JPH024546Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH024546Y2 JPH024546Y2 JP2737684U JP2737684U JPH024546Y2 JP H024546 Y2 JPH024546 Y2 JP H024546Y2 JP 2737684 U JP2737684 U JP 2737684U JP 2737684 U JP2737684 U JP 2737684U JP H024546 Y2 JPH024546 Y2 JP H024546Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibrating body
- acoustic
- seat
- cushion
- cushion pad
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 19
- 239000000463 material Substances 0.000 description 15
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 8
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 2
- 210000005069 ears Anatomy 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 239000002470 thermal conductor Substances 0.000 description 2
- 229910000639 Spring steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の属する技術分野)
本考案は、スピーカ等の音響装置に同調して作
動される音響振動体の振動を、シートを通して聴
取者の身体に伝えるようにするための音響振動伝
達装置に関するものである。
動される音響振動体の振動を、シートを通して聴
取者の身体に伝えるようにするための音響振動伝
達装置に関するものである。
(考案の背景及び従来技術の問題点)
オーデイオ装置などにより音楽等を聞く場合、
耳を通して音波が伝えられるだけでなく、その音
波に同調した振動、特に低周波域の音響振動が直
接体感されるようになつていると、臨場感が著し
く高まり、その音楽等が一層迫力のあるものとな
る。このような音響振動が体感されるようにする
には、聴取者が着座するシートに音響振動体を取
り付けておき、その振動体を、スピーカ等の音響
装置を鳴動させる音響用信号のうちの低音域の信
号によつて作動させ、その振動がシートを通して
身体に伝えられるようにすればよい。そこで、乗
用車等の車両においても、そのシートに音響振動
体を取り付けたものが見られるようになつてきて
いる。
耳を通して音波が伝えられるだけでなく、その音
波に同調した振動、特に低周波域の音響振動が直
接体感されるようになつていると、臨場感が著し
く高まり、その音楽等が一層迫力のあるものとな
る。このような音響振動が体感されるようにする
には、聴取者が着座するシートに音響振動体を取
り付けておき、その振動体を、スピーカ等の音響
装置を鳴動させる音響用信号のうちの低音域の信
号によつて作動させ、その振動がシートを通して
身体に伝えられるようにすればよい。そこで、乗
用車等の車両においても、そのシートに音響振動
体を取り付けたものが見られるようになつてきて
いる。
ところで、このような音響振動体をシートに取
り付ける場合、通常は、その振動体から発生され
る振動が、クツシヨンパツドを通してシート使用
者の身体に伝えられるようにするために、その振
動体がクツシヨンパツドに密着して支持されるよ
うにする。特に、車両用シートのシートバツクの
ように、そのクツシヨンパツドが、線材をS字状
に連続して成形したジグザグスプリング等のシー
トスプリングによつて支持されるようにしたもの
においては、そのシートスプリングとクツシヨン
パツドとの間に音響振動体を挟着し、シートスプ
リングの弾性力によつてその振動体をクツシヨン
パツドに押圧密着させるようにすることが多い。
そして、その場合には、振動体の振動時にシート
スプリングとの間で干渉音等が発生するのを防止
するために、その振動体とシートスプリングとの
間にクツシヨン板が設けられる。したがつて、そ
の場合には、音響振動体はクツシヨン材によつて
両面から挟まれることになる。このようなクツシ
ヨン材は、通常は熱伝導性が悪いものである。ま
た、振動体から発生される振動が広い範囲でクツ
シヨンパツドに伝えられるようにするために、振
動体とクツシヨンパツドとの間に硬質の振動伝達
