JPH0835776A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JPH0835776A
JPH0835776A JP6174950A JP17495094A JPH0835776A JP H0835776 A JPH0835776 A JP H0835776A JP 6174950 A JP6174950 A JP 6174950A JP 17495094 A JP17495094 A JP 17495094A JP H0835776 A JPH0835776 A JP H0835776A
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JP
Japan
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drying
mode operation
fan
heater
dehumidifying agent
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JP6174950A
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Inventor
Ryuichi Nakano
龍一 中野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品の乾燥時間の短縮を図ることができる乾
燥装置の提供を目的とする。 【構成】 開閉する吸入口31と開閉する放出口32とを有
した靴Aを密封状に収納し得る乾燥庫1 と、除湿する除
湿剤26と、空気を循環するファン20と、除湿剤26を加熱
する第2のヒータ25と、湿度センサーHSにより計測し
た湿度の計測値に基づいて靴Aを乾燥する乾燥モードの
運転を行うか、除湿剤26を加熱し再生する再生モードの
運転を行った後乾燥モードの運転を行うかを決定しその
決定した運転を行うよう各部材を制御する制御手段50と
を備えて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除湿剤を用いた乾燥装
置に関し、詳しくは湿った靴のような乾燥すべき物品を
収納してこれを乾燥する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の靴用乾燥装置の一例として、靴を
収納する容器内に除湿剤(吸湿剤)のパックしたものを
入れて靴を乾燥するものがあった。また他例として、容
器にヒータとファンとを設け、温風を直接靴に当てて乾
燥するものがあった。
【0003】しかし、除湿剤による乾燥装置は、除湿剤
付近は除湿されるが、除湿剤から離れた位置では除湿が
進みにくく、偏りがあり、均一に除湿されにくく、乾燥
効率の悪いものであった。特に、靴の内部が乾燥しにく
く、靴の内部まで均一に乾燥させるためには別の除湿剤
を靴の内部に入れる等しなければならず、多量の除湿剤
が必要となり、不経済であった。
【0004】また、温風による乾燥装置は、過乾燥にな
りやすく、その結果、靴を変形させたり、変色させた
り、ひび割れさせたりするという問題があり、過乾燥を
防止する手段が必要であった。
【0005】このような問題を解決するものとして、本
出願人は、先に特願平5−104686号に開示される
靴用乾燥装置を出願した。これは、靴を収納する乾燥庫
内に、乾燥庫内及び乾燥庫内の靴の湿気を除湿する除湿
剤と、乾燥庫内の空気を循環させるファンとを収容して
いる。また、除湿剤には、これを再生するときに加熱す
るヒータを設けてある。ファンの上方には、外気を吸入
する吸入口を開閉自在に設けてあり、除湿剤の上方に
は、湿気を含んだ空気を放出する放出口を開閉自在に設
けてある。
【0006】そして、靴を乾燥庫に収納して乾燥すると
きは、吸入口と放出口とを開いてファンを駆動するとと
もに、ヒータで除湿剤を加熱して除湿剤を再生する再生
モードの運転を先に行い、次いで、吸入口と放出口とを
閉じてファンにより乾燥庫内に空気を循環させる乾燥モ
ードの運転を行うようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記先願のものでは、
再生モードの運転を先に行って除湿剤を再生するので、
常に安定した除湿性能を出すのに有効であるが、除湿剤
に含まれる水分量が少ない場合、再生モードの運転を開
始してすぐに再生するので、再生モードの残りの時間が
ロスとなり、靴を乾燥する時間が全体として長くなって
