JP2869126B2 - 不正解錠防止型符号錠 - Google Patents

不正解錠防止型符号錠

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JP2869126B2
JP2869126B2 JP1398090A JP1398090A JP2869126B2 JP 2869126 B2 JP2869126 B2 JP 2869126B2 JP 1398090 A JP1398090 A JP 1398090A JP 1398090 A JP1398090 A JP 1398090A JP 2869126 B2 JP2869126 B2 JP 2869126B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はこじ開け、不正番号合せ等による不正解錠を
防止するようになした符号錠に関するものである。
〔従来の技術〕
3枚乃至数枚のリングを重ね、この各リングを予め定
めた位置に切欠きを形成し、この定位置でシャックルが
摺動可能となって解錠する所謂符号錠は第10図及び第11
図に示す構造を備えている。
〔発明が解決しようとする課題〕
不正解錠を防止するため、この種符号錠では符号を印
し、切欠きを備えたリングの数を増すことを行っている
が、シャックルを引抜方向への引張力を加えつつリング
を回動させることにより解錠符号を容易に判明し、熟練
者ならば短時間内に不正な方法で解錠できる。
また、シャックル先端がスピンドルに嵌合係止される
長さすなわち嵌合量が少ないため、シャックルの屈曲部
を強く回動させるとシャックルはこじ開けられる。
従って、符号合せをより複雑としても、上述のような
方法で簡易に不正解錠される欠点がある。
本発明はこじ開け及びピッキングを防止することを目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するためになしたもので、シ
ャックルを貫通支持したスピンドルの胴部に、内周面に
解錠用の1つの切欠きを設けた複数のリングを回動自在
に嵌合し、ナットにて支持すると共に、スピンドル胴部
に各リングに対向するタンブラーとこのタンブラーと当
接するカムとを嵌挿し、このカムのカム片をシャックル
に形成したくぼみと対向かつ係止するように配設したこ
とを特徴とする。
〔作 用〕
各リングとシャックルとの係止をカムとタンブラーと
を介し、このカム・タンブラーを移動させて行うため、
リングを回動させて解錠時の微妙な感触を感知すること
ができないので不正解錠を防止できるものとなる。
〔実施例〕
以下、本発明の不正解錠防止型符号錠を図示の実施例
に基づいて説明する。
図において、1はスピンドルで、第1図(A)、第2
図及び第3図に詳示するように上端に肉厚の鍔部11を一
体に形成した円柱形をしており、この胴部10の上端に一
体に形成した鍔部11の頂面に、しかもスピンドル胴部の
長手方向に亘ってシャックル2の基軸部20を貫通するシ
ャックル貫通孔12と施錠用の浅いくぼみ状の係止孔13と
を設ける。この係止孔13の深さはシャックル2の屈曲部
を不正解錠のためねじってもシャックル先端21が外れな
いようにして定められ、例えば、10mm前後の深さを有す
るものとすると共に、胴部10の外側面にはその長手方向
に長いスリット状のカム挿入溝14を胴部10を横方向に貫
通するようにして形成する。またこの胴部10にはカム挿
入溝14と交わる方向に複数のタンブラー挿入溝15が形成
される。このタンブラー挿入溝数はスピンドル胴部に勘
合される符号合せ用のリングの数と一致するようにな
す。また胴部10の下底面にはその中央にナット取付軸16
と位置決めピン17とを突設一体とする。
なお、前記シャックル貫通孔12はシャックル2の基軸
部20の外径より少い大径とし、鍔部11の頂面に開口する
開口径はシャックル基軸部20ががたつくことなく貫通す
る程度にし、これによりシャックル2に設けた抜け止め
突起22を係止する。この抜け止め突起22はシャックルの
先端21が係止孔13より完全に抜け出た位置でシャックル
貫通孔12の開口部内側の段面12aに係止してそれ以上の
抜けを防止するものである。
また、スピンドル1の胴部10の外周には複数のリング
3,3,3,3が回動自在に嵌合され、スピンドル下底に第6
図及び第7図に示すナット4をあてがい、このナット4
をスピンドルに固着することにより各リング3は第1図
(A)に示すようにスピンドル1の鍔部11とナット4と
の間の胴部10に嵌合され、回動自在に支持されるもの
で、このリングの数はスピンドル胴部の長さを変えるこ
とにより2本以上を任意に選択使用でき、図示のものは
4本のリングを用いたものである。
ナット4はスピンドルの鍔部11と同じ形状をし、中央
には固着孔41を穿孔し、この固着孔41の両側にシャック
ル基軸部下端を嵌合する深穴状の嵌合孔42と位置決めピ
ン17を嵌合する係止孔43を夫々設け、かつスピンドル下
底面と当接する側の外周の一部を削ってリング3を嵌合
係止させる係止段44を設ける。
このように形成されるナット4はシャックル2を貫通
したスピンドル内に後述するカム5及びタンプラー6を
夫々所定位置に嵌め、かつスピンドル胴部にリング3を
嵌合した後、スピンドル胴部下底にあてがう。このと
き、取付軸16は固着孔41に、嵌合孔42にはシャックル基
軸部下端を、係止孔43には位置決めピン17を夫々嵌合
し、かつ取付軸16の先端を第1図(A)のようにかしめ
てナット4をスピンドル1と一体とする。
リング3は第8図及び第9図に示す。このリング3の
内径31はスピンドル胴部10の外周に回動自在に嵌合され
る大きさを有し、かつその一部に解錠用の切欠き32を形
成し、外周面に符号33が刻設されるもので、この切欠き
32には施錠時タンブラー6が嵌合係止される。
