JPH09112088A - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

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JPH09112088A
JPH09112088A JP27521495A JP27521495A JPH09112088A JP H09112088 A JPH09112088 A JP H09112088A JP 27521495 A JP27521495 A JP 27521495A JP 27521495 A JP27521495 A JP 27521495A JP H09112088 A JPH09112088 A JP H09112088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
rotor
key
pin
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP27521495A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Ishikawa
暢男 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Touei Sangyo KK
Original Assignee
Touei Sangyo KK
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Publication date
Application filed by Touei Sangyo KK filed Critical Touei Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のシリンダ錠は構造が複雑で耐摩耗性に
劣り、針金等を用いて不正解錠操作され易かった。 【解決手段】 シリンダケース1の中心部に心棒7を内
設すると共に、該シリンダケース1の長手方向に径方向
に貫通する複数のピン孔5を少なくとも一列以上並設
し、前記ロータ2に前記シリンダケース1のピン孔5に
対応した径方向に貫通する複数のピン孔6を並設し、該
複数のピン孔6に、このピン孔6の深さと同寸法のロッ
クピン8と幾分長いロックピン9とを適宜配置で摺動可
能に挿嵌すると共に、前記複数のピン孔5に、このピン
孔5の深さよりも短いロックピン10を弾性手段11に
より、前記シリンダケース1の内側方向に押圧させる形
で摺動可能に挿嵌し、前記鍵3挿入の際、前記ロックピ
ン9の先端部分が当接する前記鍵3の鍵軸部分に該ロッ
クピン9のもう一方の先端部分をロータ2の外周面に設
定可能とする凹部3a を設けて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダ錠に関
し、特にロックピンによって鍵操作によるロータの回動
をロック或いはロック解除状態とするシリンダ錠に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のシリンダ錠は、シリ
ンダケース21と、これに回動可能に収容されたロータ
22で構成されており、その中心部には前端から後方に
延びるスリット状の鍵穴24が形成されている。又、こ
のロータ22に複数の径方向のピン溝25が設けられて
おり、このピン溝25内にはロック用のピン26が夫々
移動可能に嵌められている。一方、シリンダケース21
側にはロック溝27が形成されており、通常はバネ手段
によって上記ロックピン26の先端部がこのロック27
溝に突出・係合させられて、ロータ22が回動不可(施
錠状態)とされ、鍵23を鍵穴24に挿入することによ
り、ロックピン26をバネ手段に抗してロータ22内に
後退させ、ロックピン26とロック溝27の係合状態を
解除することでロータ22を回動可能(解錠状態)とす
る構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る従
来方式のシリンダ錠では、鍵23の鍵軸の凸凹部分と、
これらに当接する各ロックピン26の微妙な寸法関係に
よって施錠・解錠が成されるため、シリンダ錠の構造や
その鍵23の形状が複雑となるばかりでなく、既述のよ
うに解錠がこのロックピン26をロータ22内に後退さ
せる構造であるため、鍵23以外の針金等で不正解錠操
作され易かった。
【0004】又、長期間使用すると、この微妙な鍵23
の凸凹やロックピン26が摩耗して施錠・解錠動作が不
確実になるといった不都合が発生する。
【0005】本発明の目的は、上記不都合を解消し、簡
単な構造で、しかも不正解錠操作されにくい、信頼性の
高いシリンダ錠を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明では、シリ
ンダケース(1)と該シリンダケース(1)に回動可能
に収容され、鍵(3)が挿入される鍵穴(4)を備えた
ロータ(2)と、該ロータ(2)に並設され、前記鍵
(3)の挿入に応じて順次往復移動する複数のロックピ
ンとで構成され、該ロックピンの往復移動によって前記
ロータ(2)の回動操作をロック或いはロック解除する
シリンダ錠に於いて、前記シリンダケース(1)の中心
部に後端から前端に延びる心棒(7)を内設すると共
に、該シリンダケース(1)の長手方向に径方向に貫通
