JPH06315162A - 輝度信号色信号分離フィルタ - Google Patents

輝度信号色信号分離フィルタ

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JPH06315162A
JPH06315162A JP5102620A JP10262093A JPH06315162A JP H06315162 A JPH06315162 A JP H06315162A JP 5102620 A JP5102620 A JP 5102620A JP 10262093 A JP10262093 A JP 10262093A JP H06315162 A JPH06315162 A JP H06315162A
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俊博 賀井
Tomonori Ohashi
知典 大橋
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/77Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase
    • H04N9/78Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase for separating the brightness signal or the chrominance signal from the colour television signal, e.g. using comb filter

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 テレビジョン信号に急激な変化が生じても、
正確な輝度信号と色信号の分離を行い、クロスカラー、
または斜め解像度劣化が少ないYC分離フィルタ。 【構成】 水平走査周波数に同期した周波数で標本化し
た複合映像信号の1ライン遅延手段による抽出標本値よ
り、水平方向と垂直方向の色信号と水平・垂直方向の色
信号を求め、画像非相関検出手段により注目及び参照標
本点の各標本値から水平方向輝度信号と水平方向色信号
非相関エネルギーDYH,DCHと垂直方向輝度信号と垂直
方向色信号非相関エネルギーDYV,DCVを検出し、該エ
ネルギDYH,DCH,DYVおよびDCVを比較して水平と垂
直方向の非相関の大小を判定し、該結果にもとづき3つ
の色信号のうち非相関の小さい方向に抽出した色信号を
選択する信号を送出する手段と、該選択色信号が水平あ
るいは水平・垂直方向の色信号の場合さらに水平方向色
信号抽出フィルタにより該色信号を狭帯域化する手段。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばNTSC方式の複合
テレビジョン信号から輝度信号と色信号とを分離する輝
度信号色信号分離フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図43は従来の輝度信号色信号分離フィル
タの一実施例を示す概略ブロック図であり、11は入力端
子で、NTSC方式の複合テレビジョン信号が与えられる。12
はA/D変換器で、入力端子11から入力されるアナログの複
合カラーテレビジョン信号をデジタル信号に変換する。1
3はA/D変換器12の出力信号を入力する第1の1ライン遅延
回路、14は第2の1ライン遅延回路、19は補償遅延回路、15
は垂直方向色信号抽出フィルタ、16は水平方向色信号抽
出フィルタ、17は水平・垂直方向色信号抽出フィルタ、18
は画像非相関判定回路、19,20,21,22は補償遅延回路、23
はスイッチ回路、26はスイッチ回路23の出力端子、27は減
算回路、28は減算回路27の出力端子である。
【0003】図11は図43中の画像非相関判定回路18の一
実施例を示すブロック回路図であり、同図において、29は
水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路、30は水平方
向輝度信号非相関エネルギー抽出回路、31は垂直方向色
信号非相関エネルギー抽出回路、32は垂直方向輝度信号
非相関エネルギー抽出回路、33■36は最大値回路、37■39
は比較回路、40は判定回路、71,72,73a,73b,74a,74b,77,7
8,79a,79b,80は乗算回路、86■89は遅延回路である。図43
におけるA/D変換器12の出力信号101は、図11において水
平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路30と垂直方向
色信号非相関エネルギー抽出回路31、垂直方向輝度信号
非相関エネルギー検出回路32に与えられる。
【0004】第1の1ライン遅延回路13の出力信号102は
水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路29と水平方向
輝度信号非相関エネルギー抽出回路30および垂直方向輝
度信号非相関エネルギー抽出回路32に与えられる。
【0005】第2の1ライン遅延回路14の出力信号103は
水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路30と垂直方
向色信号非相関エネルギー検出回路31および垂直方向輝
度信号非相関エネルギー抽出回路32に与えられる。
【0006】水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
29の出力信号DCHは三方に分かれ、一方は乗算器72により
定数bが乗ぜられたのち最大値回路33に与えられ、もう一
方は乗算器74aにより定数f1が乗ぜられたのち最大値回
路34に与えられ、他方は乗算器74bにより定数f2が乗ぜら
れたのち最大値回路35に与えられる。水平方向輝度信号
非相関エネルギー抽出回路30の出力信号DYHは三方に分
かれ、一方は乗算器71により定数aが乗ぜられたのち最大
値回路33に与えられ、もう一方は乗算器73aにより定数e1
が乗ぜられたのち最大値回路34に与えられ、他方は乗算
器73bにより定数e2が乗ぜられたのち最大値回路35に与
えられる。垂直方向色信号非相関エネルギー31の出力信
号DCVは二方に分かれ、一方は比較回路38に与えられ、他
方は乗算器78により定数dが乗ぜられたのち最大値回路3
6に与えられる。垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出
回路32の出力信号DYVは二方に分かれ、一方は比較回路39
に与えられ、他方は乗算器77により定数cが乗ぜられたの
ち最大値回路36に与えられる。
【0007】最大値回路33の出力信号は第1の水平方向
非相関エネルギDH1として比較回路37に与えられる。最大
値回路34の出力信号は第2の水平方向非相関エネルギDH2
1として、乗算器79aにより定数m1が乗ぜられたのち比較
回路38に与えられる。最大値回路35の出力信号は第3の
水平方向非相関エネルギDH22として、乗算器79bにより定
数m2が乗ぜられたのち比較回路39に与えられる。最大値
回路36の出力信号は垂直方向非相関エネルギDVとして、
乗算器80により定数nが乗ぜられたのち比較回路37に与
えられる。
【0008】比較回路37は第1の水平方向非相関エネル
ギDH1と、垂直方向非相関エネルギDVに定数nを乗じたn・D
Vの大小を比較し、DH1≧n・DVのときには出力信号116をハ
イレベルとし、それ以外のときはローレベルとする。比較
回路38は垂直方向色信号非相関エネルギーDCVと第2の水
平方向非相関エネルギDH21に定数m1を乗じたm1・DH21の
大小を比較し、DCV≧m1・DH21のときには出力信号117をハ
イレベルとし、それ以外のときはローレベルとする。比較
回路39は垂直方向輝度信号非相関エネルギDYVと、第3の
水平方向非相関エネルギDH22に定数m2を乗じたm2・DH22
の大小を比較し、DYV≧m2・DH22のときには出力信号118を
ハイレベルとし、それ以外のときはローレベルとする。
【0009】比較回路37の出力信号116は遅延回路86に、
比較回路38の出力信号117は遅延回路87に、比較回路39の
出力信号118は遅延回路88とAND回路90に、遅延回路88の
出力信号121は遅延回路89とAND回路90に、遅延回路89の
出力信号122はAND回路90に、遅延回路86の出力信号119と
遅延回路87の出力信号120とAND回路90の出力信号123は
判定回路40に与えられる。この判定回路40の出力信号110
は画像非相関判定回路18の出力として送出される。
【0010】図3は図43中の判定回路40の一実施例を示
すブロック回路図であり、AND回路41,42,NOT回路43およ
びNOR回路44で構成されており、遅延回路86の出力信号11
9は、AND回路42の一方の入力端子およびNOT回路43の入力
端子に与えられ、遅延回路87の出力信号120とAND回路90
の出力信号123はNOR回路44に与えられ、このNOR回路44の
出力は、AND回路42の他方の入力端子およびAND回路41の
一方の入力端子に与えられ、NOT回路43の出力信号はAND
回路41の他方の入力端子に与えられる。このAND回路41の
出力と、AND回路42の出力は、画像非相関判定回路18の出
力信号110となる。
【0011】図4は図43中の水平方向色信号非相関エネ
ルギー抽出回路29の一実施例を示すブロック回路図で、
色副搬送波の1周期分(1/fsc)の遅延量をもつ遅延回路4
5、減算回路46及び絶対値回路47で構成されており、第1の
1ライン遅延回路13の出力信号102は、遅延回路45及び減
算回路46の一方の入力端子に与えられ、遅延回路45の出
力信号は、減算回路46の他方の入力端子に与えられる。減
算回路46の出力信号は、絶対値回路47に与えられ、この絶
対値回路47の出力が水平方向色信号非相関エネルギーDC
Hとなる。
【0012】図5は図43中の水平方向輝度信号非相関エ
ネルギー抽出回路30の一実施例のブロック回路図で垂直
方向低域通過フィルタ48、色副搬送波の1/2の周期(1/(2f
sc))の遅延量をもつ遅延回路49,50、減算回路51,52、絶対
値回路53,54及び最大値回路55で構成されており、A/D変
換器12の出力信号101、第1の1ライン遅延回路13の出力信
号102及び第2の1ライン遅延回路14の出力信号103は、垂
直方向低域通過フィルタ48に与えられ、この垂直方向低
域通過フィルタ48の出力は、遅延回路49及び減算回路51
の一方の入力端子に与えられ、遅延回路49の出力は、遅延
回路50、減算回路51の他方の入力端子及び減算回路52の
一方の入力端子に与えられ、遅延回路50の出力は、減算回
路52の他方の入力端子に与えられ、減算回路51の出力は、
絶対値回路53に与えられ、この絶対値回路53の出力は最
大値回路55に与えられ、減算回路52の出力は絶対値回路5
4に与えられ、この絶対値回路54の出力は最大値回路55に
与えられる。最大値回路55の出力は水平方向輝度信号非
相関エネルギー抽出回路30の出力DYHとなる。
【0013】図6は図43中の垂直方向色信号非相関エネ
ルギー抽出回路31の一実施例のブロック回路図で、水平
方向帯域通過フィルタ56,57及び減算回路58、絶対値回路
59で構成され、A/D変換器12の出力信号101は水平方向帯
域通過フィルタ56に与えられ、第2の1ライン遅延回路14
の出力信号103は水平方向帯域通過フィルタ57に与えら
れ、水平方向帯域通過フィルタ56の出力は減算回路58の
一方の入力端子に与えられ、水平方向帯域通過フィルタ5
7の出力は、減算回路58の他方の入力端子に与えられる。
この減算回路58の入力は、絶対値回路59に与えられ、この
絶対値回路59の出力は垂直方向色信号非相関エネルギー
抽出回路31の出力DCVとなる。
【0014】図7は図43中の垂直方向輝度信号非相関エ
ネルギー抽出回路32の一実施例のブロック回路図で、水
平方向低域通過フィルタ60,61,62、減算回路63,64、絶対
値回路65,66及び最大値回路67で構成されており、A/D変
換器12の出力信号101は水平方向低域通過フィルタ60に
与えられ、第1の1ライン遅延回路13の出力信号102は水平
方向低域通過フィルタ61に与えられ、第2の1ライン遅延
回路14の出力信号103は水平方向低域通過フィルタ62に
与えられる。水平方向低域通過フィルタ60の出力は減算
回路63の一方の入力端子に与えられ、水平方向低域通過
フィルタ61の出力は減算回路63の他方の入力端子及び減
算回路64の一方の入力端子に与えられ、水平方向低域通
過フィルタ62の出力は減算回路64の他方の入力端子に与
えられ、減算回路63の出力は絶対値回路65に与えられ、減
算回路64の出力は絶対値回路66に与えられ、絶対値回路6
5,66の出力は最大値回路67に与えられ、この最大値回路6
7の出力は垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路3
2の出力DYVとなる。
【0015】次に、図43、図11、図3ないし図7に示した従
来のフィルタの原理と動作について説明する。NTSC方式
の複合カラーテレビジョン信号は水平周波数μ、垂直周
波数νを軸とする2次元周波数平面において図44のよう
な分布をする。この信号分布は画像の2次元相関に対し
て異なった形となり、例えば垂直方向に相関が弱く水平
方向に相関が強いような画像の場合、図45のような信号
分布となり、この際、網掛け長方形で示すような通過帯
域となる水平方向色信号抽出フィルタで色信号を抽出す
れば良い。また水平方向に相関が弱く垂直方向に相関が
強いような画像の場合、図46のような信号分布となり、
この際、網掛け長方形で示すような通過帯域となる垂直
方向色信号抽出フィルタで色信号を抽出すれば良い。両
方向に相関が強いような画像の場合、図47のような信号
分布となり、この際、網掛け長方形で示すような通過帯域
となる水平・垂直方向色信号抽出フィルタで色信号を抽
出すれば良い。図43に示すようにこの輝度信号色信号分
離フィルタでは垂直方向色信号抽出フィルタ15、水平方
向色信号抽出フィルタ16、水平・垂直方向色信号抽出フ
ィルタ17を備え画像非相関判定回路18の出力より、これ
らを選択する。水平方向色信号抽出フィルタを選択する
条件は図45より色信号の垂直高域成分が多い(網掛け長
方形内に色成分が多い)ということと輝度信号の水平高
域成分が少ない(網掛け長方形内に輝度成分が少ない)と
いうことを判定すれば良いということになる。垂直方向
色信号抽出フィルタを選択する条件は図46より色信号の
水平高域成分が多い(網掛け長方形内に色成分が多い)と
いうことと輝度信号の垂直高域成分が少ない(網掛け長
方形内に輝度成分が少ない)ということを判定すれば良
いということになる。上記水平方向色信号抽出フィルタ
選択条件と垂直方向色信号抽出フィルタ選択条件が成り
立たない場合、水平・垂直方向色信号抽出フィルタを選
択する。以下、これら条件式の導出からフィルタ選択ま
でを説明する。NTSC信号が入力端子11を介して与えられ
ると、A/D変換器12はこの複合カラーテレビジョン信号を
標本化周波数fs=4・fsc(fscは色副搬送周波数)で標本化
する。標本化された複合カラーテレビジョン信号は、画面
上で図48に示すような2次元配列となる。すなわち、fsc
=(455/2)fH であるから、ラインごとに色信号Cの位相が1
80゜反転したものを1周期に4サンプル抽出したものとな
る。図中、Yは輝度信号、C1,C2は色信号を示しており、白
丸はY+C1、斜線入り丸はY-C1、白三角はY+C2、斜線入り
三角はY-C2である。この複合カラーテレビジョン信号
は、第1の1ライン遅延回路13及び第2の1ライン遅延回路
14を通ることによって、ある注目標本点における標本値
と、その注目標本点の画面上1ライン上、2ライン上、1
ライン下および2ライン下の四つの参照標本点とが同時
に抽出される。すなわち、座標(m,n)の位置の複合カラー
テレビジョン信号(標本値)S(m,n)が第1の1ライン遅延回
路13の出力102に現われた時点で、第2の1ライン遅延回路
14の出力103には信号(m,n-1)が現われ、A/D変換器12の出
力101には信号S(m,n+1)が現われる。信号102は水平方向
色信号抽出フィルタ16に、また、この信号102と他の二つ
の信号101,103は、それぞれ垂直方向色信号抽出フィル
タ15、水平・垂直方向色信号抽出フィルタ17及び画像非
相関判定回路18の入力に与えられる。
【0016】今、1サンプルの遅延および1ラインの遅
延を表わす記号として、それぞれZ変換を用いてZ-1
よびZのマイナスエル乗を用いることとする。ここで、 Z-1=exp(−j2πf/4fsc) である。また、fsc=(455/2)fH であるからエ
ル=910となる。例えば、このときの垂直方向色信号
抽出フィルタ15の伝達関数は、
【0017】
【数1】
【0018】と表され、また、水平方向色信号抽出フィ
ルタ16の伝達関数は、 Ch (Z)=(−1/4)(1−Z-22 と表され、また、水平・垂直方向色信号抽出フィルタ17
の伝達関数は、
【0019】
【数2】
【0020】と表される。垂直方向色信号抽出フィルタ1
5の出力信号106は、補償遅延回路20の出力信号107とし
て、また、水平方向色信号抽出フィルタ16の出力信号108
は、補償遅延回路21の出力信号109として、また水平・垂
直方向色信号抽出フィルタ17の出力信号110は、補償遅延
回路22の出力信号111として、それぞれスイッチ回路23に
与えられる。注目標本点に対する垂直方向及び水平方向
の画像の非相関を検出し、水平方向の非相関が特に強い
ときには、垂直方向色信号抽出フィルタ15の出力信号106
が入力される補償遅延回路20の出力信号107を選択し、
垂直方向の非相関が特に強いときには、水平方向色信号
抽出フィルタ16の出力信号108が入力される補償遅延回
路21の出力信号109を選択し、それ以外の場合には、水平
・垂直方向色信号抽出フィルタ17の出力信号110が入力
される補償遅延回路22の出力信号111を選択するように
スイッチ回路23を切り換える。この画像の非相関の検出
及びスイッチ回路23の制御は、画像非相関判定回路18に
よって行われ、この画像非相関判定回路18は、以下のよう
な操作でスイッチ回路を制御する。水平方向色信号非相
関エネルギをDCH(Z)とし、水平方向輝度信号非相関エネ
ルギをDYH(Z)とし、垂直方向色信号非相関エネルギをDCV
(Z)とし、垂直方向輝度信号非相関エネルギをDYV(Z)と
し、次のように表すことにする。
【0021】
【数3】
【0022】このとき、第1の水平方向非相関エネルギー
DH1、第2の水平方向非相関エネルギーDH21、第3の水平方
向非相関エネルギーDH22、垂直方向非相関エネルギーDV
は次のように表される。 DH1=max(a・DYH,b・DCH) DH21=max(e1・DYH,f1・DCH) DH22=max(e2・DYH,f2・DCH) DV=max(c・DYV,d・DCV) 比較回路37では、DH1とn・DVを比較して、 DH1≧n・DV のときには水平方向の非相関が大きいと判断して遅延回
路86に■1■の信号116を送出し、また、 DH1<n・DV のときには水平方向の非相関が小さいと判断して遅延回
路86に■0■の信号116を送出する。遅延回路86で1/2
fsc遅延された信号116は、信号119として判定回路40に
入力される。比較回路38では、DCVとm1・DH21を比較し
て、 DCV≧m1・DH21 のときには垂直方向の非相関が大きいと判断して遅延回
路87に■1■の信号117を送出し、また、 DCV<m1・DH21 のときには垂直方向の非相関が小さいと判断して遅延回
路87に■0■の信号117を送出する。遅延回路87で1/2
fsc遅延された信号117は、信号120として判定回路40に
入力される。比較回路39では、DYVとm2・DH22を比較し
て、 DYV≧m2・DH22 のときには垂直方向の非相関が大きいと判断して遅延回
路88とAND回路90に■1■の信号118を送出し、また、 DYV<m2・DH22 のときには垂直方向の非相関が小さいと判断して遅延回
路88とAND回路90に■0■の信号118を送出する。遅延
回路88の出力信号121は、遅延回路89とAND回路90に送
出され、遅延回路89の出力信号122は、AND回路90に送
出され、AND回路90の出力信号123は、判定回路40に入
力される。
【0023】判定回路40は上記の相関の検出結果に応
じ、次のようにスイッチ回路23を制御する。すなわち、判
定回路40への入力信号119,120,123と、出力信号110及び
スイッチ回路23において選択される色出力信号107,109,
111の関係は表1のようになる。
【0024】
【表1】
【0025】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41
の出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに
■0■のときには補償遅延回路21の出力信号109を選択
し、AND回路39の出力信号110aが■0■で、AND回路4
0の出力信号110bが■1■のときには補償遅延回路20の出
力信号107を選択し、AND回路39の出力信号110aが■1
■で、AND回路40の出力信号110bが■0■のときには補
償遅延回路22の出力信号111を選択する。従って、この
実施例においては、色信号抽出フィルタ特性C(Z)
は、相関の有無に応じて、垂直非相関が大きいときに
は、 C(Z)=Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C(Z)=Chv(Z) のように切り替わる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来の輝度信号色信号
分離フィルタは、水平方向フィルタと垂直方向フィルタ
と水平・垂直方向フィルタを画像の相関に応じて適応的
に選択して輝度信号Yと色信号Cとを分離するので、画
像の水平方向あるいは垂直方向に輝度及び色の変化が激
しい領域においてもドット妨害等の画質劣化を生じない
が、クロスカラーが多い、あるいは斜め解像度が劣化す
るという問題があった。
【0027】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、テレビジョン信号に急激な変化
が生じても、正確な輝度信号と色信号の分離を行い、か
つクロスカラー、または斜め解像度劣化が少ない輝度信
号色信号分離フィルタを得ることを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明に係る輝度信号
色信号分離フィルタは、水平走査周波数に同期した周波
数で標本化された複合映像信号を1ラインづつ遅延させ
る遅延手段によって注目標本点と参照標本点の各標本値
を抽出し、注目標本点の標本値及び参照標本点の標本値
から水平方向色信号抽出フィルタによって水平方向の色
副搬送波の成分を抽出した第1の色信号と、上記注目標本
点及び参照標本点の各標本値から垂直方向の色副搬送波
の成分を抽出した第2の色信号と、同じく各標本値から水
平・垂直方向色信号抽出フィルタによって水平方向及び
垂直方向の色副搬送波の成分を抽出した第3の色信号と
を、同じく各標本値から画像相関検出手段によって検出
した水平方向及び垂直方向の相関にもとづいて選択して
色信号として出力し、上記注目標本値からこの色信号を
減算して輝度信号を得る構成としたものであって、上記
画像相関検出手段を、上記注目標本点及び参照標本点の
各標本値から水平方向の輝度信号の非相関エネルギDYH
を検出する水平方向輝度信号非相関エネルギー検出手段
と、上記注目標本点の標本値から水平方向の色信号の非
相関エネルギDCHを検出する水平方向色信号非相関エネ
ルギー検出手段と、上記注目標本点及び参照点の各標本
値から垂直方向の輝度信号の非相関エネルギDYVを検出
する垂直方向輝度信号非相関エネルギー検出手段と、上
記参照標本点の各標本値から垂直方向の色信号の非相関
エネルギDCVを検出する垂直方向色信号非相関エネルギ
ー検出手段と、これらの非相関エネルギDYH,DCH,DYVおよ
びDCVを比較して水平方向と垂直方向の非相関の大小を
判定し、この判定結果にもとづいて上記第1■第3の色信
号のうち非相関の小さい方向に抽出した色信号を選択す
る信号を送出する手段と、選択された色信号が上記第1あ
るいは第3の色信号の場合さらに水平方向色信号抽出フ
ィルタによりこの色信号を狭帯域化する手段で構成した
ものである。
【0029】
【作用】この発明における画像非相関判定手段は、注目
標本点の標本値が垂直方向の非相関が大きいときには水
平方向色信号抽出フィルタによって抽出した第1の色信
号を選択し、注目標本点の標本値が水平方向の非相関が
大きいときには垂直方向色信号抽出フィルタによって抽
出した第2の色信号を選択し、そのどちらでもないとき
は水平垂直方向色信号抽出フィルタによって抽出した第
3の色信号を選択する色信号選択を行い、選択された色
信号が上記第1あるいは第3の色信号の場合さらに水平
方向色信号抽出フィルタによりこの色信号を狭帯域化す
る。このため、水平方向あるいは垂直方向に画像の変化
が激しい領域においてドット妨害が発生せず、なおかつ
出力色信号を狭帯域化することでクロスカラーが抑圧で
き、あるいは輝度信号を出力するため複合映像信号との
演算をおこなう色信号を狭帯域化することで斜め解像度
劣化を防止できる。
【0030】
【実施例】
実施例1.図1は請求項3に係る発明の一実施例を示す概
略ブロック図であり、11は入力端子で、NTSC方式の複合カ
ラーテレビジョン信号が与えられる。12はA/D変換器で、
入力端子11から入力されるアナログの複合カラーテレビ
ジョン信号をデジタル信号に変換する。13はA/D変換器12
の出力信号を入力する第1の1ライン遅延回路、14は第2の
1ライン遅延回路、15は垂直方向色信号抽出フィルタ、16
は水平方向色信号抽出フィルタ、17は水平・垂直方向色
信号抽出フィルタ、18は画像非相関判定回路、19,20,21,
22は補償遅延回路、23はスイッチ回路、24はスイッチ回路
23の出力信号を入力する水平方向色信号抽出フィルタ、2
5はスイッチ回路、26はスイッチ回路23の出力端子、27は
減算回路、28は減算回路27の出力端子である。
【0031】図2は図1中の画像非相関判定回路18の請求
項5に係る一実施例を示すブロック回路図であり、同図に
おいて、29は水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路、
30は水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路、31は
垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路、32は垂直方
向輝度信号非相関エネルギー抽出回路、37,38,39は比較
回路、40は判定回路、71,72,73a,73b,74a,74b,77,78,79a,
79b,80は乗算回路、33,34,35,36は最大値回路である。図1
におけるA/D変換器12の出力信号101は、図2において水平
方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路30と垂直方向色
信号非相関エネルギー抽出回路31、垂直方向輝度信号非
相関エネルギー抽出回路32に与えられる。
【0032】第1の1ライン遅延回路13の出力信号102
は水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路29と水平方
向輝度信号非相関エネルギー抽出回路30及び垂直方向輝
度信号非相関エネルギー抽出回路32に与えられる。
【0033】第2の1ライン遅延回路14の出力信号103
は水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路30と垂直
方向色信号非相関エネルギー抽出回路31及び垂直方向輝
度信号非相関エネルギー抽出回路32に与えられる。
【0034】水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
29の出力信号DCHは三方に分かれ、一方は乗算器72により
定数bが乗ぜられたのち最大値回路33に与えられ、もう一
方は乗算器74aにより定数f1が乗ぜられたのち最大値回
路34に与えられ、他方は乗算器74bにより定数f2が乗ぜら
れたのち最大値回路35に与えられる。水平方向輝度信号
非相関エネルギー抽出回路30の出力信号DYHは三方に分
かれ、一方は乗算器71により定数aが乗ぜられたのち最大
値回路33に与えられ、もう一方は乗算器73aにより定数e1
が乗ぜられたのち最大値回路34に与えられ、他方は乗算
器73bにより定数e2が乗ぜられたのち最大値回路35に与
えられる。垂直方向色信号非相関エネルギー31の出力信
号DCVは二方に分かれ、一方は比較回路38に与えられ、他
方は乗算器78により定数dが乗ぜられたのち最大値回路3
6に与えられる。垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出
回路の出力信号DYVは二方に分かれ、一方は比較回路39に
与えられ、他方は乗算器77により定数cが乗ぜられたのち
最大値回路36に与えられる。
【0035】最大値回路33の出力信号は第1の水平方向
非相関エネルギDH1として比較回路37に与えられる。最大
値回路34の出力信号は第2の水平方向非相関エネルギDH2
1として、乗算器79aにより定数m1が乗ぜられ比較回路38
に与えられる。最大値回路35の出力信号は第3の水平方
向非相関エネルギDH22として、乗算器79bにより定数m2が
乗ぜられ比較回路39に与えられる。最大値回路36の出力
信号は垂直方向非相関エネルギDVとして、乗算器80によ
り定数nが乗ぜられ比較回路37に与えられる。
【0036】比較回路37は第1の水平方向非相関エネル
ギDH1と、垂直方向非相関エネルギDVに定数nを乗じたn
・DVの大小を比較し、DH1≧n・DVのときには出力信号11
6をハイレベルとし、それ以外のときはローレベルとす
る。比較回路38は垂直方向色信号非相関エネルギーDCV
と、第2の水平方向非相関エネルギDH21に定数m1を乗じ
たm1・DH21の大小を比較し、DCV≧m1・DH21のときには
出力信号117をハイレベルとし、それ以外のときはロー
レベルとする。比較回路39は垂直方向輝度信号非相関エ
ネルギDYVと、第3の水平方向非相関エネルギDH22に定
数m2を乗じたm2・DH22の大小を比較し、DYV≧m2・DH22
のときには出力信号118をハイレベルとし、それ以外の
ときはローレベルとする。比較回路37の出力信号116と
比較回路38の出力信号117と比較回路39の出力信号118は
判定回路40に与えられる。この判定回路40の出力信号11
0は画像非相関判定回路18の出力として送出される。
【0037】図3は図2中の判定回路40の一実施例を示す
ブロック回路図であり、AND回路41,42、NOT回路43及びNOR
回路44で構成されており、比較回路37の出力信号116は、A
ND回路42の一方の入力端子及びNOT回路43の入力端子に
与えられ、比較回路38の出力信号117と比較回路39の出力
信号118はNOR回路44に与えられ、このNOR回路44の出力
は、AND回路42の他方の入力端子及びAND回路41の一方の
入力端子に与えられ、NOT回路43の出力は、AND回路41の他
方の入力端子に与えられる。このAND回路41の出力信号
と、AND回路42の出力信号は、画像非相関判定回路18の出
力信号110となる。
【0038】図4は図2中の水平方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路29の一実施例を示すブロック回路図で、色
副搬送波の1周期分(1/fSC)の遅延量をもつ遅延回路45、
減算回路46、絶対値回路47で構成されており、第1の1ライ
ン遅延回路13の出力信号102は、遅延回路45及び減算回路
46の一方の入力端子に与えられ、遅延回路45の出力信号
は、減算回路46の他方の入力端子に与えられる。減算回路
46の出力信号は、絶対値回路47に与えられ、この絶対値
回路47の出力が水平方向色信号非相関エネルギーDCHと
なる。
【0039】図5は図2中の水平方向輝度信号非相関エネ
ルギー抽出回路30の一実施例のブロック回路図で垂直方
向低域通過フィルタ48、色副搬送波の1/2の周期(1/(2fs
c))の遅延量をもつ遅延回路49,50、減算回路51,52、絶対
値回路53,54及び最大値回路55で構成されており、A/D変
換器12の出力信号101、第1の1ライン遅延回路13の出力信
号102、第2の1ライン遅延回路14の出力信号103は、垂直方
向低域通過フィルタ48に与えられ、この垂直方向低域通
過フィルタ48の出力は、遅延回路49及び減算回路51の一
方の入力端子に与えられ、遅延回路49の出力は、遅延回路
50、減算回路51の他方の入力端子及び減算回路52の一方
の入力端子に与えられ、遅延回路50の出力は、減算回路52
の他方の入力端子に与えられ、減算回路51の出力は、絶対
値回路53に与えられ、この絶対値回路53の出力は最大値
回路55に与えられ、減算回路52の出力は絶対値回路54に
与えられ、この絶対値回路54の出力は最大値回路55に与
えられる。最大値回路55の出力は水平方向輝度信号非相
関エネルギー抽出回路30の出力DYHとなる。
【0040】図6は図2中の垂直方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路31の一実施例のブロック回路図で、水平方
向帯域通過フィルタ56,57、及び減算回路58、絶対値回路5
9で構成され、A/D変換器12の出力信号101は水平方向帯域
通過フィルタ56に与えられ、第2の1ライン遅延回路14の
出力信号103は水平方向帯域通過フィルタ57に与えられ、
水平方向帯域通過フィルタ56の出力は減算回路58の一方
の入力端子に与えられ、水平方向帯域通過フィルタ57の
出力は、減算回路58の他方の入力端子に与えられる。こ
の減算回路58の入力は、絶対値回路59に与えられ、この
絶対値回路59の出力は垂直方向色信号非相関エネルギー
抽出回路31の出力DCVとなる。
【0041】図7は図2中の垂直方向輝度信号非相関エネ
ルギー抽出回路32の一実施例のブロック回路図で、水平
方向低域通過フィルタ60,61,62、減算回路63,64、絶対値
回路65,66及び最大値回路67で構成されており、A/D変換
器12の出力信号101は水平方向低域通過フィルタ60に与
えられ、第1の1ライン遅延回路13の出力信号102は水平
方向低域通過フィルタ61に与えられ、第2の1ライン遅
延回路14の出力信号103は水平方向低域通過フィルタ62
に与えられる。水平方向低域通過フィルタ60の出力は減
算回路63の一方の入力端子に与えられ、水平方向低域通
過フィルタ61の出力は減算回路63の他方の入力端子及び
減算回路64の一方の入力端子に与えられ、水平方向低域
通過フィルタ62の出力は減算回路64の他方の入力端子に
与えられ、減算回路63の出力は絶対値回路65に与えら
れ、減算回路64の出力は絶対値回路66に与えられ、絶対
値回路65,66の出力は最大値回路67に与えられ、この最
大値回路67の出力は垂直方向輝度信号非相関エネルギー
抽出回路32の出力DYVとなる。
【0042】図1ないし図7に示した実施例の動作につい
て説明する。NTSC方式の複合カラーテレビジョン信号が
入力端子11を介して与えられると、A/D変換器12はこの複
合カラーテレビジョン信号を標本化周波数fs=4fscで標
本化する。標本化された複合カラーテレビジョン信号は、
第1の1ライン遅延回路13と第2の1ライン遅延回路14を通
ることによって、ある注目標本点における標本値と、その
注目標本点の画面上1ライン上および1ライン下の参照
標本点とが同時に抽出される。すなわち、座標(m,n)の
位置の複合カラーテレビジョン信号(標本値)S(m,n)が
第1の1ライン遅延回路13の出力102に現われた時
点で、第2の1ライン遅延回路14の出力103には信号(m,
n-1)が現われ、A/D変換器12の出力101には信号S(m,n+1)
が現われる(図48参照)。信号102は水平方向色信号抽
出フィルタ16に、また、この信号102と他の二つの信号1
01,103は、それぞれ垂直方向色信号抽出フィルタ15、水
平・垂直方向色信号抽出フィルタ17及び画像非相関判定
回路18の入力に与えられる。例えば、このときの垂直方
向色信号抽出フィルタ15の伝達関数は、
【0043】
【数4】
【0044】と表され、また、水平方向色信号抽出フィ
ルタ16の伝達関数は、 Ch1 (Z)=(−1/4)(1−Z-22 と表され、また、水平・垂直方向色信号抽出フィルタ17
の伝達関数は、
【0045】
【数5】
【0046】と表される。垂直方向色信号抽出フィルタ
15の出力信号106は、補償遅延回路20の出力信号107とし
て、また、水平方向色信号抽出フィルタ16の出力信号10
8は、補償遅延回路21の出力信号109として、また水平・
垂直方向色信号抽出フィルタ17の出力信号110は、補償
遅延回路22の出力信号111として、それぞれスイッチ回
路23に与えられる。注目標本点に対する垂直方向及び水
平方向の画像の非相関を検出し、水平方向の非相関が特
に強いときには、垂直方向色信号抽出フィルタ15の出力
信号106が入力される補償遅延回路20の出力信号107を選
択し、垂直方向の非相関が特に強いときには、水平方向
色信号抽出フィルタ16の出力信号108が入力される補償
遅延回路21の出力信号109を選択し、それ以外の場合に
は、水平・垂直方向色信号抽出フィルタ17の出力信号11
0が入力される補償遅延回路22の出力信号111を選択する
ようにスイッチ回路23を切り換える。スイッチ回路23で
選択された色信号が補償遅延回路21の出力信号109か補
償遅延回路22の出力信号111のとき、スイッチ回路23の
出力信号113を水平方向色信号抽出フィルタ24によりさ
らに狭帯域化した信号113aを選択し、スイッチ回路23で
選択された色信号が補償遅延回路20の出力信号107のと
き、信号113を選択するようにスイッチ回路25を切り換
える。水平方向色信号抽出フィルタ16の伝達関数は、例
えば Ch2 (Z)=(−1/16)(1−Z-2 と表される。この画像の非相関の検出及びスイッチ回路2
3、25の制御は、画像非相関判定回路18によって行われ、こ
の画像非相関判定回路18は、以下のような操作でスイッ
チ回路を制御する。水平方向色信号非相関エネルギをDCH
(Z)とし、水平方向輝度信号非相関エネルギをDYH(Z)と
し、垂直方向色信号非相関エネルギをDCV(Z)とし、垂直
方向輝度信号非相関エネルギをDYV(Z)とし、次のように
表す。
【0047】
【数6】
【0048】このとき、第1の水平方向非相関エネルギ
ーDH1、第2の水平方向非相関エネルギーDH21、第3の水平
方向非相関エネルギーDH22、垂直方向非相関エネルギーD
Vは次のように表される。 DH1=max(a・DYH,b・DCH) DH21=max(e1・DYH,f1・DCH) DH22=max(e2・DYH,f2・DCH) DV=max(c・DYV,d・DCV) 比較回路37では、DH1とn・DVを比較して、 DH1≧n・DV のときには水平方向の非相関が大きいと判断して判定回
路40に″1″の信号116を送出し、また、 DH1<n・DV のときには水平方向の非相関が小さいと判断して判定回
路40に″0″の信号116を送出する。比較回路38では、
DCVとm1・DH21を比較して、 DCV≧m1・DH21 のときには垂直方向の非相関が大きいと判断して判定回
路40に″1″の信号117を送出し、また、 DCV<m1・DH21 のときには垂直方向の非相関が小さいと判断して判定回
路40に″0″の信号117を送出する。比較回路39で
は、DYVとm2・DH22を比較して、 DYV≧m2・DH22 のときには垂直方向の非相関が大きいと判断して判定回
路40に″1″の信号118を送出し、また、 DYV<m2・DH22 のときには垂直方向の非相関が小さいと判断して判定回
路40に■0■の信号118を送出する。判定回路40は上記の
相関の検出結果に応じて、次のようにスイッチ回路23を
制御する。すなわち、判定回路40への入力信号116,117,
118と、出力信号110及びスイッチ回路23において選択さ
れる色出力信号107,109,111とスイッチ回路25において
選択される色出力信号1131,1132の関係は表2のように
なる。
【0049】
【表2】
【0050】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路21の出力信号109を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路20の出力信号107を
選択し、AND回路40の出力信号110aが■1■で、AND回路4
2の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25はAND回路42の出
力信号110bが■1■のときには補償遅延回路91の出力信
号1131を選択し、110bが■0■のときには水平方向色信
号抽出フィルタ24の出力信号1132を選択する。従って、
図1の実施例においては端子26より出力される色信号を
抽出するフィルタ特性C11(Z)ならびに輝度信号抽出の
ための色信号抽出フィルタの特性C12(Z)は、相関の有
無に応じてそれぞれ、垂直非相関が大きいときには、
11(Z)=Ch(Z) C12(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C11(Z)=C12(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C11(Z)=Chv(Z) C12(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) のように切り替わる。
【0051】実施例2.図41は請求項4に係る発明の一
実施例を示す概略ブロック図であり、11は入力端子で、
NTSC方式の複合カラーテレビジョン信号が与えられる。
12はA/D変換器で、入力端子11から入力されるアナログ
の複合カラーテレビジョン信号をデジタル信号に変換す
る。13はA/D変換器12の出力信号を入力する第1の1ライ
ン遅延回路、14は第2の1ライン遅延回路、15は垂直方向
色信号抽出フィルタ、16は水平方向色信号抽出フィル
タ、17は水平・垂直方向色信号抽出フィルタ、18は画像
非相関判定回路、19,20,21,22は補償遅延回路、23はスイ
ッチ回路、24aはスイッチ回路23の出力信号を入力する水
平方向色信号抽出フィルタ、25aはスイッチ回路、26はス
イッチ回路23の出力端子、27は減算回路、28は減算回路2
7の出力端子である。
【0052】図41中の画像非相関判定回路18が図2で示
される場合が請求項5に係る別の実施例である。図2の
動作は第1実施例と同様である。よって、判定回路40へ
の入力信号116,117,118と、出力信号110及びスイッチ回
路23において選択される色出力信号107,109,111の関係
は表2のようになる。
【0053】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路21の出力信号109を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路20の出力信号107を
選択し、AND回路40の出力信号110aが■1■で、AND回路42
の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25aはAND回路42
の出力信号110bが■1■のときには補償遅延回路91aの出
力信号1131を選択し、110bが■0■のときには水平方向
色信号抽出フィルタ24aの出力信号1132を選択する。従っ
て、図41の実施例においては端子26より出力される色信
号を抽出するフィルタ特性C21(Z)ならびに輝度信号抽
出のための色信号抽出フィルタの特性C22(Z)は、相関
の有無に応じてそれぞれ、垂直非相関が大きいときに