しまった。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
のであり、その目的とするところは、物品の乾燥時間の
短縮を図ることができる乾燥装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の乾燥装置は、吸入口と放出口とを有
した乾燥すべき物品を密封状に収納し得る乾燥庫と、吸
入口を開閉する第1の開閉手段と、放出口を開閉する第
2の開閉手段と、第1の開閉手段と第2の開閉手段とを
電気的に駆動する駆動手段と、乾燥庫の内部及び物品の
湿気を除湿する除湿部材と、乾燥庫の内部の空気を循環
するファンと、除湿部材を加熱再生するヒータと、駆動
手段により吸入口と放出口とを開きファンにより空気を
吸入口から乾燥庫の内部を通って放出口に至るよう循環
するとともにヒータにより除湿部材を加熱再生する再生
モードの運転、又は駆動手段により吸気口と放出口とを
閉じてファンにより乾燥庫の内部で空気を循環する乾燥
モードの運転の何れかを行うよう駆動手段、ファン及び
ヒータを制御する制御手段とを備えた乾燥装置におい
て、前記乾燥庫に内部の湿度を計測する湿度計測手段を
設け、制御手段が、湿度計測手段により計測した湿度の
計測値に基づいて乾燥モードの運転を行うか再生モード
の運転を行った後乾燥モードの運転を行うかを決定しそ
の決定した運動を行うよう構成されている。
【0010】また、請求項2記載の乾燥装置は、請求項
1記載のものの制御手段が、前記計測値の単位当りの変
化量に基づいて乾燥モードの運転を行うか再生モードの
運転を行った後乾燥モードの運転を行うかを決定するよ
う構成されている。
【0011】また、請求項3記載の乾燥装置は、請求項
1又は2記載のものの制御手段が、乾燥モードの運転を
一定時間行うとともに、乾燥モードの運転を継続するか
再生モードの運転を行った後乾燥モードの運転を行うか
を決定するよう構成されている。
【0012】
【作用】請求項1記載の構成によれば、湿度計測手段に
より計測した湿度の計測値に基づいて除湿剤の再生が必
要であれば再生モードの運転を行い、除湿剤の再生が不
要であれば乾燥モードの運転を行うので、除湿剤の再生
が不要である場合、再生モードの運転を行わない分だけ
物品が乾燥するまでの時間を短縮することができる。
【0013】請求項2記載の構成によれば、請求項1記
載の構成を容易に実現可能とすることができる。
【0014】請求項3記載の構成によれば、再生モード
の運転を行わない場合、物品が乾燥するまでの時間をさ
らに短縮することができる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図13に基づい
て説明する。なお、本実施例では、靴用乾燥装置を例に
とり説明する。
【0016】乾燥庫1 は、外郭ケース2 と、底板3 と、
中枠4 と、靴収納箱5 とからその主体が構成されてい
る。
【0017】外郭ケース2 の下面開口には、底板3 を配
置してあり、底板3 をビス6 にて外郭ケース2 に取り付
けてある。この底板3 の下面の4隅には、脚部7 を装着
してある。
【0018】外郭ケース2 の天板の下面側には、中枠4
を取り付けてある。中枠4 と底板3との間に形成される
靴収納室8 には、靴収納箱5 を引き出し状に出し入れ自
在に設けてあり、靴収納箱5 内に靴Aを入れた状態で靴
収納箱5 を靴収納室8 に収納すると、靴Aの長手方向が
靴収納室8 の奥行き方向を向くように収納できるように
なっている。靴収納箱5 の前面には、取っ手9 を設けて
あり、取っ手9 を持って靴収納箱5 を出し入れできるよ
うになっている。また、靴収納箱5 の後側には、浮き上
がり防止突起10を設けてあり、靴収納箱5 を靴収納室12
に完全に入れたとき、浮き上がり防止突起10が外郭ケー
ス2 の奥壁の下端の浮き上がり防止凹部11に係止して靴
収納箱5 の先端が上方に浮き上がるのを防止するように
なっている。
【0019】12は外郭ケース2 の背面から導出した電源
コードであり、端部に設けてあるプラグ12a をコンセン
トに差し込むことにより、乾燥庫1 内に電源を供給する
ようになっている。
【0020】乾燥庫1 の両側面には、乾燥庫1 を持ち運
びするときの取っ手13を設けてある。この取っ手13は、
外郭ケース2 に設けた開口13a と、中枠4 の周囲の周壁
に設けた凹部13b とで構成してある。
【0021】中枠4 の周囲には、上方に立ち上がる周壁
