JP7288522B2 - 切粉回収具 - Google Patents

切粉回収具 Download PDF

Info

Publication number
JP7288522B2
JP7288522B2 JP2021564728A JP2021564728A JP7288522B2 JP 7288522 B2 JP7288522 B2 JP 7288522B2 JP 2021564728 A JP2021564728 A JP 2021564728A JP 2021564728 A JP2021564728 A JP 2021564728A JP 7288522 B2 JP7288522 B2 JP 7288522B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
chip
cylindrical portion
contact
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021564728A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021255818A1 (ja
Inventor
文雄 藤永
智仙 岡田
誠司 宮島
卓 塚本
伸也 杉元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Publication of JPWO2021255818A1 publication Critical patent/JPWO2021255818A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7288522B2 publication Critical patent/JP7288522B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/0042Devices for removing chips
    • B23Q11/0071Devices for removing chips dust collectors for hand tools
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)

Description

本発明は、切粉回収具に関する。
ドリルやキリ等で、対象物(被削物)に孔を加工する際に、切粉が飛散する。飛散した切粉は、掃除して回収しなければならないため、加工作業に手間がかかる。さらに、被削物が導電性を有する金属の場合には、鋭利な端面を持つ切粉が電気品の基板等に付着して電気的な短絡を生じさせるなどの問題がある。また基板等を点検する作業者が、尖った切粉に直接触れて傷つかないよう厚手の手袋を装着することによる作業性の悪化などの問題も懸念される。このため、加工時に切粉が散逸する前に、加工と並行して切粉を回収できることが望ましい。
特許文献1に、メインシャフトの回転を、筒状ドリルによって被切削物を穿孔する際の切削力として用いるのみならず、切削により生じた切粉や粉塵を積極的に排出するための気流発生のためにも利用できる集塵型穿孔機のスイベル装置に係わる技術が開示されている。
特開2019-55574号公報
特許文献1の技術は、比較的大型の機械に適用できるものである。これに対し、より簡便な工具であるドリルやキリ等で、被削物に穴を加工するときに排出される切粉を回収する回収具は、内部に詰まった切粉を短時間で取り除けるように、容易に分解できることが望ましい。さらに、被削物を貫通したドリルやキリ等が、被削物の裏側または被削物の内部にある配線や基板等を傷つけないように、ドリルやキリ等の切削深さ(突出量)を調整して所定の切削深さよりも深い位置に、ドリルやキリ等の先端が到達することを抑制する刃体物突出量調整機能が備えることが望ましい。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、刃体物で穴等を加工する際に排出される切粉を回収できるとともに、所定の深さ以上に刃体物が進行することを抑制する刃体物突出量調整機能を備える切粉回収具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、代表的な本発明による切粉回収具の一つは、
被削物を加工する刃体物を駆動する駆動装置に取付けられる切粉回収具であって、
前記刃体物を貫通させて保持し、前記刃体物とともに回転する第1基部と、
前記刃体物を貫通させてなり、前記刃体物の加工に伴い生じる切粉を排出する切粉排出部と、前記刃体物の突出量を調整する突出量調整機構と、を備えた第2基部と、
前記第2基部と前記第1基部とを相対回転可能に連結するベアリングと、を有し、
前記突出量調整機構は、
前記刃体物が貫通する円筒部と、
前記円筒部にテレスコピックに組み合わされる受容部と、
前記円筒部に螺合して位置調整可能に取り付けられ、前記受容部と当接することによって、前記刃体物の軸方向における前記円筒部と前記受容部とを組み合わせた最小長さを調整する長さ調整部と、を有し、