板が設けられることも多いが、このような振動伝
達板も、通常は高密度クツシヨン材、あるいは合
成樹脂板とクツシヨン材との複合材のような熱伝
導性の低いもので成形される。
り付ける場合、通常は、その振動体から発生され
る振動が、クツシヨンパツドを通してシート使用
者の身体に伝えられるようにするために、その振
動体がクツシヨンパツドに密着して支持されるよ
うにする。特に、車両用シートのシートバツクの
ように、そのクツシヨンパツドが、線材をS字状
に連続して成形したジグザグスプリング等のシー
トスプリングによつて支持されるようにしたもの
においては、そのシートスプリングとクツシヨン
パツドとの間に音響振動体を挟着し、シートスプ
リングの弾性力によつてその振動体をクツシヨン
パツドに押圧密着させるようにすることが多い。
そして、その場合には、振動体の振動時にシート
スプリングとの間で干渉音等が発生するのを防止
するために、その振動体とシートスプリングとの
間にクツシヨン板が設けられる。したがつて、そ
の場合には、音響振動体はクツシヨン材によつて
両面から挟まれることになる。このようなクツシ
ヨン材は、通常は熱伝導性が悪いものである。ま
た、振動体から発生される振動が広い範囲でクツ
シヨンパツドに伝えられるようにするために、振
動体とクツシヨンパツドとの間に硬質の振動伝達
板が設けられることも多いが、このような振動伝
達板も、通常は高密度クツシヨン材、あるいは合
成樹脂板とクツシヨン材との複合材のような熱伝
導性の低いもので成形される。
このように、シートに取り付けられる音響振動
体は、熱伝導性の低い材料によつて取り囲まれる
ことが多い。一方、このような振動体は、その振
動時に振動エネルギが熱エネルギに変換されるこ
とによつて高熱を発生する。そのために、通常、
その振動体の表面にはアルミ材のような熱良導体
を用いて、その熱が発散されるようにしている。
しかしながら、上述のようにその振動体の表面が
熱伝達率の低いクツシヨン材等によつて覆われて
いると、その熱の発散が妨げられるので、振動体
の表面の放熱効率は極めて低いものとなつてしま
う。その結果、振動体を長時間作動させたときに
は、その振動体に接触するクツシヨンパツド、す
なわち直接身体が触れるシート部分が高温とな
り、室内の空調を行つている場合にも、その空調
効果が十分に得られなくなるという問題が生じ
る。また、振動体を囲むクツシヨン板が高温劣化
して、その耐久性が低下するという問題も生じ
る。
体は、熱伝導性の低い材料によつて取り囲まれる
ことが多い。一方、このような振動体は、その振
動時に振動エネルギが熱エネルギに変換されるこ
とによつて高熱を発生する。そのために、通常、
その振動体の表面にはアルミ材のような熱良導体
を用いて、その熱が発散されるようにしている。
しかしながら、上述のようにその振動体の表面が
熱伝達率の低いクツシヨン材等によつて覆われて
いると、その熱の発散が妨げられるので、振動体
の表面の放熱効率は極めて低いものとなつてしま
う。その結果、振動体を長時間作動させたときに
は、その振動体に接触するクツシヨンパツド、す
なわち直接身体が触れるシート部分が高温とな
り、室内の空調を行つている場合にも、その空調
効果が十分に得られなくなるという問題が生じ
る。また、振動体を囲むクツシヨン板が高温劣化
して、その耐久性が低下するという問題も生じ
る。
(考案の目的)
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、その目的は、音響振動体が熱伝導性
の低いクツシヨン材等によつて覆われるような場
合にも、その振動体が発生する熱が効率よく外部
に放出されるようにすることである。
のであつて、その目的は、音響振動体が熱伝導性
の低いクツシヨン材等によつて覆われるような場
合にも、その振動体が発生する熱が効率よく外部
に放出されるようにすることである。
(考案の特徴)
この目的を達成するために、本考案では、音響
振動体にアルミ板等の放熱板を密接させて固定
し、その放熱板がクツシヨンパツドの外部に露出
されるようにしている。その放熱板は振動体より
大きい表面積を有するもので、振動体によつて発
生された熱は、その放熱板に伝えられて、その表
面から外部に発散される。
振動体にアルミ板等の放熱板を密接させて固定
し、その放熱板がクツシヨンパツドの外部に露出
されるようにしている。その放熱板は振動体より
大きい表面積を有するもので、振動体によつて発
生された熱は、その放熱板に伝えられて、その表
面から外部に発散される。
(実施例)
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
る。
図は本考案による音響振動伝達装置の一実施例
を示すもので、第1図はその音響振動伝達装置を
