JP2002237188A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2002237188A
JP2002237188A JP2001034857A JP2001034857A JP2002237188A JP 2002237188 A JP2002237188 A JP 2002237188A JP 2001034857 A JP2001034857 A JP 2001034857A JP 2001034857 A JP2001034857 A JP 2001034857A JP 2002237188 A JP2002237188 A JP 2002237188A
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address
latch circuit
address latch
semiconductor memory
memory device
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JP2001034857A
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Takashi Kono
隆司 河野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
    • G11C8/18Address timing or clocking circuits; Address control signal generation or management, e.g. for row address strobe [RAS] or column address strobe [CAS] signals

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セットアップ時間やホールド時間の特性が改
善された半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 周辺回路およびパッドが配置される中央
領域を取り囲むようにメモリアレイが配置される構成を
有する場合、アドレスA0〜A12,BA1,BA0を
受けるパッドは2列に分割配置することが容易になる。
各列から等しい距離にアドレスラッチ回路138を配置
することによりセットアップ時間やホールド時間の特性
を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関し、より特定的には外部クロックに同期してアドレ
ス信号を取込む半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来のシンクロナスダイナミ
ックランダムアクセスメモリ(SDRAM)に入力され
る外部クロックext.CLKと外部アドレスext.
Addとの関係を示すタイミング図である。
【0003】図13を参照して、外部から与えられるア
ドレスext.Addの取込タイミングは、外部から与
えられるクロックext.CLKの立上がりエッジに対
して規定されている。図13において、tISはセット
アップ時間を示し、tIHはホールド時間を示してい
る。
【0004】入力されたアドレスは、入力初段に位置す
るコンパレータなどを含む入力バッファを通過し、適当
な内部レベルに変換され信号INTAとなる。信号IN
TAは、アドレスラッチにおいて一定期間ラッチされ
る。アドレスラッチのトリガ信号は、クロックext.
CLKから作られる内部クロックZCLKFである。ア
ドレスラッチの回路特性にも左右されるが、セットアッ
プ時間tISおよびホールド時間tIHは、主に信号I
NTAおよび内部クロックZCLKFの伝搬特性によっ
て決まる。
【0005】これらの信号の伝搬特性は、アドレスパッ
ドおよびクロックパッドからアドレスラッチまでの距離
に依存する。したがって、チップ内におけるアドレスラ
ッチの配置箇所が重要な意味を持つ。
【0006】図14は、従来の一般的なSDRAMのパ
ッド配置およびメモリアレイの配置を説明するための配
置図である。
【0007】図14を参照して、SDRAM500は、
メモリバンクA〜Dを含む。メモリバンクA〜Dは2行
2列に配置される。各メモリバンクは、ロウデコーダR
Dを中央に有し、両脇にメモリアレイと対応するコラム
デコーダ帯を有する。より具体的には、バンクAはメモ
リアレイ501と502とを含む。バンクBはメモリア
レイ503と504とを含む。バンクCは、メモリアレ
イ505,506を含む。バンクDは、メモリアレイ5
07,508を含む。
【0008】SDRAM500は、チップの短辺の中点
同士を結ぶ直線に沿って延在する中央領域を有し、その
中央領域に、アドレスパッド列514と制御信号パッド
列516とDQパッド列518とを含む。
【0009】バンクAとバンクBとの間にはDQパッド
列518が配置されている。バンクCとバンクDとの間
にはアドレスパッド列514と制御信号パッド列516
とが配置されている。
【0010】これらのパッド列の各パッド510のうち
入力信号を受けるパッドに対応して、入力初段512が
配置される。アドレス信号は、アドレスパッド列514
に対して端から順にアドレス信号A4,A3,A5,A
2,A6,A1,A7,A0,A8,A10,A9,B
A1,A11,BA0,A12の順で各ビットが対応付
けられている。そしてこれらアドレスパッド列から入力
されたアドレスは入力初段512を通り信号INTAと
なりアドレスラッチ回路538に入力される。
【0011】また、制御信号パッド列516の中にはク
ロック信号CLKを受けるパッドが含まれており、クロ
ックCLKは入力初段を介し内部クロックZCLKFと
なりアドレスラッチ回路538に入力される。
【0012】図15は、図14におけるアドレスラッチ
回路538の構成を示した図である。
【0013】図15を参照して、アドレスラッチ回路5
38は各アドレス信号のビットに対応するアドレスラッ
チ538.0〜538.14を含む。より具体的には、
アドレスラッチ538.0〜538.12は、アドレス
信号INTA_A0〜INTA_A12をそれぞれ受け
て、信号ADD<0>〜ADD<12>を出力する。ア
ドレスラッチ538.13〜538.14は、アドレス
信号INTA_BA0,INTA_BA1をそれぞれ受
けて、信号BADD<0>,BADD<1>を出力す
る。
【0014】アドレスラッチ回路538は、さらに、内
部クロック信号ZCLKFを受け、各アドレスラッチに
対して内部アドレス信号INTAを取込むための基準と
なるクロック信号CLKAを発生するインバータ540
を含む。インバータ540は、アドレスラッチのクロッ
ク入力ノードが複数接続された負荷容量の大きい内部ノ
ードを駆動する。
【0015】図16は、図15におけるアドレスラッチ
538.0の構成を示した回路図である。
【0016】図16を参照して、アドレスラッチ53
8.0は、クロック信号CLKAを受けて反転するイン
バータ552と、信号INTAを受けて反転するインバ
ータ554と、電源電位と接地電位との間に直列に接続
されるPチャネルMOSトランジスタ556,558,
NチャネルMOSトランジスタ560,562とを含
む。PチャネルMOSトランジスタ556,558のゲ
ートは、それぞれインバータ554の出力、クロック信
号CLKAを受ける。NチャネルMOSトランジスタ5
60,562は、それぞれゲートにインバータ552,
554の出力を受ける。
【0017】アドレスラッチ538.0は、さらに、N
チャネルMOSトランジスタ560のドレインに入力が
接続されるインバータ564,568と、インバータ5
68の出力を受けてインバータ568の入力に帰還させ
るクロックドインバータ570と、インバータ564の
