JPH0429820Y2 - - Google Patents

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JPH0429820Y2
JPH0429820Y2 JP1987160358U JP16035887U JPH0429820Y2 JP H0429820 Y2 JPH0429820 Y2 JP H0429820Y2 JP 1987160358 U JP1987160358 U JP 1987160358U JP 16035887 U JP16035887 U JP 16035887U JP H0429820 Y2 JPH0429820 Y2 JP H0429820Y2
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bed
vibration
water
acoustic
vibration unit
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JP1987160358U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、低域の音声信号を受けて振動を発生
する振動ユニツトをウオータベツドに装着し、ベ
ツド上に身体を置いた使用者に適度の音響振動を
与える体感音響振動ベツドに関する。
(従来の技術) 音楽は、生演奏を聴く場合を別にすれば、スピ
ーカあるいはヘツドフオンによつて鑑賞すること
になる。この場合、鑑賞者は専ら聴覚によつて音
楽を味わうのみであつて、体感的に鑑賞すること
はできない。そこで聴覚による鑑賞のみでなく、
体感的にも鑑賞することを目的として音楽成分中
の低域信号を受けて椅子やベツド等の人体載置物
に振動を伝達するようにした体感音響装置が本出
願人によつて開発されている。
この体感音響装置は低周波電流を受けて体感音
響振動を発生するトランスデユーサすなわち振動
ユニツトを椅子やベツド等の人体載置物に取付
け、その外側を布等で覆つたものである。
このような構成の従来の体感音響装置は、鑑賞
者が椅子やベツド等の人体載置物のそばに置いた
スピーカあるいは人体載置物に設けた端子に接続
したヘツドフオンによつて聴覚的鑑賞を行うと同
時に体感的鑑賞を行うことができるものである。
一方、海外特にアメリカでは既に多くの人が使
用し、人気を博しているものにウオータベツドと
いうものがある。このベツドは従来のスプリング
の代わりに水の弾性を利用した新しいものでベツ
ド自体が強化ビニールの大きなウオータバツグに
なつていてサーモスタツト内蔵のヒータで水を温
め、ベツドの上に横たわる者があたかも水の上を
浮遊しているかのような感じを受け、最高の寝心
地が得られるものである。日本においても最近注
目されてきており、特に病院等においては寝たき
りの人の蓐瘡(床づれ)防止にまた動かせない患
者等に効果ありとして使用されつつある。このよ
うな背景も含んで、今後このウオータベツドは一
般にも大いに普及するだろうと予想されている。
本考案者はこの点に着目し、前記のような振動ユ
ニツトをこのウオータベツドに適用し、よりよい
体感音響振動を得られるようにしたウオータベツ
ドをいろいろ試作している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、ウオータベツドに振動ユニツト
を取り付け、ウオータベツドの持つ特徴を損なう
ことなく臨場感あふれる音響振動を体感させるに
は次のような技術的な問題がある。
先ず第1の問題として、出願人は一般的なベツ
ドの上に取り付けるベツドパツド(実願昭60−
024234号公報および実願昭61−098695号公報)を
既に実用化し、このベツドパツドをマツトレスの
上に敷いて体感的な音響振動の鑑賞を可能にして
いるが、このベツドパツドをウオータベツドの上
に敷いて実際に実験したところ、使用者は音響振
動を体感することはできるが、ウオータベツドの
特徴を著しく減殺してしまうということが判明し
た。ここでウオータベツドの特長とは水の入つた
水袋の上に寝ることによつて、あたかも水の上に
浮遊しているかのような感じが得られることをい
う。
次に、第2の問題として、上記のようにウオー
タベツドの機能を損なわないようにするために振
動ユニツトを水袋の下側に設置して音響振動を与
えたところウオータベツドの機能は損なわれなか
つたが、音響振動を体感することができなかつ
た。
それは次の理由による。すなわち、スプリング
を使用した一般的なベツドマツトレスの重量(数
+キロ)と、水袋内に水を入れているウオータベ
ツドの重量(数百キロから1トン)とを比較した
場合にウオータベツドの重量は一般的なベツドの
重量よりもかなり重いものとなつているため振動
ユニツトがこの重量によつて押え付けられてしま
い振動ユニツト自体が動かなくなり、振動の発生
が不可能となるからである。
そこで、出願人は幾多の実験を重ねた結果、振
動効率も高く、また、ウオータベツドの持ち味を
なんら損なうことなく、ウオータベツドに身体を
載置した使用者に迫力ある音響振動を体感させる
体感音響振動ベツドを提供するに至つた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するための手段とし
て、低周波電流を受けて体感音響振動を発生する
振動ユニツトの振動面をウオータベツドの水袋の
両側部の対向位置に接触させて取り付け、該水袋
の一側に接触する振動ユニツトの極性と他側に接
触する振動ユニツトの極性とを逆極性にしたこと
を特徴とするものである。
(作用) このように低周波電流を受けて体感音響振動を
発生する振動ユニツトの振動面をウオータベツド
の水袋の両側部の対向位置に接触させて取り付け
たので、ウオータベツドに寝る使用者の振動ユニ
ツトが当たらず、かつ、ウオータベツドの特長で
ある水の上に浮遊しているかのような感じを損な
うことがない。したがつて、ウオータベツドの機
能を維持することが可能となる。
また、振動ユニツトを水袋の両側部の対向位置
