JPH0631931Y2 - スライドフアスナ−のスライダロツク - Google Patents

スライドフアスナ−のスライダロツク

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JPH0631931Y2
JPH0631931Y2 JP1987001811U JP181187U JPH0631931Y2 JP H0631931 Y2 JPH0631931 Y2 JP H0631931Y2 JP 1987001811 U JP1987001811 U JP 1987001811U JP 181187 U JP181187 U JP 181187U JP H0631931 Y2 JPH0631931 Y2 JP H0631931Y2
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JP
Japan
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slider
dial
latch
lock
piece
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JP1987001811U
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JPS63110211U (ja
Inventor
清靖 和気
Original Assignee
日本電子ロツク株式会社
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は二枚のスライダを重ね合せて両者を施解錠する
ことができるスライドフアスナーのスライダロックに関
し、特に二枚のスライダを左右に引いて開閉することが
できるスライドフアスナーが縫着されたカバン類、袋物
に利用されるスライダロックに関する。
「従来の技術」 従来、カバン類、袋物のスライドフアスナーのスライダ
ロックとして第10図および第11図で示すような一実施例
があった。
すなわち、1は施解錠機構を有する一方側のスライダ
で、このスライダ1はスライドフアスナー2の両側テー
プ2a、2aの各務歯2b、2bをスライドするスライ
ド片3と、このスライド片3に回動可能に取付けられた
施解錠機構を有する引手錠本体4とから構成されてい
る。5は一方側のスライダ1の下方に位置し該スライダ
1に施解錠される他方側のスライダで、このスライダ5
は両側テープ2a、2aの各務歯2b、2bを摺動する
スライド片6と、このスライド片6の係合孔6aを有す
る突起部6b等に回動可能に取付けられた引手片7とか
ら構成されている。
しかして、上記構成にあっては、引手片7の上方に引手
錠本体4が位置するように両方のスライダ1、5を重ね
合せ、上方のスライダ1の施解孔4aに下方のスライダ
5の突起部6bを挿入し、次いで、プッシュピン4bを
押し込むと該プッシュピン4bの係合突起部がスライド
片6の係合孔6aに係合し仮施錠となる。しかる後にキ
ー8を引手錠本体4の鍵穴4cに差し込み、該キー8を
反時計方向に360度回転させると完全にロックがかか
り、一方、キー8を元の位置に360度回転させると仮
解錠し、そして、引手錠本体4の両側壁の窓から出てい
るスライド摘み4dを矢印方向へ引くとプッシュピンが
戻り、両者1、5の係合が解除される。
しかしながら、前記構成にあっては、仮施錠をした後に
キー8で本施錠をするので施解錠の操作が面倒であり、
しかも、施錠後はキー8を常に紛失しないように持って
歩くなどしなければならず、万一キー8を紛失した場合
には非常に困ってしまうなどの欠点があった。
「本考案が解決しようとする問題点」 本考案は以上のような従来の技術の欠点に鑑み、キー操
作による施解錠を不要とすることができ、したがって、
キーを常に保管する必要がなく、また施解錠の操作が簡
単で、防犯効果も十分に期待することができ、加えて、
シンプルな構成にすることができるスライドフアスナー
のスライダロックを得るにある。
「問題点を解決するための手段」 本考案のスライドフアスナーのスライダロックは、引手
錠本体に施錠孔が形成された上方のスライダと、前記施
錠孔に嵌挿する係合突起が引手片に形成され、かつ、上
方のスライダと重なり合う下方のスライダと、前記引手
錠本体にスライド可能に内装され、かつ、先端部に前記
引手片の係合突起と係合する係合部が形成されていると
共に、後端部に前記引手錠本体のスットパーピン用の逃
し用切欠部が形成されたラッチと、このラッチの凹所に
回動自在に嵌装され、かつ、解錠時前記スットパーピン
が入り込むことができる切欠部を有する少なくとも1枚
のダイヤル板と、引手錠本体に内装され、かつ、ラッチ
を引手片の係合突起と常時係合するように付勢するバネ
部材とを備えることを特徴とする。
「本考案の実施例」 以下、図面に示す実施例により本考案を詳細に説明す
る。
第1図ないし第9図に示す一実施例において、Xは二枚
のスライダ10、11を重ね合わせて両者を施解錠すること
ができるスライドフアスナー2のスライダロックで、一