は、 C21(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) C22(Z)=Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C21(Z)=C22(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C21(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) C22(Z)=Chv(Z) のように切り替わる。
【0054】実施例3.図10は請求項6に係る発明の一
実施例における図1中の画像非相関判定回路18の構成が
示されている。第1の水平方向色信号非相関エネルギー
抽出回路29aの出力DCH1の一方に乗算器74aでf1を乗算し
たf1・DCH1とe1・DYHを最大値回路34に入力してDH21を
検出し、DCH2の他方に乗算器74bでf2を乗算したf2・DCH
1とe2・DYHを最大値回路35に入力してDH22を検出し、第
2の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路29bの出
力DCH2に乗算器72でbを乗算したb・DCH2とa・DYHを最大
値回路33に入力してDH1を検出する。第2の垂直方向色
信号非相関エネルギー抽出回路31bの出力DCV2に乗算器7
8でdを乗算したd・DCV2とc・DYVを最大値回路36に入力
してDVを検出し、比較回路37でDH1とn・DVを比較し、比
較回路38でDCV1とm1・DH21とを比較し、比較回路39でDY
Vとm2・DH22とを比較する構成としたものである。な
お、図10に示した実施例の、判定回路40の出力110によ
るスイッチ回路23及びスイッチ回路25の選択制御動作は
表2と同じである。
【0055】図8は図10中の水平方向色信号非相関エネ
ルギー抽出回路29bの一実施例のブロック回路図で、垂
直方向帯域通過フィルタ151、遅延回路152,153,156、乗
算器154,158、減算回路155,157、絶対値回路159で構成
されており、A/D変換器12の出力信号101,第1の1ライ
ン遅延回路13の出力信号102,第2の1ライン遅延回路14
の出力信号103は垂直方向帯域通過フィルタ151に与えら
れる。垂直方向帯域通過フィルタ151の出力は遅延回路1
52及び減算回路155の入力端子に与えられ、遅延回路152
の出力は遅延回路153及び乗算器154に与えられ、遅延回
路153の出力は減算回路155の入力端子に与えられ、乗算
器154の出力は減算回路155の入力端子に与えられ、減算
回路155の出力は遅延回路156及び減算回路157の入力端
子に与えられ、遅延回路156の出力は減算回路157の入力
端子に与えられ、減算回路157の出力は乗算器158に与え
られ、乗算器158出力は絶スイッチ回路25はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路91の出力信号1131を選択し、そ
うでないときには水平方向色信号抽出フィルタ24の出力
信号1132を選択する。絶対値回路159に与えられ、この
絶対値回路159の出力は水平方向色信号非相関エネルギ
ー抽出回路29bの出力DCH2となる。
【0056】図9は図8中の垂直方向色信号非相関エネ
ルギー抽出回路31bの一実施例のブロック回路図で、減
算回路160、絶対値回路161で構成され、A/D変換器12
の出力信号101,第2の1ライン遅延回路14の出力信号1
03は減算回路160に与えられ、減算回路160の出力は絶対
値回路161に与えられ、この絶対値回路161の出力は垂直
方向色信号非相関エネルギー抽出回路31bの出力DCV
2となる。
【0057】なお、上記実施例では水平走査周波数に同
期した色副搬送波の4倍の周波数で複合カラーテレビジ
ョン信号を標本化するようにしたが、標本点が画面上で
格子状に並ぶような方法であれば、色副搬送波の4倍に
限らず、他の周波数で標本化を行うようにしてもよい。
また、上記実施例で用いたディジタルフィルタは一例で
あり、例えば、フィルタの次数を多く構成してもよい。
さらに上記実施例では各ディジタルフィルタがFIRフ
ィルタであったが、これはIIRフィルタとして構成し
てもよい。また、上記実施例ではNTSC方式の輝度信
号色信号分離フィルタについて述べていたが、第1図に
おける1ライン遅延回路13,14を、図42のように2
ライン遅延回路13a,14aとすればPAL方式の複
合カラーテレビジョン信号の輝度信号色信号分離フィル
タとして適用できる。
【0058】実施例4.図41中の画像非相関判定回路18
が図10で示される場合が請求項6に係る別の実施例であ
る。この画像非相関判定回路18の動作は第3実施例と同
様である。よって、判定回路40の出力110によるスイッ
チ回路23の選択制御動作は表2となる。
【0059】実施例5.図11は請求項7に係る発明の一
実施例における図1中の画像非相関判定回路18の構成が
示されている。この実施例は図2に示される第1実施例に
おいて、比較回路37の出力信号116を遅延回路86に、比
較回路38の出力信号117を遅延回路87に、比較回路39の
出力信号118を遅延回路88とAND回路90に、遅延回路88の
出力信号121を遅延回路89とAND回路90に、遅延回路89の
出力信号122をAND回路90に、遅延回路86の出力信号119
と遅延回路87の出力信号120とAND回路90の出力信号123
を判定回路40に与えるようにしたものである。
【0060】次に、図11の実施例の動作を説明する。比
較回路37,38,39までの動作は、図2の実施例と同様であ
るので説明を省略する。信号116は遅延回路86で1/2ffs
c遅延され、信号117は遅延回路87で1/2fsc遅延されてそ
れぞれ判定回路40に入力される。信号118は遅延回路88
で1/2ffscだけ遅延され、この出力信号121は遅延回路8
9でさらに1/2ffsc遅延されてAND回路90に信号122が入
力され、このAND回路90には信号118,121も入力される。
判定回路40には、遅延回路86,87及びAND回路90の出力信
号119,120,123がそれぞれ入力される。
【0061】判定回路40は図2の実施例で説明したよう
に、相関の検出結果に応じてスイッチ回路23及びスイッ
チ回路25を制御する。判定回路40の出力110によるスイ
ッチ回路23,25の選択制御動作は表2と同じである。
【0062】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路21の出力信号109を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路20の出力信号107を
選択し、AND回路41の出力信号110aが■1■で、AND回路4
2の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25はAND回路42の出
力信号110bが■1■のときには補償遅延回路91の出力信
号1131を選択し、110bが■0■のときには水平方向色信
号抽出フィルタ24の出力信号1132を選択する。従って、
この実施例においては端子26より出力される色信号を抽
出するフィルタ特性C11(Z)ならびに輝度信号抽出のた
めの色信号抽出フィルタの特性C12(Z)は、相関の有無
に応じてそれぞれ、垂直非相関が大きいときには、 C11(Z)=Ch(Z) C12(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C11(Z)=C12(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C11(Z)=Chv(Z) C12(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) のように切り替わる。
【0063】実施例6.図41中の画像非相関判定回路18
が図11で示される場合が請求項7に係る別の実施例であ
る。この画像非相関判定回路18の動作は第5実施例と同
様である。判定回路40への入力信号119,120,123と、出
力信号110(図3参照)及びスイッチ回路23において選
択される色出力信号107,109,111とスイッチ回路25aにお
いて選択される色出力信号1131,1132の関係は表2と同
じである。
【0064】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路21の出力信号109を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路20の出力信号107を
選択し、AND回路41の出力信号110aが■1■で、AND回路4
2の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25aはAND回路42
の出力信号110bが■1■のときには補償遅延回路91の出
力信号1131を選択し、110bが■0■のときには水平方向
色信号抽出フィルタ24aの出力信号1132を選択する。従
って、この実施例においては端子26より出力される色信
号を抽出するフィルタ特性C21(Z)ならびに輝度信号抽
出のための色信号抽出フィルタの特性C22(Z)は、相関
の有無に応じてそれぞれ、垂直非相関が大きいときに
は、 C21(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) C22(Z)=Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C21(Z)=C22(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C21(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) C22(Z)=Chv(Z) のように切り替わる。
【0065】実施例7.図12は請求項8に係る発明の一
実施例における図1中の画像非相関判定回路18の構成が
示されている。第1の水平方向色信号非相関エネルギー
抽出回路29aの出力DCH1の一方に乗算器74aでf1を乗算し
たf1・DCH1とe1・DYHを最大値回路34に入力してDH21を
検出し、DCH1の他方に乗算器74bでf2を乗算したf2・DCH
1とe2・DYHを最大値回路35に入力してDH22を検出し、第
2の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路29bの出
力DCH2に乗算器72でbを乗算したb・DCH1とa・DYHを最
大値回路33に入力してDH1を検出する。第2の垂直方向
色信号非相関エネルギー抽出回路31bの出力DCV2に乗算
器78で乗算したd・DCV2とc・DYVを最大値回路36に入力
してDVを検出し、比較回路37でDH1とn・DVを比較し、比
較回路38でDCV1とm1・DH21とを比較し、比較回路39でDY
Vとm2・DH22とを比較する構成としたものである。な
お、図12に示した実施例の、判定回路40の出力110によ
るスイッチ回路23,25の選択制御動作は表2と同じであ
る。
【0066】なお、上記実施例では信号118を2個の遅
延回路に通して注目標本点の1つ前後の参照標本点の標
本値が全て■1■のとき信号123が■1■となるようにし
たが、注目標本点の前後R個ずつの参照標本点(R:整
数)にわたって非相関が検出できるように前後に同じ数
ずつ配置されていれば、2個に限られない。この場合
は、その数Rに準じて信号116,117の通る遅延回路の数
もR個となる。
【0067】実施例8.図41中の画像非相関判定回路18
が図12で示される場合が請求項8に係る別の実施例であ
る。この画像非相関判定回路18の動作は第7実施例と同様
であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路23,25
の選択制御動作は表2と同じである。
【0068】実施例9.図13は請求項9に係る発明の一
実施例における図1中の画像非相関判定回路の構成18が
示されている。同図において、71,72,75,76,77a,77b,78a,
78b,79,80a,80bは乗算回路で、水平方向色信号非相関エ
ネルギ抽出回路29の出力信号DCHは二方に分かれ、一方は
比較回路38に与えられ、他方は乗算器72によりfが乗ぜ
られたのち最大値回路33に与えられる。水平方向輝度信
号非相関エネルギ抽出回路30の出力信号DYHは二方に分
かれ、一方は比較回路39に与えられ、他方は乗算器71によ
り定数eが乗ぜられたのち最大値回路33に与えられる。
垂直方向色信号非相関エネルギ抽出回路31の出力信号DC
Vは三方に分かれ、一方は乗算器76により定数hが乗ぜら
れたのち最大値回路34に与えられ、もう一方は乗算器78a
により定数d1が乗ぜられたのち最大値回路35に与えら
れ、他方は乗算器78bにより定数d2が乗ぜられ最大値回路
36に与えられる。垂直方向輝度信号非相関エネルギ抽出
回路32の出力信号DYVは三方に分かれ、一方は乗算器75
により定数gが乗ぜられたのち最大値回路34に与えら
れ、もう一方は乗算器77aにより定数c1が乗ぜられたの
ち最大値回路35に与えられ、他方は乗算器77bにより定
数c2が乗ぜられ最大値回路36に与えられる。
【0069】最大値回路33の出力信号は水平方向非相関
エネルギDHとして、乗算器79により定数mが乗ぜられ比
較回路37に与えられる。最大値回路34の出力信号は第1
の垂直方向非相関エネルギDV1として比較回路37に与え
られる。最大値回路35の出力信号は第2の垂直方向非相関
エネルギDV21として、乗算器80aにより定数n1が乗ぜられ
比較回路38に与えられる。最大値回路36の出力信号は第3
の垂直方向非相関エネルギDV22として、乗算器80bにより
定数n2が乗ぜられ比較回路39に与えられる。
【0070】比較回路37は第1の垂直方向非相関エネル
ギDV1と、水平方向非相関エネルギDHに定数mを乗じたm
・DHの大小を比較し、DV1≧m・DHのときには出力信号11
6をハイレベルとし、それ以外のときはローレベルとす
る。比較回路38は水平方向色信号非相関エネルギーDCH
と、第2の垂直方向非相関エネルギDV21に定数n1を乗じ
たn1・DV21の大小を比較し、DCH≧n1・DV21のときには
出力信号117をハイレベルとし、それ以外のときはロー
レベルとする。比較回路39は水平方向輝度信号非相関エ
ネルギDYHと、第3の垂直方向非相関エネルギDV22に定
数n2を乗じたn2・DV22の大小を比較し、DYH≧n2・DV22
のときには出力信号118をハイレベルとし、それ以外の
ときはローレベルとする。比較回路37の出力信号116と
比較回路38の出力信号117と比較回路39の出力信号118は
判定回路40に与えられる。この判定回路40の出力信号11
0は画像非相関判定回路18の出力として送出される。
【0071】次に、この実施例の画像非相関判定回路18
の動作を説明する。水平方向非相関エネルギDH、第1の
垂直方向非相関エネルギDV1、第2の垂直方向非相関エ
ネルギDV21、第3の垂直方向非相関エネルギDV22は次の
ように表される。 DH=max(e・DYH,f・DCH) DV1=max(g・DYV,h・DCV) DV21=max(c1・DYV,d1・DCV) DV22=max(c2・DYV,d2・DCV) 比較回路37では、DV1とm・DHを比較して、 DV1≧m・DH のとき垂直方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号116を送出し、 DV1<m・DV のときには垂直方向に非相関が小さいと判断して判定回
路40に■0■の信号116を送出する。比較回路38では、DC
Hとn1・DV21を比較して、 DCH≧n1・DV21 のとき水平方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号117を送出し、 DCH<n1・DV21 のときには水平方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に■0■の信号117を送出する。比較回路39では、
DYHとn2・DV22を比較して、 DYH≧n2・DV22 のとき水平方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号118を送出し、 DYH<n2・DV22 のとき水平方向に非相関が小さいと判断し判定回路40に
■0■の信号118を送出する。判定回路40は上記の相関の
検出結果に応じて、次のようにスイッチ回路23及びスイ
ッチ回路25を制御する。すなわち、判定回路40への入力信
号116,117,118と出力信号110及びスイッチ回路23におい
て選択される色出力信号107,109,111とスイッチ回路25
において選択される色出力信号1131,1132の関係は表3の
ようになる。
【0072】
【表3】
【0073】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路20の出力信号107を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路21の出力信号109を
選択し、AND回路41の出力信号110aが■1■で、AND回路4
2の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25はAND回路41の出
力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■の
ときには補償遅延回路91の出力信号1131を選択し、そう
でないときには水平方向色信号抽出フィルタ24の出力信
号1132を選択する。従って、この実施例においては端子
26より出力される色信号を抽出するフィルタ特性C
11(Z)ならびに輝度信号抽出のための色信号抽出フィ
ルタの特性C12(Z)は、相関の有無に応じてそれぞれ、
垂直非相関が大きいときには、 C11(Z)=Ch(Z) C12(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C11(Z)=C12(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C11(Z)=Chv(Z) C12(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) のように切り替わる。
【0074】実施例10.図41中の画像非相関判定回路
18が図13で示される場合が請求項9に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第9実施例と
同様である。判定回路40への入力信号116,117,118と出
力信号110及びスイッチ回路23において選択される色出
力信号107,109,111とスイッチ回路25aにおいて選択され
る色出力信号1131,1132の関係は表3のようになる。
【0075】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路20の出力信号107を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路21の出力信号109を
選択し、AND回路41の出力信号110aが■1■で、AND回路4
2の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25aはAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路91の出力信号1131を選択し、そ
うでないときには水平方向色信号抽出フィルタ24aの出
力信号1132を選択する。従って、この実施例においては
端子26より出力される色信号を抽出するフィルタ特性C
21(Z)ならびに輝度信号抽出のための色信号抽出フィ
ルタの特性C22(Z)は、相関の有無に応じてそれぞれ、
垂直非相関が大きいときには、 C21(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) C22(Z)=Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C21(Z)=C22(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C21(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) C22(Z)=Chv(Z) のように切り替わる。
【0076】実施例11.図14は請求項10に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。この実施例は、図13に示される第9実施例について、図
10に示される第3実施例と同様に、水平方向色信号非相
関エネルギー抽出回路29,垂直方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路31を分離構成したものである。なお、図14の
判定回路40の出力110によるスイッチ回路23,25の選択制
御動作は表3と同じである。
【0077】実施例12.図41中の画像非相関判定回路
18が図14で示される場合が請求項10に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第11実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0078】実施例13.図15は請求項11に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。図13の実施例の比較回路37■39と判定回路40との間
に、図11と同じ遅延回路86■89及びAND回路90を付加した
もので、この付加部分は図11の実施例と同様に動作し、
判定回路40は、入力信号119,120,123にもとづいて前記
図13の実施例で説明した相関検出結果に応じて、スイッ
チ回路23及びスイッチ回路25を制御する。判定回路40の
出力110によるスイッチ回路23,25の選択制御動作は表3
と同じである。
【0079】実施例14.図41中の画像非相関判定回路
18が図15で示される場合が請求項11に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第13実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0080】実施例15.図16は請求項12に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。この実施例は、図15に示される第13実施例につい
て、図10に示される第3実施例と同様に、水平方向色信
号非相関エネルギー抽出回路29及び垂直方向色信号非相
関エネルギー抽出回路31を分離構成したものである。な
お図16の判定回路40の出力110によるスイッチ回路23,25
の選択制御動作は表3と同じである。
【0081】実施例16.図41中の画像非相関判定回路
18が図16で示される場合が請求項12に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第15実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0082】実施例17.図17は請求項13に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18の構
成が示されている。同図において、71,72,73
a,73b,74a,74b,77,78,79a,7
9b,80は乗算回路で、水平方向色信号非相関エネル
ギ抽出回路29の出力信号DCVは三方に分かれ、一方は乗
算器72により定数bが乗ぜられたのち最大値回路33に与
えられ、もう一方は乗算器74aにより定数f1が乗ぜられた
のち最大値回路34に与えられ、他方は乗算器74bにより
定数f2が乗ぜられたのち最大値回路35に与えられる。水
平方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路30の出力信号DY
Vは三方に分かれ、一方は乗算器71により定数aが乗ぜら
れたのち最大値回路33に与えられ、もう一方は乗算器73a
により定数e1が乗ぜられたのち最大値回路34に与えら
れ、他方は乗算器73bにより定数e2が乗ぜられ最大値回路
35に与えられる。垂直方向色信号非相関エネルギ抽出回
路31の出力信号DCHは二方に分かれ、一方は比較回路38に
与えられ、他方は乗算器78によりdが乗ぜられたのち加
算回路84に与えられる。垂直方向輝度信号非相関エネル
ギ抽出回路32の出力信号DYHは二方に分かれ、一方は比較
回路39に与えられ、他方は乗算器77により定数cが乗ぜら
れ加算回路84に与えられる。
【0083】最大値回路33の出力信号は第1の水平方向
非相関エネルギDH1として比較回路37に与えられる。最大
値回路34の出力信号は第2の水平方向非相関エネルギDH2
1として、乗算器79aにより定数m1が乗ぜられたのち比較
回路38に与えられる。最大値回路35の出力信号は第3の
水平方向非相関エネルギDH22として、乗算器79bにより定
数m2が乗ぜられ比較回路39に与えられる。加算回路84の
出力信号は乗算器80により垂直方向非相関エネルギDVと
して、定数nが乗ぜられ比較回路37に与えられる。
【0084】比較回路37は第1の水平方向非相関エネル
ギDH1と、垂直方向非相関エネルギDVに定数nを乗じたn
・DVの大小を比較し、DH1≧n・DVのときには出力信号11
6をハイレベルとし、それ以外のときはローレベルとす
る。比較回路38は垂直方向色信号非相関エネルギーDCV
と、第2の水平方向非相関エネルギDH21に定数m1を乗じ
たm1・DH21の大小を比較し、DCV≧m1・DH21のときには
出力信号117をハイレベルとし、それ以外のときはロー
レベルとする。比較回路39は垂直方向輝度信号非相関エ
ネルギDYVと、第3の水平方向非相関エネルギDH22に定
数m2を乗じたm2・DH22の大小を比較し、DYV≧m2・DH22
のときには出力信号118をハイレベルとし、それ以外の
ときはローレベルとする。比較回路37の出力信号116と
比較回路38の出力信号117と比較回路39の出力信号118は
判定回路40に与えられる。この判定回路40の出力信号11
0は画像非相関判定回路18の出力として送出される。
【0085】次に、この実施例の画像非相関判定回路18
の動作を説明する。第1の水平方向非相関エネルギDH
1、第2の水平方向非相関エネルギDH21、第3の水平方
向非相関エネルギDH22、垂直方向非相関エネルギDVは次
のように表される。 DH1=max(a・DYH,b・DCH) DH21=max(e1・DYH,f1・DCH) DH22=max(e2・DYH,f2・DCH) DV=c・DYV+d・DCV 比較回路37では、DH1とn・DVを比較して、 DH1≧n・DV のとき水平方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号116を送出し、 DH1<n・DV のときには水平方向に非相関が小さいと判断して判定回
路40に■0■の信号116を送出する。比較回路38では、DC
Vとm1・DH21を比較して、 DCV≧m1・DH21 のとき垂直方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号117を送出し、 DCV<m1・DH21 のときには垂直方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に■0■の信号117を送出する。比較回路39では、
DYVとm2・DH22を比較して、 DYV≧m2・DH22 のとき垂直方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号118を送出し、 DYV<m2・DH22 のときには垂直方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に■0■の信号118を送出する。判定回路40は上記
の相関の検出結果に応じて、次のようにスイッチ回路2
3,25を制御する。判定回路40への入力信号116,117,118
と出力信号110及びスイッチ回路23において選択される
色出力信号107,109,111とスイッチ回路25において選択
される色出力信号1131,1132の関係は表2と同じであ
る。
【0086】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路21の出力信号109を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路20の出力信号107を
選択し、AND回路40の出力信号110aが■1■で、AND回路4
2の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25はAND回路42の出
力信号110bが■1■のときには補償遅延回路91の出力信
号1131を選択し、110bが■0■のときには水平方向色信
号抽出フィルタ24の出力信号1132を選択する。従って、
この実施例においては端子26より出力される色信号を抽
出するフィルタ特性C11(Z)ならびに輝度信号抽出のた
めの色信号抽出フィルタの特性C12(Z)は、相関の有無
に応じてそれぞれ、垂直非相関が大きいときには、 C11(Z)=Ch(Z) C12(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C11(Z)=C12(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C11(Z)=Chv(Z) C12(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) のように切り替わる。
【0087】実施例18.図41中の画像非相関判定回路
18が図17で示される場合が請求項13に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第17実施例と
同様である。判定回路40は上記の相関の検出結果に応じ
て、次のようにスイッチ回路23,25aを制御する。判定回
路40への入力信号116,117,118と出力信号110及びスイッ
チ回路23において選択される色出力信号107,109,111と
スイッチ回路25aにおいて選択される色出力信号1131,11
32の関係は表2と同じである。
【0088】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路21の出力信号109を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路20の出力信号107を
選択し、AND回路40の出力信号110aが■1■で、AND回路42
の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25aはAND回路42
の出力信号110bが■1■のときには補償遅延回路91aの出
力信号1131を選択し、110bが■0■のときには水平方向
色信号抽出フィルタ24aの出力信号1132を選択する。従っ
て、図41の実施例においては端子26より出力される色信
号を抽出するフィルタ特性C21(Z)ならびに輝度信号抽
出のための色信号抽出フィルタの特性C22(Z)は、相関
の有無に応じてそれぞれ、垂直非相関が大きいときに
は、 C21(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) C22(Z)=Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C21(Z)=C22(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C21(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) C22(Z)=Chv(Z) のように切り替わる。
【0089】実施例19.図18は請求項14に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18である。
この実施例は、図17に示される第17実施例について、図1
0に示される第3実施例と同様に、水平方向色信号非相関
エネルギー抽出回路29及び垂直方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路31を分離構成したものである。なお図18の
判定回路40の出力110によるスイッチ回路23,25の選択制
御動作は表2と同じである。
【0090】実施例20.図41中の画像非相関判定回路
18が図18で示される場合が請求項14に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第19実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表2と同じである。
【0091】実施例21.図19は請求項15に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。図17の実施例の比較回路37■39と判定回路40との間
に、図11と同じ遅延回路86■89及びAND回路90を付加し
たもので、この付加部分は図11の実施例と同様に動作
し、判定回路40は、入力信号119,120,123にもとづいて
前記図17の実施例で説明した相関検出結果に応じて、ス
イッチ回路23,25を制御する。この判定回路40の入力信
号119,120,123と、出力信号110及びスイッチ回路23にお
いて選択される色出力信号107,109,111とスイッチ回路2
5において選択される色出力信号1131,1132の関係は表2
と同じである。
【0092】実施例22.図41中の画像非相関判定回路
18が図19で示される場合が請求項15に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第21実施例と
同様である。判定回路40の入力信号119,120,123と、出
力信号110及びスイッチ回路23において選択される色出
力信号107,109,111とスイッチ回路25aにおいて選択され
る色出力信号1131,1132の関係は表2と同じである。
【0093】実施例23.図20は請求項16に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。この実施例は、図19に示される第21実施例につい
て、図10に示される第3実施例と同様に、水平方向色信
号非相関エネルギー抽出回路29及び垂直方向色信号非相
関エネルギー抽出回路31を分離構成したものである。な
お図20の判定回路40の出力110によるスイッチ回路23,25
の選択制御動作は表2と同じである。
【0094】実施例24.図41中の画像非相関判定回路
18が図20で示される場合が請求項16に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第23実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表2と同じである。
【0095】実施例25.図21は請求項17に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18の構成
が示されている。同図において、71,72,75,76,77a,77b,78
a,78b,79,80a,80bは乗算回路で、水平方向色信号非相関
エネルギ抽出回路29の出力信号DCHは二方に分かれ、一方
は比較回路38に与えられ、他方は乗算器72によりfが乗ぜ
られたのち加算回路81に与えられる。水平方向輝度信号
非相関エネルギ抽出回路30の出力信号DYHは二方に分か
れ、一方は比較回路39に与えられ、他方は乗算器71により
定数eが乗ぜられたのち加算回路81に与えられる。垂直
方向色信号非相関エネルギ抽出回路31の出力信号DCVは
三方に分かれ、一方は乗算器76により定数hが乗ぜられ
たのち最大値回路34に与えられ、もう一方は乗算器78aに
より定数d1が乗ぜられたのち最大値回路35に与えられ、
他方は乗算器78bにより定数d2が乗ぜられたのち最大値
回路36に与えられる。垂直方向輝度信号非相関エネルギ
抽出回路32の出力信号DYVは三方に分かれ、一方は乗算
器75により定数gが乗ぜられたのち最大値回路34に与え
られ、もう一方は乗算器77aにより定数c1が乗ぜられたの
ち最大値回路35に与えられ、他方は乗算器77bにより定数
c2が乗ぜられ最大値回路36に与えられる。
【0096】加算回路81の出力信号は水平方向非相関エ
ネルギDHとして、乗算器79により定数mが乗ぜられたの
ち比較回路37に与えられる。最大値回路34の出力信号は
第1の垂直方向非相関エネルギDV1として比較回路37に与
えられる。最大値回路35の出力信号は第2の垂直方向非相
関エネルギDV21として、乗算器80aにより定数n1が乗ぜ
られ比較回路38に与えられる。最大値回路36の出力信号
は第3の垂直方向非相関エネルギDV22として、乗算器80b
により定数n2が乗ぜられ比較回路39に与えられる。
【0097】比較回路37は第1の垂直方向非相関エネル
ギDV1と、水平方向非相関エネルギDHに定数mを乗じたm
・DHの大小を比較し、DV1≧m・DHのときには出力信号11
6をハイレベルとし、それ以外のときはローレベルとす
る。比較回路38は水平方向色信号非相関エネルギーDCH
と、第2の垂直方向非相関エネルギDV21に定数n1を乗じ
たn1・DV21の大小を比較し、DCH≧n1・DV21のときには
出力信号117をハイレベルとし、それ以外のときはロー
レベルとする。比較回路39は水平方向輝度信号非相関エ
ネルギDYHと、第3の垂直方向非相関エネルギDV22に定
数n2を乗じたn2・DV22の大小を比較し、DYH≧n2・DV22
のときには出力信号118をハイレベルとし、それ以外の
ときはローレベルとする。比較回路37の出力信号116と
比較回路38の出力信号117と比較回路39の出力信号118は
判定回路40に与えられる。この判定回路40の出力信号11
0は画像非相関判定回路18の出力として送出される。
【0098】次に、この実施例の画像非相関判定回路18
の動作を説明する。水平方向非相関エネルギDH、第1の
垂直方向非相関エネルギDV1、第2の垂直方向非相関エ
ネルギDV21、第3の垂直方向非相関エネルギDV22は次の
ように表される。 DH=e・DYH+f・DCH DV1=max(g・DYV,h・DCV) DV21=max(c1・DYV,d1・DCV) DV22=max(c2・DYV,d2・DCV) 比較回路37では、DV1とm・DHを比較して、 DV1≧m・DH のとき垂直方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号116を送出し、 DV1<m・DV のときには垂直方向に非相関が小さいと判断して判定回
路40に■0■の信号116を送出する。比較回路38では、DC
Hとn1・DV21を比較して、 DCH≧n1・DV21 のとき水平方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号117を送出し、 DCH<n1・DV21 のときには水平方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に■0■の信号117を送出する。比較回路39では、
DYHとn2・DV22を比較して、 DYH≧n2・DV22 のとき水平方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号118を送出し、 DYH<n2・DV22 のときには水平方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に■0■の信号118を送出する。判定回路40は上記
の相関の検出結果に応じて、次のようにスイッチ回路23
を制御する。判定回路40への入力信号116,117,118と出
力信号110及びスイッチ回路23において選択される色出
力信号107,109,111とスイッチ回路25において選択され
る色出力信号1131,1132の関係は表3と同じである。
【0099】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路20の出力信号107を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路21の出力信号109を
選択し、AND回路41の出力信号110aが■1■で、AND回路4
2の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25はAND回路41の出
力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■の
ときには補償遅延回路91の出力信号1131を選択し、そう
でないときには水平方向色信号抽出フィルタ24の出力信
号1132を選択する。従って、この実施例においては端子
26より出力される色信号を抽出するフィルタ特性C
11(Z)ならびに輝度信号抽出のための色信号抽出フィ
ルタの特性C12(Z)は、相関の有無に応じてそれぞれ、
垂直非相関が大きいときには、 C11(Z)=Ch(Z) C12(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C11(Z)=C12(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C11(Z)=Chv(Z) C12(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) のように切り替わる。
【0100】実施例26.図41中の画像非相関判定回路
18が図21で示される場合が請求項17に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第25実施例と
同様である。判定回路40への入力信号116,117,118と出
力信号110及びスイッチ回路23において選択される色出
力信号107,109,111とスイッチ回路25aにおいて選択され
る色出力信号1131,1132の関係は表3のようになる。
【0101】実施例27.図22は請求項18に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。この実施例は、図21に示される第25実施例につい
て、図10に示される第3実施例と同様に、水平方向色信
号非相関エネルギー抽出回路29及び垂直方向色信号非相
関エネルギー抽出回路31を分離構成したものである。な
お、図22の判定回路40の出力110によるスイッチ回路23,
25の選択制御動作は表3と同じである。
【0102】実施例28.図41中の画像非相関判定回路
18が図22で示される場合が請求項18に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第27実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0103】実施例29.図23は請求項19に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。図21の実施例の比較回路37■39と判定回路40との間
に、図11と同じ遅延回路86■89及びAND回路90を付加
したもので、この付加部分は図11の実施例と同様に動作
し、判定回路40は、入力信号119,120,123にもとづいて
前記図21の実施例で説明した相関検出結果に応じて、ス
イッチ回路25を制御する。この判定回路40の出力110に
よるスイッチ回路23,25の選択制御動作は表3と同じであ
る。
【0104】実施例30.図41中の画像非相関判定回路
18が図23で示される場合が請求項19に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第29実施例と
