JPH06311307A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06311307A
JPH06311307A JP5096231A JP9623193A JPH06311307A JP H06311307 A JPH06311307 A JP H06311307A JP 5096231 A JP5096231 A JP 5096231A JP 9623193 A JP9623193 A JP 9623193A JP H06311307 A JPH06311307 A JP H06311307A
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JP
Japan
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forming apparatus
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JP5096231A
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Munehiro Nakatani
宗弘 中谷
Yoshikazu Ikenoue
義和 池ノ上
Junji Ishikawa
淳史 石川
Akio Nakajima
昭夫 中島
Hideo Kumashiro
秀郎 熊城
Katsuaki Tajima
克明 田島
Tetsuya Ito
哲也 伊藤
Keiji Nakatani
啓二 中谷
So Hirota
創 廣田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00795Reading arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/04Scanning arrangements
    • H04N2201/0402Arrangements not specific to a particular one of the scanning methods covered by groups H04N1/04 - H04N1/207
    • H04N2201/0434Arrangements not specific to a particular one of the scanning methods covered by groups H04N1/04 - H04N1/207 specially adapted for scanning pages of a book

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不要な画像ノイズを除去して画像品質を向上
するとともに使い勝手の良い画像形成装置を提供する。 【構成】 影処理モードに入ると第1回目に走査されて
読取られた画像データはI/O制御部3023を通して
画像メモリに格納される。次に第2回目の走査で読取
られた画像データと画像メモリに格納されたデータと
が画素ごとに引算器3025で引算され、その差分が比
較器3026において所定の値S3026と比較され
る。そしてその比較結果がセレクタ3027に出力さ
れ、所望の画像データがI/O制御部3023を通して
印字処理部に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像形成装置に関し、
特に照光された原稿の反射光を受光して画像データを得
る画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原稿を電気的に読取る装置では、読取り
データにランダムノイズが重畳されているため、1回の
読取り動作を行なっただけでは実際には信頼性の低いデ
ータしか得ることはできない。このような背景から、特
開平3−289763号公報において、同一の原稿を2
つのCCDで同時に画像を読取り、読取られた2つの画
像データの平均値を真の画像データとして取込む装置が
開示されている。
【0003】一方、本や切貼り原稿をスキャナで走査し
た画像データを、そのままハードコピーを行なってしま
うと、本の枠や切貼り枠等における影領域が画像として
出てしまうため、この影領域の画像データを除去して良
好な画像を得る必要がある。
【0004】この影領域のデータを消去するものとし
