JPH06325337A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents
磁気ヘッド装置Info
- Publication number
- JPH06325337A JPH06325337A JP11572693A JP11572693A JPH06325337A JP H06325337 A JPH06325337 A JP H06325337A JP 11572693 A JP11572693 A JP 11572693A JP 11572693 A JP11572693 A JP 11572693A JP H06325337 A JPH06325337 A JP H06325337A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- height
- head base
- magnetic head
- azimuth angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、磁気ヘッドの高さ調整に伴うアジ
マス角度変化が発生せず、信号を効率良く記録・再生す
る。 【構成】 ヘッド高さ調整手段によりヘッドベース１０
に発生するアジマス角度方向の曲げ応力に対し、その反
対方向の曲げ応力を発生させる切欠き部１５をヘッドベ
ース１０上に設けた構成となっている。 【効果】 ヘッド高さ調整時にヘッドベースに発生する
アジマス角度方向の歪と相殺する逆方向の歪を発生さ
せ、磁気ヘッドのアジマス角度変化を生じることなく簡
単に高精度のヘッド高さ調整を行うことができる。
マス角度変化が発生せず、信号を効率良く記録・再生す
る。 【構成】 ヘッド高さ調整手段によりヘッドベース１０
に発生するアジマス角度方向の曲げ応力に対し、その反
対方向の曲げ応力を発生させる切欠き部１５をヘッドベ
ース１０上に設けた構成となっている。 【効果】 ヘッド高さ調整時にヘッドベースに発生する
アジマス角度方向の歪と相殺する逆方向の歪を発生さ
せ、磁気ヘッドのアジマス角度変化を生じることなく簡
単に高精度のヘッド高さ調整を行うことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＶＴＲ等の回転ドラム
内のヘッドベースに取り付けられた複数の磁気ヘッドの
高さ調整を簡単かつ高精度に行う磁気ヘッド装置に関す
るものである。
内のヘッドベースに取り付けられた複数の磁気ヘッドの
高さ調整を簡単かつ高精度に行う磁気ヘッド装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、磁気記録再生装置は例えばＶＴＲ
等ではデジタル化やハイビジョン化等の高密度記録に対
応するため多ヘッド化・短波長記録化や狭トラック化が
進んでいる。このような条件下で信号をテープ上に正確
に記録するあるいは記録された信号を短波長であっても
正確に再生する磁気ヘッド装置が求められている。
等ではデジタル化やハイビジョン化等の高密度記録に対
応するため多ヘッド化・短波長記録化や狭トラック化が
進んでいる。このような条件下で信号をテープ上に正確
に記録するあるいは記録された信号を短波長であっても
正確に再生する磁気ヘッド装置が求められている。
【０００３】従来の磁気ヘッド装置においては以下のよ
うな構成であった。図３は従来の磁気ヘッド装置の断面
図である。図３において、１は回転ドラム、２は磁気ヘ
ッド、３はヘッドベース、４は取付ネジ、５は高さ調整
ネジである。磁気ヘッド２はヘッドベースに接着等の既
知の方法でヘッドベース３に固定されさらにヘッドベー
ス３は取付ネジ４により回転ドラム１に固定されてい
る。磁気ヘッド２の高さ調整は高さ調整ネジ５によりヘ
ッドベースを弾性変形させて行う。
うな構成であった。図３は従来の磁気ヘッド装置の断面
図である。図３において、１は回転ドラム、２は磁気ヘ
ッド、３はヘッドベース、４は取付ネジ、５は高さ調整
ネジである。磁気ヘッド２はヘッドベースに接着等の既
知の方法でヘッドベース３に固定されさらにヘッドベー
ス３は取付ネジ４により回転ドラム１に固定されてい
る。磁気ヘッド２の高さ調整は高さ調整ネジ５によりヘ
ッドベースを弾性変形させて行う。
【０００４】図４（ａ）は従来の磁気ヘッド装置のヘッ
ドベースの平面図、（ｂ）は磁気ヘッドの正面からみた
図である。図４（ａ）において、３はヘッドベース、３
ａはヘッドベース３の固定部、２，６は磁気ヘッド、
７，８はヘッド高さ調整位置で、ヘッド高さ調整は高さ
調整ネジ５（図３）により各々の磁気ヘッド２，６に対
応して行われる。また、図４（ｂ）において、磁気ヘッ
ド２，６は各々θのアジマス角を有している。
ドベースの平面図、（ｂ）は磁気ヘッドの正面からみた
図である。図４（ａ）において、３はヘッドベース、３
ａはヘッドベース３の固定部、２，６は磁気ヘッド、
７，８はヘッド高さ調整位置で、ヘッド高さ調整は高さ
調整ネジ５（図３）により各々の磁気ヘッド２，６に対
応して行われる。また、図４（ｂ）において、磁気ヘッ
ド２，６は各々θのアジマス角を有している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では以下の課題を有していた。図５は従来のヘッド高
