JP2869141B2 - シリンダー錠 - Google Patents

シリンダー錠

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JP2869141B2
JP2869141B2 JP12068990A JP12068990A JP2869141B2 JP 2869141 B2 JP2869141 B2 JP 2869141B2 JP 12068990 A JP12068990 A JP 12068990A JP 12068990 A JP12068990 A JP 12068990A JP 2869141 B2 JP2869141 B2 JP 2869141B2
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参郎 南
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マスターキーとスペアキーの形状を少し変
えて、マスターキーの紛失等にてスペアキーを使用した
後は、マスターキーによる開錠を不能として安全性を向
上させたシリンダー錠に関するものである。
〔従来の技術〕
シリンダー錠には、マスターキーと別にスペアキーが
一対として販売使用されている。
そして、このマスターキーとスペアキーはいずれも同
じ形状をしており、同一のシリンダー錠においては、マ
スターキー、スペアキーのいずれによっても旋錠、解錠
ができるようにし、複数の人がそれぞれ別個に使用でき
るようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、マスターキーとスペアキーが同じ形状で
あれば、いずれのキーによっても旋錠、解錠ができるた
め、複数の人が同時に使用できる至便さがある。
しかしながら、マスターキーを紛失した場合には、マ
スターキーとスペアキーが同じ形状であれば、これを拾
得その他により不正に収得した者が、不正に使用するこ
とを排除することができないため、安全のため、シリン
ダー錠を新しいものと交換する必要があった。
本発明は、マスターキーとスペアキーの形状を少し変
えて、マスターキーの紛失等にてスペアキーを使用した
後は、マスターキーによる開錠を不能することにより、
シリンダー錠を新しいものと交換することなく、安全性
を維持できるようにしたシリンダー錠を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明のシリンダー錠は、そ
れぞれ長さが異なる複数本のボトムピンをドライバーピ
ンを介してばねの押圧下にて嵌挿したプラッグをシリン
ダーケース内に回動可能に嵌挿するとともに、プラッグ
の奥部に、固定平キーを配設し、該固定平キーを介して
プラッグに係止可能としたキー変パイプを、ボトムピン
及びドライバーピンの配設位置をカバーするようにして
プラッグに嵌挿し、マスターキーよりも先端の長いスペ
アキーをキー挿入溝に差し込むことにより、スペアキー
の先端にて、固定平キーを移動させ、固定平キーを介し
てキー変パイプをプラッグに係止することにより、ボト
ムピンの端面がキー変パイプの外周面と面一となるよう
にボトムピンを操作するスペアキーによって、プラッグ
をキー変パイプと共に回動操作できるようにするととも
に、ボトムピンの端面がプラッグの外周面と面一となる
ようにボトムピンを操作するマスターキーによっては、
プラッグを回動操作できないようにしたことを特徴とす
る。
〔作 用〕
このシリンダー錠は、マスターキーよりも先端の長い
スペアキーをキー挿入溝に差し込むことにより、スペア
キーの先端にて、固定平キーを移動させ、固定平キーを
介してキー変パイプをプラッグに係止することにより、
ボトムピンの端面がキー変パイプの外周面と面一となる
ようにボトムピンを操作するスペアキーによって、プラ
ッグをキー変パイプと共に回動操作できるようにすると
ともに、ボトムピンの端面がプラッグの外周面と面一と
なるようにボトムピンを操作するマスターキーによって
は、プラッグを回動操作できないようにして、マスター
キーの紛失等にてスペアキーを使用した後は、マスター
キーによる開錠を不能する。
〔実施例〕
以下、本発明のシリンダー錠を図示の実施例に基づい
て説明する。
図において1は一端に取付フランジ11を形成した筒錠
のシリンダーケースで、このシリンダーケース1内に抜
止め状で、かつ回動自在にしてプラッグ2を嵌挿し、こ
のプラッグ2の基端側21を従来のシリンダー錠と同様に
シリンダーケース1端より突出させてカム3を固定し、
他端側(先端側)に開口したキー挿入溝22をプラッグ2
内に形成する。
また、プラッグ2及びシリンダーケース1には互いに
対向する位置にボトムピン嵌挿孔23とドライバーピン嵌
挿孔13とをそれぞれ複数個ずつ形成し、この嵌挿孔23内
にボトムピン4を、嵌挿孔13内にはドライバーピン5を
嵌挿する。
このとき、この一対をなすボトムピン4、ドライバー
ピン5の全長は等しくするが、各ボトムピン4、ドライ
