JPH0611692Y2 - ホ−ロ−加工板用ホ−ルカッタ− - Google Patents

ホ−ロ−加工板用ホ−ルカッタ−

Info

Publication number
JPH0611692Y2
JPH0611692Y2 JP8410087U JP8410087U JPH0611692Y2 JP H0611692 Y2 JPH0611692 Y2 JP H0611692Y2 JP 8410087 U JP8410087 U JP 8410087U JP 8410087 U JP8410087 U JP 8410087U JP H0611692 Y2 JPH0611692 Y2 JP H0611692Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill body
enamel
cylindrical body
cutting
covered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8410087U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63193609U (ja
Inventor
一芳 稲垣
博志 和田
Original Assignee
大見工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大見工業株式会社 filed Critical 大見工業株式会社
Priority to JP8410087U priority Critical patent/JPH0611692Y2/ja
Publication of JPS63193609U publication Critical patent/JPS63193609U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0611692Y2 publication Critical patent/JPH0611692Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drilling Tools (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は、例えばホーロー浴槽等、鉄板又は鋳物板を
ホーロー加工したホーロー加工板を穿孔する場合に使用
するホールカッターに関するものである。
(従来の技術) この考案の出願人は、既に実願昭61−096619号
の願書に添付した明細書及び図面においてホーロー加工
板用の複合形のホールカッターを提案している。
このホールカッターは、シャンクの一端に設けられ、金
属板を穿孔するための複数の切削刃を周壁上に有する外
側有蓋筒体と、同外側有蓋筒体を刃よりも外方へ延出す
るドリル体と、前記外側有蓋筒体内に着脱可能に装着さ
れ、その装着状態において前記切削刃の切削端を被冠す
ると共に、外周にホーロー層を削り取るための専用の削
り面を有する内側有蓋筒体とにより構成されている。
そして、ホーロー加工板に穴をあける場合には、まず、
外側有蓋筒体に内側有蓋筒体を装着した状態で、シャン
クを回転駆動装置のチャックに接続する。そして、ドリ
ル体をホーロー加工板に押圧しながら、回転駆動装置の
動作に基きホールカッターを回転させ、ドリル体により
位置決め用の案内穴を穿孔した後、前記削り面をホーロ
ー層に押圧してホーロー層のみを削り取る。次に、内側
有蓋筒体を外側有蓋筒体から取り外し、前記案内穴にド
リル体を係合して位置決めし、外側有蓋筒体を回転させ
ながらその切削刃をホーロー層の削りとられた金属板に
押圧して金属板のみを切削穿孔する。このように、金属
板切削用の外側有蓋筒体に対してホーロー層切削用の内
側有蓋筒体を着脱して使用するようにしていた。これに
より、従来別々に設けられ、回転駆動装置のチャックに
対して別々に取付けるようにしていたホーロー層切削用
のカッター及び金属板切削用のカッターの、チャックに
対する取替え作業の手間を省くようにしていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前記従来のホールカッターでは、外側有蓋筒
体と内側有蓋筒体との装着状態でドリル体により案内穴
の透設時に、ドリル体をその前進方向へ押圧しているの
で、案内穴が透設されると押圧の勢いで内側有蓋体の削
り面が硬質のホーロー層に急激に接触し、その接触によ
る危険な反動を受けたり、削り面が破損したりするとい
う虞れがあった。
この考案は前述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、ドリル体による案内穴の透設時に被切削物とホーロ
ー層用の削り面との急激な接触を防止し得るホーロー加
工板用ホールカッターの提供を目的としている。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この考案においては、ド
リル体の外周上に、被切削物に対するドリル体の前進を
規制するための規制部材を着脱可能に装着し、その装着
状態において規制部材の先端が削り面よりも外方へ延出
するように構成している。
(作用) 従って、ホールカッターによりホーロー加工板に穴をあ
ける場合には、まず、外側有蓋筒体に内側有蓋筒体を装
着し、更にドリル体の外周上に規制部材を装着した状態
で、シャンクを回転駆動装置のチャックに接続する。そ
して、回転駆動装置の動作に基き、ホールカッターを回
転させながら、ドリル体をホーロー加工板に押圧してそ
のホーロー加工板に位置決め用の案内穴を透設する。こ
の時、案内穴が透設されると、規制部材がホーロー加工
板に係合してドリル体の前進が規制され、内側有蓋筒体
の削り面とホーロー加工板との接触が防止される。
続いて、ドリル体から規制部材を取り外した後、案内穴
とドリル体との係合により内側有蓋筒体を位置決めしな
がらホーロー層に押圧してその削り面によりホーロー層
を削り取る。
次に、外側有蓋筒体から内側有蓋筒体を取り外した後、
案内穴とドリル体との係合により外側有蓋筒体を位置決
めしながら回転させ、外側有蓋筒体の切削刃をホーロー
層の削除された金属板に押圧してその切削刃により金属
板を切削穿孔する。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を第1図〜第6図
に基いて詳細に説明する。
第1,2図に示すように、このホールカッター1はシャ
ンク2を備え、同シャンク2の一端にはその軸線Lを中
心にして有蓋状の外側有蓋筒体3が設けられている。同
筒体3の周壁3a上には複数の切欠3bが等角度間隔を
もって形成されている。又、各切欠3bの一側には、金
属板を穿孔するための切削刃4が設けられている。更
に、筒体3の底壁3cには一対の透孔3dが形成されて
いる。
又、シャンク2の一端には、その軸線Lに沿って延びる
と共に、外側有蓋筒体3を貫通し、その内側3eを通過
して切削刃4の切削端よりも外方へ延出するドリル体5
が設けられている。そして、ドリル体5の先端には超硬
チップよりなる切削刃6が設けられている。
有蓋状の内側有蓋筒体7は、その外径が外側有蓋筒体3
の内側3eに嵌入し得るように設定されている。又、同
筒体7の底壁7aにはドリル体5を貫通させるための透
孔7bが設けられ、同底壁7aの外側には外側有蓋筒体
3の両透孔3dに対応して両透孔3dに挿通し得る一対
の係合棒8が突設されている。一方、筒体7の開口縁全
周は外方へ張り出され、外側有蓋筒体3の切削刃4の切
削端を被冠するための被冠部9が設けられている。更
に、被冠部9の外周には粉末状の研削材が配設され、ホ
ーロー層を削り取るための削り面9aが設けられてい
る。又、被冠部9上には、ホーロー層を削り取る際にそ
の削り粉を排出するための4つの切り溝9bが等角度間
隔をもって形成されている。そして、内側有蓋筒体7の