14を設けてあり、中枠4 を外郭ケース2 の天板の下面側
に装着したとき周壁14が外郭ケース2 の内面に密着する
とともに周壁14の上端が天板の下面に当接されるように
なっている。この状態において、周壁14が外郭ケース2
の内面に面的に密着するので、中枠4 の上下間の空間の
リークがほとんどないようになっている。
【0022】中枠4 の前部側には、図6に示すように、
矩形状のファン収容部15を凹設してあり、ファン収容部
15の底面には、通気性のある底板16を設けてある。この
底板16の上部には、加熱用の第1のヒータ17を底板16の
略全面に亙るように載置してある。この第1のヒータ17
は、アルミニウムのような材料のパンチングボードにて
形成した灼熱板17a にヒータ線17b をジグザグ状に配置
し、灼熱板17a の適所に設けた切起片17c をヒータ線17
b に巻き付けてヒータ線17b を固定して構成される。
【0023】ファン収容部15の第1のヒータ17の上部に
は、ファンユニット18を嵌め込んで固定してある。この
ファンユニット18は、箱体19にファン20とファンモータ
21とを組み込んで形成されている。このファンユニット
18の外形と第1のヒータ17の外形とは、略同じ大きさに
形成され、第1のヒータ17の全面に均一に送風して均一
に空気を加熱できるようになっている。
【0024】中枠4 の背部側には、図7に示すように、
矩形状の除湿剤収容部22を凹設してあり、除湿剤収容部
22の底部には、通気性のある底板23を設けてある。この
底板23の上部には、不織布24を全面に亙って敷いてあ
る。この不織布24は、後述する除湿剤26がこぼれるのを
防止するとともに通気性を確保するようになっている。
【0025】不織布24の上部には、再生用の第2のヒー
タ25を全面に亙るように載置してある。この第2のヒー
タ25は、前述した第1のヒータ17と同様に、アルミニウ
ムのような材料のパンチングボードにて形成した灼熱板
25a にヒータ線25b をジグザグ状に配置し、灼熱板25a
の適所に設けた切起片25c をヒータ線25b に巻き付けて
ヒータ線25b を固定して構成される。
【0026】また、除湿剤収容部22には、第2のヒータ
25の上部に除湿部材としてシリカゲルのような除湿剤26
を充填してあり、除湿剤26の上部に不織布27を介してパ
ンチングボードよりなる押さえ板28を装着して除湿剤26
の脱落を防止している。
【0027】除湿剤収容部22の底板23の下方には、通気
性のある消臭剤収容部29を設けてあり、消臭剤収容部29
の内部には、消臭剤30を収納してある。この消臭剤30
は、特に限定しないが、ここでは、金属多孔体に各種有
機塩基酸を作用させて金属錯体を形成したものを用いて
いる。
【0028】一方、外郭ケース2 の天板には、図2及び
図8に示すように、外気を取り込む吸入口31と、湿気を
放出する放出口32とを設けてある。吸入口31は、ファン
20の上方に形成してあり、放出口32は、除湿剤26の上方
に形成してある。吸入口31には、第1の開閉部材として
の吸気シャッター33を配置し、放出口32には、第2の開
閉部材としての放出シャッター34を配設してあり、吸気
シャッター33及び放出シャッター34は、ファン20と除湿
剤26との境界側の軸35を中心に上下に回動して開閉され
るようになっている。
【0029】吸気シャッター33及び放出シャッター34に
は、吸気シャッター33及び放出シャッター34を連動させ
る連動片36,36 を一体に設けてあり、吸気シャッター33
の開閉に連動して放出シャッター34が開閉されるように
なっている。吸気シャッター33及び放出シャッター34の
連動片36,36 の上方には、スットパー片37,37 を互いに
異なる側で軸方向の約半分の幅に亙るように設けてあ
り、吸気シャッター33及び放出シャッター34が全開した
ときそれ以上上方に回動しないようになっている。ま
た、吸気シャッター33及び放出シャッター34には、これ
らを開放したとき露出する格子口38,38 を設けてあり、
吸気シャッター33の格子口38にフィルター39を着脱自在
に取り付けてある。
【0030】中枠4 のファン収容部15と、除湿剤収容部
22との間の上面には、幅方向に亙るように突部40を上方
に突曲してあり、突部40の上面には、幅方向に亙るよう
にストッパーリブ41を突設してある。このため、吸気シ
ャッター33を全開すると、吸気シャッター33の連動片36
がストッパーリブ41に当たってそれ以上回動しなくな
る。このとき、中枠4 の上方の通風路は、ファン20と除
