JPH0632255Y2 - 穿孔バリ取り器 - Google Patents

穿孔バリ取り器

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JPH0632255Y2
JPH0632255Y2 JP1987034844U JP3484487U JPH0632255Y2 JP H0632255 Y2 JPH0632255 Y2 JP H0632255Y2 JP 1987034844 U JP1987034844 U JP 1987034844U JP 3484487 U JP3484487 U JP 3484487U JP H0632255 Y2 JPH0632255 Y2 JP H0632255Y2
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JP
Japan
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guide
deburring
hole
drill
blade
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JP1987034844U
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JPS63144118U (ja
Inventor
嘉樹 野田
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嘉樹 野田
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電気工事等に於いて制御盤やジョイントボッ
クス、操作室等のパネル、壁面に穴明けした後バリも同
時に除去できる穿孔バリ取り器に関し、特に裏面に手が
廻らないような箇所でも裏面のバリを容易に取ることが
できる技術を提供する。
(従来の技術) 鋼板製のパネルや壁面に電気配管用等の穴をトルソー又
はドリル等で穿孔すると、裏面の穴周辺にバリが形成さ
れる。この状態の穴に配線したり配管したりするとバリ
のために電線の被覆が破壊されたり、配管のナットがよ
く締まらず後日のトラブルの元となるので、このバリは
完全に除去しなければならない。このため従来では、ヤ
スリでこのバリを除去していた。又、バリ取り刃の付い
た工具が実開昭和59−183310号公報及び実公昭
56−29046号公報で知られている。前者はホール
ソーにバリ取り刃を出没自在に取り付けた点が開示さ
れ、又後者には水平方向に出没自在のバリ取り刃を取り
付ける点が開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらこのヤスリでバリを除去する方法ではバリ
が中々完全に除去できず、多数の穴を仕上げるには大変
手間が掛かるという問題点があった。
又、既設装置等で狭い場所や奥まった所の穿孔した穴の
バリを取るのは困難で不完全除去しかできなかったり、
又手に怪我したりする等の問題点があった。それにバリ
が完全に除去されたかどうかは裏面が見えない様な場合
には指を突っ込んで探ってみなくては判らず大変面倒で
あるという問題点があった。
又、従来、穿孔作業とバリ取り作業とは別々の工具を使
って行う別作業であるため、手間・時間のかかるものと
なっていた。又実開昭59−183310号公報及び実
公昭56−29046号公報に開示されている工具は、
円柱状のホールソー又はボーリングバーの途中に水平方
向に進退自在にバリ取り刃を取り付けるだけのものであ
り、バリ取り刃をバリ取りする孔縁の位置に正確に保持
する手段がないため、バリ取り刃が孔を素通りしてバリ
取りがなされないままとなることが多いという問題点が
あった。又ホールソー・ボーリングバーが斜めに傾いて
穿孔されバリ取りされることも起こり、そのためバリ取
りが均一且つ確実に除去されないという問題点があっ
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案はかかる従来の問題点を解決するためになされた
もので、鋼板等で形成したパネルや壁面に穴を穿孔する
とともに、バリ取りも連続的に行え、穿孔バリ取り作業
を迅速且つ容易に出来、しかも穿孔した穴のバリをパネ
ルや壁面の裏面に手を回すことなく、穿孔した位置で同
じ姿勢で短時間で完全に除去することのできるという優
れた穿孔バリ取り器を提供するもので、その要旨は、シ
ャンクの下部に円柱状をしたガイドを設け、同ガイドの
上部に水平に張り出した鍔を設け、又ガイドと同芯同径
の外径を有し且つ下端周縁に穿孔用鋸刃を有する筒状ホ
ルソーを前記ガイドの下方に連設し、同ホルソーの中心
にドリルを垂設し、前記鍔下方のガイド部分にドリル軸
心を通る平面内で山形状をなし、且つ山の頂部が水平方
向をむいたバリ取り刃をガイド外周から水平方向に出没
する状態に進退自在に取付け、同バリ取り刃をスプリン
グ又はゴム等で外方向に付勢させたことを特徴とする穿
孔バリ取り器にある。
(作用) 本考案穿孔バリ取り器は、電動モータ等の回転駆動軸に
装着されて使用される。まず本考案の穿孔バリ取り器の
ドリルをパネル・壁面の穿孔予定の穴の中心に押し当
て、回転させてドリル孔を穿孔する。このドリル孔にド
リルが貫入されホルソーがパネル・壁面に当ってドリル
を軸として回転すると、その下端の穿孔用鋸刃がパネル
・壁面を切削して穴を開口するものである。開口してガ
イドが挿入されていくとスプリング・ゴム等で外向に付
勢されているバリ取り刃の三角刃部分の下面が開口した
穴上周縁と接触して、その回転とともにこの穴上周縁の
バリを削除していき、又それとともにバリ取り刃は後退
してガイド内に没する。更に穿孔バリ取り器を押し進め
るとバリ取り刃はパネル・壁面を通過して裏面側で水平
方向に押し出されて、パネル・壁面の裏面の穴下周縁と
接触する。この状態で回転するとバリ取り刃は穴下周縁
のバリを削除する。そしてこの穿孔バリ取り器を持ち上
げるとバリ取りしながらバリ取り刃は上昇して、再びパ
ネル・壁面を脱して引き上げられるものである。これら
の工程は第4図(イ)、(ロ)、(ハ)に示している。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例では、ガイドとホルソーと鋸とは一体成形され
ている。そしてガイドの上端部にガイドの軸心に直交す
る円形の穴をガイドの一側面から内部に向けて穿孔し、
かつ、その先端に矩形状の穴を形成してガイドの他側面
まで一体に貫通させている。そして先端が最も高い略三