同様である。判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0105】実施例31.図24は請求項20に係る発明
の一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。この実施例は、図23に示される第29実施例につい
て、図10に示される第3実施例と同様に、水平方向色信
号非相関エネルギー抽出回路29及び垂直方向色信号非相
関エネルギー抽出回路31を分離構成したものである。な
お図24の判定回路40の出力110によるスイッチ回路23,25
の選択制御動作は表3と同じである。
【0106】実施例32.図41中の画像非相関判定回路
18が図24で示される場合が請求項20に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第31実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0107】実施例33.図25は請求項21に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18の構成
が示されている。同図において、71,72,73a,73b,74a,74b,
77,78,79a,79b,80は乗算回路で、水平方向色信号非相関
エネルギ抽出回路29の出力信号DCVは三方に分かれ、一方
は乗算器72により定数bが乗ぜられたのち最大値回路33
に与えられ、もう一方は乗算器74aにより定数f1が乗ぜら
れたのち加算回路82に与えられ、他方は乗算器74bにより
定数f2が乗ぜられたのち加算回路83に与えられる。水平
方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路30の出力信号DYV
は三方に分かれ、一方は乗算器71により定数aが乗ぜられ
たのち最大値回路33に与えられ、もう一方は乗算器73aに
より定数e1が乗ぜられたのち加算回路82に与えられ、他
方は乗算器73bにより定数e2が乗ぜられたのち加算回路8
3に与えられる。垂直方向色信号非相関エネルギ抽出回路
31の出力信号DCHは二方に分かれ、一方は比較回路38に与
えられ、他方は乗算器78によりdが乗ぜられたのち最大値
回路36に与えられる。垂直方向輝度信号非相関エネルギ
抽出回路32の出力信号DYHは二方に分かれ、一方は比較回
路39に与えられ、他方は乗算器77により定数cが乗ぜら
れたのち最大値回路36に与えられる。
【0108】最大値回路33の出力信号は第1の水平方
向非相関エネルギDH1として比較回路37に与えられる。加
算回路82の出力信号は第2の水平方向非相関エネルギDH2
1として、乗算器79aにより定数m1が乗ぜられたのち比較
回路38に与えられる。加算回路83の出力信号は第3の水
平方向非相関エネルギDH22として、乗算器79bにより定数
m2が乗ぜられ比較回路39に与えられる。最大値回路36の
出力信号は垂直方向非相関エネルギDVとして、乗算器80
により定数nが乗ぜられ比較回路37に与えられる。
【0109】比較回路37は第1の水平方向非相関エネル
ギDH1と、垂直方向非相関エネルギDVに定数nを乗じたn
・DVの大小を比較し、DH1≧n・DVのときには出力信号11
6をハイレベルとし、それ以外のときはローレベルとす
る。比較回路38は垂直方向色信号非相関エネルギーDCV
と、第2の水平方向非相関エネルギDH21に定数m1を乗じ
たm1・DH21の大小を比較し、DCV≧m1・DH21のときには
出力信号117をハイレベルとし、それ以外のときはロー
レベルとする。比較回路39は垂直方向輝度信号非相関エ
ネルギDYVと、第3の水平方向非相関エネルギDH22に定
数m2を乗じたm2・DH22の大小を比較し、DYV≧m2・DH22
のときには出力信号118をハイレベルとし、それ以外の
ときはローレベルとする。比較回路37の出力信号116と
比較回路38の出力信号117と比較回路39の出力信号118は
判定回路40に与えられる。この判定回路40の出力信号11
0は画像非相関判定回路18の出力として送出される。
【0110】次に、この実施例の画像非相関判定回路18
の動作を説明する。第1の水平方向非相関エネルギDH
1、第2の水平方向非相関エネルギDH21、第3の水平方
向非相関エネルギDH22、垂直方向非相関エネルギDVは次
のように表される。 DH1=max(a・DYH,b・DCH) DH21=e1・DYH+f1・DCH DH22=e2・DYH+f2・DCH DV=max(c・DYV,d・DCV) 比較回路37では、DH1とn・DVを比較して、 DH1≧n・DV のとき水平方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号116を送出し、 DH1<n・DV のときには水平方向に非相関が小さいと判断して判定回
路40に■0■の信号116を送出する。比較回路38では、DC
Vとm1・DH21を比較して、 DCV≧m1・DH21 のとき垂直方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号117を送出し、 DCV<m1・DH21 のときには垂直方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に■0■の信号117を送出する。比較回路39では、
DYVとm2・DH22を比較して、 DYV≧m2・DH22 のとき垂直方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号118を送出し、 DYV<m2・DH22 のときには垂直方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に■0■の信号118を送出する。判定回路40は上記
の相関の検出結果に応じて、次のようにスイッチ回路23
を制御する。判定回路40への入力信号116,117,118と出
力信号110及びスイッチ回路23において選択される色出
力信号107,109,111とスイッチ回路25において選択され
る色出力信号1131,1132の関係は表2と同じである。
【0111】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路21の出力信号109を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路20の出力信号107を
選択し、AND回路40の出力信号110aが■1■で、AND回路4
2の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25はAND回路42の出
力信号110bが■1■のときには補償遅延回路91の出力信
号1131を選択し、110bが■0■のときには水平方向色信
号抽出フィルタ24の出力信号1132を選択する。従って、
この実施例においては端子26より出力される色信号を抽
出するフィルタ特性C11(Z)ならびに輝度信号抽出のた
めの色信号抽出フィルタの特性C12(Z)は、相関の有無
に応じてそれぞれ、垂直非相関が大きいときには、 C11(Z)=Ch(Z) C12(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C11(Z)=C12(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C11(Z)=Chv(Z) C12(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) のように切り替わる。
【0112】実施例34.図41中の画像非相関判定回路
18が図25で示される場合が請求項21に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第33実施例と
同様である。判定回路40への入力信号116,117,118と出
力信号110及びスイッチ回路23において選択される色出
力信号107,109,111とスイッチ回路25aにおいて選択され
る色出力信号1131,1132の関係は表2と同じである。
【0113】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路21の出力信号109を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路20の出力信号107を
選択し、AND回路40の出力信号110aが■1■で、AND回路42
の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25aはAND回路42
の出力信号110bが■1■のときには補償遅延回路91aの出
力信号1131を選択し、110bが■0■のときには水平方向
色信号抽出フィルタ24aの出力信号1132を選択する。従っ
て、図41の実施例においては端子26より出力される色信
号を抽出するフィルタ特性C21(Z)ならびに輝度信号抽
出のための色信号抽出フィルタの特性C22(Z)は、相関
の有無に応じてそれぞれ、垂直非相関が大きいときに
は、 C21(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) C22(Z)=Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C21(Z)=C22(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C21(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) C22(Z)=Chv(Z) のように切り替わる。
【0114】実施例35.図26は請求項22に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。この実施例は、図25に示される第33実施例について、
図10に示される第3実施例と同様に、水平方向色信号非相
関エネルギー抽出回路29,垂直方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路31を分離構成したものである。なお図18の
判定回路40の出力110によるスイッチ回路23,25の選択制
御動作は表2と同じである。
【0115】実施例36.図41中の画像非相関判定回路
18が図26で示される場合が請求項22に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第35実施例と
同様である。判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表2と同じである。
【0116】実施例37.図27は請求項23に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。図25の実施例の比較回路37■39と判定回路40との間
に、図11と同じ遅延回路86■89及びAND回路90を付加
したもので、この付加部分は図11の実施例と同様に動作
し、判定回路40は、入力信号119,120,123にもとづいて
前記図25の実施例で説明した相関検出結果に応じて、ス
イッチ回路23を制御する。この判定回路40の出力110に
よるスイッチ回路23,25の選択制御動作は表2と同じであ
る。
【0117】実施例38.図41中の画像非相関判定回路
18が図27で示される場合が請求項23に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第37実施例と
同様である。判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表2と同じである。
【0118】実施例39.図28は請求項24に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。この実施例は、図27に示される第37実施例について、
図10に示される第3実施例と同様に、水平方向色信号非相
関エネルギー抽出回路29及び垂直方向色信号非相関エネ
ルギー抽出回路31を分離構成したものである。なお図28
の判定回路40の出力110によるスイッチ回路23,25の選択
制御動作は表2と同じである。
【0119】実施例40.図41中の画像非相関判定回路
18が図28で示される場合が請求項24に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第39実施例と
同様である。判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3、25aの選択制御動作は表2と同じである。
【0120】実施例41.図29は請求項25に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18の構成
が示されている。同図において、71,72,75,76,77a,77b,78
a,78b,79,80a,80bは乗算回路で、水平方向色信号非相関
エネルギ抽出回路29の出力信号DCHは二方に分かれ、一方
は比較回路38に与えられ、他方は乗算器72によりfが乗
ぜられたのち最大値回路33に与えられる。水平方向輝度
信号非相関エネルギ抽出回路30の出力信号DYHは二方に
分かれ、一方は比較回路39に与えられ、他方は乗算器71に
より定数eが乗ぜられたのち最大値回路33に与えられる。
垂直方向色信号非相関エネルギ抽出回路31の出力信号DC
Vは三方に分かれ、一方は乗算器76により定数hが乗ぜら
れたのち加算回路82に与えられ、もう一方は乗算器78aに
より定数d1が乗ぜられたのち加算回路83に与えられ、他
方は乗算器78bにより定数d2が乗ぜられたのち最大値回
路36に与えられる。垂直方向輝度信号非相関エネルギ抽
出回路32の出力信号DYVは三方に分かれ、一方は乗算器7
5により定数gが乗ぜられたのち加算回路82に与えられ、
もう一方は乗算器77aにより定数c1が乗ぜられたのち加
算回路83に与えられ、他方は乗算器77bにより定数c2が乗
ぜられ最大値回路36に与えられる。
【0121】最大値回路33の出力信号は水平方向非相
関エネルギDHとして、乗算器79により定数mが乗ぜられ
たのち比較回路37に与えられる。加算回路82の出力信号
は第1の垂直方向非相関エネルギDV1として比較回路37
に与えられる。加算回路83の出力信号は第2の垂直方向
非相関エネルギDV21として、乗算器80aにより定数n1が乗
ぜられ比較回路38に与えられる。最大値回路36の出力信
号は第3の垂直方向非相関エネルギDV22として、乗算器80
bにより定数n2が乗ぜられ比較回路39に与えられる。
【0122】比較回路37は第1の垂直方向非相関エネル
ギDV1と、水平方向非相関エネルギDHに定数mを乗じたm
・DHの大小を比較し、DV1≧m・DHのときには出力信号11
6をハイレベルとし、それ以外のときはローレベルとす
る。比較回路38は水平方向色信号非相関エネルギーDCH
と、第2の垂直方向非相関エネルギDV21に定数n1を乗じ
たn1・DV21の大小を比較し、DCH≧n1・DV21のときには
出力信号117をハイレベルとし、それ以外のときはロー
レベルとする。比較回路39は水平方向輝度信号非相関エ
ネルギDYHと、第3の垂直方向非相関エネルギDV22に定
数n2を乗じたn2・DV22の大小を比較し、DYH≧n2・DV22
のときには出力信号118をハイレベルとし、それ以外の
ときはローレベルとする。比較回路37の出力信号116と
比較回路38の出力信号117と比較回路39の出力信号118は
判定回路40に与えられる。この判定回路40の出力信号11
0は画像非相関判定回路18の出力として送出される。
【0123】次に、この実施例の画像非相関判定回路18
の動作を説明する。水平方向非相関エネルギDH、第1の
垂直方向非相関エネルギDV1、第2の垂直方向非相関エ
ネルギDV21、第3の垂直方向非相関エネルギDV22は次の
ように表される。 DH=max(e・DYH,f・DCH) DV1=g・DYV+h・DCV DV21=c1・DYV+d1・DCV DV22=max(c2・DYV,d2・DCV) 比較回路37では、DV1とm・DHを比較して、 DV1≧m・DH のとき垂直方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号116を送出し、 DV1<m・DV のときには垂直方向に非相関が小さいと判断して判定回
路40に■0■の信号116を送出する。比較回路38では、DC
Hとn1・DV21を比較して、 DCH≧n1・DV21 のとき水平方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号117を送出し、 DCH<n1・DV21 のときには水平方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に■0■の信号117を送出する。比較回路39では、
DYHとn2・DV22を比較して、 DYH≧n2・DV22 のとき水平方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号118を送出し、 DYH<n2・DV22 のときには水平方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に■0■の信号118を送出する。判定回路40は上記
の相関の検出結果に応じて、次のようにスイッチ回路23
を制御する。すなわち、判定回路40への入力信号116,11
7,118と出力信号110及びスイッチ回路23において選択さ
れる色出力信号107,109,111とスイッチ回路25において
選択される色出力信号1131,1132の関係は表3と同じで
ある。
【0124】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路20の出力信号107を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路21の出力信号109を
選択し、AND回路41の出力信号110aが■1■で、AND回路4
2の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25はAND回路41の出
力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■の
ときには補償遅延回路91の出力信号1131を選択し、そう
でないときには水平方向色信号抽出フィルタ24の出力信
号1132を選択する。従って、この実施例においては端子
26より出力される色信号を抽出するフィルタ特性C
11(Z)ならびに輝度信号抽出のための色信号抽出フィ
ルタの特性C12(Z)は、相関の有無に応じてそれぞれ、
垂直非相関が大きいときには、 C11(Z)=Ch(Z) C12(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C11(Z)=C12(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C11(Z)=Chv(Z) C12(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) のように切り替わる。
【0125】実施例42.図41中の画像非相関判定回路
18が図29で示される場合が請求項25に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第41実施例と
同様である。判定回路40への入力信号116,117,118と出
力信号110及びスイッチ回路23において選択される色出
力信号107,109,111とスイッチ回路25aにおいて選択され
る色出力信号1131,1132の関係は表3と同じである。
【0126】実施例43.図30は請求項26に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。この実施例は、図29に示される第41実施例につい
て、図10に示される第3実施例と同様に、水平方向色信号
非相関エネルギー抽出回路29及び垂直方向色信号非相関
エネルギー抽出回路31を分離構成したものである。な
お、図30の判定回路40の出力110によるスイッチ回路23,
25の選択制御動作は表3と同じである。
【0127】実施例44.図41中の画像非相関判定回路
18が図30で示される場合が請求項26に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第43実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0128】実施例45.図31は請求項27に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。図29の実施例の比較回路37■39と判定回路40との間
に、図11と同じ遅延回路86■89及びAND回路90を付加
したもので、この付加部分は図11の実施例と同様に動作
し、判定回路40は、入力信号119,120,123にもとづいて
前記図29の実施例で説明した相関検出結果に応じて、ス
イッチ回路23を制御する。この判定回路40の出力110に
よるスイッチ回路23,25の選択制御動作は表3と同じで
ある。
【0129】実施例46.図41中の画像非相関判定回路
18が図31で示される場合が請求項27に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第45実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0130】実施例47.図32は請求項28に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。この実施例は、図31に示される第45実施例につい
て、図10に示される第3実施例と同様に、水平方向色信
号非相関エネルギー抽出回路29及び垂直方向色信号非相
関エネルギー抽出回路31を分離構成したものである。な
お図32の判定回路40の出力110によるスイッチ回路23,25
の選択制御動作は表3と同じである。
【0131】実施例48.図41中の画像非相関判定回路
18が図32で示される場合が請求項28に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第47実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0132】実施例49.図33は請求項29に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18の構成
が示されている。同図において、71,72,73a,73b,74a,74b,
77,78,79a,79b,80は乗算回路で、水平方向色信号非相関
エネルギ抽出回路29の出力信号DCVは三方に分かれ、一方
は乗算器72により定数bが乗ぜられたのち最大値回路33
に与えられ、もう一方は乗算器74aにより定数f1が乗ぜ
られたのち加算回路82に与えられ、他方は乗算器74bによ
り定数f2が乗ぜられたのち加算回路83に与えられる。水
平方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路30の出力信号DY
Vは三方に分かれ、一方は乗算器71により定数aが乗ぜら
れたのち最大値回路33に与えられ、もう一方は乗算器73a
により定数e1が乗ぜられたのち加算回路82に与えられ、
他方は乗算器73bにより定数e2が乗ぜられたのち加算回
路83に与えられる。垂直方向色信号非相関エネルギ抽出
回路31の出力信号DCHは二方に分かれ、一方は比較回路38
に与えられ、他方は乗算器78によりdが乗ぜられたのち加
算回路84に与えられる。垂直方向輝度信号非相関エネル
ギ抽出回路32の出力信号DYHは二方に分かれ、一方は比較
回路39に与えられ、他方は乗算器77により定数cが乗ぜ
られたのち加算回路36に与えられる。
【0133】最大値回路33の出力信号は第1の水平方向
非相関エネルギDH1として比較回路37に与えられる。加算
回路82の出力信号は第2の水平方向非相関エネルギDH21
として、乗算器79aにより定数m1が乗ぜられたのち比較回
路38に与えられる。加算回路83の出力信号は第3の水平
方向非相関エネルギDH22として、乗算器79bにより定数m2
が乗ぜられ比較回路39に与えられる。加算回路84の出力
信号は垂直方向非相関エネルギDVとして、乗算器80によ
り定数nが乗ぜられ比較回路37に与えられる。
【0134】比較回路37は第1の水平方向非相関エネル
ギDH1と、垂直方向非相関エネルギDVに定数nを乗じたn
・DVの大小を比較し、DH1≧n・DVのときには出力信号11
6をハイレベルとし、それ以外のときはローレベルとす
る。比較回路38は垂直方向色信号非相関エネルギーDCV
と、第2の水平方向非相関エネルギDH21に定数m1を乗じ
たm1・DH21の大小を比較し、DCV≧m1・DH21のときには
出力信号117をハイレベルとし、それ以外のときはロー
レベルとする。比較回路39は垂直方向輝度信号非相関エ
ネルギDYVと、第3の水平方向非相関エネルギDH22に定
数m2を乗じたm2・DH22の大小を比較し、DYV≧m2・DH22
のときには出力信号118をハイレベルとし、それ以外の
ときはローレベルとする。比較回路37の出力信号116と
比較回路38の出力信号117と比較回路39の出力信号118は
判定回路40に与えられる。この判定回路40の出力信号11
0は画像非相関判定回路18の出力として送出される。
【0135】次に、この実施例の画像非相関判定回路18
の動作を説明する。第1の水平方向非相関エネルギDH
1、第2の水平方向非相関エネルギDH21、第3の水平方
向非相関エネルギDH22、垂直方向非相関エネルギDVは次
のように表される。 DH1=max(a・DYH,b・DCH) DH21=e1・DYH+f1・DCH DH22=e2・DYH+f2・DCH DV=c・DYV+d・DCV) 比較回路37では、DH1とn・DVを比較して、 DH1≧n・DV のとき水平方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号116を送出し、 DH1<n・DV のときには水平方向に非相関が小さいと判断して判定回
路40に■0■の信号116を送出する。比較回路38では、DC
Vとm1・DH21を比較して、 DCV≧m1・DH21 のとき垂直方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号117を送出し、 DCV<m1・DH21 のときには垂直方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に■0■の信号117を送出する。比較回路39では、
DYVとm2・DH22を比較して、 DYV≧m2・DH22 のとき垂直方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号118を送出し、 DYV<m2・DH22 のときには垂直方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に■0■の信号118を送出する。判定回路40は上記
の相関の検出結果に応じて、次のようにスイッチ回路23
を制御する。判定回路40への入力信号116,117,118と出
力信号110及びスイッチ回路23において選択される色出
力信号107,109,111とスイッチ回路25において選択され
る色出力信号1131,1132の関係は表2と同じである。
【0136】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路21の出力信号109を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路20の出力信号107を
選択し、AND回路40の出力信号110aが■1■で、AND回路4
2の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25はAND回路42の出
力信号110bが■0■のときには補償遅延回路91の出力信
号1131を選択し、110bが■1■のときには水平方向色信
号抽出フィルタ24の出力信号1132を選択する。従って、
この実施例においては端子26より出力される色信号を抽
出するフィルタ特性C11(Z)ならびに輝度信号抽出のた
めの色信号抽出フィルタの特性C12(Z)は、相関の有無
に応じてそれぞれ、垂直非相関が大きいときには、 C11(Z)=Ch(Z) C12(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C11(Z)=C12(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C11(Z)=Chv(Z) C12(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) のように切り替わる。
【0137】実施例50.図41中の画像非相関判定回路
18が図33で示される場合が請求項29に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第49実施例と
同様である。判定回路40への入力信号116,117,118と出
力信号110及びスイッチ回路23において選択される色出
力信号107,109,111とスイッチ回路25aにおいて選択され
る色出力信号1131,1132の関係は表3と同じである。
【0138】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路21の出力信号109を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路20の出力信号107を
選択し、AND回路40の出力信号110aが■1■で、AND回路42
の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25aはAND回路42
の出力信号110bが■1■のときには補償遅延回路91aの出
力信号1131を選択し、110bが■0■のときには水平方向
色信号抽出フィルタ24aの出力信号1132を選択する。従っ
て、図41の実施例においては端子26より出力される色信
号を抽出するフィルタ特性C21(Z)ならびに輝度信号抽
出のための色信号抽出フィルタの特性C22(Z)は、相関
の有無に応じてそれぞれ、垂直非相関が大きいときに
は、 C21(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) C22(Z)=Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C21(Z)=C22(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C21(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) C22(Z)=Chv(Z) のように切り替わる。
【0139】実施例51.図34は請求項30に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。この実施例は、図33に示される第49実施例につい
て、図10に示される第3実施例と同様に、水平方向色信
号非相関エネルギー抽出回路29及び垂直方向色信号非相
関エネルギー抽出回路31を分離構成したものである。な
お図34の判定回路40の出力110によるスイッチ回路23,25
の選択制御動作は表2と同じである。
【0140】実施例52.図41中の画像非相関判定回路
18が図34で示される場合が請求項30に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第51実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0141】実施例53.図35は請求項31に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。図33の実施例の比較回路37■39と判定回路40との間
に、図11と同じ遅延回路86■89及びAND回路90を付加
したもので、この付加部分は図11の実施例と同様に動作
し、判定回路40は、入力信号119,120,123にもとづいて
前記図33の実施例で説明した相関検出結果に応じて、ス
イッチ回路23を制御する。この判定回路40の出力110に
よるスイッチ回路23,25の選択制御動作は表2と同じで
ある。
【0142】実施例54.図41中の画像非相関判定回路
18が図35で示される場合が請求項31に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第53実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0143】実施例55.図36は請求項32に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。この実施例は、図35に示される第53実施例につい
て、図10に示される第3実施例と同様に、水平方向色信
号非相関エネルギー抽出回路29及び垂直方向色信号非相
関エネルギー抽出回路31を分離構成したものである。な
お図36の判定回路40の出力110によるスイッチ回路23、25
の選択制御動作は表2と同じである。
【0144】実施例56.図41中の画像非相関判定回路
18が図36で示される場合が請求項32に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第55実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0145】実施例57.図37は請求項33に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18の構成
が示されている。同図において、71,72,75,76,77a,77b,78
a,78b,79,80a,80bは乗算回路で、水平方向色信号非相関
エネルギ抽出回路29の出力信号DCHは二方に分かれ、一方
は比較回路38に与えられ、他方は乗算器72によりfが乗ぜ
られたのち加算回路81に与えられる。水平方向輝度信号
非相関エネルギ抽出回路30の出力信号DYHは二方に分か
れ、一方は比較回路39に与えられ、他方は乗算器71により
定数eが乗ぜられたのち加算回路81に与えられる。垂直方
向色信号非相関エネルギ抽出回路31の出力信号DCVは三
方に分かれ、一方は乗算器76により定数hが乗ぜられたの
ち加算回路82に与えられ、もう一方は乗算器78aにより定
数d1が乗ぜられたのち加算回路83に与えられ、他方は乗
算器78bにより定数d2が乗ぜられたのち最大値回路36に
与えられる。垂直方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路3
2の出力信号DYVは三方に分かれ、一方は乗算器75により
定数gが乗ぜられたのち加算回路82に与えられ、もう一方
は乗算器77aにより定数c1が乗ぜられたのち加算回路83
に与えられ、他方は乗算器77bにより定数c2が乗ぜられ
たのち最大値回路36に与えられる。
【0146】加算回路81の出力信号は水平方向非相関エ
ネルギDHとして、乗算器79により定数mが乗ぜられたの
ち比較回路37に与えられる。加算回路82の出力信号は第1
の垂直方向非相関エネルギDV1として比較回路37に与え
られる。加算回路83の出力信号は第2の垂直方向非相関エ
ネルギDV21として、乗算器80aにより定数n1が乗ぜられ比
較回路38に与えられる。最大値回路36の出力信号は第3の
垂直方向非相関エネルギDV22として、乗算器80bにより定
数n2が乗ぜられ比較回路39に与えられる。
【0147】比較回路37は第1の垂直方向非相関エネル
ギDV1と、水平方向非相関エネルギDHに定数mを乗じたm
・DHの大小を比較し、DV1≧m・DHのときには出力信号11
6をハイレベルとし、それ以外のときはローレベルとす
る。比較回路38は水平方向色信号非相関エネルギーDCH
と、第2の垂直方向非相関エネルギDV21に定数n1を乗じ
たn1・DV21の大小を比較し、DCH≧n1・DV21のときには
出力信号117をハイレベルとし、それ以外のときはロー
レベルとする。比較回路39は水平方向輝度信号非相関エ
ネルギDYHと、第3の垂直方向非相関エネルギDV22に定
数n2を乗じたn2・DV22の大小を比較し、DYH≧n2・DV22
のときには出力信号118をハイレベルとし、それ以外の
ときはローレベルとする。比較回路37の出力信号116と
比較回路38の出力信号117と比較回路39の出力信号118は
判定回路40に与えられる。この判定回路40の出力信号11
0は画像非相関判定回路18の出力として送出される。
【0148】次に、この実施例の画像非相関判定回路18
の動作を説明する。水平方向非相関エネルギDH、第1の
垂直方向非相関エネルギDV1、第2の垂直方向非相関エ
ネルギDV21、第3の垂直方向非相関エネルギDV22は次の
ように表される。 DH=e・DYH+f・DCH DV1=g・DYV+h・DCV DV21=c1・DYV+d1・DCV DV22=max(c2・DYV,d2・DCV) 比較回路37では、DV1とm・DHを比較して、 DV1≧m・DH のとき垂直方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号116を送出し、 DV1<m・DV のときには垂直方向に非相関が小さいと判断して判定回
路40に■0■の信号116を送出する。比較回路38では、DC
Hとn1・DV21を比較して、 DCH≧n1・DV21 のとき水平方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号117を送出し、 DCH<n1・DV21 のときには水平方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に■0■の信号117を送出する。比較回路39では、
DYHとn2・DV22を比較して、 DYH≧n2・DV22 のとき水平方向に非相関が大きいと判断し判定回路40に
■1■の信号118を送出し、 DYH<n2・DV22 のときには水平方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に■0■の信号118を送出する。判定回路40は上記
の相関の検出結果に応じて、次のようにスイッチ回路23
を制御する。すなわち、判定回路40への入力信号116,11
7,118と出力信号110及びスイッチ回路23において選択さ
れる色出力信号107,109,111とスイッチ回路25において
選択される色出力信号1131,1132の関係は表3と同じで
ある。
【0149】すなわち、スイッチ回路23はAND回路41の
出力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■
のときには補償遅延回路20の出力信号107を選択し、AND
回路41の出力信号110aが■0■で、AND回路42の出力信号
110bが■1■のときには補償遅延回路21の出力信号109を
選択し、AND回路41の出力信号110aが■1■で、AND回路4
2の出力信号110bが■0■のときには補償遅延回路22の出
力信号111を選択する。スイッチ回路25はAND回路41の出
力信号110aとAND回路42の出力信号110bがともに■0■の
ときには補償遅延回路91の出力信号1131を選択し、そう
でないときには水平方向色信号抽出フィルタ24の出力信
号1132を選択する。従って、この実施例においては端子
26より出力される色信号を抽出するフィルタ特性C
11(Z)ならびに輝度信号抽出のための色信号抽出フィ
ルタの特性C12(Z)は、相関の有無に応じてそれぞれ、
垂直非相関が大きいときには、 C11(Z)=Ch(Z) C12(Z)=Ch(Z)・Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C11(Z)=C12(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C11(Z)=Chv(Z) C12(Z)=Chv(Z)・Ch(Z) のように切り替わる。
【0150】実施例58.図41中の画像非相関判定回路
18が図37で示される場合が請求項33に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第57実施例と
同様である。判定回路40への入力信号116,117,118と出
力信号110及びスイッチ回路23において選択される色出
力信号107,109,111とスイッチ回路25aにおいて選択され
る色出力信号1131,1132の関係は表3と同じである。
【0151】実施例59.図38は請求項34に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。この実施例は、図37に示される第57実施例につい
て、図10に示される第3実施例と同様に、水平方向色信
号非相関エネルギー抽出回路29及び垂直方向色信号非相
関エネルギー抽出回路31を分離構成したものである。な
お、図38の判定回路40の出力110によるスイッチ回路23,
25の選択制御動作は表3と同じである。
【0152】実施例60.図41中の画像非相関判定回路
18が図38で示される場合が請求項34に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第59実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0153】実施例61.図39は請求項35に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。図37の実施例の比較回路37■39と判定回路40との間
に、図11と同じ遅延回路86■89及びAND回路90を付加
したもので、この付加部分は図11の実施例と同様に動作
し、判定回路40は、入力信号119,120,123にもとづいて
前記図37の実施例で説明した相関検出結果に応じて、ス
イッチ回路23を制御する。この判定回路40の出力110に
よるスイッチ回路23,25の選択制御動作は表3と同じで
ある。
【0154】実施例62.図41中の画像非相関判定回路
18が図39で示される場合が請求項35に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第61実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0155】実施例63.図40は請求項36に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18であ
る。この実施例は、図39に示される第61実施例につい
て、図10に示される第3実施例と同様に、水平方向色信
号非相関エネルギー抽出回路29及び垂直方向色信号非相
関エネルギー抽出回路31を分離構成したものである。な
お図40の判定回路40の出力110によるスイッチ回路23,25
の選択制御動作は表3と同じである。
【0156】実施例64.図41中の画像非相関判定回路
18が図40で示される場合が請求項36に係る別の実施例で
ある。この画像非相関判定回路18の動作は第63実施例と
同様であり、判定回路40の出力110によるスイッチ回路2
3,25aの選択制御動作は表3と同じである。
【0157】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複合
カラーテレビジョン信号の垂直方向と水平方向の画像の
相関を検出し、この検出結果にもとづいて特性の異なる
色信号抽出フィルタを選択して出力するような構成の輝
度信号色信号分離フィルタにおいて、水平方向色信号抽
出フィルタを増やし、選択された色信号抽出フィルタが
水平方向色信号抽出フィルタか水平・垂直方向色信号抽
出フィルタの場合に色信号をさらに狭帯域化すること
で、水平方向あるいは垂直方向にドット妨害を発生させ
ることなく、斜め解像度を向上させるか、あるいはクロ
スカラーを改善させる効果がある。実施例1ないし実施
