JPH06313676A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JPH06313676A
JPH06313676A JP10468693A JP10468693A JPH06313676A JP H06313676 A JPH06313676 A JP H06313676A JP 10468693 A JP10468693 A JP 10468693A JP 10468693 A JP10468693 A JP 10468693A JP H06313676 A JPH06313676 A JP H06313676A
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JP
Japan
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dehumidifying agent
fan
drying
heater
agent
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Withdrawn
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JP10468693A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Nakano
龍一 中野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 先に再生モードで除湿剤を十分再生してから
乾燥モードで乾燥して十分物品を乾燥する。 【構成】 乾燥する物品を収納し得る密閉容器状の乾燥
庫1内に、乾燥庫1内及び乾燥庫1内の物品の湿気を除
湿する除湿剤2と、乾燥庫1内の空気を循環させるファ
ン3を収容する。除湿剤2を加熱再生するためのヒータ
4を除湿剤2の近傍に設ける。乾燥庫1に外気を吸気す
る吸気口5と湿気を放出する放出口6とを開閉自在に設
ける。吸気口5と放出口6とを開いてファン3を駆動す
ると共にヒータ4で除湿剤2を加熱して除湿剤2を再生
する再生モードの運転を先に所定時間行う。次いで吸気
口5と放出口6とを閉じてファン3の駆動にて乾燥庫1
内に空気を循環させる乾燥モードの運転を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除湿剤を用いた乾燥装
置に関し、詳しくは靴のような物品を収納して乾燥する
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の靴用乾燥装置の一例としては、靴
を収容する容器内に除湿剤(吸湿剤)のパックしたもの
を入れて靴を乾燥していた。また他例としては容器にヒ
ータやファンを設け、温風を直接靴に当てて乾燥してい
た。しかし除湿剤による乾燥装置は、除湿剤付近は除湿
されるが、除湿剤から離れた位置では除湿が進み難く、
偏りがあり、均一に除湿され難く、乾燥効率が悪い。特
に靴の内部が乾燥し難く、靴の内部まで均一に乾燥させ
るためには別の除湿剤を靴内に入れる等しなければなら
ず、多量の除湿剤が必要となり、不経済である。また温
風によるものは過乾燥になりやすく、靴を変形させた
り、変色させたり、またひび割れさせたりするという問
題があり、過乾燥を防止する手段が必要であった。
【0003】この問題を解決するものとして本出願人は
先に特願平5−5967号に開示される靴用乾燥装置を
出願した。これは靴を収納する乾燥庫内に、乾燥庫内及
び乾燥庫内の靴の湿気を除湿する除湿剤と、乾燥庫内の
空気を循環させるファンを収容している。また除湿剤に
は除湿剤を再生するとき加熱するためのヒータを設けて
ある。ファンの上方には外気を吸気する吸気口を開閉自
在に設けてあり、除湿剤の上方には湿気を含んだ空気を
放出する放出口を開閉自在に設けてある。そして靴を乾
燥庫に収納して乾燥するときは、吸気口及び放出口を閉
じ、ファンを駆動して乾燥庫内で空気を循環させ、湿気
を除湿剤に吸収させ、乾燥空気に靴をさらして乾燥する
ようになっている。靴の乾燥を終えると、吸気口と放出
口を開き、ファンを駆動すると共にヒータに通電して除
湿剤を加熱し、外気を吸気口から吸気し、除湿剤から出
る湿気を放出口から放出して除湿剤を再生するようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記先願のものでは靴
を乾燥庫に入れた後、先に乾燥モードで運転し、乾燥モ
ードで所定時間運転した後に、再生モードで運転して除
湿剤を再生するようになっているため、靴を乾燥すると
き除湿剤の性能が一定状態(十分に放湿された状態)な
っているとは限らない。つまり、長い間使用しなかった
り、初めて使用するとき、自然に除湿剤が湿気を吸収し
