JPH0632528A - 用紙搬送機の摩耗測定装置 - Google Patents

用紙搬送機の摩耗測定装置

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JPH0632528A
JPH0632528A JP4212103A JP21210392A JPH0632528A JP H0632528 A JPH0632528 A JP H0632528A JP 4212103 A JP4212103 A JP 4212103A JP 21210392 A JP21210392 A JP 21210392A JP H0632528 A JPH0632528 A JP H0632528A
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JP
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Application number
JP4212103A
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English (en)
Inventor
Naoto Aoki
直人 青木
Satoshi Miyashita
聡 宮下
Mitsuru Takiguchi
充 瀧口
Yuji Hamazaki
祐児 浜崎
Masafumi Shimoyama
雅史 下山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 用紙5の搬送方向に沿って複数の駆動部6
1、62、63が設けられている。また、各駆動部6
1、62、63に対応してそれぞれ用紙検出手段10
1、102、103が設けられている。換算手段92は
用紙検出手段101、102、103の出力に基づき、
各駆動部61、62、63毎の換算値を算出し、加算手
段93は、用紙毎の換算値を加算する。交換時期判定手
段94は、各駆動部61、62、63毎の加算値と、予
め設定されている特定値とを比較し、各駆動部61、6
2、63毎の交換時期を判定する。 【効果】 各駆動部毎の交換時期を的確に判断すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式文字読取装置
(OCR)等に用いられ、読取媒体としての用紙を搬送
する用紙搬送機の摩耗測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】帳票に記載されたデータを情報処理装置
に入力するため、帳票読取機が使用される。この帳票読
取機は、帳票上に記載された文字を光学的に読取り、文
字認識等を行ってデータ処理を実行する装置である。
【0003】図2に、従来一般の帳票読取り機の外観を
示す。図において、装置本体1の上部には、帳票を吸入
する吸入口2が設けられている。そして、その右側面
に、読取り対象となる用紙としての帳票5を積み上げる
ホッパ3と、読取り済みの帳票5が排出され積み上げら
れるスタッカ4とが設けられている。帳票5は、矢印
方向に吸入口2の中へ吸入され、ホッパ3は、最上段に
積み上げられた帳票5が常に吸入口2の所定位置にくる
ように矢印方向に上昇する機構とされている。また、
帳票5は、装置本体内部で読取り処理が行われた後、矢
印方向に排出され、スタッカ4上に積み上げられる。
装置本体1の内部には、このように、帳票5を搬送する
用紙搬送機と、帳票上の文字を認識する回路が設けられ
ている。
【0004】図3は、用紙搬送機とその周辺部の構造を
示す従来装置のブロック図である。図において、帳票5
は、この装置内部で矢印方向に搬送される。用紙搬送
機は、用紙の駆動部として紙送り機構6aと排出機構6
bとを備えている。紙送り機構6aは、図示しないモー
タ等により矢印方向に回転駆動されるゴムローラ等か
ら成る。排出機構6bも、同様に、図示しないモータ等
により矢印方向に回転駆動されるゴムローラ等から成
る。また、帳票5上の文字読取りのためにイメージセン
サ7および集光レンズ8が配置されている。この装置に
は、制御部9により制御され、イメージセンサ7により
読取られた信号を処理し文字を認識する認識部10と、
帳票5の種類や読取るべき文字の位置等を記憶したフォ
ーマット記憶部11が設けられている。尚、この図で
は、長さL,幅Wの用紙が搬送されている。
【0005】第4図(a)に、このような用紙の平面図
を示す。図のように、帳票5には、その各部に読取られ
るべき文字5bが記載されているが(文字自体は図示さ
れていない)、そのような帳票フォーマットを、装置が
予め認識することができるように、帳票5の左上隅に帳
票内容コード5aが記載されている。装置は、帳票上の
文字読取りに先立って、この帳票内容コードを読取り、
帳票の種類を識別する。これにより、その後の文字読取
り処理が進められることになる。
【0006】図3の装置は次のように動作する。図5
に、図3に示した従来装置の動作を示すフローチャート
を図示した。先ず、図示されていない起動手段により装
置が起動されると、帳票5の吸入が開始される(ステッ
プS1)。このとき、図3に示す紙送り機構6aが矢印
方向に回転し、帳票5を矢印方向に一定の速度で搬
送する。そして、図4に示した帳票内容コード5aが読
取り位置にくると、イメージセンサ7は集光レンズ8を
介して帳票内容コード5aを読取る(ステップS2)。
認識部10は、イメージセンサ7の出力信号を解析し、
帳票内容コードを認識して制御部9に受渡す。制御部9
は、フォーマット記憶部11に記憶された帳票内容コー
ドに対応する帳票フォーマットの読込みを行う(ステッ
プS3)。この帳票フォーマットには、例えば、帳票5
のどの位置にどのような種類の情報が記載されているか
が含まれている。制御部9は、紙送り機構6aを制御し
ながら帳票5の位置を認識し、読取るべき文字が読取り
位置にきたとき、認識部10を動作させ、その文字認識
を実行させる(ステップS4)。このような処理の終了
後、制御部9は排出機構6bを駆動し、用紙は、矢印
方向に搬送されて排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な用紙搬送機は、ローラと用紙との間の摩擦力により、
ローラの回転を用紙に伝達し用紙を搬送している。この
摩擦力は、ローラや用紙の表面状態と両者の間の圧力に
より定まる。摩擦力が小さければ、ローラと用紙との間
にスリップが生じ、用紙の搬送量に誤差が生じ、文字認
識を誤る場合がある。また、摩擦力が大き過ぎれば、大
きな駆動力を必要とし、ローラの摩耗が激しくなり、用
紙にも無理な力が加わる。従って、図3に示した紙送り
機構6aや排出機構6bの帳票5に対する摩擦力の設定
は精密に行わなければならない。
【0008】しかしながら、長期間の使用後は、そのロ
ーラ面に摩耗が生じ、摩擦係数が変化したり、帳票5に
対する圧力が低下したりする。そこで、保守管理者は、
定期的に用紙搬送機を点検し、その摩耗状態を調べて、
適宜ローラの交換等を行う必要があった。しかしなが
ら、ローラ等の交換の要否は、保守管理者が目視により
行うのが一般的であり、判断を誤れば摩耗限界を過ぎて
しまう恐れもある。用紙搬送機には、ローラのみならず
ベルトを使用したものもあるが、やはり同様の課題が生
じている。
【0009】また、このような用紙搬送機は、複写装
