JPS646623Y2 - - Google Patents

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JPS646623Y2
JPS646623Y2 JP1983084971U JP8497183U JPS646623Y2 JP S646623 Y2 JPS646623 Y2 JP S646623Y2 JP 1983084971 U JP1983084971 U JP 1983084971U JP 8497183 U JP8497183 U JP 8497183U JP S646623 Y2 JPS646623 Y2 JP S646623Y2
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JP
Japan
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plate
seat
transducer
micro
prevention device
Prior art date
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JP1983084971U
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English (en)
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JPS59193080U (ja
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Priority to JP8497183U priority Critical patent/JPS59193080U/ja
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Publication of JPS646623Y2 publication Critical patent/JPS646623Y2/ja
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Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば自動車のシートに、低周波
増幅器からの出力信号(150ヘルツ以下の低域信
号)を受けて機械的振動を発生させるトランスデ
ユーサを取付け、このトランスデユーサを、音響
を発生させるスピーカと同時に作動させて、シー
トに着座するものに音響再生の臨場感を与えるよ
うにしたものにおいて、シート背部の金属バネと
トランスデユーサの取付部から、微振動が生じな
いようにし、いわゆるビビリ音を抑制するように
した、音響再現装置を設けたシートにおける微振
動防止装置に関する。
(従来技術) 生演奏における音楽の素晴しさは、楽器の発生
する基本音に加えて発生する幾通りもの高調波が
鑑賞者の耳に達することと、このほかにいわゆる
低音と呼ばれる領域の音、すなわち150ヘルツ程
度以下の音が振動として鑑賞者の身体へ直接に当
るところにある。
一方、レコードや磁気テープをソースとする再
生音楽にあつても、より生演奏の音楽に近ずける
べく種々の改良、工夫が為され、現在にあつては
可成り高度の忠実度を得ることができるが、いま
ひとつ人体への直接的な振動伝達の点で、更に解
決する問題が残されていた。そこで適宜の周波数
の交流信号によつて振動するトランスデユーサを
設け、このトランスデユーサを人体載置物の構築
資材(たとえばソフアにおける金属枠)に取付け
るようにしたものが発明されている(特公昭52−
3281号公報参照)。
本考案はこの原理を自動車のシートに適用する
場合等について成されたものである。トランスデ
ユーサを自動車のシートに取付けるには、シート
背部に設けられるS字状の金属バネを利用し、こ
の金属バネにトランスデユーサを固着するのがよ
い。具体的にはトランスデユーサを発泡ポリエチ
レンの板体に設けた孔に嵌合して固定し、この板
体を、金属線等の係止線でS字バネ(S字状の金
属バネをいう。以下同じ)に固着することが考え
られる。
しかしながらこのようにすると、トランスデユ
ーサから振動を受ける板体がS字バネと接触し、
微振動により、いわゆるビビリ音を発生すること
がある。また、板体とS字バネの接触が全体的な
面で必ずしも均一に行なわれないことがあり、ト
ランスデユーサの発生する振動が、シートに着座
した者に、理想的に伝達するかという点で、いま
一つ改良の余地がある。
(考案の目的) 本考案はこの点に鑑みて成されたものであつ
て、音響再現装置としてのトランスデユーサのシ
ートへの取付構造に改良を加え、ビビリ音の発生
を抑制すると共に、シートに着座した者(鑑賞
者)に理想的な低音振動を与えるようにしたもの
である。
(考案の構成) 本考案は上記目的を達成するため、低周波増幅
器からの出力信号を受け、シートに備えたトラン
スデユーサにより機械的振動を発生させて、シー
トに着座した者に音響再生の臨場感を与えるよう
にした、音響再現装置を設けたシートにおいて、
前記トランスデユーサを第1の板体に取付け、該
第1の板体を、これらとは独立した該第1の板体
より軟らかい材質からなる第2の板体を介してシ
ート背部の金属バネに当接させ、前記第1の板体
を、第2の板体を貫通させた係止線で前記金属バ
ネに固定した構成としたものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例として、シートの背部
(座部にあつても同一構造)への適用例を図につ
いて説明すると、第1図において1はシートの背
部であつて、フレーム2の内部に多数のS字バネ
3を張設し、その前部にクツシヨン材4を配置