備えたシートバツクの切り欠き斜視図であり、第
2図はそのシートバツクの縦断側面図である。
を示すもので、第1図はその音響振動伝達装置を
備えたシートバツクの切り欠き斜視図であり、第
2図はそのシートバツクの縦断側面図である。
これらの図から明らかなように、シートバツク
1の内部には矩形枠状のシートフレーム2が設け
られており、そのフレーム2の左右の支柱2a,
2a間に、ばね鋼等の線材をS字状に連続して成
形したジグザグスプリング等のシートスプリング
3が複数個、並列して張設されている。そして、
これらフレーム2及びスプリング3によつて、シ
ートバツク1の前面(図で左側の面)から上下左
右の周側部にまでわたつて設けられるクツシヨン
パツド4が支持されるようになつている。第2図
に示すように、シートバツク1の背面側にはクツ
シヨンパツド4は設けられておらず、したがつ
て、シートスプリング3に支持されるクツシヨン
パツド4の背面4aは、シートバツク1の背面側
に向けて露出している。この実施例においては、
シートバツク1はその全面が表皮5によつて被覆
されており、シートバツク1の背面側にクツシヨ
ンパツド4と表皮5とによつて囲まれる空所6が
形成されている。
1の内部には矩形枠状のシートフレーム2が設け
られており、そのフレーム2の左右の支柱2a,
2a間に、ばね鋼等の線材をS字状に連続して成
形したジグザグスプリング等のシートスプリング
3が複数個、並列して張設されている。そして、
これらフレーム2及びスプリング3によつて、シ
ートバツク1の前面(図で左側の面)から上下左
右の周側部にまでわたつて設けられるクツシヨン
パツド4が支持されるようになつている。第2図
に示すように、シートバツク1の背面側にはクツ
シヨンパツド4は設けられておらず、したがつ
て、シートスプリング3に支持されるクツシヨン
パツド4の背面4aは、シートバツク1の背面側
に向けて露出している。この実施例においては、
シートバツク1はその全面が表皮5によつて被覆
されており、シートバツク1の背面側にクツシヨ
ンパツド4と表皮5とによつて囲まれる空所6が
形成されている。
この空所6内には、振動体ユニツト7が、適宜
のシートスプリング3とクツシヨンパツド4の背
面4aとの間で挟み付けられるようにして設置さ
れている。この振動体ユニツト7は、音響振動体
71とその音響振動体71の前面側に取り付けられ
る振動伝達板72とを有するもので、その振動体
71が、伸長されたシートスプリング3の弾性力
によつてクツシヨンパツド4に向けて押圧され、
それによつてその振動伝達板72がクツシヨンパ
ツド4の背面4aに押圧密着されるようになつて
いる。この振動伝達板72は、高密度クツシヨン
材、あるいは合成樹脂板に軟質のクツシヨン材を
積層した複合材により形成されており、全体とし
てはクツシヨンパツド4より硬質のものとされて
いる。また、音響振動体71とそれを支持するシ
ートスプリング3との間には、干渉音防止用クツ
シヨン板8が設けられている。
のシートスプリング3とクツシヨンパツド4の背
面4aとの間で挟み付けられるようにして設置さ
れている。この振動体ユニツト7は、音響振動体
71とその音響振動体71の前面側に取り付けられ
る振動伝達板72とを有するもので、その振動体
71が、伸長されたシートスプリング3の弾性力
によつてクツシヨンパツド4に向けて押圧され、
それによつてその振動伝達板72がクツシヨンパ
ツド4の背面4aに押圧密着されるようになつて
いる。この振動伝達板72は、高密度クツシヨン
材、あるいは合成樹脂板に軟質のクツシヨン材を
積層した複合材により形成されており、全体とし
てはクツシヨンパツド4より硬質のものとされて
いる。また、音響振動体71とそれを支持するシ
ートスプリング3との間には、干渉音防止用クツ
シヨン板8が設けられている。
振動伝達板72は十分に広い面積を有しており、
その背面には、アルミ板等のような熱伝達率の高
い材料によつて形成された放熱板9が、接着等に
よつて貼着されている。そして、この放熱板9
は、音響振動体71の熱が伝えられるように、そ
の振動体71に密接させて固定されている。この
実施例では、その放熱板9自体も他のシートスプ
リング3によつて支持されるようになつており、
そのスプリング3と放熱板9の背面との間にも干
渉音防止用クツシヨン板10が設けられている。
この放熱板9は十分に広い面積を有しており、そ
の背面の大部分が空所6に向かつて露出するよう
になつている。
その背面には、アルミ板等のような熱伝達率の高
い材料によつて形成された放熱板9が、接着等に
よつて貼着されている。そして、この放熱板9
は、音響振動体71の熱が伝えられるように、そ
の振動体71に密接させて固定されている。この
実施例では、その放熱板9自体も他のシートスプ