透孔7bにドリル体5を挿通させると共に、係合棒8を
外側有蓋筒体3の透孔3dに挿通させながら、内側有蓋
筒体7を外側有蓋筒体3の内側3eに軸線Lに沿って嵌
入することにより、内側有蓋筒体7が外側有蓋筒体3に
対して装着されると共に、一体回転可能に支持される。
又、その装着状態において、被冠部9が切削刃4の切削
端を被冠すると共に、ドリル体5の先端部が被冠部9の
削り面9aよりも外方へ延出する。
一方、外側有蓋筒体3から内側有蓋筒体7を取り外すに
は、同筒体7を軸線Lに沿って引き抜けばよい。
更に、ドリル体5はその外周上に着脱可能に挿通され、
被切削物に対するドリル体5の前進を規制するための円
筒状の規制部材10を備えている。そして、第3図に示
すように、外側有蓋筒体3に内側有蓋筒体7を装着した
状態において、規制部材10をドリル体5に挿通するこ
とにより、その規制部材10の一端が被冠部9の削り面
9aよりも外方へ突出するようになっている。又、外側
有蓋筒体3から内側有蓋筒体7を取り外した状態で、規
制部材10をドリル体5に挿通することにより、その規
制部材10の一端が切削刃4の切削端よりも外方へ突出
するようになっている。
次に、上記のように構成されたホールカッター1を使用
して、第3〜6図に示すような鉄板11及びホーロー層
12よりなるホーロー浴槽13に水抜き穴16をあける
手順を説明する。
まず、外側有蓋筒体3の内側3eに内側有蓋筒体7を装
着すると共に、ドリル体5上に規制部材10を装着す
る。又、この装着状態において、第3図に示すように、
シャンク2を回転駆動装置(図示略)のチャック14に
接続する。
次に、ホーロー浴槽13の穴あけ部分の中心に錐等によ
りアタリを付ける。そして、そのアタリ部分にドリル体
5の先端を当接して回転駆動装置の動作に基きホールカ
ッター1を回転させながらドリル体5を浴槽13に押圧
する。これにより、第3図に示すように、ドリル体5の
切削刃6にてホーロー層12及び鉄板11を貫通する案
内穴15が浴槽13にあけられる。この時、ドリル体5
が浴槽13を貫通すると、ホーロー層12の表面に規制
部材10の一端が係合してドリル体5の前進が規制さ
れ、被冠部9と硬質のホーロー層12との接触が防止さ
れる。この結果、被冠部9の削り面9aとホーロー層1
2との急激な接触が回避され、その接触による危険な反
動を未然に防止できると共に、削り面9aの破損を未然
に防止することができる。
続いて、ドリル体5を案内穴15から抜き取り、ドリル
体5から規制部材10を取り外す。その後、ドリル体5
を案内穴15に挿入して被冠部9の位置決めを行うと共
に、被冠部9の削り面9aをホーロー層12の表面に当
接させる。そして、第4図に示すように、削り面9aを
回転駆動装置の動作に基き回転させながら、ホーロー層
12の表面にゆっくりと押圧し、第5図に示すように、
浴槽13の穴あけ部分のホーロー層12のみを円環状に
削り取る。この時、ホーロー層12は削り面9aにより
徐々に削り取られるので、そのホーロー層12の削り取
り部分に傷が付いたり、バリが生じたりすることはな
く、ホーロー層12のみが円滑に削除される。
次に、ドリル体5を案内穴15から再び抜き取り、外側
有蓋筒体3から内側有蓋筒体7を取り外す。その後、再
びドリル体5を案内穴15に挿入して外側有蓋筒体3の
位置決めを行うと共に、回転駆動装置の動作に基き外側
有蓋筒体3を回転させながら、その切削刃4を鉄板11
に押圧する。これにより、鉄板11が切削されて円板状
に切断され、その切断片が外側有蓋筒体3の内側3eに
嵌入して取り除かれる。この結果、第6図に示すよう
に、外側有蓋筒体3の外径に相当する水抜き穴16が浴
槽13にあけられる。又、前記切断片は外側有蓋筒体3
の開口側を下方へ向けると自然落下するので、容易に取
り除くことができる。
又、この実施例におけるホールカッター1は、ホーロー
浴槽13等のホーロー加工板のみに使用されるものでは
なく、内側有蓋筒体7を取り外した状態で、外側有蓋筒
体3によりホーロー加工をしていない金属板の穴あけに
も使用される。この場合、ドリル体5上に規制部材10
を装着することにより、金属板と切削刃4との急激な接
触を回避して、その接触時の危険な反動や切削刃4の破
損を未然に防止することができる。
尚、この考案は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば外側有蓋筒体3及び内側有蓋筒体7の外径を増減
する等、考案の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部を適
宜に変更して実施することもできる。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば、ホーロー層用
の削り面とホーロー層との急激な接触を防止でき、その
接触時の危険な反動や削り面の破損を未然に防止するこ
とができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した一実施例を示すホールカ
ッターの分解側面図、第2図は内側有蓋筒体の正面図、
第3図〜第6図は穴あけの作業工程を説明する図であ
る。 2……シャンク、3……外側有蓋筒体、3a……周壁、
4……切削刃、5……ドリル体、7……内側有蓋筒体、
9……被冠部、9a……削り面、10……規制部材、1
1……鉄板、12……ホーロー層、13……ホーロー浴
槽、L……軸線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャンク(2)の一端にその軸線(L)を
    中心にして、金属板(11)を穿孔するための複数の切
    削刃(4)を周壁(3a)上に有する外側有蓋筒体
    (3)を設けると共に、同外側有蓋筒体(3)を貫通し
    て前記軸線(L)に沿って延び、前記切削刃(4)の切
    削端よりも外方へ延出するドリル体(5)を設け、前記
    切削刃(4)の切削端を被冠する被冠部(9)を有する
    と共に同被冠部(9)の外周にホーロー層(12)を削
    り取るための削り面(9a)を有する内側有蓋筒体
    (7)を前記外側有蓋筒体(3)に対して着脱可能に装
    着支持し、その装着状態において前記ドリル体(5)の
    先端が前記被冠部(9)の削り面(9a)よりも外方へ
    延出するように構成し、更にドリル体(5)の外周上
    に、被切削物(13)に対するドリル体(5)の前進を
    規制するための規制部材(10)を着脱可能に装着し、
    その装着状態において規制部材(10)の先端が前記削
    り面(9a) よりも外方へ延出するように構成したことを特徴とする
    ホーロー加工板用ホールカッター。
JP8410087U 1987-05-29 1987-05-29 ホ−ロ−加工板用ホ−ルカッタ− Expired - Lifetime JPH0611692Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8410087U JPH0611692Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 ホ−ロ−加工板用ホ−ルカッタ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8410087U JPH0611692Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 ホ−ロ−加工板用ホ−ルカッタ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63193609U JPS63193609U (ja) 1988-12-13
JPH0611692Y2 true JPH0611692Y2 (ja) 1994-03-30