置,印刷装置,ファクシミリ装置等に広く用いられてい
るが、特に帳票読取り機や、紙幣の鑑別等を行う金融機
関の自動取引装置等では、この保守点検が重要であり、
かつ、容易でない。摩耗部分の交換を、無条件に定期的
に行う方法もある。しかし、帳票読取り機は、その使用
頻度が様々であり、又、読取られるべき帳票の種類が多
種あるため、適当な交換時期の設定が容易でない。ま
た、金融機関等に設けられた自動取引装置では、紙幣を
搬送しながらその鑑別を行い、顧客と取引を行う。従っ
て、動作の高い信頼性が求められ、その保守にも慎重を
要する。更に、装置内の帳票走行不良で、帳票が必ずし
もスタッカに排出されないといった場合もあるため、交
換時期の設定は困難であった。従って、このような装置
の用紙搬送機の摩耗部分の交換時期を適切に判断する手
段が求められている。
【0010】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、用紙搬送機を備えた各種装置において、装置がその
使用状態を認識し、自動的に用紙搬送機の摩耗部分の交
換時期を判断できる用紙搬送機の摩耗測定装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明の用紙
搬送機の摩耗測定装置は、用紙の搬送方向に沿って複数
個設けられ、当該用紙を搬送する駆動部と、前記駆動部
毎に設けられ、搬送される用紙の有無を検出する用紙検
出手段と、前記用紙の走行長を、前記それぞれの用紙検
出手段で検出された用紙の有り時間に基づいて算出する
測定手段と、前記測定手段によって測定された各駆動部
毎の走行長に応じて重み付けし、搬送される用紙毎に、
各駆動部毎の摩耗状態を数値化した換算値を算出する換
算手段と、用紙毎の換算値を加算して摩耗状態情報の加
算値を算出する加算手段と、前記加算手段によって加算
された換算値と、予め設定された特定値とを比較し、各
駆動部の交換時期を判定する交換時期判定手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0012】第2発明の用紙搬送機の摩耗測定装置は、
用紙の搬送方向に沿って設けられ、当該用紙を搬送する
駆動部と、前記用紙に予め記録されたフォーマットより
当該用紙の走行長と読取位置を読出し、かつ走行する用
紙の走行時間を検知して、これら走行長と走行時間に応
じて重み付けし、搬送される用紙毎に、摩耗状態を数値
化した換算値を算出する換算手段と、用紙毎の換算値を
加算して摩耗状態情報の加算値を算出する加算手段と、
前記駆動部の交換時期の基準となる特定値を設定するた
めの設定手段と、前記加算手段によって加算された換算
値と、前記設定手段によって設定された特定値とを比較
し、駆動部の交換時期を判定する交換時期判定手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0013】第3発明の用紙搬送機の摩耗測定装置は、
用紙の搬送方向に沿って複数個設けられ、当該用紙を搬
送する複数の駆動部と、前記用紙に予め記録されたフォ
ーマットより当該用紙の走行長と読取位置を読出し、か
つ走行する用紙の走行時間を前記複数の駆動部毎に検知
して、これら走行長と走行時間とに応じて重み付けし、
搬送される用紙毎に、各駆動部毎の摩耗状態を数値化し
た換算値を算出する換算手段と、用紙毎の換算値を加算
して摩耗状態情報の加算値を算出する加算手段と、前記
加算手段によって加算された換算値と、予め設定された
特定値とを比較し、各駆動部の交換時期を判定する交換
時期判定手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】第4発明の用紙搬送機の摩耗測定装置は、
用紙の搬送方向に沿って複数個設けられ、供給されるク
ロックに同期して当該用紙を搬送する駆動部と、前記駆
動部毎に設けられ、搬送される用紙の有無を検出する用
紙検出手段と、前記駆動部毎に、前記それぞれの用紙検
出手段で検出された用紙の有り時間のクロックを計数す
る計数手段と、前記計数手段によって計数された各駆動
部毎の計数値に基づき、搬送される用紙毎に、各駆動部
毎の摩耗状態を数値化した換算値を算出する換算手段
と、用紙毎の換算値を加算して摩耗状態情報の加算値を
算出する加算手段と、前記加算手段で算出された摩耗状
態情報の加算値と、予め設定された特定値を比較し、各
駆動部の交換時期を判定する交換時期判定手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0015】第5発明の用紙搬送機の摩耗測定装置は、
第4発明において、複数の駆動部が、複数のクロックに
同期して用紙を搬送することを特徴とするものである。
【0016】第6発明の用紙搬送機の摩耗測定装置は、
第5発明において、計数手段が、複数の駆動部毎でかつ
複数のクロック毎に計数することを特徴とするものであ
る。
【0017】
【作用】本発明の用紙搬送機の摩耗測定装置において
は、例えば、用紙を搬送する複数の駆動部毎に用紙検出
手段が設けられている。測定手段は、各々の用紙検出手
段の出力信号から用紙の走行長を各駆動部毎に算出す
る。また、換算手段は測定手段で算出された各駆動部毎
の走行長に応じて重み付けを行い、各駆動部毎の換算値
を算出する。加算手段は、換算手段で算出された換算値
を用紙の搬送毎の加算し、走行負荷記憶部に格納する。
交換時期判定手段は、走行負荷記憶部に格納されている
各駆動部の加算値と、予め設定されている特定値を比較
し、各駆動部毎に交換時期を判定する。従って、複数の
駆動部で搬送する用紙の枚数が異なる場合であっても、
各駆動部の摩耗状態は正確に判定することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 《第1実施例の構成》図1は本発明の用紙搬送機の摩耗
測定装置の実施例を示すブロック図である。図の装置に
おいて、用紙搬送部分は、駆動部が3箇所に設けられた
構成となっている。即ち、ゴムローラからなる駆動部
は、帳票(用紙)5の搬送方向上流側から駆動部61、
62、63が設けられている。また、駆動部61の上流
側、駆動部62、63の下流側にはそれぞれフォトカプ
ラからなる用紙検出部101、102、103が設けら
れている。
【0019】図6に、これらの部分の構成を示す。ま
た、用紙検出部102、103の下流側には、それぞれ
スタッカ12、13が設けられている。スタッカ12
は、光学文字読取装置において、読取処理を行わない帳
票5の排出を行うためのものであり、スタッカ13は、
読取処理を行った帳票5を排出するスタッカである。そ
して、スタッカ12の入口付近には帳票5をスタッカ1
2かスタッカ13に振り分けるためのブレード14が設
けられている。更に、駆動部61と駆動部62との間に
は金属製のローラおよびポテンショメータ等からなる連
量測定手段15が設けられている。尚、この連量測定手
段15については後述する。そして、上記用紙検出手段
101、102、103の出力は制御部90に入力され
るよう構成され、かつ駆動部61、62、63は制御部
90によって制御されるよう構成されている。
【0020】また、本実施例において文字読取りのため
の機構は、図3に示した従来装置と同様であるため、対
応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0021】制御部90には、測定手段91と、換算手