出力を受けて信号ADDを出力するインバータ566と
を含む。クロックドインバータ570は、クロック信号
CLKAの活性化に応じて活性化される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】再び図14を参照し
て、アドレスパッド例514は、一直線状に配置され、
アドレスパッド列長が長くなっている。この場合にアド
レスラッチ回路538のようにすべてのアドレスラッチ
を一箇所に集中配置すると、入力初段からアドレスラッ
チ回路538までの経路すなわち信号INTAが伝達さ
れる経路長がアドレスのビットにより大きく異なってし
まう。したがって、アドレスのビット間でセットアップ
時間やホールド時間のばらつきが発生する。
【0019】なお、パッドごとにアドレスラッチを個別
に配置することも考えられるが、この場合には、内部ク
ロック信号ZCLKFの伝搬時間がアドレスのビットご
とに異なってしまうため、結局同様にアドレスのビット
間でセットアップ時間やホールド時間のばらつきが発生
する結果となる。
【0020】このような問題点を原理的に解決するに
は、第1にアドレスパッド列の長さを短くすることが重
要である。1つの方法として、アドレスパッドを2列以
上に分けて配置することが考えられる。
【0021】しかし、図14に示す一般的な2行2列に
メモリバンクを配置する構成の場合には、パッドを2列
配置することは、チップ短辺の中点同士を結ぶ直線に沿
って延在する周辺回路帯幅を増大させ、ひいてはチップ
短辺長を大幅に増やしてしまい、ウェハ当たりのチップ
の取れ数を激減させてしまう。したがって半導体記憶装
置のコストが増加するので、アドレスパッドを多列化す
ることは、少なくともメモリバンクを2行2列に配置す
る構成の量産対応チップにおいては実質的に無理であっ
た。
【0022】従来、シンクロナスダイナミックランダム
アクセスメモリ(SDRAM)に代表されるダイナミッ
クランダムアクセスメモリ(DRAM)の記憶容量は主
に2のn乗ビットであった。この容量を実現するため
に、DRAMのメモリアレイまたはバンクは2×2構
成、つまり2行2列に配置される構成を取ることが主流
であった。
【0023】しかし、3年の期間でメモリ容量が4倍の
新規DRAMを開発するという従来のトレンドに沿った
メモリ容量の向上が、近年は技術的に難しくなってい
る。その一方、インターネットの普及など情報通信産業
の拡大に伴い、市場では旺盛なメモリ容量の需要が存在
する。このような状況下で、従来のトレンドから外れた
2の(2n+1)乗ビットの容量を持つDRAMが開発
されるケースが生じてきている。こうしたDRAMで
は、従来主流であった2行2列の配置構成ではなく、メ
モリアレイの変則的な配置構成を取ることも考えられ
る。
【0024】たとえば、512Mビットの容量を持つD
RAMは、メモリアレイが3行3列の領域に配置され
る。第2行第2列の中央の領域は周辺回路やパッドが配
置される領域であり、メモリアレイは中央の周辺回路領
域を取囲むように配置されている。このような場合に
は、周辺回路領域の幅が広いため、パッドを多列化して
もチップ短辺長に全く影響を与えることはない。
【0025】従来においても、周辺回路領域にパッドを
2列に配置したものはあった。しかし、アドレスビット
間でのセットアップ時間やホールド時間のばらつきを抑
制するためのアドレスラッチの配置に関しては特に議論
されておらず、セットアップ時間やホールド時間の特性
を改善するための方策やラッチされた後の信号配分につ
いては未検討であった。
【0026】また、2行2列にメモリバンクを配置する
構成を含め、アドレスラッチに入る信号の伝搬特性の改
善に関し、従来では、複数の信号INTAが互いに干渉
しないように隣接させないようにする、信号INTAの
バッファサイズをアドレスごとに変えるなどの工夫はな
されていた。しかし、配線の寄生抵抗および寄生容量に
よる遅延時間がアドレスごとに異なるので、アドレスラ
ッチへの到達時間差の発生は避けることができなかっ
た。
【0027】この発明の目的は、外部クロックに同期し
て動作する半導体記憶装置において、特にメモリアレイ
が、周辺回路を配置するチップ中央の領域を取囲むよう
に配置されている場合に、アドレスラッチの配置を最適
化することでセットアップ時間およびホールド時間の特
性を改善することである。
【0028】また、この発明の他の目的は、アドレスラ
ッチに入る信号の伝搬特性まで考慮することにより、さ
らなるセットアップ時間およびホールド時間の特性の改
善を実現することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
記憶装置は、半導体基板の主表面のメモリ領域に形成さ
れる半導体記憶装置であって、メモリ領域内の中央領域
に各々が集合して配置され、外部から与えられるアドレ
ス信号のビットを分担して受ける複数の端子群と、中央
領域に配置され、外部から与えられるクロック信号を受
けるクロック端子と、中央領域内において、複数の端子
群から実質的に等しい距離となる位置に配置され、アド
レス信号をクロック信号に応じてラッチするアドレスラ
ッチ回路と、メモリ領域内において中央領域を取り囲む
周囲領域に配置され、アドレスラッチ回路の出力に応じ
てデータ授受を行なう複数のメモリブロックとを備え
る。
【0030】請求項2に記載の半導体記憶装置は、請求
項1に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、複数の端
子群は、第1の線に沿って配列される第1の端子群と、
第1の線と平行な第2の線に沿って配列される第2の端
子群とを含み、アドレスラッチ回路は、第1、第2の線
に平行で、かつ、第1、第2の線から等距離に位置する
第3の線上に配置される。
【0031】請求項3に記載の半導体記憶装置は、請求
項2に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、第2の端
子群は、第1の端子群に含まれる複数の第1の端子とそ
れぞれ第3の線に対して対称な位置に配置される複数の
第2の端子を含み、複数の第1の端子にそれぞれ接続さ
れ、対応する端子からの入力信号を増幅する複数の第1
の入力バッファ回路と、複数の第1の入力バッファ回路
の出力をそれぞれアドレスラッチ回路に伝達する複数の
第1の配線と、複数の第1の入力バッファ回路とそれぞ
れ第3の線に対して対称な位置に配置され、複数の第2
の端子にそれぞれ接続され、対応する端子からの入力信
号を増幅する複数の第2の入力バッファ回路と、複数の
第1の配線の経路とそれぞれ第3の線に対して対称とな
る経路に配置され、複数の第2の入力バッファ回路の出
力をそれぞれアドレスラッチ回路に伝達する複数の第2
の配線とをさらに備える。
【0032】請求項4に記載の半導体記憶装置は、請求
項2に記載の半導体記憶装置の構成において、アドレス
ラッチ回路は、第3の線上において、クロック端子との
距離が最短となるように配置される。
【0033】請求項5に記載の半導体記憶装置は、請求
項2に記載の半導体記憶装置の構成において、アドレス
ラッチ回路は、第3の線上において、第1の端子群から
アドレスラッチ回路まで信号伝達をする複数の経路の長
さの平均が最短となるように配置される。
【0034】請求項6に記載の半導体記憶装置は、請求
項1に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、アドレス
ラッチ回路は、アドレス信号の複数のビットをそれぞれ
受ける複数のラッチ回路と、複数のラッチ回路と近接し
て配置され、クロック端子を介して与えられた内部クロ
ック信号を複数のラッチ回路に与えるために増幅するク
ロックバッファ回路とを含む。
【0035】請求項7に記載の半導体記憶装置は、請求