例24のように追加した水平方向色信号抽出フィルタで
輝度信号抽出のための色信号を抽出する場合、斜め解像
度の向上を、実施例25ないし実施例48のように追加
した水平方向色信号抽出フィルタで端子26より出力す
る色信号を抽出する場合、クロスカラーの向上をはかる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係るNTSC方式の輝度信号
色信号分離フィルタの一実施例の概略ブロック図であ
る。
【図2】図1中の画像非相関判定回路の請求項5の発明
に係る実施例のブロック回路図である。
【図3】図2中の判定回路の一実施例を示す回路図であ
る。
【図4】図2中の水平方向色信号非相関エネルギー抽出
回路の一実施例を示すブロック回路図である。
【図5】図2中の水平方向輝度信号非相関エネルギー抽
出回路の一実施例を示すブロック回路図である。
【図6】図2中の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出
回路の一実施例を示すブロック回路図である。
【図7】図2中の垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽
出回路の一実施例を示すブロック回路図である。
【図8】図8中の水平方向色信号非相関エネルギー抽出
回路(2)の一実施例を示すブロック回路図である。
【図9】図8中の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出
回路(2)の一実施例を示すブロック回路図である。
【図10】請求項6の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図11】請求項7の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図12】請求項8の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図13】請求項9の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図14】請求項10の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図15】請求項11の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図16】請求項12の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図17】請求項13の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図18】請求項14の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図19】請求項15の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図20】請求項16の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図21】請求項17の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図22】請求項18の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図23】請求項19の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図24】請求項20の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図25】請求項21の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図26】請求項22の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図27】請求項23の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図28】請求項24の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図29】請求項25の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図30】請求項26の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図31】請求項27の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図32】請求項28の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図33】請求項29の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図34】請求項30の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図35】請求項31の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図36】請求項32の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図37】請求項33の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図38】請求項34の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図39】請求項35の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図40】請求項36の発明に係る画像非相関判定回路を
示すブロック回路図である。
【図41】請求項4の発明に係るNTSC方式の輝度信号色
信号分離フィルタの一実施例の概略ブロック図である。
【図42】請求項1ないし請求項36の発明に係るPAL方式
の輝度信号色信号分離フィルタの一実施例の概略ブロッ
ク図である。
【図43】従来の輝度信号色信号分離フィルタのブロッ
ク回路図である。
【図44】2次元周波数平面におけるNTSC方式の複合カ
ラーテレビジョン信号の分布を示す説明図である。
【図45】垂直方向に相関が弱く水平方向に相関が強い
ような画像の場合の、2次元周波数平面におけるNTSC信
号の分布を示す説明図である。
【図46】垂直方向に相関が強く水平方向に相関が弱い
ような画像の場合の、2次元周波数平面におけるNTSC信
号の分布を示す説明図である。
【図47】両方向に相関が強いような画像の場合の、2
次元周波数平面におけるNTSC信号の分布を示す説明図で
ある。
【図48】NTSC方式の複合カラーテレビジョン信号を色
副搬送波の4倍の周波数で同期標本化した信号系列の画
面上での配列を示す説明図である。
【符号の説明】
12 A/D変換器 13,14 1ライン遅延回路 15 垂直方向色信号抽出フィルタ 16,24 水平方向色信号抽出フィルタ 17 水平・垂直方向色信号抽出フィルタ 18 画像非相関判定回路 19〜22,91 補償遅延回路 23,25 スイッチ回路 27 減算器 29 水平方向色信号非相関エネルギ抽出回路 30 水平方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路 31 垂直方向色信号非相関エネルギ抽出回路 32 垂直方向輝度信号非相関エネルギ抽出回路 33〜36 最大値回路 37〜39 比較回路 40 判定回路 71〜80 乗算器 81〜84 加算回路 86〜89 遅延回路 90 AND回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項29
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項30
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項31
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項32
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項33
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項34
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項35
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項36
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】図11は図43中の画像非相関判定回路1
8の一実施例を示すブロック回路図であり、同図におい
て、29は水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路、
30は水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路、3
1は垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路、32は
垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路、33〜3
6は最大値回路、37〜39は比較回路、40は判定回
路、71,72,73a,73b,74a,74b,7
7,78,79a,79b,80は乗算回路、86〜8
9は遅延回路である。図43におけるA/D変換器12
の出力信号101は、図11において水平方向輝度信号
非相関エネルギー抽出回路30と垂直方向色信号非相関
エネルギー抽出回路31、垂直方向輝度信号非相関エネ
ルギー検出回路32に与えられる。尚上記の中で〜信号
非相関エネルギーとは、信号の変化の度合に応じて発生
する信号の高域成分を示すもので、変化の大きい程その
変化の大きい方向における信号の高域成分は増加する。
すなわち〜信号非相関エネルギーは信号の高域成分のエ
ネルギーを示し、2次元(あるいは1次元)のフィルタ
リング処理(〜エネルギー抽出回路)などを用いて所望
の帯域成分を取りだしたものである。その所望帯域は、
後述する図44〜図47で用いてなるような2次元周波
数平面であらわすことができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図3は図11中の判定回路40の一実施例
を示すブロック回路図であり、AND回路41,42,
NOT回路43およびNOR回路44で構成されてお
り、遅延回路86の出力信号119は、AND回路42
の一方の入力端子およびNOT回路43の入力端子に与
えられ、遅延回路87の出力信号120とAND回路9
0の出力信号123はNOR回路44に与えられ、この
NOR回路44の出力は、AND回路42の他方の入力
端子およびAND回路41の一方の入力端子に与えら
れ、NOT回路43の出力信号はAND回路41の他方
の入力端子に与えられる。このAND回路41の出力
と、AND回路42の出力は、画像非相関判定回路18
の出力信号110となる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図4は図11中の水平方向色信号非相関エ
ネルギー抽出回路29の一実施例を示すブロック回路図
で、色副搬送波の1周期分(1/fsc)の遅延量をも
つ遅延回路45、減算回路46及び絶対値回路47で構
成されており、第1の1ライン遅延回路13の出力信号
102は、遅延回路45及び減算回路46の一方の入力
端子に与えられ、遅延回路45の出力信号は、減算回路
46の他方の入力端子に与えられる。減算回路46の出
力信号は、絶対値回路47に与えられ、この絶対値回路
47の出力が水平方向色信号非相関エネルギーDCHと
なる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図5は図11中の水平方向輝度信号非相関
エネルギー抽出回路30の一実施例のブロック回路図で
垂直方向低域通過フィルタ48、色副搬送波の1/2の
周期(1/(2fsc))の遅延量をもつ遅延回路4
9,50、減算回路51,52、絶対値回路53,54
及び最大値回路55で構成されており、A/D変換器1
2の出力信号101、第1の1ライン遅延回路13の出
力信号102及び第2の1ライン遅延回路14の出力信
号103は、垂直方向低域通過フィルタ48に与えら
れ、この垂直方向低域通過フィルタ48の出力は、遅延
回路49及び減算回路51の一方の入力端子に与えら
れ、遅延回路49の出力は、遅延回路50、減算回路5
1の他方の入力端子及び減算回路52の一方の入力端子
に与えられ、遅延回路50の出力は、減算回路52の他
方の入力端子に与えられ、減算回路51の出力は、絶対
値回路53に与えられ、この絶対値回路53の出力は最
大値回路55に与えられ、減算回路52の出力は絶対値
回路54に与えられ、この絶対値回路54の出力は最大
値回路55に与えられる。最大値回路55の出力は水平
方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路30の出力DY
Hとなる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】図6は図11中の垂直方向色信号非相関エ
ネルギー抽出回路31の一実施例のブロック回路図で、
水平方向帯域通過フィルタ56,57及び減算回路5
8、絶対値回路59で構成され、A/D変換器12の出
力信号101は水平方向帯域通過フィルタ56に与えら
れ、第2の1ライン遅延回路14の出力信号103は水
平方向帯域通過フィルタ57に与えられ、水平方向帯域
通過フィルタ56の出力は減算回路58の一方の入力端
子に与えられ、水平方向帯域通過フィルタ57の出力
は、減算回路58の他方の入力端子に与えられる。この
減算回路58の入力は、絶対値回路59に与えられ、こ
の絶対値回路59の出力は垂直方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路31の出力DCVとなる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】図7は図11中の垂直方向輝度信号非相関
エネルギー抽出回路32の一実施例のブロック回路図
で、水平方向低域通過フィルタ60,61,62、減算
回路63,64、絶対値回路65,66及び最大値回路
67で構成されており、A/D変換器12の出力信号1
01は水平方向低域通過フィルタ60に与えられ、第1
の1ライン遅延回路13の出力信号102は水平方向低
域通過フィルタ61に与えられ、第2の1ライン遅延回
路14の出力信号103は水平方向低域通過フィルタ6
2に与えられる。水平方向低域通過フィルタ60の出力
は減算回路63の一方の入力端子に与えられ、水平方向
低域通過フィルタ61の出力は減算回路63の他方の入
力端子及び減算回路64の一方の入力端子に与えられ、
水平方向低域通過フィルタ62の出力は減算回路64の
他方の入力端子に与えられ、減算回路63の出力は絶対
値回路65に与えられ、減算回路64の出力は絶対値回
路66に与えられ、絶対値回路65,66の出力は最大
値回路67に与えられ、この最大値回路67の出力は垂
直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路32の出力D
YVとなる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】次に、図43、図11、図3ないし図7に
示した従来のフィルタの原理と動作について説明する。
NTSC方式の複合カラーテレビジョン信号は水平周波
数μ、垂直周波数νを軸とする2次元周波数平面におい
て図44のような分布をする。この信号分布は画像の2
次元相関に対して異なった形となり、例えば垂直方向に
相関が弱く水平方向に相関が強いような画像の場合、図
45のような信号分布となり、この際、網掛け長方形で
示すような通過帯域となる水平方向色信号抽出フィルタ
で色信号を抽出すれば良い。また水平方向に相関が弱く
垂直方向に相関が強いような画像の場合、図46のよう
な信号分布となり、この際、網掛け長方形で示すような
通過帯域となる垂直方向色信号抽出フィルタで色信号を
抽出すれば良い。両方向に相関が強いような画像の場
合、図47のような信号分布となり、この際、網掛け長
方形で示すような通過帯域となる水平・垂直方向色信号
抽出フィルタで色信号を抽出すれば良い。図43に示す
ようにこの輝度信号色信号分離フィルタでは垂直方向色
信号抽出フィルタ15、水平方向色信号抽出フィルタ1
6、水平・垂直方向色信号抽出フィルタ17を備え画像
非相関判定回路18の出力より、これらを選択する。水
平方向色信号抽出フィルタを選択する条件は図45より
色信号の垂直高域成分が多い(網掛け長方形内に色成分
が多い)ということと輝度信号の水平高域成分が少ない
(網掛け長方形内に輝度成分が少ない)ということを判
定すれば良いということになる。垂直方向色信号抽出フ
ィルタを選択する条件は図46より色信号の水平高域成
分が多い(網掛け長方形内に色成分が多い)ということ
と輝度信号の垂直高域成分が少ない(網掛け長方形内に
輝度成分が少ない)ということを判定すれば良いという
ことになる。上記水平方向色信号抽出フィルタ選択条件
と垂直方向色信号抽出フィルタ選択条件が成り立たない
場合、水平・垂直方向色信号抽出フィルタを選択する。
以下、これら条件式の導出からフィルタ選択までを説明
する。NTSC信号が入力端子11を介して与えられる
と、A/D変換器12はこの複合カラーテレビジョン信
号を標本化周波数fs=4・fsc(fscは色副搬送
周波数)で標本化する。標本化された複合カラーテレビ
ジョン信号は、画面上で図48に示すような2次元配列
となる。すなわち、fsc=(455/2)fH である
から、ラインごとに色信号Cの位相が180°反転した
ものを1周期に4サンプル抽出したものとなる。図中、
Yは輝度信号,C1,C2は色信号を示しており、白丸
はY+C1、斜線入り丸はY−C1、白三角はY+C
2、斜線入り三角はY−C2である。この複合カラーテ
レビジョン信号は、第1の1ライン遅延回路13及び第
2の1ライン遅延回路14を通ることによって、ある注
目標本点における標本値と、その注目標本点の画面上1
ライン上、1ライン下の二つの参照標本点とが同時に抽
出される。すなわち、座標(m,n)の位置の複合カラ
ーテレビジョン信号(標本値)S(m,n)が第1の1
ライン遅延回路13の出力102に現われた時点で、第
2の1ライン遅延回路14の出力103には信号(m,
n−1)が現われ、A/D変換器12の出力101には
信号S(m,n+1)が現われる。信号102は水平方
向色信号抽出フィルタ16に、また、この信号102と
他の二つの信号101,103は、それぞれ垂直方向色
信号抽出フィルタ15、水平・垂直方向色信号抽出フィ
ルタ17及び画像非相関判定回路18の入力に与えられ
る。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】すなわち、スイッチ回路23はAND回路
41の出力信号110aとAND回路42の出力信号1
10bがともに“0”のときには補償遅延回路21の出
力信号109を選択し、AND回路41の出力信号11
0aが“0”で、AND回路42の出力信号110bが
“1”のときには補償遅延回路20の出力信号107を
選択し、AND回路41の出力信号110 aが“1”で、
AND回路42の出力信号110bが“0”のときには
補償遅延回路22の出力信号111を選択する。従っ
て、この実施例においては、色信号抽出フィルタ特性C
(Z)は、相関の有無に応じて、垂直非相関が大きいと
きには、 C(Z)=Ch(Z) 水平非相関が大きいときには、 C(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C(Z)=Chv(Z) のように切り替わる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来の輝度信号色信号
分離フィルタは、水平方向フィルタと垂直方向フィルタ
と水平・垂直方向フィルタを画像の相関に応じて適応的
に選択して輝度信号Yと色信号Cとを分離するので、画
像の水平方向あるいは垂直方向に輝度及び色の変化が激
しい領域、例えばカラーバー信号の色の境界領域、にお
いてもC信号成分のY信号領域への洩れた起因に発生す
る不用なドット状の点の妨害、すなわちドット妨害等の
画質劣化を生じないが、細かい格子状(例えばネクタイ
の縞、縦縞が少し傾いた画面)の画素等により発生する
高い周波数のY信号の色信号領域への洩れに起因する格
子状画素等に不用な色が着色してみえる現象、すなわち
クロスカラーが多い、あるいは斜め解像度が劣化すると
いう問題があった。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明に係る輝度信号
色信号分離フィルタは、水平走査周波数に同期した周波
数で標本化された複合映像信号を1ラインづつ遅延させ
る遅延手段によって注目標本点と参照標本点の各標本値
同時に抽出し、注目標本点の標本値及び参照標本点の
標本値から水平方向色信号抽出フィルタによって水平方
向の色副搬送波の成分を抽出した第1の色信号と、上記
注目標本点及び参照標本点の各標本値から垂直方向の色
副搬送波の成分を抽出した第2の色信号と、同じく各標
本値から水平・垂直方向色信号抽出フィルタによって水
平方向及び垂直方向の色副搬送波の成分を抽出した第3
の色信号とを、同じく各標本値から画像相関検出手段
によって検出した水平方向及び垂直方向の相関にもとづ
いて選択して色信号として出力し、上記注目標本値から
この色信号を減算して輝度信号を得る構成としたもので
あって、上記画像相関検出手段を、上記注目標本点及
び参照標本点の各標本値から水平方向の輝度信号の非相
関エネルギDYHを検出する水平方向輝度信号非相関エ
ネルギー検出手段と、上記注目標本点の標本値から水平
方向の色信号の非相関エネルギDCHを検出する水平方
向色信号非相関エネルギー検出手段と、上記注目標本点
及び参照点の各標本値から垂直方向の輝度信号の非相関
エネルギDYVを検出する垂直方向輝度信号非相関エネ
ルギー検出手段と、上記参照標本点の各標本値から垂直
方向の色信号の非相関エネルギDCVを検出する垂直方
向色信号非相関エネルギー検出手段と、これらの非相関
エネルギDYH,DCH,DYVおよびDCVを比較し
て水平方向と垂直方向の非相関の大小を判定し、この判
定結果にもとづいて上記第1〜第3の色信号のうち非相
関の小さい方向に抽出した色信号を選択する信号を送出
する手段と、選択された色信号が上記第1あるいは第3
の色信号の場合さらに水平方向色信号抽出フィルタによ
りこの色信号を狭帯域化する手段で構成したものであ
る。なお、上記画像非相関検出手段において、請求項2
n−1(n=3〜18)に対して請求項2n(n=3〜
18)では、水平方向色信号非相関エネルギー検出手段
と垂直方向色信号非相関エネルギー検出手段をそれぞれ
分離構成しており、また、請求項4n−3,4n−2
(n=2〜9)に対して請求項4n−1,4n(n=2
〜9)では非相関エネルギー同士を比較した比較回路の
後に遅延回路、AND回路を構成している。また、非相
関エネルギーから画像の非相関を検出するにあたって、
請求項5〜12では最大値回路4個を用いていたのに対
し請求項13〜36では最大値回路と加算回路を混在さ
せた構成としている。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【作用】この発明における画像非相関判定手段は、注目
標本点の標本値が垂直方向の非相関が大きいときには水
平方向色信号抽出フィルタによって抽出した第1の色信
号を選択し、注目標本点の標本値が水平方向の非相関が
大きいときには垂直方向色信号抽出フィルタによって抽
出した第2の色信号を選択し、そのどちらでもないとき
は水平垂直方向色信号抽出フィルタによって抽出した第
3の色信号を選択する色信号選択を行い、選択された色
信号が上記第1あるいは第3の色信号の場合さらに水平
方向色信号抽出フィルタによりこの色信号を狭帯域化す
る。このため、水平方向あるいは垂直方向に画像の変化
が激しい領域においてドット妨害が発生せず、なおかつ
出力色信号を狭帯域化することでクロスカラーが抑圧で
き、あるいは輝度信号を出力するため複合映像信号との
演算をおこなう色信号を狭帯域化することで斜め解像度
劣化を防止できる。また、請求項2n−1(n=3〜1
8)に対して請求項2n(n=3〜18)では、水平方
向色信号非相関エネルギー検出手段と垂直方向色信号非
相関エネルギー検出手段をそれぞれ分離構成しているの
で、さらに斜め縞に対するクロスカラーを抑圧できる。
また、請求項4n−3,4n−2(n=2〜9)に対し
て請求項4n−1,4n(n=2〜9)では非相関エネ
ルギー同士を比較した比較回路の後に遅延回路、AND
回路を構成しているので、水平解像度の劣化が防止でき
る。非相関エネルギーから画像の非相関を検出するにあ
たって、請求項5〜12では最大値回路4個を用いてい
るので、ノイズ成分に影響されない非相関検出ができ、
請求項13〜36では最大値回路と加算回路を混在させ
た構成としているので、輝度信号と色信号の両方の非相
関が大きい場合に精度よい非相関検出ができる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【実施例】 実施例1.図1は請求項3に係る発明の一実施例を示す
概略ブロック図であり、11は入力端子で、NTSC方
式の複合カラーテレビジョン信号が与えられる。12は
A/D変換器で、入力端子11から入力されるアナログ
の複合カラーテレビジョン信号をデジタル信号に変換す
る。13はA/D変換器12の出力信号を入力する第1
の1ライン遅延回路、14は第2の1ライン遅延回路、
15は垂直方向色信号抽出フィルタ、16は水平方向色
信号抽出フィルタ、17は水平・垂直方向色信号抽出フ
ィルタ、18は画像非相関判定回路、19,20,2
1,22は補償遅延回路、23は第1の色信号選択手段
であるところのスイッチ回路、24はスイッチ回路23
の出力信号を入力する水平方向色信号抽出フィルタ、2
5は第2の色信号選択手段であるところのスイッチ回
路、26はスイッチ回路23の出力端子、27は減算回
路、28は減算回路27の出力端子である。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】と表される。垂直方向色信号抽出フィルタ
15の出力信号106は、補償遅延回路20の出力信号
107として、また、水平方向色信号抽出フィルタ16
の出力信号108は、補償遅延回路21の出力信号10
9として、また水平・垂直方向色信号抽出フィルタ17
の出力信号110は、補償遅延回路22の出力信号11
1として、それぞれスイッチ回路23に与えられる。注
目標本点に対する垂直方向及び水平方向の画像の非相関
を検出し、水平方向の非相関が特に強いときには、垂直
方向色信号抽出フィルタ15の出力信号106が入力さ
れる補償遅延回路20の出力信号107を選択し、垂直
方向の非相関が特に強いときには、水平方向色信号抽出
フィルタ16の出力信号108が入力される補償遅延回
路21の出力信号109を選択し、それ以外の場合に
は、水平・垂直方向色信号抽出フィルタ17の出力信号
110が入力される補償遅延回路22の出力信号111
を選択するようにスイッチ回路23を切り換える。スイ
ッチ回路23で選択された色信号が補償遅延回路21の
出力信号109か補償遅延回路22の出力信号111の
とき、スイッチ回路23の出力信号113を水平方向色
信号抽出フィルタ24によりさらに狭帯域化した信号
132を選択し、スイッチ回路23で選択された色信号
が補償遅延回路20の出力信号107のとき、信号11
31を選択するようにスイッチ回路25を切り換える。
水平方向色信号抽出フィルタ16の伝達関数は、例えば Ch2(Z)=(−1/16)(1−Z-2)4 と表される。この画像の非相関の検出及びスイッチ回路
23、25の制御は、画像非相関判定回路18によって
行われ、この画像非相関判定回路18は、以下のような
操作でスイッチ回路を制御する。水平方向色信号非相関
エネルギをDCH(Z)とし、水平方向輝度信号非相関
エネルギをDYH(Z)とし、垂直方向色信号非相関エ
ネルギをDCV(Z)とし、垂直方向輝度信号非相関エ
ネルギをDYV(Z)とし、次のように表す。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】すなわち、スイッチ回路23はAND回路
41の出力信号110aとAND回路42の出力信号1
10bがともに“0”のときには補償遅延回路21の出
力信号109を選択し、AND回路41の出力信号11
0aが“0”で、AND回路42の出力信号110bが
“1”のときには補償遅延回路20の出力信号107を
選択し、AND回路41の出力信号110aが“1”
で、AND回路42の出力信号110bが“0”のとき
には補償遅延回路22の出力信号111を選択する。ス
イッチ回路25aはAND回路42の出力信号110b
が“1”のときには補償遅延回路91aの出力信号11
31を選択し、110bが“0”のときには水平方向色
信号抽出フィルタ24aの出力信号1132を選択す
る。従って、図41の実施例においては端子26より出
力される色信号を抽出するフィルタ特性C21(Z)なら
びに輝度信号抽出のための色信号抽出フィルタの特性C
22(Z)は、相関の有無に応じてそれぞれ、垂直非相関
が大きいときには、C21(Z)=Ch1 (Z)・Ch2
(Z) C22(Z)=Ch1 (Z) 水平非相関が大きいときには、 C21(Z)=C22(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C21(Z)=Chv(Z)・Ch2 (Z) C22(Z)=Chv(Z) のように切り替わる。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】実施例3.図10は請求項6に係る発明の
一実施例における図1中の画像非相関判定回路18の構
成が示されている。基本的な演算処理(乗算,比較)は
前記記載の実施例1に準じているが以下補充説明をす
る。第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路2
9aの出力DCH1の一方に乗算器74aでf1を乗算
したf1・DCH1とe1・DYHを最大値回路34に
入力してDH21,つまりこの場合はDH21=max
(el・DYH,f1・DCH1)を得る。比較回路3
8により垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路31
aの出力DCV1と前記DH21のm1倍された値とが
比較される。すなわちDCV1≧m1・max(e1・
DYH,f1・DCH1)の時には垂直方向の非相関が
大きいと判断して判定回路40を通じて水平方向信号抽
出フィルタ16を選択する。又前記29aの出力DCH
の他方に乗算器74bでf2を乗算したf2・DCH
1とe2・DYHを最大値回路35に入力してDH2
,つまりこの場合はDH22=max(e2・DH
Y,f2・DCH1)を得る。比較回路39により垂直
方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路の出力DYVと
前記DH22のm2倍された値とが比較される。すなわ
ちDYV≧m2・max(e2・DYH,f2・DCH
1)の時にも垂直方向の非相関が大きいと判断し判定回
路40を通じて水平方向色信号抽出フィルタ16を選択
する。一方垂直方向色信号抽出フィルタ15を通った信
号を選択するかいなかは、次の演算処理とする。第2の
水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路29bの出力
DCH2に乗算器72でbを乗算したb・DCH2とa
・DYHを最大値回路33に入力してDH1を検出す
る。第2の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路3
1bの出力DCV2に乗算器78でdを乗算したd・D
CV2とc・DYVを最大値回路36に入力してDV
つまりこの場合は、DV=max(D・DYV,d・D
CV2)を得る。一方この構成の時の前記DH1は図1
0及び前記実施例のDH1を示す式から、DH1=ma
x(a・DYH,b・DCH2)であることは明らかで
ある。比較回路37でDH1とn・DVを比較,つまり
max(a・DYH,b・DCH2)とn・max(C
・DYV,b・DCH2)とを比較する。そしてmax
・(a・DYH,b・DCH2)≧n・max(C・D
YV,d・DCV2)の時には水平方向の非相関が大き
いと判断し判定回路40を通じて垂直方向色信号抽出フ
ィルタ15を通った信号を選択する。以上を前記実施例
1の状況と比較してまとめると、水平方向色信号抽出フ
ィルタ16又は垂直方向色信号抽出フィルタ15のいず
れを選択するかの基準は実施例1とほぼ同じ思想である
が、選択する基となる情報を抽出するフィルタが水平に
関しては実施例1のDCVに代えてDCV1、同じくD
CHに代えてDCH1に変わる。又垂直に関しては、実
施例1のDCHに代えてDCH2、同じくDCVに代え
てDCV2に変わる。つまり垂直方向色信号抽出フィル
タ15の前記選択条件式の左辺、max(a・DYH,
b・DCH2)が実施例1のその式max(a・DY
H,b・DCH)と比べてY信号斜め成分(例えば前記
課題のネクタイの縞の画素によるY信号成分)の信号抽
出が少なく同じくその条件式の右辺max(C・DY
V,d・DCV2)が実施例1のその式max(C・D
YV,d・DCV)と比べてY信号斜め成分の信号抽出
が多いように例えばDCH2,DCV2を設定すると、
不用意に垂直方向色信号抽出フィルタ15を選択しない
ように作動させることが可能となり結果として、Y信号
の斜め画素成分により発生するY信号の周波数成分たる
水平方向と垂直方向の成分のうちで主に垂直方向に拡が
ったY信号成分が色信号領域に洩れることに起因するク
ロスカラーをおさえることをよりきめ細くおこなうこと
が可能となる。なお、図10に示した実施例の、判定回
路40の出力110によるスイッチ回路23及びスイッ
チ回路25の選択制御動作は表2と同じである。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】図8は図10中の水平方向色信号非相関エ
ネルギー抽出回路29bの一実施例のブロック回路図
で、垂直方向帯域通過フィルタ151、遅延回路15
2,153,156、乗算器154,158、減算回路
155,157、絶対値回路159で構成されており、
A/D変換器12の出力信号101,第1の1ライン遅
延回路13の出力信号102,第2の1ライン遅延回路
14の出力信号103は垂直方向帯域通過フィルタ15
1に与えられる。垂直方向帯域通過フィルタ151の出
力は遅延回路152及び減算回路155の入力端子に与
えられ、遅延回路152の出力は遅延回路153及び乗
算器154に与えられ、遅延回路153の出力は減算回
路155の入力端子に与えられ、乗算器154の出力は
減算回路155の入力端子に与えられ、減算回路155
の出力は遅延回路156及び減算回路157の入力端子
に与えられ、遅延回路156の出力は減算回路157の
入力端子に与えられ、減算回路157の出力は乗算器1
58に与えられ、乗算器158出力は絶対値回路159
に与えられ、この絶対値回路159の出力は水平方向色
信号非相関エネルギー抽出回路29bの出力DCH2と
なる。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】図9は図10中の垂直方向色信号非相関エ
ネルギー抽出回路31bの一実施例のブロック回路図
で、減算回路160、絶対値回路161で構成され、A
/D変換器12の出力信号101,第2の1ライン遅延
回路14の出力信号103は減算回路160に与えら
れ、減算回路160の出力は絶対値回路161に与えら
れ、この絶対値回路161の出力は垂直方向色信号非相
関エネルギー抽出回路31bの出力DCV2となる。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】次に、図11の実施例の動作を説明する。
比較回路37,38,39までの動作は、図2の実施例
と同様であるので説明を省略する。信号116は遅延回
路86で1/2fsc遅延され、信号117は遅延回路
87で1/2fsc遅延されてそれぞれ判定回路40に
入力される。信号118は遅延回路88で1/2fsc
だけ遅延され、この出力信号121は遅延回路89でさ
らに1/2fsc遅延されてAND回路90に信号12
2が入力され、このAND回路90には信号118,1
21も入力される。判定回路40には、遅延回路86,
87及びAND回路90の出力信号119,120,1
23がそれぞれ入力される。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】すなわち、スイッチ回路23はAND回路
41の出力信号110aとAND回路42の出力信号1
10bがともに“0”のときには補償遅延回路21の出
力信号109を選択し、AND回路41の出力信号11
0aが“0”で、AND回路42の出力信号110bが
“1”のときには補償遅延回路20の出力信号107を
選択し、AND回路41の出力信号110aが“1”
で、AND回路42の出力信号110bが“0”のとき
には補償遅延回路22の出力信号111を選択する。ス
イッチ回路25aはAND回路42の出力信号110b
が“1”のときには補償遅延回路91の出力信号11
31を選択し、110bが“0”のときには水平方向色
信号抽出フィルタ24aの出力信号1132を選択す
る。従って、この実施例においては端子26より出力さ
れる色信号を抽出するフィルタ特性C21(Z)ならびに
輝度信号抽出のための色信号抽出フィルタの特性C
22(Z)は、相関の有無に応じてそれぞれ、垂直非相関
が大きいときには、C21(Z)=Ch1 (Z)・Ch2
(Z) C22(Z)=Ch1(Z) 水平非相関が大きいときには、 C21(Z)=C22(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C21(Z)=Chv(Z)・Ch2 (Z) C22(Z)=Chv(Z) のように切り替わる。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】すなわち、スイッチ回路23はAND回路
41の出力信号110aとAND回路42の出力信号1
10bがともに“0”のときには補償遅延回路20の出
力信号107を選択し、AND回路41の出力信号11
0aが“0”で、AND回路42の出力信号110bが
“1”のときには補償遅延回路21の出力信号109を
選択し、AND回路41の出力信号110aが“1”
で、AND回路42の出力信号110bが“0”のとき
には補償遅延回路22の出力信号111を選択する。ス
イッチ回路25aはAND回路41の出力信号110a
とAND回路42の出力信号110bがともに“0”の
ときには補償遅延回路91の出力信号1131を選択
し、そうでないときには水平方向色信号抽出フィルタ2
4aの出力信号1132を選択する。従って、この実施
例においては端子26より出力される色信号を抽出する
フィルタ特性C21(Z)ならびに輝度信号抽出のための
色信号抽出フィルタの特性C22(Z)は、相関の有無に
応じてそれぞれ、垂直非相関が大きいときには、 C21(Z)=Ch1 (Z)・Ch2 (Z) C22(Z)=Ch1 (Z) 水平非相関が大きいときには、 C21(Z)=C22(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C21(Z)=Chv(Z)・Ch2 (Z) C22(Z)=Chv(Z) のように切り替わる。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】実施例17.図17は請求項13に係る発
明の一実施例における図1中の画像非相関判定回路18
の構成が示されている。同図において、71,72,7
3a,73b,74a,74b,77,78,79a,
79b,80は乗算回路で、水平方向色信号非相関エネ
ルギ抽出回路29の出力信号DCHは三方に分かれ、一
方は乗算器72により定数bが乗ぜられたのち最大値回
路33に与えられ、もう一方は乗算器74aにより定数
f1が乗ぜられたのち最大値回路34に与えられ、他方
は乗算器74bにより定数f2が乗ぜられたのち最大値
回路35に与えられる。水平方向輝度信号非相関エネル
ギ抽出回路30の出力信号DYHは三方に分かれ、一方
は乗算器71により定数aが乗ぜられたのち最大値回路
33に与えられ、もう一方は乗算器73aにより定数e
1が乗ぜられたのち最大値回路34に与えられ、他方は
乗算器73bにより定数e2が乗ぜられ最大値回路35
に与えられる。垂直方向色信号非相関エネルギ抽出回路
31の出力信号DCVは二方に分かれ、一方は比較回路
38に与えられ、他方は乗算器78によりdが乗ぜられ
たのち加算回路84に与えられる。垂直方向輝度信号非
相関エネルギ抽出回路32の出力信号DYVは二方に分
かれ、一方は比較回路39に与えられ、他方は乗算器7
7により定数cが乗ぜられ加算回路84に与えられる。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正内容】
【0107】実施例33.図25は請求項21に係る発
明の一実施例における図1中の画像非相関判定回路18
の構成が示されている。同図において、71,72,7
3a,73b,74a,74b,77,78,79a,
79b,80は乗算回路で、水平方向色信号非相関エネ
ルギ抽出回路29の出力信号DCHは三方に分かれ、一
方は乗算器72により定数bが乗ぜられたのち最大値回
路33に与えられ、もう一方は乗算器74aにより定数
f1が乗ぜられたのち加算回路83に与えられ、他方は
乗算器74bにより定数f2が乗ぜられたのち加算回路
83に与えられる。水平方向輝度信号非相関エネルギ抽
出回路30の出力信号DYHは三方に分かれ、一方は乗
算器71により定数aが乗ぜられたのち最大値回路33
に与えられ、もう一方は乗算器73aにより定数e1が
乗ぜられたのち加算回路82に与えられ、他方は乗算器
73bにより定数e2が乗ぜられたのち加算回路83に
与えられる。垂直方向色信号非相関エネルギ抽出回路3
1の出力信号DCVは二方に分かれ、一方は比較回路3
8に与えられ、他方は乗算器78によりdが乗ぜられた
のち最大値回路36に与えられる。垂直方向輝度信号非
相関エネルギ抽出回路32の出力信号DYVは二方に分
かれ、一方は比較回路39に与えられ、他方は乗算器7
7により定数cが乗ぜられたのち最大値回路36に与え
られる。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0132
【補正方法】変更
【補正内容】
【0132】実施例49.図33は請求項29に係る発
明の一実施例における図1中の画像非相関判定回路18
の構成が示されている。同図において、71,72,7
3a,73b,74,74b,77,78,79a,7
9b,80は乗算回路で、水平方向色信号非相関エネル
ギ抽出回路29の出力信号DCHは三方に分かれ、一方
は乗算器72により定数bが乗ぜられたのち最大値回路
33に与えられ、もう一方は乗算器74aにより定数f
1が乗ぜられたのち加算回路82に与えられ、他方は乗
算器74bにより定数f2が乗ぜられたのち加算回路8
3に与えられる。水平方向輝度信号非相関エネルギ抽出
回路30の出力信号DYHは三方に分かれ、一方は乗算
器71により定数aが乗ぜられたのち最大値回路33に
与えられ、もう一方は乗算器73aにより定数e1が乗
ぜられたのち加算回路82に与えられ、他方は乗算器7
3bにより定数e2が乗ぜられたのち加算回路83に与
えられる。垂直方向色信号非相関エネルギ抽出回路31
の出力信号DCVは二方に分かれ、一方は比較回路38
に与えられ、他方は乗算器78によりdが乗ぜられたの