湿剤26との境界で連動片36とストッパーリブ41とで遮断
されるようになっており、また、連動片36の下端とスト
ッパーリブ41とが確実に接触して確実に遮断されるよう
になっている。
【0031】中枠4 の前部側の上方であって外郭ケース
2 の天板の下面側には、吸気シャッター33を駆動すると
ともに連動片36,36 を介して放出シャッター34を駆動す
る駆動手段としての電磁ソレノイド42を装着してある。
電磁ソレノイド42のプランジャ43で駆動される可動片44
は、吸気シャッター33の連結部45に連結してあり、電磁
ソレノイド42をオンすることにより、プランジャ43及び
可動片44を引いて吸気シャッター33及び放出シャッター
34を開くようになっている。また、可動片44を戻すよう
にバネを設けており、電磁ソレノイド42をオフするとバ
ネの力で可動片44が戻るとともに自重で吸気シャッター
33及び放出シャッター34を閉じるようになっている。
【0032】外郭ケース2 の前部の上部は、傾斜面46が
形成されており、傾斜面46には、操作スイッチ47、第1
の通電表示ランプ48及び第2の通電表示ランプ49を設け
てある。第1の通電表示ランプ48は、操作スイッチ47を
操作して標準モードで運転するとき表示するものであ
り、第2の通電表示ランプ49は、操作スイッチ47を操作
して濡れ靴モードで運転するとき表示するものである。
【0033】外郭ケース2 の傾斜面46の裏面には、動作
を制御する制御手段50が配設されており、ファン20の駆
動、除湿剤26の加熱再生、吸気シャッター33や放出シャ
ッター34の開閉等を制御し、一連の動作を自動的に行え
るように構成されている。
【0034】図10は、回路を示すものであり、51は電
源、47は前述した操作スイッチ、48は前述した標準モー
ドの第1の通電表示ランプ、49は前述した濡れ靴モード
の通第2の電表示ランプである。操作スイッチ47を1回
押すと、第1の通電表示ランプ48が点灯するとともに標
準モードで運転されるようになっており、操作スイッチ
47を2回押すと、第2の通電表示ランプ49が点灯すると
ともに濡れ靴モードで運転されるようになっている。
【0035】52は交流を直流に変換する電源回路、50は
マイクロコンピュータを用いた制御手段、53は駆動回路
である。THは乾燥庫1 内の温度を検出する温度センサ
ー(サーミスタ)である。21は前述したファンモータ、
25は前述した除湿剤再生用の第2のヒータ、17は前述し
た乾燥庫1 内の温度を制御する第1のヒータ、42は前述
した電磁ソレノイドである。TF1 ,TF2 は温度ヒュ
ーズ、Th1 はサーモスイッチである。TRC1 は第2
のヒータ25のオン/オフ用のスイッチ素子(トライアッ
ク)、TRC2 は第1のヒータ17のオン/オフ用のスイ
ッチ素子(トライアック)、TRC3 は電磁ソレノイド
42のオン/オフ用のスイッチ素子(トライアック)、H
Sは湿度を計測する湿度計測手段としての湿度センサー
である。
【0036】次に、上記のように構成された靴用乾燥装
置の動作について図11乃至図13に基づいて説明す
る。なお、図11乃至図13は、何れも外気の温度約2
5℃,その湿度:50%の条件下で標準モードで運転し
た場合における湿度の変化を示している。また、以下の
説明は、標準モード(設定時間:最大約4時間)と濡れ
靴モード(設定時間:最大約8時間)のうち標準モード
で運転した場合について説明する。
【0037】靴収納箱5 内に靴Aを入れて靴収納箱5 を
靴収納室8 の奥まで挿入する。この状態において、靴収
納室8 は、密閉された状態となっている。また、吸入口
31は吸気シャッター33により閉じられ、放出口32は放出
シャッター34により閉じられた状態となっている。そし
て、電源コード12の端部に設けてあるプラグ12a をコン
セントに電気的に接続して、電源コード12から乾燥庫1
内に給電する状態にし、次の(1)〜(13)のように
動作させる。
【0038】(1)操作スイッチ47をオンにすると、第
1の通電表示ランプ48又は第2の通電表示ランプ49が点
灯して所定のモードの運転を開始する。すなわち、操作
スイッチ49を1回押すと、第1の通電表示ランプ48が点
灯して標準モードで運転を開始し、操作スイッチ47を2
回押すと、第2の通電表示ランプ49が点灯して濡れ靴モ
ードで運転を開始する。ここでは、標準モードを選択す
る。
【0039】(2)このとき、ファン20を駆動するとと
もに第1ヒータ17に通電する。これにより、ファン20に
