JPH0541168Y2 - - Google Patents

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JPH0541168Y2
JPH0541168Y2 JP1988028449U JP2844988U JPH0541168Y2 JP H0541168 Y2 JPH0541168 Y2 JP H0541168Y2 JP 1988028449 U JP1988028449 U JP 1988028449U JP 2844988 U JP2844988 U JP 2844988U JP H0541168 Y2 JPH0541168 Y2 JP H0541168Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は二枚のスライダを重ね合せて両者を施
解錠することができるスライドフアスナーのスラ
イダロツクに関し、特に二枚のスライダを左右に
引いて開閉することができるスライドフアスナー
が縫着されたカバン類、袋物に利用されるスライ
ダロツクに関する。
「従来の技術」 従来、カバン類、袋物のスライドフアスナーの
スライダロツクとして第11図および第12図で
示すような一実施例があつた。
すなわち、1は施解錠機構を有する一方側のス
ライダで、このスライダ1はスライドフアスナー
2の両側テープ2a,2aの各務歯2b,2bを
スライドするスライド片3と、このスライド片3
に回動可能に取付けられた施解錠機構を有する引
手錠本体4とから構成されている。5は一方側の
スライダ1の下方に位置し該スライダ1に施解錠
される他方側のスライダで、このスライダ5は両
側テープ2a,2aの各務歯2b,2bを摺動す
るスライド片6と、このスライド片6の係合孔6
aを有する突起部6b等に回動可能に取付けられ
た引手片7とから構成されている。
しかして、上記構成にあつては、引手片7の上
方に引手錠本体4が位置するように両方のスライ
ダ1,5を重ね合せ、上方のスライダ1の施解孔
4aに下方のスライダ5の突起部6bを挿入し、
次いで、プツシユピン4bを押し込むと該プツシ
ユピン4bの係合突起部がスライド片6の係合孔
6aに係合し仮施錠となる。しかる後にキー8を
引手錠本体4の鍵穴4cに差し込み、該キー8を
反時計方向に360度回転させると完全にロツクが
かかり、一方、キー8を元の位置に360度回転さ
せると仮解錠し、そして、引手錠本体4の両側壁
の窓から出ているスライド摘み4dを矢印方向へ
引くとプツシユピンが戻り、両者1,5の係合が
解除される。
しかしながら、前記構成にあつては、仮施錠を
した後にキー8で本施錠をするので施解錠の操作
が面倒であり、しかも、施錠後はキー8を常に紛
失しないように持つて歩くなどしなければなら
ず、万一キー8を紛失した場合には非常に困つて
しまうなどの欠点があつた。
「本考案が解決しようとする問題点」 本考案は以上のような従来の技術の欠点に鑑
み、キー操作による施解錠を不用とすることがで
き、したがつて、キーを常に保管する必要がな
く、また施解錠の操作が簡単である、特に、施錠
時必ずしもダイヤル部材の番号を合せなくともワ
ンタツチ操作で直ちに係合施錠し、加えて、防犯
効果も十分に期待することがきるスライドフアス
ナーのスライダロツクを得るにある。
「問題点を解決するための手段」 本考案のスライドフアスナーのスライダロツク
は、嵌合溝を有する一方側のスライダと、このス
ライダの裏側に前記嵌合溝と摺接嵌合する係合受
部を介して係脱する他方側のスライダとから成
り、前記一方側のスライダは突出軸および支軸を
有する引手錠本体と、この引手錠本体の裏板とを
備え、引手錠本体の凹部には前記突出軸に軸着さ
れかつ切欠部を有するダイヤル部材が組み込まれ
ていると共に、該ダイヤル部材と前記裏板との間
にはダイヤル部材の前記切欠部に入り込むことが
できるツクピン及び引手錠本体の前記支軸が入り
込む切欠部を有するストツパー板が介装され、こ
のストツパー板の一側上面には前記支軸に長孔を
介して軸支されたラツチ板が設けられ、このラツ
チ板はその係合部が他方側のスライダの係合受部
と常時係合するようにバネ部材で付勢されている
と共に、その駆動軸はストツパー板を水平移動さ
せることができるように前記切欠部に入り込んで
いることを特徴とする。
「本考案の実施例」 以下、図面に示す実施例により本考案を詳細に
説明する。
第1図ないし第10図に示す一実施例におい
て、Xは二枚のスライダ10,11を重ね合わせ
て両者を施解錠することができるスライドフアス
ナー2のスライダロツクで、一方側のスライダ、
第2図を基準とした場合は上方に位置するスライ
ダ10は、務歯を摺動するスライド片用ジヨイン
ト12と、このジヨイント12に回動自在に取付
けられ、かつダイヤル式の施解錠機構13を内部
に有する扁平なケース状の引手錠本体14とから
構成されている。一方、該スライダ10の下方に
位置する他方側のスライダ片11は、同じく務歯
を摺動するスライド片15と、このスライド片1
5に回動自在に取付けられかつ後端部に第8図な
いし第10図で示すように引手錠本体14の後端
部両側壁に形成された嵌合溝16,16aと嵌合
する係合受部17,17aを有する平板状の引手
片18とから構成されている。
なお、前記係合受部17,17aは平板部19
