JPS61142880A - 磁気記録再生方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、静止画の記録再生を可能にした磁気記録再
生方法に関する。

［従来技術とその問題点１ 従来のビデオテープレフーダ（ＶＴＲ）における静止画
の記録再生方法として、特開昭５９−１２３３７７号公
報によると、ＶＴＲの間欠記録におけるテープ速度の制
御の困難さをなくす為、ビデオヘッド用の回転ドラム上
の対称位置に取り付けられた１対のビデオヘッドの他に
静止画記録用のビデオヘッドを回転ドラムの中心軸方向
に１トラック幅分だけずらして取り付けている。この方
法は、一方のヘッド取付が２個のヘッドを重ね合わせる
ことになるのでヘッド組立の上で困難さを生じる。

又、ロータリ−トランス１チャンネル分が増加すること
になり、ヘッド出力の切換回路も必要となるという欠点
がある。

特開昭５９−５１６８１号公報に開示された静止画記録
方法では、通常記録モードにおいて、記録ヘッドの走査
軌跡が磁気テープの静止時と同じ軌跡となるよ、う記録
ヘッドにその走査方向を横ぎる方向の変位力を与える手
段（電気・機械変換素子）を用いている。この方法は、
記録ヘッドにノコギリ波電圧を加えて変位力を与えるの
で、これら周辺の制御回路が複雑化するといった欠点が
あった。

［発明の目的１ この発明は上述の問題点をなくすためになされたもので
あり、静止画再生専用の磁気ヘッドを設けることなく、
簡単な回路構成で静止画の記録・再生が行なえる磁気記
録再生方法を提供することを目的とする。

［発明の構成］ この発明の磁気記録再生方法は静止画の記録または再生
時において、記録担体を一時的に停止して、一方の記録
ヘッドで所定の１つのトラックをトレースして、画情報
の記録または再生を行ない、他方の記録ヘッドを電気・
機械変換手段等で回転ドラム軸方向へ１トラック幅だけ
変位させ、上記１つのトラックから１トラツク分だけず
れた位置のトラックをトレースして静止画の記録または
再生を行なう。

［実施例１ 第３図はＶＴＲのビデオヘッド搭載用のドラムを示し、
１は回転ドラム、２は固定ドラム、Ａ。

Ｂはそれぞれ所定の７ジマス角を有し、回転ドラム１の
外周面上にドラムの回転中心に対して対称な位置に取り
付けられたビデオヘッドを示していて、このビデオヘッ
ドＡ、Ｂは回転ドラム１の外周に沿って所定速度で回転
する。

一方のビデオヘッドたとえばビデオヘッドＢはこの発明
の一実施例である第１図に示すように、回転ドラム１の
底面に装着された、直径方向に延在しているバイモルフ
等を用いた電気・機械変換素子３の自由端側に固定され
ている。そして電気・機械変換素子３に所定の電圧を印
加することにより、この電気・機械変換素子３を回転ド
ラム１の底面外周付近に形成した凹所５内に変位させ、
これによってビデオヘッドＢが１トラック幅だけ回転ド
ラム１の軸方向に変位できるように構成されている。４
はＶＴＲにローディングされ回転ドラム１の外周面に巻
き付けられたビデオテープな示している。

なお、この発明においてはＶＴＲには静止画像の記録再
生時において、ビデオテープを一時的に停止し、１対の
トラックの記録または再生が終わると所定ピッチだけビ
デオテープを走行させるテープの間欠駆動装置（図示せ
ず）を備えている。

上記の構成のＶＴＲにおいて、通常の動作（動画の記録
・再生）においては、電気・機械変換素子３には電圧が
印加されず、第１図に図示のように、電電・機械変換素
子３は変位せず、ビデオヘッドＢは、回転ドラム１の軸
方向の位置に対して第２図に位置す、にしめすようにビ
デオヘッドＡと同一のレベルにあって、公知の通りの記
録・再生を行なう。

そして、ビデオテープが矢印６の方向に一定速度で走行
するとともにビデオヘッドＡ、Ｂがビデオテープ４上を
矢印６ａ方向に移動することにより、トラック９，１０
等が形成される。