ており、除湿剤の除湿性能が落ちている。このような除
湿性能の落ちた除湿剤を用いて乾燥モードで運転しても
靴が十分乾燥されない。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところは先に再生モード
で除湿剤を十分再生してから乾燥モードで乾燥できて十
分物品を乾燥できる乾燥装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明乾燥装置は、乾燥する物品を収納し得る密閉容器
状の乾燥庫1内に、乾燥庫1内及び乾燥庫1内の物品の
湿気を除湿する除湿剤2と、乾燥庫1内の空気を循環さ
せるファン3を収容してなる乾燥装置であって、除湿剤
2を加熱再生するためのヒータ4を除湿剤2の近傍に設
け、乾燥庫1に外気を吸気する吸気口5と湿気を放出す
る放出口6とを開閉自在に設け、吸気口5と放出口6と
を開いてファン3を駆動すると共にヒータ4で除湿剤2
を加熱して除湿剤2を再生する再生モードの運転を先に
所定時間行い、次いで吸気口5と放出口6とを閉じてフ
ァン3の駆動にて乾燥庫1内に空気を循環させる乾燥モ
ードの運転を行うように制御する制御手段を設けたこと
を特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、乾燥庫1内に乾燥する物品
を入れてスイッチを入れると、吸気口5と放出口6とを
開き、ファン3を駆動すると共にヒータ4に通電して再
生モードで所定時間運転される。このとき外気を吸気口
5から吸入し、物品を収納した部分を通過し、ヒータ4
で加熱される除湿剤2を通って除湿剤2から湿気が出て
放出口6から放出される。このとき物品を収納した部分
を空気が通過することにより物品がある程度乾燥され
る。所定時間再生モードで運転して除湿剤2が十分除湿
されると、乾燥モードに切り替わって乾燥モードで乾燥
される。乾燥モードになると、吸気口5及び放出口6が
閉じられると共にヒータ4への通電が遮断され、ファン
3だけが駆動されて乾燥庫1内の空気が循環する。これ
により循環する空気が除湿剤2で除湿され、循環する乾
燥空気で物品の乾燥がされる。このとき除湿剤2が最初
十分再生されているので、除湿性能に優れて効率よく乾
燥される。乾燥モードで所定時間運転すると、ファン3
が停止して乾燥を終える。
【0008】
【実施例】以下本発明を靴用乾燥装置の実施例により説
明する。乾燥庫1は図1乃至図4に示すように外殻ケー
ス7、底板11、中枠9及び靴収納箱10にて主体が構
成されている。外殻ケース7の下面開口には底板11を
配置してあり、底板11をビス12にて外殻ケース7に
取り付けてある。外殻ケース7の天板の下面側には中枠
9を取り付けてあり、中枠9と底板11との間の靴収納
室12には靴収納箱10を引き出し状に出し入れ自在に
設けてあり、靴収納箱10内に靴Aを入れた状態で靴収
納箱10を靴収納室12に収納すると、靴Aの長手方向
が靴収納室12の奥行き方向を向くように収納できるよ
うになっている。靴収納箱10の前面には取っ手13を
設けてあり、取っ手13を持って靴収納箱10を出し入
れできるようになっている。靴収納箱10を靴収納室1
2に入れるとき先端となる部分には浮き上がり防止突起
14を設けてあり、靴収納箱10を靴収納室12に完全
に入れたとき浮き上がり防止突起14が外殻ケース7の
奥壁の下端の浮き上がり防止凹部15に係止して靴収納
箱10の先端が係止し、靴収納箱10の先端が上方に浮
き上がるの防止するようになっている。乾燥庫1の外殻
ケース7の背面から電源コード16を導出してあって、
内部に電源を供給するようになっている。乾燥庫1の外
殻ケース7の両側面には乾燥庫1を持ち運びするときの
取っ手17を設けてある。この取っ手17は外殻ケース
7に設けた開口17aと中枠9の周囲の周壁18に設け
た凹部17bとで構成してある。乾燥庫1の外殻ケース
7の前部の上部には傾斜面19を設けてあり、傾斜面1
9に操作スイッチ20及び通電表示ランプ21,22を
設けてある。通電表示ランプ21は操作スイッチ20を
操作して標準モードで運転するとき表示するものであ
り、通電表示ランプ22は操作スイッチ20を操作して
濡れ靴モードで運転するとき表示するものである。乾燥
庫1の底板11の下面の4隅には脚部23を装着してあ
る。
【0009】中枠9の周囲には上方に立ち上がる周壁1
8を設けてあり、中枠9を外殻ケース7の天板の下面側
に装着したとき周壁18が外殻ケース7の内面に密着す
ると共に周壁18の上端が天板の下面に当接されるよう
になっている。このとき周壁18が外殻ケース7の内面
に面的に密着して中枠9の上下間の空気のリークが殆ど
ないようになっている。中枠9の前部側には図6に示す
ように矩形状のファン収容部24を凹設してあり、ファ
