JPH0679400B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0679400B2
JPH0679400B2 JP62135247A JP13524787A JPH0679400B2 JP H0679400 B2 JPH0679400 B2 JP H0679400B2 JP 62135247 A JP62135247 A JP 62135247A JP 13524787 A JP13524787 A JP 13524787A JP H0679400 B2 JPH0679400 B2 JP H0679400B2
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    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/602Guiding record carrier for track selection, acquisition or following

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、再生時、回転磁気ヘッドが記録トラック上を
正確にトラッキングしうるヘリカル走査方式の磁気記録
再生装置に関するもので、特に情報を時間圧縮して間欠
的に記録し再生されるVTR等の磁気記録再生装置に利用
されるものである。
従来の技術 一般にヘリカル走査方式の磁気記録再生装置において、
特殊再生を行う場合テープ速度が記録時と異なるために
回転磁気ヘッドの走査軌跡が記録トラックと傾きが異な
り正しくトラッキングできなくなる。また、通常の再生
を行う場合においても、記録時と再生時と使用する装置
が異なる場合、テープ走行の安定性や種々の機械精度の
差等により正しくトラッキングできない場合がある。
従来、上述のようなトラッキングの問題を解決するため
に、バイモルフ構成の圧電素子により回転磁気ヘッドを
トラック幅方向に偏位しうるようにし回転磁気ヘッドよ
り得られるトラッキングエラー信号に従って圧電素子を
駆動しトラッキングを取るような方式が多く採用されて
いる(たとえば、特公昭61−27808号公報)。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような従来の方式においては、
(1)回転する圧電素子に電力を供給するためのブラ
シ,スリップリングが必要でコスト,信頼性において問
題である、(2)バイモルフ構成の圧電素子は一般に安
定性に欠け、ドリフト性の歪が大きいためトラッキング
に供されるヘッドは再生専用にしか使えず、装置として
記録ヘッドも必要となり、さらにロータリートランス数
も増やさねばならず回転ドラムの製造が複雑となり組立
性に支障をきたす、(3)またヘッドはトラック幅方向
に対し少し角度をもって偏位するためにテープに対する
ヘッドのタッチ状態が悪化し短波長記録された信号を再
生する場合S/N比が悪化する等の問題を有している。
本願発明は上記問題点に鑑みなされたもので、テープの
送りをダイナミックに制御することにより、再生専用ヘ
ッドが不用でかつヘッドタッチが良好なトラッキングを
可能とする磁気記録再生装置を提供することを目的とし
ている。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の磁気記録再生装置
は、回転角度θごとに、少なくともθ(ただし、θ
<θ)の回転角にわたって、回転磁気ヘッドが磁気
テープ上を走査し信号を記録および再生するヘリカル走
査方式の磁気記録再生装置であって、前記磁気テープの
移送量を検出するテープ移送量検出手段と、前記回転磁
気ヘッドにより再生される信号よりトラック位置信号を
検出するトラッキング信号検出手段と、前記磁気テープ
を移送する磁気テープ移送手段を構成し、再生時、回転
角θごとに、前記回転磁気ヘッドが磁気テープ上を走
査する少なくとも回転角θ(ただし、θを越えな
い)の期間においては、前記回転磁気ヘッドが前記磁気
テープ上の記録トラック上をトラッキングするように前
記トラッキング信号検出手段の出力信号に従って前記磁
気テープ移送手段を制御し、他の期間においては、前記
回転磁気ヘッドがθ回転するごとに移送される前記磁
気テープの移送量が所定の移送量となるように前記移送
量検出手段の出力信号に従って前記磁気テープ移送手段
を制御するものである。
作用 本発明は上記した構成によって、トラッキング信号検出
手段によって検出されたトラッキング誤差信号により磁
気テープの長手方向の位置を制御することにより正確に