前記円筒部は、前記円筒部の軸方向に沿う一対のクランク状の溝部を有しており、
前記受容部は、径方向に突出した一対の突起部を有しており、
前記突起部が前記溝部に案内される態様で、前記円筒部と前記受容部とが前記刃体物の軸方向に相対変位可能に組み合わされており、
前記突起部が前記長さ調整部に当接することによって、前記最小長さが調整される、
ことにより達成される。
本発明によれば、刃体物で穴等を加工する際に排出される切粉を回収できるとともに、所定の深さ以上に刃体物が進行することを抑制する刃体物突出量調整機能を備える切粉回収具を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、ドリルを有する切粉回収具を備える駆動装置の側面図である。 図2は、本実施形態の切粉回収具の斜視図である。 図3は、本実施形態の切粉回収具を構成する各部品を展開した斜視図である。 図4は、ドリルを有する切粉回収具の軸方向に沿う断面図である。 図5は、ドリルを有する切粉回収具を備える駆動装置で穴開け加工する状態を示す模式図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ここでは、ドリルやキリ等の刃体物1の軸方向に沿う方向をx方向(またはx軸)とし、このx方向に交差する2方向をそれぞれy方向、z方向とする。また、切粉回収具10を構成する各部位の被削物50に近い側を先端(先端部、先端側)とし、それらの被削物50から離れる側(駆動装置5に近い側)を後端(後端部、後端側)と記載する場合がある。
図1は、ドリルを有する切粉回収具を備える駆動装置の側面図である。切粉回収具10は、駆動装置5の挟持部(チャック)7に挟持されるとともに被削物50に穴開け加工する刃体物1により、貫通される態様で駆動装置5に備えられる。
切粉回収具10は、先端側の前部(第2基部)20と、前部20に後続するとともに後端側の後部(第1基部)30と、から構成される。前部20は、刃体物1が被削物50を加工した時に生じる切粉42を排出する機能と、刃体物1に沿う前部20のx方向の長さを調整して、刃体物1の先端部から前部20の先端部まで突出量Lを調整する機能と、を有する。後部30は、刃体物1を挟持する機能を有する。
刃体物1の軸と共にx軸回りに回転する回転部Rは、切粉回収具10の後部30と、駆動装置5の挟持部7を含む。作業者は、一方の手を前部20に添えるとともに、他方の手で駆動装置5の把持部(グリップ部)6を保持して、被削物50に穴開け加工することができる。作業姿勢によって、一方の手を前部20に添えることが難しい場合は、添えなくても良い。
穴開け加工する時に生じる切粉42は、刃体物1に刻まれた螺旋溝(ドリルの刃先に形成される螺旋状の溝)に案内されて、前部20の内部を通って、切粉回収部40に一時的に溜められる。切粉回収部40は、切粉をその内部に一時的に蓄える機能を有していればよく、容器、または、袋などを用いることができる。作業者は、切粉回収部40に溜められた切粉42を所定の場所(回収箱等)へ必要に応じて破棄することができる。
図2は、本実施形態の切粉回収具の斜視図である。図3は本実施形態の切粉回収具を構成する各部品を展開した斜視図であり、図4はドリルを備える切粉回収具の軸方向に沿う断面図である。なお、穴開け加工を開始した時には前部20と後部30とは、離間した状態であるが、所定の穴深さLに到達する穴開け加工終了時には、前部20と後部30とは近接または当接した状態となる。
切粉回収具10は、刃体物1に貫通される態様で配置される前部20と、前部20の後端部に備えられるベアリング60の内輪に嵌合するとともに貫通した刃体物1を挟持する後部30と、から構成される。前部20と後部30とは独立しており、これら両者は機械的に接続されていない。
前部20は、被削物50に当接する当接部22と、刃体物1が排出する切粉42を内部を通して切粉回収部40へ排出する円筒部24と、円筒部24に対しx方向に位置調整可能に螺合することによって前部20の軸方向の最小長さを調整する長さ調整部26と、ベアリング60の外輪が取り付けられた受容部28と、から構成される。
円筒部24は、当接部22の雄ネジ部22bが螺合するネジ部を有するとともに、刃体物1から排出される切粉42を切粉回収部40に案内する切粉排出部24dと、前部20のx方向の長さ寸法を調整する部位と、を備える。
当接部22は、刃体物1で被削物50(図5参照)を穴開け加工した時に被削物50に当接し、刃体物1が被削物50に進入するのに伴って円筒部24とともに受容部28側に変位し、刃体物1が所定の突出量(深さ)Lまで被削物50に進入した際に係止され、刃体物1の先端部が突出量L以上に被削物50に向けて進行することを抑制する部位である。
当接部22は、切粉案内部24aのx方向の端部に備えられるネジ部に螺合する雄ネジ部22bと、刃体物1が貫通する貫通開口22cとを有する。なお、突出量または突出寸法Lは、刃体物1のx方向の先端部から、最も後端側へ変位した当接部22の先端側までの寸法である。突出寸法Lを調整する機構については後述する。