ち加算回路84に与えられる。垂直方向輝度信号非相関
エネルギ抽出回路32の出力信号DYVは二方に分か
れ、一方は比較回路39に与えられ、他方は乗算器77
により定数cが乗ぜられたのち加算回路84に与えられ
る。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0135
【補正方法】変更
【補正内容】
【0135】次に、この実施例の画像非相関判定回路1
8の動作を説明する。第1の水平方向非相関エネルギD
H1、第2の水平方向非相関エネルギDH21、第3の
水平方向非相関エネルギDH22、垂直方向非相関エネ
ルギDVは次のように表される。 DH1=max(a・DYH,b・DCH) DH21=e1・DYH+f1・DCH DH22=e2・DYH+f2・DCH DV=c・DYV+d・DCV 比較回路37では、DH1とn・DVを比較して、 DH1≧n・DV のとき水平方向に非相関が大きいと判断し判定回路40
に“1”の信号116を送出し、 DH1<n・DV のときには水平方向に非相関が小さいと判断して判定回
路40に“0”の信号116を送出する。比較回路38
では、DCVとm1・DH21を比較して、 DCV≧m1・DH21 のとき垂直方向に非相関が大きいと判断し判定回路40
に“1”の信号117を送出し、 DCV<m1・DH
21 のときには垂直方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に“0”の信号117を送出する。比較回路3
9では、DYVとm2・DH22を比較して、 DYV≧m2・DH22 のとき垂直方向に非相関が大きいと判断し判定回路40
に“1”の信号118を送出し、 DYV<m2・DH
22 のときには垂直方向に非相関が小さいと判断して、判定
回路40に“0”の信号118を送出する。判定回路4
0は上記の相関の検出結果に応じて、次のようにスイッ
チ回路23を制御する。判定回路40への入力信号11
6,117,118と出力信号110及びスイッチ回路
23において選択される色出力信号107,109,1
11とスイッチ回路25において選択される色出力信号
1131,1132の関係は表2と同じである。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0157
【補正方法】変更
【補正内容】
【0157】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複合
カラーテレビジョン信号の垂直方向と水平方向の画像の
非相関を検出し、この検出結果にもとづいて特性の異な
る色信号抽出フィルタを選択して出力するような構成の
輝度信号色信号分離フィルタにおいて、水平方向色信号
抽出フィルタを増やし、選択された色信号抽出フィルタ
が水平方向色信号抽出フィルタか水平・垂直方向色信号
抽出フィルタの場合に色信号をさらに狭帯域化すること
で、水平方向あるいは垂直方向にドット妨害を発生させ
ることなく、斜め解像度を向上させるか、あるいはクロ
スカラーを改善させる効果がある。実施例2n−1(こ
こでn=1〜32)のように追加した水平方向色信号抽
出フィルタで輝度信号抽出のための色信号を抽出する場
合、斜め解像度の向上を、実施例2n(ここでn=1〜
32)のように追加した水平方向色信号抽出フィルタで
端子26より出力する色信号を抽出する場合、クロスカ
ラーの向上をはかることができる。また、請求項2n
(n=3〜18)では、水平方向色信号非相関エネルギ
ー検出手段と、垂直方向色信号非相関エネルギー検出手
段をそれぞれ分離構成しているので、斜め縞に対するク
ロスカラーをさらに抑圧できる。請求項4n−1,4n
(n=2〜9)では非相関エネルギー同士を比較した比
較回路の後に遅延回路、AND回路を構成しているの
で、水平解像度の劣化が防止できる。非相関エネルギー
から画像の非相関を検出するにあたって、請求項5〜1
2では最大値回路4個を用いているので、ノイズ成分に
影響されない非相関検出ができ、請求項13〜36では
最大値回路と加算回路を混在させた構成としているの
で、輝度信号と色信号の両方の非相関が大きい場合に精
度よい非相関検出ができる。
【手続補正36】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図41
【補正方法】変更
【補正内容】
【図41】
【手続補正37】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図43
【補正方法】変更
【補正内容】
【図43】

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平走査周波数に同期した周波数で標本
    化された複合カラーテレビジョン信号を複数のライン遅
    延器により1ラインづつ遅延させて注目標本点及びその
    周囲の複数の参照標本点の各標本値を同時に抽出する手
    段と、上記注目標本点の標本値から水平方向の色副搬送
    波の成分に相当する周波数成分を抽出して第1の色信号
    を得る水平方向色信号抽出フィルタと、上記注目標本点
    及び参照標本点の各標本値から垂直方向の色副搬送波の
    成分に相当する周波数成分を抽出して第2の色信号を得
    る垂直方向色信号抽出フィルタと、上記標本点及び参照
    標本点の各標本値から垂直方向及び水平方向の色副搬送
    波の成分に相当する周波数成分を抽出して第3の色信号
    を得る水平・垂直方向色信号抽出フィルタと、上記第1
    ないし第3の色信号を選択して色信号として出力する第
    1の選択手段と、上記第1の選択手段で選択された色信
    号が上記第1あるいは第3の色信号であればさらにフィ
    ルタ処理をおこない上記第2の色信号であれば、この二
    度目のフィルタ処理をおこなわないよう信号を切り換え
    る第2の選択手段とを備えたことを特徴とする輝度信号
    色信号分離フィルタ。
  2. 【請求項2】 水平走査周波数に同期した周波数で標本
    化された複合カラーテレビジョン信号を複数のライン遅
    延器により1ラインづつ遅延させて注目標本点及びその
    周囲の複数の参照標本点の各標本値を同時に抽出する手
    段と、上記注目標本点の標本値から水平方向の色副搬送
    波の成分に相当する周波数成分を抽出して第1の色信号
    を得る水平方向色信号抽出フィルタと、上記注目標本点
    及び参照標本点の各標本値から垂直方向の色副搬送波の
    成分に相当する周波数成分を抽出して第2の色信号を得
    る垂直方向色信号抽出フィルタと、上記標本点及び参照
    標本点の各標本値から垂直方向及び水平方向の色副搬送
    波の成分に相当する周波数成分を抽出して第3の色信号
    を得る水平・垂直方向色信号抽出フィルタと、上記注目
    標本点及び参照標本点の各標本値から水平方向及び垂直
    方向の非相関を検出して色信号選択信号を出力する画像
    非相関判定手段と、上記第1ないし第3の色信号を上記色
    信号選択信号により選択して色信号として出力する第1
    の選択手段と、上記第1の選択手段で選択された色信号
    が上記第1あるいは第3の色信号であればさらにフィルタ
    処理をおこない上記第2の色信号であれば、この二度目
    のフィルタ処理をおこなわないよう信号を切り換える第
    2の選択手段とを備え、上記画像非相関判定手段が、上
    記注目標本点及び参照標本点の各標本値から水平方向の
    主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向色信
    号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参
    照標本点の各標本値から水平方向の主に輝度信号の非相
    関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相関エネル
    ギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の各標
    本値から垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽
    出する垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上
    記注目標本点及び参照標本点の各標本値から垂直方向の
    主に輝度信号の非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝
    度信号非相関エネルギー抽出回路とを用いて水平方向の
    非相関及び垂直方向の非相関のそれぞれの強弱を判定し
    て、垂直方向の非相関が大きい場合には上記第1の色信
    号を、水平方向の非相関が大きい場合には上記第2の色
    信号を、上記2つの非相関判定がいずれも成り立たない
    場合には上記第3の色信号を、それぞれ第1の色信号選択
    手段から出力させ、その色信号が上記第1あるいは第3の
    色信号の場合これをさらに狭帯域化したものを第2の色
    信号選択手段から出力させる判定回路とを備えたことを
    特徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  3. 【請求項3】 水平走査周波数に同期した周波数で標本
    化された複合カラーテレビジョン信号を複数のライン遅
    延器により1ラインづつ遅延させて注目標本点及びその
    周囲の複数の参照標本点の各標本値を同時に抽出する手
    段と、上記注目標本点の標本値から水平方向の色副搬送
    波の成分に相当する周波数成分を抽出して第1の色信号
    を得る水平方向色信号抽出フィルタと、上記注目標本点
    及び参照標本点の各標本値から垂直方向の色副搬送波の
    成分に相当する周波数成分を抽出して第2の色信号を得
    る垂直方向色信号抽出フィルタと、上記標本点及び参照
    標本点の各標本値から垂直方向及び水平方向の色副搬送
    波の成分に相当する周波数成分を抽出して第3の色信号
    を得る水平・垂直方向色信号抽出フィルタと、上記注目
    標本点及び参照標本点の各標本値から水平方向及び垂直
    方向の非相関を検出して色信号選択信号を出力する画像
    非相関判定手段と、上記第1ないし第3の色信号を上記色
    信号選択信号により選択して色信号として出力する第1
    の選択手段と、上記第1の選択手段で選択された色信号
    が上記第1あるいは第3の色信号であれば複合映像信号と
    の演算により輝度信号を出力するための色信号にさらに
    フィルタ処理をおこない上記第2の色信号であれば、こ
    の二度めのフィルタ処理をおこなわないよう信号を切り
    換える第2の選択手段とを備え、上記画像非相関判定手
    段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標本値から水
    平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平
    方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本
    点及び参照標本点の各標本値から水平方向の主に輝度信
    号の非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相
    関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本
    点の各標本値から垂直方向の主に色信号の非相関エネル
    ギーを抽出する垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回
    路と、上記注目標本点及び参照標本点の各標本値から垂
    直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを抽出する垂
    直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路とを用いて水
    平方向の非相関及び垂直方向の非相関のそれぞれの強弱
    を判定して、垂直方向の非相関が大きい場合には上記第
    1の色信号を、水平方向の非相関が大きい場合には上記
    第2の色信号を、上記2つの非相関判定がいずれも成り立
    たない場合には上記第3の色信号を、それぞれ第1の色信
    号選択手段から出力させ、その色信号が上記第1あるい
    は第3の色信号の場合これをさらに狭帯域化したものを
    第2の色信号選択手段から出力させる判定回路とを備え
    たことを特徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  4. 【請求項4】 水平走査周波数に同期した周波数で標本
    化された複合カラーテレビジョン信号を複数のライン遅
    延器により1ラインづつ遅延させて注目標本点及びその
    周囲の複数の参照標本点の各標本値を同時に抽出する手
    段と、上記注目標本点の標本値から水平方向の色副搬送
    波の成分に相当する周波数成分を抽出して第1の色信号
    を得る水平方向色信号抽出フィルタと、上記注目標本点
    及び参照標本点の各標本値から垂直方向の色副搬送波の
    成分に相当する周波数成分を抽出して第2の色信号を得
    る垂直方向色信号抽出フィルタと、上記標本点及び参照
    標本点の各標本値から垂直方向及び水平方向の色副搬送
    波の成分に相当する周波数成分を抽出して第3の色信号
    を得る水平・垂直方向色信号抽出フィルタと、上記注目
    標本点及び参照標本点の各標本値から水平方向及び垂直
    方向の非相関を検出して色信号選択信号を出力する画像
    非相関判定手段と、上記第1ないし第3の色信号を上記色
    信号選択信号により選択して色信号として出力する第1
    の選択手段と、上記第1の選択手段で選択された色信号が
    上記第1あるいは第3の色信号であれば出力端子より出力
    される色信号にさらにフィルタ処理をおこない上記第2
    の色信号であれば、この二度めのフィルタ処理をおこな
    わないよう信号を切り換える第2の色信号選択手段とを
    備え、上記画像非相関判定手段が、上記注目標本点及び参
    照標本点の各標本値から水平方向の主に色信号の非相関
    エネルギーを抽出する水平方向色信号非相関エネルギー
    抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の各標本値
    から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを抽出
    する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路と、上
    記注目標本点及び参照標本点の各標本値から垂直方向の
    主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂直方向色信
    号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参
    照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号の非相
    関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関エネル
    ギー抽出回路とを用いて水平方向の非相関及び垂直方向
    の非相関のそれぞれの強弱を判定して、垂直方向の非相
    関が大きい場合には上記第1の色信号を、水平方向の非相
    関が大きい場合には上記第2の色信号を、上記2つの非相
    関判定がいずれも成り立たない場合には上記第3の色信
    号を、それぞれ第1の色信号選択手段から出力させ、その
    色信号が上記第1あるいは第3の色信号の場合これをさら
    に狭帯域化したものを第2の色信号選択手段から出力さ
    せる判定回路とを備えたことを特徴とする輝度信号色信
    号分離フィルタ。
  5. 【請求項5】 請求項3および請求項4における画像非相
    関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標本
    値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを抽
    出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路と、
    上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方向の
    主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向色信
    号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点および
    参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号の非
    相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関エネ
    ルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から垂直
    方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂直方
    向色信号非相関エネルギー抽出手段と、水平方向色信号
    非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方向輝
    度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比
    較し、より大の値を出力する第1の最大値回路と、水平方
    向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水
    平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値とを比較し、より大の値を出力する第2の最大値回路
    と、水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗
    じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第3の最
    大値回路と、垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに
    所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力す
    る第4の最大値回路と、第1の最大値回路と第4の最大値
    回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者
    が大の場合には水平方向の非相関が大きい旨の、後者が
    大の場合には水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出
    力する第1の比較回路と、垂直方向色信号非相関エネル
    ギー抽出回路の出力値と、第2の最大値回路の出力値に所
    定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には垂
    直方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直
    方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第2の比較
    回路と、垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路の
    出力値と、第3の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じ
    た値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向の非相関
    が大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相関が
    小さい旨の、信号を出力する第3の比較回路と、上記3つ
    の比較回路の出力信号を取り込み、水平方向の非相関及
    び垂直方向の非相関のそれぞれの強弱を判定して、垂直
    方向の非相関が大きい場合には上記第1の色信号を、水
    平方向の非相関が大きい場合には上記第2の色信号を、
    上記2つの非相関判定がいずれも成り立たない場合には
    上記第3の色信号を、それぞれ第1の色信号選択手段から
    出力させ、その色信号が上記第1あるいは第3の色信号の
    場合これをさらに狭帯域化したものを第2の色信号選択
    手段から出力させる判定回路とを備えたことを特徴とす
    る輝度信号色信号分離フィルタ。
  6. 【請求項6】 請求項3および請求項4における画像非相
    関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本値
    から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出す
    る第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上
    記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方向の主
    に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水平方向
    色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点及
    び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信号の非
    相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相関エネ
    ルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から垂直方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第1の垂
    直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記参照標
    本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関エネル
    ギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネルギー
    抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値か
    ら垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを抽出す
    る垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路と、第2の
    水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第1の最大値
    回路と、第1の水平方向色信号非相関エネルギーに所定
    の係数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギー
    に所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力
    する第2の最大値回路と、第1の水平方向色信号非相関エ
    ネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方向輝度信号非
    相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、よ
    り大の値を出力する第3の最大値回路と、第2の垂直方向
    色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と垂直
    方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値
    とを比較し、より大の値を出力する第4の最大値回路
    と、第1の最大値回路と第4の最大値回路の出力値に所定
    の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には水平
    方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には水平方
    向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第1の比較回
    路と、第1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路
    の出力値と、第2の最大値回路の出力値に所定の係数を乗
    じた値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向の非相
    関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相関
    が小さい旨の、信号を出力する第2の比較回路と、垂直方
    向輝度信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第3の
    最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較
    し、前者が大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨
    の、後者が大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨
    の、信号を出力する第3の比較回路と、上記3つの比較回
    路の出力信号を取り込み、水平方向の非相関及び垂直方
    向の非相関のそれぞれの強弱を判定して、垂直方向の非
    相関が大きい場合には上記第1の色信号を、水平方向の
    非相関が大きい場合には上記第2の色信号を、上記2つの
    非相関判定がいずれも成り立たない場合には上記第3の
    色信号を、それぞれ第1の色信号選択手段から出力さ
    せ、その色信号が上記第1あるいは第33の色信号の場
    合これをさらに狭帯域化したものを第2の色信号選択手
    段から出力させる判定回路とを備えたことを特徴とする
    輝度信号色信号分離フィルタ。
  7. 【請求項7】 請求項3および請求項4における画像非相
    関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標本
    値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを抽
    出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路と、
    上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方向の
    主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向色信
    号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点および
    参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号の非
    相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関エネ
    ルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から垂直
    方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂直方
    向色信号非相関エネルギー抽出手段と、水平方向色信号
    非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方向輝
    度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比
    較し、より大の値を出力する第1の最大値回路と、水平
    方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じ
    た値とを比較し、より大の値を出力する第2の最大値回
    路と、水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第3
    の最大値回路と、垂直方向色信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギ
    ーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出
    力する第4の最大値回路と、第1の最大値回路と第4の最
    大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、
    前者が大の場合には水平方向の非相関が大きい旨の、後
    者が大の場合には水平方向の非相関が小さい旨の、信号
    を出力する第1の比較回路と、垂直方向色信号非相関エ
    ネルギー抽出回路の出力値と、第2の最大値回路の出力
    値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合
    には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合に
    は垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第2
    の比較回路と、垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出
    回路の出力値と、第3の最大値回路の出力値に所定の係
    数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向
    の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の
    非相関が小さい旨の、信号を出力する第3の比較回路
    と、第1の比較回路の出力信号を色副搬送波の1/2の周期
    (1/(2fsc))だけ遅延する第1の遅延回路と、第2の比較回
    路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第2の遅延回路と、
    第3の比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第3の
    遅延回路と、第3の遅延回路の出力信号を1/(2fsc)だけ
    遅延する第4の遅延回路と、第3の比較回路の出力信号と
    第3の遅延回路の出力信号と第4の遅延回路の出力信号を
    入力するAND回路と、第1の遅延回路の出力信号と第2の
    遅延回路の出力信号とAND回路の出力信号を取り込み、
    水平方向の非相関及び垂直方向の非相関のそれぞれの強
    弱を判定して、垂直方向の非相関が大きい場合には上記
    第1の色信号を、水平方向の非相関が大きい場合には上
    記第2の色信号を、上記2つの非相関判定がいずれも成り
    立たない場合には上記第3の色信号を、それぞれ第1の色
    信号選択手段から出力させ、その色信号が上記第1ある
    いは第3の色信号の場合これをさらに狭帯域化したもの
    を第2の色信号選択手段から出力させる判定回路とを備
    えたことを特徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  8. 【請求項8】 請求項3および請求項4における画像非相
    関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本値
    から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出す
    る第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、
    上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方向の
    主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水平方
    向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点
    及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信号の
    非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相関エ
    ネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から垂直
    方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第1の
    垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記参照
    標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関エネ
    ルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネルギ
    ー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値
    から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを抽出
    する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路と、第
    2の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗
    じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第1の
    最大値回路と、第1の水平方向色信号非相関エネルギー
    に所定の係数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネ
    ルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値
    を出力する第2の最大値回路と、第1の水平方向色信号非
    相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方向輝度
    信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較
    し、より大の値を出力する第3の最大値回路と、第2の垂
    直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値
    と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗
    じた値とを比較し、より大の値を出力する第4の最大値
    回路と、第1の最大値回路と第4の最大値回路の出力値に
    所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には
    水平方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には水
    平方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第1の比
    較回路と、第1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出
    回路の出力値と、第2の最大値回路の出力値に所定の係
    数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向
    の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の
    非相関が小さい旨の、信号を出力する第2の比較回路
    と、垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路の出力
    値と、第3の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた
    値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向の非相関が
    大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相関が小
    さい旨の、信号を出力する第3の比較回路と、第1の比較
    回路の出力信号を色副搬送波の1/2の周期(1/(2fsc))だ
    け遅延する第1の遅延回路と、第2の比較回路の出力信号
    を1/(2fsc)だけ遅延する第2の遅延回路と、第3の比較回
    路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第3の遅延回路
    と、第3の遅延回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する
    第4の遅延回路と、第3の比較回路の出力信号と第3の遅
    延回路の出力信号と第4の遅延回路の出力信号を入力す
    るAND回路と、第1の遅延回路の出力信号と第2の遅延回
    路の出力信号とAND回路の出力信号を取り込み、水平方
    向の非相関及び垂直方向の非相関のそれぞれの強弱を判
    定して、垂直方向の非相関が大きい場合には上記第1の
    色信号を、水平方向の非相関が大きい場合には上記第2
    の色信号を、上記2つの非相関判定がいずれも成り立た
    ない場合には上記第3の色信号を、それぞれ第1の色信号
    選択手段から出力させ、その色信号が上記第1あるいは
    第3の色信号の場合これをさらに狭帯域化したものを第2
    の色信号選択手段から出力させる判定回路とを備えたこ
    とを特徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  9. 【請求項9】 請求項3および請求項4における画像非相
    関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標本
    値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを抽
    出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路と、
    上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方向の
    主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向色信
    号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点および
    参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号の非
    相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関エネ
    ルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から垂直
    方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂直方
    向色信号非相関エネルギー抽出手段と、水平方向色信号
    非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方向輝
    度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比
    較し、より大の値を出力する第1の最大値回路と、垂直方
    向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と垂
    直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値とを比較し、より大の値を出力する第2の最大値回路
    と、垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗
    じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第3の
    最大値回路と、垂直方向色信号非相関エネルギーに所定
    の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギー
    に所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力
    する第4の最大値回路と、第2の最大値回路と第1の最大値
    回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者
    が大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が
    大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出
    力する第1の比較回路と、水平方向色信号非相関エネル
    ギー抽出回路の出力値と、第3の最大値回路の出力値に
    所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には
    水平方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には水
    平方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第2の比
    較回路と、水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    の出力値と、第4の最大値回路の出力値に所定の係数を
    乗じた値とを比較し、前者が大の場合には水平方向の非
    相関が大きい旨の、後者が大の場合には水平方向の非相
    関が小さい旨の、信号を出力する第3の比較回路と、上
    記3つの比較回路の出力信号を取り込み、水平方向の非
    相関及び垂直方向の非相関のそれぞれの強弱を判定し
    て、垂直方向の非相関が大きい場合には上記第1の色信
    号を、水平方向の非相関が大きい場合には上記第2の色信
    号を、上記2つの非相関判定がいずれも成り立たない場合
    には上記第3の色信号を、それぞれ第1の色信号選択手段
    から出力させ、その色信号が上記第1あるいは第3の色信
