JPH06318645A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JPH06318645A
JPH06318645A JP5128184A JP12818493A JPH06318645A JP H06318645 A JPH06318645 A JP H06318645A JP 5128184 A JP5128184 A JP 5128184A JP 12818493 A JP12818493 A JP 12818493A JP H06318645 A JPH06318645 A JP H06318645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
row selection
wiring layer
selection line
metal wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5128184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3179937B2 (ja
Inventor
Takayuki Harima
高之 播磨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP12818493A priority Critical patent/JP3179937B2/ja
Priority to US08/234,061 priority patent/US5468985A/en
Publication of JPH06318645A publication Critical patent/JPH06318645A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3179937B2 publication Critical patent/JP3179937B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C5/00Details of stores covered by group G11C11/00
    • G11C5/06Arrangements for interconnecting storage elements electrically, e.g. by wiring
    • G11C5/063Voltage and signal distribution in integrated semi-conductor memory access lines, e.g. word-line, bit-line, cross-over resistance, propagation delay
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/41Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger
    • G11C11/412Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger using field-effect transistors only
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セルサイズが小さくなってもメモリセル領域
を通過する配線の遅延時間増大を抑えることができる配
線構造を備えた半導体装置を提供する。 【構成】 半導体基板10上に、所定の配線長を有する
配線3、7を形成する。これらの配線の上に層間絶縁膜
14を介してこれらの配線より配線長の長い配線1を形
成し、さらに、この配線1の幅を広くする。配線抵抗が
低くなるので、配線遅延時間が効果的に小さくすること
ができる。二重ワード線方式などの階層構造でセルを選
択する半導体メモリなどに用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に係り、と
くに、二重ワード線方式などの階層構造でセルを選択す
るメモリにおいて、メモリセルを選択する信号線の高速
アクセス達成のために使用される配線構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ICやLSIなどの半導体装置は、高集
積化、高速化等が進につれてその配線による遅延時間が
大きな問題になっている。この半導体装置における配線
遅延時間は、バッファによって駆動される負荷容量の総
和C(次段のゲート容量、配線容量など)と配線抵抗R
との積R・Cで決まる。半導体装置の大容量化によって
チップサイズが増大し、これにより信号線の配線長は一
層長くなり、配線遅延時間がさらに増加する傾向にあ
る。また、半導体装置の高集積化に伴ってメモリセルの
サイズが小さくなると、その上を通過する信号線の配線
巾はそれにつれて狭くしなければならず、また、隣接す
る配線の間隔も狭まくなる。このような事情によって配
線遅延時間がより増加するようになる。そして、メモリ
などのアクセス時間が高速化するに伴い、配線遅延時間
がアクセス全体に占める割合は従来より大きくなり、高
速化を達成する上で配線遅延時間は無視できないものと
なってきている。この様な配線遅延時間を抑えるために
は信号線の配線巾と配線間隔を広げる必要がある。
【0003】以下、スタティックRAM(SRAM)な
どのメモリを参照して従来の半導体装置を説明し、配線
遅延時間の問題を説明する。SRAMはマトリクス状に
所定の容量で配列されたメモリセルアレイと、任意のメ
モリセルを選択するための行及び列選択デコーダ及びデ
ータの入出力を制御する回路などで構成されている。S
RAMの素子構成としては負荷素子にデプレッション型
トランジスタを用いたE/D形素子やCMOS形素子な
ど6トランジスタ素子が従来知られているが、現在はポ
リシリコンを高抵抗素子とする抵抗負荷形素子が多く利
用されている。高抵抗負荷形素子(E/R型素子)は、
図8に示すように、4トランジスタ素子であり、ポリシ
リコンの抵抗素子がMOSトランジスタの上層に重ねて
作ることができるのでセル占有面積を小さくできる特徴
がある。ワード線をゲート入力とする1対の転送MOS
トランジスタQ1 、Q2 を各記憶ノードに接続し、この
転送MOSトランジスタを通してデータ線との間で読み
出し/書き込みのデータ転送を行う。ワード線は、行選
択デコーダの出力であり、ゲート電極と同じポリシリコ
ン配線で形成され、メモリセルが選択された時のみ1レ
ベルとなり、転送MOSトランジスタをオンさせる。
【0004】1対のデータ線は、メモリセルが選択され
る前にあらかじめ同一の電圧レベルに設定され、前に選