段92と、加算手段93と、交換時期判定手段94とが
備えられている。測定手段91は、用紙検出手段10
1、102、103からの検出信号に基づき、各駆動部
61、62、63毎に走行する帳票5の走行長を測定す
る機能を有している。換算手段92は、測定手段93で
測定された各駆動部61、62、63毎の走行長に基づ
き換算データ記憶部18に記憶されているデータから所
定の換算処理を行い、換算値を算出する機能を有してい
る。加算手段93は、換算手段92で換算された値を加
算するためのもので、その加算結果は走行負荷記憶部1
6に格納されるよう構成されている。また、交換時期判
定手段94は、加算手段93によって加算された加算値
と、特定値記憶部21に記憶されている特定値とを比較
し、各駆動部61、62、63毎の交換時期を判定する
手段である。
【0022】測定手段91は、実測長算出手段91a
と、用紙幅算出手段91bと、連量算出手段91cとで
構成されている。実測長算出手段91aは、用紙検出手
段101、102、103で検出された用紙有り時間と
フォーマット記憶部に格納されている帳票5の搬送速度
から、各駆動部61、62、63毎に、帳票5の実測長
を算出するものである。用紙幅算出手段91bは、イメ
ージセンサ7からの出力信号を基に帳票5の幅を算出す
る手段であり、連量算出手段92cは連量測定手段15
からの出力信号を基に帳票5の連量を算出するものであ
る。
【0023】制御部90には、走行負荷記憶部16、初
期化部17、フォーマット記憶部11、換算データ記憶
部18が接続され、また、走行負荷記憶部17には表示
部19、時期表示部20、特定値記憶部21、入力部2
2が接続されている。ここで、走行負荷記憶部16は、
加算手段93によって算出された帳票5の走行負荷とし
ての帳票長と連量と帳票幅の重み付け数値の加算結果
を、各駆動部61、62、63に対応して記憶するため
のものである。初期化部17は、走行負荷記憶部16に
記憶されている各駆動部61、62、63の内の少なく
とも一つの記憶内容を特定し、これを初期化する機能を
有している。フォーマット記憶部11は、従来と同様
に、帳票5に関する種々のフォーマットが記憶されてい
る。換算データ記憶部18は、帳票5の走行長と連量と
幅とを重み付け数値に換算し、負荷としての数値に換算
する際に換算手段92より参照される換算データを記憶
している記憶部である。
【0024】表示部19は、液晶表示部等からなり、交
換時期判定手段94によって各駆動部61、62、63
のいずれかが交換時期であると判定された場合、その駆
動部に対応したコードを表示するためのディスプレイで
ある。また、時期表示部20は、各駆動部61、62、
63の内いずれかが交換時期となった場合にこれを表示
するためのアラーム機能を有するディスプレイである。
特定値記憶部21は入力部22より入力された特定値
(寿命値)を記憶するメモリである。また、入力部22
はキーボード等からなり、予め交換時期の値を設定し、
入力するためのものである。
【0025】《動作原理》図7は、用紙搬送条件の説明
図である。図は、図1に示す各駆動部61、62、63
の内の一つを側面から眺めた図である(ここでは駆動部
61とする)。図のように、駆動部61は矢印方向に
回転駆動され、帳票5は矢印方向に搬送される。この
とき、帳票5には、駆動部61の回転によって搬送方向
に力Tが加わる。尚、この力Tを加えるために、駆動部
61は、帳票5に対し直角方向に押圧力Pを及ぼしてい
る。ここで、帳票5の重さをmとすると、帳票5と走行
面との間の摩擦により、帳票5には、矢印の搬送方向
と逆方向の摩擦力Fが加わる。ここで、走行面と帳票5
との間の摩擦係数をμ0 ,駆動部61と帳票5との間の
摩擦係数をμ1 とすると、Tはμ1 ×Pで求められ、F
はμ0 ×mで求められる。勿論、TがFより大きい場合
に紙送りが可能となる。
【0026】図8は、用紙検出手段101、102、1
03の動作原理を示す図であり、図8(a)は帳票5の
無い状態、図8(b)は帳票5のある状態、図8(c)
は出力信号波形を示す図である。即ち、図8(c)にお
ける信号のオン状態は、図8(a)に示す帳票無状態で
あり、信号のオフ状態は、図8(b)に示す帳票搬送中
の状態である。従って、帳票5の実測長は信号のオフ状
態の時間Tを測定し、この時間Tに用紙走行速度vを掛
けた値、T×vより求められる。尚、この場合用紙走行
速度vは、前述したようにフォーマット記憶部11に予
め格納されている。
【0027】図9は、連量測定手段15の動作原理を示
す図であり、図9(a)は、帳票5の無い状態、図9
(b)は帳票5の有る状態、図9(c)はローラ部15
aと、このローラ部15aの動作に応じた出力を発生す
るポテンショメータ15bの関係を示す図である。この
ように、ポテンショメータ15bは、ローラ部15aが
走行面51に接した用紙無状態と走行面51との間に帳
票5が介在した用紙有状態の変化量に応じた出力を送出
し、制御部90の連量算出手段91cがこの出力の差分
から帳票5の連量を求めるものである。また、帳票5の
幅の算出は、用紙幅算出手段91bが、イメージセンサ
7にて得られた画像データ上の帳票5の左端と右端を求
め、この左端と右端とから用紙幅を算出するものであ
る。
【0028】通常、各駆動部61、62、63は、図1
に示したように、帳票5の一方の側に偏って配置されて
おり、摩擦係数μ1 を大きくするためにゴムローラを使
用している。ローラの駆動は、パルスモータによって行
う。この用紙搬送機を駆動した場合に、その摩耗状態
は、先ず、帳票5の全長L、即ち搬送距離Lに大きく依
存する。そして、用紙の連量によっても若干摩耗状態が
変化する。帳票5の連量が大きい場合、帳票5の全重量
mが増加し、摩擦力Fが大きくなるからである。更に、
帳票5の幅が種々ある場合これによっても帳票5の全重
量が大きく変化する。本発明は、この搬送距離Lや連量
および用紙幅に基づいて摩耗状態を数値化処理して、所
定の交換時期判定を行うようにしたものである。
【0029】《第1実施例の動作》図10に本発明の第
1実施例の動作フローチャートを示す。先ず、図示しな
い起動手段により装置が起動されると、先に図3を用い
て説明したと同様の要領で、駆動部61が帳票5を吸入
する(ステップS1)。そして、イメージセンサ7が、
集光レンズ8を介して帳票5の所定位置に記載された帳
票内容コードの読取りを行う(ステップS2)。この帳
票内容コードは、図4で説明した通り、帳票5上の所定
位置にある。
【0030】即ち、制御部90は、帳票内容コード5a
の周辺がイメージセンサ7の読取り位置50上を走行す
る時期を求め、この時期にイメージセンサ7へ帳票5の
帳票内容コード5a周辺の画像の読み込み指示を行う。
そして、イメージセンサ7にて読み込まれた画像はデー
タとして認識部10へ格納される。格納された後、制御
部90は認識部10に対し、帳票内容コード5aの読取
り指示を行う。認識部10は制御部90の指示を受け、
格納された画像上で帳票内容コード5aの特定を行う。
この特定方法の一例は、制御部90より帳票5上の左端
位置から帳票内容コード5aの左端と右端の距離を受
け、格納された画像データ上にて帳票5の左端と右端を
求め、帳票内容コード5aの距離を基に帳票内容コード
