JPH05128458A - 回転磁気ヘツド装置 - Google Patents

回転磁気ヘツド装置

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JPH05128458A
JPH05128458A JP28438391A JP28438391A JPH05128458A JP H05128458 A JPH05128458 A JP H05128458A JP 28438391 A JP28438391 A JP 28438391A JP 28438391 A JP28438391 A JP 28438391A JP H05128458 A JPH05128458 A JP H05128458A
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JP
Japan
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magnetic head
audio
video
track
movable element
Prior art date
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Pending
Application number
JP28438391A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kunihira
宰司 國平
Yoshifumi Yanagawa
良文 柳川
Masaaki Kobayashi
正明 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28438391A priority Critical patent/JPH05128458A/ja
Publication of JPH05128458A publication Critical patent/JPH05128458A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 磁気記録媒体の傾斜した映像トラックに映像
信号を記録再生する映像用磁気ヘッド2と、前記磁気記
録媒体の傾斜した音声トラックに音声信号を記録再生す
る音声用磁気ヘッド3と、前記映像トラック及び音声ト
ラックに対してほぼ直角方向に変化できる可動素子10
が取り付けられた回転シリンダ1と、前記可動素子10
に前記映像用磁気ヘッド2と前記音声用磁気ヘッド3を
取り付け、記録時と異なるテープ速度で再生するときに
可動素子によりトラッキングを行ない、ノイズのない映
像及び音声信号を得ることができる。 【効果】 可動素子に映像用磁気ヘッドと音声用磁気ヘ
ッドを取り付けることにより、記録時のテープ速度と異
なったテープ速度で再生するときに、これらのヘッドに
より記録されたトラックを各々のヘッドが正確にトレー
スすることができるので、ノイズのない映像及び音声信
号を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープレコーダ
(以下VTRと称する)に関し、特に可動素子に取り付
けられた磁気ヘッドにより記録再生を行なう回転磁気ヘ
ッド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、VTRは音声の高音質化を目的と
して、音声信号が音声専用ヘッドを用いて磁気テープの
長手方向とは別に、映像信号と同じように磁気テープに
傾斜した音声トラックとして記録されている。以下に図
面を参照しながら、上記した従来の回転磁気ヘッド装置
の一例について説明する。
【0003】(図5)は従来の回転磁気ヘッド装置の構
成図である。(図5)において、1は回転シリンダであ
り、2a,2bは映像用磁気ヘッド、3a,3bは音声
用磁気ヘッド、4は磁気テープで回転シリンダ1に巻回
されている。5はキャプスタンであり6はピンチローラ
である。磁気テープ4はキャプスタン5とピンチローラ
6により矢印の方向へ移送される。また、回転シリンダ
1もシリンダモータ(図示せず)により矢印の方向に回
転することにより、磁気テープ4へ傾斜したトラックを
構成することができる。(図6)はヘッドの相対高さを
示す図であり、映像用磁気ヘッド2a,2bと音声用磁
気ヘッド3a,3bの相対高さ及びヘッド幅の関係を示
している。
【0004】以上のように構成された回転磁気ヘッド装
置を用いて磁気テープ4に記録すると(図7(a))に
示すようなトラックパターンとなる。7は映像信号トラ
ックであり、8は音声信号トラックである。ここで、テ
ープ速度及びトラック角はVHS規格と同じものとして
説明する。すなわち、音声用磁気ヘッド3により記録さ
れる音声信号トラック8は映像用磁気ヘッド2により記
録される映像信号トラック7のほぼ中央に記録され、そ
の時の映像信号トラック7と音声信号トラック8のアジ
マス角度は逆アジマスとなっている。このように記録さ
れた映像信号と音声信号を記録されたテープ速度と同じ
速度で再生する場合には、記録時と同様にそれぞれのヘ
ッドがそれぞれの記録トラックをトレースすることがで
きるので、映像信号、音声信号とも十分再生することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、記録時のテープ速度と異なるテープ速
度、例えば2倍速などで再生するときには、それぞれの
ヘッドが固定されているので、それぞれのヘッドがトレ
ースする軌跡は、記録トラックを十分にトレースするこ
とができなくなる。すなわち、映像用磁気ヘッド2がト
レースする軌跡は(図7(b)),音声用磁気ヘッド3
がトレースする軌跡は(図7(c))の破線のようにな
る。なお、ここでは映像トラックと音声トラックを分け
て(図7(b)),(図7(c))に示している。した
がって、映像信号トラック7及び音声信号トラック8よ
り映像信号,音声信号が十分再生できないので、映像信