よる風は、靴Aの内部及び外部に当たる。靴Aより放出
した湿気は、風の流れで除湿剤26に到達し、湿気は、除
湿剤26に吸着される。除湿剤26を通過した空気は、乾燥
空気となり、除湿剤26からファン20に至る通風路を通過
し、ファン20の吸い込み口に到達する。このようにし
て、乾燥空気が乾燥庫1内を循環して靴Aの乾燥が行わ
れる。
【0040】(3)またこのとき、空気が消臭剤30を通
過して消臭が行われる。 (4)またこのとき、制御手段50において、湿度センサ
ーHSにより計測した湿度の計測値に基づいて、湿度の
単位時間当りの変化量(以下、湿度変化率mとする)が
求められる。
【0041】(5)上記の運転((1)〜(4))を比
較的短い一定時間の間、連続的に行う(乾燥モード)。
【0042】(6)一定時間経過後、湿度変化率mの絶
対値|m|が設定値a0 以上のとき、図11及び図12
に示すように、乾燥モードの運転を継続し、乾燥モード
の運転が合計で約2.5時間に達したとき、ファン20、
第1のヒータ17、第2のヒータ25、電磁ソレノイド42へ
の通電が遮断され、一連の動作が終了し、第1の通電表
示ランプ48又は第2の通電ランプ49が消灯する。このと
き、靴Aは、完全に乾燥した状態となる。
【0043】ここで、設定値a0 は、除湿剤26の再生が
不要であるか必要であるかを表す基準値であり、湿度変
化率mの絶対値|m|が設定値a0 以上のとき、除湿剤
26の再生が不要であり、湿度変化率mの絶対値|m|が
設定値a0 より小さいとき、除湿剤26の再生が必要であ
る。図11乃至図12において、図11の湿度変化率m
をa1 、図12の湿度変化率mをa2 、図13の湿度変
化率mをa3 とすると、|a1 |>|a2 |≧a0 >|
3 |の関係となっている。
【0044】(7)一方、一定時間経過後、湿度変化率
mの絶対値|m|が設定値a0 より小さいとき、電磁ソ
レノイド42が駆動され、吸気シャッター33及び放出シャ
ッター34が上方に回動し、吸入口31及び放出口32が開放
される。この状態において、連動片36はストッパーリブ
41に当たってファン20と除湿剤26との間の通風路が遮断
される。
【0045】(8)このとき、除湿剤26の下方にある第
2のヒータ25に通電して除湿剤26を加熱する。一方、第
1のヒータ17には、引き続き通電が行われる。
【0046】(9)またこのとき、ファン20を駆動す
る。これにより、吸入口31から外気を乾燥庫1 内に取り
込み、外気を靴収納室8 に通して第2のヒータ25から除
湿剤26に至らせ、除湿剤26から放出した湿気を放出口32
から放出する。この状態において、ファン20と除湿剤26
との間の通風路が遮断されているので、空気が除湿剤26
からファン20に向かうことなく湿気が確実に放出され
る。
【0047】(10)上記の運転((7)〜(9))を
約1.5時間連続的に行い、除湿剤26の再生を行う(再
生モード)。このとき、除湿剤26の再生とともに、靴A
の乾燥も行われる。
【0048】(11)再生モードの運転時間が約1.5
時間に達したとき、第2のヒータ25への通電が遮断さ
れ、除湿剤26の加熱が停止され、乾燥モードの運転が再
び開始される。
【0049】(12)設定時間に達したとき、ファン2
0、第1のヒータ17、第2のヒータ25、電磁ソレノイド4
2への通電が遮断され、一連の動作が終了し、第1の通
電表示ランプ48又は第2の通電ランプ49が消灯する。こ
のとき、靴Aは、完全に乾燥した状態となる。
【0050】(13)上記運転((1)〜(12))の
途中で、運転を停止させたい場合、操作スイッチ47を押
すと、動作が終了する。
【0051】ここで、上記運転((1)〜(13))を
簡潔に表すと、上記運転は、乾燥モードのみの場合(図
11及び図12)と、乾燥モード,再生モード,乾燥モ
ードのように運転が移行する場合(図13)とに分けら
れる。運転を開始してから終了するまでの時間は、前者
の場合で約2.5時間、後者の場合で約4時間である。
【0052】以上より、本実施例は、乾燥モードの運転
を一定時間行った後、湿度変化率mの絶対値|m|が設
定値a0 以上のとき、除湿剤26の再生が不要であるとし
て乾燥モードの運転を継続して行い、湿度変化率mの絶
対値|m|が設定値a0 より小さいとき、除湿剤26の再
生が必要であるとして再生モードの運転を行うので、除
湿剤26の再生が不要である場合、再生モードの運転を行
わない分だけ靴Aが乾燥するまでの時間を短縮すること
ができ、その結果、電気を無駄に使うことなく電気を有