に接触させて取り付け、かつ、互いの振動ユニツ
トの極性を逆にすることにより水袋の水に音響振
動を効率よく伝達することが可能となる。これに
より、ベツドの近傍に設けたスピーカで音楽を鑑
賞すれば同一の位相で体感音響振動を味わうこと
ができる。
(実施例) 次に本考案の一実施例を第1図、第2図につい
て説明する。図において1は本考案に係る体感音
響振動ベツドである。この体感音響振動ベツド1
はウオータベツドの水袋2とベツドフレーム3と
の間にトランスデユーサすなわち振動ユニツト4
を4個組付けた振動板5を左右に合計4枚取付け
たものである。このとき振動板5はフレーム3に
取り付けてあり、水袋2の側面部は水の圧力で振
動ユニツト4の振動面4aに接触していることに
なる。
ウオータベツドは一般に提供されているもの
で、防水布で包んだウレタン製のベツドフレーム
3内の底に水温調整用のヒータ6を敷き、その上
に防腐剤を含んだ水を充填した強化ビニール製の
水袋2を入れ、全体を布製のカバー(図示せず)
で覆つたものである。
また振動板5は合成樹脂製のパネルで形成され
ており、このパネルに並べて4個形成した浅めの
穴(図示省略)に薄形に設計された振動ユニツト
4を各々嵌入させ、振動ユニツト4のフランジ4
b部分をボルト7によつて締結することによつて
固定している。(図3および図4参照)。この固定
はボルト7でなく、接着剤によつて行つてもよ
い。
振動ユニツト4はスピーカと同様の原理すなわ
ちマグネツトと、低周波電流を受けるコイルとの
磁気干渉作用により、通電電流の周波数に応じた
振動を発生するものである。
また振動板5を取付ける最適の位置としてはベ
ツドの使用者が普通に横たわつたとき、使用者の
左右のベツドフレーム3と水袋2の間がよく、本
実施例では左右に2枚づつ取付けた。
水袋2の底面とベツドのフレーム3底との間は
水の重みによつて振動しにくいため設けない方が
よい。
また1枚の振動板5の4個の振動ユニツト4は
第5図に示すように並列接続とされ、さらに左右
2枚の振動板5は慣性力の大きい水を大きく動か
して体感振動がつたわりやすくするために、一方
側の振動ユニツト4が吸引するとき他方側が押圧
するように極性を逆に接続してある(第6図参
照)。これによつて振動は弱まることなく伝達さ
れる。
このように構成された本実施例の作用について
説明する。低周波電流を受けて体感音響振動を発
生する振動ユニツト4の振動面4aをウオータベ
ツドの水袋2の両側部の対向位置に接触させて取
り付けたので、この体感音響振動ベツド1の上に
使用者が横たわることができ、ベツド1の表面が
使用者の体形に沿つて身体を包むように変形し、
使用者はあたかも水の上を浮遊しているかのよう
な感じを得ることができる。これによりウオータ
ベツドの機能が維持される。
そして、振動ユニツト4を水袋2の両側部の対
向位置に接触させて取り付け、かつ、互いの振動
ユニツト4の極性を逆にしたので、水袋2の一側
に取り付けた振動ユニツト4の振動伝達方向と他
側に取り付けた振動ユニツト4の振動伝達方向と
が同一方向になり、これにより振動伝達力が倍加
され音響振動が水に効率よく伝達されることにな
る。そして、前述のベツド1の表面が使用者の体
形に沿つて身体を包むように変形してあたかも水
の上を浮遊している感じを得るというウオータベ
ツドの機能維持と、振動伝達力の倍加の相乗作用
によつて体感音響振動の伝達を効率よく行うこと
が可能となる。
したがつて、振動板5の振動ユニツト4に図示
省略の電気機器のステレオ装置等から分離した低
周波信号を増幅して印加すれば、ベツド近傍に設
けたスピーカあるいはベツドに設けた端子に接続
したヘツドフオンによつて音楽を鑑賞しながら、
音響に合わせた音響振動を体感し、あたかもコン
サート会場に置いて音楽鑑賞をするのと近い臨場
感を身体を休めながら味わうことができる。
(考案の効果) 以上詳述した通り、本考案によれば、低周波電
流を受けて体感音響振動を発生する振動ユニツト
の振動面をウオータベツドの水袋の両側部の対向
位置に接触させて取り付けたので、ウオータベツ
ドに寝る使用者に振動ユニツトが当たらず、か
つ、ウオータベツドの特長である、水の上を浮遊
しているかのような感じを損なうことがない。し
たがつて、ウオータベツドの機能を維持すること
ができる。
また、振動ユニツトを水袋の両側部の対向位置
に接触させて取り付け、かつ、互いの振動ユニツ
トの極性を逆にすることにより水袋の水に振動を
効率よく伝達することができる。これにより、ウ
オータベツドの持ち味をなんら損なうことなく、
ウオータベツドに身体を横たえた使用者に迫力あ
る体感音響振動を伝える体感音響振動ベツドを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部断面斜視図、
第2図は第1図の平面図、第3図は第1図中の振
動板の拡大正面図、第4図は第3図の側面図、第
5図は第3図の接続例を示す回路図、第6図は左
右の振動ユニツトの接続例を示す回路図である。 1……体感音響振動ベツド、2……水袋、4…
…振動ユニツト、4a……振動面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 低周波電流を受けて体感音響振動を発生する振
    動ユニツトの振動面をウオータベツドの水袋の両
    側部の対向位置に接触させて取り付け、該水袋の
    一側に接触する振動ユニツトの極性と他側に接触
    する振動ユニツトの極性とを逆極性にしたことを
    特徴とする体感音響振動ベツド。
JP1987160358U 1987-10-20 1987-10-20 Expired JPH0429820Y2 (ja)

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JPS5545317B2 (ja) * 1977-10-05 1980-11-17

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