する複数のピン孔(5)を少なくとも一列以上並設し、
前記ロータ(2)に前記シリンダケース(1)のピン孔
(5)に対応した径方向に貫通する複数のピン孔(6)
を並設し、該複数のピン孔(6)に、このピン孔(6)
の深さと同寸法のロックピン(8)と幾分長いロックピ
ン(9)を適宜配置で摺動可能に挿嵌すると共に、前記
複数のピン孔(5)に、このピン孔(5)の深さよりも
短いロックピン(10)を弾性手段(11)により、前
記シリンダケース(1)の内側方向に押圧させる形で摺
動可能に挿嵌し、前記鍵(3)挿入の際、前記ロックピ
ン(9)の先端部分が当接する前記鍵(3)の鍵軸部分
に該ロックピン(9)のもう一方の先端部分をロータ
(2)の外周面に設定可能とする凹部(3a )を設けて
構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図1、図2、図3
に基づいて説明する。
【0008】図1は本発明のシリンダ錠を示す外観斜視
図、図2は同、シリンダ錠の縦断面図、図3は同、横断
面図を示す。
【0009】図1に於いて、1はその内側中心部分の長
手方向に心棒7を設けた円筒状のシリンダケースで、こ
のシリンダケース1の長手方向に半径方向に貫通する複
数(本実施形態では8個とする)のピン孔5が上記心棒
7に対し対称位置に夫々一列状態に形成されている。
【0010】2はシリンダケース1に回動可能に収容さ
れたロータであり、このロータ2には上記心棒7を軸芯
として後述の鍵3が挿入される前端から後方に延びる丸
棒状の鍵穴4が形成されており、この鍵穴4には長手方
向に鍵3の位置決め用の凹溝4a が形成されている。
【0011】更に、ロータ2には径方向に貫通させた複
数のピン孔6が上記シリンダケース1のピン孔5と対応
して並設されており、施錠状態ではシリンダケース1の
ピン孔5とロータ2のピン孔6とが一直線に位置するよ
うになる。
【0012】図2に示すように、これらシリンダーケー
ス1とロータ2のピン孔5、6には先端部分を丸くした
金属製のロック用ピンが夫々摺動可能な形で挿嵌されて
いる。ところで、ロータ2側のロックピンは寸法の異な
る2種類が用意されており、一つは挿嵌されるピン孔6
の深さと同じ寸法のロックピン8であり、もう一つがピ
ン孔6の深さより幾分長く設定されたロックピン9であ
る。従って、このロックピン9の先端部分をロータ2の
内周面に一致させると、もう一方の先端部分はロータ2
の外周から突出することになる。本実施形態では、これ
ら長さの異なるロックピン8と9が長手方向に交互に挿
嵌されている。
【0013】一方、シリンダケース1側のロックピン1
0は全て同じで、その寸法は挿嵌されるピン孔5の深さ
の半分程度に設定されており、シリンダケース1の外周
側からスプリング11によって押圧され、中心方向に下
降させられている。
【0014】係る構成のシリンダケース1とロータ2と
でシリンダ錠が構成されている。従って、ロータ2が施
錠位置にある時、図3(a) のように全てのロックピン
8、9の先端部がスプリング11の弾性によって降下さ
せられて心棒7に当接している。この状態でロックピン
10とロックピン9の当接位置がロータ2の外周面に一
致するが、ロックピン10と8が当接する部分ではロッ
クピン8がロータ2内に後退するため、ロックピン10
の先端部がピン孔6側に突出した状態となって、ロータ
2は回動不可(ロック状態)となっている。
【0015】3は既述した鍵であり、その鍵軸部分は心
棒7が嵌合可能なように中空状である。又、鍵3の先端
部分と摘みの基部には夫々鍵穴4の凹溝4a に係合する
突部3b が設けられており、解錠の際は凹溝4a と突部
3b を合わせてその中空部を心棒7に差し込み、最後ま
で挿入する。
【0016】ところで、この鍵3の鍵軸部分には、挿入
の際ロックピン9の先端部が当接する位置に凹部3a
(貫通孔)が形成されている。従って、鍵3を挿入する
と、図3(b) に示すように、ロックピン9の先端部分は
上記凹部3a を通して心棒7に当接し、ロックピン10
との当接位置がロータ2の外周面と一致する。一方、ロ
ックピン8の先端部分は鍵軸の面に当接するため、ロッ
クピン10との当接位置がロータ2の外周面まで押し上
げられ、全てのロックピンが解錠位置に設定された状態
となって、ロータ2は回動可能(ロック解除状態)とな
る。
【0017】つまり、ロックピン8を下側に、ロックピ
ン9を上側に移動させるとロータ2の回動がロックさ
れ、逆に、ロックピン8を上側に、ロックピン9を下側
に移動させることでロータ2のロックが解除される。こ
のように、従来のロック機構が夫々のロックピンをアナ
ログ的に微妙に変位させるものであるのに対し、本発明
の場合は上移動、若しくは下移動のディジタル的変位で
構成されるため、その構造は極めて単純化され、動作も
確実となる。尚、特殊な場合として、ロータ2側を全て
ロックピン8としても錠として機能する。この場合、鍵
3の凹部3a は不要である。
【0018】以上、本実施形態ではロックピン8とロッ
クピン9を交互配置としたが、これらロックピン8、9
の組み合わせによって多数の鍵違い(本実施形態の場
合、8ビットの鍵コードとなる)を簡単に得ることがで
きる。又、上述したように、本シリンダ錠は多数並設さ
れたロックピンの内、ロックピン8のみを上側に移動さ
せて解錠する構造であり、しかも、解錠の目安となる上