択されていたメモリセルのデータが次に新しく選択され
るメモリセルに誤って書込まれないように保護してい
る。書込みサイクルの場合アクセスされたメモリセルの
データに対応して1対のデータ線上に転送された書込み
データが、セルの転送MOSトランジスタを通してメモ
リセルに書込まれる。SRAMは、行選択デコーダおよ
び列選択デコーダを操作してメモリセルアレイから所定
のメモリセルを選択する構成になっているが、高集積
化、高速化、低電力化のために種々工夫がなされてい
る。SRAMは、メモリセルの読出し或いは書込み時に
1本のワード線に繋がるすべてのメモリセルにデータ線
負荷MOSトランジスタから転送MOSトランジスタ、
駆動MOSトランジスタを通って定常電流が流れる。こ
の動作時の定常電流を低減するために、アドレス信号を
利用してメモリセルアレイを分割し、1本のワード線に
繋がるメモリセルの数を減らす方法が用いられている。
例えば、メモリセルを列方向に複数のブロックに分割
し、このブロック単位で行選択を行うことにより、ワー
ド線を細分化する方法がある(図7参照)。図は、1つ
の行選択デコーダ8とこれにより選択されるメモリセル
20が構成するメモリセルアレイの複数のブロックの集
合体40とその中の1メモリセル領域30を示してい
る。
【0005】図11及び図12に半導体基板上の前記S
RAMの配線の位置関係について説明する。図11は、
半導体基板上の配線部分の平面図、図12は、そのA−
A′部分の断面図である。これら信号線などに用いられ
る配線は、半導体基板10に形成されたメモリセル領域
の上を通過する。シリコンなどからなる半導体基板上に
形成された絶縁膜11には、メモリセルを構成するトラ
ンジスタのゲート電極(図示せず)とともにいずれも多
結晶シリコンからなる第2の行選択線4及びメモリセル
用接地電位線71が形成されている。これら多結晶シリ
コン配線は、酸化シリコンなどの絶縁膜12に被覆さ
れ、この絶縁膜12は平坦化される。この上に、例え
ば、Alなどからなる第1の金属配線層においてメモリ
セルのデータを伝えるデータ線6を形成する。このデー
タ線6を被覆するように、酸化シリコンなどからなる絶
縁膜13を形成し、この絶縁膜は平坦化される。そし
て、この平坦化された絶縁膜13の表面に、データ線6
とほぼ垂直に交わるようにAlなどからなる第2の金属
配線層を形成する。この第2の金属配線層は、各メモリ
セル20の上に配線され、メモリセルアレイの第1の行
選択線1、この第1の行選択線1および列選択線2によ
り選ばれる第2の行選択線4のシャント線3、メモリセ
ル用接地電位線71の抵抗を下げるシャント線7が形成
されている。
【0006】ここで、第1の行選択線1と第2の行選択
線のシャント線3は隣接している。また、第1の金属配
線層と第2の金属配線層との間は絶縁膜13によって電
気的にアイソレーションされている。第1、第2の金属
配線層すべてがメモリセルと配線とから構成された1メ
モリセル領域30に収まっており、メモリセルサイズが
小さくなるにつれて第1、第2の金属配線層の巾及びそ
の間隔が狭くなってきている。これによって、配線抵抗
及び配線容量が増大して配線遅延時間が一層増大する。
とくに、第2の金属配線層で形成されるメモリセルアレ
イの行方向すべてに渡って配置される配線長の長い第1
の行選択線1において、その遅延が顕著になる。第2の
行選択線のシャント線3は列ごとに分割されているため
に配線長が短く、遅延時間はそれほど大きくはならな
い。第1の行選択線4は、そのシャント線3に、また、
メモリセル用接地電位線71は、そのシャント線7にそ
れぞれ電気的に接続されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】半導体装置の高集積化
が進むにつれて図12に示すように、例えば、前記第1
の行選択線1の配線幅Lc や前記第2の行選択線のシャ
ント線3の配線幅Lb は狭くなって抵抗が大きくなり、
また、第2の金属配線層の配線間隔Ls 、即ち、第1の
行選択線1とシャント線3との間隔も狭くなり、その結
果、この配線間の容量CM が増大してこの半導体装置の
配線遅延時間が大きくなる。また、図9のように、第1
の行選択線1と第2の行選択線のシャント線3との関係
は、中間バッファとしてNOR回路を用いた場合、第1
の行選択線1と列選択線2によって第2の行選択線のシ
ャント線を選ぶ関係にあるためメモリセルのセル選択状
態における第1の行選択線と第2の行選択線の信号は互
いに逆相信号となる。これにより隣接する配線間の容量
が増加し、ミラー効果が増大してしまう。その結果、第
1の行選択線1の配線遅延時間が増大してしまう。
【0008】メモリセルのアレイ構造を変えて、第1の
金属配線層のデータ線6に繋がるメモリセルの数を増加
させ、第2の金属配線層の第1の行選択線1の配線長を
短くすることも可能であるが、第1の金属配線層に含ま
れるデータ線における遅延効果のほうが大きく、アクセ
スタイムとしての改善効果はない。このように半導体装
置の高集積化が進み、セルサイズが小さくなるにしたが
って、メモリセル領域を通過する配線の遅延時間増大を
抑えることは難しくなっている。本発明は、この様な事
情によってなされたものであり、セルサイズが小さくな
ってもメモリセル領域を通過する配線の遅延時間増大を
抑えることができる配線構造を備えた半導体装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】半導体基板上に形成され
た所定の配線長を有する配線とこれより配線長の長い配
線を備えた半導体装置において、前記配線長の長い配線
を前記所定の配線長を有する配線の上もしくは下に絶縁
膜を介して形成し、前記配線長の長い配線の配線幅を前
記所定の配線長を有する配線の配線幅より広くすること
を特徴としている。即ち、本発明の半導体装置は、半導
体基板と、前記半導体基板に形成された複数のメモリセ
ルと、前記半導体基板上に形成され、行選択デコーダか
らの信号を伝える第1の行選択線と、前記半導体基板上
に形成され、列選択デコーダからの信号を伝える列選択
線と、前記半導体基板上に形成され、前記複数のメモリ
セルが接続されている第2の行選択線と、前記半導体基
板上に形成され、前記第2の行選択線の配線抵抗を下げ
るシャント線と、前記第1の行選択線及び前記列選択線
からの信号に基づいて所定の前記第2の行選択線を前記
シャント線を介して選択する中間バッファと、前記半導
体基板上に形成された第1の金属配線層と、前記第1の
金属配線層上に絶縁膜を介して形成され、少なくとも前
記第2の行選択線のシャント線が形成されている第2の
金属配線層と、前記第2の金属配線層上に絶縁膜を介し
て形成され、少なくとも前記第1の行選択線が形成され