Family

ID=30938292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8410087U Expired - Lifetime JPH0611692Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 ホ−ロ−加工板用ホ−ルカッタ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0611692Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110027120A (zh) * 2019-05-22 2019-07-19 北京塔喀雅玛自动化科技有限公司 机器人洁具工装

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63193609U (ja) 1988-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI80573C (fi) Ringliknande bett och betthus.
JP3759317B2 (ja) ガラス切断専用のカッターホイール
US5466099A (en) Cutter shell for forming holes of improved cylindricality
US5360300A (en) Cutter shell
JPH0694087B2 (ja) 穿孔工具
JPS6149275U (ja)
US4782594A (en) Can openers
JPH0611692Y2 (ja) ホ−ロ−加工板用ホ−ルカッタ−
JP3586541B2 (ja) ロータリダイカッタの打抜装置
JPH1034405A (ja) マーカー素子を有する仕上げ工具
JP2942509B2 (ja) ピンプル形電極チップの成形用カッタ
JPH0612895Y2 (ja) コアドリル
JPS6113274Y2 (ja)
JPH0357384Y2 (ja)
JPH08294809A (ja) 角穴加工用工具
JPH0523544Y2 (ja)
JPH0632255Y2 (ja) 穿孔バリ取り器
JP2003191211A (ja) 回転刃物体
JPS6110893Y2 (ja)
JP2542121Y2 (ja) 穿孔具
JPH0634890Y2 (ja) コアドリルの脱着自在構造
JPS6026885Y2 (ja) メタルホ−ルソ−
JP3809616B2 (ja) 穿孔刃
JPH04217498A (ja) 孔明け工具
JPH0985534A (ja) バリ取り工具