項1に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、端子群か
らアドレスラッチ回路にアドレスビットを伝達する複数
の経路上にそれぞれ設けられる複数の配線をさらに備
え、各複数の配線は、対応する端子からアドレスラッチ
回路に至るまでの経路の長さに応じて定められる、配線
幅および隣接配線との配線間隔を有する。
【0036】請求項8に記載の半導体記憶装置は、請求
項1に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、端子群か
らアドレスラッチ回路にアドレスビットを伝達する複数
の経路上にそれぞれ設けられる複数の入力バッファをさ
らに備え、各入力バッファの駆動能力は、対応する端子
からアドレスラッチ回路に至るまでの経路の長さに応じ
て定められる。
【0037】請求項9に記載の半導体記憶装置は、半導
体基板の主表面のメモリ領域に形成される半導体記憶装
置であって、メモリ領域内の中央領域に各々が集合して
配置され、外部から与えられるアドレス信号のビットを
分担して受ける複数の端子群と、中央領域に配置され、
外部から与えられるクロック信号を受けるクロック端子
と、中央領域内において、複数の端子群からそれぞれ実
質的に等しい距離となる位置に配置され、アドレス信号
をクロック信号に応じてラッチする複数のアドレスラッ
チ回路と、メモリ領域内において中央領域を取り囲む周
囲領域に配置され、複数のアドレスラッチ回路の出力に
応じてデータ授受を行なう複数のメモリブロックとを備
える。
【0038】請求項10に記載の半導体記憶装置は、請
求項9に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、複数の
端子群は、第1の線に沿って配列される第1の端子群
と、第1の線と平行な第2の線に沿って配列される第2
の端子群とを含み、複数のアドレスラッチ回路は、第1
の線に平行で、かつ、第1の線から所定の距離に位置す
る第3の線上に配置される第1のアドレスラッチ回路
と、第2の線に平行で、かつ、第2の線から所定の距離
に位置する第4の線上に配置される第2のアドレスラッ
チ回路とを含む。
【0039】請求項11に記載の半導体記憶装置は、請
求項10に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、第2
のアドレスラッチ回路は、第1、第2の線から等しい距
離にある第5の線に対して、第1のアドレスラッチ回路
と対称な位置に配置され、第2の端子群は、第5の線に
対して、第1の端子群に含まれる複数の第1の端子とそ
れぞれ対称な位置に配置される複数の第2の端子を含
み、複数の第1の端子にそれぞれ接続され、対応する端
子からの入力信号を増幅する複数の第1の入力バッファ
回路と、複数の第1の入力バッファ回路の出力をそれぞ
れ第1のアドレスラッチ回路に伝達する複数の第1の配
線と、複数の第1の入力バッファ回路とそれぞれ第5の
線に対して対称な位置に配置され、複数の第2の端子に
それぞれ接続され、対応する端子からの入力信号を増幅
する複数の第2の入力バッファ回路と、複数の第1の配
線の経路とそれぞれ第5の線に対して対称となる経路に
配置され、複数の第2の入力バッファ回路の出力をそれ
ぞれ第2のアドレスラッチ回路に伝達する複数の第2の
配線とをさらに備える。
【0040】請求項12に記載の半導体記憶装置は、請
求項10に記載の半導体記憶装置の構成において、クロ
ック端子から第1のアドレスラッチ回路にクロック信号
を伝達する経路の第1の経路長は、クロック端子から第
2のアドレスラッチ回路にクロック信号を伝達する経路
の第2の経路長と等しく、第1、第2のアドレスラッチ
回路は、第3、第4の線上において、第1、第2の経路
長の和が最短となるように配置される。
【0041】請求項13に記載の半導体記憶装置は、請
求項10に記載の半導体記憶装置の構成において、第1
のアドレスラッチ回路は、第3の線上において、第1の
端子群から第1のアドレスラッチ回路まで信号伝達をす
る複数の経路の長さの平均が最短となるように配置され
る。
【0042】請求項14に記載の半導体記憶装置は、請
求項9に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、各複数
のアドレスラッチ回路は、アドレス信号の複数のビット
のうち、対応する端子群が分担するビットをそれぞれ受
ける複数のラッチ回路と、複数のラッチ回路と近接して
配置され、クロック端子を介して与えられた内部クロッ
ク信号を複数のラッチ回路に与えるために増幅するクロ
ックバッファ回路とを含む。
【0043】請求項15に記載の半導体記憶装置は、請
求項9に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、各端子
群から各端子群に対応するアドレスラッチ回路にアドレ
スビットを伝達する複数の経路上にそれぞれ設けられる
複数の配線をさらに備え、各複数の配線は、対応する端
子からアドレスラッチ回路に至るまでの経路の長さに応
じて定められる、配線幅および隣接配線との配線間隔を
有する。
【0044】請求項16に記載の半導体記憶装置は、請
求項9に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、各端子
群から各端子群に対応するアドレスラッチ回路にアドレ
スビットを伝達する複数の経路上にそれぞれ設けられる
複数の入力バッファをさらに備え、各入力バッファの駆
動能力は、対応する端子からアドレスラッチ回路に至る
までの経路の長さに応じて定められる。
【0045】請求項17に記載の半導体記憶装置は、外
部から与えられるアドレス信号のビットを分担して受け
る複数の端子と、アドレス信号をラッチするアドレスラ
ッチ回路と、アドレスラッチ回路の出力に応じてデータ
授受を行なう複数のメモリブロックと、複数の端子から
アドレスラッチ回路にアドレスビットを伝達する複数の
経路上にそれぞれ設けられる複数の配線とを備え、各複
数の配線は、対応する端子からアドレスラッチ回路に至
るまでの経路の長さに応じて定められる、配線幅および
隣接配線との配線間隔を有する。
【0046】請求項18に記載の半導体記憶装置は、請
求項17に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、複数
の端子からアドレスラッチ回路にアドレスビットを伝達
する複数の経路上にそれぞれ設けられる複数の入力バッ
ファをさらに備え、各入力バッファの駆動能力は、対応
する端子からアドレスラッチ回路に至るまでの経路の長
さに応じて定められる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
同一符号は同一または相当部分を示す。
【0048】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態の半導体記憶装置1の概略構成を示すブロック図で
ある。
【0049】図1を参照して、半導体記憶装置1は、各
々が行列状に配列される複数のメモリセルを有するメモ
リアレイバンクA〜Dと、外部から与えられるアドレス
信号A0〜A12およびバンクアドレス信号BA0〜B
A1をクロック信号ZCLKFに同期して取込み、内部
行アドレス、内部列アドレスおよび内部バンクアドレス
を出力するアドレスバッファ2と、外部からクロック信
号CLKおよびクロックイネーブル信号CKEを受けて
半導体記憶装置内部で用いられるクロック信号ZCLK
F、CLKQを出力するクロックバッファ4と、外部か
ら与えられる制御信号/CS、/RAS、/CAS、/
WEおよびマスク信号DQMU/Lをクロック信号ZC
LKFに同期して取込む制御信号入力バッファ6とを含
む。
【0050】半導体記憶装置1は、さらに、アドレスバ
ッファ2から内部アドレス信号int.A0〜int.