ている第3の金属配線層とを備え、前記第1の行選択線
の配線幅は、前記第2の行選択線のシャント線の配線幅
よりも広いことを第1の特徴としている。
【0010】前記第1の金属配線層には、メモリセルデ
ータを伝えるデータ線を形成することができる。前記第
2の金属配線層には、所定の配線幅の配線を形成し、前
記第3の金属配線層には、前記所定の配線幅の配線より
配線幅の広い配線を形成することができる。前記第1の
行選択線の配線長は、前記第2の行選択線のシャント線
の配線長より長くすることができる。前記第2の金属配
線層の前記第2の行選択線のシャント線の真上には前記
第3の金属配線層の前記第1の行選択線を配置せず、前
記第2の行選択線のシャント線は、上下の位置関係にお
いて互いにずれて配置させることができる。また、半導
体基板と、前記半導体基板に形成された複数のメモリセ
ルと、前記半導体基板上に形成され、行選択デコーダか
らの出力する信号を伝える第1の行選択線と、前記半導
体基板上に形成され、列選択デコーダからの出力する信
号を伝える列選択線と、前記半導体基板上に形成され、
前記複数のメモリセルが接続されている第2の行選択線
と、前記半導体基板上に形成され、前記第2の行選択線
の配線抵抗を下げるシャント線と、前記第1の行選択線
及び前記列選択線からの信号に基づいて所定の前記第2
の行選択線を前記シャント線を介して選択する中間バッ
ファと、前記半導体基板上に形成された第1の金属配線
層と、前記第1の金属配線層上に絶縁膜を介して形成さ
れ、少なくとも前記第2の行選択線の前記シャント線が
形成されている第2の金属配線層と、前記第2の金属配
線層の下及び前記第1の金属配線層の上にそれぞれ絶縁
膜を介して形成され、少なくとも前記第1の行選択線が
形成されている第3の金属配線層とを備え、前記第1の
行選択線の配線幅は、前記第2の行選択線のシャント線
の配線幅よりも広いことを第2の特徴としている。
【0011】さらに、半導体基板と、前記半導体基板上
に形成され、所定の配線長の配線が形成されている第1
の金属配線層と、前記半導体基板上の前記第1の金属配
線層の上層又は下層に形成され、前記所定の配線長の配
線より配線長の長い配線が形成されている第2の金属配
線層とを備え、前記第2の金属配線層の前記配線の配線
幅は、前記第1の金属配線層の前記所定の配線長の配線
の配線幅よりも広いことを第3の特徴としている。
【0012】
【作用】配線長の長い配線を幅広に形成するので配線遅
延時間を効果的に小さくすることが可能になる。また、
この発明を二重ワード線などの階層構造を用いてメモリ
セルを選択するメモリに適用した場合は、第1の金属配
線層で形成されるメモリセルのデータを伝えるデータ線
の上に配置された第2の金属配線層により形成されるメ
モリセルの行方向に走る配線として、第1の行選択線
と、第1の行選択線および列選択線により選ばれる第2
の行選択線のシャント線とが隣接しており、メモリセル
アレイの行方向すべてに渡って配置される配線長の長い
第1の行選択線を第2の金属配線層の上方に配置された
第3の金属配線層の中の配線から選択し、その配線幅を
列ごとに分割されているため配線長の短い第2の行選択
線のシャント線の配線幅より広くすることにより遅延時
間減少に対して効果的にその抵抗を下げる。さらに、第
2の金属配線層の最小配線間隔よりも第2の金属配線層
及び第3の金属配線層間の絶縁膜の厚さを厚くし、第3
の金属配線層の配線位置を、第2の金属配線層の配線位
置の直上からズラして配置させることによって第1の行
選択線と第2の行選択線のシャント線間の容量を抑え、
ミラー効果を小さくし、配線遅延時間の増加を抑えるこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。まず、図
1、図2及び図7乃至図9を参照して第1の実施例を説
明する。この実施例では、半導体装置はSRAMメモリ
を例にして説明する。図2は、SRAMの平面図、図1
は、そのB−B′部分の断面図、図7は、そのSRAM
の配線部分を詳細に示した平面図、図8は、図7に示す
中間バッファ及びメモリセルと配線とを含むメモリセル
領域の具体的な構成を示した部分拡大模式図、図9は、
図8に示す中間バッファによって第2の行選択線のシャ
ント線の選択/非選択状態を選ぶ信号の時間的変化を示
す特性図である。ここで用いるSRAMは、行選択デコ
ーダおよび列選択デコーダを操作してメモリセルアレイ
から所定のメモリセルを選択する構成になっている。図
7の方法では、メモリセルを列方向に複数のブロックに
分割し、このブロック単位で行選択を行うことによりワ
ード線を細分化する。図示の様に行選択デコーダ8と列
選択デコーダ9とはそれぞれ複数の第1の行選択線1と
複数の列選択線2を接続している。
【0014】各第1の行選択線1には、中間バッファ5
を介して複数の第2の行選択線のシャント線3が接続さ
れ、シャント線3は、多結晶シリコン配線からなる第2
の行選択線4と電気的に接続されている。各第2の行選
択線4には、それぞれ複数のメモリセル20が接続され
ている。中間バッファ5の入力に第1の行選択線1と列
選択線2とが接続され、その出力に第2の行選択線4が
接続される。この第2の行選択線(ワード線)4は、メ
モリセルを構成する素子のゲート電極を形成する多結晶
シリコン膜から形成するので、配線抵抗が大きく遅延時
間が長くなる。そのために中間バッファ5の出力が第2
の行選択線のシャント線3に接続するようにしている。
図は、1つの行選択デコーダとこれにより選択されるメ
モリセルが構成するメモリセルアレイの複数のブロック
の集合体40とその中の1メモリセル領域30を記載し
ている。この図に示すシャント線7は、メモリセル20
に接続される接地電位線に接続される。集合体40は、
メモリセルアレイの8ブロック(1)、(2)、・・・
(8)に分けられており、各ブロックには、列選択デコ
ーダ9に接続している列選択線2が接続している。
【0015】図8は、4素子を有する抵抗負荷型メモリ
である。第2の行選択線4は、メモリセル20の転送M
OSトランジスタQ1 、Q2 (ゲート信号)に接続さ
れ、接地電位線のシャント線7は、その駆動MOSトラ
ンジスタQ3 、Q4 にその接地電位線を介して接続され
ている。シャント線7は、接地電位線の抵抗を抑えるた
めに行方向に配線される。前記1メモリセル領域30
は、図7のようにブロック(1)内のメモリセルアレイ
中の点線の領域に示されている。この領域内にメモリセ
ル20があり、1対のデータ線(ビット線)6がその中
に配線されている。このデータ線6は、前記転送MOS
トランジスタに接続している。
【0016】このSRAMは、1つの行選択デコーダの
1つの第1の行選択線に211個のメモリセルを配置する