    号の場合これをさらに狭帯域化したものを第2の色信号
    選択手段から出力させる判定回路とを備えたことを特徴
    とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  10. 【請求項10】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本
    値から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出
    する第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、
    上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方向の
    主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水平方
    向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点
    及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信号の
    非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相関エ
    ネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から垂直
    方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第1の
    垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記参照
    標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関エネ
    ルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネルギ
    ー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値
    から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを抽出
    する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路と、第1
    の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じ
    た値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数
    を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第1の最大
    値回路と、第1の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定
    の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギー
    に所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力
    する第2の最大値回路と、第2の垂直方向色信号非相関エ
    ネルギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非
    相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、よ
    り大の値を出力する第3の最大値回路と、第2の垂直方向
    色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と垂直
    方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値
    とを比較し、より大の値を出力する第4の最大値回路と、
    第2の最大値回路と第1の最大値回路の出力値に所定の係
    数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向
    の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の
    非相関が小さい旨の、信号を出力する第1の比較回路
    と、第2の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路の
    出力値と、第3の最大値回路の出力値に所定の係数を乗
    じた値とを比較し、前者が大の場合には水平方向の非相
    関が大きい旨の、後者が大の場合には水平方向の非相関
    が小さい旨の、信号を出力する第2の比較回路と、水平
    方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第
    4の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比
    較し、前者が大の場合には水平方向の非相関が大きい旨
    の、後者が大の場合には水平方向の非相関が小さい旨
    の、信号を出力する第3の比較回路と、上記3つの比較回
    路の出力信号を取り込み、水平方向の非相関及び垂直方
    向の非相関のそれぞれの強弱を判定して、垂直方向の非
    相関が大きい場合には上記第1の色信号を、水平方向の
    非相関が大きい場合には上記第2の色信号を、上記2つの
    非相関判定がいずれも成り立たない場合には上記第3の
    色信号を、それぞれ第1の色信号選択手段から出力さ
    せ、その色信号が上記第1あるいは第3の色信号の場合こ
    れをさらに狭帯域化したものを第2の色信号選択手段か
    ら出力させる判定回路とを備えたことを特徴とする輝度
    信号色信号分離フィルタ。
  11. 【請求項11】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標
    本値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向
    色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点お
    よび参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号
    の非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂
    直方向色信号非相関エネルギー抽出手段と、第1の水平
    方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じ
    た値とを比較し、より大の値を出力する第1の最大値回
    路と、垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第2
    の最大値回路と、垂直方向色信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギ
    ーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出
    力する第3の最大値回路と、垂直方向色信号非相関エネ
    ルギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相
    関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より
    大の値を出力する第4の最大値回路と、第2の最大値回路
    と第1の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値と
    を比較し、前者が大の場合には垂直方向の非相関が大き
    い旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相関が小さい
    旨の、信号を出力する第1の比較回路と、水平方向色信
    号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第3の最大値
    回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者
    が大の場合には水平方向の非相関が大きい旨の、後者が
    大の場合には水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出
    力する第2の比較回路と、水平方向輝度信号非相関エネ
    ルギー抽出回路の出力値と、第4の最大値回路の出力値
    に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合に
    は水平方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には
    水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第3の
    比較回路と、第1の比較回路の出力信号を色副搬送波の1
    /2の周期(1/(2fsc))だけ遅延する第1の遅延回路と、
    第2の比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第2の
    遅延回路と、第3の比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ
    遅延する第3の遅延回路と、第3の遅延回路の出力信号を
    1/(2fsc)だけ遅延する第4の遅延回路と、第3の比較回路
    の出力信号と第3の遅延回路の出力信号と第4の遅延回路
    の出力信号を入力するAND回路と、第1の遅延回路の出力
    信号と第2の遅延回路の出力信号とAND回路の出力信号を
    取り込み、水平方向の非相関及び垂直方向の非相関のそ
    れぞれの強弱を判定して、垂直方向の非相関が大きい場
    合には上記第1の色信号を、水平方向の非相関が大きい
    場合には上記第2の色信号を、上記2つの非相関判定がい
    ずれも成り立たない場合には上記第3の色信号を、それ
    ぞれ第1の色信号選択手段から出力させ、その色信号が
    上記第1あるいは第3の色信号の場合これをさらに狭帯域
    化したものを第2の色信号選択手段から出力させる判定
    回路とを備えたことを特徴とする輝度信号色信号分離フ
    ィルタ。
  12. 【請求項12】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本
    値から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出
    する第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水
    平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標
    本点及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信
    号の非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相
    関エネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第
    1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記
    参照標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関
    エネルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標
    本値から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、第1の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する
    第1の最大値回路と、第1の垂直方向色信号非相関エネル
    ギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関
    エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より大
    の値を出力する第2の最大値回路と、第2の垂直方向色信
    号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向
    輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを
    比較し、より大の値を出力する第3の最大値回路と、第2
    の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じ
    た値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数
    を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第4の最
    大値回路と、第2の最大値回路と第1の最大値回路の出力
    値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合
    には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合に
    は垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第1
    の比較回路と、第2の水平方向色信号非相関エネルギー
    抽出回路の出力値と、第3の最大値回路の出力値に所定
    の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には水平
    方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には水平方
    向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第2の比較回
    路と、水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路の出
    力値と、第4の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じ
    た値とを比較し、前者が大の場合には水平方向の非相関
    が大きい旨の、後者が大の場合には水平方向の非相関が
    小さい旨の、信号を出力する第3の比較回路と、第1の比
    較回路の出力信号を色副搬送波の1/2の周期(1/(2fs
    c))だけ遅延する第1の遅延回路と、第2の比較回路の出
    力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第2の遅延回路と、第3の
    比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第3の遅延
    回路と、第3の遅延回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延
    する第4の遅延回路と、第3の比較回路の出力信号と第3
    の遅延回路の出力信号と第4の遅延回路の出力信号を入
    力するAND回路と、第1の遅延回路の出力信号と第2の遅
    延回路の出力信号とAND回路の出力信号を取り込み、水
    平方向の非相関及び垂直方向の非相関のそれぞれの強弱
    を判定して、垂直方向の非相関が大きい場合には上記第
    1の色信号を、水平方向の非相関が大きい場合には上記
    第2の色信号を、上記2つの非相関判定がいずれも成り立
    たない場合には上記第3の色信号を、それぞれ第1の色信
    号選択手段から出力させ、その色信号が上記第1あるい
    は第3の色信号の場合これをさらに狭帯域化したものを
    第2の色信号選択手段から出力させる判定回路とを備え
    たことを特徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  13. 【請求項13】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標
    本値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向
    色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点お
    よび参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号
    の非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂
    直方向色信号非相関エネルギー抽出手段と、水平方向色
    信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方
    向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    を比較し、より大の値を出力する第1の最大値回路と、
    水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第2の最大
    値回路と、水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する
    第3の最大値回路と、垂直方向色信号非相関エネルギー
    に所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネ
    ルギーに所定の係数を乗じた値とを加算する加算回路
    と、第1の最大値回路と加算回路の出力値に所定の係数
    を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には水平方向の
    非相関が大きい旨の、後者が大の場合には水平方向の非
    相関が小さい旨の、信号を出力する第1の比較回路と、
    垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、
    第2の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを
    比較し、前者が大の場合には垂直方向の非相関が大きい
    旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨
    の、信号を出力する第2の比較回路と、垂直方向輝度信
    号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第3の最大値
    回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者
    が大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が
    大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出
    力する第3の比較回路と、上記3つの比較回路の出力信号
    を取り込み、水平方向の非相関及び垂直方向の非相関の
    それぞれの強弱を判定して、垂直方向の非相関が大きい
    場合には上記第1の色信号を、水平方向の非相関が大き
    い場合には上記第2の色信号を、上記2つの非相関判定が
    いずれも成り立たない場合には上記第3の色信号を、そ
    れぞれ第1の色信号選択手段から出力させ、その色信号
    が上記第1あるいは第3の色信号の場合これをさらに狭帯
    域化したものを第2の色信号選択手段から出力させる判
    定回路とを備えたことを特徴とする輝度信号色信号分離
    フィルタ。
  14. 【請求項14】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本
    値から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出
    する第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水
    平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標
    本点及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信
    号の非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相
    関エネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第
    1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記
    参照標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関
    エネルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標
    本値から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、第1の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する
    第1の最大値回路と、第2の水平方向色信号非相関エネル
    ギーに所定の係数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関
    エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より大
    の値を出力する第2の最大値回路と、第2の水平方向色信
    号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方向
    輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを
    比較し、より大の値を出力する第3の最大値回路と、第2
    の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じ
    た値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数
    を乗じた値とを加算する加算回路と、第1の最大値回路
    と加算回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較
    し、前者が大の場合には水平方向の非相関が大きい旨
    の、後者が大の場合には水平方向の非相関が小さい旨
    の、信号を出力する第1の比較回路と、第1の垂直方向色
    信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第2の最大
    値回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前
    者が大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者
    が大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を
    出力する第2の比較回路と、垂直方向輝度信号非相関エ
    ネルギー抽出回路の出力値と、第3の最大値回路の出力
    値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合
    には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合に
    は垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第3
    の比較回路と、上記3つの比較回路の出力信号を取り込
    み、水平方向の非相関及び垂直方向の非相関のそれぞれ
    の強弱を判定して、垂直方向の非相関が大きい場合には
    上記第1の色信号を、水平方向の非相関が大きい場合に
    は上記第2の色信号を、上記2つの非相関判定がいずれも
    成り立たない場合には上記第3の色信号を、それぞれ第1
    の色信号選択手段から出力させ、その色信号が上記第1
    あるいは第3の色信号の場合これをさらに狭帯域化した
    ものを第2の色信号選択手段から出力させる判定回路と
    を備えたことを特徴とする輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  15. 【請求項15】 請求項3および請求項4における画像
    非相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各
    標本値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギー
    を抽出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向
    色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点お
    よび参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号
    の非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂
    直方向色信号非相関エネルギー抽出手段と、水平方向色
    信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方
    向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    を比較し、より大の値を出力する第1の最大値回路と、
    水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第2の最大
    値回路と、水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する
    第3の最大値回路と、垂直方向色信号非相関エネルギー
    に所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネ
    ルギーに所定の係数を乗じた値とを加算する加算回路
    と、第1の最大値回路と加算回路の出力値に所定の係数
    を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には水平方向の
    非相関が大きい旨の、後者が大の場合には水平方向の非
    相関が小さい旨の、信号を出力する第1の比較回路と、
    垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、
    第2の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを
    比較し、前者が大の場合には垂直方向の非相関が大きい
    旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨
    の、信号を出力する第2の比較回路と、垂直方向輝度信
    号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第3の最大値
    回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者
    が大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が
    大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出
    力する第3の比較回路と、第1の比較回路の出力信号を色
    副搬送波の1/2の周期(1/(2fsc))だけ遅延する第1の遅延
    回路と、第2の比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延
    する第2の遅延回路と、第3の比較回路の出力信号を1/(2
    fsc)だけ遅延する第3の遅延回路と、第3の遅延回路の出
    力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第4の遅延回路と、第3の
    比較回路の出力信号と第3の遅延回路の出力信号と第4の
    遅延回路の出力信号を入力するAND回路と、第1の遅延回
    路の出力信号と第2の遅延回路の出力信号とAND回路の出
    力信号を取り込み、水平方向の非相関及び垂直方向の非
    相関のそれぞれの強弱を判定して、垂直方向の非相関が
    大きい場合には上記第1の色信号を、水平方向の非相関
    が大きい場合には上記第2の色信号を、上記2つの非相関
    判定がいずれも成り立たない場合には上記第3の色信号
    を、それぞれ第1の色信号選択手段から出力させ、その
    色信号が上記第1あるいは第3の色信号の場合これをさら
    に狭帯域化したものを第2の色信号選択手段から出力さ
    せる判定回路とを備えたことを特徴とする輝度信号色信
    号分離フィルタ。
  16. 【請求項16】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本
    値から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出
    する第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水
    平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標
    本点及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信
    号の非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相
    関エネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第
    1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記
    参照標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関
    エネルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標
    本値から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、第2の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する
    第1の最大値回路と、第1の水平方向色信号非相関エネル
    ギーに所定の係数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関
    エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より大
    の値を出力する第2の最大値回路と、第1の水平方向色信
    号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方向
    輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを
    比較し、より大の値を出力する第3の最大値回路と、第2
    の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じ
    た値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数
    を乗じた値とを加算する加算回路と、第1の最大値回路
    と加算回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較
    し、前者が大の場合には水平方向の非相関が大きい旨
    の、後者が大の場合には水平方向の非相関が小さい旨
    の、信号を出力する第1の比較回路と、第1の垂直方向色
    信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第2の最大
    値回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前
    者が大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者
    が大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を
    出力する第2の比較回路と、垂直方向輝度信号非相関エ
    ネルギー抽出回路の出力値と、第3の最大値回路の出力
    値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合
    には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合に
    は垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第3
    の比較回路と、第1の比較回路の出力信号を色副搬送波
    の1/2の周期(1/(2fsc))だけ遅延する第1の遅延回路
    と、第2の比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する
    第2の遅延回路と、第3の比較回路の出力信号を1/(2fsc)
    だけ遅延する第3の遅延回路と、第3の遅延回路の出力信
    号を1/(2fsc)だけ遅延する第4の遅延回路と、第3の比較
    回路の出力信号と第3の遅延回路の出力信号と第4の遅延
    回路の出力信号を入力するAND回路と、第1の遅延回路の
    出力信号と第2の遅延回路の出力信号とAND回路の出力信
    号を取り込み、水平方向の非相関及び垂直方向の非相関
    のそれぞれの強弱を判定して、垂直方向の非相関が大き
    い場合には上記第1の色信号を、水平方向の非相関が大
    きい場合には上記第2の色信号を、上記2つの非相関判定
    がいずれも成り立たない場合には上記第3の色信号を、
    それぞれ第1の色信号選択手段から出力させ、その色信
    号が上記第1あるいは第3の色信号の場合これをさらに狭
    帯域化したものを第2の色信号選択手段から出力させる
    判定回路とを備えたことを特徴とする輝度信号色信号分
    離フィルタ。
  17. 【請求項17】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標
    本値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向
    色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点お
    よび参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号
    の非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂
    直方向色信号非相関エネルギー抽出手段と、水平方向色
    信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方
    向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    を加算する加算回路と、垂直方向色信号非相関エネルギ
    ーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エ
    ネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の
    値を出力する第1の最大値回路と、垂直方向色信号非相
    関エネルギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信
    号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較
    し、より大の値を出力する第2の最大値回路と、垂直方
    向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と垂
    直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値とを比較し、より大の値を出力する第3の最大値回路
    と、第1の最大値回路と加算回路の出力値に所定の係数
    を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向の
    非相関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の非
    相関が小さい旨の、信号を出力する第1の比較回路と、
    水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、
    第2の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを
    比較し、前者が大の場合には水平方向の非相関が大きい
    旨の、後者が大の場合には水平方向の非相関が小さい旨
    の、信号を出力する第2の比較回路と、水平方向輝度信
    号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第3の最大値
    回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者
    が大の場合には水平方向の非相関が大きい旨の、後者が
    大の場合には水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出
    力する第3の比較回路と、上記3つの比較回路の出力信号
    を取り込み、水平方向の非相関及び垂直方向の非相関の
    それぞれの強弱を判定して、垂直方向の非相関が大きい
    場合には上記第1の色信号を、水平方向の非相関が大き
    い場合には上記第2の色信号を、上記2つの非相関判定が
    いずれも成り立たない場合には上記第3の色信号を、そ
    れぞれ第1の色信号選択手段から出力させ、その色信号
    が上記第1あるいは第3の色信号の場合これをさらに狭帯
    域化したものを第2の色信号選択手段から出力させる判
    定回路とを備えたことを特徴とする輝度信号色信号分離
    フィルタ。
  18. 【請求項18】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本
    値から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出
    する第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水
    平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標
    本点及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信
    号の非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相
    関エネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第
    1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記
    参照標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関
    エネルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標
    本値から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、第1の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを加算する加算回路と、第1の垂
    直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値
    と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗
    じた値とを比較し、より大の値を出力する第1の最大値
    回路と、第2の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定
    の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギー
    に所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力
    する第2の最大値回路と、第2の垂直方向色信号非相関エ
    ネルギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非
    相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、よ
    り大の値を出力する第3の最大値回路と、第1の最大値回
    路と加算回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較
    し、前者が大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨
    の、後者が大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨
    の、信号を出力する第1の比較回路と、第2の水平方向色
    信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第2の最大
    値回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前
    者が大の場合には水平方向の非相関が大きい旨の、後者
    が大の場合には水平方向の非相関が小さい旨の、信号を
    出力する第2の比較回路と、水平方向輝度信号非相関エ
    ネルギー抽出回路の出力値と、第3の最大値回路の出力
    値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合
    には水平方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合に
    は水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第3