したがって、一つのリング3に対し、一つのタンブラ
ー6が嵌合係止されるようスピンドル胴部10のタンブラ
ー挿入溝15が、しかもリングピッチに合わせて形成され
ている。
カム5は、第5図に示すように、平板をコ字形に裁断
して形成したもので、これをカム挿入溝14内に嵌挿され
る。カム5は図示のように平行する2つのカム片51,52
を突設し、このカム片51,52の先端をシャックル基軸部
外側に形成したくぼみ23,24に夫々嵌合係止するように
してスピンドル1のカム挿入溝14内に嵌挿され、カム片
と反対側の端面には前記タンブラー6の一端が第1図
(A)に示すように当接される。
カム5とタンブラー6の関係は第1図(A)に示すよ
うに施錠時、リングの内周面31に各タンブラー6の先端
が当接し、タンブラー6の他端側にはカム5の基端側が
当接し、2つのカム片51,52はシャックルのくぼみく23,
24に嵌合係止されており、各リング3はスピンドル外周
を自由に回動するが、カム5はタンブラー6にてシャッ
クル基軸側に押し出された状態となるようにしてその長
さを定められる。
したがって、第1図(A)のように施錠時、シャック
ルを引き抜く力を作用させつつ、各リングを回動させて
不正解錠を行ってもカム5はタンプラー6を介してリン
グ3の内周面にて後退を阻止されるので、シャックル2
を引き抜くことができない。このとき2つのカム片がシ
ャックルの2つのくぼみに夫々嵌合されているため、従
来のようにタンブラーとリング内周面の切欠きとの嵌合
係止及びその解除時の微妙な感触を感知することができ
ず、不正解錠を防止できるものである。
また、解錠時は定められた符号に各リング3を回動し
て符合させると、各タンブラー6の先端は各リング3内
周面の切欠き32と対向するようになる。この状態でシャ
ックル2をスピンドル1より引き抜くように力を作用さ
せると、くぼみ23,24の形状によりこれに嵌合係止され
ていたカム片51,52にはシャックル2の移動により横方
向へ移動する力が働く。この時、カム5の後端と接して
いるタンブラー6は同時に押し出される力が作用し、各
タンブラーの先端はリングの切欠き32内に押し込められ
るようになる。これによりカムはシャックル基軸と反対
側へ移動可能となり、カム片51,52とくぼみ23,24の嵌合
係止は解除され、解錠されるものとなる。
そして、再度施錠する時、シャックルを元のようにス
ピンドルに差し込み、少なくとも一つのリングを回動さ
せるとリングの切欠きによりタンブラーは押し出されて
カムを押し、2つのカム片は2つのくぼみ23,24に嵌合
されて係止すなわち施錠状態となる。
なお、上記実施例においては、シャックル2をスピン
ドル1より引き抜くように力を作用させることにより、
くぼみ23,24の形状によりこれに嵌合係止されていたカ
ム片51,52を備えたカム5をシャックル2の移動により
横方向へ移動するようにしたが、第1図(B)に示す本
発明の不正解錠防止型符号錠の異なる実施例に示すよう
に、シャックル2のくぼみ23,24に嵌合係止されている
カム片51,52を備えたカム5を、その嵌合係止が解除さ
れる方向に付勢するばねSを、スピンドル1とカム5間
に配設するように構成することもできる。
これにより、解錠時に定められた符号に各リング3を
回動して符合させると、ばねSに付勢力により、カム5
を介して、各タンブラー6の先端を各リング3の内周面
の切欠き内に押し込むようにして、シャックル2のくぼ
み23,24に嵌合係止されているカム片51,52を備えたカム
5を横方向に移動させ、その嵌合係止を解除することが
でき、シャックル2をスピンドル1より自由に引く抜く
ことができるようになる。
〔発明の効果〕
本発明の不正解錠防止型符号錠によれば、シャックル
に形成したくぼみにリングの一部を直接係止させるので
はなく、カム及びこのカムに当接するタンブラーを移動
させてシャックルとリング内周面のくぼみ、切欠きに嵌
合係止させるようにしているため、従来のようにリング
に伝わる解錠、施錠の微妙な振動,感触を感知すること
ができないので、不正解錠を防止できる。
また、シャックル先端とスピンドルとの係止深さを深
くすることによりシャックルをこじても解錠することが
でき、不正解錠を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の不正解錠防止型符号錠の実施例を示し、
第1図(A)は縦断面図、第1図(B)は異なる実施例
の縦断面図、第2図はスピンドルの正面図、第3図は同
底面図、第4図はタンブラーの外観斜視図、第5図はカ
ムの外観斜視図、第6図はナットの平面図、第7図は同
正面図、第8図はリングの平面図、第9図は同断面図、
第10図及び第11図は公知例で、第10図は断面図、第11図
はリングの平面図である。 1はスピンドル、2はシャックル、20は基軸部、23,24
はくぼみ、3はリング、32は切欠き、4はナット、5は
カム、51,52はカム片、6はタンブラー、Sはばね。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャックルを貫通支持したスピンドルの胴
    部に、内周面に解錠用の1つの切欠きを設けた複数のリ
    ングを回動自在に嵌合し、ナットにて支持すると共に、
    スピンドル胴部に各リングに対向するタンブラーとこの
    タンブラーと当接するカムとを嵌挿し、このカムのカム
    片をシャックルに形成したくぼみと対向かつ係止するよ
    うに配設したことを特徴とする不正解錠防止型符号錠。
JP1398090A 1990-01-24 1990-01-24 不正解錠防止型符号錠 Expired - Fee Related JP2869126B2 (ja)

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