て、特開平3−79158号公報において、指定された
領域内の影領域におけるエッジデータを検出し、そのエ
ッジデータ間のすべての領域を影領域と判断して、その
領域をすべて消去するものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の先の従来例で
は、ランダムノイズはある程度除去できるものの原稿に
対して照射する光源は1つであるため画像品質の点では
十分ではない。
【0006】一方、上記の後の従来例では、指定した領
域内の影領域を検出するだけなので使い勝手が悪い。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、画像品質を向上するとともに、使
い勝手のよい画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
画像形成装置は、原稿を照光し、その反射光を受光して
画像データを得る動作を同一の原稿画像に対して複数回
行なう画像読取り手段と、画像読取り手段による複数回
の読取り動作ごとに、照光方向を変更する変更手段と、
変更された照光条件で得られた複数の画像データに基づ
いて、新たな画像データを生成するデータ生成手段とを
備えたものである。
【0009】請求項4の発明にかかる画像形成装置は、
原稿を照光し、その反射光を受光して画像データを得る
動作を同一の原稿画像に対して複数回行なう画像読取り
手段と、画像読取り手段による複数回の読取り動作ごと
に照光および/または受光条件を変更する変更手段と、
変更された照光および/または受光条件で得られた複数
の画像データから、原稿照光時に生じる原稿の影領域に
対応する特異データを認識する認識手段と、認識された
特異データを得られた画像データから消去する手段とを
備えたものである。
【0010】請求項14の発明にかかる画像形成装置
は、原稿を読取り画像情報を得る画像読取り手段と、得
られた画像情報に基づいて原稿の影領域を検出する検出
手段と、得られた画像情報に基づいた潜像がその上に形
成される潜像保持手段と、検出手段の検出出力に基づい
て、潜像保持手段から影領域に対応する潜像のみを消去
する消去手段とを備えたものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明においては、複数回の読取り動
作ごとに照光方向が変更される。
【0012】請求項4の発明においては、複数回の読取
り動作ごとに照光条件等が変更されて原稿の影領域に対
応する特異データが認識される。
【0013】請求項14の発明においては、検出された
影領域に対応した潜像のみが潜像保持手段から消去され
る。
【0014】
【実施例】図1はこの発明の第1の実施例による複写機
の全体の構成を示す断面正面図である。
【0015】図を参照して、複写機1は原稿を読取って
画像信号に変換する走査系10、走査系10から送られ
る画像信号を処理する画像信号処理部20、画像信号処
理部20から入力される画像データをそのままプリント
装置に出力するかまたはメモリに記憶するかなどの切換
えを行なうメモリユニット部30、メモリユニット部3
0から入力される画像データに基づいて半導体レーザ6
2を駆動する印字処理部40、半導体レーザ62からの
レーザ光を感光体ドラム71上の露光位置に導く光学系
60、露光により形成された潜像を現像して用紙上に転
写し、かつ定着させて画像を形成する作像系70、本体
の上面に設けられた操作パネル(図示せず)、原稿を搬
送し必要に応じて表裏の判定を行なう原稿搬送部500
から構成されている。なお原稿搬送部500は、原稿台
ガラスの上面に対して開閉自在とされており、その開閉
状態は、開閉検知スイッチOSWによって検知されてい
る。
【0016】なお、走査系10および画像信号処理部2
0などによって読取り装置IRが、また印字処理部4
0、光学系60、および作像系70等によってプリンタ
装置PRTがそれぞれ構成されている。
【0017】走査系10は原稿台ガラス18の下方を移
動するスキャナ19に組込まれた露光ランプ11aおよ
び11bおよび第1ミラー12、第2ミラー13a、第
3ミラー13b、集光用のレンズ14、第4ミラー15
およびCCDアレイなどを用いた光電変換素子17およ
びスキャンモータM2等から構成されている。
【0018】画像信号処理部20は、光電変換素子17
から出力される画像信号を処理し、メモリユニット部3
0に対して画像データを出力する。メモリユニット部3