    の比較回路と、上記3つの比較回路の出力信号を取り込
    み、水平方向の非相関及び垂直方向の非相関のそれぞれ
    の強弱を判定して、垂直方向の非相関が大きい場合には
    上記第1の色信号を、水平方向の非相関が大きい場合に
    は上記第2の色信号を、上記2つの非相関判定がいずれも
    成り立たない場合には上記第3の色信号を、それぞれ第1
    の色信号選択手段から出力させ、その色信号が上記第1
    あるいは第3の色信号の場合これをさらに狭帯域化した
    ものを第2の色信号選択手段から出力させる判定回路と
    を備えたことを特徴とする輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  19. 【請求項19】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標
    本値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向
    色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点お
    よび参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号
    の非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂
    直方向色信号非相関エネルギー抽出手段と、水平方向色
    信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方
    向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    を加算する加算回路と、垂直方向色信号非相関エネルギ
    ーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エ
    ネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の
    値を出力する第1の最大値回路と、垂直方向色信号非相
    関エネルギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信
    号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較
    し、より大の値を出力する第2の最大値回路と、垂直方
    向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と垂
    直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値とを比較し、より大の値を出力する第3の最大値回路
    と、第1の最大値回路と加算回路の出力値に所定の係数
    を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向の
    非相関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の非
    相関が小さい旨の、信号を出力する第1の比較回路と、
    水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、
    第2の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを
    比較し、前者が大の場合には水平方向の非相関が大きい
    旨の、後者が大の場合には水平方向の非相関が小さい旨
    の、信号を出力する第2の比較回路と、水平方向輝度信
    号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第3の最大値
    回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者
    が大の場合には水平方向の非相関が大きい旨の、後者が
    大の場合には水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出
    力する第3の比較回路と、第1の比較回路の出力信号を色
    副搬送波の1/2の周期(1/(2fsc))だけ遅延する第1の遅
    延回路と、第2の比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅
    延する第2の遅延回路と、第3の比較回路の出力信号を1/
    (2fsc)だけ遅延する第3の遅延回路と、第3の遅延回路の
    出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第4の遅延回路と、第3
    の比較回路の出力信号と第3の遅延回路の出力信号と第4
    の遅延回路の出力信号を入力するAND回路と、第1の遅延
    回路の出力信号と第2の遅延回路の出力信号とAND回路の
    出力信号を取り込み、水平方向の非相関及び垂直方向の
    非相関のそれぞれの強弱を判定して、垂直方向の非相関
    が大きい場合には上記第1の色信号を、水平方向の非相
    関が大きい場合には上記第2の色信号を、上記2つの非相
    関判定がいずれも成り立たない場合には上記第3の色信
    号を、それぞれ第1の色信号選択手段から出力させ、そ
    の色信号が上記第1あるいは第3の色信号の場合これをさ
    らに狭帯域化したものを第2の色信号選択手段から出力
    させる判定回路とを備えたことを特徴とする輝度信号色
    信号分離フィルタ。
  20. 【請求項20】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本
    値から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出
    する第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水
    平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標
    本点及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信
    号の非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相
    関エネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第
    1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記
    参照標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関
    エネルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標
    本値から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、第1の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを加算する加算回路と、第1の垂
    直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値
    と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗
    じた値とを比較し、より大の値を出力する第1の最大値
    回路と、第2の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定
    の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギー
    に所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力
    する第2の最大値回路と、第2の垂直方向色信号非相関エ
    ネルギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非
    相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、よ
    り大の値を出力する第3の最大値回路と、第1の最大値回
    路と加算回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較
    し、前者が大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨
    の、後者が大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨
    の、信号を出力する第1の比較回路と、第2の水平方向色
    信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第2の最大
    値回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前
    者が大の場合には水平方向の非相関が大きい旨の、後者
    が大の場合には水平方向の非相関が小さい旨の、信号を
    出力する第2の比較回路と、水平方向輝度信号非相関エ
    ネルギー抽出回路の出力値と、第3の最大値回路の出力
    値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合
    には水平方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合に
    は水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第3
    の比較回路と、第1の比較回路の出力信号を色副搬送波
    の1/2の周期(1/(2fsc))だけ遅延する第1の遅延回路
    と、第2の比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する
    第2の遅延回路と、第3の比較回路の出力信号を1/(2fsc)
    だけ遅延する第3の遅延回路と、第3の遅延回路の出力信
    号を1/(2fsc)だけ遅延する第4の遅延回路と、第3の比較
    回路の出力信号と第3の遅延回路の出力信号と第4の遅延
    回路の出力信号を入力するAND回路と、第1の遅延回路の
    出力信号と第2の遅延回路の出力信号とAND回路の出力信
    号を取り込み、水平方向の非相関及び垂直方向の非相関
    のそれぞれの強弱を判定して、垂直方向の非相関が大き
    い場合には上記第1の色信号を、水平方向の非相関が大
    きい場合には上記第2の色信号を、上記2つの非相関判定
    がいずれも成り立たない場合には上記第3の色信号を、
    それぞれ第1の色信号選択手段から出力させ、その色信
    号が上記第1あるいは第3の色信号の場合これをさらに狭
    帯域化したものを第2の色信号選択手段から出力させる
    判定回路とを備えたことを特徴とする輝度信号色信号分
    離フィルタ。
  21. 【請求項21】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標
    本値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向
    色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点お
    よび参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号
    の非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂
    直方向色信号非相関エネルギー抽出手段と、水平方向色
    信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方
    向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    を比較し、より大の値を出力する第1の最大値回路と、
    水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを加算する第1の加算回路と、水平方向色信
    号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方向
    輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを
    加算する第2の加算回路と、垂直方向色信号非相関エネ
    ルギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相
    関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より
    大の値を出力する第2の最大値回路と、第1の最大値回路
    と第2の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値と
    を比較し、前者が大の場合には水平方向の非相関が大き
    い旨の、後者が大の場合には水平方向の非相関が小さい
    旨の、信号を出力する第1の比較回路と、垂直方向色信
    号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第1の加算回
    路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が
    大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が大
    の場合には垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出力
    する第2の比較回路と、垂直方向輝度信号非相関エネル
    ギー抽出回路の出力値と、第2の加算回路の出力値に所
    定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には垂
    直方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直
    方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第3の比較
    回路と、上記3つの比較回路の出力信号を取り込み、水
    平方向の非相関及び垂直方向の非相関のそれぞれの強弱
    を判定して、垂直方向の非相関が大きい場合には上記第
    1の色信号を、水平方向の非相関が大きい場合には上記
    第2の色信号を、上記2つの非相関判定がいずれも成り立
    たない場合には上記第3の色信号を、それぞれ第1の色信
    号選択手段から出力させ、その色信号が上記第1あるい
    は第3の色信号の場合これをさらに狭帯域化したものを
    第2の色信号選択手段から出力させる判定回路とを備え
    たことを特徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  22. 【請求項22】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本
    値から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出
    する第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水
    平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標
    本点及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信
    号の非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相
    関エネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第
    1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記
    参照標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関
    エネルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標
    本値から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、第2の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する
    第1の最大値回路と、第1の水平方向色信号非相関エネル
    ギーに所定の係数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関
    エネルギーに所定の係数を乗じた値とを加算する第1の
    加算回路と、第1の水平方向色信号非相関エネルギーに
    所定の係数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネル
    ギーに所定の係数を乗じた値とを加算する第2の加算回
    路と、第2の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに
    所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力す
    る第2の最大値回路と、第1の最大値回路と第2の最大値
    回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者
    が大の場合には水平方向の非相関が大きい旨の、後者が
    大の場合には水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出
    力する第1の比較回路と、第1の垂直方向色信号非相関エ
    ネルギー抽出回路の出力値と、第1の加算回路の出力値
    に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合に
    は垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には
    垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第2の
    比較回路と、垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回
    路の出力値と、第2の加算回路の出力値に所定の係数を
    乗じた値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向の非
    相関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相
    関が小さい旨の、信号を出力する第3の比較回路と、上
    記3つの比較回路の出力信号を取り込み、水平方向の非
    相関及び垂直方向の非相関のそれぞれの強弱を判定し
    て、垂直方向の非相関が大きい場合には上記第1の色信
    号を、水平方向の非相関が大きい場合には上記第2の色
    信号を、上記2つの非相関判定がいずれも成り立たない
    場合には上記第3の色信号を、それぞれ第1の色信号選択
    手段から出力させ、その色信号が上記第1あるいは第3の
    色信号の場合これをさらに狭帯域化したものを第2の色
    信号選択手段から出力させる判定回路とを備えたことを
    特徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  23. 【請求項23】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標
    本値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向
    色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点お
    よび参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号
    の非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂
    直方向色信号非相関エネルギー抽出手段と、水平方向色
    信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方
    向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    を比較し、より大の値を出力する第1の最大値回路と、
    水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを加算する第1の加算回路と、水平方向色信
    号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方向
    輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを
    加算する第2の加算回路と、垂直方向色信号非相関エネ
    ルギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相
    関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より
    大の値を出力する第2の最大値回路と、第1の最大値回路
    と第2の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値と
    を比較し、前者が大の場合には水平方向の非相関が大き
    い旨の、後者が大の場合には水平方向の非相関が小さい
    旨の、信号を出力する第1の比較回路と、垂直方向色信
    号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第1の加算回
    路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が
    大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が大
    の場合には垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出力
    する第2の比較回路と、垂直方向輝度信号非相関エネル
    ギー抽出回路の出力値と、第2の加算回路の出力値に所
    定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には垂
    直方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直
    方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第3の比較
    回路と、第1の比較回路の出力信号を色副搬送波の1/2の
    周期(1/(2fsc))だけ遅延する第1の遅延回路と、第2の
    比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第2の遅延
    回路と、第3の比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延
    する第3の遅延回路と、第3の遅延回路の出力信号を1/(2
    fsc)だけ遅延する第4の遅延回路と、第3の比較回路の出
    力信号と第3の遅延回路の出力信号と第4の遅延回路の出
    力信号を入力するAND回路と、第1の遅延回路の出力信号
    と第2の遅延回路の出力信号とAND回路の出力信号を取り
    込み、水平方向の非相関及び垂直方向の非相関のそれぞ
    れの強弱を判定して、垂直方向の非相関が大きい場合に
    は上記第1の色信号を、水平方向の非相関が大きい場合
    には上記第2の色信号を、上記2つの非相関判定がいずれ
    も成り立たない場合には上記第3の色信号を、それぞれ
    第1の色信号選択手段から出力させ、その色信号が上記
    第1あるいは第3の色信号の場合これをさらに狭帯域化し
    たものを第2の色信号選択手段から出力させる判定回路
    とを備えたことを特徴とする輝度信号色信号分離フィル
    タ。
  24. 【請求項24】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本
    値から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出
    する第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水
    平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標
    本点及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信
    号の非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相
    関エネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第
    1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記
    参照標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関
    エネルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標
    本値から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、第2の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する
    第1の最大値回路と、第1の水平方向色信号非相関エネル
    ギーに所定の係数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関
    エネルギーに所定の係数を乗じた値とを加算する第1の
    加算回路と、第1の水平方向色信号非相関エネルギーに
    所定の係数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネル
    ギーに所定の係数を乗じた値とを加算する第2の加算回
    路と、第2の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに
    所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力す
    る第2の最大値回路と、第1の最大値回路と第2の最大値
    回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者
    が大の場合には水平方向の非相関が大きい旨の、後者が
    大の場合には水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出
    力する第1の比較回路と、第1の垂直方向色信号非相関エ
    ネルギー抽出回路の出力値と、第1の加算回路の出力値
    に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合に
    は垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には
    垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第2の
    比較回路と、垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回
    路の出力値と、第2の加算回路の出力値に所定の係数を
    乗じた値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向の非
    相関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相
    関が小さい旨の、信号を出力する第3の比較回路と、第1
    の比較回路の出力信号を色副搬送波の1/2の周期(1/(2f
    sc))だけ遅延する第1の遅延回路と、第2の比較回路の出
    力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第2の遅延回路と、第3の
    比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第3の遅延
    回路と、第3の遅延回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延
    する第4の遅延回路と、第3の比較回路の出力信号と第3
    の遅延回路の出力信号と第4の遅延回路の出力信号を入
    力するAND回路と、第1の遅延回路の出力信号と第2の遅
    延回路の出力信号とAND回路の出力信号を取り込み、水
    平方向の非相関及び垂直方向の非相関のそれぞれの強弱
    を判定して、垂直方向の非相関が大きい場合には上記第
    1の色信号を、水平方向の非相関が大きい場合には上記
    第2の色信号を、上記2つの非相関判定がいずれも成り立
    たない場合には上記第3の色信号を、それぞれ第1の色信
    号選択手段から出力させ、その色信号が上記第1あるい
    は第3の色信号の場合これをさらに狭帯域化したものを
    第2の色信号選択手段から出力させる判定回路とを備え
    たことを特徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  25. 【請求項25】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標
    本値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向
    色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点お
    よび参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号
    の非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂
    直方向色信号非相関エネルギー抽出手段と、水平方向色
    信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方
    向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    を比較し、より大の値を出力する第1の最大値回路と、
    垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値とを加算する第1の加算回路と、垂直方向色信
    号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向
    輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを
    加算する第2の加算回路と、垂直方向色信号非相関エネ
    ルギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相
    関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より
    大の値を出力する第2の最大値回路と、第1の加算回路と
    第1の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを
    比較し、前者が大の場合には垂直方向の非相関が大きい
    旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨
    の、信号を出力する第1の比較回路と、水平方向色信号
    非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第2の加算回路
    の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大
    の場合には水平方向の非相関が大きい旨の、後者が大の
    場合には水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出力す
    る第2の比較回路と、水平方向輝度信号非相関エネルギ
    ー抽出回路の出力値と、第2の最大値回路の出力値に所
    定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には水
    平方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には水平
    方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第3の比較
    回路と、上記3つの比較回路の出力信号を取り込み、水
    平方向の非相関及び垂直方向の非相関のそれぞれの強弱
    を判定して、垂直方向の非相関が大きい場合には上記第
    1の色信号を、水平方向の非相関が大きい場合には上記
    第2の色信号を、上記2つの非相関判定がいずれも成り立
    たない場合には上記第3の色信号を、それぞれ第1の色信
    号選択手段から出力させ、その色信号が上記第1あるい
    は第3の色信号の場合これをさらに狭帯域化したものを
    第2の色信号選択手段から出力させる判定回路とを備え
    たことを特徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  26. 【請求項26】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本
    値から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出
    する第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水
    平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標
    本点及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信
    号の非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相
    関エネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第
    1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記
    参照標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関
    エネルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標
    本値から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、第1の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する
    第1の最大値回路と、第1の垂直方向色信号非相関エネル
    ギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関
    エネルギーに所定の係数を乗じた値とを加算する第1の
    加算回路と、第2の垂直方向色信号非相関エネルギーに
    所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネル
    ギーに所定の係数を乗じた値とを加算する第2の加算回
    路と、第2の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに
    所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力す
    る第2の最大値回路と、第1の加算回路と第1の最大値回
    路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が
    大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が大
    の場合には垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出力
    する第1の比較回路と、第2の水平方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路の出力値と、第2の加算回路の出力値に
    所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には
    水平方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には水
    平方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第2の比
    較回路と、水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    の出力値と、第2の最大値回路の出力値に所定の係数を
    乗じた値とを比較し、前者が大の場合には水平方向の非
    相関が大きい旨の、後者が大の場合には水平方向の非相
    関が小さい旨の、信号を出力する第3の比較回路と、上
    記3つの比較回路の出力信号を取り込み、水平方向の非
    相関及び垂直方向の非相関のそれぞれの強弱を判定し
    て、垂直方向の非相関が大きい場合には上記第1の色信
    号を、水平方向の非相関が大きい場合には上記第2の色
    信号を、上記2つの非相関判定がいずれも成り立たない
    場合には上記第3の色信号を、それぞれ第1の色信号選択
    手段から出力させ、その色信号が上記第1あるいは第3の
    色信号の場合これをさらに狭帯域化したものを第2の色
    信号選択手段から出力させる判定回路とを備えたことを
    特徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  27. 【請求項27】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標
    本値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向
    色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点お
    よび参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号
    の非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂
    直方向色信号非相関エネルギー抽出手段と、第1の水平
    方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じ
    た値とを比較し、より大の値を出力する第1の最大値回
    路と、垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを加算する第1の加算回路と、垂直方
    向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と垂
    直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値とを加算する第2の加算回路と、垂直方向色信号非相
    関エネルギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信
    号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較
    し、より大の値を出力する第2の最大値回路と、第1の加
    算回路と第1の最大値回路の出力値に所定の係数を乗じ
    た値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向の非相関
    が大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相関が
    小さい旨の、信号を出力する第1の比較回路と、水平方
    向色信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第2の
    加算回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、
    前者が大の場合には水平方向の非相関が大きい旨の、後
    者が大の場合には水平方向の非相関が小さい旨の、信号
    を出力する第2の比較回路と、水平方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出回路の出力値と、第2の最大値回路の出
    力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場
    合には水平方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合
    には水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第
    3の比較回路と、第1の比較回路の出力信号を色副搬送波
    の1/2の周期(1/(2fsc))だけ遅延する第1の遅延回路
    と、第2の比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する
    第2の遅延回路と、第3の比較回路の出力信号を1/(2fsc)
    だけ遅延する第3の遅延回路と、第3の遅延回路の出力信
    号を1/(2fsc)だけ遅延する第4の遅延回路と、第3の比較
    回路の出力信号と第3の遅延回路の出力信号と第4の遅延
    回路の出力信号を入力するAND回路と、第1の遅延回路の
    出力信号と第2の遅延回路の出力信号とAND回路の出力信
    号を取り込み、水平方向の非相関及び垂直方向の非相関
    のそれぞれの強弱を判定して、垂直方向の非相関が大き
    い場合には上記第1の色信号を、水平方向の非相関が大
    きい場合には上記第2の色信号を、上記2つの非相関判定
    がいずれも成り立たない場合には上記第3の色信号を、
    それぞれ第1の色信号選択手段から出力させ、その色信
    号が上記第1あるいは第3の色信号の場合これをさらに狭