5aの画像データ上の位置を求めるものである。
【0031】また、制御部90の測定手段91における
実測長算出手段91aは、帳票5の実測長を用紙検出手
段101、102、103で求めた用紙有り時間Tおよ
びフォーマット記憶部11の搬送速度vから求める。制
御部90は、これらステップS2で求められた認識結果
を帳票内容コードとして扱い、この帳票内容コードに対
応する帳票フォーマットをフォーマット記憶部11から
読み込む(ステップS3)。ここで、フォーマット記憶
部11から読出された帳票フォーマットには、先に説明
したように、帳票5の長さL、幅W、連量Mに関するデ
ータが含まれている。この装置は、種々の用紙を吸入し
文字認識等を行うため、その搬送対象となる用紙の長さ
や幅および連量はまちまちである。しかしながら、フォ
ーマット記憶部11から読出された帳票フォーマットに
より、その都度用紙の長さ、幅、連量がフォーマットと
して確認できる。
【0032】次いで、制御部90は帳票内容コードに対
応する帳票フォーマットが有るか否かを判断し(ステッ
プS4)、帳票フォーマットの無い場合はフォーマット
無しとして扱い、帳票5を帳票未読取のスタッカ12に
排出する(ステップS8)。尚、この排出動作は制御部
90が駆動部62およびブレード14を制御し、帳票5
の排出を行うものである。
【0033】一方、帳票内容コードに対応する帳票フォ
ーマットがあった場合、実測長が帳票フォーマットの帳
票5の長さLに合うか否かを判断し(ステップS5)、
これが適合した場合には、用紙幅Wがフォーマットに合
うか否かを判断する(ステップS6)。更に、これが適
合した場合は連量Mがフォーマットに合うか否かを判断
する(ステップS7)。そして、これらステップS5、
6、7でいずれもフォーマットに適合した場合は帳票の
フォーマットに従って帳票5の読取りを行う(ステップ
S9)。この読取り処理とは、帳票5上の読取るべき位
置の周辺が読取り位置50上を走行する時期を求め、こ
の時期にイメージセンサ7へ画像の読み込み指示を行
い、イメージセンサ7にて読み込まれた画像がデータと
して認識部10に格納された後、制御部90より認識部
10に対し読取り指示を行い、認識部10より制御部9
0へ認識結果を送出するというものである。そして、こ
の読取り処理が終わると、帳票読取済のスタッカ13に
帳票5を排出するステップS10)。
【0034】次に、実測長算出手段91aによって求め
られた各駆動部61、62、63毎の実測長と、連量算
出手段91cによって求められた連量と、用紙幅算出手
段91bによって求められた帳票幅とによって、各駆動
部61、62、63毎の換算値を求める。
【0035】図11は、換算データ記憶部18に格納さ
れている換算データテーブルを示す図である。この図に
おいて、L1 ,…,Lm (Lj-1 <Lj )は実測長、W
1 ,…,Wn(Wi-1 <Wi )は帳票幅、M1 …,Mn
(Mk-1 <Mk )は帳票の連量を示し、更に、A、B、
Cは各駆動部61、62、63に対応している。このよ
うな換算データを用い、例えば駆動部61(A)につい
て換算値を求める場合、実測長Lj と帳票幅Wi および
連量Mk の換算値はaXjik として求めることができ
る。ここでLj の対象となる実測長Lj ′はLj-1 <L
j ′≦Ljとなるものであり、またWi の対象となる帳
票幅Wi ′はWi-1 <Wi ′≦Wi、Mk の対象となる
連量Mk ′はMk-1 <Mk ′≦Mk となるものである。
更にaXjik は次式 (1)によって求められる。 aXjik =aCjik ×(Lj /L1 )×(Wi /W1 )
×(Mk /M1 ){aCjik (1≦j≦m,1≦i≦
n,1≦k≦n):予め決定された定数}…(1)
【0036】そして、残りの駆動部62、63(B、
C)についても同様に求めることができる。このように
して求めた換算値の摩耗状態情報を加算手段93に転送
し、加算手段93は、その摩耗状態情報を走行負荷記憶
部16に格納する。走行負荷記憶部16に既に読取った
帳票5の摩耗状態情報が格納されている場合、新たな摩
耗状態情報はこれに加算される。以上がステップS11
の処理である。
【0037】次に、交換時期判定手段94は、ステップ
S11で求めた各駆動部61、62、63毎の換算値の
加算値と、特定値記憶部21に記憶されている各駆動部
61、62、63に対応した特定値を比較する(ステッ
プS12)。なお、この特定値は摩耗部分の耐用数とし
て、予め決定されている値が入力部22より入力されて
いる。このステップS12において、換算値が特定値よ
り大きい駆動部が存在した場合は、その駆動部が寿命
(交換時期)であると判断し、その駆動部に対応するコ
ードを表示部19に表示し(ステップS13)、処理を
終了する。一方、ステップS12において、全ての駆動
部の換算値が特定値より小さかった場合は、表示を行う
ことなく処理を終了する。尚、上記ステップS13にお
いて、表示部19に交換時期の駆動部のコードを表示す
る外に、時期表示部20で交換要駆動部有りの表示を行
うようにしてもよい。
【0038】図12に駆動部の交換時の処理フローチャ
ートを示す。先ず、ステップS1において、摩耗部分
(各駆動部61、62、63のいずれかあるいは全部)
の交換を行った後、走行負荷記憶部16に記憶されてい
る交換済みの駆動部の換算値を、初期化部17によって
初期化する(ステップS2)。その後、入力部22より
特定値を入力し、特定値記憶部21に記憶させる(ステ
ップS3)。これらの処理により、交換後の駆動部に関
するデータの初期化が行われる。
【0039】《第2実施例》図13は、第2実施例の構
成図である。この第2実施例は、帳票フォーマットより
帳票の走行長と読取位置を読出し、走行する帳票5の走
行時間を検知して、これらの値を重み付け数値に換算
し、この換算値と、設定手段で設定された特定値とを比
較して交換時期を表示するようにしたものである。
【0040】この第2実施例において、帳票搬送部分で
は、駆動部が、紙送り機構6aと排出機構6bとなって
いる点と、用紙検出手段101が紙送り機構6aの帳票
搬送方向上流側のみとなっている点以外は上記第1実施
例と同様である。即ち、紙送り機構6aと排出機構6b
とは図3に示した従来と同様の構成であり、また、帳票
5の搬入、搬出路の構成およびホッパ、スタッカの構成
も図2に示した構成と同様である。
【0041】更に、制御部90の換算手段92は、帳票
フォーマットより帳票5の走行長と読取位置を読出し、
かつ走行する帳票5の走行時間を検出してこれら走行長
と読取位置とを重み付け数値に換算するものである。そ
して、交換時期判定手段94は、加算手段93で加算さ
れた換算値と設定手段23で設定された特定値とを比較
し、駆動部の交換時期を判定するためのものである。ま
た、設定手段23は、特定値を入力するための入力部2
2と、入力部22より入力された特定値を記憶しておく
ための特定値記憶部21とから構成されている。また、
差分表示部19aは、走行負荷記憶部16に記憶された
加算結果と特定値記憶部21に記憶されている特定値と
の差分、即ち残り寿命を表示する表示部である。
【0042】次に上記第2実施例の動作について説明す
る。図14は、その動作を示すフローチャートである。
先ず、図示しない起動手段により装置が起動されると、
帳票5を吸入するのは同様である(ステップS1)。次