A12および内部バンクアドレス信号int.BA0〜
int.BA1を受け、かつ、制御信号入力バッファ6
からクロック信号に同期化された制御信号int.RA
S、int.CAS、int.WEを受けてクロック信
号ZCLKFに同期して各ブロックに制御信号を出力す
るコントロール回路と、コントロール回路で認識された
動作モードを保持するモードレジスタとを含む。図1に
おいては、コントロール回路とモードレジスタとを1つ
のブロック8で示す。
【0051】コントロール回路は、内部バンクアドレス
信号int.BA0、int.BA1をデコードするバ
ンクアドレスデコーダと制御信号int.RAS、in
t.CAS、int.WEを受けてデコードするコマン
ドデコーダとを含んでいる。
【0052】半導体記憶装置1は、さらに、メモリアレ
イバンクA〜Dにそれぞれ対応して設けられ、アドレス
バッファ2から与えられた行アドレス信号Xをデコード
する行デコーダとこの行デコーダの出力信号に従ってメ
モリアレイバンクA〜Dの内部のアドレス指定された行
(ワード線)を選択状態へ駆動するためのワードドライ
バとを含む。図1では、行デコーダとワードドライバを
まとめてブロック10#0〜10#3として示す。
【0053】半導体記憶装置1は、さらに、アドレスバ
ッファ2から与えられた内部列アドレス信号Yをデコー
ドして列選択信号を発生する列デコーダ12#0〜12
#3と、メモリアレイバンクA〜Dの選択行に接続され
るメモリセルのデータの検知および増幅を行なうセンス
アンプ16#0〜16#3とをさらに含む。
【0054】半導体記憶装置1は、さらに、外部から書
込データを受けて内部書込データを生成する入力バッフ
ァ22と、入力バッファ22からの内部書込データを増
幅して選択メモリセルへ伝達するライトドライバと、選
択メモリセルから読出されたデータを増幅するプリアン
プと、このプリアンプからのデータをさらにバッファ処
理して外部に出力する出力バッファ20とを含む。
【0055】プリアンプおよびライトドライバはメモリ
アレイバンクA〜Dに対応してそれぞれ設けられてい
る。図1では、プリアンプとライトドライバは1つのブ
ロックとしてブロック18#0〜18#3として示され
る。
【0056】なお、入力バッファ22および出力バッフ
ァ20はクロックバッファ4からクロック信号CLKQ
を受けてこれに同期してデータ入出力端子DQ0〜DQ
15を介して外部とデータを授受する。
【0057】図2は、実施の形態1の半導体記憶装置の
メモリアレイ等の配置を説明するための配置図である。
【0058】図2を参照して、半導体記憶装置100
は、3行3列の領域に分割される。第2行第2列の中央
領域CENを取囲むようにメモリアレイ101〜108
が配置される変則的なメモリアレイの配置がとられてい
る。
【0059】半導体記憶装置100は、4つのバンクす
なわちバンクA〜Dを含む。バンクAは、メモリアレイ
101、102を含み、バンクBは、メモリアレイ10
3、104を含む。バンクCは、メモリアレイ105、
106を含み、バンクDは、メモリアレイ107、10
8を含む。各メモリアレイ101〜108の容量は64
Mビットであり、各バンクの容量は、128Mビットで
ある。
【0060】メモリセルの単位ユニットの形状に起因し
て、複数のメモリセルが行列上に配列される各メモリア
レイは、短辺をLとすると長辺がほぼ2Lのサイズの長
方形の形状を有している。各メモリアレイに対応して、
一方の短辺に沿ってコラムデコーダ帯CPWが設けられ
る。コラムデコーダ帯CPWにはコラムデコーダの他に
プリアンプおよびライトドライバが含まれている。ま
た、各メモリアレイに対応して一方の長辺に沿ってロウ
デコーダ帯RDが設けられる。
【0061】第1行第1列,第1行第2列,第1行第3
列の領域にはそれぞれメモリアレイ101,108,1
07が配置されている。第2行第1列、第2行第3列の
領域にはそれぞれメモリアレイ102,106が配置さ
れている。第3行第1列、第3行第2列、第3行第3列
の領域にはそれぞれメモリアレイ103,104,10
5が配置されている。
【0062】メモリアレイ101に対応するコラムデコ
ーダ帯CPWは、メモリアレイ101の第1行第2列の
領域に近い方の短辺に沿って配置される。メモリアレイ
101に対応するロウデコーダ帯RDは、メモリアレイ
101の第2行第1列の領域に近い方の長辺に沿って配
置される。
【0063】メモリアレイ108に対応するコラムデコ
ーダ帯CPWは、メモリアレイ108の第1行第3列の
領域に近い方の短辺に沿って配置される。メモリアレイ
108に対応するロウデコーダ帯RDは、メモリアレイ
108の第2行第2列の領域に近い方の長辺に沿って配
置される。
【0064】メモリアレイ107に対応するコラムデコ
ーダ帯CPWは、メモリアレイ107の第1行第2列の
領域に近い方の短辺に沿って配置される。メモリアレイ
107に対応するロウデコーダ帯RDは、メモリアレイ
107の第2行第3列の領域に近い方の長辺に沿って配
置される。
【0065】メモリアレイ102に対応するコラムデコ
ーダ帯CPWは、メモリアレイ102の第2行第2列の
領域に近い方の短辺に沿って配置される。メモリアレイ
102に対応するロウデコーダ帯RDは、メモリアレイ
102の第1行第1列の領域に近い方の長辺に沿って配
置される。
【0066】メモリアレイ106に対応するコラムデコ
ーダ帯CPWは、メモリアレイ106の第2行第2列の
領域に近い方の短辺に沿って配置される。メモリアレイ
106に対応するロウデコーダ帯RDは、メモリアレイ
106の第3行第3列の領域に近い方の長辺に沿って配
置される。
【0067】メモリアレイ103に対応するコラムデコ
ーダ帯CPWは、メモリアレイ103の第3行第2列の
領域に近い方の短辺に沿って配置される。メモリアレイ
103に対応するロウデコーダ帯RDは、メモリアレイ
103の第2行第1列の領域に近い方の長辺に沿って配
置される。
【0068】メモリアレイ104に対応するコラムデコ
ーダ帯CPWは、メモリアレイ104の第3行第1列の
領域に近い方の短辺に沿って配置される。メモリアレイ
104に対応するロウデコーダ帯RDは、メモリアレイ
104の第2行第2列の領域に近い方の長辺に沿って配
置される。
【0069】メモリアレイ105に対応するコラムデコ
ーダ帯CPWは、メモリアレイ105の第3行第2列の
領域に近い方の短辺に沿って配置される。メモリアレイ
105に対応するロウデコーダ帯RDは、メモリアレイ
105の第2行第3列の領域に近い方の長辺に沿って配
置される。
【0070】中央領域CENには、中央領域の長辺に沿
ってパッド列PD1、PD2が配置されている。また、
中央領域の短辺に沿って制御信号を発生する回路を配置
する領域CROSSが設けられている。
【0071】図3は、図2におけるパッド列PD1,P
D2の配置をより詳細に示した図である。
【0072】図3を参照して、アドレスパッド群120
は、パッド列PD1の一部であるパッド列120.1と
パッド列PD2の一部であるパッド列120.2とを含
む。パッド列120.1は、パッド列PD1の端部から
順にアドレスビットA3,A2,A1,A0,A10,
BA1,BA0をそれぞれ受けるパッドを含んでいる。
パッド列120.2は、パッド列PD2の端部から順に
アドレスビットA4,A5,A6,A7,A8,A9,
A11,A12をそれぞれ受けるパッドを含んでいる。
【0073】制御信号パッド群122は、パッド列PD
1の一部分であるパッド列122.1と、パッド列PD
2の一部分であるパッド列122.2とを含む。なお、
パッド列122.2にはクロック信号CLKを受けるパ
ッドが含まれている。
【0074】DQパッド群124は、パッド列PD1の
一部分であるパッド列124.1と、パッド列PD2の
一部分であるパッド列124.2とを含む。
【0075】図4は、実施の形態1におけるアドレスラ
ッチ回路138の配置例130を説明するための図であ
る。
【0076】図4を参照して、配置例130では、クロ
ック信号CLKを受けるパッドはチップのほぼ中央に配
置される。これは、標準化されたピン配置に従う限り、
クロック信号CLKを受けるパッドはチップ中央に近く
配置されるからである。各アドレスパッドの近傍に入力