0については後で詳述する。
【0019】印字処理部40は、送られてきた画像デー
タに応じた信号を半導体レーザ62へ出力する。
【0020】光学系60は、レーザビームを偏光するポ
リゴンミラー65、主レンズ69、反射ミラー66、6
7、68などから構成されている。
【0021】作像系70は、現像転写系70A、搬送系
70Bおよび定着系70Cから構成されている。
【0022】現像転写系70Aは図1の反時計方向に回
転駆動される感光体ドラム71およびその周囲に回転方
向の上流側から順に配置された帯電チャージャ72、現
像器73、転写チャージャ74、分離チャージャ75、
クリーニング部76等からなっている。
【0023】現像器73には、トナーとキャリアとから
なる2成分現像剤が収納されている。
【0024】搬送系70Bは用紙を収納するカセット8
0a、80b、用紙サイズを検出するサイズ検出センサ
SE11、SE12、用紙ガイド81、タイミングロー
ラ82、搬送ベルト83からなる。
【0025】定着系70Cは、用紙を熱圧着しながら搬
送する定着ローラ84、排出ローラ85および用紙の排
出を検出する検出センサSE62等からなっている。
【0026】図2は図1のスキャナ19の構成を示す斜
視図であり、図3はスキャナ19から光電変換素子17
までの反射光のルートを示す概略図である。
【0027】図に示されているように、スキャナ19は
2つの光源11a,11bを有し、それぞれ独立にオン
/オフが制御されている。光源11aまたは光源11b
が一方だけ点灯している場合には、両方ともに点灯して
いる場合に比べて光量が落ちるため、この場合には走査
速度を落として受光量の減少分をカバーしている。
【0028】通常モードでは、光源11a,11bはと
もに点灯し、影処理モードでは、1回目の走査時には光
源11aを、2回目の走査時には光源11bを、3回目
の走査時には光源11aおよび11bを点灯する。
【0029】第1ミラー12は原稿からの反射光を第2
ミラー以降の光学系へ導くものである。すなわち第1ミ
ラー12によって反射された光は、第2ミラー13aお
よび第3ミラー13bで反射され、その光は、集光用の
レンズ14に設けられた絞り機構16を通って第4ミラ
ー15で反射され、光電変換素子17に入力する。
【0030】図4は図1および図2で示された集光用レ
ンズ14の断面構成を示す図である。
【0031】集光用レンズ14は具体的には、レンズG
1〜G5の5枚のレンズより構成されており、各々のレ
ンズは、レンズ保持体Sに保持されている。絞り機構1
6は、レンズG3とレンズG4との間においてレンズ保
持体Sに保持されている。
【0032】なお、この絞り機構として、たとえばカメ
ラ等の露光を制御するための絞り機構を用いることが可
能である。
【0033】図5は図1の複写機本体の上面に設けられ
ている操作パネルの平面図である。図を参照して、操作
パネルOPには、液晶タッチパネル91、置数や倍率を
入力するテンキー92、置数を標準値「1」に戻したり
するためのクリアキー93、複写機1内における設定値
などを標準値に戻すためのパネルリセットキー94、コ
ピー動作を中止させるためのストップキー95、コピー
動作を開始させるためのスタートキー96、読取りモー
ドを設定するためのモード設定キー97、および各種読
取りモードを表示する読取りモード表示部98a〜98
dが設けられている。ここで、表示部98aは自動モー
ド(ADFの開閉で制御される)の影処理モード処理を
するかしないかを選択するモード、表示部98bは通常
の原稿を処理するモード、98cは切貼り原稿を読取る
ためのモード、98dは本を原稿とした、いわゆるブッ
ク原稿を読取るためのモードの各々が設定された旨を表
示するものである。
【0034】液晶タッチパネル91は、ジャム発生、サ
ービスマンコール発生、ペーパーエンプティ発生などの
複写機1の各種の状態、露光レベル、倍率、用紙などの
複写機1の動作モード、その他の指示の情報を表示する
とともに、動作モードの選択のための入力が行なわれ
る。
【0035】図6および図7は図1の複写機1の制御部
100の構成を示すブロック図である。
【0036】制御部100は、7個のCPU101〜1
07を中心に構成され、これら各々のCPU101〜1
07には、それぞれプログラムを格納したROM111
〜117およびプログラムの実行のワークエリアとなる
RAM121〜127が設けられている。なお、CPU