バーピン5の長さは錠によって変化させて、この組み合
わせにより異なるシリンダー錠とすることができる。
また、各ボトムピン4と対向するドライバーピン5を
ばね7にて押圧するよう、シリンダーケース1外周に筒
状のケースカバー6を嵌挿し、このケースカバー6と各
ドライバーピン5間にばね7を介在させ、これにより、
ボトムピン4の先端がキー挿入溝22内に突出するように
する。
プラッグ2の奥部外周を少し小径に形成し、ここにキ
ー変パイプ8を嵌挿する。
このキー変パイプ8の外径は、プラッグ2の外径と等
しくするとともに、外周面に固定平キー9を嵌挿するた
めのスリット状の孔81を穿設する。
また、キー変パイプ8は、複数本のボトムピン4a及び
ドライバーピン5のうち、ボトムピン4a及びドライバー
ピン5aの配設位置をカバーする長さに形成するようにす
る。
さらに、このキー変パイプ8をプラッグ2に嵌挿した
際、孔81と対向する位置のプラッグ2に、固定平キー9
を嵌挿するキー溝24を設け、このキー溝24内にて固定平
キー9は摺動可能に支持するようにする。
この固定平キー9の長さは、キー溝24の長さと等しい
か、やや短く形成する。
そして、この固定平キー9の一端側面、すなわち、ス
ペアキーK2の先端Kb2が対向する面には、スペアキーK2
の先端Kb2により、固定平キー9を、第2図(B)に示
すように、押し下げられるように作用する、一部が傾斜
した切欠91を形成するとともに、平側面(切欠91と直交
する面)には、第4図に示すように、押さえピン10が嵌
合する穴92,93を設ける。
このうち、穴92は深く、穴93は浅く形成するが、2個
の穴92,93は固定平キー9の摺動方向に並ぶように配設
され、キー挿入溝22にスペアキーK2が差し込まれるまで
は、第1図に示すように、押さえピン10が浅い穴93に嵌
合して固定平キー9が軽く係止されるようにし、キー挿
入溝22にスペアキーK2が差し込まれ、固定平キー9が押
し下げられた後は、第2図(B)に示すように、押さえ
ピン10が深い穴92に嵌合して固定平キー9が強固に係止
されるようにする。
第1図において、Bはボールで、キー変パイプ8がプ
ラッグ2の外周面をみだりに回動するのを防ぐためのも
ので、ボールBはばねS1にて押圧され、このばねS1の押
圧力による摩擦にてキー変パイプ8の回動が防止され
る。
このシリンダー錠に用いるマスターキーK1及びスペア
キーK2を、第4図(A)及び同図(B)に示す。
マスターキーK1及びスペアキーK2は、いずれも、キー
挿入溝22に定位置にまで差し込んだ時、ばね7に付勢さ
れた各ボトムピン4(ボトムピン4aを含む。)の先端が
嵌合されるように、穴Ka(穴Ka1,Ka2を含む。)がボト
ムピン4の数だけ、しかもボトムピン4の長さに応じて
深さが異なるようにして形成される。
この場合、マスターキーK1は、第4図(A)に示すよ
うに、マスターキーK1をキー挿入溝22に差し込み、各ボ
トムピン4(ボトムピン4aを含む。)の先端が穴Ka(穴
Ka1を含む。)が嵌合されたとき、全ボトムピン4(ボ
トムピン4aを含む。)の端面(ドライバーピン5(ドラ
イバーピン5aを含む。)との境界面)が、プラッグ2の
外周面と面一となり、マスターキーK1を操作することに
より、プラッグ2を回動させ、旋錠、開錠が行えるよう
にする。
一方、スペアキーK2は、第4図(B)に示すように、
マスターキーK1と比較して、先端Kb2を少し長く形成
し、マスターキーK1をキー溝24に挿入しても、マスター
キー24の先端K1は、固定平キー9に当接しないが、スペ
アキーK2ではその先端Kb2にて固定平キー9に当接し、
固定平キー9の切欠91の形状により、押さえピン10のば
ねS2による保持力に抗して、この固定平キー9を押し下
げる方向に移動するように形成する。
また、スペアキーK2は、スペアキーK2をキー挿入溝22
に差し込み、各ボトムピン4の先端が穴Ka(穴Ka2を含
む。)が嵌合されたとき、ボトムピン4(ボトムピン4a
を除く。)の端面(ドライバーピン5(ドライバーピン
5aを除く。)との境界面)が、プラッグ2の外周面と面
一となるとともに、ボトムピン4aの端面(ドライバーピ
ン5aとの境界面)が、キー変パイプ8の外周面と面一と
なり、スペアキーK2を操作することにより、プラッグ2
を回動させ、旋錠、開錠が行えるようにする。
このため、第2図(B)に示すように、ボトムピン4a
が嵌合するスペアキーK2の穴Ka2は、これに対応する第
2図(C)に示すマスターキーK1の穴Ka2と比較して、
少し浅く形成し、これにより、ボトムピン4Aの端面(ド
ライバーピン5aとの境界面)が、キー変パイプ8の外周
面まで上昇するようにする。
このシリンダー錠は、通常の旋錠、開錠時には、従来
と同様にマスターキーK1をキー挿入溝22に挿入し、回動
させて行う。
この場合、第1図に示すように、マスターキーK1をキ
ー挿入溝22に差し込むことにより、全ボトムピン4(ボ
トムピン4aを含む。)の端面(ドライバーピン5(ドラ