初段132、134が設けられている。入力初段13
2、134は、入力レベルをコンパレータなどで適正化
し内部に伝達する入力バッファを含む。
【0077】アドレスラッチ回路138は、第1のパッ
ド列と第2のパッド列にともに平行で、かつ、第1、第
2のパッド列から等距離にある線X1上に配置される。
【0078】理想的には、アドレスラッチ回路138の
中心が線X1上に位置することが望ましいが、少なくと
もアドレスラッチ回路138の配置領域の一部分を線X
1が横切るように配置されていれば、アドレスの伝達経
路の長さの平均化に効果がある。
【0079】これにより入力初段132からアドレスラ
ッチ回路138への信号INTAを伝達する配線の長さ
と入力初段134からアドレスラッチ回路へ信号を伝達
する配線の長さのばらつきが少なくなる。また、線X1
上において、クロック信号を受けるパッドおよびパッド
近傍に配置される入力初段136に最も近くなるように
アドレスラッチ回路138が配置されている。したがっ
て、アドレスラッチ回路138の中に集中的に配置され
るアドレスラッチに対するクロック信号ZCLKFの伝
搬時間が短くなる。
【0080】図5は、図4に示したアドレスラッチ回路
138の構成を示したブロック図である。
【0081】図5を参照して、アドレスラッチ回路13
8は、各アドレス信号のビットに対応するアドレスラッ
チ138.0〜138.14を含む。より具体的には、
アドレスラッチ138.0〜138.12は、アドレス
信号INTA_A0〜INTA_A12をそれぞれ受け
て、信号ADD<0>〜ADD<12>を出力する。ア
ドレスラッチ138.13〜138.14は、アドレス
信号INTA_BA0,INTA_BA1をそれぞれ受
けて、信号BADD<0>,BADD<1>を出力す
る。
【0082】アドレスラッチ回路138は、さらに、内
部クロック信号ZCLKFを受け、各アドレスラッチに
対して内部アドレス信号INTAを取込むための基準と
なるクロック信号CLKAを発生するインバータ139
を含む。インバータ139は、アドレスラッチのクロッ
ク入力ノードが複数接続された負荷容量の大きい内部ノ
ードを駆動する。
【0083】図6は、図5におけるアドレスラッチ13
8.0の構成を示した回路図である。
【0084】図6を参照して、アドレスラッチ138.
0は、クロック信号CLKAを受けて反転するインバー
タ252と、信号INTA_A0を受けて反転するイン
バータ254と、電源電位と接地電位との間に直列に接
続されるPチャネルMOSトランジスタ256,25
8,NチャネルMOSトランジスタ260,262とを
含む。PチャネルMOSトランジスタ256,258の
ゲートは、それぞれインバータ254の出力、クロック
信号CLKAを受ける。NチャネルMOSトランジスタ
260,262は、それぞれゲートにインバータ25
2,254の出力を受ける。
【0085】アドレスラッチ138.0は、さらに、N
チャネルMOSトランジスタ260のドレインに入力が
接続されるインバータ264,268と、インバータ2
68の出力を受けてインバータ268の入力に帰還させ
るクロックドインバータ270と、インバータ264の
出力を受けて信号ADDを出力するインバータ266と
を含む。クロックドインバータ270は、クロック信号
CLKAの活性化に応じて活性化される。
【0086】図7は、アドレスラッチ回路の第2の配置
例140を説明するための図である。
【0087】図7を参照して、配置例140では、アド
レスラッチ回路148は、パッド列120.1,12
0.2から等距離にある線X1上に配置される点は図4
と同様であるが、さらに、アドレスパッド群に含まれる
パッド列120.2の中点を通り線X1に直交する線X
2上にも配置される点が、図4の場合と異なる。
【0088】線X2上にアドレスラッチ回路148を配
置すれば、パッド群120.2からアドレスラッチ回路
148に至る複数の入力信号の経路が平均化される。な
お、パッド群120.2からアドレスラッチ回路148
に至る複数の入力信号の経路も、パッド群120.2か
らの経路に準じて平均化を図ることができる。
【0089】アドレスごとの信号INTAを伝達する配
線長の差が小さくできるので、セットアップ時間やホー
ルド時間のばらつきを図4に示した配置例130よりも
さらにに低減することができる。また、クロック信号Z
CLKFを伝達する配線長と信号INTAを伝達する配
線の平均長との差が小さいので、セットアップ時間やホ
ールド時間を調整するための遅延素子の数を減らすこと
ができる。
【0090】図4に示した配置例130、図7に示した
配置例140のいずれの場合であっても、クロック信号
ZCLKFの波形はなまる。配線寄生容量や信号ZCL
KFを受けるゲート容量が大きいので、信号ZCLKF
で駆動する負荷が大きいからである。したがって、ラッ
チ特性の悪化を防止するため、図5に示したように複数
のアドレスラッチの近傍でクロック信号ZCLKFをイ
ンバータ等でバッファすることによりアドレスラッチに
入るクロック信号の波形のなまりを抑える。
【0091】以上説明したように、各パッド列から等距
離になるようにアドレスラッチ回路を配置することで、
パッド列が異なることによるセットアップ時間やホール
ド時間のばらつきを低減することができる。さらに、必
要に応じてアドレスラッチ回路の位置をアドレスパッド
が設けられている領域とクロックパッドが設けられてい
る領域の近傍へ変化させることによりセットアップ時間
やホールド時間のさらなる低減が可能となる。
【0092】[実施の形態2]実施の形態1では、パッ
ド列間のセンスアンプ時間やホールド時間のばらつきの
発生を抑えるため、両パッド列から等距離な位置に集中
的にアドレスラッチを配置した。ただしアドレスラッチ
の全体を一箇所に集中配置する必要はない。
【0093】図8は、実施の形態2のアドレスラッチ回
路の配置例150を示す図である。図8を参照して、配
置例150では、アドレスラッチ回路はアドレスパッド
列120.1に対応するアドレスラッチ回路152とア
ドレスパッド列120.2に対応するアドレスラッチ回
路154とに分割配置されている。
【0094】この配置では、アドレスビットA3がパッ
ドから入力初段132を経由してアドレスラッチ回路1
52に伝達される経路は、アドレスビットA4がパッド
から入力初段134を介してアドレスラッチ回路154
に入力される経路と経路長が等しくかつ両パッド列の中
間に両パッド列に平行に引いた線X1に対してミラー対
称になっている。
【0095】同様にアドレスビットA2,A1,A0,
A10,BA1,BA0がそれぞれ伝達される経路は、
アドレスビットA5,A6,A7,A8,A9,A11
が伝達される経路と線X1に対してミラー対称になって
いる。また、クロック信号CLKがアドレスラッチ回路
152,154にそれぞれ伝達される経路は経路長が等
しくなるように考慮されている。すなわち、クロック信
号CLKはパッドおよび入力初段136を介してまずア
ドレスラッチ回路152とアドレスラッチ回路154か
ら等距離にある線X1上の点まで伝達され、そこからア
ドレスラッチ回路152に対する分岐とアドレスラッチ
回路154に対する分岐とが設けられる。
【0096】なお、アドレスラッチ回路152、154
は、それぞれ図5に示した構成と同様な構成を有してお
り説明は繰返さない。但し、アドレスビットは、半分ず
つになっており、対応するラッチ回路も半分になってい
る。クロックをラッチ回路近傍で増幅するインバータ
は、アドレスラッチ回路152、154の各々に含まれ
ている。
【0097】図9は、実施の形態2における第2の配置
例160を説明するための図である。
【0098】図9を参照して、配置例160では、アド
レスラッチ回路162はアドレスパッド列120.1よ
りに設けられ、アドレスラッチ回路164はアドレスパ
ッド列120.2よりに設けられる。アドレスラッチ回
路162とアドレスラッチ回路164とは、線X1に対
して対称となる位置に配置されている。
【0099】また、アドレスラッチ回路162とアドレ
スラッチ回路164は、共にアドレスパッド群に含まれ
るパッド列120.2の中点を通り線X1に直交する線
X2上に配置される。
