JPH0631828Y2 - 体感音響装置 - Google Patents

体感音響装置

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JPH0631828Y2
JPH0631828Y2 JP18402684U JP18402684U JPH0631828Y2 JP H0631828 Y2 JPH0631828 Y2 JP H0631828Y2 JP 18402684 U JP18402684 U JP 18402684U JP 18402684 U JP18402684 U JP 18402684U JP H0631828 Y2 JPH0631828 Y2 JP H0631828Y2
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JP
Japan
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vibration
arm
cushion
cushion material
driver unit
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JP18402684U
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JPS61100095U (ja
Inventor
博康 江口
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Pioneer Corp
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Pioneer Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、マット等の広い面積をもつ物品に適した体感
音響装置に関する。
[従来の技術] 体感音響装置として、ソファ,椅子,ベッド等のクッシ
ョンの内部にトランスデューサを組み込み、音響信号の
低域音を振動に変換するものが知られている。
たとえば、ソファにトランスデューサを組み込んだ体感
音響装置は、第7図に示すように、振動発生用のドライ
バユニット1をクッション2の内部に挿入し、全体をカ
バー3で包み込んでいる。クッション1の材質として
は、チップウレタン,発泡ポリエチレン等を40mm程度
の厚みに積層したものが使用される。
このソファに座った人に対して、ドライバユニット1で
発生した振動がクッション2を介して伝播され、臨場感
を与える。このとき、高域部分を含む振動が人体に伝播
されると、不快感を与えることになる。そこで、外部の
アンプによって音響信号の高域部分を除去し、低域部分
のみをドライバユニット2に供給している。
[考案が解決しようとする課題] この種の体感音響装置は、主として人体が接触する部分
が比較的限られているソファ,椅子等の小物類に適用さ
れている。しかし、広い面積をもつマットにあっては、
マット表面と人体とが接触する部分が決まっていない。
そのため、ドライバユニットの配置が定まらない。
そこで採られる手段としては、マット全域に渡り均等に
分散された状態で、多数のドライバユニットをマット全
域に組み込むことが考えられる。しかし、この方式で
は、多くのドライバユニットが必要となるため、製品コ
ストを上げる。
また、マットは、硬い床面上に敷かれて通常使用され
る。この点、柔らかい椅子やクッション等に組み込んだ
場合と異なり、トランスデューサで発生した振動の質が
極端に低下して人体に伝播される。
更には、ドライバユニットが挿入されている箇所でマッ
トが硬く感じられ、人体に違和感を与える原因となる。
ドライバユニットと人体との間にクッション材を介在さ
せることにより違和感を無くすことができるが、伝播さ
れる振動の強度及び質が低下する。
本考案は、このような問題を解消すべく案出されたもの
であり、少ないドライバユニットの組み込みにより広い
面積にわたり振動を伝播することができる体感音響装置
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の体感音響装置は、その目的を達成するため、ク
ッション材と、該クッション材の周縁に沿って前記クッ
ション材の内部に埋め込まれた長尺の心材と、該心材に
振動フレームを介し基端部が取付けられ、他端が自由端
となって前記クッション材の内側に延びるアームと、該
アームの自由端に取付けられたドライバユニットとを備
えており、該ドライバユニットで発生した振動が前記ア
ーム及び前記振動フレームを介して前記心材の全長に伝
播されることを特徴とする。
[実施例] 以下、図面を参照しながら、実施例によって本考案を具
体的に説明する。
本実施例の体感音響装置10は、第2図に示すように、
クッション材11の周辺に沿って、長尺の心材12をサ
ンドイッチ状に2枚のクッション材11で挟み込んでい
る。心材12の片面には、その一側縁に沿ってL型の振
動フレーム13が固定されている。振動フレーム13
は、その反対側に配置された取付けフレーム15と共
に、ボルト15aによって心材12に共締めされてい