さ調整による磁気ヘッドの位置の変化を示した図であ
る。図５で、２は磁気ヘッド、３はヘッドベースであ
る。一点鎖線はヘッド高さ調整前の位置で実線は高さ調
整後の位置を示している。磁気ヘッド２は高さ調整ネジ
（図３）により矢印方向に所定の高さまで調整される
が、それと同時にアジマス角が角度φだけ傾いてしまう
ことを示している。これは図４でヘッドベース固定部３
ａとヘッド高さ調整位置７の間の距離ｄによりヘッドベ
ース３にアジマス角度方向の曲げ応力が発生するためで
ある。
成では以下の課題を有していた。図５は従来のヘッド高
さ調整による磁気ヘッドの位置の変化を示した図であ
る。図５で、２は磁気ヘッド、３はヘッドベースであ
る。一点鎖線はヘッド高さ調整前の位置で実線は高さ調
整後の位置を示している。磁気ヘッド２は高さ調整ネジ
（図３）により矢印方向に所定の高さまで調整される
が、それと同時にアジマス角が角度φだけ傾いてしまう
ことを示している。これは図４でヘッドベース固定部３
ａとヘッド高さ調整位置７の間の距離ｄによりヘッドベ
ース３にアジマス角度方向の曲げ応力が発生するためで
ある。
【０００６】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、磁気ヘッドの高さ調整を行ううえでアジマス角の変
化φをなくし、信号を正確に効率よく記録・再生するこ
とを目的とする。
で、磁気ヘッドの高さ調整を行ううえでアジマス角の変
化φをなくし、信号を正確に効率よく記録・再生するこ
とを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、高さ調整手段によりヘッドベースに発生す
るアジマス角度方向の曲げ応力に対しその反対方向の曲
げ応力を発生させる切欠き部をヘッドベース上に設けた
構成を有している。
に本発明は、高さ調整手段によりヘッドベースに発生す
るアジマス角度方向の曲げ応力に対しその反対方向の曲
げ応力を発生させる切欠き部をヘッドベース上に設けた
構成を有している。
【０００８】
【作用】上記構成により、ヘッドベースに発生するアジ
マス角度方向の歪と相殺する逆方向の歪が生じ磁気ヘッ
ドのアジマス角に変化を発生することなくヘッド高さ調
整を行うことができる。
マス角度方向の歪と相殺する逆方向の歪が生じ磁気ヘッ
ドのアジマス角に変化を発生することなくヘッド高さ調
整を行うことができる。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の第１の実施例である磁気ヘッ
ド装置のヘッドベースの平面図である。図で１０はヘッ
ドベース、１０ａはヘッドベース固定部でネジ等の既知
の方法で回転ドラム（図示せず）に固定される。１１，
１２は磁気ヘッド、１３，１４は高さ調整手段（図示せ
ず）による高さ調整位置、１５は切欠き部である。
ド装置のヘッドベースの平面図である。図で１０はヘッ
ドベース、１０ａはヘッドベース固定部でネジ等の既知
の方法で回転ドラム（図示せず）に固定される。１１，
１２は磁気ヘッド、１３，１４は高さ調整手段（図示せ
ず）による高さ調整位置、１５は切欠き部である。
【００１０】このように構成された磁気ヘッド装置で
は、例えば磁気ヘッド１１に着目すると、高さ調整手段
にて所定の高さ調整が行われると、ヘッドベース１０が
ヘッド高さ方向に変位させられる。このときヘッドベー
ス固定部１０ａとヘッド高さ調整位置１３の間で発生す
る曲げ応力によるヘッドベース１０のアジマス角度方向
での歪と相殺するようヘッドベース１０上に設けられた
切欠き部１５により上記ヘッドベース１０に発生する歪
と逆方向の歪を発生させる。すなわち、この切欠き部の
長さｅを極端に長くしていくと、図５の従来例において
発生した角度変化φと逆方向の歪を発生することにな
る。従って切欠き部の幅・長さをヘッドベース固定部と
の位置関係やヘッドベースの材質・厚み等を考慮して発
生する歪が相殺するよう適切に設定することにより、ヘ
ッド高さ調整をしてもアジマス角が変化しない構成を実
現するものである。
は、例えば磁気ヘッド１１に着目すると、高さ調整手段
にて所定の高さ調整が行われると、ヘッドベース１０が
ヘッド高さ方向に変位させられる。このときヘッドベー
ス固定部１０ａとヘッド高さ調整位置１３の間で発生す
る曲げ応力によるヘッドベース１０のアジマス角度方向
での歪と相殺するようヘッドベース１０上に設けられた
切欠き部１５により上記ヘッドベース１０に発生する歪
と逆方向の歪を発生させる。すなわち、この切欠き部の
長さｅを極端に長くしていくと、図５の従来例において
発生した角度変化φと逆方向の歪を発生することにな
る。従って切欠き部の幅・長さをヘッドベース固定部と
の位置関係やヘッドベースの材質・厚み等を考慮して発
生する歪が相殺するよう適切に設定することにより、ヘ
ッド高さ調整をしてもアジマス角が変化しない構成を実
現するものである。
【００１１】以下、本発明の第２の実施例について図２
を用いて説明する。図２で２０はヘッドベース、２０ａ
はヘッドベース固定部、２１〜２３は磁気ヘッド、２４
〜２６はヘッド高さ調整位置、２７，２８は切欠き部で
