JPH07164226A - 総型バイトによるバリ取り方法 - Google Patents
総型バイトによるバリ取り方法Info
- Publication number
- JPH07164226A JPH07164226A JP31047193A JP31047193A JPH07164226A JP H07164226 A JPH07164226 A JP H07164226A JP 31047193 A JP31047193 A JP 31047193A JP 31047193 A JP31047193 A JP 31047193A JP H07164226 A JPH07164226 A JP H07164226A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- tool
- cutting blade
- forming tool
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Drilling Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 穿孔及びバリ取りの作業効率を向上する。
【構成】 総型バイト30は、先端側の一方の領域に第
1切削刃32と小径部38とを有し、他方の領域には第
1切削刃33、第2切削刃34、第3切削刃36を備え
ている。総型バイト30で孔20を穿設した後、このバ
イト30を若干平行移動させ、第1切削刃32をバリ2
2に被せた位置をとらせる。次いで、総型バイト30を
周回させ、第1切削刃32の後縁32aでバリ22を削
除する。 【効果】 1個の総型バイトで穿孔及びバリ取りを行な
うことができ、作業効率が著しく向上する。
1切削刃32と小径部38とを有し、他方の領域には第
1切削刃33、第2切削刃34、第3切削刃36を備え
ている。総型バイト30で孔20を穿設した後、このバ
イト30を若干平行移動させ、第1切削刃32をバリ2
2に被せた位置をとらせる。次いで、総型バイト30を
周回させ、第1切削刃32の後縁32aでバリ22を削
除する。 【効果】 1個の総型バイトで穿孔及びバリ取りを行な
うことができ、作業効率が著しく向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、総型バイトによるバリ
取り方法に関するものである。
取り方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の総型バイトについて第5図及び第
6図を参照して説明する。なお、第5図は従来の総型バ
イト10の先端から見た底面図、第6図は第5図の6−
6線矢視図である。この総型バイト10は、先端側から
第1切削刃12、第2切削刃14及び第3切削刃16を
有しており、第2切削刃14は第1切削刃12よりも回
転半径が大きく、第3切削刃16は第2切削刃14より
も回転半径が大きい。この総型バイト10を用いてワー
クに穿孔を行なうと、第7図に示す如く、ワーク18に
直径D1 、D2 、D3 を有した孔20が穿設される。D
1 なる直径の部分は第1切削刃12により形成され、D
2 の部分は第2切削刃14により、またD3 の部分は第
3切削刃16により穿設される。
6図を参照して説明する。なお、第5図は従来の総型バ
イト10の先端から見た底面図、第6図は第5図の6−
6線矢視図である。この総型バイト10は、先端側から
第1切削刃12、第2切削刃14及び第3切削刃16を
有しており、第2切削刃14は第1切削刃12よりも回
転半径が大きく、第3切削刃16は第2切削刃14より
も回転半径が大きい。この総型バイト10を用いてワー
クに穿孔を行なうと、第7図に示す如く、ワーク18に
直径D1 、D2 、D3 を有した孔20が穿設される。D
1 なる直径の部分は第1切削刃12により形成され、D
2 の部分は第2切削刃14により、またD3 の部分は第
3切削刃16により穿設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第7図の如く、従来の
総型バイト10によって孔20を穿設した場合、かえり
によりバリ22が生じる。このバリ22を取り除くに
は、従来は別の切削工具を用いる必要があり、作業に手
間がかかっていた。
総型バイト10によって孔20を穿設した場合、かえり
によりバリ22が生じる。このバリ22を取り除くに
は、従来は別の切削工具を用いる必要があり、作業に手
間がかかっていた。
【0004】本発明は、穿孔とバリ取りを一つのバイト
で行なう総型バイトによるバリ取り方法を提供するもの
である。
で行なう総型バイトによるバリ取り方法を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の総型バイトによ
るバリ取り方法は、回転半径が異なる複数の切削刃が先
端側ほど回転半径が小さくなるように配置されてなる総
型バイトによって穿孔するに際し、該バイトの直径方向
の一方の側に前記切削刃が設けられ、該直径方向の他方
の側にはバイトの最先端部分に切削刃が設けられると共
に、該他方の側のその他の部分は前記一方の側よりも回