円筒部24は、当接部22が螺合する部位に続いて切粉案内部24aを備える。切粉案内部24aは、切粉回収部40を併設しており、刃体物1の加工で生じる切粉は、切粉案内部24aおよび切粉排出部24dの内部を経て切粉回収部40へ導かれる。
当接部22を切粉案内部24aにねじを介して固定する構成によって、当接部22から切粉案内部24aを経て切粉排出部24dに至る空間に切粉が詰まった際に、ねじを緩めて当接部22を切粉案内部24aから取り外すことができるため、外したあとの開口部から詰まった切粉42を容易に取り除くことができる。
前部20は、刃体物1の突出量を調整する突出量調整機構を有している。突出量調整機構は、円筒部24と、円筒部24に組み合わせられる受容部28と、円筒部24に設けられるネジ部24bに螺合する長さ調整部26と、から構成される。
円筒部24の後端部には、図2,3に示すように、ネジ部24bと、x方向に沿ったクランク状の溝部24cがz方向両側に備えられる。受容部28の円筒状の先端部には、一対の突起部28tが径方向に突出して備えられる。受容部28の円筒部の外径は、円筒部24の内径より少し小さく、受容部28は、小円筒部28bの突起部28tを溝部24cに沿わせることによって、テレスコピックに円筒部24に内挿されて組み合わせることができる。これにより、円筒部24と受容部28とはx方向に相対変位可能であるが、相対回転不能に連結される。
図4において、受容部28の先端部と、この先端部が至る円筒部24のx方向の中程との間に弾性体(ばね)62が備えられる。弾性体62は、前部20を先端側に付勢するために備えられており、弾性体62が受容部28に対して円筒部24を先端側に付勢することによって、当接部22が被削物50に押し付けられる。当接部22が被削物50に当接される状態で、刃体物1が被削物50の穴開け加工のために回転すると、被削物50から生じた切粉42は、当接部22の貫通開口22cと刃体物1との間を通り、切粉回収具10の内部に導かれて切粉回収部40へ一時的に蓄積される。これにより穴開け加工現場に切粉が飛散することを抑制できる。
また、刃体物1を重力方向上方に向けて天井等に穴開け加工する時、作業者の一方の手で前部20を添えることができない場合でも、前部20は被削物50(この場合は天井)へ当接する状態を容易に維持できるので、同様に切粉42が飛散することを抑制できる。
長さ調整部26は、ネジ部24bに螺合して円筒部24のx方向に移動可能であり、所望の位置に位置決めされる。長さ調整する場合、円筒部24のネジ部24bに長さ調整部26を螺合した後、突起部28tを溝部24cに案内しながら、受容部28の円筒部を円筒部24に組み込む。その後、長さ調整部26をx軸(刃体物1の軸)回りに相対回転させることにより、長さ調整部26はネジ部24bの調整量Mの範囲内でx方向に進退するため任意に位置決めできる。また、突起部28tは長さ調整部26に当接することで移動が制限されるため、前部20のx方向の寸法を調整できる。長さ調整部26をx方向に分割して備えることで、ダブルナットの作用を利用して、長さ調整部26の緩みを抑制するようにしてもよい。
受容部28は、円筒部24の内径より小さい外径の小円筒部28bと、小円筒部28bに接続するともにベアリング60を保持する大円筒部28gと、からなる。小円筒部28bと大円筒部28gは、刃体物1の軸と同軸に備えらえる。小円筒部28bは、その先端部に、一対の突起部28tを備える。大円筒部28gは、ベアリング60の外輪を嵌合させており、後部30の側が開放して、ベアリング60の内輪が後方へと突き出している。
また、受容部28の突起部28tが案内される溝部24cをクランク状に備えることによって、例えば、他方の手で駆動装置5を把持した作業者が、一方の手を円筒部24に添えることなく刃体物1の先端部を下方に向けた際に、突起部28tが溝部24cのクランク部に係止されるので、円筒部24の受容部28からの意図しない分離を抑制できる。突起部28tの強度を高めるために、突起部28tの突出方向に交差する断面形状を、x方向に沿う長軸を有する楕円形にしてもよい。
後部30は、その内部を軸方向に貫通する刃体物1を挟持する刃体物挟持部32と、刃体物1を挟持した状態の刃体物挟持部32を締め付けて刃体物1の脱落を抑制する筒状の締付部34と、から構成される。締付部34の断面外形は六角形であるが、これに限られない。
刃体物挟持部32は、受容部28の大円筒部28gが保持するベアリング60の内輪に嵌合する円筒部32aと、円筒部32aに連続する雄ネジ部32bと、雄ネジ部32bに接続するとともに刃体物1を挟持する複数の爪を周方向に隙間を開けて配置した先細状の爪部32dと、からなる。
図1に示すように、駆動装置5の挟持部7と、挟持部7に挟持される刃体物1と、刃体物1を挟持する後部30は、刃体物1の加工時に回転する回転部Rであり、前部20は作業者が手で保持することで回転しない部位である。