号,音声信号とも再生信号が劣化し、映像では再生画に
ノイズが現われ、音声ではぶつぶつ音などが混入し聴き
づらくなるという問題点を有していた。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、再生時のテー
プ速度が記録時のテープ速度と異なってもノイズのない
映像及び音声信号を再生することができる回転磁気ヘッ
ド装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の回転磁気ヘッド装置は、磁気記録媒体の傾
斜した映像トラックに映像信号を記録再生する映像用磁
気ヘッドと、前記磁気記録媒体の傾斜した音声トラック
に音声信号を記録再生する音声用磁気ヘッドと、前記映
像トラック及び音声トラックに対してほぼ直角方向に変
位する可動素子が取り付けられた回転シリンダとを具備
し、前記可動素子に前記映像用磁気ヘッドと前記音声用
磁気ヘッドとが取り付けるという構成を備えたものであ
る。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって記録時のテープ
速度と異なったテープ速度で再生するときに、映像用磁
気ヘッドと音声用磁気ヘッドが搭載された可動素子によ
り記録されたトラックを各々のヘッドが正確にトレース
することができるので、ノイズのない映像及び音声信号
を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例の回転磁気ヘッド装置
について、図面を参照しながら説明する。
【0010】(図1)は本発明の一実施例における回転
磁気ヘッド装置の構成図である。(図1)において、
(図5)と同一のものには同一の符号を付して説明を省
略する。10a,10bは可動素子であり、映像用磁気
ヘッド2a,2b,音声用磁気ヘッド3a,3bが搭載
されている。(図2)は映像用磁気ヘッド2a,2b,
音声用磁気ヘッド3a,3bの相対高さを示す図であ
り、記録時とテープ走行速度が同じ時には(図7
(a))のトラックパターンを再生することが可能であ
る。
【0011】(図3)は可動素子10の一具体例であ
り、ここではピエゾ素子で構成されており、映像用磁気
ヘッド2a,及び音声用磁気ヘッド3bまたは映像用磁
気ヘッド2b,及び音声用磁気ヘッド3aが搭載されて
いる。ピエゾ素子に電圧を印加することにより、矢印の
方向へ動かすことができるので、映像用磁気ヘッド2及
び音声用磁気ヘッド3のヘッド高さを変えることができ
る。よって、(図7(b)(c))に示したトラックパ
ターンにオントラックすることが可能となり、映像信
号,音声信号とも十分な再生信号レベルを得ることがで
き、ノイズのない映像,音声出力が得られる。
【0012】以上のように構成された回転磁気ヘッド装
置について、以下(図1),(図2)及び(図3)を用
いてその動作を説明する。
【0013】(図1)のような構成によって、(図5)
に示した従来の構成とテープ速度及びシリンダの回転数
を同じにすると、テープ上を再生するトラックパターン
は、(図5)の構成で記録した記録パターンと同一にな
る。すなわち、(図7(a))のようになる。次に、記
録時と異なるテープ速度、例えば2倍速でテープを走行
させた場合には、可動素子10を固定させたままでは、
映像用磁気ヘッド2,音声用磁気ヘッド3の再生トラッ
クパターンはヘッドを固定させたときと同じになり、
(図7(b)(c))のようになる。すなわち、従来例
と同様に、記録トラックを十分にトレースすることがで
きなくなり、映像信号,音声信号とも再生信号が劣化す
る。
【0014】よって、本発明においては、可動素子10
に電圧を印加して変位させることにより、可動素子10
に取り付けられた映像用磁気ヘッド2,音声用磁気ヘッ
ド3を変位させる。(図4)にテープ速度が2倍速の時
の可動素子10a,10bの駆動波形を示す。aはヘッ
ド切り換え信号であり、bは可動素子10aの駆動波
形、cは可動素子10bの駆動波形である。可動素子1
0aはヘッド切り換え信号が“H”の区間においてトラ
ックを追従し、可動素子10bはヘッド切り換え信号が
“L”の区間においてトラックを追従する。また、可動
素子10bに搭載されているヘッドのアジマス角が可動
素子10aに搭載されているヘッドのアジマス角と異な
るので、可動素子10bは1トラック分だけあらかじめ
変位させ、アジマス角があったトラックにオントラック
するように駆動されている。従って、この場合再生はフ
レーム再生となる。また、その時の映像用磁気ヘッド2
により再生されるトラックパターンは(図7(b))の
7a,7bに、音声用磁気ヘッド3により再生されるト
ラックパターンは(図7(c))の8a,8bになる。
【0015】このように、記録時と異なったテープ速度
で再生する場合、例えば2倍速で再生するときにも、可
動素子10に映像用磁気ヘッド2と音声用磁気ヘッド3
が一緒に搭載されているので、映像用磁気ヘッド2を映
像トラックにオントラックするように可動素子10を制
御すれば、音声用磁気ヘッド3も音声トラックにオント
ラックすることになる。また、音声用磁気ヘッド3が音
声トラックにオントラックするように制御してもよい。
ここではオントラックの方法についての説明を省略して
いるが、オントラックの方法については多くの方式が提
案されており、例えば特公昭63−41470号公報に
示されているトラッキング装置を用いることにより実現
することができる。
【0016】ここで、可動素子10へヘッドを搭載する
場合において、音声用磁気ヘッド3が映像用磁気ヘッド
2より先に走査するように搭載することにより、波長の
長い音声信号を磁気テープ4の深層に記録することが可
能である。
【0017】以上のように本実施例のよれば、可動素子
10に映像用磁気ヘッド2と音声用磁気ヘッド3を一緒
に搭載することにより、記録時と異なったテープ速度で
再生した場合においても、映像トラック及び音声トラッ
クに同時にオントラックすることができるので、ノイズ