方側のスライダ、第2図を基準とした場合は上方に位置
するスライダ10は、務歯を摺動するスライド片12と、こ
のスライド片12に回動自在に取付けられ、かつダイヤル
式の施解錠機構13を内部に有する扁平なケース状の引手
錠本体14とから構成されている。一方、該スライダ10の
下方に位置する他方側のスライダ11は、同じく務歯を摺
動するスライド片15と、このスライド片15に回動自在に
取付けられた取付端部寄りの位置の上面に鉤状の係合突
起16を有する平板状の引手片17とから構成されている。
前記施解錠機構13はコイルスプリングなどのバネ部材18
で常時他方側のスライダ11の前記係合突起16と係合する
ように一方向に付勢されたラッチ19と、このラッチ19の
一側上面に形成された凹部等に回動自在に装着され、か
つ回動操作によって該ラッチ19の移動を可能および不能
にするダイヤル部材20が組み込まれている。
しかして、前記引手錠本体14のベース板あるいは底壁14
aの後方部寄り位置の内壁には天壁14bに向って所要高
さのストッパーピン21が一体に突設されていると共に、
ベース板14aおよび天壁14bの先端部寄りの部位には前
記スライド片15の係合突起16が貫通状態に嵌挿する施錠
孔22が形成され、さらに、天壁14bの中心部寄りの部位
には後述するダイヤル部材20に設けたアラビア数字など
のダイヤル文字を見ることができる矩形状の窓23が形成
されている。
また前記ラッチ19は引手錠本体14のベース板14aと天壁
14b等で形成されたケース部内を前後に摺動できるよう
に肉厚の板状体に形成され、前記施錠孔22に臨む先端部
にはスライド片15の係合突起16の係合切欠部と係合する
突起状の係合部19aが形成されていると共に、後端部に
は外側壁が前述したバネ部材18に一方その内側壁がスト
ッパーピン21にそれぞれ当接する後端当接壁19bが形成
され、この後端当接壁19の内方にはストッパーピン21の
逃し用切欠部19cが形成され、さらに、ラッチ19の一側
上面にはダイヤル部材20を遊嵌的に嵌装するための複数
個の凹所19d等が形成されている。この凹所19dには第
2図で示すように底壁の中心部に円錐台形状の突出軸19
eが突設され、また該突出軸19eの同心円上には前記逃
し用切欠部19cを一部に有する突壁状の周壁19fが形成
されている。
また、前記ダイヤル部材20は、本実施例では二枚のダイ
ヤル板が用いられている。まず、一枚目の摘み用ダイヤ
ル板25は第3図ないし第5図に示すようにキャップ状に
形成され、中心小孔25aを有する上面25bの上壁面には
ダイヤル文字25cが設けられ、一方、上面25bの下壁面
には前記中心小孔25aの同心円上に引手錠本体14のスト
ッパーピン21が通過することができる切欠部26を有する
突壁状の周壁25dが形成され、周壁25dの外方には、ス
トッパーピン25が通過することができる環状溝25eを介
して該周壁25dよりも高さ寸法のある周胴部25fが形成
されている。なお、周胴部25fの内周壁および前記周壁
25dの外周壁にはクリック感を彷彿するための小さな凹
所が所定間隔で複数個形成され、かつ周壁25dの内周壁
の適宜箇所には係合片27が突設されている。この一枚目
の摘み用ダイヤル板25は第2図で示すようにラッチ19に
形成された凹所19dの外側に回動自在に嵌着される。
次に、二枚目のダイヤル板28は第6図および第7図で示
すように円盤状に形成され、肉厚は一枚目の摘み用ダイ
ヤル板25の周胴部25f内に入り込む程度で、その直径寸
法は第2図で示すようにダイヤル板25の周壁25dまでの
径と略同じである。そして、ダイヤル板28の中心にはラ
ッチ19の突出軸19eが遊嵌的に嵌合する軸孔28aが形成
されていると共に、上壁面の適宜箇所には前述したダイ
ヤル板25の係合片27と係合する係合片29が突設され、ま
たその外周壁から軸孔28aに向って引手錠本体14のスト
ッパーピン21が入り込むことができる切欠部30が形成さ
れ、さらに外周壁にはダイヤル板28を回転した際前述し
たクリック感を出すための多少変位する弾性の弧状係合
片28bが設けられている。この二枚目のダイヤル板28は
第2図で示すようにラッチ19に形成された凹所19dの内
側でかつダイヤル板25の周壁25d等と対向するようにラ
ッチ19の突出軸19eに回動自在に装着される。
次に、第2図で示す施錠状態からダイヤル式施解錠機構
13の原理を示す第8図に基き、第9図で示す解錠状態へ
動作態様について説明する。
第2図で示すようにスライドフアスナー2の各スライド
片12、15が互いに対向し、上方のスライダ10と下方のス
ライダ11とが重なり合って両者が施錠状態にある時、ま
ずスライダ10の引手錠本体14の両側壁から突出する摘み
用ダイヤル板25を指で回し、第1図で示すように窓23か
らある特定の数字、たとえば「0」が見えるようにす
る。次いで、一般的なダイヤル錠の原理に基いてダイヤ
ル部材20を右あるいは左に交互に回す。すなわち、第8
図で示すように、たとえば摘み用ダイヤル板25をまず矢
印で示すように時計方向に回転すると、ダイヤル板25の