回転磁気ヘッドは磁気テープ上に形成された記録トラッ
ク上を走査し、また回転磁気ヘッドが信号を再生する必
要のない期間において磁気テープの送り量を制御し、あ
らゆる速度での再生が行える。
この結果、回転磁気ヘッドの位置を偏位することなく磁
気テープ上の記録トラック上を回転磁気ヘッドが正確に
トラッキングしうるものである。
実施例 以下本発明の一実施例の磁気記録再生装置について、図
面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例の磁気記録再生装置として供
されるヘリカル走査方式VTRのテープ走行系を示すブロ
ック図である。第1図において1aは供給リール、1bは巻
取りリール、3a,3b,3c,3fはガイドポストであり、3d,3e
は傾斜ポストである。5は互いにアジマス角の異なった
回転磁気ヘッド5a,5bがθ(=180度)の角度をへだて
た位置に配置された回転ドラム装置である。また回転磁
気ヘッド5a,5bは記録時は映像信号のフレーム周波数
に、再生時はフレーム周波数と略等しい基準周波数に同
期した回転数ns(NTSC信号の場合は約29.97rps)で図示
の方向に回転している。7はキャプスタン、6は磁気テ
ープ2をキャプスタン7に圧接するピンチローラ、8は
キャプスタン7を駆動するキャプスタンモータである。
4aはテンションポストで支点4cを中心に磁気テープ2の
テンションにより回動するようにテンションレバー4eの
一端に配設されている。テンションレバー4eの他端には
磁石4dが配設され、磁石4dの位置を検出するための磁気
感応素子よりなる位置検出素子4fが固定部に配置されて
いる。4bはバネでテンションポスト4aが回動するのを阻
止するように配置されている。磁気テープ2は供給リー
ル1aからガイドポスト3a,3b,テンションポスト4a,ガイ
ドポスト3c,傾斜ポスト3dを経由し回転ドラム装置5に
基準移送θ(=0)からθ+θ(θ=90度)に
渡ってヘリカル状に添接され傾斜ポスト3e,ガイドポス
ト3f,キャプスタン7およびガイドポスト3gを経て巻取
りリール1bにいたる。なお、本実施例において、図中に
は示していないが記録,再生時において、位置検出素子
4fの出力により供給リール1aに駆動力を与えテンション
ポスト4aでのテンションが変化してもテンションポスト
4aの位置が変化しないように制御することによりテンシ
ョンポスト4aでのテンションを一定となるようにテンシ
ョン制御を行っている。また回転ドラム装置5は回転磁
気ヘッド5a,5bが各々θからθ+θの回転位相で
ある場合にハイレベルで他の回転位相においてローレベ
ルなヘッドスイッチ信号HSWa,HSWbを出力する。
第2図(a)は本実施例に供されるVTRの記録再生時の
動作を説明するための信号系統を示す要部ブロック図、
第2図(b)は第2図(a)における制御手段13の詳細
ブロック図で、f−v変換器13−1,加減算カウンタ13−
2,D/A変換器13−3,増幅器13−4,補償回路3−5,スイッ
チSWc,SWdより構成されている。なお、第2図(a),
(b)において、第1図と同一のものには同一の番号を
付してある。
以下、第2図(a),(b)をもちいて記録時と再生時
の動作を説明する。
9はキャプスタン軸7と一体に回転するように構成され
たロータリエンコーダで外周部に等ピッチでNおよびS
磁極が着磁されている。10はロータリエンコーダ9の磁
極を検出するための磁気抵抗素子等よりなる検出素子で
ある。ロータリエンコーダ10と検出素子9より周波数発
電気を構成しており、検出器10の出力電圧はパルス増幅
器11によりパルス信号に波形整形されFGパルス信号とし
て制御手段13に入力される。SWa,SWb,SWcは記録時はRec
側、再生時はPB側に閉じられている。
記録時、駆動回路14にはf−v変換器13−1にてFGパル
スの周期を電圧に変換された信号が入力され、その入力
信号に対応した電力をキャプスタンモータ8に供給す
る。なお、f−v変換器13−1はFGパルス信号の周波数
が所定の周波数より低い時は正の電圧を、高い時は負の
電圧を出力する。駆動回路14はその入力電圧が正の電圧
の時モータに正方向のトルク、負電圧の時は負トルクを
発生させる。
その結果、キャプスタンモータ8は定速で回転し、磁気
テープ2を一定速度(Vt)で巻取りリール1b側に移送す
る。すなわち磁気テープ2は回転ドラム装置5がθ
転するごとにLpそしてθ回転するごとではLp/2の長さ
を移送される。また前述のロータリエンコーダ9は磁気
テープ2がLp長移送されるあたりにZp個のFGパルスが発
生するように磁極が構成されている。アナログ映像信号
