JPH0612895Y2 - コアドリル - Google Patents
コアドリルInfo
- Publication number
- JPH0612895Y2 JPH0612895Y2 JP1920889U JP1920889U JPH0612895Y2 JP H0612895 Y2 JPH0612895 Y2 JP H0612895Y2 JP 1920889 U JP1920889 U JP 1920889U JP 1920889 U JP1920889 U JP 1920889U JP H0612895 Y2 JPH0612895 Y2 JP H0612895Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical body
- core drill
- engaging portion
- shank
- notch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ＡＬＣ板、モルタル、コンクリートブロック
などの各種建材に大口径の穴をあけるコアドリルに関す
る。
などの各種建材に大口径の穴をあけるコアドリルに関す
る。
従来の技術 上記のコアドリルは、シャンクの頭部にセンタードリル
を取り付け、その外側に先端周縁部に鋸刃を設けた円筒
本体を前記センタードリルと同心状に取り付けて、前記
センタードリルで小さなドリル穴をあけたのち、このド
リル穴を中心にして前記円筒本体の鋸刃で大きい穴をあ
けるようになっている。
を取り付け、その外側に先端周縁部に鋸刃を設けた円筒
本体を前記センタードリルと同心状に取り付けて、前記
センタードリルで小さなドリル穴をあけたのち、このド
リル穴を中心にして前記円筒本体の鋸刃で大きい穴をあ
けるようになっている。
而して、前記鋸刃で切削したコア（円筒状の残材）が前
記円筒本体の内部に詰まるので、これを除去するためシ
ャンクの頭部に固定した円板（フランジ）に前記円筒本
体を着脱可能に取り付けたコアドリルは知られている。
記円筒本体の内部に詰まるので、これを除去するためシ
ャンクの頭部に固定した円板（フランジ）に前記円筒本
体を着脱可能に取り付けたコアドリルは知られている。
考案が解決しようとする課題 しかし、上記従来のコアドリルでは、前記円筒本体は着
脱構造が複雑でコスト高になるばかりでなく、着脱操作
に煩雑な手間を要し作業能率が悪いという問題点があっ
た。
脱構造が複雑でコスト高になるばかりでなく、着脱操作
に煩雑な手間を要し作業能率が悪いという問題点があっ
た。
本考案はこのような従来の問題点を解決するもので、き
わめて簡単な着脱構造により、前記円筒本体が容易かつ
迅速に着脱できるコアドリルを提供することを目的とす
る。
わめて簡単な着脱構造により、前記円筒本体が容易かつ
迅速に着脱できるコアドリルを提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案による円筒本体の着
脱構造は、シャンク側の前記円板に前記円筒本体に密接
嵌合する筒状体を連設し、該筒状体と前記円筒本体と
を、切欠部とこれに係合する係止突部とによって着脱自
在に結合したものである。
脱構造は、シャンク側の前記円板に前記円筒本体に密接
嵌合する筒状体を連設し、該筒状体と前記円筒本体と
を、切欠部とこれに係合する係止突部とによって着脱自
在に結合したものである。
作用 上記構成の着脱構造によれば、円筒本体はきわめて容易
かつ迅速に着脱でき、前記円筒本体内に詰まったコア
（切削した穴の残材）を容易に除去できる。
かつ迅速に着脱でき、前記円筒本体内に詰まったコア
（切削した穴の残材）を容易に除去できる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
１は電動ドリルに連動連結して回転されるシャンクで、
一端に径大の頭部２を有し、該頭部２にセンタードリル
１５の取付孔３が設けられている。センタードリル１５
は取付孔３に着脱自在に挿入し止めねじ４にて固定さ
れ、シャンク１と同軸に装着される。
一端に径大の頭部２を有し、該頭部２にセンタードリル
１５の取付孔３が設けられている。センタードリル１５
は取付孔３に着脱自在に挿入し止めねじ４にて固定さ
れ、シャンク１と同軸に装着される。
５は後述する円筒本体８を取り付けるための円板で、シ
ャンク頭部２と一体に形成され、該円板５に円筒本体８
と密接嵌合する短い筒状体６が一体に連設されている。
筒状体６の外周面には周方向へ定間隔を隔てて３つの係
止突部７が突設されている。
ャンク頭部２と一体に形成され、該円板５に円筒本体８
と密接嵌合する短い筒状体６が一体に連設されている。