に、イメージセンサ7が、集光レンズ8を介して帳票5
の所定位置に記載された帳票内容コードの読取りを行う
と共に、用紙検出手段101から帳票5の有り時間を求
める(ステップS2)。更に、制御部90は、これらス
テップS2で求められた認識結果を帳票内容コードとし
て扱い、この帳票内容コードに対応する帳票フォーマッ
トをフォーマット記憶部11から読み込む(ステップS
3)。
【0043】ここで、フォーマット記憶部11から読出
された帳票フォーマットには、先に説明したように、帳
票の長さL等に関するデータが含まれていると共に、帳
票5の長さL、幅W、連量Mや文字読取り位置に対応す
る搬送速度のデータが含まれている。また、これを換算
手段92が抽出する。
【0044】即ち、図4(a)に示すように、文字5b
が帳票5の上部にのみ記載されている場合、これを帳票
5Aとすると、帳票5Aは前半は比較的低い速度SL ,
後半はより高い速度SH で搬送される。一方、図4
(b)に示すように、文字5bが帳票5の全面に亘って
記載されている場合、これを帳票5Bとすると、帳票5
Bは常に一定の比較的低い速度SLで搬送される。換算
手段92は、文字読取り位置に関するデータからこの搬
送速度を演算して求める。また、始めからフォーマット
記憶部11に速度SL で長さL1 ,速度SH で長さL2
というようなデータを格納しておいてもよい。尚、この
場合、帳票の全長L=L1 +L2 である。
【0045】次に、フォーマット記憶部11から読出さ
れた帳票フォーマットに従って帳票5の読取りを行い
(ステップS4)、読取りが終了すると帳票5を排出す
る(ステップS5)。そして、ステップS2で求めた帳
票5の有り時間と搬送速度と帳票フォーマットによる帳
票5の帳票長から換算値を求め、この換算値を加算する
(ステップS6)。即ち、換算データ記憶部18には、
速度SL に対する重み付け係数CL と、速度SH に対す
る重み付け係数CH が記憶されている。
【0046】以上を基に、帳票5Aの場合、用紙検出手
段101による測定時間T5A、帳票フォーマットによる
帳票長L5Aから、換算値X5Aは次式 (2)で求められる。 X5A=CL ×(SH ×T5A−L5A)+CH ×(L5A−SL ×T5A) …(2) 同様に、帳票5Bの場合は、用紙検出手段101による
測定時間T5B、帳票フォーマットによる帳票長L5Bか
ら、換算値X5Bは次式 (3)で求められる。 X5B=CL ×(SH ×T5B−L5B) …(3) (尚、X5BではL5B=SL ×T5Bとなる)
【0047】このようにして求めた換算値の摩耗状態情
報を加算手段93に転送し、加算手段93は、その摩耗
状態情報を走行負荷記憶部16に格納する。走行負荷記
憶部16に既に読取った帳票5の摩耗状態情報が格納さ
れている場合、新たな摩耗状態情報はこれに加算され
る。以上がステップS6の処理である。その後、制御部
90は、走行負荷記憶部16に格納された摩耗状態情報
を差分表示部19に表示するよう制御する(ステップS
7)。
【0048】次いで、交換時期判定手段94は、ステッ
プS6で求めた加算値と特定値記憶部21に記憶されて
いる特定値とを比較する(ステップS8)。このステッ
プS8において、加算値が特定値以上であった場合は、
時期表示部20でその表示を行う(ステップS9)。そ
の後、ホッパ3上に帳票5があるか否かを調べ、帳票5
がある場合はステップS1に戻って上述した動作を繰り
返す(ステップS10)。また、帳票5が無い場合は、
処理を終了する。尚、交換処理については、図12で示
した動作と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0049】《第3実施例》この第3実施例は、帳票フ
ォーマットより帳票の走行長と読取位置を読出すと共
に、複数の駆動部毎に帳票5の走行時間を検知し、これ
らの値をそれぞれ重み付け数値に換算し、この換算値と
予め設定された特定値とを比較して交換時期を表示する
ようにしたものである。また、この第3実施例における
図面上の構成は図1の第1実施例と同様であるため、構
成上の説明は省略し、その動作について説明する。
【0050】図15は、第3実施例の動作を示すフロー
チャートである。先ず、ステップS1で帳票5を吸入
し、ステップS2で帳票内容コードの読取りを行って、
ステップS3で、読取った帳票内容コードに対応するフ
ォーマットを読込むのは上記第2実施例と同様である。
【0051】そして、制御部90は、フォーマットがあ
るか否かの判定(ステップS4)を行って、フォーマッ
トがあった場合は帳票幅がフォーマットに一致するか
(ステップS5)、また連量がフォーマットに一致する
か(ステップS6)の判定を行う。ステップS4におい
てフォーマットがなかった場合、また、ステップS5に
おいて帳票幅がフォーマットと一致しなかった場合、ス
テップS6において連量がフォーマットに一致しなかっ
た場合は、帳票未読取のスタッカ12に帳票を排出する
(ステップS7)。一方、ステップS5、6において、
帳票幅および連量がフォーマットに一致した場合、読出
された帳票フォーマットに従って帳票5の読取りを行い
(ステップS8)、読取りが終了すると帳票読取済みの
スタッカ13に排出する(ステップS9)。
【0052】そして、ステップS2で求めた帳票5の有
り時間(帳票5の走行時間)と、搬送速度と帳票フォー
マットによる帳票5の帳票長および帳票幅と連量から換
算値を求め、この換算値を加算する(ステップS1
0)。即ち、換算データ記憶部18には、速度SL に対
する重み付け係数CL として、各駆動部61、62、6
3に対応した重み付け係数aCL 、bCL 、cCL と、
速度SH に対するそれぞれの重み付け係数aCH 、bC
H 、cCH が記憶されている。
【0053】図16は、帳票幅Wと連量Mと係数Cとの
関係を示す図である。即ち、帳票幅W1 ,…Wi ,…W
n (Wi-1 <Wi )、連量M1 ,…Mi ,…MM (Mi-
1 <Mi )において、帳票幅Wi 、連量Mk に対して係
数Ckiが対応する。Wi の対象となるWi ′はWi-1 <
Wi ′≦Wi となり、Mk の対象となるMi ′はMi-1
<Mi ′≦Mi となるものである。
【0054】以上を基に、帳票5Aの場合、駆動部61
では、用紙検出手段101による測定時間aT5A、帳票
フォーマットによる帳票長L5A、帳票幅5A、連量M5A、
重み付け係数aCL ,aCH から、換算値aX5Aは次式
(4)で求められる。 aX5A={aCL ×(SH ×aT5A−L5A)+aCH ×
(L5A−SL ×aT5A)}×aC5A …(4) 同様に、駆動部62と駆動部63の速度SL に対応する
重み付け数値をbCLとcCL 、速度SH に対応する重
み付け数値をbCH とcCH 、帳票5Aの測定時間をb
T5A、cT5A、重み付け係数をbC5A、cC5Aとする
と、換算値bX5AとcX5Aは次式 (5)、(6) で求められ
る。 bX5A={bCL ×(SH ×bT5A−L5A)+bCH ×
(L5A−SL ×bT5A)}×bC5A …(5) cX5A={cCL ×(SH ×cT5A−L5A)+cCH ×
(L5A−SL ×cT5A)}×cC5A …(6)
【0055】同様に、帳票5Bの場合は、用紙検出手段
101、102、103による測定時間T5B、帳票フォ