ン収容部24の底部には通気性のある底板25を設けて
ある。この底板25の上には加熱用のヒータ26を底板
25の略全面に亙るように載置してある。このヒータ2
6はアルミニウムのような材料のパンチングボードにて
形成せる均熱板26aにヒータ線26bをジグザグ状に
配置し、均熱板26aの適所に設けた切起片26cをヒ
ータ線26bに巻き付けてヒータ線26bを固定してあ
る。ファン収容部24のヒータ26の上にはファンユニ
ット27をはめ込んで固定してある。このファンユニッ
ト27は筺体28にファン3とファンモータ29を組み
込んで形成されている。このファンユニット27の外形
とヒータ26の外形は略同じ大きさに形成され、ヒータ
26の全面に均一に送風して均一に空気を加熱できるよ
うになっている。
【0010】中枠9の背部側には図7に示すように矩形
状の除湿剤収容部30を凹設してあり、除湿剤収容部3
0の底部には通気性のある底板31を設けてある。この
底板31の上には不織布32を全面に亙って敷いてあ
る。この不織布32は後述する除湿剤2がこぼれるのを
防止すると共に通気性を確保するようになっている。こ
の不織布32の上には再生用のヒータ4を全面に亙るよ
うに載設してある。このヒータ4もアルミニウムのよう
な材料のパンチングボードにて形成せる均熱板4aにヒ
ータ線4bをジグザグ状に配置し、均熱板4aの適所に
設けた切起片4cをヒータ線4bに巻き付けてヒータ線
4bを固定してある。除湿剤収容部30にはヒータ4の
上でシリカゲルのような除湿剤2を装填してあり、除湿
剤2の上に不織布32を介してパンチングボードよりな
る押さえ板33を装着して除湿剤2の脱落を防止してい
る。除湿剤収容部30の底板の下方には通気性のある消
臭剤収容部34を設けてあり、消臭剤収容部34に消臭
剤35を収納してある。この消臭剤35は例えば、金属
多孔体に各種有機塩基酸を作用させて金属錯体を形成し
たものである。
【0011】乾燥庫1の外殻ケース7の天板には図2、
図8に示すように外気を取り込む吸気口5と湿気を放出
する放出口6とを設けてある。吸気口5はファン3の上
方に形成してあり、放出口6は除湿剤2の上方に形成し
てある。吸気口5には吸気シャッター36を、放出口6
には放出シャッター37を夫々配置してあり、吸気シャ
ッター36及び放出シャッター37はファン3と除湿剤
2との境界側の軸8を中心に上下に回動して開閉される
ようになっている。吸気シャッター36及び放出シャッ
ター37には吸気シャッター36及び放出シャッター3
7を連動させる連動片38を一体に設けてあり、吸気シ
ャッター36の開閉に連動して放出シャッター37が開
閉されるようになっている。吸気シャッター36及び放
出シャッター37の連動片38の上方にはストッパー片
39を互いに異なる側で幅方向の約半分の幅に亙るよう
に設けてあり、吸気シャッター36及び放出シャッター
37が全開したときそれ以上上方に回動しないようにな
っている。また吸気シャッター36及び放出シャッター
37にはこれらを開放したとき露出する格子口40を設
けてあり、吸気シャッター36の格子口40にフィルタ
ー41を着脱自在に取り付けてある。吸気シャッター3
6及び放出シャッター37は図9に示すように同一形状
の合成樹脂成形品であり、吸気シャッター36及び放出
シャッター37は同一の部材を兼用して使えるようにな
っている。このように吸気シャッター36と放出シャッ
ター37を同一の部材で兼用すると、成形が簡単になっ
てコストダウンが図れ、また組み立て時の間違いを防止
できる。中枠9のファン収容部24と除湿剤収容部30
との間の上面には幅方向に亙るように突部42を上方に
突曲してあり、突部42の上面に幅方向に亙るようにス
トッパーリブ43を突設してある。そして吸気シャッタ
ー36を全開すると、吸気シャッター36の連動片38
がストッパーリブ43に当たってそれ以上回動しなくな
る。このとき中枠9の上方の通風路はファン3と除湿剤
2との境界で連動片38やストッパーリブ43で遮断さ
れるようになっている。このとき連動片38の下端とス
トッパーリブ43が確実に接触して確実に遮断されるよ
うになっている。中枠9の前部側の上方で外殻ケース7
の天板の下面側には電磁ソレノイド44を装着してあ
り、電磁ソレノイド44で吸気シャッター36を駆動
し、連動片38を介して放出シャッター37も駆動でき
るようになっている。電磁ソレノイド44のプランジャ
45で駆動される可動片46は吸気シャッター36の連
結部47に連結してあり、電磁ソレノイド44をオンす
ることにより、プランジャ45及び可動片46を引いて
吸気シャッター36や放出シャッター37を開くように
なっている。また可動片46を戻すようにバネを設けて
あって、電磁ソレノイド44をオフするとバネの力で可
