2 でなる厚さ0.
5μmのマスク層5とがそれらの順に積層されている積
層体を、それ自体公知のCVD法によって形成する(図
2C)。
【0017】次に、マスク層4及び5の積層体上に、第
2の主面1bにおいてその積層体を外部に臨ませる窓7
aを有するフォトレジストでなるマスク層7を、それ自
体公知の方法によって形成する(図2D)。
【0018】次に、マスク層5に対するマスク層7をマ
スクとする希HFをエッチャントとするエッチング処理
によって、マスク層5に、マスク層4を外部に臨ませる
窓5aを形成する(図2E)。
【0019】次に、マスク層7を除去して後、マスク層
5をマスクとする、160〜165℃の温度の熱燐酸を
エッチャントとするエッチング処理によって、マスク層
4に、基板1を外部に臨ませる窓5aを形成する(図2
F)。
【0020】次に、基板1に対するマスク層4をマスク
とする105〜110℃の温度を有するKOH溶液をエ
ッチャントとする2時間のエッチング処理によって、基
板1に、化合物層2を外部に臨ませる窓1cを形成する
(図3G)。この場合、マスク層5がマスク層4上から
除去される。
【0021】次に、マスク層4を、160〜165°の
熱燐酸を用いて、基板1の主面1a及び1b上から除去
する(図3H)。
【0022】次に、化合物層2に対する、基板1をマス
クとするエッチング処理によって、化合物層2に、薄層
1′を外部に臨ませる窓3aを形成する。
【0023】以上が本発明による薄膜形成法の実施例で
ある。
【0024】このような本発明による薄膜形成法によれ
ば、基板1に対するマスク層4をマスクとするエッチン
グ処理の工程(図3G)において、化合物層2が、この
場合の基板1に対するエッチングによってほとんどエッ
チングされず、また、化合物層2に対する基板1をマス
クとするエッチング処理の工程(図3I)において、薄
層1′が、この場合の化合物層2に対するエッチングに
よってほとんどエッチングされないので、前述した従来
の薄膜形成法の場合と同様に、薄膜を、容易に形成する
ことができる。
【0025】図1〜図3に示す本発明による薄膜形成法
の場合、薄膜を、基板1を構成している材料のみでなる
薄層1′でなるものとして形成するようにしているの
で、薄膜を、それを通じて基板1の物性を測定しようと
する場合にその基板1の物性を前述した従来の薄膜形成
法の場合に比し格段的に正確に測定することができる。
【0026】また、図1〜図3に示す本発明による薄膜
形成法の場合、基板1内へのイオンの打込処理の工程
(図1B)において、化合物層2を基板1内の浅い位置
に容易に形成することができ、従って、薄膜を前述した
従来の薄膜形成法の場合に比し格段的に薄い厚さに容易
に形成することができる。
【0027】なお、上述においては本発明の一例を示し
たに留まり、本発明の精神を脱することなしに、種々の
変型、変更をなし得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による薄膜形成法の説明に供する、順次
の工程における略線的断面図である。
【図2】本発明による薄膜形成法の説明に供する、図1
に示す順次の工程に続く、順次の工程における略線的断
面図である。
【図3】本発明による薄膜形成法の説明に供する、図2
に示す順次の工程に続く、順次の工程における略線的断
面図である。
【符号の説明】
1 基板 1a、1b 主面 1c 窓 1′ 薄層 2 化合物層 4、5 マスク層 4a、5a 窓 7 マスク層 7a 窓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板内に、その第1の主面側からの、上
    記基板を構成している材料の元素とは異なる元素のイオ
    ンの打込処理によって、上記基板を構成している元素と
    上記イオンの元素とを有する化合物層を、上記第1の主
    面側に、実質的に上記基板を構成している材料のみでな
    る薄層を残すように形成する第1の工程と、 上記基板の上記第1の主面と対向している第2の主面上
    に、それを外部に臨ませる第1の窓を有するマスク層を
    形成する第2の工程と、 上記基板に対する、上記マスク層をマスクとする第1の
    エッチング処理によって、上記基板に、上記化合物層を
    外部に臨ませる第2の窓を形成する第3の工程と、 上記第3の工程後、上記化合物層に対する、上記基板を
    マスクとする第2のエッチング処理によって、上記化合
    物層に、上記薄層を外部に臨ませる第3の窓を形成する
    第4の工程とを有することを特徴とする薄膜形成法。
JP13293693A 1993-05-11 1993-05-11 薄膜形成法 Pending JPH06326076A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105140307A (zh) * 2015-08-06 2015-12-09 南京大学 一种纳米材料透射电镜原位光电测试芯片、芯片制备方法及其应用
CN107505174A (zh) * 2017-07-12 2017-12-22 广西大学 一种纳米材料的透射电镜原位加热芯片的制样方法

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