角形状のバリ取り刃をエッジの鋭い断面矩形状に形成す
ると共に後端を円筒状に形成して前記矩形状の穴に挿入
している。又、円形の穴内周面にねじ溝を形成し、この
穴にスプリングを挿入しねじ蓋を螺着してバリ取り刃を
先端方向に押圧している。
図中、(1)はホルソー、(2)はガイド、(3)はドリル、(4)
は穿孔用鋸刃、(5)は切削屑収納部、(6)はドリル止めね
じ、(7)はガイド先端部である。
又、(8)は穿孔バリ取り器、(9)はバリ取り刃、(10)は円
形の穴、(11)はねじ溝、(12)は矩形状の穴、(13)はバリ
取り刃(9)の先端、(14)はバリ取り刃(9)の円筒状部分、
(15)はスプリング、(16)はねじ蓋、(17)は矩形状の穴(1
2)の上辺と一致させた鍔、(18)はシャンク、(19)はパネ
ル、(20)はバリである。
穿孔バリ取り器はまず下穴にドリル(3)の先端を当てて
ドリル穴を形成し、続けて穿孔用鋸刃(4)で配管用穴を
穿孔する。
このときパネル(19)の裏面には穴の周辺のバリ(20)が形
成されているから引続きガイド(2)を押し込んでバリ取
り刃(9)を配管用穴を通過させる。パネル(19)に鍔(17)
が当接するまで押し込むとバリ取り刃(9)はバリ(20)が
邪魔となって少しガイド(2)内に押し込まれた状態とな
っている。この状態で穿孔バリ取り器(8)を回転させる
とバリ取り刃(9)はバリ(20)を削除しながら徐々に突出
して完全に取り除くことができる。この場合、バリ取り
刃(9)の突出力が弱くてバリ(20)に良く喰込まないとき
はねじ蓋(16)をねじ込んでスプリング(15)を圧縮させれ
ば良い。
そして穿孔バリ取り器(9)の回転が急に重くなったらバ
リ取りは完了していることになるからそのまま引き上げ
るだけで取外すことができる。従ってこの穿孔バリ取り
器(8)は配管用の穴の形成とバリ取りを連続して行うこ
とができ非常に能率的である。
以上本考案の実施例を説明したが、本考案の具体的な構
成はこの実施例に限定されるものではない。
又、バリ取り刃(9)の形状を略三角形状としたが、これ
に限らず先端に少し丸みを持たせてもよい。この場合は
パネル(19)への穿孔バリ取り器(8)の抜き差しが容易に
できるという利点がある。
又、バリ取り刃(9)はスプリング(14)で押圧したが、こ
れに限らず反発力等の特性の合ったゴム等を使用するこ
とができる。
(考案の効果) 以上の様に本考案によれば、鋼板等で形成したパネルや
壁面に穿孔からバリ取りまで連続的且つ容易に行えるも
のとした。しかも穿孔した穴のバリをパネルや壁面の裏
面に手を回すことなく、穿孔した位置で同じ姿勢で単時
間で完全に除去することができる。
又、構造が簡単で安価に製造できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例を示す縦断面図、第2図は正面
図、第3図は第1図A−A線断面図、第4図(イ)、
(ロ)、(ハ)は使用状態を示す説明図である。 (2):ガイド、(8)……穿孔バリ取り器 (9):バリ取り刃、(13):先端 (15):スプリング、(17)……鍔 (20):バリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャンクの下部に円柱状をしたガイドを設
    け、同ガイドの上部に水平に張り出した鍔を設け、又ガ
    イドと同芯同径の外径を有し且つ下端周縁に穿孔用鋸刃
    を有する筒状ホルソーを前記ガイドの下方に連設し、同
    ホルソーの中心にドリルを垂設し、前記鍔下方のガイド
    部分にドリル軸心を通る平面内で山形状をなし、且つ山
    の頂部が水平方向をむいたバリ取り刃をガイド外周から
    水平方向に出没する状態に進退自在に取付け、同バリ取
    り刃をスプリング又はゴム等で外方向に付勢させたこと
    を特徴とする穿孔バリ取り器。
JP1987034844U 1987-03-09 1987-03-09 穿孔バリ取り器 Expired - Lifetime JPH0632255Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987034844U JPH0632255Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09 穿孔バリ取り器

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JP1987034844U JPH0632255Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09 穿孔バリ取り器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63144118U JPS63144118U (ja) 1988-09-22
JPH0632255Y2 true JPH0632255Y2 (ja) 1994-08-24

Family

ID=30843778

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JP1987034844U Expired - Lifetime JPH0632255Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09 穿孔バリ取り器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005161461A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 面取り刃付きドリル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6401487B2 (ja) * 2013-04-26 2018-10-10 株式会社ミスミ特殊 アンダーカットドリル装置

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JPS5629046U (ja) * 1979-08-10 1981-03-19
JPS59183310U (ja) * 1983-05-17 1984-12-06 日産自動車株式会社 ドリル

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JPS63144118U (ja) 1988-09-22

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