から対向するようにアーム状に上方に延び、第8
図で示すように一方の係合受部17には後述する
ラツチ板22の係合部22aが係合する切欠部2
0が形成されている。
施解錠機構13はコイルスプリングなどのバネ
部材21で常時引手錠本体14の嵌合溝16に係
合部22aが突出するように一方向に付勢された
ラツチ板22と、このラツチ板22から離隔して
引手錠本体14の凹部23に回動自在に軸着さ
れ、かつ回動操作によつて引手錠本体14の裏板
24の内壁側に設けられたストツパー板25の移
動を可能および不能にするダイヤル部材26とが
組み込まれている。
前記ダイヤル部材26は、本実施例では二枚の
ダイヤル板が用いられている。まず、一枚目の摘
み用ダイヤル板27は第4図および第5図に示す
ようにキヤツプ状に形成され、中心小孔27aを
有する上面27bの上壁面にはダイヤル文字27
cが設けられ、一方、上面27bの下壁面には前
記中心小孔27aの同心円上にストツパー板25
の上面に突設されたツクピン28が通過すること
ができる切欠部29を有する突壁状の周壁27d
が形成され、周壁27dの外方には、環状溝27
eを介して該周壁27dよりも高さ寸法のある周
胴部27fが形成されている。なお、周胴部の外
周壁にはクリツク感を彷彿するための小さな凹所
が所定間隔で複数個形成され、かつ周壁27dの
内周壁の適宜箇所には係合片30が突設されてい
る。この一枚目の摘み用ダイヤル板27は第2図
で示すように引手錠本体14の凹部23内に突設
された突出軸31に回動自在に嵌着される。次
に、二枚目のダイヤル板32は円盤状に形成さ
れ、肉厚は一枚目の摘み用ダイヤル板27の周胴
部27f内に入り込む程度で、その直径寸法は第
2図で示すようにダイヤル板27の周壁27dま
での径と略同じである。そして、ダイヤル板32
の中心には前記突出軸31が遊嵌的に嵌合する軸
孔が形成されていると共に、上壁面の適宜箇所に
は前述したダイヤル板27の係合片30と係合す
る係合片33が突設され、またその外周壁から軸
孔に向つてストツパー板25のツクピン28が入
り込むことができる切欠部34が形成されてい
る。
前記ストツパー板25は上面の適宜箇所に前述
したダイヤル部材26の切欠部29,34に入り
込むことができるツクピン28を有し、先端部2
5aは引手錠本体14のガイド溝に案内されると
共に、その幅広部には引手錠本体の突出軸31が
貫通する長孔35が形成され、後端部には引手錠
本体14に一体的に設けられたラツチ板用の支軸
37およびラツチ板22に突設された駆動軸38
とがそれぞれ入り込むT字型状の切欠部39が形
成されている。
前記ラツチ板22は引手錠本体の後端部側で前
述した支軸37に軸支された状態でストツパー板
25の後端部の上面に設けられ、第6図で示すよ
うにバネ部材21で常に引手錠本体の係合溝16
の方向に付勢されている。そして、その下部には
前述した引手片18の切欠部20に入り込み係合
受部17と係合する係合部22aが形成され、中
央部には垂直長孔22bが形成されていると共
に、前記係合部22aの反対側にはストツパー板
25の切欠部39の切欠面と当接する駆動軸38
が突設されている。
「本考案の作用」 第2図および第10で示すように上方に位置する
一方側のスライダ10の手錠本体14の嵌合溝1
6,16aに下方に位置する他方側のスライダ1
1の引手片18の係合受部17,17aが摺接嵌
合し、上方のスライダ10と下方のスライダ11
とが互いに重なり合い、かつ、ラツチ板22がバ
ネ部材21のバネ力に抗して回転できない施錠状
態にある時は、まずスライダ10の引手錠本体1
4の両側壁から突出する摘み用ダイヤル板27を
指で回し、第1図で示すように窓40からある特
定の数字、たとえば「1」が見えるようにする。
次いで、一般的なダイヤル錠の原理に基いてダイ
ヤル部材26を右あるいは左に交互に回す。そう
すると、ダイヤル部材26の係合片30,33に
より、平面側から見た第7図で示すように、摘み
用ダイヤル板27の切欠部29と二枚目のダイヤ
ル板32の切欠部34とがそれぞれストツパー板
25のツクピン28と対向する。
そこで、他方側のスライダ11を一方側のスラ
イダ10から係脱するように、たとえば第7図を
基準にして右側に引くと、ラツチ板22は、その
係合部22aが引手片18の係合受部17に係合
している関係上、引手片18の係合受部17に引
つ張られた格好となり、支軸37を軸としてバネ
部材21のバネ力に抗しながら矢印A方向に回転
する。この時ラツチ板22の駆動軸38がストツ
パー板25の切欠部39内に入り込んでいるの
で、ストツパー板25は矢印A方向に回転するラ
ツチ板22の駆動軸38に押されて矢印B方向に
前進する。そうすると、ダイヤル板27,32の
各切欠部29,34に水平移動するストツパー板
25のツクピン28が入り込む。
したがつて、ダイヤル部材26が解錠状態にな
れば、他方側のスライダ11を一方側のスライダ
10から水平方向に引き抜くことにより、簡単に
両者の係合を解錠することができる。
一方、上方に位置するスライダ10に下方のス
ライダ11をスライド嵌合させ、かつ、両者を重
ねる時は、ダイヤル部材26の暗証番号を必ずし
も合せることない。
すなわち、摘み用ダイヤル部材27の切欠29
部と二枚目のダイヤル部材32の切欠部34のそ
れぞれがストツパー板25のツクピン28に対向