係合片27が内側のダイヤル板28の係合片29と当接し、ダ
イヤル板28もダイヤル25によって同方向に回転する。そ
して、暗証番号、たとえば「3」が引手錠本体14の窓23
から見えるところまでダイヤル板25を回すと、ダイヤル
板28の切欠部30が引手錠本体14のストッパーピン21と対
向する。次にダイヤル板25を反時計方向に前記「3」に
続く次の暗証番号、たとえば「1」が引手錠本体14の窓
23から見えるところまで回転すると、同じくダイヤル板
25の切欠部26が前記ストッパーピン21と対向する。そこ
で、ダイヤル板25を第1図で示す矢印A方向へ引くと、
ラッチ19はバネ部材18のバネ力に抗しながら第9図に示
すように引手錠本体14の後方側へ後退する。
したがって、ラッチ19の係合部19aとスライド片15の係
合突起16とが解除され、それ故にスライダ11をスライダ
10の施錠孔22から外すことができる。
なお、本考案の実施例にあっては、ダイヤル部材が大・
小二枚のダイヤル板である旨説図しているが、ダイヤル
板は一枚または三ないし四枚でも良く、またそれらの形
状は円盤状のみならず円筒状であっても良い。
「本考案の効果」 以上の説明から明らかなように本考案にあっては、次に
列挙するような効果がある。
(1)ダイヤル式の施解錠機構によって一方側のスライ
ダ10と他方側のスライダ11とを固定的に施錠することが
できるので、従来のようにキー8が不要である。
したがって、キー8を常に持って歩いたりあるいは保管
をするなどの必要が全くないし、また紛失の恐れもな
い。
(2)ダイヤル部材の回動操作でラッチの移動を可能お
よび不能とすることができるので、施解錠の操作が非常
に簡単である。
(3)ダイヤル板が複数枚の時は暗証番号が分からない
と容易に解錠できないので、十分に防止効果を期待する
ことができる。
(4)ラッチに凹所を形成し、この凹所にダイヤ板を嵌
装したので、シンプルな構造にすることができる。
(5)ラッチが常時他方側のスライダと係合する方向に
付勢されているので、該他方側のスライダの係合突起16
を一方側のスライダ10の施錠孔22に差し込むだけで簡単
に両者10、11の係合が図られる。したがって、操作が簡
単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の平面図、第2図は第1図のII−II線概
略断面図、第3図ないし第5図は本考案の摘み用ダイヤ
ル板の説明図、第6図および第7図は本考案の他のダイ
ヤル板の説明図、第8図はダイヤル式施解錠機構の原理
を示す説明図、第9図は解錠状態を示す第2図と同様の
図、第10図および第11図は従来の一実施例を示す各説明
図である。 2……スライドフアスナー、10、11……スライダ、 12、15……スライド片、13……施解錠機構、 14……引手錠本体、15……引手片、 16……係合突起、18……バネ部材、 19……ラッチ、20……ダイヤル部材、 21……ストッパーピン、22……施錠孔、 25、28……ダイヤル板、26、30……切欠部、 27、29……係合片。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】引手錠本体14に施錠孔22が形成された上方
    のスライダ10と、前記施錠孔に嵌挿する係合突起16が引
    手片17に形成され、かつ、上方のスライダと重なり合う
    下方のスライダ11と、前記引手錠本体14にスライド可能
    に内装され、かつ、先端部に前記引手片の係合突起と係
    合する係合部19aが形成されていると共に、後端部に前
    記引手錠本体のスットパーピン21用の逃し用切欠部19c
    が形成されたラッチ19と、このラッチの凹所19dに回動
    自在に嵌装され、かつ、解錠時前記スットパーピンが入
    り込むことができる切欠部26を有する少なくとも1枚の
    ダイヤル板25と、引手錠本体に内装され、かつ、ラッチ
    19を引手片17の係合突起と常時係合するように付勢する
    バネ部材18とを備えるスライドファスナーのスライダロ
    ック。
  2. 【請求項2】ダイヤル板は、互いに係合する係合片を有
    する複数のダイヤル板であることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のスライドフアスナーのスラ
    イダロック。
JP1987001811U 1987-01-09 1987-01-09 スライドフアスナ−のスライダロツク Expired - Lifetime JPH0631931Y2 (ja)

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JPS63110211U JPS63110211U (ja) 1988-07-15
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JPS63110211U (ja) 1988-07-15

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