【0100】アドレスラッチ回路164に各パッドから
アドレス信号が伝達される経路について説明する。アド
レスビットA4が入力初段134を介してアドレスラッ
チ回路164に到達する経路はアドレスビットA12が
パッドおよび入力初段134を介してアドレスラッチ回
路164に到達する経路と経路長が等しくなるように考
慮されている。同様にアドレスビットA5が伝達される
経路はアドレスビットA11が伝達される経路と経路長
が等しくなるように考慮されている。アドレスビットA
6、A7についても、同様にアドレスビットA9、A8
の伝達経路と経路長がそれぞれ等しくなるように考慮さ
れている。
【0101】線X2上にアドレスラッチ回路164を配
置すれば、パッド群120.2からアドレスラッチ回路
164に至る複数の入力信号の経路が平均化される。な
お、パッド群120.2からアドレスラッチ回路162
に至る複数の入力信号の経路も、パッド群120.2か
らアドレスラッチ回路164に至る経路に準じて平均化
を図ることができる。
【0102】また、クロック信号CLKが入力初段13
6を経由して伝達される経路はアドレスラッチ回路16
2、164から等距離にある線X1上の所定の点まで伝
達された後に、そこからアドレスラッチ回路162、1
64に対する分岐がそれぞれ設けられる。
【0103】なお、アドレスラッチ回路162、164
は、それぞれ図5に示した構成と同様な構成を有してお
り説明は繰返さない。但し、アドレスビットは、半分ず
つになっており、対応するラッチ回路も半分になってい
る。クロックをラッチ回路近傍で増幅するインバータ
は、アドレスラッチ回路162、164の各々に含まれ
ている。
【0104】図8、図9の関係は図4と図7との関係に
対応している。図8よりも図9に示した配置例の方が信
号INTAが伝達される経路長が短くできるので、アド
レスパッド間のセットアップ時間やホールド時間のばら
つきが一層低減される。
【0105】実施の形態2のアドレスラッチ配置の利点
は、信号INTAが伝達される経路が短いために、信号
INTAにノイズが乗りにくいことと信号INTAをバ
ッファするため各アドレスパッドに配置されるバッファ
サイズを小さくできることである。
【0106】以上説明したように、各パッド列ごとにラ
ッチを集中配置したアドレスラッチ回路を設け、かつ、
各パッド列と対応するアドレスラッチ回路との関係が、
各パッド列で同様となるように配置することで、パッド
列相互間のセットアップ時間やホールド時間のばらつき
を低減できる。さらに、必要に応じてアドレスラッチ位
置をアドレスパッド列の近傍からクロックパッドの近傍
まで変化させることによりセットアップ時間やホールド
時間のばらつきをさらに低減させることが可能となる。
【0107】[実施の形態3]実施の形態1においてセ
ットアップ時間やホールド時間のばらつきに関して図7
で示した配置例140の方が図4で説明した配置例13
0よりも有利に見える理由は、アドレスビット間の信号
INTAが伝達される経路長の差が図7の配置例140
の方が小さいためであった。
【0108】これは、信号INTAを伝達する各配線の
単位長当たりの寄生抵抗Rpおよび寄生容量Cpがすべ
て同一の場合にいえることである。つまり、同じ配線幅
かつ同じピッチかつ同じ材料でこれらの配線が形成され
ている場合である。実施の形態2における図9の配置例
160に対しても同様のことがいえる。
【0109】そこで、アドレスラッチから遠いアドレス
パッドからの信号INTAを伝達する配線の寄生抵抗や
寄生容量が小さくなるようなレイアウトをすることが考
えられる。
【0110】図10は、寄生容量や寄生抵抗を小さくす
るようなレイアウトを説明するための図である。
【0111】図10を参照して、アドレスラッチ回路1
80に対して、近いパッド174と遠いパッド172と
がある場合を考える。パッド172に入力されたアドレ
ス信号は、パッド172近くに配置されるバッファ回路
173に入力される。バッファ回路173の出力は、配
線176によってアドレスラッチ回路180に伝達され
る。
【0112】同様に、パッド174に入力されたアドレ
ス信号は、パッド174近くに配置されるバッファ回路
175に入力される。バッファ回路175の出力は、配
線178によってアドレスラッチ回路180に伝達され
る。
【0113】配線176、178を工夫することで信号
の遅延量を調整することができる。また、配線経路の長
さに応じてバッファ回路173の駆動能力をバッファ1
75よりも大きくすれば、いっそう遅延量の調整に効果
がある。
【0114】図11は、図10における配線178の断
面を説明するための図である。図12は、図10におけ
る配線176の断面を説明するための図である。
【0115】図11、図12を参照して、配線178の
配線幅L1よりも配線176の配線幅L2は大きく設定
されている。また、配線178と隣接する配線194,
196との間の間隔S1は配線176と隣接配線20
4,206との間隔S2の方が大きく設定される。
【0116】すなわち、図10において配線長が長いほ
ど配線幅を太くして寄生抵抗Rpを下げる。配線幅が太
くなると、寄生容量のうち配線の上面と配線の下面に起
因する成分Cpsが増加するが、寄生容量Cpの側面成
分Cpmが存在するので、結局積Rp×Cpは小さくな
る。したがって伝搬遅延が低減される。
【0117】プロセスの微細化により設計ルールが細か
くなるほど配線幅に対する配線厚の比が大きくなるで、
寄生容量は側面成分が支配的になるので配線幅を太くす
ることによる遅延低減効果は大きいといえる。さらに、
複数の配線層を意図的に組合せて信号INTAを伝達す
る配線を形成し、その長さに応じて各配線層の利用比率
を変化させることで寄生抵抗Rpを変えることも考えら
れる。また、寄生容量Cpを低減させる方法として、信
号INTAを伝達する配線長が長いほど隣接配線との配
線間隔を広げることで側面成分Cpmを低減させること
や、意図的に上下面に他配線を通さないことで上下面成
分Cpsを低減させることなどが考えられる。
【0118】以上を実施の形態1、実施の形態2で示し
たアドレスラッチ回路の配置と組合せることで、図4の
ようにアドレスビットによってアドレスラッチまでの経
路長が異なる場合でもセットアップ時間やホールド時間
のばらつきを抑制することが可能となる。もちろん、図
7、図8、図9に示した配置例の場合であっても適用が
可能である。
【0119】また、従来に示したようなパッドが一列に
配列される場合であっても図10〜12で説明した発明
を適用することができる。具体的には、図14におい
て、アドレスビットA4が入力されるパッド510のよ
うに、遠い位置にあるパッドから信号をアドレスラッチ
回路538に伝達する配線を図10の配線176のよう
に配線幅および配線間隔を大きくしておく。一方、アド
レスビットA12が入力されるパッド510のように、
近い位置にあるパッドから信号をアドレスラッチ回路5
38に伝達する配線を図10の配線178のように配線
幅および配線間隔を小さくしておく。これにより、セッ
トアップ時間やホールド時間のばらつきを抑制すること
が可能となる。
【0120】さらに、アドレスパッドごとに信号INT
Aを駆動するバッファのドライブ能力を変えることも併
用して実施の形態1、実施の形態2で示したアドレスラ
ッチ回路の配置と組合せればより効果的である。たとえ
ば、図4や図8の場合であれば、アドレスビットA4か
らアドレスラッチ回路138、154までの経路は最も
長いので、入力初段134に含まれるバッファサイズを
最も大きくし、アドレスビットA5、A6、A7、A
8、A9、A11の順にバッファサイズを少しずつ小さ
くしていき、アドレスビットA12については、バッフ
ァサイズを最も小さくする。これにより、入力波形のな
まりによって生ずる遅延の平均化を図る上でより有利と
なる。
【0121】以上説明したように、アドレスパッドから
アドレスラッチまでの距離がアドレスビットごとに異な
る場合であっても、伝達経路の配線レイアウトをアドレ
スごとに最適化することで、アドレス間のセットアップ
時間やホールド時間のばらつきを低減することができ
る。
【0122】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0123】