筒状体６の外周面には周方向へ定間隔を隔てて３つの係
止突部７が突設されている。
８は円形カッターを形成する円筒本体で、先端周縁部に
鋸刃９が設けられている。鋸刃９はハイス鋼で製作した
円筒本体８と一体に形成するか、超硬合金あるいはダイ
ヤのチップを接合して形成する。
鋸刃９が設けられている。鋸刃９はハイス鋼で製作した
円筒本体８と一体に形成するか、超硬合金あるいはダイ
ヤのチップを接合して形成する。
円筒本体８の後端部には係止突部７と係合する３つの切
欠部１０が設けられている。各切欠部１０は端縁１１か
ら軸方向に伸びる第１の係合部１０ａと、該係合部１０
ａの内端から回転周方向へ延びる第２の係合部１０ｂと
を有し、第２の係合部１０ｂは端縁１１から漸次離れる
ように緩い傾き（約１５°）を持って周方向へ延びてい
る。また、第１の係合部１０ａの内端から逆回転周方向
へ延びる第３の係合部１０ｃが設けられている。
欠部１０が設けられている。各切欠部１０は端縁１１か
ら軸方向に伸びる第１の係合部１０ａと、該係合部１０
ａの内端から回転周方向へ延びる第２の係合部１０ｂと
を有し、第２の係合部１０ｂは端縁１１から漸次離れる
ように緩い傾き（約１５°）を持って周方向へ延びてい
る。また、第１の係合部１０ａの内端から逆回転周方向
へ延びる第３の係合部１０ｃが設けられている。
而して、円筒本体８の後端開口を筒状体６に密接嵌合す
ると共に、係止突部７に切欠部１０を係合させ、シャン
ク１を回転方向へねじりながら、係止突部７を第３図に
示すように切欠部１０の第２の係合部１０ｂへ誘導する
と、その傾きによって円筒本体８の端縁１１が円板５の
肩部１２に押し付けられ、その結果、円筒本体８はがた
付きのない状態で円板５及び筒状体６に固定され、セン
タードリル１５と同心状に取り付けられる。この状態で
シャンク１に回転力を付与して穴あけ作業を行なう。
ると共に、係止突部７に切欠部１０を係合させ、シャン
ク１を回転方向へねじりながら、係止突部７を第３図に
示すように切欠部１０の第２の係合部１０ｂへ誘導する
と、その傾きによって円筒本体８の端縁１１が円板５の
肩部１２に押し付けられ、その結果、円筒本体８はがた
付きのない状態で円板５及び筒状体６に固定され、セン
タードリル１５と同心状に取り付けられる。この状態で
シャンク１に回転力を付与して穴あけ作業を行なう。
穴あけ作業が終了し、センタードリル１５及び円筒本体
８を加工物から抜き出すためシャンク１を逆回転させる
と、円板５と円筒本体８とが相対回転して係止突部７が
切欠部１０から抜け出すおそれがある。このとき、第２
の係合部１０ｂから抜け出そうとする係止突部７は第３
の係合部１０ｃに誘導されて係合し、切欠部１０から不
測に抜け出すのを有効に阻止される。
８を加工物から抜き出すためシャンク１を逆回転させる
と、円板５と円筒本体８とが相対回転して係止突部７が
切欠部１０から抜け出すおそれがある。このとき、第２
の係合部１０ｂから抜け出そうとする係止突部７は第３
の係合部１０ｃに誘導されて係合し、切欠部１０から不
測に抜け出すのを有効に阻止される。
一方、穴あけ作業が終了したのち、円筒本体８を円板５
から取り外す場合には、円筒本体８と円板５とを相対回
転させ、係止突部７を第２の係合部１０ｂから第１の係
合部１０ａに誘導して切欠部１０から離脱するだけで簡
単に円筒本体８と円板５とが分離される。そして、円筒
本体８の内部に詰まったコア（切削した穴の残材）を容
易かつ迅速に除去することができる。
から取り外す場合には、円筒本体８と円板５とを相対回
転させ、係止突部７を第２の係合部１０ｂから第１の係
合部１０ａに誘導して切欠部１０から離脱するだけで簡
単に円筒本体８と円板５とが分離される。そして、円筒
本体８の内部に詰まったコア（切削した穴の残材）を容
易かつ迅速に除去することができる。
第４図は、円板５及び筒状体６をシャンク１と別体に構
成し、ねじ嵌合１３によってシャンク頭部２に接続した
例を示す。このような構造を採用すると、製造コストが
著しく低減できる。
成し、ねじ嵌合１３によってシャンク頭部２に接続した
例を示す。このような構造を採用すると、製造コストが
著しく低減できる。
なお、上記の実施例においては、筒状体６の外周面に係
止突部７を設け、円筒本体８に切欠部１０を設けたが、
逆にしてもよい。
止突部７を設け、円筒本体８に切欠部１０を設けたが、
逆にしてもよい。
考案の効果 上述のように、本考案のコアドリルは、円筒本体８の着
脱構造がきわめて簡単で、円筒本体８が容易かつ迅速に
着脱できる。しかも、安価に製作できる。
脱構造がきわめて簡単で、円筒本体８が容易かつ迅速に
着脱できる。しかも、安価に製作できる。