ことができる。この4素子を有する抵抗負荷型メモリ
は、多結晶シリコンからなる高抵抗を備えており、これ
は、電源電圧(Vcc)に接続されている。外部からのア
ドレス入力信号(図示せず)により、メモリセルアレイ
の所定の行を選択する行選択デコーダ8からの出力信号
とメモリセルアレイの所定の列を選択する列選択デコー
ダ9からの出力信号をそれぞれ第1の行選択線1及び列
選択線2を介して所定の行方向の中間バッファ5に入力
し、これに基づいてその中間バッファ5の出力が接続さ
れている第2の行選択線のシャント線3を選択する。こ
の選択されたシャント線3に接続する第2の行選択線4
に接続されているメモリセル20からのデータは、各メ
モリセルに接続されたデータ線6によって伝えられる。
【0017】次に、図9を参照して図8の第2の行選択
線が選択される状態を説明する。第1の行選択線1及び
列選択線2には高低2つの信号があたえられ、この信号
は、中間バッファ5に入力する。この中間バッファ5に
はNOR回路が用いられているので第1の行選択線及び
列選択線にロウレベルの信号が与えられたときに第2の
行選択線のシャント線は選択状態になる。勿論、中間バ
ッファは、NOR回路に限らない。例えば、AND回路
のような回路などを用いることもできる。この場合は、
第1の行選択線及び列選択線にハイレベル信号が与えら
れたときに第2の行選択線のシャント線は選択状態にな
る。
【0018】次に、図2及び図1を参照して半導体基板
上の前記SRAMの配線の位置関係について説明する。
これら信号線などに用いられる配線は、半導体基板に形
成されたメモリセル領域の上を通過する。シリコン半導
体などからなる半導体基板10上に形成された絶縁膜1
1にはメモリセルを構成するトランジスタのゲート電極
(図示せず)とともにいずれも多結晶シリコンからなる
第2の行選択線4及びメモリセル用接地電位線71が形
成されている。これら多結晶シリコン配線は、酸化シリ
コンなどの絶縁膜12に被覆され、この絶縁膜12は平
坦化される。この上に、例えば、AlもしくはAl−S
i、Al−Si−Cu等のアルミ合金などからなる第1
の金属配線層を形成し、この金属配線層にメモリセルの
データを伝えるデータ線6を形成する。このデータ線6
を被覆するように、膜厚が10000オングストロ−ム
程度の酸化シリコンなどからなる絶縁膜13を形成し、
その後この絶縁膜は平坦化される。そして、この平坦化
された絶縁膜13の表面にデータ線6とほぼ垂直に交わ
るようにAlもしくはAl−Si、Al−Si−Cu等
のアルミ合金などからなる第2の金属配線層を形成す
る。
【0019】この第2の金属配線層には、各メモリセル
の上に配線され、第1の行選択線1および列選択線2に
より選ばれる第2の行選択線のシャント線3とメモリセ
ル用接地電位線の抵抗を下げるシャント線7が形成され
ている。この第2の金属配線層を被覆するように、膜厚
(LH )が20000〜30000オングストロ−ム程
度の酸化シリコンなどからなる絶縁膜14を形成し、そ
の後この絶縁膜は平坦化される。次いで、この平坦化さ
れた絶縁膜14の表面に第2の金属配線層とは平行にA
lもしくはAl−Si、Al−Si−Cu等のアルミ合
金などからなる第3の金属配線層が形成され、この第3
の金属配線層には第2の金属配線層とは平行に第1の行
選択線1が配線されている。第3の金属配線層は、その
後絶縁膜(図示せず)で被覆保護される。前記メモリセ
ル用接地電位線は、この実施例では、メモリセルのトラ
ンジスタのゲート電極と同じ多結晶シリコン膜から形成
しているが、この多結晶シリコン膜の上に層間絶縁膜を
介して第2の多結晶シリコン膜を形成し、これをパター
ニングしてメモリセル用接地電位線3とすることもでき
る。第1乃至第3の金属配線層の材料は、上記のように
同じ材料を用いても良いし、互いに異なる材料を用いる
こともできる。
【0020】前記シャント線3は、例えば、RIEなど
の異方性エッチングなど通常の製造技術を用いて2層下
の多結晶シリコン配線からなる第2の行選択線4に接続
される。両者は複数の箇所で接続されるが、そのために
は、絶縁膜12、13に開口部を形成し、そこに接続導
電膜を充填する。前記絶縁膜12を選択的にエッチング
してコンタクト孔を複数形成し、その内部に第2の行選
択線4となる多結晶シリコン膜を露出する。そしてこの
絶縁膜12の上に通常のエッチング等の方法で第1の金
属配線層をパターニングし、コンタクト孔の内部も含め
て配線を形成して第1の金属配線層と多結晶シリコン膜
4とをコンタクト孔を介して接続する。次いで、絶縁膜
13を形成してからこれを開口し、複数のビアホールを
形成し、その内部に第1の金属配線層を露出する。そし
て、この絶縁膜13の上に第2の金属配線層をパターニ
ングし、ビアホールの内部も含めてシャント線3を形成
して、このシャント線3と第1の金属配線層とをビアホ
ールを介して接続する。このようにシャント線3と第2
の行選択線4とは、第1の金属配線層を仲立ちにして接
続する。この実施例においては、これらビアホールやコ
ンタクト孔などの開口部に充填される導電膜には、その
上の金属配線層を用いているが、これら開口部には、W
やMoなどの金属を選択成長させ、これを接続導電膜と
して用いることも可能である。
【0021】この様な半導体基板上の配線構造におい
て、第2の金属配線層に形成された第2の行選択線のシ
ャント線3はメモリセルの列ごとに分割されているの
で、その配線長は短い。第2の行選択線4の遅延時間が
大きい原因は、その配線素材が多結晶シリコンであるこ
とにある。さらに、第2の金属配線層の上の第3の金属
配線層に形成されている第1の行選択線1は、メモリセ
ルアレイの行方向すべてに渡って配置されるためにその
配線長は、第2の行選択線のシャント線3の配線長より
長くなっている。本発明は、従来1つの金属配線層に形
成されていた複数の配線を配線長の長い配線と配線長の
短い配線に分け、配線長の長い配線をその金属配線層よ
り上の金属配線層に形成することに特徴があり、この実
施例では、配線長の長い配線として第1の行選択線1を
第2の金属配線層より上に形成されている第3の金属配
線層に配置している。金属配線層が1層増えているの
で、その配置に余裕ができ、各金属配線層の配線間隔を
広くし、配線長の長い所望の配線の配線幅を他の配線よ
り広くすることができる。具体的には、第2の金属配線
層の第2の行選択線のシャント線3の配線幅Lb は従来
のままで、第3の金属配線層の第1の行選択線1の配線
幅Lc は、従来より広くしている。即ち、従来、Lb =
Lc であるのに、この実施例では、Lb <Lc にする。
【0022】前記シャント線3と第1の行選択線1とは
金属配線層を別にしているので、その配線間容量CM