る。
振動フレーム13の起立部に、アーム14の一端がボル
トで固定されている。アーム14の他端は、第1図に示
すように、クッション材11の中心部に向かって延びて
いる。なお、第1図では、2本のアーム14がクッショ
ン材11の中心部に延びているが、このアーム14の本
数は、体感音響装置10のサイズに応じて適宜定められ
る。
振動フレーム13から延びたアーム14の他端は、自由
端となっている。この自由端にドライバユニット16が
取り付けられている。ドライバユニット16取付け箇所
の心材12には窓孔12aが開口されており、この窓孔
12aにドライバユニット16の胴部が収まっている。
ドライバユニット16は、従来と同様な構造をもってお
り、電気信号の印加によって振動を発生させる。発生し
た振動は、アーム14に伝播し、アーム14を振動させ
る。アーム14の振動は、振動フレーム13を介し心材
12に伝播される。
ここで、心材12がクッション材11の周縁に沿って配
置されているので、心材12近傍のクッション材11の
広い面積に振動が伝播される。この振動付与部分が人体
との接触が頻繁に行われる箇所となるように、心材12
の配置位置が選定される。また、クッション材11の全
周縁、或いはサイズに応じ内部に碁盤目状に心材12を
配置すると、少ないドライバユニット16でクッション
材11全域に振動を伝播させることができる。
心材12の上下に緩衝材として働くクッション材11が
配置されているため、心材12に伝播された振動は、ほ
どよい振動として人体に伝えられる。また、心材12の
下側に配置されているクッション材11は、インシュレ
ータとして働き、床面による振動の反射や制動等の影響
が生じることを防いでいる。
振動フレーム13は、第3図に示すように扁平な板状を
使用することができる。この場合、アーム14の基端部
を折り曲げ、心材12と平行な面で振動フレーム13に
接触させた状態で、心材12にボルト締めしている。
アーム14の自由端にドライバユニット16を取付ける
形式の体感音響装置は、第1図に示したマットに限ら
ず、他の広い面積をもつ物品に対しても同様に適用でき
ることは勿論である。たとえば、第4図は他のマットに
提供した例、第5図は椅子に適用した例、第6図はベッ
ドに適用した例を示す。
[考案の効果] 以上に説明したように、本考案の体感音響装置において
は、ドライバユニットで発生した振動が心材を介して広
い面積に伝播される。そのため、少ないドライバユニッ
トでクッション材の広い面積にわたりで高い変換効率で
均一な音響振動が得られる。このように、面積が広いに
も拘らず少ないドライバユニットで、快適な体感音響を
得ることが可能となる。また、クッションに組み込まれ
るドライバユニットの個数が少なく、しかも比較的集辺
部近傍にドライバユニットが配置されているので、人体
に与える違和感が少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の体感音響装置を示す斜視図、第
2図は第1図II−II線に沿った拡大断面図、第3図は第
2図に相当する他の実施例の拡大断面図、第4−6図は
本考案をそれぞれマット,椅子,ベッドに適用した例を
示し、第7図は従来の体感音響装置の概略を示した斜視
図である。 10:体感音響装置、11:クッション材 12:心材、13:振動フレーム 14:アーム、15:取付けフレーム 16:ドライバユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッション材と、該クッション材の周縁に
    沿って前記クッション材の内部に埋め込まれた長尺の心
    材と、該心材に振動フレームを介し基端部が取付けら
    れ、他端が自由端となって前記クッション材の内側に延
    びるアームと、該アームの自由端に取付けられたドライ
    バユニットとを備えており、該ドライバユニットで発生
    した振動が前記アーム及び前記振動フレームを介して前
    記心材の全長に伝播されることを特徴とする体感音響装
    置。
JP18402684U 1984-12-03 1984-12-03 体感音響装置 Expired - Lifetime JPH0631828Y2 (ja)

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JP18402684U JPH0631828Y2 (ja) 1984-12-03 1984-12-03 体感音響装置

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JP18402684U JPH0631828Y2 (ja) 1984-12-03 1984-12-03 体感音響装置

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JPS61100095U JPS61100095U (ja) 1986-06-26
JPH0631828Y2 true JPH0631828Y2 (ja) 1994-08-22

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