JPH0632434Y2 - エンジン載設車体に於ける空気導入構造 - Google Patents

エンジン載設車体に於ける空気導入構造

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JPH0632434Y2
JPH0632434Y2 JP3702988U JP3702988U JPH0632434Y2 JP H0632434 Y2 JPH0632434 Y2 JP H0632434Y2 JP 3702988 U JP3702988 U JP 3702988U JP 3702988 U JP3702988 U JP 3702988U JP H0632434 Y2 JPH0632434 Y2 JP H0632434Y2
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JP
Japan
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air
engine
air duct
oil tank
mounted vehicle
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Application number
JP3702988U
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JPH01147121U (ja
Inventor
正男 隈
順二 村上
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セイレイ工業株式会社
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、例えばバックホー等のエンジン載設車体に於
ける空気導入構造に関する。
(ロ)従来の技術 第6図はバックホーを構成する従来のエンジン載設車体
の一部を示した断面図である。
図中、(1)は図示省略したエンジンを包囲するボンネ
ット体であり、このボンネット体(1)の内側一定位置
にはボンネット補強板(2)を設けてエアダクト(3)
に成し、且つこのエアダクト(3)の内部空間に面した
ボンネット体(1)の側壁部(1c)には外気を吸引す
るための空気取入用開口(4)を設けると共に、補強板
(2)の一定位置にはチューブ(5)を介することによ
り前記エンジンのエアクリーナ(6)と連通する吸気孔
(1d)を設けている。なお、(7)はボンネット体
(1)の外部近傍に配設されてあって油圧装置の一部を
形成するオイルタンクである。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記従来構成のエンジン載設車体にあっては空気取入用
開口(4)の位置等に起因して雨水や洗車水がエアクリ
ーナ(6)内に流入する虞があり、また吸気音がエアダ
クト(3)内で共鳴して大きな騒音を生ぜしめる等の問
題があった。
本考案は斯かる問題点を合理的に解消させることを可能
としたエンジン載設車体に於ける空気導入構造を提供す
ることを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案に係るエンジン載設車体に於ける空気導入構造
を、実施例の第1図に於ける対応箇所の符号を引用して
説明すると、即ち、ラジエータ・ファン(22)を具備
したエンジン(21)を内包するボンネット体(1)の
外部近傍にオイルタンク(7)を配設したエンジン載設
車体(10)に於いて、前記ボンネット体(1)の側壁
部に壁板(23)を配設することにより下方開口(24
a)から外気を吸引するエアダクト(24)を形成し、
且つこのエアダクト(24)は前記オイルタンク(7)
の少なくとも一部を吸気間隙(24b)に介在せしめて
包囲した構成に成さしめ、またエアダクト(24)内に
面している前記ボンネット体(1)の側壁部には前記吸
気間隙(24b)よりも上方に位置していて前記エンジ
ン(21)のエアクリーナ(6)にチューブ(5A)を
介して連通される吸気孔(25)と、前記オイルタンク
(7)の頂面近傍或いはそれよりも高い箇所に位置して
いて前記ラジエータ・ファン(22)に吸引される空気
を交通させる吸引孔(26)とを設けた構成としてあ
る。
(ホ)実施例 以下、本考案の具体的な実施例を図面により詳細に説明
する。
第1図〜第5図に於いて、(8)はバックホーであって
走行部(9)と、これに旋回可能に支持されたエンジン
載設車体(10)と、この車体(10)の前部に配設さ
れた掘削部(11)から成っている。
前記エンジン載設車体(10)と掘削部(11)との連
結構造は第3図に示すとおりであり、即ち前記掘削部
(11)のブーム(12)基部の装着される二又旋回体
(13)に形成された孔(13a、14b)と、エンジ
ン載設車体(10)の一部を成す支持部(14)に形成
された孔(14a)とにピン(15)を抜き差し自在に
嵌挿すると共にこのピン(15)の係止溝(15a)に
係止板(16)を嵌合させ、しかもこれを二又旋回体
(13)下面にボルトを介して脱着自在に固定して前記
ピン(15)の抜け出しを阻止した構成に成し、且つ二
又旋回体(13)の孔(13a)の上方にはこれを被う
態様のカバー体(17)を二又旋回体(13)に対しボ
ルト固定すると共にこのカバー体(17)にはグリース
をその内部空間に圧送するグリースボンプ(18)の連
結されるグリース注入金具(19)を設け、且つ前記ピ
ン(15)には各孔(13b、14a)とピン(15)
表面との接触部にグリースを供給するための通路(2
0)を形成した構成としてあって、エンジン載設車体
(10)と掘削部(11)とをピン(15)廻りに相対
回動自在に結合している。しかして第3図の状態の下で
前記カバー体(17)の内部空間にグリースを圧送する
と、グリースは二又旋回体(13)と支持部(14)と
の各孔(13a、14b、14a)に供給されてその周
辺の発錆を阻止すると共に二又旋回体(13)のピン
(15)廻りの旋回を円滑ならしめることになり、また