一方、静止画像の記録時にはビデオテープ４はローディ
ング状態で停止し、この状態で回転ドラム１が回転して
、まず、回転ドラム１に取り付けられたビデオへノドＡ
により、１つのトラック、たとえばトラック７がトレー
スされ、このトラック７に１フイ一ルド分の画情報が記
録される。一方、電気・機械変換素子３には所定の電圧
が印加され、ビデオヘッドＢは回転ドラム１の軸方向に
、位置ｂ１で示すように１トラック幅に相当する長さで
変位し、この変位したビデオヘッドＢによって、トラッ
ク７に隣接して、かつ少なくと６１トラツク幅だけずれ
た位置で第２のトラック８がトレースされ、このトラッ
ク８に、上記トラック７のフィールドに連続する次のフ
ィールド分の画情報が記録される。

従って、ビデオテープ４が停止状態であってもビデオテ
ープ４が走行していると同様な記録が行なわれる。記録
完了後は、ビデオテープ４は、矢印６ｂで示す方向に２
トラツク分の距離１１だけ送られて停止状態となり、次
の２フイールドの画情報が上述と同様にしてビデオテー
プ４上に記録される。

通常再生時、ビデオテープ４は既存の７オーマツトに従
って一定速度で連続的に走行する。このときビデオヘッ
ドＡで記録されたトラック７は同じビデオヘッドＡでト
レースされ、ｂｌのイ装置ｌこあったビデオヘッドＢで
記録されたトラック８は電×・機械変換素子３により元
の破線の位置ｂ０にもどされたビデオヘッドＢによりト
レースされる。これは、従来のＶＴＲの再生と同様であ
る。次に静止画像再生時には、ビデオテープ４は上記記
録時と同じく停止状態にあり、この場合は、トラック７
．８は記録時に使用されたビデオヘッドと同じ位置のヘ
ッドでトレースされる。即ち、ビデオヘッドＡによりト
ラック７がトレースされると、次にビデオへラドＢは第
２図のｂｌの位置に変位せしめられて、トラック８をト
レースして所定の静止画像を再生する。なお、上記通常
再生の際、再生時のビデオヘッドＡ、Ｂの軌跡は停止時
に記録されたトラック７．８と一致しないのでミストラ
ックを起こすが、静止画の検索には支障がない程度のも
のである。かえって静止画であるという症状としてわか
らせることができる。なお、ビデオへラドＢは一定の量
だけ変位させればよいので電気・８！械変換素子３に印
加する電圧は一定の直流電圧でよく、ビデオヘッドの位
置の制御が容易となる。

［発明の効果１ 以上詳述したように、この発明は静止画記録再生を可能
とした磁電記録再生装置において、磁気テープなどの記
録担体を間欠的に走行させ、記録担体の走行停止状態で
記録を行なうようにしたので、記録時の記録担体の速度
制御を考える必要がなく、−回の記録完了時に次の記録
のためのテープ送り量を制御するだけで良く、速度制御
が容易となる。又、静止画像再生時には記録時と同じヘ
ッド位置にて再生するのでトラックを正確にトレースす
ることが出来、ノイズレススチル再生が可能となる。さ
らに、静止画記録及び再生に余分のヘッドを用いること
なく、一方のヘッドのみを電気・機械変換素子にて一定
量だけ変位する制御で良く、制御回路も簡単になる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す磁気ヘッド取付部の
部分拡大断面図、第２図は回転ドラムによるビデオテー
プ上の記録トラックの形式を示す図、第３図（ａ）、（
ｂ）は回転ドラムを示す平面図と正面図である。 １・・・回転ドラム、２・・・固定ドラム、３・・・電
気・機械変換素子、４・・・ビデオテープ、Ａ、Ｂ・・
・ビデオヘッド、７．８・・・トラック。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録担体をドラムに斜めに巻回して走行させ、回
   転する２個の記録ヘッドにより記録担体上をトレースし
   て画像を所定トラックに記録し、または再生するように
   した磁気記録再生方法において、記録担体を停止状態と
   して、一方の記録ヘッドにより１つのトラックをトレー
   スするとともに、ドラムの軸方向に１トラック幅に相当
   するだけ変位させた他の一方の記録ヘッドを用いて、上
   記１つのトラックに隣接するトラックをトレースするこ
   とにより静止画像の記録または再生を行なうことを特徴
   とする磁気記録再生方法。