106はメモリユニット部30内にCPU101は図5
の操作パネル部内に設けられている。
【0037】CPU101は、操作パネルOPの各種操
作キーからの信号の入力、および表示にかかわる制御を
行なう。CPU102は画像信号処理部20の各部の制
御を行ない、CPU103は走査系10の駆動制御を行
なう。また、CPU104は印字処理部40、光学系6
0、および作像系70の制御を行ない、CPU105は
制御部100の全体的なタイミング調整や動作モードの
設定のための処理を行なう。クロック送出部108は、
集光レンズの絞り径に応じて変調されたクロックを送出
する。これはCPU102にて制御されている。
【0038】CPU106は、メモリユニット部30を
制御することによって、読取った画像データをメモリ
(図示せず)に一旦収納し、これを読出して印字処理部
40へ出力する。
【0039】CPU107は原稿搬送部500の制御を
行なう。これらCPU101〜107の間では、割込み
によるシリアル通信が行なわれ、コマンド、レポート、
その他のデータが授受される。
【0040】次に、画像データを処理する各処理部につ
いて説明する。まず、画像信号処理部20は、A/D変
換器、シェーディング補正部、変倍処理部、および画質
補正部等からなる。
【0041】画像信号処理部20によって、光電変換素
子17から入力される画像信号が画素ごとに8ビットの
画像データに量子化され、種々の処理が施された後に画
像データD2として出力される。
【0042】図8はメモリユニット部30の具体的構成
を示すブロック図である。メモリユニット部30は、切
換部301、CPU106からのしきい値の設定に基づ
いて2値のしきい値データを生成する2値化処理部30
2、マルチポートの画像メモリ304、それぞれ独立
に動作可能な圧縮器311および伸長器312を有した
符号処理部305、マルチポートを有した符号メモリ3
06およびこれらの全体を制御するCPU106等から
構成されている。
【0043】図9は図6の画像信号処理部の具体的構成
を示すブロック図である。CCD17から出力された画
像データは、A/D変換部201でデジタルデータに量
子化され、シェーディング補正部202で感度むら、配
光むら等の補正が行なわれる。画像処理部203では、
各種画像処理が行なわれ、その出力はセレクタ204
に入力される。
【0044】セレクタ204は、入力されてくる画像
データを、設定モードが通常モードのときには“1”側
に、設定モードが影処理モードの場合には“2”側に送
るよう切換え制御される。ここで、通常モードとは通常
の原稿を走査したときのモードで、影処理モードとは原
稿が切貼りによるものや本の場合にこれを処理するモー
ドである。
【0045】影処理モードが設定されているときには、
セレクタ204の出力は、“2”にセットされ、影画
素検出部205に入力される。画像メモリ206は、
影画素検出部205およびセレクタ207とで画像デ
ータをやりとりするために一時的に画像データを蓄積す
るものである。セレクタ207は、セレクタ204
から直接出力されてくる画像データを出力するか、画像
メモリ206から出力されている影処理された画像デ
ータを出力かをCPU2の制御によって切換えられる。
【0046】図10は図9の影画素検出部205の具体
的構成を示すブロック図である。影画素検出部は、主に
画像メモリとの入出力制御を行なうI/O制御部30
23と、画像データ間の引算を行なう引算器3025と
からなっている。通常モードの場合、CPU(2)は、
I/O制御部3023を、画像データをそのまま画像メ
モリ206へ書込むように設定する。
【0047】図11はこの画像メモリの構成を示した
図である。図11を参照して、画像メモリ206は、
ローアドレスとして、ライン1からライン6400が対
応し、コラムアドレスとして、各ラインごとに、図にお
いて横方向の画素位置が対応している。また矢印の1で
示す方向は、画像メモリへの書込み方向であり、矢印の
2で示す方向は画像メモリからデータを読出す方向を示
している。
【0048】ここで、影処理モードが選択された場合に
は、まず第1回目の読取りデータを画像メモリに対し
て矢印の1の方向に順次書込む。そして第2回目の読取
りデータは、その読取り動作と同時に、画像メモリ
から矢印の2の方向に読取りデータを読出して引算器
3025に送るようにI/O制御部3023は動作す