転半径が小さくなっており、該総型バイトをその軸心線
回りに回転させて穿孔し、最先端の切削刃が穿設された
孔を通過した後、該他方の側の最先端の切削刃の後縁を
該孔の周縁に沿って回転移動させることにより該孔の周
縁のかえりによるバリを削除するようにしたことを特徴
とするものである。
るバリ取り方法は、回転半径が異なる複数の切削刃が先
端側ほど回転半径が小さくなるように配置されてなる総
型バイトによって穿孔するに際し、該バイトの直径方向
の一方の側に前記切削刃が設けられ、該直径方向の他方
の側にはバイトの最先端部分に切削刃が設けられると共
に、該他方の側のその他の部分は前記一方の側よりも回
転半径が小さくなっており、該総型バイトをその軸心線
回りに回転させて穿孔し、最先端の切削刃が穿設された
孔を通過した後、該他方の側の最先端の切削刃の後縁を
該孔の周縁に沿って回転移動させることにより該孔の周
縁のかえりによるバリを削除するようにしたことを特徴
とするものである。
【0006】
【作用】本発明のバリ取り方法によると、総型バイトで
穿孔した後、この総型バイトを若干平行移動させるよう
にシフトし、次いで最先端の切削刃の後縁でバリを削除
する。従って、1個の総型バイトで穿孔部バリ取りを行
なうことができる。
穿孔した後、この総型バイトを若干平行移動させるよう
にシフトし、次いで最先端の切削刃の後縁でバリを削除
する。従って、1個の総型バイトで穿孔部バリ取りを行
なうことができる。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本発明の実施例に用いられる総型バイトの
先端方向から見た底面図、第2図は第1図の2−2線に
沿う矢視図である。
る。第1図は本発明の実施例に用いられる総型バイトの
先端方向から見た底面図、第2図は第1図の2−2線に
沿う矢視図である。
【0008】この総型バイト30の先端部においては、
直径方向の一方の領域に第1切削刃32が設けられてい
る。直径方向の他方の領域においては、総型バイト30
の長手方向の先端側に第1切削刃33が設けられ、中央
部分に第2切削刃34が設けられ、後端側に第3切削刃
36が設けられている。前記一方の領域においては、第
1切削刃32は最先端部分にのみ設けられ、それ以外の
部分は第2、第3切削刃34、36よりも回転半径の小
さい小径部38となっている。即ち、該一方の領域で
は、第1切削刃32のみが側方に突設されている。
直径方向の一方の領域に第1切削刃32が設けられてい
る。直径方向の他方の領域においては、総型バイト30
の長手方向の先端側に第1切削刃33が設けられ、中央
部分に第2切削刃34が設けられ、後端側に第3切削刃
36が設けられている。前記一方の領域においては、第
1切削刃32は最先端部分にのみ設けられ、それ以外の
部分は第2、第3切削刃34、36よりも回転半径の小
さい小径部38となっている。即ち、該一方の領域で
は、第1切削刃32のみが側方に突設されている。
【0009】この総型バイト30を用いてワーク18に
穿孔する場合、第3図に示す如く、総型バイト30をそ
の中心C1 回りに回転させ、孔20を穿孔する。第1切
削刃32がワーク18を貫通した後、第4図に示す如
く、総型バイト30をバリ取りのために平行移動させ
る。即ち、それまでの回転中心C1 が第4図の新しい回
転中心C2 に移動するように総型バイト30を平行移動
させる。
穿孔する場合、第3図に示す如く、総型バイト30をそ
の中心C1 回りに回転させ、孔20を穿孔する。第1切
削刃32がワーク18を貫通した後、第4図に示す如
く、総型バイト30をバリ取りのために平行移動させ
る。即ち、それまでの回転中心C1 が第4図の新しい回
転中心C2 に移動するように総型バイト30を平行移動
させる。
【0010】これにより、第1切削刃32の後縁32a
がバリ22に被さる位置をとる。そこで、総型バイト3
0を、中心C2 が元の中心線C1 の回りを周回するよう
に回転(公転)運動させる。この際、公転と同一周期で
バイト30を自転させる。これにより、第1切削刃32
の後縁32aがバリ22を切削し、除去する。十分にバ
リを除去した後、総型バイト30の中心を第4図のC1
の位置に戻し、総型バイト30を孔20から引き抜く。
がバリ22に被さる位置をとる。そこで、総型バイト3
0を、中心C2 が元の中心線C1 の回りを周回するよう
に回転(公転)運動させる。この際、公転と同一周期で
バイト30を自転させる。これにより、第1切削刃32
の後縁32aがバリ22を切削し、除去する。十分にバ
リを除去した後、総型バイト30の中心を第4図のC1
の位置に戻し、総型バイト30を孔20から引き抜く。
【0011】このようにして、この総型バイト30によ
ると、孔20の穿設と、バリ22の除去を共に行なうこ
とができる。
ると、孔20の穿設と、バリ22の除去を共に行なうこ
とができる。
【0012】上記実施例では、総型バイト30は3個の
切削刃32、34、36を備えているが、総型バイトは
2以上の切削刃を有していれば足りる。
切削刃32、34、36を備えているが、総型バイトは
2以上の切削刃を有していれば足りる。
【0013】