【発明の効果】請求項1に記載の半導体記憶装置は、ア
ドレスが入力される端子とアドレスラッチ回路との経路
長の平均化を図ることができ、セットアップ時間やホー
ルド時間のばらつきを少なくすることができる。
【0124】請求項2〜5に記載の半導体記憶装置は、
請求項1に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加え
て、アドレス入力端子が2列である場合に、セットアッ
プ時間やホールド時間のばらつきを少なくすることがで
きる。
【0125】請求項6に記載の半導体記憶装置は、請求
項1に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加えて、ア
ドレスラッチ回路でのクロック波形が成形されるので、
アドレス信号を良好にラッチすることができる。
【0126】請求項7、8に記載の半導体記憶装置は、
請求項1に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加え
て、端子からアドレスラッチ回路までの経路長に応じ
て、さらにセットアップ時間やホールド時間のばらつき
を小さくすることができる。
【0127】請求項9に記載の半導体記憶装置は、アド
レスが入力される端子とアドレスラッチ回路との経路長
の平均化を図ることができ、セットアップ時間やホール
ド時間のばらつきを少なくすることができる。
【0128】請求項10〜13に記載の半導体記憶装置
は、請求項9に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加
えて、アドレス入力端子が2列である場合に、セットア
ップ時間やホールド時間のばらつきを少なくすることが
できる。
【0129】請求項14に記載の半導体記憶装置は、請
求項9に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加えて、
アドレスラッチ回路でのクロック波形が成形されるの
で、アドレス信号を良好にラッチすることができる。
【0130】請求項15、16に記載の半導体記憶装置
は、請求項9に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加
えて、端子からアドレスラッチ回路までの経路長に応じ
て、さらにセットアップ時間やホールド時間のばらつき
を小さくすることができる。
【0131】請求項17、18に記載の半導体記憶装置
は、端子からアドレスラッチ回路までの経路長に応じ
て、さらにセットアップ時間やホールド時間のばらつき
を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の半導体記憶装置1の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1の半導体記憶装置のメモリアレ
イ等の配置を説明するための配置図である。
【図3】 図2におけるパッド列PD1,PD2の配置
をより詳細に示した図である。
【図4】 実施の形態1におけるアドレスラッチ回路1
38の配置例130を説明するための図である。
【図5】 図4に示したアドレスラッチ回路138の構
成を示したブロック図である。
【図6】 図5におけるアドレスラッチ138.0の構
成を示した回路図である。
【図7】 アドレスラッチ回路の第2の配置例140を
説明するための図である。
【図8】 実施の形態2のアドレスラッチ回路の配置例
150を示す図である。
【図9】 実施の形態2における第2の配置例160を
説明するための図である。
【図10】 寄生容量や寄生抵抗を小さくするようなレ
イアウトを説明するための図である。
【図11】 図10における配線178の断面を説明す
るための図である。
【図12】 図10における配線176の断面を説明す
るための図である。
【図13】 従来のSDRAMに入力される外部クロッ
クext.CLKと外部アドレスext.Addとの関
係を示すタイミング図である。
【図14】 従来の一般的なSDRAMのパッド配置お
よびメモリアレイの配置を説明するための配置図であ
る。
【図15】 図14におけるアドレスラッチ回路538
の構成を示した図である。
【図16】 図15におけるアドレスラッチ538.0
の構成を示した回路図である。
【符号の説明】
1,100 半導体記憶装置、2 アドレスバッファ、
4 クロックバッファ、6 制御信号入力バッファ、
8,10,18 ブロック、12 列デコーダ、16
センスアンプ、20 出力バッファ、22 入力バッフ
ァ、101〜108 メモリアレイ、120 アドレス
パッド群、120.1,120.2,122.1,12
2.2 パッド列、122 制御信号パッド群、13
0,140,150,160 配置例、132,13
4,136 入力初段、138,148,152,15
4,162,164,180 アドレスラッチ回路、1
39,252,254,260,264,266,26
8 インバータ、270 クロックドインバータ、17
2,174 パッド、176,178,179,19
4,196 配線、256,258,260,262
トランジスタ、204,206 隣接配線、A〜D メ
モリアレイバンク、CEN 中央領域、CPW コラム
デコーダ帯、PD1,PD2 パッド列、RD ロウデ
コーダ帯。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主表面のメモリ領域に形成
    される半導体記憶装置であって、 前記メモリ領域内の中央領域に各々が集合して配置さ
    れ、外部から与えられるアドレス信号のビットを分担し
    て受ける複数の端子群と、 前記中央領域に配置され、外部から与えられるクロック
    信号を受けるクロック端子と、 前記中央領域内において、前記複数の端子群から実質的
    に等しい距離となる位置に配置され、前記アドレス信号
    を前記クロック信号に応じてラッチするアドレスラッチ
    回路と、 前記メモリ領域内において前記中央領域を取り囲む周囲
    領域に配置され、前記アドレスラッチ回路の出力に応じ
    てデータ授受を行なう複数のメモリブロックとを備え
    る、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の端子群は、 第1の線に沿って配列される第1の端子群と、 前記第1の線と平行な第2の線に沿って配列される第2
    の端子群とを含み、 前記アドレスラッチ回路は、 前記第1、第2の線に平行で、かつ、前記第1、第2の
    線から等距離に位置する第3の線上に配置される、請求
    項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の端子群は、 前記第1の端子群に含まれる複数の第1の端子とそれぞ
    れ前記第3の線に対して対称な位置に配置される複数の
    第2の端子を含み、 前記複数の第1の端子にそれぞれ接続され、対応する端
    子からの入力信号を増幅する複数の第1の入力バッファ
    回路と、 前記複数の第1の入力バッファ回路の出力をそれぞれ前
    記アドレスラッチ回路に伝達する複数の第1の配線と、 前記複数の第1の入力バッファ回路とそれぞれ前記第3
    の線に対して対称な位置に配置され、前記複数の第2の
    端子にそれぞれ接続され、対応する端子からの入力信号
    を増幅する複数の第2の入力バッファ回路と、 前記複数の第1の配線の経路とそれぞれ前記第3の線に
    対して対称となる経路に配置され、前記複数の第2の入
    力バッファ回路の出力をそれぞれ前記アドレスラッチ回
    路に伝達する複数の第2の配線とをさらに備える、請求
    項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記アドレスラッチ回路は、 前記第3の線上において、前記クロック端子との距離が
    最短となるように配置される、請求項2に記載の半導体
    記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記アドレスラッチ回路は、 前記第3の線上において、前記第1の端子群から前記ア