    帯域化したものを第2の色信号選択手段から出力させる
    判定回路とを備えたことを特徴とする輝度信号色信号分
    離フィルタ。
  28. 【請求項28】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本
    値から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出
    する第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水
    平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標
    本点及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信
    号の非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相
    関エネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第
    1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記
    参照標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関
    エネルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標
    本値から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、第1の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する
    第1の最大値回路と、第1の垂直方向色信号非相関エネル
    ギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関
    エネルギーに所定の係数を乗じた値とを加算する第1の
    加算回路と、第2の垂直方向色信号非相関エネルギーに
    所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネル
    ギーに所定の係数を乗じた値とを加算する第2の加算回
    路と、第2の垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに
    所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力す
    る第2の最大値回路と、第1の加算回路と第1の最大値回
    路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が
    大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が大
    の場合には垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出力
    する第1の比較回路と、第2の水平方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路の出力値と、第2の加算回路の出力値に
    所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には
    水平方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には水
    平方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第2の比
    較回路と、水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    の出力値と、第2の最大値回路の出力値に所定の係数を
    乗じた値とを比較し、前者が大の場合には水平方向の非
    相関が大きい旨の、後者が大の場合には水平方向の非相
    関が小さい旨の、信号を出力する第3の比較回路と、第1
    の比較回路の出力信号を色副搬送波の1/2の周期(1/(2f
    sc))だけ遅延する第1の遅延回路と、第2の比較回路の出
    力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第2の遅延回路と、第3の
    比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第3の遅延
    回路と、第3の遅延回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延
    する第4の遅延回路と、第3の比較回路の出力信号と第3
    の遅延回路の出力信号と第4の遅延回路の出力信号を入
    力するAND回路と、第1の遅延回路の出力信号と第2の遅
    延回路の出力信号とAND回路の出力信号を取り込み、水
    平方向の非相関及び垂直方向の非相関のそれぞれの強弱
    を判定して、垂直方向の非相関が大きい場合には上記第
    1の色信号を、水平方向の非相関が大きい場合には上記
    第2の色信号を、上記2つの非相関判定がいずれも成り立
    たない場合には上記第3の色信号を、それぞれ第1の色信
    号選択手段から出力させ、その色信号が上記第1あるい
    は第3の色信号の場合これをさらに狭帯域化したものを
    第2の色信号選択手段から出力させる判定回路とを備え
    たことを特徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  29. 【請求項29】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標
    本値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向
    色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点お
    よび参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号
    の非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂
    直方向色信号非相関エネルギー抽出手段と、水平方向色
    信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方
    向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    を比較し、より大の値を出力する最大値回路と、水平方
    向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水
    平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値とを比較し、より大の値を出力する第1の加算回路
    と、水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗
    じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第2の
    加算回路と、垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに
    所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力す
    る第3の加算回路と、最大値回路と第3の加算回路の出力
    値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合
    には水平方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合に
    は水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第1
    の比較回路と、垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回
    路の出力値と、第1の加算回路の出力値に所定の係数を
    乗じた値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向の非
    相関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相
    関が小さい旨の、信号を出力する第2の比較回路と、垂
    直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、
    第2の加算回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比
    較し、前者が大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨
    の、後者が大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨
    の、信号を出力する第3の比較回路と、上記3つの比較
    回路の出力信号を取り込み、水平方向の非相関及び垂直
    方向の非相関のそれぞれの強弱を判定して、垂直方向の
    非相関が大きい場合には上記第1の色信号を、水平方向
    の非相関が大きい場合には上記第2の色信号を、上記2つ
    の非相関判定がいずれも成り立たない場合には上記第3
    の色信号を、それぞれ第1の色信号選択手段から出力さ
    せ、その色信号が上記第1あるいは第3の色信号の場合こ
    れをさらに狭帯域化したものを第2の色信号選択手段か
    ら出力させる判定回路とを備えたことを特徴とする輝度
    信号色信号分離フィルタ。
  30. 【請求項30】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本
    値から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出
    する第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水
    平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標
    本点及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信
    号の非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相
    関エネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第
    1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記
    参照標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関
    エネルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標
    本値から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、第2の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する
    最大値回路と、第1の水平方向色信号非相関エネルギー
    に所定の係数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネ
    ルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値
    を出力する第1の加算回路と、第1の水平方向色信号非相
    関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方向輝度信
    号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較
    し、より大の値を出力する第2の加算回路と、第2の垂直
    方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じ
    た値とを比較し、より大の値を出力する第3の加算回路
    と、最大値回路と第3の加算回路の出力値に所定の係数
    を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には水平方向の
    非相関が大きい旨の、後者が大の場合には水平方向の非
    相関が小さい旨の、信号を出力する第1の比較回路と、
    第1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路の出力
    値と、第1の加算回路の出力値に所定の係数を乗じた値
    とを比較し、前者が大の場合には垂直方向の非相関が大
    きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相関が小さ
    い旨の、信号を出力する第2の比較回路と、垂直方向輝
    度信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第2の加
    算回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前
    者が大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者
    が大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を
    出力する第3の比較回路と、上記3つの比較回路の出力信
    号を取り込み、水平方向の非相関及び垂直方向の非相関
    のそれぞれの強弱を判定して、垂直方向の非相関が大き
    い場合には上記第1の色信号を、水平方向の非相関が大
    きい場合には上記第2の色信号を、上記2つの非相関判定
    がいずれも成り立たない場合には上記第3の色信号を、
    それぞれ第1の色信号選択手段から出力させ、その色信
    号が上記第1あるいは第3の色信号の場合これをさらに狭
    帯域化したものを第2の色信号選択手段から出力させる
    判定回路とを備えたことを特徴とする輝度信号色信号分
    離フィルタ。
  31. 【請求項31】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標
    本値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向
    色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点お
    よび参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号
    の非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂
    直方向色信号非相関エネルギー抽出手段と、水平方向色
    信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方
    向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    を比較し、より大の値を出力する最大値回路と、水平方
    向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水
    平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた
    値とを比較し、より大の値を出力する第1の加算回路
    と、水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗
    じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第2の
    加算回路と、垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに
    所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力す
    る第3の加算回路と、最大値回路と第3の加算回路の出力
    値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合
    には水平方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合に
    は水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第1
    の比較回路と、垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回
    路の出力値と、第1の加算回路の出力値に所定の係数を
    乗じた値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向の非
    相関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相
    関が小さい旨の、信号を出力する第2の比較回路と、垂
    直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、
    第2の加算回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比
    較し、前者が大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨
    の、後者が大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨
    の、信号を出力する第3の比較回路と、第1の比較回路の
    出力信号を色副搬送波の1/2の周期(1/(2fsc))だけ遅延
    する第1の遅延回路と、第2の比較回路の出力信号を1/(2
    fsc)だけ遅延する第2の遅延回路と、第3の比較回路の出
    力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第3の遅延回路と、第3の
    遅延回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第4の遅延
    回路と、第3の比較回路の出力信号と第3の遅延回路の出
    力信号と第4の遅延回路の出力信号を入力するAND回路
    と、第1の遅延回路の出力信号と第2の遅延回路の出力信
    号とAND回路の出力信号を取り込み、水平方向の非相関
    及び垂直方向の非相関のそれぞれの強弱を判定して、垂
    直方向の非相関が大きい場合には上記第1の色信号を、
    水平方向の非相関が大きい場合には上記第2の色信号
    を、上記2つの非相関判定がいずれも成り立たない場合
    には上記第3の色信号を、それぞれ第1の色信号選択手段
    から出力させ、その色信号が上記第1あるいは第3の色信
    号の場合これをさらに狭帯域化したものを第2の色信号
    選択手段から出力させる判定回路とを備えたことを特徴
    とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  32. 【請求項32】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本
    値から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出
    する第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水
    平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標
    本点及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信
    号の非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相
    関エネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第
    1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記
    参照標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関
    エネルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標
    本値から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、第2の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する
    最大値回路と、第1の水平方向色信号非相関エネルギー
    に所定の係数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネ
    ルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値
    を出力する第1の加算回路と、第1の水平方向色信号非相
    関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方向輝度信
    号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較
    し、より大の値を出力する第2の加算回路と、第2の垂直
    方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じ
    た値とを比較し、より大の値を出力する第3の加算回路
    と、最大値回路と第3の加算回路の出力値に所定の係数
    を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には水平方向の
    非相関が大きい旨の、後者が大の場合には水平方向の非
    相関が小さい旨の、信号を出力する第1の比較回路と、
    第1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路の出力
    値と、第1の加算回路の出力値に所定の係数を乗じた値
    とを比較し、前者が大の場合には垂直方向の非相関が大
    きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相関が小さ
    い旨の、信号を出力する第2の比較回路と、垂直方向輝
    度信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、第2の加
    算回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前
    者が大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者
    が大の場合には垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を
    出力する第3の比較回路と、第1の比較回路の出力信号を
    色副搬送波の1/2の周期(1/(2fsc))だけ遅延する第1の
    遅延回路と、第2の比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ
    遅延する第2の遅延回路と、第3の比較回路の出力信号を
    1/(2fsc)だけ遅延する第3の遅延回路と、第3の遅延回路
    の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第4の遅延回路と、
    第3の比較回路の出力信号と第3の遅延回路の出力信号と
    第4の遅延回路の出力信号を入力するAND回路と、第1の
    遅延回路の出力信号と第2の遅延回路の出力信号とAND回
    路の出力信号を取り込み、水平方向の非相関及び垂直方
    向の非相関のそれぞれの強弱を判定して、垂直方向の非
    相関が大きい場合には上記第1の色信号を、水平方向の
    非相関が大きい場合には上記第2の色信号を、上記2つの
    非相関判定がいずれも成り立たない場合には上記第3の
    色信号を、それぞれ第1の色信号選択手段から出力さ
    せ、その色信号が上記第1あるいは第3の色信号の場合こ
    れをさらに狭帯域化したものを第2の色信号選択手段か
    ら出力させる判定回路とを備えたことを特徴とする輝度
    信号色信号分離フィルタ。
  33. 【請求項33】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標
    本値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向
    色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点お
    よび参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号
    の非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂
    直方向色信号非相関エネルギー抽出手段と、水平方向色
    信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と水平方
    向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    を比較し、より大の値を出力する第1の加算回路と、垂
    直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値
    と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗
    じた値とを比較し、より大の値を出力する第2の加算回
    路と、垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を
    乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第3
    の加算回路と、垂直方向色信号非相関エネルギーに所定
    の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギー
    に所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力
    する最大値回路と、第2の加算回路と第1の加算回路の出
    力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場
    合には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合
    には垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第
    1の比較回路と、水平方向色信号非相関エネルギー抽出
    回路の出力値と、第3の加算回路の出力値に所定の係数
    を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には水平方向の
    非相関が大きい旨の、後者が大の場合には水平方向の非
    相関が小さい旨の、信号を出力する第2の比較回路と、
    水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路の出力値
    と、最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比
    較し、前者が大の場合には水平方向の非相関が大きい旨
    の、後者が大の場合には水平方向の非相関が小さい旨
    の、信号を出力する第3の比較回路と、上記3つの比較回
    路の出力信号を取り込み、水平方向の非相関及び垂直方
    向の非相関のそれぞれの強弱を判定して、垂直方向の非
    相関が大きい場合には上記第1の色信号を、水平方向の
    非相関が大きい場合には上記第2の色信号を、上記2つの
    非相関判定がいずれも成り立たない場合には上記第3の
    色信号を、それぞれ第1の色信号選択手段から出力さ
    せ、その色信号が上記第1あるいは第3の色信号の場合こ
    れをさらに狭帯域化したものを第2の色信号選択手段か
    ら出力させる判定回路とを備えたことを特徴とする輝度
    信号色信号分離フィルタ。
  34. 【請求項34】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本
    値から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出
    する第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水
    平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標
    本点及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信
    号の非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相
    関エネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第
    1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記
    参照標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関
    エネルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標
    本値から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、第1の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する
    第1の加算回路と、第1の垂直方向色信号非相関エネルギ
    ーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エ
    ネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の
    値を出力する第2の加算回路と、第2の垂直方向色信号非
    相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度
    信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較
    し、より大の値を出力する第3の加算回路と、第2の垂直
    方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じ
    た値とを比較し、より大の値を出力する最大値回路と、
    第2の加算回路と第1の加算回路の出力値に所定の係数を
    乗じた値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向の非
    相関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相
    関が小さい旨の、信号を出力する第1の比較回路と、第2
    の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路の出力値
    と、第3の加算回路の出力値に所定の係数を乗じた値と
    を比較し、前者が大の場合には水平方向の非相関が大き
    い旨の、後者が大の場合には水平方向の非相関が小さい
    旨の、信号を出力する第2の比較回路と、水平方向輝度
    信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、最大値回路
    の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大
    の場合には水平方向の非相関が大きい旨の、後者が大の
    場合には水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出力す
    る第3の比較回路と、上記3つの比較回路の出力信号を取
    り込み、水平方向の非相関及び垂直方向の非相関のそれ
    ぞれの強弱を判定して、垂直方向の非相関が大きい場合
    には上記第1の色信号を、水平方向の非相関が大きい場
    合には上記第2の色信号を、上記2つの非相関判定がいず
    れも成り立たない場合には上記第3の色信号を、それぞ
    れ第1の色信号選択手段から出力させ、その色信号が上
    記第1あるいは第3の色信号の場合これをさらに狭帯域化
    したものを第2の色信号選択手段から出力させる判定回
    路とを備えたことを特徴とする輝度信号色信号分離フィ
    ルタ。
  35. 【請求項35】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の各標
    本値から水平方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する水平方向
    色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標本点お
    よび参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信号
    の非相関エネルギーを抽出する垂直方向輝度信号非相関
    エネルギー抽出手段と、上記参照標本点の各標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する垂
    直方向色信号非相関エネルギー抽出手段と、第1の水平
    方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    水平方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じ
    た値とを比較し、より大の値を出力する第1の加算回路
    と、垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗
    じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する第2の
    加算回路と、垂直方向色信号非相関エネルギーに所定の
    係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネルギーに
    所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力す
    る第3の加算回路と、垂直方向色信号非相関エネルギー
    に所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エネ
    ルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値
    を出力する最大値回路と、第2の加算回路と第1の加算回
    路の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が
    大の場合には垂直方向の非相関が大きい旨の、後者が大
    の場合には垂直方向の非相関が小さい旨の、信号を出力
    する第1の比較回路と、水平方向色信号非相関エネルギ
    ー抽出回路の出力値と、第3の加算回路の出力値に所定
    の係数を乗じた値とを比較し、前者が大の場合には水平
    方向の非相関が大きい旨の、後者が大の場合には水平方
    向の非相関が小さい旨の、信号を出力する第2の比較回
    路と、水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路の出
    力値と、最大値回路の出力値に所定の係数を乗じた値と
    を比較し、前者が大の場合には水平方向の非相関が大き
    い旨の、後者が大の場合には水平方向の非相関が小さい
    旨の、信号を出力する第3の比較回路と、第1の比較回路
    の出力信号を色副搬送波の1/2の周期(1/(2fsc))だけ遅
    延する第1の遅延回路と、第2の比較回路の出力信号を1/
    (2fsc)だけ遅延する第2の遅延回路と、第3の比較回路の
    出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第3の遅延回路と、第3
    の遅延回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延する第4の遅
    延回路と、第3の比較回路の出力信号と第3の遅延回路の
    出力信号と第4の遅延回路の出力信号を入力するAND回路
    と、第1の遅延回路の出力信号と第2の遅延回路の出力信
    号とAND回路の出力信号を取り込み、水平方向の非相関
    及び垂直方向の非相関のそれぞれの強弱を判定して、垂
    直方向の非相関が大きい場合には上記第1の色信号を、
    水平方向の非相関が大きい場合には上記第2の色信号
    を、上記2つの非相関判定がいずれも成り立たない場合
    には上記第3の色信号を、それぞれ第1の色信号選択手段
    から出力させ、その色信号が上記第1あるいは第3の色信
    号の場合これをさらに狭帯域化したものを第2の色信号
    選択手段から出力させる判定回路とを備えたことを特徴
    とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  36. 【請求項36】 請求項3および請求項4における画像非
    相関判定手段が、上記注目標本点及び参照標本点の標本
    値から水平方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出
    する第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
    と、上記注目標本点及び参照標本点の標本値から水平方
    向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第2の水
    平方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記注目標
    本点及び参照標本点の標本値から水平方向の主に輝度信
    号の非相関エネルギーを抽出する水平方向輝度信号非相
    関エネルギー抽出回路と、上記参照標本点の標本値から
    垂直方向の主に色信号の非相関エネルギーを抽出する第
    1の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路と、上記
    参照標本点の標本値から垂直方向の主に色信号の非相関
    エネルギーを抽出する第2の垂直方向色信号非相関エネ
    ルギー抽出回路と、上記注目標本点及び参照標本点の標
    本値から垂直方向の主に輝度信号の非相関エネルギーを
    抽出する垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路
    と、第1の水平方向色信号非相関エネルギーに所定の係
    数を乗じた値と水平方向輝度信号非相関エネルギーに所
    定の係数を乗じた値とを比較し、より大の値を出力する
    第1の加算回路と、第1の垂直方向色信号非相関エネルギ
    ーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度信号非相関エ
    ネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較し、より大の
    値を出力する第2の加算回路と、第2の垂直方向色信号非
    相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と垂直方向輝度
    信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値とを比較
    し、より大の値を出力する第3の加算回路と、第2の垂直
    方向色信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じた値と
    垂直方向輝度信号非相関エネルギーに所定の係数を乗じ
    た値とを比較し、より大の値を出力する最大値回路と、
    第2の加算回路と第1の加算回路の出力値に所定の係数を
    乗じた値とを比較し、前者が大の場合には垂直方向の非
    相関が大きい旨の、後者が大の場合には垂直方向の非相
    関が小さい旨の、信号を出力する第1の比較回路と、第2
    の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路の出力値
    と、第3の加算回路の出力値に所定の係数を乗じた値と
    を比較し、前者が大の場合には水平方向の非相関が大き
    い旨の、後者が大の場合には水平方向の非相関が小さい
    旨の、信号を出力する第2の比較回路と、水平方向輝度
    信号非相関エネルギー抽出回路の出力値と、最大値回路
    の出力値に所定の係数を乗じた値とを比較し、前者が大
    の場合には水平方向の非相関が大きい旨の、後者が大の
    場合には水平方向の非相関が小さい旨の、信号を出力す
    る第3の比較回路と、第1の比較回路の出力信号を色副搬
    送波の1/2の周期(1/(2fsc))だけ遅延する第1の遅延回
    路と、第2の比較回路の出力信号を1/(2fsc)だけ遅延す
    る第2の遅延回路と、第3の比較回路の出力信号を1/(2fs
    c)だけ遅延する第3の遅延回路と、第3の遅延回路の出力
    信号を1/(2fsc)だけ遅延する第4の遅延回路と、第3の比
    較回路の出力信号と第3の遅延回路の出力信号と第4の遅
    延回路の出力信号を入力するAND回路と、第1の遅延回路
    の出力信号と第2の遅延回路の出力信号とAND回路の出力
    信号を取り込み、水平方向の非相関及び垂直方向の非相
    関のそれぞれの強弱を判定して、垂直方向の非相関が大
    きい場合には上記第1の色信号を、水平方向の非相関が
    大きい場合には上記第2の色信号を、上記2つの非相関判
    定がいずれも成り立たない場合には上記第3の色信号
    を、それぞれ第1の色信号選択手段から出力させ、その
    色信号が上記第1あるいは第3の色信号の場合これをさら
    に狭帯域化したものを第2の色信号選択手段から出力さ
    せる判定回路とを備えたことを特徴とする輝度信号色信
    号分離フィルタ。
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