第１図は本考案に係るコアドリルの縦断正面図、第２図
は一部切欠き平面図、第３図は同要部の正面図、第４図
は別の実施例を示す要部縦断正面図である。 １…シャンク、２…頭部 ３…取付孔、５…円板 ６…筒状体、７…係止突部 ８…円筒本体、９…鋸刃 １０…切欠部、１０ａ…第１の係合部 １０ｂ…第２の係合部 １０ｃ…第３の係合部 １５…センタードリル
は一部切欠き平面図、第３図は同要部の正面図、第４図
は別の実施例を示す要部縦断正面図である。 １…シャンク、２…頭部 ３…取付孔、５…円板 ６…筒状体、７…係止突部 ８…円筒本体、９…鋸刃 １０…切欠部、１０ａ…第１の係合部 １０ｂ…第２の係合部 １０ｃ…第３の係合部 １５…センタードリル
Claims (4)
- 【請求項１】シャンク(1)の頭部(2)にセンタードリルの
取付孔(3)を有し、先端周縁部に鋸刃(9)を設けた円筒本
体(8)を前記センタードリルと同心状に取り付ける円板
(5)が前記シャンク(1)に固定されているコアドリルであ
って、 前記円板(5)に前記円筒本体(8)と密接嵌合する筒状体
(6)が連設され、 該筒状体(6)又は前記円筒本体(8)の外周面に周方向へ定
間隔を隔てて複数の係止突部(7)が突設される一方、 前記円筒本体(8)又は前記筒状体(6)の端部に、その端縁
から軸方向へ延びる第１の係合部(10a)と、該第１の係
合部(10a)の内端から回転周方向へ延びる第２の係合部
(10b)とからなる切欠部(10)が設けられ、該切欠部(10)
に前記係止突部(7)を係合して前記円筒本体(8)が前記円
板(5)に着脱可能に取り付けられていることを特徴とす
るコアドリル。 - 【請求項２】前記切欠部(10)が前記第１の係合部(10a)
の内端から逆回転周方向へ延びる第３の係合部(10c)を
有していることを特徴とする請求項(1)記載のコアドリ
ル。 - 【請求項３】前記円板(5)が前記シャンク(1)の頭部(2)
と一体に形成されている請求項(1)または(2)記載のコア
ドリル。 - 【請求項４】前記円板(5)が前記シャンク(1)にねじ嵌合
(13)により固定されている請求項(1)又は(2)記載のコア
ドリル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1920889U JPH0612895Y2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | コアドリル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1920889U JPH0612895Y2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | コアドリル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02111504U JPH02111504U (ja) | 1990-09-06 |
| JPH0612895Y2 true JPH0612895Y2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=31234518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1920889U Expired - Lifetime JPH0612895Y2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | コアドリル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612895Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0747244B2 (ja) * | 1991-02-19 | 1995-05-24 | 株式会社ミヤナガ | コアドリル |
| JP2739915B2 (ja) * | 1992-03-12 | 1998-04-15 | ユニカ株式会社 | 円筒形状穿孔工具 |
| JP2558054B2 (ja) * | 1993-06-30 | 1996-11-27 | 日東工器株式会社 | 環状カッタ |
-
1989
- 1989-02-20 JP JP1920889U patent/JPH0612895Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02111504U (ja) | 1990-09-06 |
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