のない映像及び音声信号を得ることができる。
【0018】ここで、音声信号は回転ヘッドを用いて記
録されているので、テープ速度が2倍になったとして
も、再生される音声信号のピッチは変化しない。従っ
て、記録時と異なったテープ速度で再生したリニアオー
ディオ信号ではピッチが変化して聴きづらくなるのに比
べ、音声トラックを再生して得られる音声信号ではピッ
チが変化しないので聴きづらい音声とはならない。
【0019】なお、本実施例においては可動素子10を
ピエゾ素子としたが、可動素子10は電磁的なアクチュ
エータ、例えばムービングコイル方式,ムービングマグ
ネット方式の可動素子としてもかまわない。
【0020】また、可動素子への電力供給方法について
は、本実施例では説明しなかったがブラシスリップリン
グなどを用いて供給することが可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、磁気記録媒体の
傾斜した映像トラックに映像信号を記録再生する映像用
磁気ヘッドと、前記磁気記録媒体の傾斜した音声トラッ
クに音声信号を記録再生する音声用磁気ヘッドと、前記
映像トラック及び音声トラックに対してほぼ直角方向に
変位する可動素子が取り付けられた回転シリンダとを具
備し、前記可動素子に前記映像用磁気ヘッドと前記音声
用磁気ヘッドを取り付けることにより、記録時のテープ
速度と異なったテープ速度で再生する際、映像用磁気ヘ
ッドと音声用磁気ヘッドが搭載された可動素子により、
記録されたトラックを各々のヘッドが正確にトレースす
ることができるので、ノイズのない映像及び音声信号を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における回転磁気ヘッド装置
の構成図である。
【図2】本発明の一実施例における動作説明のための映
像用磁気ヘッド及び音声用磁気ヘッドの相対高さを示す
図である。
【図3】本発明の一実施例における動作説明のための可
動素子及び磁気ヘッド取付状態を示す図である。
【図4】本発明の一実施例における動作説明のための可
動素子の駆動波形を示す図である。
【図5】従来の回転磁気ヘッド装置の構成図である。
【図6】従来例における動作説明のための映像用磁気ヘ
ッド及び音声用磁気ヘッドの相対高さを示す図である。
【図7】本実施例及び従来例における動作を説明するた
めのトラックパターンを示す図である。
【符号の説明】
1 回転シリンダ 2 映像用磁気ヘッド 3 音声用磁気ヘッド 4 磁気テープ 5 キャプスタン 6 ピンチローラ 7 映像トラック 8 音声トラック 10 可動素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体の傾斜した映像トラックに
    映像信号を記録再生する映像用磁気ヘッドと、前記磁気
    記録媒体の傾斜した音声トラックに音声信号を記録再生
    する音声用磁気ヘッドと、前記映像トラック及び音声ト
    ラックに対してほぼ直角方向に変位する可動素子が取り
    付けられた回転シリンダとを具備し、前記可動素子に前
    記映像用磁気ヘッドと前記音声用磁気ヘッドとが取り付
    けられたことを特徴とする回転磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 音声用磁気ヘッドが映像用磁気ヘッドよ
    り先行して磁気記録媒体を走査するように可動素子に取
    り付けたことを特徴とする請求項1記載の回転磁気ヘッ
    ド装置。
JP28438391A 1991-10-30 1991-10-30 回転磁気ヘツド装置 Pending JPH05128458A (ja)

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JP28438391A JPH05128458A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 回転磁気ヘツド装置

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JP28438391A JPH05128458A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 回転磁気ヘツド装置

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JPH05128458A true JPH05128458A (ja) 1993-05-25

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JP28438391A Pending JPH05128458A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 回転磁気ヘツド装置

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JP (1) JPH05128458A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5888826A (ja) * 1981-11-24 1983-05-27 Victor Co Of Japan Ltd 信号記録装置
JPH02276001A (ja) * 1989-04-17 1990-11-09 Hitachi Ltd 磁気記録再生装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5888826A (ja) * 1981-11-24 1983-05-27 Victor Co Of Japan Ltd 信号記録装置
JPH02276001A (ja) * 1989-04-17 1990-11-09 Hitachi Ltd 磁気記録再生装置

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