は、第2及び第3の金属配線層間を層間絶縁している絶
縁膜14の膜厚LH に依存する。この容量CM を小さく
するには、層間絶縁膜厚LH を厚くして第1の行選択線
1とシャント線3間の距離を第2の金属配線層の配線間
隔Ls より大きくすれば良い(LH >Ls )。また、こ
の実施例における他の特徴は、第3の金属配線層に形成
した第1の行選択線1の配置にある。この行選択線は、
単に第2の金属配線層の上の第3の金属配線層に形成し
たのではなく、シャント線3、7の真上には配置しない
ようにしている。即ち、第1の行選択線1は、接地電位
線のシャント線7と第2の行選択線のシャント線3の間
の絶縁膜14の上に形成されている。このような構成に
より、第1の行選択線1と第2の行選択線のシャント線
3との間の距離は、層間絶縁膜厚LH より大きくなるの
で、第1の行選択線1がシャント線3などの真上にある
より、配線間容量は小さくなって、第1の行選択線1と
シャント線3とがメモリセルの選択時において逆相にな
っているためのミラー効果を抑えることができる。
【0023】次に、図3及び図4を参照して第2の実施
例を説明する。図は、この実施例に係る半導体基板上の
SRAMの配線の位置関係を中心に示したもので、図3
がその平面図、図4は前図のC−C′部分の断面図であ
る。半導体基板10上の信号線などに用いられる配線
は、メモリセル領域の上を通過する。半導体基板10上
に形成された絶縁膜11には、メモリセルを構成するト
ランジスタのゲート電極(図示せず)とともにいずれも
多結晶シリコンからなる第2の行選択線4及びメモリセ
ル用接地電位線71が形成されている。これら多結晶シ
リコン配線は平坦化された絶縁膜12に被覆され。この
上に、Alなどの第1の金属配線層を形成し、この金属
配線層にメモリセルのデータを伝えるデータ線6を形成
する。このデータ線6を被覆するように、平坦化された
絶縁膜13を形成する。そして、この絶縁膜13の平坦
化されている表面に、前記データ線6とほぼ垂直に交わ
るようにAlなどの第2の金属配線層を形成する。この
第2の金属配線層には、各メモリセルの上に配線され、
第1の行選択線1および列選択線2により選ばれる第2
の行選択線のシャント線3が形成されている。
【0024】この第2の金属配線層を被覆するように、
平坦化された絶縁膜14が形成される。次いで、この平
坦化された絶縁膜14の表面に第2の金属配線層とは平
行にAlなどの第3の金属配線層が形成され、この金属
配線層には第2の金属配線層とは平行に第1の行選択線
1が配線されている。第3の金属配線層は、その後絶縁
膜(図示せず)で被覆保護される。この様な半導体基板
上の配線構造において第2の金属配線層に形成された第
2の行選択線のシャント線3はメモリセルの列ごとに分
割されているので、その配線長は短い。第2の行選択線
4がシャント線が必要なのは、その配線素材が多結晶シ
リコンであり、シャントしないと抵抗が大きく遅延大と
なる(ρsAl は、例えば50mΩ/□、ρspolySi は、
約10Ω/□)ことにある。さらに、第2の金属配線層
の上の第3の金属配線層に形成されている第1の行選択
線1は、メモリセルアレイの行方向すべてに渡って配置
されるためにその配線長は、第2の行選択線のシャント
線3の配線長より長くなっている。この実施例では、こ
の第3の金属配線層に、さらに、メモリセル用接地電位
線の抵抗を下げるシャント線7を配線している。
【0025】これは、配線長が長い配線に分けられるの
で、この金属配線層に配線することによって配線幅を広
くするなどの抵抗を下げる処理が可能になる。第2の金
属配線層の第2の行選択線のシャント線3の配線幅Lb
は従来のままで、第3の金属配線層の第1の行選択線1
の配線幅Lc は、従来より広くしている。即ち、従来L
b =Lc であるのに、この実施例では、Lb <Lc にす
る。前記シャント線3と第1の行選択線1とは金属配線
層を別にしているので、その配線間容量CM は第2及び
第3の金属配線層間を層間絶縁している絶縁膜14の膜
厚LH に依存する。この容量CM を小さくするには、層
間絶縁膜厚LH を厚くして第1の行選択線1とシャント
線3間の距離を第2の金属配線層の配線間隔より大きく
すれば良い。またこの実施例における他の特徴は、第3
の金属配線層に形成した第1の行選択線1の配置にあ
る。この行選択線は、前記実施例と同様にシャント線3
の真上には配置しないようにする。即ち、第1の行選択
線1は、第2の行選択線のシャント線3の真上より幾分
ずれるように絶縁膜14の上に形成されている。このよ
うな構成により、第1の行選択線1と第2の行選択線の
シャント線3との間の距離は、層間絶縁膜厚LH より大
きくなるので、第1の行選択線1がシャント線3などの
真上にあるより配線間容量CM は小さくなって、第1の
行選択線1とシャント線3とがメモリセルの選択時にお
いて逆相になっているためのミラー効果を抑えることが
できる。
【0026】次に、図5を参照して第3の実施例を説明
する。図は、この実施例に係る半導体基板上のSRAM
の配線の位置関係を中心に示した断面図である。半導体
基板10上の配線構造は、Alなどの第1の金属配線層
にメモリセルのデータを伝えるデータ線6を配線し、こ
のデータ線6を被覆するように、平坦化された絶縁膜1
3を形成するまでは、前の2つの実施例と同じである。
そして、この絶縁膜13の平坦化されている表面に、前
記データ線6とほぼ垂直に交わるようにAlなどの第2
の金属配線層を形成する。この第2の金属配線層には、
各メモリセルの上に配線され、第1の行選択線1および
列選択線2により選ばれる第2の行選択線のシャント線
3が形成されている。この第2の金属配線層を被覆する
ように平坦化された絶縁膜14が形成される。次いで、
この平坦化された絶縁膜14の表面に第2の金属配線層
とは平行にAlなどの第3の金属配線層が形成され、こ
の金属配線層には第2の金属配線層とは平行に第1の行
選択線1が配線されている。第3の金属配線層は、その
後、絶縁膜(図示せず)で被覆保護される。この様な半
導体基板上の配線構造において、第2の金属配線層に形
成された第2の行選択線のシャント線3はメモリセルの
列ごとに分割されているので、その配線長は短い。
【0027】さらに、第2の金属配線層の上の第3の金
属配線層に形成されている第1の行選択線1は、メモリ
セルアレイの行方向すべてに渡って配置されるためにそ
の配線長は、第2の行選択線のシャント線3の配線長よ
り長くなっている。この実施例では、この第2の金属配
線層に、さらに、メモリセル用接地電位線の抵抗を下げ
るシャント線7を配線しており、かつ、このシャント線
7は、1行毎に形成することに特徴がある。従来は図4