は端子100よりA/D変換器101に入力されデジタル映像信
号に変換され圧縮器102に入力される。圧縮器102では書
き込みクロックによりデジタル映像信号をフィールド単
位で順次二つのメモリに読み込み、読み込んだメモリの
内容をヘッドスイッチ信号HSWa,HSWbの立ち上がり縁を
起点とし書き込みクロックの二倍の周波数の読み出しク
ロックで読み出し出力する。圧縮器103の出力信号はD/A
変換器103によりアナログ信号に変換された後、変調器1
04によりFM変調されハイパスフィルタ(以後HPFと略
す)105にて低域成分を除去し混合器106にてトラック位
置信号発生器107より発生されるトラック位置信号と混
合されスイッチSWa,SWbを介して回転磁気ヘッド5a,5bに
供給され圧縮された映像信号とトラック位置信号を重畳
し磁気テープ上に記録し記録トラックを形成する。記録
されるトラック位置信号はHPF105の出力信号に影響を与
えないように十分に低い周波数を採用している。
再生時、回転磁気ヘッド5a,5bは各々の回転位相がθ
からθ+θ間において磁気テープ上を走査し記録ト
ラック上の信号を再生する。再生された信号は各々増幅
器21,22で増幅された後、混合器23にて混合される。混
合器23の出力信号はトラッキング検出手段12に入力され
る。トラッキング検出手段12ではローパスフィルタによ
りトラック位置信号をFM変調された映像信号と分離し検
出し、この再生されたトラック位置信号よりトラッキン
グエラー信号として出力する。
その特性は各々の回転磁気ヘッド5a,5bが再生すべきト
ラックの中心から巻取りリール1b側のトラック方向に偏
位している場合にはその偏位量に比例した正の電圧を、
供給リール1a側のトラックに偏位している場合にはその
偏位量に比例した負の電圧をトラッキングエラー信号と
して出力する。
トラッキングエラー信号は増幅器13−4で増幅されその
出力端子はスイッチSWdの接点aに接続される。
スイッチSWdはヘッドスイッチ信号HSWa,HSWbによりコン
トロールされ、HSWa,HSWbのどちらかがハイレベルであ
るとき接点a側に閉じられ、他の期間は接点b側に閉ら
れる。
加減算カウンタ13−2はヘッドスイッチ信号HSWa,HSWb
の立ち上がり縁ごとに設定データDiがロードされ、ヘッ
ドスイッチ信号HSWaあるいはHSWbがハイレベルでキャプ
スタン7が逆回転すなわち磁気テープ2を供給リール側
に移送している期間においてFGパルス信号の立ち上がり
縁が到来するごとに加算、キャプスタン7が正回転して
いる場合は減算され他の間においては加減算結果が零に
なるように加減算動作を行う。
加減算カウンタ13−2の出力データはD/A変換器13−3
に入力されアナログ量に変換される。D/A変換器13−3
の出力端子はスイッチSWdの接点bに接続されている。
補償回路13−5はスイッチSWdを介して入力されるD/A変
換器13−3あるいは増幅器13−4の出力の位相を補償し
駆動回路14に入力しキャプスタンモータ8に駆動するこ
とにより磁気テープ移送する制御系を安定にするための
ものである。
よって回転磁気ヘッド5a,5bが磁気テープ2を走査する
期間(すなわちヘッドスイッチ信号HSWa,HSWbがハイレ
ベルの期間)はトラッキングエラー信号が零になるよう
に磁気テープ2の送り量(位置)を制御するため磁気テ
ープ上の記録トラックの直線性が悪くても回転磁気ヘッ
ド5a,5bは記録トラック上を正確にトラッキングする。
そして、この期間に移送される磁気テープ2の移送量を
FGパルス数を用いて加減算カウンタ13−2の設定データ
Diより減算あるいは加算しその結果量だけ磁気テープ2
をヘッドスイッチ信号HSWa,HSWbがともにローレベルの
期間において移送するために、設定データDiをZpとする
ことにより回転磁気ヘッド5a,5bは順次所定の記録トラ
ック上の中心をトラッキングしながら信号を再生するこ
とができる。そして、混合器23の出力信号はHPF24によ
りトラッキング位置信号が除去され復調器25に入力され
る。復調器25で復調された信号はA/D変換器26に入力さ
れデジタル信号に変換され伸長器27に入力される。伸長
器27に入力されたデジタル信号は所定の書き込みクロッ
クでヘッドスイッチ信号HSWa,HSWbがハイレベルの期間
を読み込み単位として交互に二つのメモリに読み込み、
書き込みクロックの1/2の周波数の読み出しクロックで
二つのメモリにメモリされた内容を回転ドラム装置5の
回転周期の1/2の時間ごとに交互に読み出され、D/A変換
器28に入力されアナログ信号に変換される。すなわち出