図4において、締付部34は、雄ネジ部32bに螺合可能な雌ネジ部と、それに隣接するテーパ状内周面34aとを有する。刃体物1を挟持した爪部32dに同軸上で被さる態様で、締付部34の雌ネジ部を刃体物挟持部32の雄ネジ部32bに螺合して締め上げると、締付部34が爪部32dに対して相対移動して、そのテーパ状内周面34aが爪部32dを径方向外方より押圧して縮径させるため、刃体物1を挟持した爪部32dが刃体物1をより強固に締め付けることができる。
なお、図2から図4では、ベアリング60が前部20の後端部(受容部28の大円筒部28g)に備えられる例を説明したが、ベアリング60を後部30の前端部に備えても良い。
図5は、ドリルを有する切粉回収具を備える駆動装置で穴開け加工する状態を示す模式図である。図5に示す被削物50は、対抗する2枚の面板51、52と、これら面板とを接続する複数の接続板53と、からなる押し出し形材である。
被削物50は、y軸方向に押出成形された押し出し形材であり、面板51(52)と接続板53とで囲まれる空間55に、y軸方向に沿って配線56を備える。作業者が本実施形態の切粉回収具10を備える刃体物1で、配線56を備える空間55を構成する面板51に穴をあける作業を例に挙げて、本実施形態の効果等を説明する。
作業者は、刃体物1と駆動装置5を準備する。駆動装置5は、電力または高圧空気で刃体物1を駆動するものを好適に使用できる。作業者は、駆動装置5の挟持部7に固定された刃体物1に対して、刃体物挟持部32と締付部34を嵌入させた後、締付部34を回して刃体物挟持部32の爪部32dを刃体物1に強く押圧する。
その後に作業者は、後部30が固定された刃体物1を、前部20に挿入し、上述したようにして刃体物1と、前部20と、後部30と、駆動装置5と、を一体に組み立てる。前部20を後部30に押し当てた状態で、刃体物1の先端部の突出量(寸法)Lを、前部20の長さ調整部26を回して螺動させ、所定の突出量に調整する。この時の突出量Lは、面板51を貫通した刃体物1の先端部が配線56に触れない突出量に設定される。
穴開け作業を行おうとする作業者は、一方の手を前部20に添えるとともに、他方の手で駆動装置5の把持部(グリップ部)6を保持して、刃体物1の先端を被削物50の面板51に当てる。このとき、作業者は弾性体62の付勢力に抗して前部20を一時的に後方に引くことで刃体物1の先端近傍を露出させることができ、それにより刃体物1の位置決めを容易に行える。さらに作業者が駆動装置5のトリガーを引くことで刃体物1が回転し、面板51の穴開け作業を行える。穴開け作業中に、作業者が一方の手を前部20に添えるのみとすれば、弾性体62の付勢力を用いて前部20の当接部22が面板51に向かって押し付けられるため、面板51からの切粉42が周囲に飛散することなく切粉回収部40に導かれ易くすることができる。
以上の構成によって、作業者が駆動装置5を被削物50に押し付ける力を維持する場合であっても、突起部28tが長さ調整部26に当接することにより当接部22の移動が制限されるため、刃体物1の先端部の突出量Lより深い位置に刃体物1の先端部が到達しない。このため、面板51を貫通した刃体物1の先端部が面板51の下方の空間55に備えられる配線56を傷つけることなく、切粉42を回収して飛散を抑制しつつ、面板51に穴を開けることができる。
さらに、前部20に長さ調整部26を備えることによって、前部20のx方向の寸法を任意に調整できるので、仮に研ぎ直し等によって刃体物1のx方向寸法が小さくなる場合であっても、それに応じて刃体物1の突出量Lを所定の長さに維持できる。
このため、突出量Lを常に最適な寸法に維持できるので、所定の穴深さの穴を加工できるとともに、加工面の下方(刃体物1の進行方向)にある配線56等を刃体物1が傷つけることを抑制できる。
さらに、刃体物1で穴等を加工する際に排出される切粉42を回収する時に、切粉42が前部20の内部などに詰まった時に、前部20の当接部22を分解清掃することによって、詰まりを容易に解消できる。
本実施形態によれば、ドリルやキリ等の刃体物で穴等を加工する際に排出される切粉を回収できるとともに、切粉が詰まった時に容易に分解でき、さらに、所定の深さ以上に刃体物が進行することを抑制する刃体物突出量調整機能を備える切粉回収具を提供することができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1…刃体物、 5…駆動装置、
6…把持部(グリップ部)、 7…挟持部、
10…切粉回収具、 20…前部、
22…当接部、 22b…雄ネジ部、
24…円筒部、 24a…切粉案内部、
24b…ネジ部、 24c…溝部、
24d…切粉排出部、
26…長さ調整部、 28…受容部、
28b…小円筒部、 28t…突起部、
28g…大円筒部、 30…後部、
32…刃体物挟持部、 32a…円筒部、
32b…雄ネジ部、 32d…爪部、
34…締付部、 40…切粉回収部、
42…切粉、 50…被削物、
51,52…面板、 53…接続板、
56…電線、 60…ベアリング、
x…軸方向、 y…幅方向、
z…高さ方向、 L…突出量、
M…調整量、 R…回転部