ある。第１の実施例と異なるのは磁気ヘッドの数が２か
ら３に増えている点である。この構成では中央の磁気ヘ
ッド２２はヘッド高さ調整を行ってもアジマス角度方向
の曲げ応力は発生せず、純粋にヘッド高さのみが変わる
ため切欠き部は必要としない。一方、磁気ヘッド２１，
２３については各々ヘッド高さ調整時に発生する曲げ応
力を相殺するために、ヘッドベース２０上に切欠き部２
７，２８を有している。従ってこの実施例でも磁気ヘッ
ドのアジマス角の変化を発生することなくヘッド高さ調
整が可能である。
を用いて説明する。図２で２０はヘッドベース、２０ａ
はヘッドベース固定部、２１〜２３は磁気ヘッド、２４
〜２６はヘッド高さ調整位置、２７，２８は切欠き部で
ある。第１の実施例と異なるのは磁気ヘッドの数が２か
ら３に増えている点である。この構成では中央の磁気ヘ
ッド２２はヘッド高さ調整を行ってもアジマス角度方向
の曲げ応力は発生せず、純粋にヘッド高さのみが変わる
ため切欠き部は必要としない。一方、磁気ヘッド２１，
２３については各々ヘッド高さ調整時に発生する曲げ応
力を相殺するために、ヘッドベース２０上に切欠き部２
７，２８を有している。従ってこの実施例でも磁気ヘッ
ドのアジマス角の変化を発生することなくヘッド高さ調
整が可能である。
【００１２】尚、第１及び第２の実施例では切欠き部の
形状は矩形状としたが、本発明の主旨である逆方向の曲
げ応力を発生する形状であればこれに限定するものでは
ない。
形状は矩形状としたが、本発明の主旨である逆方向の曲
げ応力を発生する形状であればこれに限定するものでは
ない。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明によると、高さ調整
手段によりヘッドベースに発生するアジマス角度方向の
曲げ応力に対しその反対方向の曲げ応力を発生させる切
欠き部をヘッドベース上に有するという極めて簡単な構
成により、ヘッドベースに発生するアジマス角度方向の
歪と相殺する逆方向の歪が生じ磁気ヘッドのアジマス角
に変化を発生することなくヘッド高さ調整を行うことが
できる。
手段によりヘッドベースに発生するアジマス角度方向の
曲げ応力に対しその反対方向の曲げ応力を発生させる切
欠き部をヘッドベース上に有するという極めて簡単な構
成により、ヘッドベースに発生するアジマス角度方向の
歪と相殺する逆方向の歪が生じ磁気ヘッドのアジマス角
に変化を発生することなくヘッド高さ調整を行うことが
できる。
【図１】本発明の第１の実施例のヘッドベースの平面図
【図２】本発明の第２の実施例のヘッドベースの平面図
【図３】従来の磁気ヘッド装置の断面図
【図４】（ａ）従来の磁気ヘッド装置のヘッドベースの
平面図 （ｂ）従来の磁気ヘッド装置の磁気ヘッド正面図
平面図 （ｂ）従来の磁気ヘッド装置の磁気ヘッド正面図
【図５】従来の磁気ヘッド装置のヘッド高さ変化図
１０ ヘッドベース １０ａ ヘッドベース固定部 １１，１２ 磁気ヘッド １３，１４ ヘッド高さ調整位置 １５ 切欠き部
Claims (1)
- 【請求項１】 回転ドラムを備えた磁気記録再生装置の
前記回転ドラムに具備される複数の磁気ヘッドを有する
ヘッドベースと、前記複数の磁気ヘッドの高さ調整手段
とを備え、前記高さ調整手段により前記ヘッドベースに
発生するアジマス角度方向の曲げ応力に対しその反対方
向の曲げ応力を発生させる切欠き部を前記ヘッドベース
上に設けたことを特徴とする磁気ヘッド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11572693A JPH06325337A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 磁気ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11572693A JPH06325337A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 磁気ヘッド装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06325337A true JPH06325337A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14669592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11572693A Pending JPH06325337A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 磁気ヘッド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06325337A (ja) |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP11572693A patent/JPH06325337A/ja active Pending
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