イバーピン5aを含む。)との境界面)が、プラッグ2の
外周面と面一となり、マスターキーK1を操作することに
より、プラッグ2を回動させ、旋錠、開錠が行える。
一方、マスターキーK1を紛失等することにより、マス
ターキーK1に代えてスペアキーK2をキー挿入溝22に差し
込むと、図2(A)及び同図(B)に示すように、スペ
アキーK2の先端Kb2が固定平キー9に当接し、固定平キ
ー9の切欠91の形状により、押さえピン10のばねS2によ
る保持力に抗して、この固定平キー9を押し下げる方向
に移動させ、固定平キー9を介してキー変パイプ8がプ
ラッグ2に係止されることになる。
そして、スペアキーK2を用いた場合には、図2(B)
に示すように、ボトムピン4(ボトムピン4aを除く。)
の端面(ドライバーピン5(ドライバーピン5aを除
く。)との境界面)が、プラッグ2の外周面と面一とな
るとともに、ボトムピン4aの端面(ドライバーピン5aと
の境界面)が、キー変パイプ8の外周面と面一となり、
スペアキーK2を操作することにより、プラッグ2をキー
変パイプ8と共に回動させ、旋錠、開錠が行える。
一方、この状態で、マスターキーK1を用いた場合に
は、図2(C)に示すように、全ボトムピン4(ボトム
ピン4aを含む。)の端面(ドライバーピン5(ドライバ
ーピン5aを含む。)との境界面)が、プラッグ2の外周
面と面一となって、ドライバーピン5aがキー変パイプ8
にかかるため、スペアキーK2を操作しようとしても、プ
ラッグ2をキー変パイプ8と共に回動させることができ
ず、旋錠、開錠が行えない。
このようにして、マスターキーK1の紛失等にてスペア
キーK2を使用した後は、マスターキーK1による開錠を不
能することができる。
〔発明の効果〕
本発明のシリンダー錠によれば、マスターキーよりも
先端の長いスペアキーをキー挿入溝に差し込むことによ
り、スペアキーの先端にて、固定平キーを移動させ、固
定平キーを介してキー変パイプをプラッグに係止するこ
とにより、ボトムピンの端面がキー変パイプの外周面と
面一となるようにボトムピンを操作するスペアキーによ
って、プラッグをキー変パイプと共に回動操作できるよ
うにするとともに、ボトムピンの端面がプラッグの外周
面と面一となるようにボトムピンを操作するマスターキ
ーによっては、プラッグを回動操作できないようにし
て、マスターキーの紛失等にてスペアキーを使用した後
は、マスターキーによる開錠を不能することにより、シ
リンダー錠を新しいものと交換することなく、安全性を
維持することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明のシリンダー錠の一実施例を示し、第1図
はマスターキーを挿入した状態を示す断面図、第2図は
スペアキーを挿入することによるシリンダー錠の動作の
説明図で、(A)はスペアキーを挿入しようとした状態
を示す断面図、(B)はスペアキーを挿入した状態を示
す断面図、(C)はスペアキーを挿入した後、マスター
キーを挿入した状態を示す断面図、第3図は固定平キー
の位置における側面断面図、第4図はキーの説明図で、
(A)はマスターキーの平面図、(B)はスペアキーの
平面図である。 1はシリンダーケース、2はプラッグ、4はボトムピ
ン、5はドライバーピン、6はケースカバー、8はキー
変パイプ、9は固定平キー、K1はマスターキー、K2はス
ペアキー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ長さが異なる複数本のボトムピン
    (4)をドライバーピン(5)を介してばね(7)の押
    圧下にて嵌挿したプラッグ(2)をシリンダーケース
    (1)内に回動可能に嵌挿するとともに、プラッグ
    (2)の奥部に、固定平キー(9)を配設し、該固定平
    キー(9)を介してプラッグ(2)に係止可能としたキ
    ー変パイプ(8)を、ボトムピン(4a)及びドライバー
    ピン(5a)の配設位置をカバーするようにしてプラッグ
    (2)に嵌挿し、マスターキー(K1)よりも先端の長い
    スペアキー(K2)をキー挿入溝(22)に差し込むことに
    より、スペアキー(K2)の先端(Kb2)にて、固定平キ
    ー(9)を移動させ、固定平キー(9)を介してキー変
    パイプ(8)をプラッグ(2)に係止することにより、
    ボトムピン(4a)の端面がキー変パイプ(8)の外周面
    と面一となるようにボトムピン(4a)を操作するスペア
    キー(K2)によって、プラッグ(2)をキー変パイプ
    (8)と共に回動操作できるようにするとともに、ボト
    ムピン(4a)の端面がプラッグ(2)の外周面と面一と
    なるようにボトムピン(4a)を操作するマスターキー
    (K1)によっては、プラッグ(2)を回動操作できない
    ようにしたことを特徴とするシリンダー錠。
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