Claims (4)

  1. 被削物を加工する刃体物を駆動する駆動装置に取付けられる切粉回収具であって、
    前記刃体物を貫通させて保持し、前記刃体物とともに回転する第1基部と、
    前記刃体物を貫通させてなり、前記刃体物の加工に伴い生じる切粉を排出する切粉排出部と、前記刃体物の突出量を調整する突出量調整機構と、を備えた第2基部と、
    前記第2基部と前記第1基部とを相対回転可能に連結するベアリングと、を有し、
    前記突出量調整機構は、
    前記刃体物が貫通する円筒部と、
    前記円筒部にテレスコピックに組み合わされる受容部と、
    前記円筒部に螺合して位置調整可能に取り付けられ、前記受容部と当接することによって、前記刃体物の軸方向における前記円筒部と前記受容部とを組み合わせた最小長さを調整する長さ調整部と、を有し、
    前記円筒部は、前記円筒部の軸方向に沿う一対のクランク状の溝部を有しており、
    前記受容部は、径方向に突出した一対の突起部を有しており、
    前記突起部が前記溝部に案内される態様で、前記円筒部と前記受容部とが前記刃体物の軸方向に相対変位可能に組み合わされており、
    前記突起部が前記長さ調整部に当接することによって、前記最小長さが調整される、
    ことを特徴とする切粉回収具。
  2. 請求項1に記載される切粉回収具において、
    前記第1基部は、
    前記刃体物を挟持する爪部を備えた刃体物挟持部と、
    前記刃体物を挟持するために、前記爪部を径方向外方から押圧する締付部と、
    を有することを特徴とする切粉回収具。
  3. 請求項に記載された切粉回収具において、
    前記円筒部は、前記被削物に当接可能な当接部を備え、
    前記当接部は、加工時に前記刃体物が前記被削物に進入するのに伴って、前記被削物に当接したまま前記受容部側へと相対変位し、前記突起部が前記長さ調整部に当接したときに係止される、
    ことを特徴とする切粉回収具。
  4. 請求項に記載された切粉回収具において、
    前記当接部は、前記円筒部に対して取り外し可能となっており、
    前記切粉排出部は、前記刃体物が貫通する前記当接部の開口と、前記刃体物との間を通して、切粉を排出する、
    ことを特徴とする切粉回収具。
JP2021564728A 2020-06-16 2020-06-16 切粉回収具 Active JP7288522B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/023549 WO2021255818A1 (ja) 2020-06-16 2020-06-16 切粉回収具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021255818A1 JPWO2021255818A1 (ja) 2021-12-23
JP7288522B2 true JP7288522B2 (ja) 2023-06-07