効に活用することができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の乾燥装置は、湿度計測手
段により計測した湿度の計測値に基づいて除湿剤の再生
が必要であれば再生モードの運転を行い、除湿剤の再生
が不要であれば乾燥モードの運転を行うので、除湿剤の
再生が不要である場合、再生モードの運転を行わない分
だけ物品が乾燥するまでの時間を短縮することができ、
その結果、電気を無駄に使うことなく電気を有効に活用
することができる。
【0054】請求項2記載の乾燥装置は、請求項1記載
の効果に加え、請求項1記載の構成を容易に実現可能と
することができる。
【0055】請求項3記載の乾燥装置は、請求項1又は
2記載の効果に加え、再生モードの運転を行わない場
合、物品が乾燥するまでの時間をさらに短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の内部を透視した状態を示す
斜視図である。
【図2】その縦断面図である。
【図3】その靴収納箱を引き出した状態を示す斜視図で
ある。
【図4】その分解斜視図である。
【図5】その横断面図である。
【図6】そのファン収容部及びファン部分の分解斜視図
である。
【図7】その除湿剤収容部及び除湿剤部分の分解斜視図
である。
【図8】その要部縦断面図である。
【図9】その吸気シャッター及び放出シャッターの分解
斜視図である。
【図10】その制御回路図である。
【図11】その除湿剤の再生が不要であるときの乾燥庫
内の湿度の変化を示すグラフである。
【図12】その除湿剤の再生が不要であるときの乾燥庫
内の湿度の変化を示すグラフである。
【図13】その除湿剤の再生が必要であるときの乾燥庫
内の湿度の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 乾燥庫 20 ファン 25 第2のヒータ 26 除湿剤 31 吸入口 32 放出口 33 吸気シャッター 34 放出シャッター 42 電磁ソレノイド 50 制御手段 HS 湿度センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F26B 21/00 G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入口と放出口とを有した乾燥すべき物
    品を密封状に収納し得る乾燥庫と、吸入口を開閉する第
    1の開閉手段と、放出口を開閉する第2の開閉手段と、
    第1の開閉手段と第2の開閉手段とを電気的に駆動する
    駆動手段と、乾燥庫の内部及び物品の湿気を除湿する除
    湿部材と、乾燥庫の内部の空気を循環するファンと、除
    湿部材を加熱再生するヒータと、駆動手段により吸入口
    と放出口とを開きファンにより空気を吸入口から乾燥庫
    の内部を通って放出口に至るよう循環するとともにヒー
    タにより除湿部材を加熱再生する再生モードの運転、又
    は駆動手段により吸気口と放出口とを閉じてファンによ
    り乾燥庫の内部で空気を循環する乾燥モードの運転の何
    れかを行うよう駆動手段、ファン及びヒータを制御する
    制御手段とを備えた乾燥装置において、前記乾燥庫に内
    部の湿度を計測する湿度計測手段を設け、制御手段は、
    湿度計測手段により計測した湿度の計測値に基づいて乾
    燥モードの運転を行うか再生モードの運転を行った後乾
    燥モードの運転を行うかを決定しその決定した運動を行
    うよう構成されてなる乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記計測値の単位当り
    の変化量に基づいて乾燥モードの運転を行うか再生モー
    ドの運転を行った後乾燥モードの運転を行うかを決定す
    るよう構成されてなる請求項1記載の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、乾燥モードの運転を一
    定時間行うとともに、乾燥モードの運転を継続するか再
    生モードの運転を行った後乾燥モードの運転を行うかを
    決定するよう構成されてなる請求項1又は2記載の乾燥
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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