ーマットによる帳票長L5B、連量M5Bから、換算値X5B
は次式 (7)、 (8)、 (9)で求められる。 aX5B={aCL ×(SH ×aT5B−L5B)}×aC5B …(7) bX5B={bCL ×(SH ×bT5B−L5B)}×bC5B …(8) cX5B={cCL ×(SH ×cT5B−L5B)}×cC5B …(9) (尚、X5BではL5B=SL ×T5Bとなる) このようにして求めた換算値の摩耗状態情報を加算手段
93に転送し、加算手段93は、その摩耗状態情報を走
行負荷記憶部16に格納する。走行負荷記憶部16に既
に読取った帳票5の摩耗状態情報が格納されている場
合、新たな摩耗状態情報はこれに加算される。以上がス
テップS10の処理である。
【0056】次に、交換時期判定手段94は、ステップ
S10で求めた各駆動部61、62、63毎の加算値
と、特定値記憶部21に記憶されている各駆動部61、
62、63に対応した特定値を比較する(ステップS1
1)。このステップS11において、加算値が特定値よ
り大きい駆動部が存在した場合は、その駆動部が寿命
(交換時期)であると判断し、その駆動部に対応するコ
ードを表示部19に表示し(ステップS12)、処理を
終了する。一方、ステップS11において、全ての駆動
部の換算値が特定値より小さかった場合は、表示を行う
ことなく処理を終了する。
【0057】《第4実施例》この第4実施例は、各駆動
部61、62、63が供給されるクロックに同期して回
転すると共に、走行する帳票長をこのクロックを係数す
ることによって測定するようにしたものである。
【0058】図17は、第4実施例の構成図である。こ
の第4実施例では、各駆動部61、62、63は制御部
90からのパルスに同期して駆動されるよう構成されて
いる。図18は、各駆動部61、62、63の駆動動作
を示す図である。図において、図18(a)は制御部9
0から出力される駆動パルス、図18(b)は各駆動部
61、62、63である。即ち、各駆動部61、62、
63は、制御部90からの周期T0 のクロックパルスに
同期し、周期T0 に対してR0 だけ回転する。従って、
帳票5の搬送量はクロックパルス数に比例することにな
る。また、計数手段71、72、73は、それぞれ用紙
検出手段101、102、103の出力に基づき、その
帳票有り期間の各駆動部61、62、63への同期パル
ス数を計数し、計数結果を制御部90に送出するもの
で、計数回路等で構成されている。
【0059】図19は、用紙検出手段101、102、
103の動作と計数手段71、72、73との関係を示
す図である。ここで、図19(a)はは帳票5の無い状
態、図19(b)は帳票5のある状態、図19(c)は
出力信号波形を示す図である。即ち、図19(c)にお
ける信号のオン状態は、図19(a)に示す帳票無状態
であり、信号のオフ状態は、図19(b)に示す帳票搬
送中の状態である。また、図19(d)は計数手段7
1、72、73に入力されるクロックパルスを示してい
る。従って、帳票5の実測長は、用紙検出手段101、
102、103における信号のオフ状態の期間を測定
し、計数手段71、72、73がこの期間内のクロック
パルス数を計数することにより求めることができる。他
の各構成は、図1に示した第1実施例と同様であるた
め、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0060】次に第4実施例の動作について説明する。
図20は、その動作を示すフローチャートである。この
第4実施例において、ステップS1〜ステップS9まで
の動作は、第1実施例と同様である。即ち、帳票5を吸
入してその帳票内容コードを読取り、帳票内容コードに
対応するフォーマットを読込む。そしてフォーマットと
帳票幅や連量の一致を調べ、一致しない場合は帳票未読
取のスタッカ12に排出し、一致した場合はフォーマッ
トに従って読取みを行って帳票読取済みのスタッカ13
に排出するといった動作である。
【0061】そして、ステップS10では、各駆動部6
1、62、63毎の換算と加算を行う。図21は、換算
データ記憶部18に格納されている計数値と帳票幅と連
量とを重み付け数値に換算する際の換算データを示す。
この図21において、P1 ,…,Pm (Pj-1 <Pj )
は計数値、W1 ,…,Wn (Wi-1 <Wi )は帳票幅、
M1 …,Mn (Mk-1 <Mk )は帳票の連量を示し、更
に、A、B、Cは各駆動部61、62、63に対応して
いる。
【0062】このような換算データを用い、例えば駆動
部61(A)について換算値を求める場合、計数値Pj
と帳票幅Wi および連量Mk の換算値はaXjik として
求めることができる。ここでPj の対象となる計数値P
j ′はPj-1 <Pj ′≦Pjとなるものであり、またWi
の対象となる帳票幅Wi ′はWi-1 <Wi ′≦Wi、M
k の対象となる連量Mk ′はMk-1 <Mk ′≦Mk とな
るものである。更にaXjik は次式(10)によって求めら
れる。 aXjik =aCjik ×(Pj /P1 )×(Wi /W1 )
×(Mk /M1 ){aCjik (1≦j≦m,1≦i≦
n,1≦k≦n):予め決定された定数}…(10) そして、残りの駆動部62、63(B、C)についての
換算値bXjik 、cXjik も同様に求めることができ
る。また、このようにして求めた換算値aXjik 、bX
jik 、cXjik の加算については上記各実施例と同様で
ある。
【0063】次に、交換時期判定手段94は、ステップ
S10で求めた各駆動部61、62、63毎の換算値の
加算値と、特定値記憶部21に記憶されている各駆動部
61、62、63に対応した特定値を比較する(ステッ
プS11)。このステップS11において、換算値が特
定値より大きい駆動部が存在した場合は、その駆動部が
寿命(交換時期)であると判断し、その駆動部に対応す
るコードを表示部19に表示し(ステップS12)、処
理を終了する。一方、ステップS11において、全ての
駆動部の換算値が特定値より小さかった場合は、表示を
行うことなく処理を終了する。
【0064】《第5実施例》この第5実施例は、上記第
4実施例において、各駆動部61、62、63が複数の
クロックに同期して回転するよう構成されていることを
特徴とするものである。また、この第5実施例における
図面上の構成は図17の第4実施例と同様であるため、
ここでの説明は省略し、その動作について説明する。
【0065】先ず、第5実施例における帳票5と同期ク
ロックパルスとの関係について説明する。図22および
図23は、各駆動部61、62、63の駆動動作を説明
するための図である。
【0066】図22において、図22(a)は読取り速
度が異なる帳票5A、図22(b)(c)は制御部90
から出力される異なる読取り速度に対応した駆動パル
ス、図22(d)は各駆動部61、62、63である。
即ち、図22(a)に示すように、帳票5Cの場合、5
Caが帳票内容コード、5Cbが読取り部を示している
が、読取る内容のあるのは範囲601までで、範囲60
2では読取る内容はない。従って、制御部90の制御に
より、範囲601の部分が読取り位置50上にあるとき
は速度SL で、範囲602の部分が読取り位置50上に
あるときは速度SH (SH >SL )で搬送するよう各駆
動部61、62、63を制御する。そして、図22