【発明の効果】以上の通り、本発明の方法によると、1
個の総型バイトによって穿孔とバリ取りを共に行なうこ
とができ、穿孔及びバリ取りの作業効率が著しく向上す
る。
個の総型バイトによって穿孔とバリ取りを共に行なうこ
とができ、穿孔及びバリ取りの作業効率が著しく向上す
る。
【図1】実施例方法に用いられる総型バイトの底面図で
ある。
ある。
【図2】図1の2−2線に沿う矢視図である。
【図3】実施例方法を説明する断面図である。
【図4】実施例方法を説明する断面図である。
【図5】従来の総型バイトの底面図である。
【図6】図5の6−6線に沿う矢視図である。
【図7】従来法による穿孔後のワークの断面図である。
10,30 総型バイト 12,32,33 第1切削刃 14,34 第2切削刃 16,36 第3切削刃
Claims (1)
- 【請求項1】 回転半径が異なる複数の切削刃が先端側
ほど回転半径が小さくなるように配置されてなる総型バ
イトによって穿孔するに際し、 該バイトの直径方向の一方の側に前記切削刃が設けら
れ、該直径方向の他方の側にはバイトの最先端部分に切
削刃が設けられると共に、該他方の側のその他の部分は
前記一方の側よりも回転半径が小さくなっており、 該総型バイトをその軸心線回りに回転させて穿孔し、最
先端の切削刃が穿設された孔を通過した後、該他方の側
の最先端の切削刃の後縁を該孔の周縁に沿って回転移動
させることにより該孔の周縁のかえりによるバリを削除
するようにしたことを特徴とする総型バイトによるバリ
取り方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31047193A JPH07164226A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 総型バイトによるバリ取り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31047193A JPH07164226A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 総型バイトによるバリ取り方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07164226A true JPH07164226A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18005649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31047193A Pending JPH07164226A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 総型バイトによるバリ取り方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07164226A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100869315B1 (ko) * | 2007-05-17 | 2008-11-18 | 김병수 | 하중감지 감압밸브의 밸브바디 가공장치 및 그것을 이용한밸브바디 가공방법 |
US9266178B2 (en) | 2010-01-07 | 2016-02-23 | Black & Decker Inc. | Power tool having rotary input control |
US9475180B2 (en) | 2010-01-07 | 2016-10-25 | Black & Decker Inc. | Power tool having rotary input control |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP31047193A patent/JPH07164226A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100869315B1 (ko) * | 2007-05-17 | 2008-11-18 | 김병수 | 하중감지 감압밸브의 밸브바디 가공장치 및 그것을 이용한밸브바디 가공방법 |
US9266178B2 (en) | 2010-01-07 | 2016-02-23 | Black & Decker Inc. | Power tool having rotary input control |
US9475180B2 (en) | 2010-01-07 | 2016-10-25 | Black & Decker Inc. | Power tool having rotary input control |
US10160049B2 (en) | 2010-01-07 | 2018-12-25 | Black & Decker Inc. | Power tool having rotary input control |
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