などに示すように隣接するメモリセルの行の間の境界に
跨って形成されており、2つの行に共通のシャント線7
になっていた。第2の金属配線層の第2の行選択線のシ
ャント線3の配線幅Lb は従来のままで第3の金属配線
層の第1の行選択線1の配線幅Lc を従来より広くする
ことができる。また、この第1の行選択線1は、前記実
施例と同様にシャント線3の真上には配置しないように
する。即ち、第1の行選択線1は、第2の行選択線のシ
ャント線3の真上より幾分ずれるように絶縁膜14の上
に形成することにより配線間容量CM は小さくなって、
第1の行選択線1とシャント線3とがメモリセルの選択
時において逆相になっているためのミラー効果を抑える
ことができる。
【0028】次に、図6を参照して第4の実施例を説明
する。図は、この実施例に係る半導体基板上のSRAM
の配線の位置関係を中心に示した断面図である。半導体
基板10上の配線構造は、Alなどの第1の金属配線層
にメモリセルのデータを伝えるデータ線6を配線し、こ
のデータ線6を被覆するように、平坦化された絶縁膜1
3を形成するまでは、前の3つの実施例と同じである。
そして、この配線構造では、前記シャント線7を各1行
毎に形成している点では、前実施例と同様である。この
実施例では、前記シャント線7を1行毎に第3の金属配
線層に配線することに特徴がある。第2の金属配線層の
第2の行選択線のシャント線3の配線幅Lb は従来のま
まで第3の金属配線層の第1の行選択線1の配線幅Lc
を従来より広くすることができる。また、この第1の行
選択線1は、前記実施例と同様にシャント線3の真上に
は配置しないようにする。即ち、第1の行選択線1は、
第2の行選択線のシャント線3の真上より幾分ずれるよ
うに絶縁膜14の上に形成することにより配線間容量C
M は小さくなって、第1の行選択線1とシャント線3と
がメモリセルの選択時において逆相になっているための
ミラー効果を抑えることができる。
【0029】図7では、半導体基板上に行選択デコーダ
とメモリセルのブロックの集合体が1対形成されている
が、本発明は、この様な構造の半導体装置に限るもので
はない。図10を参照して本発明の他の構造の半導体装
置の例を説明する。図は、半導体基板の平面図を示して
いる。図10(a)では、行選択デコーダ8は、その両
端のブロック集合体40を制御する。この行選択デコー
ダを半導体基板10に図の上下に配列する。この様なメ
モリを有する半導体装置に本発明を適用して配線長の長
い信号線を適宜複数の信号線が配置されている金属配線
層からその上層か下層にある他の金属配線層に移し、こ
の配線幅を広げて配線遅延時間の増加を有効に防いでい
る。図10(b)でも、行選択デコーダ8は、その両端
のブロック集合体40を制御する。この行選択デコーダ
を半導体基板10に図の横一列に複数配列する。この様
なメモリを有する半導体装置に本発明を適用して配線長
の長い信号線を適宜複数の信号線が配置されている金属
配線層からその上層か下層にある他の金属配線層に移
す。ブロック内のメモリセルの数を少なくすれば第1の
行選択線の配線長を短くすることができるので、信号線
の配線幅を広げることも含めて配線遅延時間の増加をさ
らに有効に防ぐことができる。
【0030】以上実施例では、メモリを含む半導体装置
を参照して本発明を説明したが、本発明は、メモリのみ
に限定されるものではなく、論理回路など高速化が必要
な全ての半導体装置に適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、従来
半導体基板上の多層配線構造の所定の金属配線層の複数
の配線の内、配線長の長い配線、所定の配線幅の配線よ
り配線幅の広い配線をこの所定の金属配線層より上層又
は下層の金属配線層に形成することにより、配線抵抗及
び配線間容量を小さくすることができるので、半導体装
置のアクセスタイムの高速化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体装置の断面図。
【図2】第1の実施例の半導体装置の平面図。
【図3】第2の実施例の半導体装置の平面図。
【図4】図3のC−C′部分の断面図。
【図5】第3の実施例の半導体装置の断面図。
【図6】第4の実施例の半導体装置の断面図。
【図7】本発明及び従来のSRAMの概略断面図。
【図8】本発明及び従来のSRAMの拡大概略図。
【図9】図7のSRAMの中間バッファがNOR回路で
ある場合に入力/出力される信号特性図。
【図10】本発明の半導体基板のメモリの配置を示す平
面図。
【図11】従来の半導体装置の平面図。
【図12】図11のA−A′部分の断面図。
【符号の説明】
1 第1の行選択線 2 列選択線 3 第2の行選択線のシャント線 4 第2の行選択線 5 中間バッファ 6 データ線 7 接地電位線のシャント線 8 行選択デコーダ 9 列選択デコーダ 10 半導体基板 11、12、13、14 絶縁膜 20 メモリセル 30 メモリセル領域 40 メモリセルブロック集合体 71 接地電位線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板に形成された複数のメモリセルと、 前記半導体基板上に形成され、行選択デコーダからの信
    号を伝える第1の行選択線と、 前記半導体基板上に形成され列選択デコーダからの信号
    を伝える列選択線と、 前記半導体基板上に形成され、前記複数のメモリセルが
    接続されている第2の行選択線と、 前記半導体基板上に形成され、前記第2の行選択線の配
    線抵抗を下げるシャント線と、 前記第1の行選択線及び前記列選択線からの信号に基づ
    いて所定の前記第2の行選択線を前記シャント線を介し
    て選択する中間バッファと、 前記半導体基板上に形成された第1の金属配線層と、 前記第1の金属配線層上に絶縁膜を介して形成され、少
    なくとも前記第2の行選択線のシャント線が形成されて
    いる第2の金属配線層と、 前記第2の金属配線層上に絶縁膜を介して形成され、少
    なくとも前記第1の行選択線が形成されている第3の金
    属配線層とを備え、 前記第1の行選択線の配線幅は、前記第2の行選択線の
    シャント線の配線幅よりも広いことを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の金属配線層にはメモリセルデ
    ータを伝えるデータ線が形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の金属配線層には、所定の配線
    幅の配線を形成し、前記第3の金属配線層には、前記所
    定の配線幅の配線より配線幅の広い配線を形成すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の行選択線の配線長は、前記第