(b)および図22(c)がこの速度SH およびSL に
対応したクロックパルスで、速度SH の場合は周期T0
、速度SL の場合は周期T1 となる。そして、各駆動
部61、62、63は、この周期T0 あるいはT1 のク
ロックパルスに同期して、R0 だけ回転する。従って、
帳票5の搬送量はクロックパルス数に比例することにな
る。
【0067】また、図23において、図23(a)は読
取り部分が連続して設けられている帳票5D、図23
(b)は制御部90から出力される駆動パルス、図23
(C)が同期クロック、図23(d)は各駆動部61、
62、63を示す。このように、帳票5Dの場合、5D
aが帳票内容コード、5Db1 〜5Db6が連続した読
取り部を示しているが、認識部10のデータ容量の関係
から範囲611と範囲612に分割して画像を認識部1
0に取り込む。尚、範囲611に対応するのは、帳票内
容コード5Da、読取り部5Db1 〜5Db3 であり、
範囲612に対応するのは、読取り部5Db2 〜5Db
6 である。また、読取り部5Db2 の読取りは範囲61
1で取り込んだときに行い、読取り部5Db3 の読取り
は範囲612で取り込んだときに行う。
【0068】そして、範囲611を取り込み、5Db2
の読取りを終了した後、制御部90の指示により、帳票
5Dを負搬送方向に走行させるよう各駆動部61、6
2、63を回転駆動し、範囲612で取り込む位置まで
帳票5Dを走行させ、範囲612の部分の読み込みを行
う。この場合の制御部90からの駆動信号が図23
(b)に示す信号で、Fは正搬送方向、Rは負搬送方向
を示しており、図23(c)が同期クロックを示してい
る。即ち、期間T2 で各駆動部61、62、63を負搬
送方向に回転させ、この時の周期はT0 である。そし
て、この時の各駆動部61、62、63は周期T0 に対
してR0 だけ回転する。また、以上の動作は帳票フォー
マットを基に制御部90によって制御される。
【0069】図24は、用紙検出手段101、102、
103の動作原理を示す図であり、図24(a)は帳票
5の無い状態、図24(b)は帳票5のある状態、図2
4(c)は出力信号波形を示す図である。即ち、図24
(c)における信号のオン状態は、図24(a)に示す
帳票無状態であり、信号のオフ状態は、図24(b)に
示す帳票搬送中の状態である。また、図24(d)は計
数手段71、72、73に入力されるクロックパルスを
示している。従って、帳票5C、5Dの実測長は、上記
第4実施例と同様に、用紙検出手段101、102、1
03における信号のオフ状態の期間を測定し、計数手段
71、72、73がこの期間内のクロックパルス数を計
数することにより求めることができる。
【0070】また、その動作フローチャートにおいて
も、この第5実施例は上記第4実施例と同様である。即
ち、図20に示したフローチャートにおいて、ステップ
S10の各駆動部61、62、63毎の換算値を求める
場合、図21に示した換算データテーブルを用いて換算
値を算出する。そして、求めた各駆動部61、62、6
3毎の換算値を加算して走行負荷記憶部16に格納す
る。尚、この場合、換算データテーブルの計数値P1 ,
…,Pm は、複数のクロックパルスに対応したものとな
っている。
【0071】《第6実施例》この第6実施例は、上記第
5実施例において、計数手段71、72、73が複数の
クロック毎のクロックを計数するようにしたものであ
る。また、この第6実施例における図面上の構成は図1
7の第4実施例と同様であるため、ここでの説明は省略
し、その動作について説明する。
【0072】先ず、第6実施例における用紙検出手段1
01、102、103と計数手段71、72、73との
関係について説明する。図25は、その説明図である。
ここで、図25(a)〜(c)は用紙検出手段101、
102、103の説明図であり、図25(a)は帳票5
の無い状態、図25(b)は帳票5のある状態、図25
(c)は出力信号波形を示す図である。即ち、図25
(c)における信号のオン状態は、図25(a)に示す
帳票無状態であり、信号のオフ状態は、図25(b)に
示す帳票搬送中の状態である。また、図25(d)は計
数手段71、72、73に入力される複数のクロックパ
ルスと各クロックのタイミングを示している。
【0073】従って、帳票5C、5D(第5実施例の図
22、23に示す)の実測長は、上記第4、5実施例と
同様に、用紙検出手段101、102、103における
信号のオフ状態の期間を測定し、計数手段71、72、
73がこの期間内のクロックパルス数をタイミング(H
またはL)別に計数することにより求めることができ
る。
【0074】ここで、タイミングが「L」の場合に計数
した計数値をaNL 、タイミングが「H」の場合に計数
した計数値をaNH 、タイミング「L」に相当する重み
付け係数を「aCL 」、タイミング「H」に相当する重
み付け係数を「aCH 」とすると、クロック毎の計数値
の換算値aPj は、aPj =(aCL ×aNL )+(a
CH ×aNH )として求めることができる。また、換算
値aPj と帳票幅Wi および連量Mk の換算値はaXji
k として求めることができる。そして、これら換算値a
Pj と帳票幅Wi および連量Mk の換算値aXjik は、
図21に示した換算データテーブルによって求めること
ができる。尚、駆動部62、63に対応する重み付け係
数bCL 、bCH およびcCL 、cCH の値も換算デー
タ記憶部18に記憶されている。
【0075】ここでPj の対象となる計数値Pj ′は、
上記第4、5実施例と同様に、Pj-1 <Pj ′≦Pj と
なるものであり、またWi の対象となる帳票幅Wi ′も
Wi-1 <Wi ′≦Wi であり、更に、Mk の対象となる
連量Mk ′はMk-1 <Mk ′≦Mk となるものである。
そして、aXjik は上述した式(10)によって求めら、ま
た、残りの駆動部62、63(B、C)についての換算
値bXjik 、cXjikも同様に求めることができる。
【0076】また、換算値の加算動作や加算値と特定値
の比較動作については上記第4、5実施例と同様である
ため、ここでの説明は省略する。
【0077】以上の実施例は、帳票読取り装置に本発明
を適用した例を示したが、本発明はこの用途に限定され
るものではない。プリンタやファクシミリ装置,複写
機,金融機関の自動取引装置等に内蔵されたローラ式や
ベルト式の用紙搬送機にそのまま採用することが可能で
ある。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の用紙搬送
機の摩耗測定装置によれば、用紙搬送条件が種々異なっ
ても的確な摩耗判断情報が得られ、保守管理者は直接に
用紙搬送機を点検する等の必要がない。また、第1発明
と第3〜第6発明では、複数の駆動部毎に交換時期を判
定するようにしたので、複数の駆動部で搬送する用紙の
枚数が異なる場合等でも、それぞれの駆動部の交換時期
を的確に判断することができる。また、第2発明では、
交換時期の基準となる特定値の入力を可能としたので、
摩耗部分の耐用数を入力する際、駆動部の材質によって
耐用数が変わっても容易に対応することができ、汎用性
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙搬送機の摩耗測定装置の第1実施