リング3によつて支持されるようになつており、
そのスプリング3と放熱板9の背面との間にも干
渉音防止用クツシヨン板10が設けられている。
この放熱板9は十分に広い面積を有しており、そ
の背面の大部分が空所6に向かつて露出するよう
になつている。
音響振動体71は、チユーナあるいはカセツト
テープデツキ等のような音響用信号発生源(図示
せず)により発生される音響用信号から、ローパ
スフイルタを通して抽出される低音域の信号によ
つて作動され、その音響用信号によつて鳴動され
るスピーカ等の音響装置(図示せず)に同調して
振動を発するものである。その振動は、放熱板9
を通して振動伝達板72に伝えられ、その振動伝
達板72から広い範囲にわたつてクツシヨンパツ
ド4に伝達される。したがつて、このようなシー
トバツク1を備えたシートに着座して音響用信号
発生源を作動させると、スピーカ等の音響装置か
ら発生される音波が耳を通して知覚されると同時
に、その音波に同調した振動がシートバツク1を
通して体感されることになり、臨場感あふれる音
楽等を楽しむことができるようになる。
テープデツキ等のような音響用信号発生源(図示
せず)により発生される音響用信号から、ローパ
スフイルタを通して抽出される低音域の信号によ
つて作動され、その音響用信号によつて鳴動され
るスピーカ等の音響装置(図示せず)に同調して
振動を発するものである。その振動は、放熱板9
を通して振動伝達板72に伝えられ、その振動伝
達板72から広い範囲にわたつてクツシヨンパツ
ド4に伝達される。したがつて、このようなシー
トバツク1を備えたシートに着座して音響用信号
発生源を作動させると、スピーカ等の音響装置か
ら発生される音波が耳を通して知覚されると同時
に、その音波に同調した振動がシートバツク1を
通して体感されることになり、臨場感あふれる音
楽等を楽しむことができるようになる。
このとき、振動体71の振動はその背面側にも
伝えられるが、その振動体71の背面とこれを支
えるシートスプリング3との間にはクツシヨン板
8が設けられているので、その振動はこのクツシ
ヨン板8によつて吸収される。したがつて、振動
体71の振動時に、その振動板71とシートスプリ
ング3との間で打音等の干渉音が生ずることは防
止される。また、その振動時、振動体71に固定
された放熱板9も振動するが、その放熱板9とシ
ートスプリング3との間に設けられたクツシヨン
板10によつて、それらの間で干渉音が発生する
ことも防止される。
伝えられるが、その振動体71の背面とこれを支
えるシートスプリング3との間にはクツシヨン板
8が設けられているので、その振動はこのクツシ
ヨン板8によつて吸収される。したがつて、振動
体71の振動時に、その振動板71とシートスプリ
ング3との間で打音等の干渉音が生ずることは防
止される。また、その振動時、振動体71に固定
された放熱板9も振動するが、その放熱板9とシ
ートスプリング3との間に設けられたクツシヨン
板10によつて、それらの間で干渉音が発生する
ことも防止される。
ところで、このように音響振動体71が振動す
ると、その振動体71には、振動エネルギが熱エ
ネルギに変換されることによつて熱が発生する。
しかしながら、この振動体71には熱良導体の放
熱板9が密接するようにして固定されているの
で、その振動体71の熱は放熱板9に伝えられ、
その放熱板9の露出面から空所6内に発散され
る。したがつて、振動体71が著しく高温となる
ことはなく、その振動体71に接触するクツシヨ
ンパツド4が高温となつて不快感を与えたり、ク
ツシヨン板8等が高温劣化したりすることは防止
される。第2図に示したもののように空所6が表
皮5によつて覆われている場合には、放熱板9か
ら放出された熱が空所6内にこもることがある。
そこで、そのような場合には、シートバツク1の
背面側の表皮5部分に通気孔を設けたり、その表
皮5部分に通気性のあるものを用いたりすること
によつて、その空所6内の空気が換気されるよう
にしておくことが望ましい。
ると、その振動体71には、振動エネルギが熱エ
ネルギに変換されることによつて熱が発生する。
しかしながら、この振動体71には熱良導体の放
熱板9が密接するようにして固定されているの
で、その振動体71の熱は放熱板9に伝えられ、
その放熱板9の露出面から空所6内に発散され
る。したがつて、振動体71が著しく高温となる
ことはなく、その振動体71に接触するクツシヨ
ンパツド4が高温となつて不快感を与えたり、ク
ツシヨン板8等が高温劣化したりすることは防止
される。第2図に示したもののように空所6が表
皮5によつて覆われている場合には、放熱板9か
ら放出された熱が空所6内にこもることがある。
そこで、そのような場合には、シートバツク1の
背面側の表皮5部分に通気孔を設けたり、その表
皮5部分に通気性のあるものを用いたりすること