記ロックピン8の判別手段が無いことから、従来のよう
な針金等による不正解錠操作は極めて困難である。特
に、手前側にロック解除が下移動であるロックピン9を
配置すれば、その奥側のロックピンが操作不可となり
(奥側のロックピンを操作するため、手前のロックピン
9を上げるとロータ2はロックされてしまう)、よって
不正操作による解錠は確実に防止される。
【0019】又、本実施形態ではロックピン8個を一列
構成としたが、構造上可能であればこれに限定されるも
のではない。多数設ければ、それだけ組み合わせの数を
多くできる。又、上記ロックピンの列構成を図2の仮想
線(破線)で示したように複数列(3列)に増やすこと
で、鍵違いの数は指数関数的に増加する。
【0020】従って、解錠時のロータ2の回転動作を自
動車のイグニッションスイッチやドア用キイー、金庫用
キー等に適用することによって、安全性の高い様々な施
錠装置が実現可能となる。
【0021】又、例えば上記ドア用キイーや金庫用キー
のシリンダ錠をイグニッションスイッチ用シリンダ錠の
ロックピン配置の一部を使用する(例えばロックピン一
列8個の内3個使用)形に構成すれば、ドアや金庫の解
錠は自動車の鍵で代用可能となるため鍵管理がし易く、
好都合である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ロータ
の回動ロックとその解除を寸法の異なるロックピンをデ
ィジタル的変位で上・下移動させて行う構成としたの
で、シリンダ錠の構造や鍵の形状が極めて単純化される
ため、安価で動作確実なシリンダ錠の作製可能となり、
これを適用することで安全性の高い様々な施錠装置が実
現可能となる。
【0023】又、上記ロックピンの組み合わせが多数で
あることから、従来のように、単純な針金等の操作によ
る不正解錠は事実上不可能であり、極めて安全性の高い
シリンダー錠である。しかも、ロックピン数を増やすこ
とで、その組み合わせは指数関数的に増加するため、多
数の鍵違いを得ることは極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシリンダ錠の外観斜視図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1の横断面図で、(a) はロック状態、(b) は
ロック解除状態を示す。
【図4】従来のシリンダ錠の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダケース 2 ロータ 3 鍵 3a 凹部 4 鍵穴 5、6 ピン孔 7 心棒 8、9、10 ロックピン 11 弾性手段(スプリング)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダケース(1)と該シリンダケー
    ス(1)に回動可能に収容され、鍵(3)が挿入される
    鍵穴(4)を備えたロータ(2)と、該ロータ(2)に
    並設され、前記鍵(3)の挿入に応じて順次往復移動す
    る複数のロックピンとで構成され、該ロックピンの往復
    移動によって前記ロータ(2)の回動操作をロック或い
    はロック解除するシリンダ錠に於いて、 前記シリンダケース(1)の中心部に後端から前端に延
    びる心棒(7)を内設すると共に、該シリンダケース
    (1)の長手方向に径方向に貫通する複数のピン孔
    (5)を少なくとも一列以上並設し、 前記ロータ(2)に前記シリンダケース(1)のピン孔
    (5)に対応した径方向に貫通する複数のピン孔(6)
    を並設し、 該複数のピン孔(6)に、このピン孔(6)の深さと同
    寸法のロックピン(8)と幾分長いロックピン(9)を
    適宜配置で摺動可能に挿嵌すると共に、前記複数のピン
    孔(5)に、このピン孔(5)の深さよりも短いロック
    ピン(10)を弾性手段(11)により、前記シリンダ
    ケース(1)の内側方向に押圧させる形で摺動可能に挿
    嵌し、 前記鍵(3)挿入の際、前記ロックピン(9)の先端部
    分が当接する前記鍵(3)の鍵軸部分に該ロックピン
    (9)のもう一方の先端部分をロータ(2)の外周面に
    設定可能とする凹部(3a )を設けて成るシリンダ錠。
JP27521495A 1995-10-24 1995-10-24 シリンダ錠 Pending JPH09112088A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106760985A (zh) * 2016-12-25 2017-05-31 广东炬森五金精密制造有限公司 一种双灵动叶片锁芯
CN106836976A (zh) * 2017-02-13 2017-06-13 中山国鳌智能科技有限公司 双重联动弹子防盗锁
CN106836977A (zh) * 2017-02-13 2017-06-13 中山国鳌智能科技有限公司 防盗弹子锁

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CN106760985B (zh) * 2016-12-25 2023-08-04 广东炬森五金精密制造有限公司 一种双灵动叶片锁芯
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