係止板(16)を取り外した状態の下で同様にカバー体
(17)の内部空間にグリースを圧送するとグリースは
その圧力でピン(15)を下方に押し出しその取り外し
を容易ならしめるのである。
また前記エンジン載設車体(10)はエンジン(21)
を包囲するボンネット体(1)を具備すると共にこのボ
ンネット体(1)の前方外方且つ近傍に掘削部(11)
等を作動させる油圧装置の一部を成すオイルタンク
(7)を配設されている。前記エンジン(21)はラジ
エータ・ファン(22)及びエアクリーナ(6)を具備
し、また前記ボンネット体(1)はボンネット(1a)
とボンネットカバー(1b)から成っている。しかして
前記ボンネットカバー(1b)の前部外方側には第1図
に示す如く壁板(23)を付設することにより下方開口
(24a)を有するエアダクト(24)を形成してあ
り、しかもこの壁板(23)はオイルタンク(7)の少
なくとも一部を吸気間隙(24b)に介在せしめて包囲
した構成、即ちオイルタンク(7)の少なくとも一部を
エアダクト(24)内に位置せしめた構成としてある。
またボンネットカバー(1b)の側壁部でしかもエアダ
トク(24)内に面した箇所には、前記吸気間隙(24
b)よりも高い位置にあって前記エアクリーナ(6)に
チューブ(5A)を介して連通された吸気孔(25)
と、作動油タンク(7)の頂面の近傍にあってラジエー
タ・ファン(22)によって吸引されるエアダクト(2
4)内の空気を交通させる吸引孔(26)とが設けてあ
る。ここにおいて吸引孔(26)が作動油タンク(7)
の頂面よりも高い箇所に位置することは差し支えない。
なお(27)は車台、(2A)は補強板、そして(2
8)はボンネット(1a)に設けられた排気窓である。
上記実施例に於いてエンジン(21)が作動すると、エ
ンジン(21)の燃焼用空気としての外気が下方開口
(24a)及び吸気間隙(24b)を通じてエアダクト
(24)内に吸引され、続いてエアダクト(24)内を
下方から上方へ向って流れ、さらに吸気孔(25)、チ
ューブ(5A)及びエアクリーナ(6)を通じてエンジ
ン(21)に到達する。
この一方、ラジエータ・ファン(22)の吸引力によっ
ても外気は下方開口(24a)及び通気間隙(24b)
からエアダクト(24)内に吸引され、さらに、第2図
に示す如く吸引孔(26)を通じてボンネット体(1)
内に流入してラジエータ・ファン(22)まで吸引さ
れ、その後は排気窓(28)から強制排出される。
かくしてエアダクト(24)内に吸引される充分な量の
外気は、オイルタンク(7)の表面を冷却して作動油の
温度上昇を抑制するのである。
(ト)考案の効果 以上のように本考案によれば、エンジン(21)の燃焼
用空気としての外気がエアダクト(24)内を下方から
上方へ向って流れた後にエアクリーナ(6)に到達する
ことから雨水がエアクリーナ(6)まで流入するといっ
たことがなくなると共に、吸気孔(25)が下方開口
(24a)や通気間隙(24b)よりも高い位置にある
ことから洗車水等がエアクリーナ(6)内に自然流入す
ることもなくなるのであり、また吸引孔(26)の存在
によりラジエータ・ファン(22)がエアダクト(2
4)内に多くの外気を吸引するため、従来に於いても必
要であったラジエータ冷却風によりオイルタンク(7)
を合理的に冷却することができるのであり、また従来に
於いて発生していた共鳴による騒音についてもエアダト
ク(24)の構成の変化により消失することが確認され
たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の実施例に係るバックホーを示
し、第1図はエンジン載設車体の一部を示す側面視断面
図、第2図は同車体の背面視断面図、第3図は掘削部と
エンジン載設車体との連結構造を示す側面視断面図、第
4図は全体側面図、第5図は全体平面図であり、また第
6図は従来のエンジン載設車体の一部を示す側面視断面
図である。 (1)……ボンネット体 (5A)……チューブ (6)……エアクリーナ (7)……作動油タンク (10)……エンジン載設車体 (21)……エンジン (22)……ラジエータ・ファン (23)……壁板 (24)……エアダクト (24a)……下方開口 (24b)……吸気間隙 (25)……吸気孔 (26)……吸引孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジエータ・ファン(22)を具備したエ
    ンジン(21)を内包するボンネット体(1)の外部近
    傍にオイルタンク(7)を配設したエンジン載設車体
    (10)に於いて、前記ボンネット体(1)の側壁部に
    壁板(23)を配設することにより下方開口(24a)
    から外気を吸引するエアダクト(24)を形成し、且つ
    このエアダクト(24)は前記オイルタンク(7)の少
    なくとも一部を吸気間隙(24b)に介在せしめて包囲
    した構成に成さしめ、またエアダクト(24)内に面し
    ている前記ボンネット体(1)の側壁部には前記吸気間
    隙(24b)よりも上方に位置して前記エンジン(2
    1)のエアクリーナ(6)にチューブ(5A)を介して
    連通される吸気孔(25)と、前記オイルタンク(7)
    の頂面近傍或いはそれよりも高い箇所に位置していて前
    記ラジエータ・ファン(22)に吸引される空気を交通
    させる吸引孔(26)とを設けたことを特徴とするエン
    ジン載設車体に於ける空気導入構造。
JP3702988U 1988-03-18 1988-03-18 エンジン載設車体に於ける空気導入構造 Expired - Lifetime JPH0632434Y2 (ja)

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JPH01147121U JPH01147121U (ja) 1989-10-11
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