動片46が戻ると共に自重で吸気シャッター36や放出
シャッター37を閉じるようになっている。
【0012】乾燥庫1の傾斜面19の裏側には動作を制
御する回路部48が配置されており、ファン3の駆動、
除湿剤2の加熱再生、吸気シャッター36や放出シャッ
ター37の開閉等を制御し、一連の動作を自動的に行え
るように設定されている。図10は回路を示すものであ
り、50は電源、20は前述せる操作スイッチ、21は
標準モードの通電表示ランプ、22は濡れ靴モードの表
示ランプである。操作スイッチ20を1回押すと、通電
表示ランプ21が点灯すると共に標準モードで運転され
るようになっており、操作スイッチ20を2回押すと、
通電表示ランプ22が点灯すると共に濡れ靴モードで運
転されるようになっている。51は交流を直流に変換す
る電源回路、52はマイクロコンピュータを用いた制御
部、53は駆動回路である。THは乾燥庫1内の温度を
検出する温度センサー(サーミスタ)である。29は前
述せるファンモータ、4は前述せる除湿剤再生用のヒー
タ、26は乾燥庫1内の温度を制御するヒータ、44は
前述せる電磁ソレノイドである。TF1 ,TF2 は温度
ヒューズ、Th1 はサーモスイッチである。TRC 1
ヒータ4のオンオフ用のスイッチ素子(トライアッ
ク)、TRC2 はヒータ26のオンオフ用のスイッチ素
子(トライアック)、TRC3 はソレノイド44のオン
オフ用のスイッチ素子(トライアック)である。
【0013】次に上記のように構成せる靴用乾燥装置の
動作を説明する。靴収納箱10内に靴Aを入れて靴収納
箱10を靴収納室12の奥まで挿入する(靴収納箱10
の装着状態で靴収納室12が密閉される)。そしてプラ
グをコンセントに繋いで電源コード16から給電する状
態にし、次のように動作させる。 (1)操作スイッチ20をオン(入)すると、通電表示
ランプ21または通電表示ランプ22が点灯して所定の
モードでの運転を開始する。操作スイッチ20を1回押
すと、通電表示ランプ21が点灯して標準モードで運転
を開始し、操作スイッチ20を2回押すと、通電表示ラ
ンプ22が点灯して濡れ靴モードで運転を開始する。 (2)操作スイッチ20をオンすると、電磁ソレノイド
44が駆動され、吸気シャッター36及び放出シャッタ
ー37が上方に回動し、吸気口5及び放出口6が開放さ
れる。このとき連動片38はストッパーリブ43に当た
ってファン3と除湿剤2との間の通風路が遮断される。 (3)操作スイッチ20のオンにて除湿剤2の下のヒー
タ4に通電して除湿剤2を加熱する。このときヒータ2
6に通電することも好ましい。 (4)操作スイッチ20のオンにてファン3を駆動す
る。これにより、吸気口5から外気を乾燥庫1に取り込
み、外気を靴収納室12に通してヒータ4から除湿剤2
に至らせ、除湿剤2から放出した湿気を放出口6から放
出する。このときファン3と除湿剤2との間の通風路が
遮断されているので空気が循環することなく、湿気が確
実に放出される。 (5)上記の運転をある一定時間t1 の間連続的に行っ
て除湿剤2の再生を行う。このとき、除湿剤2の再生と
共に靴Aのある程度の乾燥が行われる。この除湿剤2の
運転は例えば標準モードの運転の場合には1.5時間の
間連続して行われ、濡れ靴モードの運転の場合には2時
間の間連続して行われる。 (6)t1 の時間経過後、電磁ソレノイド44及びヒー
タ4への通電を遮断し、吸気口5及び放出口6を吸気シ
ャッター36および放出シャッター37にて閉じ、除湿
剤2の加熱を停止する。そしてファン3を駆動状態のま
まにすると共に、ヒータ26にも通電を行っておく。 (7)すると、ファン3による風は靴Aの内部及び外部
に当たる。靴Aより放出した湿気は風の流れで除湿剤2
に到達し、湿気は除湿剤2に吸着される。除湿剤2を通
過した空気は乾燥空気となり、除湿剤2からファン3に
至る通風路を通過し、ファン3の吸い込み口に到達す
る。このようにして乾燥空気が乾燥庫1内を循環して靴
Aの乾燥が行われる。 (8)乾燥空気が循環して靴Aの乾燥を行っていると
き、空気が消臭剤35を通過して消臭が行われる。 (9)乾燥空気が循環しているとき、循環空気が一定の
温度になるように加熱して循環させられる。これにより
外気温が変わっても除湿剤2を活性化して除湿を促進し
て短い時間で乾燥ができるようになる。このとき空気を
加熱する温度は約32℃程度である。 (10)上記のような乾燥の運転をある一定時間t2
間連続的に行う。具体的には標準モードの運転の場合、
2 は2.5時間であり、濡れ靴モードの場合は6時間
である。 (11)時間t2 の経過後、ファン3を停止すると共に
ヒータ26への通電を遮断し、一連の動作(除湿剤再生
〜靴乾燥)は終了し、通電表示ランプ21,22は消灯
する。一連の動作時間は具体的には、標準モードの場合
4時間(1.5時間+2.5時間)であり、濡れ靴モー