例の構成図である。
【図2】帳票読取り機の外観を示す側面図である。
【図3】従来装置のブロック図である。
【図4】搬送対象となる用紙平面図である。
【図5】従来装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明装置の駆動部と用紙検出手段の構成図で
ある。
【図7】用紙搬送条件の説明図である。
【図8】本発明装置の第1実施例の用紙検出手段の動作
原理を示す図である。
【図9】本発明装置の連量測定手段の動作原理を示す図
である。
【図10】本発明装置の第1実施例の動作フローチャー
トである。
【図11】本発明装置の第1実施例の換算データテーブ
ルを示す図である。
【図12】本発明装置の交換処理のフローチャートであ
る。
【図13】本発明装置の第2実施例の構成図である。
【図14】本発明装置の第2実施例の動作フローチャー
トである。
【図15】本発明装置の第3実施例の動作フローチャー
トである。
【図16】本発明装置の第3実施例の換算データテーブ
ルを示す図である。
【図17】本発明装置の第4、5、6実施例の構成図で
ある。
【図18】本発明装置の第4実施例の紙送り量の説明図
である。
【図19】本発明装置の第4実施例の用紙検出手段の動
作原理の説明図である。
【図20】本発明装置の第4実施例の動作フローチャー
トである。
【図21】本発明装置の第4実施例の換算データテーブ
ルを示す図である。
【図22】本発明装置の第5実施例の紙送り量と同期パ
ルスの説明図である。
【図23】本発明装置の第5実施例の他の場合の紙送り
量と同期パルスの説明図である。
【図24】本発明装置の第5実施例の用紙検出手段の説
明図である。
【図25】本発明装置の第6実施例の用紙検出手段の説
明図である。
【符号の説明】
5 用紙(帳票) 6a 紙送り機構 6b 排出機構 10 認識部 11 フォーマット記憶部 15 連量測定手段 16 走行負荷記憶部 18 換算データ記憶部 19 表示部 19a 差分表示部 20 時期表示部 21 特定値記憶部 22 入力部 23 設定手段 61、62、63 駆動部 71、72、73 計数手段 90 制御部 91 測定手段 92 換算手段 93 加算手段 94 交換時期判定手段 101、102、103 用紙検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜崎 祐児 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 下山 雅史 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の搬送方向に沿って複数個設けら
    れ、当該用紙を搬送する駆動部と、 前記駆動部毎に設けられ、搬送される用紙の有無を検出
    する用紙検出手段と、 前記用紙の走行長を、前記それぞれの用紙検出手段で検
    出された用紙の有り時間に基づいて算出する測定手段
    と、 前記測定手段によって測定された各駆動部毎の走行長に
    応じて重み付けし、搬送される用紙毎に、各駆動部毎の
    摩耗状態を数値化した換算値を算出する換算手段と、 用紙毎の換算値を加算して摩耗状態情報の加算値を算出
    する加算手段と、 前記加算手段によって加算された換算値と、予め設定さ
    れた特定値とを比較し、各駆動部の交換時期を判定する
    交換時期判定手段とを備えたことを特徴とする用紙搬送
    機の摩耗測定装置。
  2. 【請求項2】 用紙の搬送方向に沿って設けられ、当該
    用紙を搬送する駆動部と、 前記用紙に予め記録されたフォーマットより当該用紙の
    走行長と読取位置を読出し、かつ走行する用紙の走行時
    間を検知して、これら走行長と走行時間に応じて重み付
    けし、搬送される用紙毎に、摩耗状態を数値化した換算
    値を算出する換算手段と、 用紙毎の換算値を加算して摩耗状態情報の加算値を算出
    する加算手段と、 前記駆動部の交換時期の基準となる特定値を設定するた
    めの設定手段と、 前記加算手段によって加算された換算値と、前記設定手
    段によって設定された特定値とを比較し、駆動部の交換
    時期を判定する交換時期判定手段とを備えたことを特徴
    とする用紙搬送機の摩耗測定装置。
  3. 【請求項3】 用紙の搬送方向に沿って複数個設けら
    れ、当該用紙を搬送する複数の駆動部と、 前記用紙に予め記録されたフォーマットより当該用紙の
    走行長と読取位置を読出し、かつ走行する用紙の走行時
    間を前記複数の駆動部毎に検知して、これら走行長と走
    行時間とに応じて重み付けし、搬送される用紙毎に、各
    駆動部毎の摩耗状態を数値化した換算値を算出する換算
    手段と、 用紙毎の換算値を加算して摩耗状態情報の加算値を算出
    する加算手段と、 前記加算手段によって加算された換算値と、予め設定さ
    れた特定値とを比較し、各駆動部の交換時期を判定する
    交換時期判定手段とを備えたことを特徴とする用紙搬送
    機の摩耗測定装置。
  4. 【請求項4】 用紙の搬送方向に沿って複数個設けら
    れ、供給されるクロックに同期して当該用紙を搬送する
    駆動部と、 前記駆動部毎に設けられ、搬送される用紙の有無を検出
    する用紙検出手段と、 前記駆動部毎に、前記それぞれの用紙検出手段で検出さ
    れた用紙の有り時間のクロックを計数する計数手段と、 前記計数手段によって計数された各駆動部毎の計数値に
    基づき、搬送される用紙毎に、各駆動部毎の摩耗状態を
    数値化した換算値を算出する換算手段と、 用紙毎の換算値を加算して摩耗状態情報の加算値を算出
    する加算手段と、 前記加算手段で算出された摩耗状態情報の加算値と、予
    め設定された特定値を比較し、各駆動部の交換時期を判
    定する交換時期判定手段とを備えたことを特徴とする用
    紙搬送機の摩耗測定装置。
  5. 【請求項5】 複数の駆動部は、複数のクロックに同期
    して用紙を搬送することを特徴とする請求項4記載の用
    紙搬送機の摩耗測定装置。
  6. 【請求項6】 計数手段は、複数の駆動部毎でかつ複数
    のクロック毎に計数することを特徴とする請求項5記載
    の用紙搬送機の摩耗測定装置
JP4212103A 1992-07-16 1992-07-16 用紙搬送機の摩耗測定装置 Pending JPH0632528A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012046271A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Fuji Xerox Co Ltd 予測装置、予測システム、画像形成装置、媒体搬送装置及びプログラム
JP2014518826A (ja) * 2011-06-08 2014-08-07 コダック アラリス インク スキャンされた書類の速度を制御することによる分類
JP2019182657A (ja) * 2018-03-30 2019-10-24 株式会社リコー 搬送装置、画像形成装置、位置検出方法、及びプログラム

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