    ドレスラッチ回路まで信号伝達をする複数の経路の長さ
    の平均が最短となるように配置される、請求項2に記載
    の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記アドレスラッチ回路は、 前記アドレス信号の複数のビットをそれぞれ受ける複数
    のラッチ回路と、 前記複数のラッチ回路と近接して配置され、前記クロッ
    ク端子を介して与えられた内部クロック信号を前記複数
    のラッチ回路に与えるために増幅するクロックバッファ
    回路とを含む、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記端子群から前記アドレスラッチ回路
    にアドレスビットを伝達する複数の経路上にそれぞれ設
    けられる複数の配線をさらに備え、 各前記複数の配線は、対応する端子から前記アドレスラ
    ッチ回路に至るまでの経路の長さに応じて定められる、
    配線幅および隣接配線との配線間隔を有する、請求項1
    に記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記端子群から前記アドレスラッチ回路
    にアドレスビットを伝達する複数の経路上にそれぞれ設
    けられる複数の入力バッファをさらに備え、 各前記入力バッファの駆動能力は、対応する端子から前
    記アドレスラッチ回路に至るまでの経路の長さに応じて
    定められる、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 半導体基板の主表面のメモリ領域に形成
    される半導体記憶装置であって、 前記メモリ領域内の中央領域に各々が集合して配置さ
    れ、外部から与えられるアドレス信号のビットを分担し
    て受ける複数の端子群と、 前記中央領域に配置され、外部から与えられるクロック
    信号を受けるクロック端子と、 前記中央領域内において、前記複数の端子群からそれぞ
    れ実質的に等しい距離となる位置に配置され、前記アド
    レス信号を前記クロック信号に応じてラッチする複数の
    アドレスラッチ回路と、 前記メモリ領域内において前記中央領域を取り囲む周囲
    領域に配置され、前記複数のアドレスラッチ回路の出力
    に応じてデータ授受を行なう複数のメモリブロックとを
    備える、半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の端子群は、 第1の線に沿って配列される第1の端子群と、 前記第1の線と平行な第2の線に沿って配列される第2
    の端子群とを含み、 前記複数のアドレスラッチ回路は、 前記第1の線に平行で、かつ、前記第1の線から所定の
    距離に位置する第3の線上に配置される第1のアドレス
    ラッチ回路と、 前記第2の線に平行で、かつ、前記第2の線から前記所
    定の距離に位置する第4の線上に配置される第2のアド
    レスラッチ回路とを含む、請求項9に記載の半導体記憶
    装置。
  11. 【請求項11】 前記第2のアドレスラッチ回路は、前
    記第1、第2の線から等しい距離にある第5の線に対し
    て、前記第1のアドレスラッチ回路と対称な位置に配置
    され、 前記第2の端子群は、 前記第5の線に対して、前記第1の端子群に含まれる複
    数の第1の端子とそれぞれ対称な位置に配置される複数
    の第2の端子を含み、 前記複数の第1の端子にそれぞれ接続され、対応する端
    子からの入力信号を増幅する複数の第1の入力バッファ
    回路と、 前記複数の第1の入力バッファ回路の出力をそれぞれ前
    記第1のアドレスラッチ回路に伝達する複数の第1の配
    線と、 前記複数の第1の入力バッファ回路とそれぞれ前記第5
    の線に対して対称な位置に配置され、前記複数の第2の
    端子にそれぞれ接続され、対応する端子からの入力信号
    を増幅する複数の第2の入力バッファ回路と、 前記複数の第1の配線の経路とそれぞれ前記第5の線に
    対して対称となる経路に配置され、前記複数の第2の入
    力バッファ回路の出力をそれぞれ前記第2のアドレスラ
    ッチ回路に伝達する複数の第2の配線とをさらに備え
    る、請求項10に記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記クロック端子から前記第1のアド
    レスラッチ回路にクロック信号を伝達する経路の第1の
    経路長は、前記クロック端子から前記第2のアドレスラ
    ッチ回路に前記クロック信号を伝達する経路の第2の経
    路長と等しく、 前記第1、第2のアドレスラッチ回路は、 前記第3、第4の線上において、前記第1、第2の経路
    長の和が最短となるように配置される、請求項10に記
    載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記第1のアドレスラッチ回路は、 前記第3の線上において、前記第1の端子群から前記第
    1のアドレスラッチ回路まで信号伝達をする複数の経路
    の長さの平均が最短となるように配置される、請求項1
    0に記載の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 各前記複数のアドレスラッチ回路は、 前記アドレス信号の複数のビットのうち、対応する前記
    端子群が分担するビットをそれぞれ受ける複数のラッチ
    回路と、 前記複数のラッチ回路と近接して配置され、前記クロッ
    ク端子を介して与えられた内部クロック信号を前記複数
    のラッチ回路に与えるために増幅するクロックバッファ
    回路とを含む、請求項9に記載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 各前記端子群から各前記端子群に対応
    する前記アドレスラッチ回路にアドレスビットを伝達す
    る複数の経路上にそれぞれ設けられる複数の配線をさら
    に備え、 各前記複数の配線は、対応する端子から前記アドレスラ
    ッチ回路に至るまでの経路の長さに応じて定められる、
    配線幅および隣接配線との配線間隔を有する、請求項9
    に記載の半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 各前記端子群から各前記端子群に対応
    する前記アドレスラッチ回路にアドレスビットを伝達す
    る複数の経路上にそれぞれ設けられる複数の入力バッフ
    ァをさらに備え、 各前記入力バッファの駆動能力は、対応する端子から前
    記アドレスラッチ回路に至るまでの経路の長さに応じて
    定められる、請求項9に記載の半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 外部から与えられるアドレス信号のビ
    ットを分担して受ける複数の端子と、 前記アドレス信号をラッチするアドレスラッチ回路と、 前記アドレスラッチ回路の出力に応じてデータ授受を行
    なう複数のメモリブロックと、 前記複数の端子から前記アドレスラッチ回路にアドレス
    ビットを伝達する複数の経路上にそれぞれ設けられる複
    数の配線とを備え、 各前記複数の配線は、対応する端子から前記アドレスラ
    ッチ回路に至るまでの経路の長さに応じて定められる、
    配線幅および隣接配線との配線間隔を有する、半導体記
    憶装置。
  18. 【請求項18】 前記複数の端子から前記アドレスラッ
    チ回路にアドレスビットを伝達する複数の経路上にそれ
    ぞれ設けられる複数の入力バッファをさらに備え、 各前記入力バッファの駆動能力は、対応する端子から前
    記アドレスラッチ回路に至るまでの経路の長さに応じて
    定められる、請求項17に記載の半導体記憶装置。
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