によつて、その空所6内の空気が換気されるよう
にしておくことが望ましい。
なお、上記実施例においては、放熱板9の前面
に高密度クツシヨン材等の振動伝達板72が貼着
されるものとしているが、このような振動伝達板
72を省き、放熱板9自体を振動伝達板として作
用させるようにすることもできる。また、放熱板
9は音響振動体71の前面側に取り付けられるも
のとは限らず、その背面側に密接して固定するこ
とも考えられる。したがつて、振動体71がクツ
シヨンパツド4内に埋設されるようなものにも、
本考案を適用することができる。そのような場合
には、振動体71に密接して固定された放熱板9
の一部がクツシヨンパツド4の外部に露出するよ
うにし、その露出部から振動体71の熱が放出さ
れるようにする。
に高密度クツシヨン材等の振動伝達板72が貼着
されるものとしているが、このような振動伝達板
72を省き、放熱板9自体を振動伝達板として作
用させるようにすることもできる。また、放熱板
9は音響振動体71の前面側に取り付けられるも
のとは限らず、その背面側に密接して固定するこ
とも考えられる。したがつて、振動体71がクツ
シヨンパツド4内に埋設されるようなものにも、
本考案を適用することができる。そのような場合
には、振動体71に密接して固定された放熱板9
の一部がクツシヨンパツド4の外部に露出するよ
うにし、その露出部から振動体71の熱が放出さ
れるようにする。
放熱板9は平板とは限らず、波板としたり、あ
るいはフインを設けたりすることによつて、その
放熱面積を増大させることができる。
るいはフインを設けたりすることによつて、その
放熱面積を増大させることができる。
また、上記実施例においては、シートスプリン
グ3を利用して音響振動体71をクツシヨンパツ
ド4に向けて押圧するようにしたものを示した
が、本考案はこれに限らず、他の固定金具によつ
て振動体71を支持するようなものにも適用する
ことができる。さらに、シートクツシヨンに音響
振動体71を取り付けるような場合にも、本考案
を適用することができることは明らかであろう。
グ3を利用して音響振動体71をクツシヨンパツ
ド4に向けて押圧するようにしたものを示した
が、本考案はこれに限らず、他の固定金具によつ
て振動体71を支持するようなものにも適用する
ことができる。さらに、シートクツシヨンに音響
振動体71を取り付けるような場合にも、本考案
を適用することができることは明らかであろう。
(考案の効果)
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、音響振動体に、その振動体から発生される熱
が伝えられる放熱板を取り付け、その放熱板をク
ツシヨンパツドの外部に露出させるようにしてい
るので、振動体に生じた熱は、その振動体の表面
から放出されるのみでなく、放熱板の露出部から
も放出されるようになる。したがつて、その振動
体が熱伝導性の低いクツシヨン材等によつて覆わ
れるような場合にも、その振動体の放熱性を良好
に保つことができ、その振動体及びそれに接触す
るクツシヨン材等の耐久性を向上させることがで
きるとともに、身体に直接触れるシート部分が高
温となることを防止することができる。
ば、音響振動体に、その振動体から発生される熱
が伝えられる放熱板を取り付け、その放熱板をク
ツシヨンパツドの外部に露出させるようにしてい
るので、振動体に生じた熱は、その振動体の表面
から放出されるのみでなく、放熱板の露出部から
も放出されるようになる。したがつて、その振動
体が熱伝導性の低いクツシヨン材等によつて覆わ
れるような場合にも、その振動体の放熱性を良好
に保つことができ、その振動体及びそれに接触す
るクツシヨン材等の耐久性を向上させることがで
きるとともに、身体に直接触れるシート部分が高
温となることを防止することができる。
第1図は、本考案による音響振動伝達装置の一
実施例を示すシートバツクの切り欠き斜視図、第
2図は、第1図の−線による縦断側面図であ
る。 1……シートバツク、2……フレーム、3……
シートスプリング、4……クツシヨンパツド、7
……振動体ユニツト、71……音響振動体、72…
…振動伝達板、8……クツシヨン板、9……放熱
板。
実施例を示すシートバツクの切り欠き斜視図、第
2図は、第1図の−線による縦断側面図であ
る。 1……シートバツク、2……フレーム、3……
シートスプリング、4……クツシヨンパツド、7
……振動体ユニツト、71……音響振動体、72…
…振動伝達板、8……クツシヨン板、9……放熱
板。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 スピーカ等の音響装置を鳴動させる音響用信号
により作動されて振動を発する音響振動体71を、
シートのクツシヨンパツド4に密着するようにし