    2の行選択線のシャント線の配線長より長いことを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の半導体
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の金属配線層の前記第2の行選
    択線のシャント線の真上には前記第3の金属配線層の前
    記第1の行選択線を配置せず、前記第2の行選択線のシ
    ャント線は、上下の位置関係において互いにずれている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板と、 前記半導体基板に形成された複数のメモリセルと、 前記半導体基板上に形成され、行選択デコーダからの出
    力する信号を伝える第1の行選択線と、 前記半導体基板上に形成され、列選択デコーダからの出
    力する信号を伝える列選択線と、 前記半導体基板上に形成され、前記複数のメモリセルが
    接続されている第2の行選択線と、 前記半導体基板上に形成され、前記第2の行選択線の配
    線抵抗を下げるシャント線と、 前記第1の行選択線及び前記列選択線からの信号に基づ
    いて所定の前記第2の行選択線を前記シャント線を介し
    て選択する中間バッファと、 前記半導体基板上に形成された第1の金属配線層と、 前記第1の金属配線層上に絶縁膜を介して形成され、少
    なくとも前記第2の行選択線の前記シャント線が形成さ
    れている第2の金属配線層と、 前記第2の金属配線層の下及び前記第1の金属配線層の
    上にそれぞれ絶縁膜を介して形成され、少なくとも前記
    第1の行選択線が形成されている第3の金属配線層とを
    備え、 前記第1の行選択線の配線幅は、前記第2の行選択線の
    シャント線の配線幅よりも広いことを特徴とする半導体
    装置。
  7. 【請求項7】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成され、所定の配線長の配線が形
    成されている第1の金属配線層と、 前記半導体基板上の前記第1の金属配線層の上層又は下
    層に形成され、前記所定の配線長の配線より配線長の長
    い配線が形成されている第2の金属配線層とを備え、 前記第2の金属配線層の前記配線の配線幅は、前記第1
    の金属配線層の前記所定の配線長の配線の配線幅よりも
    広いことを特徴とする半導体装置。
JP12818493A 1993-05-01 1993-05-01 半導体装置 Expired - Fee Related JP3179937B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12818493A JP3179937B2 (ja) 1993-05-01 1993-05-01 半導体装置
US08/234,061 US5468985A (en) 1993-05-01 1994-04-28 Semiconductor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12818493A JP3179937B2 (ja) 1993-05-01 1993-05-01 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06318645A true JPH06318645A (ja) 1994-11-15
JP3179937B2 JP3179937B2 (ja) 2001-06-25

Family

ID=14978518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12818493A Expired - Fee Related JP3179937B2 (ja) 1993-05-01 1993-05-01 半導体装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5468985A (ja)
JP (1) JP3179937B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001177068A (ja) * 1999-11-11 2001-06-29 Hyundai Electronics Ind Co Ltd 不揮発性強誘電体メモリ素子並びにその製造方法
JP2002237188A (ja) * 2001-02-13 2002-08-23 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置
US6628536B2 (en) 2001-02-20 2003-09-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor memory device
JP2009187988A (ja) * 2008-02-01 2009-08-20 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5870349A (en) * 1997-10-28 1999-02-09 International Business Machines Corporation Data processing system and method for generating memory control signals with clock skew tolerance
US5956286A (en) * 1997-10-28 1999-09-21 International Business Machines Corporation Data processing system and method for implementing a multi-port memory cell
US5907508A (en) * 1997-10-28 1999-05-25 International Business Machines Corporation Method and apparatus for single clocked, non-overlapping access in a multi-port memory cell
US5877976A (en) * 1997-10-28 1999-03-02 International Business Machines Corporation Memory system having a vertical bitline topology and method therefor