る。そして、読取りデータと読取りデータとは画素
単位で原稿上の同一位置のデータが引算器3025によ
って引算されることになる。
【0049】引算器3025は、2つの画像データの各
々の差分を取り、差分データを出力する。比較器302
6は、ROM112内に設定された所定データS302
6と、引算器3025から出力された差分データとを比
較し、その結果をセレクタ3027に対して出力する。
セレクタ3027は、比較器3026の出力が、差分デ
ータが所定データより大きいことを示すときには、基準
データS3027をI/O制御部3023に対して出力
するように動作する。これは、差分データが大きい画素
(たとえば影領域に対応する)に対しては影によるもの
と判断してそれを白データに置換え、影を除去する処理
に相当するものである。
【0050】逆に、比較器3026の出力が、差分デー
タが所定値S3026より小さいことを示す場合には、
I/O制御部3023に対して画像データをそのまま出
力する。そして、I/O制御部3023は、画像メモリ
206に、セレクタ3027からの出力データを書込
むように動作する。
【0051】このように処理することによって、本来の
画像データの部分はそのまま画素単位でメモリに書込ま
れるので、データの精度が向上する。また切貼り部分の
ように照明方向によって画像データが大きく変動する部
分については、画像データを別の固定データS3027
に置換えることができるため、影領域に対応する画像デ
ータを消去することができる。この場合、置換える画像
データは具体的には白地肌のデータあるいは白色を表す
データ等を設定すればよい。
【0052】図12は図5の操作パネルのモード選択キ
ー97が押されたときに起動される入力処理の内容を示
すフローチャートである。
【0053】ステップ#131でキー97が押される
と、ステップ#132、135、138で各々その押さ
れる直前に点灯していた表示LEDが何であるかが判断
され、各々において、ステップ#133、136、13
9、141で点灯していたモードのLEDを消灯して、
次のモードのLEDを表示するよう制御される。
【0054】ステップ#134、137、140、14
2では、各々点灯している表示LEDに基づいて、選択
されたモードがセットされる。なお、これらの処理はC
PU101にて行なわれ、そのセットされたモード情報
はCPU105に送られる。
【0055】図13は図5の操作パネル上のスタートキ
ー96が押されて、走査が開始されるときに起動される
処理を示すフローチャートである。
【0056】ステップ#143で、図12においてセッ
トされたモードが“AUTO”の場合と判断されると、
ステップ#144にて原稿搬送部(ADF)が開いてい
るか閉じられているかについて、OSWの出力で判断さ
れる。ADFが閉じられていれば、原稿は切貼りでも本
でもない通常の原稿と判断されて、ステップ#146に
て通常の走査処理が行なわれる。
【0057】一方、ステップ#144にてADFが開か
れている場合には、原稿は本の可能性が高いため、影処
理モードの走査処理がステップ#147にて行なわれ
る。一方、ステップ#143でモードが“AUTO”で
ないときは、ステップ#145において、通常モードが
セットされているか否かが判別される。通常モードでな
い場合は、ステップ#147の影処理モード走査処理
に進むが、通常モードであるときは、ステップ#146
の通常モード走査処理に進む。
【0058】図14は図13の影処理モード走査処理
の具体的内容を示すフローチャートである。
【0059】まずステップ#150で、スキャナの移動
方向が図1に示すフロント方向(F)に設定され、ステ
ップ#151でスキャナのランプ11aがオンとなって
スキャナ19の移動が開始される(#152)。
【0060】そしてステップ#153において、スキャ
ナがフロント方向の最終端に達したか否かが、原稿台ガ
ラス下に設けられたセンサーSE1によって判断され
る。スキャナがフロント方向の最終端に達した場合は、
ステップ#154でスキャナの移動は停止され、ランプ
11aはオフとなる(#155)。
【0061】次に、スキャナ19の移動方向が図1に示
されているようにリア方向(R)に設定され、ステップ
#157でランプ11bがオンとなって、スキャナは移
動を開始する(#158)。
【0062】そして、ステップ#159でスキャナ19
が、リア方向の最終端に達したか否かが原稿台ガラス下
に設置されたセンサーSE2によって判断される。
【0063】スキャナ19がリア方向の最終端に達した
場合、そこでスキャナは停止し(#160)、そしてラ
ンプ11bはオフとなる(#161)。そして次に#1
62において、通常モード走査処理が行なわれた後、
この処理は終了する。
【0064】図15は図4の通常モード走査処理の具
体的内容を示すフローチャートである。
【0065】この処理に入ると、ステップ#171で、
スキャナの移動方向はF方向に設定され、ステップ#1
72において、ランプ11aおよび11bがともにオン
となってスキャナは移動を開始する(#173)。そし
て同様にステップ#174で、スキャナのフロント方向
への最終端に達したことが判別されると、ステップ#1
75でスキャナは停止する。そしてステップ#176で
リターン動作に入るが、この場合ランプは11aおよび
11bともにいずれも点灯せずリア(R)方向に移動
し、そして所定の位置に達すれば、スキャナの移動は停
止した後、フローは終了する。
【0066】図16は図14および図15で示された第
1の実施例の影処理モードによるスキャンによって影領
域がどのように現れるかを示した図である。
【0067】図16の(1)に示されているように、原
稿3のほぼ中央部に、切貼り原稿4が張付けられてい
る。この場合、図16の(2)の断面A−Aラインによ
るものから明白に示されているように、原稿3の上面に
対して、切貼り原稿4によって段差5が生じている。こ
のとき、スキャナ19のランプ11aが図(2)のよう
に原稿を照射した場合、切貼り原稿4の右側において、
影6が生じてしまう。
【0068】図17は、図16の切貼り原稿に対して、
ランプ11aおよび11bのいずれかが点灯して照光し
た場合の原稿からの反射光の明るさの分布を示した図で
ある。
【0069】図17の(1)において、原稿3と切貼り
原稿4によって生じた段差5に対してランプ11aが左
下方から原稿を照射している。この場合、原稿からの反
射光の明るさは、影領域6の部分で、aの程度までその
明るさが減少することになる。
【0070】一方、図17の(2)に示されているよう
に、同じ原稿を、右下方のランプ11bによって照射す
ると、原稿からの反射光の明るさは、段差5の影響はほ
とんど受けずにbの程度となり、その部分の反射光は周
辺の反射光と比べてほとんど変化しないことになる。こ
のようにして、ランプ11aおよび11bの各々を点灯
する2回のスキャンを行なうことによって、切貼り原稿
による影6か否かを正確に判定することができる。
【0071】図18はこの発明の第2の実施例による影
処理モードの走査処理ルーチンの具体的内容を示すフロ
ーチャートである。
【0072】ステップ#181において、スキャナの移
動方向をフロント(F)方向に設定し、ステップ#18
2で、ランプ11aおよび11bをいずれも点灯する。
ステップ#183において、集光用のレンズ14に組込
まれた絞り機構の絞りの程度を全開として、スキャナは
移動を開始する(#184)。そしてスキャナの移動が
終端まで行ったことが判別されると(#185)そこで
スキャナは停止する(#186)。そしてスキャナの移
動方向がリア(R)方向に設定され(#187)、絞り
機構の絞りの程度を全開から所定の範囲にまで絞るよう
に調整する(#188)。そして#189において、ス
キャナはリア方向に移動を開始し、その終端の検出を待
って(#190)スキャナは停止する(#191)。そ
して続いてステップ#192において通常モード走査処
理が実施された後この処理は終了する。
【0073】図19は図18の通常モード走査処理ル
ーチンの具体的内容を示すフローチャートである。
【0074】ステップ#201において、移動方向はフ
ロント(F)方向にセットされた後、絞り機構の絞りの
程度は全開とされる(#202)。そしてスキャナはス
テップ#203において移動を開始し、その終端の検出
を待って(#204)、スキャナの移動は停止する(#
205)。そしてステップ#206でリターン動作に入
り、所定の位置にスキャナが到達したときにリターン動
作は停止され(#207)、そしてランプ11aおよび
11bのいずれもオフとされた後(#208)処理は終
了する。
【0075】図20から図27は、図18および図19
で示したこの発明の第2の実施例に対応したものであ
り、絞り機構を用いた場合の原稿からの反射光の受光量
の変化を説明するための図である。
【0076】図20は白原稿に対して露光ランプによる
照射が行なわれた場合の反射光の分布状態を示した図で
ある。
【0077】図を参照して、白原稿21のX点にランプ
11aが照射された場合の状態が示されている。なお、
上記のフローチャートではランプ11aおよび11bが
共に点灯しているがここでは説明を簡単にするためにラ
ンプ11aのみを図示している。X点からの反射光の明
るさは、明るさ曲線7に示されたように分布している。
一方、絞り機構の絞りの範囲は全開となっており、絞っ
た状態を示す破線の絞り範囲23に対して、絞り範囲
22のように大きくなっている。この場合、X点から
の反射光8aと8bとの間の斜線で示した反射光量24
が光電変換素子に受光されることになる。
【0078】図21は、図20の状態に対応したもので
あって、絞り機構の絞りの程度を、絞り範囲22から
絞り範囲23の状態に調整した場合の状態を示してい
る。この場合、絞り範囲23に対応して、X点からの
反射光8aおよび8bの受光範囲は、図のように中央部
に寄せられる。この結果、受光される反射光量24の斜
線の範囲は、絞り機構が全開となっている図20に比べ
てその絞りの程度に応じて小さくなる。なお、図20お
よび図21においては、上記で述べたように露光ランプ
は11aのみを示しているが、受光量を確保するために
もう一方の露光ランプ11bも点灯させた場合であって
も、このような受光量の絞りの程度に対する関係は図2
0および図21と同様の変化を生じるものである。
【0079】図22は図20に対応するものであって、
原稿が白原稿から黒原稿に変わった場合の状態を示して
いる。
【0080】露光ランプ11aが黒原稿25を照射した
場合は、光の吸収が大きいため、X点からの反射光の明
るさを示す明るさ曲線7は、図20に比べて極めて小さ
な分布となっている。この場合、光電変換素子17に受
光される受光量24は、図のようになっている。
【0081】図23は図22の状態に対応したものであ
って、絞り機構の絞りの程度を絞り範囲22から絞り
範囲23に調整した場合を示している。この場合も受
光量24は、絞り機構の絞りの程度に合わせた量に変化
している。
【0082】図24は原稿が切貼り原稿であった場合
の、絞り機構を用いた場合の受光量の変化を示す図であ
る。
【0083】ランプ11aが原稿3と切貼り原稿4とに
よる段差5の下端のY点を照射しており、Y点からの反
射光の明るさとしては、明るさ曲線7に示されたような
分布が生じている。この場合、図20および図22で示
されているような明るさ曲線7は分布せず、段差5の影
響によって、Y点の下方向の明るさが極端に減少した分
布となっている。絞り機構による絞りの範囲22は図
に示すように全開となっている。したがって、光電変換
素子で受光されるY点からの反射光は、斜線で示した受
光量24が対応している。
【0084】図25は図24に対応するものであって、
絞り機構の絞りの範囲を図24から絞り範囲23に調
整した場合の状態を示している。この場合、光電変換素
子17によって受光されるY点からの反射光による受光
量24は、図のようにきわめて少ないものとなってお
り、これは絞り機構の調整程度に対応した減少量とはな
っていない。したがって、このような受光量の変化を検
知することによって、切貼り原稿による影領域の存在を
検出することができる。
【0085】図26は、切貼り原稿の他方端部の段差に
ランプによる照射がなされた場合の、受光量の分布を示
した図である。
【0086】図を参照して、原稿3の上に切貼り原稿4
が貼付けられており、その左端部の段差5によって規定
されているZ点にランプ11aが照射された場合が示さ
れている。この場合も、段差5の影響によって、Z点か
らの反射光は、その明るさ曲線7の分布から明白なよう
に、Z点の下方がきわめて少ない光量となっている。
【0087】図27は、図26に対応したものであっ
て、絞り機構の絞りの程度を絞り範囲23に調整した
場合の反射光量の分布が示されている。この場合も図2
5で示したのと同様に、その受光量の減少程度は、絞り
機構の絞り程度に対応するものではなく、きわめて極端
に変化している。したがって、切貼り原稿の左端におい
ても、このような受光量の変化を検出することによっ
て、切貼り原稿の端部の存在を検出することができる。
【0088】図28はこの発明の第2の実施例による絞
り機構を調整した場合の光電変換素子の受光量の変化の
関係を説明するための図である。図の(a)が絞りを開