て支持したシート用音響振動伝達装置において; 前記音響振動体71に、前記クツシヨンパツド
4の外部に露出するようにされた放熱板9が、そ
の音響振動体71の熱が伝えられるように密接さ
せて固定されていることを特徴とする、 シート用音響振動伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2737684U JPS60142581U (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | シ−ト用音響振動伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2737684U JPS60142581U (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | シ−ト用音響振動伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60142581U JPS60142581U (ja) | 1985-09-20 |
JPH024546Y2 true JPH024546Y2 (ja) | 1990-02-02 |
Family
ID=30524271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2737684U Granted JPS60142581U (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | シ−ト用音響振動伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60142581U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2003923B8 (en) * | 2006-02-28 | 2015-10-28 | Clarion Co., Ltd. | Bone vibration sound seat |
-
1984
- 1984-02-29 JP JP2737684U patent/JPS60142581U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60142581U (ja) | 1985-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5442710A (en) | Body-felt sound unit and vibration transmitting method therefor | |
US5314403A (en) | Apparatus for the enhancement of the enjoyment of the extremely low frequency component of music | |
US7127075B2 (en) | Acoustic vibration system with speaker for air mattresses | |
JP3880865B2 (ja) | スピーカを備えた椅子 | |
US4064376A (en) | Sound reproduction system and device | |
US7722116B2 (en) | Acoustic seat vibratory-bone-conduction type | |
US4641345A (en) | Body-sensible acoustic device | |
US20090067657A1 (en) | Speaker-embeddable seat and personal audio system | |
JP2004009924A (ja) | 車載用スピーカの取付構造 | |
JPH024546Y2 (ja) | ||
JP6396698B2 (ja) | ヘッドレスト装置 | |
JPS628076B2 (ja) | ||
JPS6316216Y2 (ja) | ||
JPS6316217Y2 (ja) | ||
JPS6316213Y2 (ja) | ||
JPS646623Y2 (ja) | ||
JPS6316214Y2 (ja) | ||
JPS6345102Y2 (ja) | ||
JPS6345101Y2 (ja) | ||
JPS6316212Y2 (ja) | ||
JPH01202100A (ja) | 音響装置 | |
JPH0213238Y2 (ja) | ||
JPS6316211Y2 (ja) | ||
JPS585558B2 (ja) | 音響振動素子 | |
JPH018064Y2 (ja) |