US5946227A (en) * 1998-07-20 1999-08-31 Motorola, Inc. Magnetoresistive random access memory with shared word and digit lines
JP3569727B2 (ja) * 1999-03-31 2004-09-29 エルピーダメモリ株式会社 半導体記憶装置
US6545906B1 (en) 2001-10-16 2003-04-08 Motorola, Inc. Method of writing to scalable magnetoresistance random access memory element
US7116593B2 (en) * 2002-02-01 2006-10-03 Hitachi, Ltd. Storage device
US7095646B2 (en) 2002-07-17 2006-08-22 Freescale Semiconductor, Inc. Multi-state magnetoresistance random access cell with improved memory storage density
US6956763B2 (en) 2003-06-27 2005-10-18 Freescale Semiconductor, Inc. MRAM element and methods for writing the MRAM element
US6967366B2 (en) 2003-08-25 2005-11-22 Freescale Semiconductor, Inc. Magnetoresistive random access memory with reduced switching field variation
US7129098B2 (en) 2004-11-24 2006-10-31 Freescale Semiconductor, Inc. Reduced power magnetoresistive random access memory elements
KR101799550B1 (ko) * 2017-02-07 2017-11-20 이회영 Diy 종이액자

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH073862B2 (ja) * 1983-07-27 1995-01-18 株式会社日立製作所 半導体記憶装置
US5172335A (en) * 1987-02-23 1992-12-15 Hitachi, Ltd. Semiconductor memory with divided bit load and data bus lines
DE69033746T2 (de) * 1989-12-15 2002-02-28 Sony Corp Halbleiterspeicher

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001177068A (ja) * 1999-11-11 2001-06-29 Hyundai Electronics Ind Co Ltd 不揮発性強誘電体メモリ素子並びにその製造方法
JP2002237188A (ja) * 2001-02-13 2002-08-23 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置
US6628536B2 (en) 2001-02-20 2003-09-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor memory device
JP2009187988A (ja) * 2008-02-01 2009-08-20 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3179937B2 (ja) 2001-06-25
US5468985A (en) 1995-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5014110A (en) Wiring structures for semiconductor memory device
JP3179937B2 (ja) 半導体装置
JP3104319B2 (ja) 不揮発性記憶装置
KR101903876B1 (ko) 메모리 어레이 구조물 및 그 제조 방법
JPH04257260A (ja) リードオンリメモリ集積回路
JP2002026285A (ja) 強誘電体メモリ装置およびその製造方法
JPH05167042A (ja) 読出専用メモリ
JP2665644B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2511415B2 (ja) 半導体装置
JP3015186B2 (ja) 半導体記憶装置とそのデータの読み出しおよび書き込み方法
JP2004072117A (ja) Soi基板上のメモリ
US6611062B2 (en) Twisted wordline strapping arrangement
JP2523488B2 (ja) 半導体記憶装置
US6538946B2 (en) Semiconductor integrated circuit device
JPH07245347A (ja) 半導体集積回路
JP3539705B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2000031297A (ja) Sram用のスタティックセル
US5455787A (en) Semiconductor memory device
US6222784B1 (en) Semiconductor memory
US6072714A (en) Static memory cell with a pair of transfer MOS transistors, a pair of driver MOS transistors and a pair of load elements
JP3577057B2 (ja) 半導体記憶装置
JPH04318392A (ja) 半導体集積回路装置
JP2006080253A (ja) 半導体記憶装置
JPH07130880A (ja) 半導体記憶装置
JP2604128B2 (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080413

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees