JPH06312788A - 充填装置の自動着脱式洗浄用キャップ装置 - Google Patents

充填装置の自動着脱式洗浄用キャップ装置

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JPH06312788A
JPH06312788A JP5099550A JP9955093A JPH06312788A JP H06312788 A JPH06312788 A JP H06312788A JP 5099550 A JP5099550 A JP 5099550A JP 9955093 A JP9955093 A JP 9955093A JP H06312788 A JPH06312788 A JP H06312788A
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Masayuki Hayashi
柾行 林
Tsugunori Tamiya
世紀 田宮
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 洗浄用キャップを完全自動で充填バルブに装
着できる装置を提供する。 【構成】 洗浄用キャップ50の伸縮駆動手段により内
筒53を外筒51内へ収納して縮める一方、洗浄用キャ
ップ用移動手段40により非洗浄位置に後退させてお
く。洗浄時には、洗浄用キャップ50を非洗浄位置から
充填バルブ24直下の洗浄位置へ移動させ、次いで伸縮
駆動手段により内筒53を上方へ伸長させて、上端部を
センタリングベル30を介して充填バルブ24のバルブ
ブロック25に当接させ、充填バルブ24を開いて、洗
浄液を洗浄液循環系に循環させて、接液部を洗浄する。
洗浄が終了したら、リフタ22を上昇させて、ドレン弁
54を開き、残留している洗浄液を洗浄用キャップ50
外へ排出する。次いで洗浄用キャップ50の内筒53を
外筒51内へ収納して、同洗浄用キャップ50を縮める
一方、充填バルブ24直下の洗浄位置から元の非洗浄位
置に後退させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、充填装置の自動着脱式
洗浄用キャップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、回転する充填液タンクの下部に複
数の充填バルブを環状に配設し、同各充填バルブの直下
に配設したリフタにより充填容器を上昇させて、これを
センタリングベルを介して前記充填バルブに圧接させ
て、前記充填バルブ内の充填液を充填容器へ充填する充
填装置において、充填バルブや充填液タンク等の接液部
を殺菌水や熱湯等の洗浄液により洗浄する場合、洗浄液
の循環回路を形成して、洗浄液を循環させているが、最
近の充填装置の能力向上に伴って充填バルブ数が増加し
て、人手による洗浄用キャップの装着に時間がかかるの
で、自動装着に置き換える傾向がある。
【0003】この自動着脱式洗浄用キャップ装置の従来
例を図3、図4により説明すると、図3の1が回転する
充填液タンク、2が同充填液タンク1の下部に環状に配
設した複数の充填バルブで、同各充填バルブ2は、内部
に弁(図示せず)を具え、充填バルブ2が充填容器によ
り下方から押し上げられたときに、上記弁が開いて、充
填液タンク1内の充填液が充填容器に充填される。
【0004】3が充填液タンク1の下面に各充填バルブ
2毎に設けたバルブ洗浄装置で、このバルブ洗浄装置3
は、ピン4により充填液タンク1の下面に枢支した左右
一対のL型アーム5と、筒状体(洗浄キャップ)7と、
L型アーム5の他端部を筒状体7に枢支するピン6と、
シリンダ装置10と、同シリンダ装置10の一端部をL
型アーム5の屈曲部に枢支するピン8と、同シリンダ装
置10の他端部を充填液タンク1の下部に枢支するピン
9とを具えている。
【0005】上記筒状体7には、図4に示すように洗浄
液通路11が形成されている。同洗浄液通路11は、筒
状体7に取付けたホース取付部材13内の洗浄液通路1
3を介して洗浄液供給源(図示せず)に連通している。
14が洗浄液通路11の開口部を取り囲むシール部材
で、同シール部材14は、筒状体7の上部に取付けられ
ている。
【0006】次に前記図3、図4に示す従来の自動着脱
式洗浄用キャップ装置の作用を説明する。非洗浄時に
は、シリンダ装置10を縮み方向に作動し、アーム5及
び筒状体7をピン4を中心に時計方向に回転させて、図
3の実線位置に保持する。この状態では、筒状体7が充
填バルブ2の直下位置から側方へ後退して、昇降テーブ
ル(図示せず)により上昇して充填バルブ2に圧接する
充填容器に干渉しない。
【0007】洗浄時には、シリンダ装置10を伸長方向
に作動し、アーム5及び筒状体7をピン4を中心に反時
計方向に回転させて、アーム5及び筒状体7を一点鎖線
位置に保持し、筒状体7の上部に設けたシール部材14
を充填バルブ2の下面に圧接させて、ここからの洗浄液
の漏洩を防止する。それからもシリンダ装置10の伸長
方向への作動を続け、アーム5及び筒状体7をピン4を
中心に反時計方向にさらに回転させ、充填バルブ2を上
方に押し上げて、充填バルブ2内の弁を開く。
【0008】上記筒状体7は、実線の後退位置から充填
バルブ2に接触するまでは、アーム5に対して相対回転
しないが、充填バルブ2に接触してからこれを押し上げ
るときには、アーム5に対して僅かに回転する。この動
きを保証するために、ばね(図示せず)により筒状体
7とアーム5とを所定の角度に保持させておき、筒状体
7が充填バルブ2に接触してからこれを押し上げるとき
には、上記ばねに抗して筒状体7を回転させるようにす
るか、アーム5と筒状体7との間に所要の大きさの摩
擦力を付与させている。
【0009】筒状体7が充填バルブ2内の弁を開いた
ら、それまでの洗浄装置と同様に、筒状体7の洗浄液
通路11から充填バルブ2内へ洗浄液を流通させるか、
充填バルブ2側から筒状体7側へ洗浄液を流通させ
て、充填バルブ2並びに充填液の流路を洗浄する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記図3、図4に示す
従来の自動着脱式洗浄用キャップ装置では、(1)アー
ム5及び筒状体7がピン4を中心に回転するので、気体
通路管(図1、図2の気体通路管27及び気体通路管2
8参照)が充填バルブ2の下方に長く突出している場
合、適用できない。(2)筒状体(洗浄キャップ)7に
排液手段が設けられていないので、洗浄後、筒状体7内
に残留する洗浄液を排液できないという問題があった。
【0011】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、洗浄用キャップを完全自
動で充填バルブに装着できる。気体通路管が充填バルブ
の下方に長く突出している場合にも適用できる。洗浄
後、洗浄用キャップ内に残留する洗浄液を排液できる。
さらに洗浄用キャップの伸縮を円滑に行うことができる
充填装置の自動着脱式洗浄用キャップ装置を提供しよう
とする点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、回転する充填液タンクの下部に複数の
充填バルブを環状に配設し、同各充填バルブの直下に配
設したリフタにより充填容器を上昇させて、これをセン
タリングベルを介して前記充填バルブに圧接させて、前
記充填バルブ内の充填液を充填容器へ充填する充填装置
において、外筒と同外筒内に上方への伸長を可能に嵌挿
した内筒とよりなる伸縮可能な洗浄用キャップと、同洗
浄用キャップの伸縮駆動手段と、同洗浄用キャップを前
記充填バルブ直下の洗浄位置と前記リフタ上の充填容器
に干渉しない非洗浄位置との間に移動させる洗浄用キャ
ップ用移動手段とを具えている。
【0013】前記リフタ上の充填容器により下方から押
されたときに閉弁用ばねに抗し上昇して外筒下端部の端
板に設けたドレン孔から離れるドレン弁を前記洗浄用キ
ャップの外筒に設けてもよい。前記洗浄用キャップの伸
縮駆動手段を、前記外筒の下部と前記内筒の上部との間
に介装した内筒押上用ばねと、同内外筒の間に形成した
空気室へ圧力空気を供給して同内筒の下部に取付けたピ
ストンを介して同内筒を押し下げる圧力空気供給手段と
により構成してもよい。
【0014】
【作用】本発明の充填装置の自動着脱式洗浄用キャップ
装置は前記のように構成されており、(1)製造運転時
には、洗浄用キャップの伸縮駆動手段により洗浄用キャ
ップの内筒を外筒内へ収納して、同洗浄用キャップを縮
める一方、洗浄用キャップ用移動手段により同洗浄用キ
ャップを非洗浄位置に後退させておく。(2)洗浄時に
は、洗浄用キャップ用移動手段により同洗浄用キャップ
を非洗浄位置から充填バルブ直下の洗浄位置へ移動さ
せ、次いで洗浄用キャップの伸縮駆動手段により洗浄用
キャップの内筒を上方へ伸長させて、同内筒の上端部を
センタリングベルを介して充填バルブのバルブブロック
に当接させ、次いで充填バルブを開いて、洗浄液を洗浄
液循環系に循環させて、接液部を洗浄する。洗浄が終了
したら、リフタを上昇させて、ドレン弁を開き、洗浄用
キャップ内に残留している洗浄液を洗浄用キャップ外へ
排出する。次いで洗浄用キャップの伸縮駆動手段により
洗浄用キャップの内筒を外筒内へ収納して、同洗浄用キ
ャップを縮める一方、洗浄用キャップ用移動手段により
同洗浄用キャップを充填バルブ直下の洗浄位置から元の
非洗浄位置に後退させる。
【0015】
【実施例】次に本発明の充填装置の自動着脱式洗浄用キ
ャップ装置を図1、図2に示す一実施例により説明す
る。同自動着脱式洗浄用キャップ装置は、センタリング
ベルを有するガス入り充填液の充填装置に適用したもの
で、図1は、製造運転時の状態を示し、図2は、洗浄時
の状態を示している。
【0016】先ず充填バルブ側を説明すると、図1、図
2において、21が基台(図示せず)上に設置した回転
台で、同回転台21は、適宜の機構により回転する。2
2が同回転台21上に環状に設置した多数のリフタで、
同リフタ22は、充填容器を支持して昇降する。23が
回転台21の上方に回転台21とともに回転する環状の
充填液タンクで、同充填液タンク23と回転台21との
間の距離は、モータで駆動されるねじ(何れも図示せ
ず)により、調節可能になっている。
【0017】24が多数の充填バルブで、同各充填バル
ブ24が環状の充填液タンク23の下面に上記各リフタ
22に対応するように配設され、同充填バルブ24は、
バルブブロック25と、液体通路管26と、気体通路管
27、28と、気体通路管27の下部に設けた液体弁2
9等とにより構成されている。30が環状のセンタリン
グベル、31が同センタリングベル30の上部に設けた
環状のシール部材、32が同センタリングベル30に取
付けた支持部材、33が同支持部材32に取付けたガイ
ドロッド、34が上記バルブブロック25に取付けたブ
ラケットで、ガイドロッド33がブラケット34により
昇降可能に支持されている。35がカム(図示せず)に
よりセンタリングベル30を昇降させるためのアーム
で、同アーム35が上記ガイドロッド33の上端部に取
付けられている。
【0018】次に自動着脱式洗浄用キャップ装置側を説
明すると、40が洗浄用キャップ用移動手段、41が同
移動手段40のブラケット、42、43が同ブラケット
41に固定した大径及び小径のスライドレール、44が
同スライドレール42、43により移動可能に支持され
たスライドアームで、上記ブラケット41は、充填バル
ブ24の近くの充填液タンク23の中心寄りに配設さ
れ、スライドレール42、43の軸線は、充填バルブ2
4の中心を半径方向に通る直線に沿っており、スライド
アーム44は、エアシリンダ(図示せず)とロッド45
とにより駆動されて、半径方向に前後進するようになっ
ている。
【0019】50が洗浄用キャップで、同洗浄用キャッ
プ50は、上記スライドアーム44に取付けた外筒51
と、同外筒51の下端部に流体密に螺合した端板52
と、同外筒51内に上方への伸長を可能に嵌挿した内筒
53と、上記端体52に固定したリテーナ55と、同リ
テーナ55により昇降可能に支持されたドレン弁54
と、同ドレン弁54を下方に付勢する閉弁用ばね60と
を有している。なお内筒53が図1の位置にあるとき、
内筒53とリテーナ55との間には、洗浄液の流下が可
能な隙間が形成される。
【0020】上記外筒51の上部内周側は、中間部より
も小径になっている。また上記端板52の中心部には、
上記ドレン弁54により開閉するドレン孔が設けられ、
その上部が円錐状になっている。上記内筒53の外周面
は、上記外筒51の上部内周面に摺動自在に接触し、同
内筒53の下部には、ピストン56が取付けられて、同
ピストン56上方の内外筒51、53の間に空気室62
が形成されている。63が同空気室62に圧力空気を供
給する圧力供給管のニップルである。
【0021】上記内筒53の上端部外周面には、環状の
ストッパが形成され、そこにシール部材57が取付けら
れている。また内筒53の上端部内周面には、環状の突
出部が形成され、同突出部と上記リテーナ55との間に
は、内筒押上用ばね58が介装されている。上記ドレン
弁54の上下中間部には、端板52のドレン孔の円錐状
部に当接するシール部材59がある。61が同シール部
材59をドレン弁54に固定するナットで、同ナット6
1は、上記閉弁用ばね60のばね座を兼ねている。また
同ドレン弁54の下端部は、端板52の下方に突出し、
同ドレン弁54の上部は、リテーナ55の内孔に摺動自
在に嵌挿されている。
【0022】図2の70が洗浄液タンク、71が洗浄液
ポンプ、72が配管、73が上記バルブブロック25内
に設けた押釦式開閉弁、23aが上記充填液タンク23
の底部内に設けた洗浄液通路のマニホールドである。な
お洗浄液通路に設ける制御用バルブ類は図示を省略して
いる。次に前記図1、図2に示す充填装置の自動着脱式
洗浄用キャップ装置の作用を具体的に説明する。 (1)先ずガス入り充填液の充填動作を説明する。図1
において、充填容器例えばびんを乗せたリフタ22を上
昇させ、びん口をセンタリングベル30によりセンタリ
ングしながらシール部材31の下面に当接させて、セン
タリングベル30と支持部材32とガイドロッド33と
を持ち上げ、シール部材31の上面をバルブブロック2
5の下面に当接させて(二点鎖線参照)、びんの内部と
外気とを遮断する。
【0023】このとき、気体通路管27に設けた気体弁
(図示せず)を開き、充填液タンク23内とびん内とを
連通して、両方の気体圧力を平衡させ、ばね(図示せ
ず)の作用により気体通路管27及び液体弁29を上昇
させて(図2参照)、液体通路を開き、充填液タンク2
3内の充填液をびん内へ流下させて、充填液をびん内に
充填する。
【0024】このとき、充填液で置き換えられたびん内
の気体を気体通路管28、27を経て充填液タンク23
内の気相部へ排出する。びん内の充填液面が上昇して、
気体通路管28の下端部に達すると、気体の逃げ道が閉
じられて、充填液のびん内への充填が自動的に停止す
る。なお27aが気体通路管27に垂設した筒状体で、
同筒状体27aは、バルブブロック25に設けた溝に挿
入されており、この時点で充填液中を上昇してくる気体
の泡を止める役目を持っている。
【0025】次いで気体弁(図示せず)を閉じ、液体弁
29を閉じ、スニフト弁(図示せず)を開いて、びん内
を減圧し、リフタ22を下降させて、びんへの充填動作
を終了する。 (2)次に洗浄時の作用を説明する。図1は、圧力空気
を圧力供給管のニップル63→洗浄用キャップ50の内
外筒53、51間に形成した空気室62へ供給して、ピ
ストン56を有する内筒53を内筒押上用ばね58に抗
して下降させ、またエアシリンダ(図示せず)とロッド
45とによりスライドアーム44を後退させて、内外筒
53、51を充填バルブ24直下の洗浄位置から非洗浄
位置に退没させた状態を示している。
【0026】この状態のときに、カム(図示せず)によ
りアーム35とガイドロッド33と支持部材32とセン
タリングベル30とを上昇させて、センタリングベル3
0の下端部を外筒51の上端部よりも上方に位置させ
る。次いでエアシリンダとロッド45とによりスライド
アーム44を前進させて、洗浄用キャップ50の内外筒
53、51を充填バルブ24直下の洗浄位置に移動させ
る。なお背丈の低いびんへの充填を行っていて、洗浄用
キャップ50の下端部がリフタ22の上端部よりも低い
位置にあるときには、充填液タンク23を上昇させる。
【0027】次いで洗浄用キャップ50の内外筒53、
51間に形成した空気室62の圧力空気を抜き、内筒押
上用ばね58により内筒53を上昇させて、シール部材
57をセンタリングベル30の下面に当接させ、同セン
タリングベル30を持ち上げて、同センタリングベル3
0のシール部材31をバルブブロック25の下面に当接
させる。図2は、このときの状態を示している。
【0028】次いで洗浄用ポンプ71を始動し、カム
(図示せず)により押釦式開閉弁73を開き、液体弁2
9を開いて、洗浄液を洗浄液タンク70→洗浄液ポンプ
71→洗浄液タンク23→液体通路管26及び気体通路
管27、28→洗浄用キャップ50→押釦式開閉弁73
→マニホールド23a→洗浄液タンク70に循環させ
て、接液部の洗浄を開始する。
【0029】このとき、洗浄用キャップ50内の洗浄液
を内筒53とリテーナ55との間の隙間を経てピストン
56の下方へ流入させて、ピストン56の下面に圧力を
加え、内筒53を上昇させて、内筒53の上端部に取付
けたシール部材57をセンタリングベル30の下面に当
接させるとともに、センタリングベル30の上端部に取
付けたシール部材31をバルブブロック25の下面に当
接させて、これらの部分を確実にシールする。
【0030】所定時間経過したら、清浄液を洗浄液タン
ク70へ回収し、洗浄液ポンプ71を停止し、リフタ2
2を上昇させて、ドレン弁54を開位置へ移動させ、内
外筒53、51内に残留している洗浄液を端板52に設
けたドレン孔から洗浄用キャップ50外へ排出する。次
いで圧力空気を圧力供給管のニップル63→洗浄用キャ
ップ50の内外筒53、51間に形成した空気室62へ
供給して、ピストン56を有する内筒53を内筒押上用
