JPH0632216U - トランクルーム開口部の排水構造 - Google Patents

トランクルーム開口部の排水構造

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JPH0632216U
JPH0632216U JP6784792U JP6784792U JPH0632216U JP H0632216 U JPH0632216 U JP H0632216U JP 6784792 U JP6784792 U JP 6784792U JP 6784792 U JP6784792 U JP 6784792U JP H0632216 U JPH0632216 U JP H0632216U
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JP
Japan
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weather strip
rear end
opening flange
panel
opening
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Application number
JP6784792U
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English (en)
Inventor
裕路 佐藤
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ウエザストリップのウエルト部と開口部フラ
ンジとの間に溜った水分を完全に排除でき、トランクリ
ッドを開放した場合にも、排水ビード等が見えないトラ
ンクルーム開口部の排水構造を得る。 【構成】 自動車のトランクルームにおいて、開口部フ
ランジ4のリヤフェンダパネル6R対応部からリヤエン
ドパネル2の最下降部までの開口部フランジに沿いかつ
表面を車体パネルに当接されるウエザストリップのシー
ルリップにより覆われる水抜き溝13を車体パネルに形
成し、ウエザストリップのウエルト部の直下の空間と水
抜き溝の内部とを連通させるそらせビード14をリヤエ
ンドパネルの両側肩部2aに形成し、水分を外部に排出
させる排出ビード15を最下降部に連絡した状態でリヤ
エンドパネルの中央寄りの部分に成形した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の車体後部構造に関し、特に、トランクリッドと車体パネル との間のシールを行うウエザストリップのウエルト部と車体パネルの開口部フラ ンジとの間の水分の排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、自動車のトランクルームにおいては、トランクルームの開口部 を取囲んだ状態で車体パネルに成形する開口部フランジにウエザストリップを固 定して、同ウェザーストリップのメインシール部をトランクリッドの内面に圧接 することによりシールを行うが、荷物を高く持上げずに、出し入れできるように 、図6に示すような形状のトランクルームが用いられる場合がある。つまり、図 6のトランクルームは、左右のリヤコンビネーションランプ1L,1Rの間のリ ヤエンドパネル2Aの車幅方向中央部をリヤバンパ3Aの直上まで開口させたも のであるが、この場合、前述した開口部フランジ4Aは、トランクルームを構成 する車体パネル、即ち、パーセルシェルフ・アウタパネル5Aの後部、左右リヤ フェンダパネル6L,6Rの内側上部に固定するドリップチャンネル7A、リヤ エンドパネル2Aの上部にそれぞれ成形され、これらの開口部フランジ4Aの端 部をを枠状に接続し、同開口部フランジ4Aにウエザストリップ8Aのウエルト 部8aを固定することにより、トランクリッド9Aの内面とウエザストリップ8 Aのメインシール部8bとの間でトランクルーム中への雨水の侵入を防止する。
【0003】 ところで、前述したような構造のトランクルームでは、ウエザストリップ8A のウエルト部8aと開口部フランジ4Aとの間に雨水等の水分が溜り、開口部フ ランジ4Aが”サビ”るおそれがあるため、従来では、図7から図9に示すよう な排水構造が開示されている。即ち、同排水構造においては、前記リヤフェンダ パネル6L,6Rに対応した開口部フランジ4Aの部分からリヤエンドパネル2 Aの両側肩部2aにかけて前記ウエルト部8aの下部に達する水抜き溝10が形 成され、外部に露呈しないように同水抜き溝10A の表面がウエザストリップ8A のシールリップ8cで覆われる。そして、水抜き溝10の後端部、即ち、前記リ ヤエンドパネル2Aの両側肩部2aには、前記シールリップ8c外に伸びた図9 図示の排水ビード11が水抜き溝10に連絡した状態で成形される。
【0004】 したがって、このような従来の排水構造では、ウエザストリップ8Aのウエル ト部8aと開口部フランジ4Aとの間に溜った雨水は、ウエルト部8a中に集め られ、同ウエルト部8aに沿って車体後方に流れた後、ウエルト部8aから外部 へ排出されるため、ウエルト部8aと開口部フランジ4Aとの間に溜った水分に より開口部フランジ4Aが発錆するのが防止されることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の排水構造では、トランクリッド9Aを開 放した状態で外部からよく見えるリヤエンドパネル2Aの両側肩部2aにシール リップ8cで覆われない排水ビード11が成形されるので、見映えのよい排水構 造を得ることが難しい。また、同排水構造では、前記排水ビード11から車幅方 向中央に向かったウエザストリップ8Aのウエルト部8a、つまり図7の領域α の部分に溜ったウエルト部8aと開口部フランジ4Aとの間の水分は外部へ排出 されないため、同領域αに対応した開口部フランジ4Aが発錆するおそれがあり 、排水構造としては、不充分であった。 本考案の目的は、以上に述べたような従来の排水構造の問題に鑑み、ウエザス トリップのウエルト部と開口部フランジとの間に溜った水分を完全に排除でき、 トランクリッドを開放した場合にも、目立つ部分に違和感のある排水ビード等が 見えることのないトランクルーム開口部の排水構造を得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案は、リヤエンドパネルの車幅方向中央部をリ ヤバンパの直上まで開口させ、開口部を取囲んだ状態の開口部フランジに取付け るウエザストリップのメインシール部をトランクリッドの内面に圧接することに より車体とトランクリッドとの間をシールする自動車のトランクルームにおいて 、前記開口部フランジのリヤフェンダパネル対応部から前記リヤエンドパネルの 最下降部までの前記開口部フランジに沿いかつ表面を車体パネルに当接される前 記ウエザストリップのシールリップにより覆われる水抜き溝を車体パネルに形成 し、前記ウエザストリップのウエルト部の直下の空間と前記水抜き溝の内部とを 連通させるそらせビードを前記リヤエンドパネルの両側肩部に形成し、前記水抜 き溝中の水分を外部に排出させる排出ビードを前記水抜き溝の最下降部に連絡し た状態でリヤエンドパネルの車幅方向中央寄りの部分に成形したトランクルーム 開口部の排水構造を提案するものである。
【0007】
【実施例】
以下、図1から図5を用いて本考案の実施例の詳細を説明する。 図1は前述した図7に対応した本考案の排水構造を示し、このトランクルーム においても前述したトランクルームと同様に、トランクルームの開口部を取囲ん だ状態で車体パネルに成形する開口部フランジ4にウエザストリップ8を固定し て、同開口部フランジ4のメインシール部8bをトランクリッド9の内面に圧接 することによりシールを行う。そして、この構造においても、荷物を高く持上げ ずに、出し入れできるように、左右のリヤコンビネーションランプ1L,1Rの 間のリヤエンドパネル2の車幅方向中央部をリヤバンパ3の直上まで開口させて あり、枠状に接続される前記開口部フランジ4は、トランクルームを構成する車 体パネル、即ち、パーセルシェルフ・アウタパネルの後部、左右リヤフェンダパ ネル6Rの内側上部に固定するドリップチャンネル7、リヤエンドパネル2の上 部にそれぞれ成形され、同開口部フランジ4にウエザストリップ8のウエルト部 8aを固定することにより、トランクリッド9の内面とウエザストリップ8のメ インシール部8bとの間でトランクルーム中への雨水の侵入を防止している。
【0008】 また、図2に示すように、リヤフェンダパネル6L,6Rに対応した開口部フ ランジ4の部分には、リヤフェンダパネル6L,6Rの上部とドリップチャンネ ル7との間に形成する雨どい12から侵入する雨水等の水分を側路させるため、 水抜き溝13が形成されるが、この水抜き溝13はリヤエンドパネル2の両側肩 部2aから開口部フランジ4の最下降部までにかけて開口部フランジ4と略平行 に形成されると共に、図2から図5に示すように、同水抜き溝13の表面は前記 ウエルト部8aの基部に一体成形するシールリップ8cにより覆われる。
【0009】 前記リヤエンドパネル2の両側肩部2aには、図3に示すように、前記開口部 フランジ4とウエザストリップ8のウエルト部8aとの間の空間に達するそらせ ビード14が前記水抜き溝13に連絡した状態で形成され、このそらせビード1 4から前記開口部フランジ4とウエザストリップ8のウエルト部8aとの間の空 間中に溜った水分が前記水抜き溝13中に流出される。 さらに、開口部フランジ4の最下降部、即ちリヤエンドパネル2の車幅方向中 央部寄りの位置には、図5に示すように、前記水抜き溝13に連絡する排出ビー ド15が略上下方向に延長した状態で形成され、同排出ビード15から水抜き溝 13中を流下してきた水分が外部へ排出される。図1及び図5に示すように、こ の排出ビード15の下端部は、水抜き溝13の表面を覆うウエザストリップ8の シールリップ8cからはみ出すけれども、同排出ビード15の位置は、外部から は観察しずらいリヤバンパ3の直上であるので、排出ビード15の成形により車 体の見映えが損なわれることはない。
【0010】 図示実施例は、以上のような構造であるから、ウエザストリップ8のウエルト 部8aと開口部フランジ4との間の空間に侵入するおそれのある雨水等の水分は 、水抜き溝13に集められて車体後方へ流れる。即ち、水抜き溝13中へ流入し た水分は、水抜き溝13に沿って図1の矢印で示すように、車体後方へ流れ、同 水抜き溝13の端部に連絡する排出ビード15から外部へ流出する。この場合、 水抜き溝13の中間部にはウエルト部8aと開口部フランジ4との間の空間に達 するそらせビード14が連絡されているので、ウエルト部8aと開口部フランジ 4との間に溜った水分も、水抜き溝13中へ流入されるから、ウエザストリップ 8のウエルト部8aと開口部フランジ4との間の空間中の水分は、全体に亙って 完全に排除されることになり、同水分による発錆が防止されることになる。
【0011】 また、実施例の構造では、トランクリッド9を開放した状態においても、水抜 き溝13及びそらせビード14の表面が完全にウエザストリップ8のシールリッ プ8cで覆われるため、違和感がなく、排出ビード15の位置は外部から観察し 難い車体下部になり、しかも、構造によってはリヤバンパ3で覆われるため、商 品性の高い見映えのよい構造となる。
【0012】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、開口部フランジに固定する ウエザストリップのウエルト部と開口部フランジとの間の空間中に溜って雨水等 の水分により発錆することがなく、トランクリッドを開放した場合でも違和感の あるビード等が見えることのない商品性の高いトランクルーム開口部の配水構造 を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を施したトランクルーム要部の拡大斜視
図である。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】図1の4−4線に沿う拡大断面図である。
【図5】図1の5−5線に沿う拡大断面図である。
【図6】従来の車体後部の斜視図である。
【図7】図6の要部拡大斜視図である。
【図8】図7の8−8線に沿う拡大断面図である。
【図9】図7の9−9線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
2 リヤエンドパネル 3 リヤバンパ 4 開口部フランジ 8 ウエザストリップ 8a ウエルト部 8b メインシール部 8c シールリップ 9 トランクリッド 13 水抜き溝 14 そらせビード 15 排出ビード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤエンドパネルの車幅方向中央部をリ
    ヤバンパの直上まで開口させ、開口部を取囲んだ状態の
    開口部フランジに取付けるウエザストリップのメインシ
    ール部をトランクリッドの内面に圧接することにより車
    体とトランクリッドとの間をシールする自動車のトラン
    クルームにおいて、前記開口部フランジのリヤフェンダ
    パネル対応部から前記リヤエンドパネルの最下降部まで
    の前記開口部フランジに沿いかつ表面を車体パネルに当
    接される前記ウエザストリップのシールリップにより覆
    われる水抜き溝を車体パネルに形成し、前記ウエザスト
    リップのウエルト部の直下の空間と前記水抜き溝の内部
    とを連通させるそらせビードを前記リヤエンドパネルの
    両側肩部に形成し、前記水抜き溝中の水分を外部に排出
    させる排出ビードを前記水抜き溝の最下降部に連絡した
    状態でリヤエンドパネルの車幅方向中央寄りの部分に成
    形したことを特徴とするトランクルーム開口部の排水構
    造。
JP6784792U 1992-09-30 1992-09-30 トランクルーム開口部の排水構造 Pending JPH0632216U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007135937A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Yamada Seisakusho Co Ltd 簡易入浴装置のシール構造
JP2011110948A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Toyota Auto Body Co Ltd 車両の後方ドア
US9352693B2 (en) 2014-02-27 2016-05-31 Mazda Motor Corporation Rear structure of vehicle
US11686486B2 (en) 2019-02-12 2023-06-27 Trinity Industrial Corporation Air curtain generating device

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