し、全体を表皮5で覆つて形成されているもので
ある。隣接するS字バネの間には、必要により、
スプリング6が張設される。S字バネ3の背部に
は、音響再現装置としてのトランスデユーサ7を
取付けた第1の板体8が、次に説明するように第
2の板体9(第2図参照)を介して当接し、係止
線10により、S字バネ3に固定されている。
第2図に示すように第1の板体8には孔11が
設けられており、この孔11に、トランスデユー
サ7が圧入嵌合により固定されている。なお、圧
入嵌合によらず、あるいはこれに加えて、金具等
で止めるようにしてもよい。このトランスデユー
サ7は、図示しない電線によつて低周波増幅器に
接続され、その出力信号中、150ヘルツ程度以下
の低周波信号を受けるようになつている。
第1の板体は発泡ポリエチレンで製作されてお
り、この適度の硬さを利用して、バツフル効果を
も得るようにしてある。また第2の板体9には第
1の板体8より軟らかいウレタンを使用してお
り、第1の板体8を第2の板体9を貫通させた係
止線10によつてS字バネ3に固着するとき、若
干圧縮された状態になり、第1の板体8のS字バ
ネ3への密着度を向上させるようにしてある。な
お、第2の板体9は第1の板体8に対して、その
大きさが若干大きくなつており、外周部で第1の
板体8を覆うようになつている。
以上説明した実施例において、係止線10とし
ては金属線を屈曲させたものを使用したが、これ
はこれに限らず、樹脂材で線状体を製作し、これ
の一端に孔を設け、他端には、この孔に通つて抜
けることはない鋸歯状山を設けたものを作つて、
これを使用するようにしてもよい。なお、このほ
か、任意の締結バンドを用いてもよい。そしてこ
れらの係止線10は、第1、第2の板体8,9に
設けた孔12,13を通り、S字バネ3に至つ
て、これを係止することになる。
(考案の効果) 本考案はこのように構成したものであるから、
トランスデユーサ7とともに第1の板体8が振動
しても、第2の板体9が存在することにより、こ
の振動音がS字バネ3に微振動として作用するこ
とを原因とするビビリ音の発生を効果的に防止す
ることができる。また、第2の板体9の材質、発
泡倍率、厚さ等を適当に選定することにより、ア
クテイブフイルタとして機能させることができ、
快適な振動を得ることができる。そして第2の板
体9の存在により、振動伝達が均一となる上に、
座り心地も良好になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部の背面図、第
2図は第1図のものの一部の断面図である。 1……シート、3……S字バネ、7……トラン
スデユーサ、8……第1の板体、9……第2の板
体、10……係止線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 低周波増幅器からの出力信号を受け、シート
    に備えたトランスデユーサにより機械的振動を
    発生させて、シートに着座した者に音響再生の
    臨場感を与えるようにした、音響再現装置を設
    けたシートにおいて、前記トランスデユーサを
    第1の板体に取付け、該第1の板体を、これと
    は独立した該第1の板体より軟らかい材質から
    なる第2の板体を介してシート背部の金属バネ
    に当接させ、前記第1の板体を、第2の板体を
    貫通させた係止線で前記金属バネに固定したこ
    とを特徴とする音響再現装置を設けたシートに
    おける微振動防止装置。 (2) 第1の板体が発泡ポリエチレンであり、第2
    の板体がウレタンである実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の音響再現装置を設けたシートに
    おける微振動防止装置。 (3) 係止線が金属線を屈曲させたものである実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の音響再現装置
    を設けたシートにおける微振動防止装置。 (4) 係止線が樹脂で成形した線材であり、その一
    端に設けた孔に、他端に形成した鋸歯状山を係
    合させたものである実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の音響再現装置を設けたシートにおけ
    る微振動防止装置。
JP8497183U 1983-06-03 1983-06-03 音響再現装置を設けたシ−トにおける微振動防止装置 Granted JPS59193080U (ja)

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JPS59193080U JPS59193080U (ja) 1984-12-21
JPS646623Y2 true JPS646623Y2 (ja) 1989-02-21

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JP4573606B2 (ja) * 2004-09-21 2010-11-04 クラリオン株式会社 シートスピーカ埋め込み構造
JP2010011202A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Panasonic Electric Works Co Ltd 体感振動発生装置
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JPS5412723A (en) * 1977-06-29 1979-01-30 Bodysonic Kk Attentant feeling reproducing unit

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