JPH0243611Y2 - - Google Patents

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JPH0243611Y2
JPH0243611Y2 JP2054082U JP2054082U JPH0243611Y2 JP H0243611 Y2 JPH0243611 Y2 JP H0243611Y2 JP 2054082 U JP2054082 U JP 2054082U JP 2054082 U JP2054082 U JP 2054082U JP H0243611 Y2 JPH0243611 Y2 JP H0243611Y2
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JP
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cutting
cutting edge
hole
trepanning
tip
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JP2054082U
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JPS58126112U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は芯残し穴加工に用いられるトレパニン
グ工具に関するものである。
従来一般の穴明け加工に使用されているトレパ
ニング工具では、穴明時に発生する切粉は切削圧
力油と共にその穴明け方式によつてトレパニング
工具の外径側又は内径側を通り排出される。一般
にトレパニング工具は貫通穴を穴明け加工する工
具であることは公知の通りである。この穴明け貫
通時にコアーすなわち芯金が残る。このコアーは
穴貫通側に除去するのが従来の方法であり、切削
圧力油によりコアーは貫通側に抜けざるを得な
い。
一方原子力の既設プラントの性能向上等の改造
工事等に於いては放射線管理区域内で尚かつ水中
で加工する必要がある。この様な作業環境の中で
トレパニング工具を使用し既設プラントに貫通穴
を穴明け加工する場合、従来のトレパニング穴明
け方式及び従来のトレパニング工具では穴貫通寸
前までしか穴明けが出来ない。その理由は従来の
トレパニング方式及び工具では、その切粉の回収
及びコアーの回収が穴貫通時に切削圧力流体を使
用しているため切粉とコアーが穴貫通側に放出さ
れて回収不可能となる。したがつて従来のトレパ
ニング方式及びトレパニング工具では、切粉及び
コアーの回収が絶対条件なる原子力プラントの改
造工事等に於ける穴貫通加工は出来ない。
本考案は従来の問題点に鑑み、穴加工によつて
発生する切粉およびコアーを、加工開始側に回収
可能とすることを目的とし、流体を吸引する機能
を有する穿孔用スピンドルに装着可能で且つ外周
から内側に向つて後方に傾斜した貫通孔を多数有
してなる筒状の工具胴部の先端に、他の切刃より
も先行するとともに加工穴の内周面よりわずかに
内側に位置する切刃と、該切刃よりもわずかに後
方に位置し加工穴の内周面の切削を担当する部分
を有する切刃とを配設してなることを配設したこ
とにより、貫通孔から吸引流体によつて切粉を回
収するとともに、コアー端に鍔を形成させ、吸引
流体によつてこの鍔を吸着してコアーを回収する
ようにしたことを特徴とする。
以下本考案による実施例を図面にもとづいて説
明する。第1図は本トレパニング工具の断面図
で、第2図はトレパニング工具の先端部の側面図
である。第3図は、トレパニング工具の切刃部を
展開した平面図を示し、第4図はトレパニング工
具の先端切刃の形状及び刃先関係を示した図であ
る。第5図は本トレパニング工具が貫通前進した
状態図で、第6図は本トレパニング工具による穴
明け完了後に残るコアーすなわち芯金の斜視図を
示す。1は図示しない加工機械のスピンドルで本
トレパニング工具2をナツト3によつて装着し、
貫通穴の加工を行うものでトレパニング工具2に
は切刃4が設けられている。第2図にはこの切刃
4が4枚図示されているが、切刃はその貫通加工
穴の穴径とコアー径との関係から複数枚、任意に
設定してもよい。トレパニング工具の胴部には所
定の角度θをなす幅t及び長さwの貫通した傾斜
孔5が多数設けられ吸引流体に流れ効果を与え切
削時の切粉の排出を容易ならしめている。
次に第3図及び第4図に於いて4枚の切刃につ
いて説明すると、第1切刃4aはその刃先が他の
第2切刃4b、第3切刃4c及び第4切刃4dに
対して最も先端に位置し先行切削して行く、次に
第2切刃4bが第1切刃4aとの差△1、第1切
刃4aと第3切刃4cとの差△2、第1切刃4a
と第4切刃4dとの差△3の寸法差で切削進行す
る。又第4切刃4dは最も外径に位置し切刃に角
度αが付けられ、貫通穴の穴径がこの第4切刃4
dによつて形成される。第1切刃4a、第2切刃
4b、第3切刃4c及び第4切刃4dの径方向の
切削幅は第4図に各々T1,T2,T3及びT4で示す
ように概ね全体切削幅T0を切刃数で除した値に
等しい。なお、切刃4の刃部はそれぞれの切刃の
先端に形成されている。
第1切刃4a、第2切刃4d、第3切刃4c及