ドの場合8時間(2時間+6時間)である。 (12)上記の(1)〜(11)の間で動作をストップ
させたいときは操作スイッチ20を押すと、(11)の
モードになり動作を終了する。
【0014】なお、図11は上記動作のタイムーチャー
トを示すものであり、(a)は標準モードの運転の場合
で、(b)は濡れ靴モードの運転の場合を示す。上記の
ように動作して除湿剤2の再生から靴Aの乾燥まで自動
的に行えるのでスイッチ操作をしたり、シャッターを動
かしたりといった動作がなくなり、使い勝手が向上す
る。
【0015】
【発明の効果】本発明は叙述のように吸気口と放出口と
を開いてファンを駆動すると共にヒータで除湿剤を加熱
して除湿剤を再生する再生モードの運転を先に所定時間
行い、次いで吸気口と放出口とを閉じてファンの駆動に
て乾燥庫内に空気を循環させる乾燥モードの運転を行う
ように制御する制御手段を設けてあるので、乾燥庫内に
乾燥する物品を入れてスイッチを入れると、吸気口と放
出口とを開き、ファンを駆動すると共にヒータに通電し
て再生モードで所定時間運転され、所定時間再生モード
で運転して除湿剤が十分除湿されると、乾燥モードに切
り替わって除湿剤で空気が乾燥され、循環する乾燥空気
で物品の乾燥がされるものであって、乾燥モードで靴を
乾燥するとき除湿剤が最初十分再生されているため除湿
性能に優れて効率よく乾燥されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体を示し、内部を透視し
た状態の斜視図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上の靴収納箱を引き出した状態の斜視図であ
る。
【図4】同上の全体の分解斜視図である。
【図5】同上の外装ケースの天板部分を省略した平面図
である。
【図6】同上のファン収容部とファン部分の分解斜視図
である。
【図7】同上の除湿剤収容部と除湿剤部分の分解斜視図
である。
【図8】同上の吸気口や放出口部分の断面図である。
【図9】同上の吸気シャッターや放出シャッターの分解
斜視図である。
【図10】同上の制御回路図である。
【図11】同上のタイムチャートを示し、(a)は標準
モードの運転の場合で、(b)は濡れ靴モードの運転の
場合である。
【符号の説明】
1 乾燥庫 2 除湿剤 3 ファン 4 ヒータ 5 吸気口 6 放出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥する物品を収納し得る密閉容器状の
    乾燥庫内に、乾燥庫内及び乾燥庫内の物品の湿気を除湿
    する除湿剤と、乾燥庫内の空気を循環させるファンを収
    容してなる乾燥装置であって、除湿剤を加熱再生するた
    めのヒータを除湿剤の近傍に設け、乾燥庫に外気を吸気
    する吸気口と湿気を放出する放出口とを開閉自在に設
    け、吸気口と放出口とを開いてファンを駆動すると共に
    ヒータで除湿剤を加熱して除湿剤を再生する再生モード
    の運転を先に所定時間行い、次いで吸気口と放出口とを
    閉じてファンの駆動にて乾燥庫内に空気を循環させる乾
    燥モードの運転を行うように制御する制御手段を設けて
    成ることを特徴とする乾燥装置。
JP10468693A 1993-04-30 1993-04-30 乾燥装置 Withdrawn JPH06313676A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10468693A JPH06313676A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 乾燥装置

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JP (1) JPH06313676A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022211295A1 (ko) * 2021-04-01 2022-10-06 엘지전자 주식회사 신발 관리기
WO2022211297A1 (ko) * 2021-04-01 2022-10-06 엘지전자 주식회사 신발 관리기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022211295A1 (ko) * 2021-04-01 2022-10-06 엘지전자 주식회사 신발 관리기
WO2022211297A1 (ko) * 2021-04-01 2022-10-06 엘지전자 주식회사 신발 관리기

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