力端子29に時間的に連続し安定したアナログ映像信号が
再生され出力される。
また上述の説明より明らかなように、加減算カウンタ13
−2の設定データDiを適当に選ぶことにより、安定した
トラッキングを行いながらスローや高速サーチ再生が可
能となる。
発明の効果 回転磁気ヘッドが磁気テープ上を走査し信号を記録およ
び再生するヘリカル走査方式の磁気記録再生装置におい
て磁気テープの移送量を検出するテープ移送量検出手段
と、前記回転磁気ヘッドにより再生される信号よりトラ
ック位置信号を検出しトラッキングエラー信号を出力す
るトラッキング信号検出手段と、前記磁気テープを移送
する磁気テープ移送手段と、回転磁気ヘッドが磁気テー
プ上を走査し信号を再生する期間においては、回転磁気
ヘッドが磁気テープ上の記録トラック上をトラッキング
するように前記トラッキング信号検出手段の出力信号に
従って前記磁気テープ移送手段を制御し、他の期間にお
いては、前記磁気テープの移送量が所定の移送量となる
ように前記移送量検出手段の出力信号に従って前記磁気
テープ移送手段を制御する制御手段とを設けることによ
り通常再生および特殊再生時において、回転磁気ヘッド
を正確に記録トラック上を走査させうるもので以下のよ
うな効果を発揮する。
1)従来のようなトラッキングのために、回転するヘッ
ドを偏位させる必要がなく簡単な構造で正確にトラッキ
ングしうる。
2)ヘッドを偏位させずにトラッキングするためにテー
プとヘッド間のタッチが安定で、特に短波長記録された
信号であってもS/Nを悪化させずに再生できる。
3)特に、信号を時間的に圧縮し離散的に磁気テープに
記録し再生されるようなデジタル記録されるVTR等に適
しておりトラックピッチを現在実用化されているVHS,VT
Rのトラックピッチに比して十分小さくし得るものであ
る。
なお、上記実施例では記録トラック上全てにおいてトラ
ック位置信号を採用しているが、トラック位置信号を離
散的にトラック上に記録される場合においても同様の効
果が得られるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の一実施例におけるテープ走行系を示
すブロック図、第2図(a)は記録再生時の信号系統を
示す要部ブロック図、第2図(b)は第2図(a)の制
御手段の詳細ブロック図である。 2……磁気テープ、5a,5b……回転磁気ヘッド、7……
キャプスタンモータ軸、8……キャプスタンモータ、9
……ロータリエンコーダ、10……検出素子、12……トラ
ッキング信号検出手段、13……制御手段、14……駆動手
段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転角度θごとに、少なくともθ(た
    だし、θ<θ)の回転角にわたって、回転磁気ヘッ
    ドが磁気テープ上を走査し信号を記録および再生するヘ
    リカル走査方式の磁気記録再生装置であって、前記磁気
    テープの移送量を検出するテープ移送量検出手段と、前
    記回転磁気ヘッドにより再生される信号よりトラック位
    置信号を検出するトラッキング信号検出手段と、前記磁
    気テープを移送する磁気テープ移送手段と、回転角θ
    ごとに、前記回転磁気ヘッドが磁気テープ上を走査する
    少なくとも回転角θ(ただし、θを越えない)の期
    間においては、前記回転磁気ヘッドが前記磁気テープ上
    の記録トラック上をトラッキングするように前記トラッ
    キング信号検出手段の出力信号に従って前記磁気テープ
    移送手段を制御し、他の期間においては、前記回転磁気
    ヘッドがθ回転するごとに移送される前記磁気テープ
    の移送量が所定の移送量となるように前記移送量検出手
    段の出力信号に従って前記磁気テープ移送手段を制御す
    る制御手段とより構成されたことを特徴とする磁気記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】磁気テープ移送手段はキャプスタンおよび
    キャプスタンを駆動するキャプスタンモータより構成さ
    れ、移送量検出手段はキャプスタンに直結された周波数
    発電機より構成されたことを特徴とする特許請求の範囲
    第(1)項記載の磁気記録再生装置。
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JPS63300451A JPS63300451A (ja) 1988-12-07
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