び第4切刃4dによつて切削される形状を、第7
図a、第7図b、第7図c及び第7図dに斜線部
でそれぞれ示す。
第5図はこのトレパニング工具2が加工物を貫
通した状態であり、切削幅T0,T1,T2,T3及び
T4と貫通時のコアーとの関係を示したものであ
る。貫通直前には、加工物の未加工部分が外方ほ
ど薄くなり、第8図に示すようにやがて切削力に
抗しきれず外周部が切られ、の結果第6図に示す
ようにコアーの先端に皿状の薄い鍔が残る。
このときコアーは、吸引流体によつてこの鍔が
トレパニング工具2の先端に密着するから脱落し
ない。このコアーを、貫通穴からトレパニング工
具と共に機械スピンドル側に回収するためには、
鍔外径D1が貫通穴内径D0より小さいことが必要
であるが、貫通穴内周を加工する切刃を、先端よ
り後退させて設けたから、貫通時には第5図に
T4で示す部分は残るものの、さらにこの工具を
切削送りすることにより、この部分はカエリXと
して形成されるか、あるいは切削されるため、鍔
の外径D1は貫通穴内径D0よりも小さく形成され
ることとなる。
このトレパニング工具2は、切粉回収のための
吸引流体機能を有した機械スピンドル又は穿孔装
置スピンドルに装着され、流体(液体)中に没し
た加工物に対して回転と切削送りを与えられて貫
通穴を加工するものである。したがつて、吸引流
体機能を作動させ、回転と切削送りを与えるとト
レパニング工具2は回転しながら前進し切刃4で
製品又は改造物を切削する。吸引流体はトレパニ
ング工具2外周から刃先部又は傾斜孔5を流路と
して流れ、切刃4で切削発生した切粉はトレパニ
ング工具2の内径を通り流体と共に回収される。
この状態は貫通するまで進行し、貫通後は構造説
明で前述した如く貫通コアー鍔外径D1よりも第
4切刃dによつて加工される貫通穴内径D0の方
が大きく形成されることによつて容易にトレパニ
ング工具2と共にスピンドル側に回収される。こ
の時コアーは吸引流体によつてトレパニング工具
2の先端部に密着したまま脱落しない。
本考案よれば、切粉及びコアーの回収が絶対条
件となる原子力既設プラントの性能向上のための
改造工事が可能となり、その工期が大巾に短縮さ
れると共に、トレパニング工具コアーの回収によ
つて放射線廃棄物の容積が減少し、改造工事周辺
機器製作費の節減がはかれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による実施例を示す縦断面図、
第2図は側面図、第3図は外周展開図、第4図は
切刃形成の説明図、第5図は加工状態の断面図、
第6図は加工によつて発生するコアーの斜視図、
第7図a〜dは各切刃による切削状態の説明図、
第8図はコアーが切断する状態の説明図である。 2……トレパニング工具、4……切刃、5……
傾斜孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体を吸引する機能を有する穿孔用スピンドル
    に装着可能で且つ外周から内側に向つて後方に傾
    斜した貫通孔を多数有してなる筒状の工具胴部の
    先端に、先端部が切削を行なうための刃部をなす
    複数個の切刃を円周方向に間隔をもつて配設し、
    これらの刃部の切削軌跡が径方向において重複す
    るようにそれぞれの刃部の位置を変えるととも
    に、これらの刃部の中で最も先端に位置する刃部
    を他の切刃の刃部よりも工具の外周側に位置させ
    たことを特徴とするトレパニング工具。
JP2054082U 1982-02-16 1982-02-16 トレパニング工具 Granted JPS58126112U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2054082U JPS58126112U (ja) 1982-02-16 1982-02-16 トレパニング工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2054082U JPS58126112U (ja) 1982-02-16 1982-02-16 トレパニング工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58126112U JPS58126112U (ja) 1983-08-27
JPH0243611Y2 true JPH0243611Y2 (ja) 1990-11-20

Family

ID=30032705

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2054082U Granted JPS58126112U (ja) 1982-02-16 1982-02-16 トレパニング工具

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JP (1) JPS58126112U (ja)

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JPS58126112U (ja) 1983-08-27

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