ばね58に抗して下降させる。
【0031】次いでエアシリンダとロッド45とにより
スライドアーム44を後退させて、洗浄用キャップ50
の内外筒53、51を洗浄位置から元の非洗浄位置に退
没させる。
【0032】
【発明の効果】本発明の充填装置の自動着脱式洗浄用キ
ャップ装置は前記のように洗浄時には、洗浄用キャップ
用移動手段により同洗浄用キャップを非洗浄位置から充
填バルブ直下の洗浄位置へ移動させ、次いで洗浄用キャ
ップの伸縮駆動手段により洗浄用キャップの内筒を上方
へ伸長させて、同内筒の上端部をセンタリングベルを介
して充填バルブのバルブブロックに当接させるので、洗
浄用キャップを完全自動で充填バルブに装着できる。
【0033】また上記のように洗浄用キャップの伸縮駆
動手段により洗浄用キャップの内筒を上方へ伸長させ
て、同内筒の上端部をセンタリングベルを介して充填バ
ルブのバルブブロックに当接させるので、気体通路管が
充填バルブの下方に長く突出している場合にも適用でき
る。また洗浄用キャップを充填バルブに装着後、充填バ
ルブを開き、洗浄液を洗浄液循環系に循環させて、接液
部を洗浄し、洗浄が終了したら、リフタを上昇させて、
ドレン弁を開くので、洗浄後、洗浄用キャップ内に残留
する洗浄液を排液できる。
【0034】また洗浄用キャップの伸縮駆動手段を、外
筒の下部と内筒の上部との間に介装した内筒押上用ばね
と、同内外筒の間に形成した空気室へ圧力空気を供給し
て同内筒の下部に取付けたピストンを介して同内筒を押
し下げる圧力空気供給手段とにより構成したので、洗浄
用キャップの伸縮を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充填装置の自動着脱式洗浄用キャップ
装置の一実施例の運転製造時の状態を示す縦断側面図で
ある。
【図2】同自動着脱式洗浄用キャップ装置の洗浄時の状
態を示す縦断側面図である。
【図3】従来の充填装置の自動着脱式洗浄用キャップ装
置を示す縦断側面図である。
【図4】同自動着脱式洗浄用キャップ装置の筒状体(洗
浄用キャップ)を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
22 リフタ 23 充填液タンク 24 充填バルブ 30 センタリングベル 40 洗浄用キャップ用移動手段 50 洗浄用キャップ 51 外筒 53 内筒 54 ドレン弁 56 ピストン 58 内筒押上用ばね 62 空気室 63 圧力空気供給手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する充填液タンクの下部に複数の充
    填バルブを環状に配設し、同各充填バルブの直下に配設
    したリフタにより充填容器を上昇させて、これをセンタ
    リングベルを介して前記充填バルブに圧接させて、前記
    充填バルブ内の充填液を充填容器へ充填する充填装置に
    おいて、外筒と同外筒内に上方への伸長を可能に嵌挿し
    た内筒とよりなる伸縮可能な洗浄用キャップと、同洗浄
    用キャップの伸縮駆動手段と、同洗浄用キャップを前記
    充填バルブ直下の洗浄位置と前記リフタ上の充填容器に
    干渉しない非洗浄位置との間に移動させる洗浄用キャッ
    プ用移動手段とを具えていることを特徴とした充填装置
    の自動着脱式洗浄用キャップ装置。
  2. 【請求項2】 前記リフタ上の充填容器により下方から
    押されたときに閉弁用ばねに抗し上昇して外筒下端部の
    端板に設けたドレン孔から離れるドレン弁を前記洗浄用
    キャップの外筒に設けたことを特徴とする請求項1記載
    の充填装置の自動着脱式洗浄用キャップ装置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄用キャップの伸縮駆動手段を、
    前記外筒の下部と前記内筒の上部との間に介装した内筒
    押上用ばねと、同内外筒の間に形成した空気室へ圧力空
    気を供給して同内筒の下部に取付けたピストンを介して
    同内筒を押し下げる圧力空気供給手段とにより構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の充填装置の自動着脱式
    洗浄用キャップ装置。
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Cited By (7)

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