していない状態であつても、そのままスライダ1
1の引手片18の係合受部を引手錠本体14の嵌
合溝に嵌め込むと、ラツチ板22はバネ部材21
に常時付勢されている関係上、第6図で示すよう
に水平移動し、直ちに元の位置に復帰し、仮りの
施錠の状態となる。本施錠する場合はダイヤル部
材26を適宜に回動すれば良い。
「本考案の効果」 以上の説明から明らかなように本考案にあつて
は、次に列挙するような効果がある。
(1) ダイヤル式の施解錠機構によつて一方側のス
ライダ10と他方側のスライダ11とを固定的
施錠することができるので、従来のようにキー
8が不要である。
したがつて、キー8を常に持つて歩いたりあ
るいは保管をするなどの必要が全くないし、ま
た紛失の恐れもない。
(2) ダイヤル部材の回動操作でストツパー板の移
動を可能および不能とすることができるので、
施解錠の操作が非常に簡単である。
(3) ダイヤル板が複数枚の時は暗証番号が分から
ないと容易に解錠できないので、十分に防止効
果を期待することができる。
(4) 一方側のスライダの裏側に他方側のスライダ
を合わせる際に他方側のスライダの係合受部と
摺接しながら水平移動し直ちに他方側のスライ
ダを係合施錠するラツチ板を設けたので、必ず
しもダイヤル部材の暗証番号を合せた上で両方
のスライダを重ね合せる必要がなくなつた。
したがつて、上下のスライダの結合あるいは
施錠操作が非常に容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第10図は本考案の一実施例を示
す各説明図で、具体的には、第1図は平面図、第
2図は第1図の−線方向の概略断面説明図、
第3図は第2図の矢印の概略説明図、第4図お
よび第5図はダイヤル部材の説明図、第6図はラ
ツチ板の説明図、第7図は各部材の関係を示す概
略説明図、第8図および第9図は他方側のスライ
ダの説明図、第10図は上方のスライダと下方の
スライダの嵌合状態を示す説明図、第11図およ
び第12図は従来の一実施例を示す説明図であ
る。 2……スライドフアスナー、10,11……ス
ライダ、15……スライド片、13……施解錠機
構、14……引手錠本体、21……バネ部材、1
8……引手片、22……ラツチ板、26……ダイ
ヤル部材、25……ストツパー板、29,34…
…切欠部、31……突出軸、37……支軸、38
……駆動軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 嵌合溝16,16aを有する一方側のスライダ
    10と、このスライダの裏側に前記嵌合溝と摺接
    嵌合する係合受部17,17aを介して係脱する
    他方側のスライダ11とから成り、前記一方側の
    スライダは突出軸31および支軸37を有する引
    手錠本体14と、この引手錠本体の裏板24とを
    備え、引手錠本体の凹部23には前記突出軸に軸
    着されかつ切欠部29,34を有するダイヤル部
    材27,32が組み込まれていると共に、該ダイ
    ヤル部材と前記裏板との間にはダイヤル部材の前
    記切欠部に入り込むことができるツクピン28及
    び引手錠本体の前記支軸が入り込む切欠部39を
    有するストツパー板25が介装され、このストツ
    パー板の一側上面には前記支軸に長孔22bを介
    して軸支されたラツチ板22が設けられ、このラ
    ツチ板はその係合部22aが他方側のスライダ1
    1の係合受部17と常時係合するようにバネ部材
    21で付勢されていると共に、その駆動軸38は
    ストツパー板を水平移動させることができるよう
    に前記切欠部39に入り込んでいることを特徴と
    するスライドフアスナーのスライダロツク。
JP1988028449U 1988-03-03 1988-03-03 Expired - Lifetime JPH0541168Y2 (ja)

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JPH01131775U JPH01131775U (ja) 1989-09-07
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51920A (ja) * 1974-06-20 1976-01-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd Kaatoritsujishikijikikirokusaiseiki
JPS5123236A (en) * 1974-08-12 1976-02-24 Santen Pharmaceutical Co Ltd Nn * arufua merukabutopuropioniru * fuenirugurishinno seizoho
JPS5712712U (ja) * 1980-06-25 1982-01-22

Patent Citations (3)

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JPS5712712U (ja) * 1980-06-25 1982-01-22

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