Family

ID=79268616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021564728A Active JP7288522B2 (ja) 2020-06-16 2020-06-16 切粉回収具

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP4166274A4 (ja)
JP (1) JP7288522B2 (ja)
WO (1) WO2021255818A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000272293A (ja) 1999-03-26 2000-10-03 Roland Dg Corp 彫刻深度調節ユニット
JP2008023622A (ja) 2006-07-19 2008-02-07 Yoshitake Miyaguchi ドリルアタッチメント
US20100215450A1 (en) 2009-02-24 2010-08-26 Black & Decker Inc. Depth Gauge For Drill Bit
US20120051864A1 (en) 2010-08-30 2012-03-01 Sudershan Khurana Drill/countersink assembly and method for producing countersunk holes
JP2015116076A (ja) 2013-12-13 2015-06-22 株式会社電幸社 ケーブル配線ボックス用穴明け治具

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN203092501U (zh) * 2010-11-18 2013-07-31 曾宽立 电钻集尘装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000272293A (ja) 1999-03-26 2000-10-03 Roland Dg Corp 彫刻深度調節ユニット
JP2008023622A (ja) 2006-07-19 2008-02-07 Yoshitake Miyaguchi ドリルアタッチメント
US20100215450A1 (en) 2009-02-24 2010-08-26 Black & Decker Inc. Depth Gauge For Drill Bit
US20120051864A1 (en) 2010-08-30 2012-03-01 Sudershan Khurana Drill/countersink assembly and method for producing countersunk holes
JP2015116076A (ja) 2013-12-13 2015-06-22 株式会社電幸社 ケーブル配線ボックス用穴明け治具

Also Published As

Publication number Publication date
EP4166274A1 (en) 2023-04-19
WO2021255818A1 (ja) 2021-12-23
JPWO2021255818A1 (ja) 2021-12-23
EP4166274A4 (en) 2024-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8696271B2 (en) Fastening nut and tool bit holding system
EP1584421B1 (en) Power tool with a dust management system
US7752699B1 (en) Tubing preparation machine
CA2486150A1 (en) Milling cutter
US7437816B1 (en) Lathe with arrangement for dropping chips into a container without blocking moving path of a saddle
JP7288522B2 (ja) 切粉回収具
US5108241A (en) Chip breaker drill bushing
US10702957B2 (en) Cutting system
US6896453B1 (en) Cutting tool device for machine tool
JP4170535B2 (ja) 切削加工装置
KR102111414B1 (ko) 밀링 장치
CN213530896U (zh) 一种防护型麻花钻
JP3175012B2 (ja) 工作機械の切粉気流除去装置
CN217512929U (zh) 一种铣刀
KR100631818B1 (ko) 공작기계의 잔류칩 제거용 공구
JPH07195251A (ja) エンドミル加工における切屑吸引装置
JP2601142Y2 (ja) 工作機械の切粉吸引除去装置
JPH0398738A (ja) 加工機械の切屑除去装置
KR20100034426A (ko) 슬로터 공구
CN212761364U (zh) 一种平头铣刀
JPH0632255Y2 (ja) 穿孔バリ取り器
JP2003282503A5 (ja)
JP3139928U (ja) サドルの案内溝を塞ぐことなくコンテナ内に切れ端を落下させる設計を備えた旋盤
JP7251766B2 (ja) 工作機械の切粉飛散防止構造
KR102392105B1 (ko) 절단공구에 가해지는 금속칩에 의한 부하를 감소시켜 향상된 속도로 고속 절단되게 하는 고속 절단기의 가이드모듈.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7288522

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150