放にした場合の、光電変換素子における光の蓄積時間T
1 を示すものであり、(b)においては、その場合の時
間T1 ごとの、受光量が面積S1 として示されている。
【0089】(c)は、蓄積時間を絞り機構を開放状態
にしたものと同じとし、一方、絞り機構を絞った場合の
光電変換素子における受光量をS2 として示したもので
ある。これらの図から明らかなように、絞り機構を絞っ
た場合、光電変換素子に蓄積される電化蓄積量は、(光
量×蓄積時間)によるものであるため、減少することに
なる。これでは、光電変換素子の出力レベルを一定に保
つことができないため、(d)に示すように、絞り機構
の絞りの程度に応じて、蓄積時間T2 を長くするもので
ある。このようにすると、(e)に示される面積S
3 を、実質的に(b)に示されるS1 と同等にすること
ができるので光電変換素子における電化蓄積量を増大さ
せ、その出力レベルを一定に保つことが可能となる。
【0090】図29はこの発明の第3の実施例によるも
のであって、読取るべき原稿が本を対象とした場合の影
の出方を説明した図である。
【0091】図を参照して、原稿台ガラス18上に、本
の原稿3がセットされた場合には、図に示すように、本
の左端には影領域26が発生し、本の中央部には影領
域27が発生し、本の右領域には影領域28が発生
する。なおこの例では、図において右方向を主走査方向
とし、下方向を副走査方向としている。
【0092】図30は図29に対応した図であって、影
領域に対応した画像データが出力された場合の状態を示
した図である。
【0093】図を参照して、画像の読取り有効エリアと
して、第1ポイントから最終ポイントとの間が読取り有
効エリアである。そして影領域の右端部を第1エッジ
とし、影領域の左右両端を第2エッジおよび第3エッ
ジとし、影領域の左端を最終エッジとしている。
【0094】図31はこの発明の第3の実施例におけ
る、影画素検出部の構成を示すブロック図である。
【0095】図を参照して、基本的な構成は図10で示
した実施例と同じであるが、比較器3026の出力が、
セレクタ3027に対して出力するのみではなく、CP
U2にも出力している点が図10とは異なっている。こ
れは、影データの出力を基に、図30に示すような影領
域におけるエッジの部分を判定する必要があるからであ
る。
【0096】図32から図34は、この発明の第3の実
施例におけるCPU(2)の制御内容を示すフローチャ
ートであって、図30に示した影データからエッジを抽
出する具体的内容が示されている。
【0097】まずステップ#301において、読取り対
象が本を対象としたモードか否かが判別される。本を対
象としたものではない場合は、ステップ#338におい
て、通常の影に対する処理を行なえばよいので、出力さ
れた影データはすべて強制的に白データに置換える処理
を行なって処理は終了する。
【0098】一方、本を対象としたモードである場合
は、ステップ#302において、第1ポイントをポイン
トの基準値とし、そのポイントをステップ#303にお
いて、1インクリメントする。ステップ#304におい
て、そのポイントが所定値l1より大きいか否かが判別
される。このようにするのは、第1ポイントからある所
定値l1 まで、影データが存在していない場合には、本
の先頭部分には影が発生していないとしてステップ#3
13以降の処理に進むためである。
【0099】ポイントが所定値l1 未満である場合は、
ステップ#305において影データが出力されたか否か
が判別される。出力が影データである場合は、ステップ
#306において、第1エッジとして、そのポイントの
値を対応させる。次に、ステップ#307において、ポ
イントを1インクリメントする。そしてステップ#30
8において、現在のポイントから第1エッジを引いた値
が所定値lより大きいか否かが判別される。新たな影デ
ータが出力されることなく、この値がl以上である場合
は、第1エッジを本の左端に現れる影領域の最終点とし
て、ステップ#312以降の処理に進む。
【0100】現在のポイントから第1エッジのポイント
の引いた値がl未満であるときは、ステップ#309に
おいて、現在のポイントが最終ポイントであるか否かが
判別される。現在のポイントが最終ポイントに達した場
合は、ステップ#312以降の処理に進む。一方、ポイ
ントが最終ポイントでない場合、ステップ#310にお
いて影データが発生したか否かが判別される。現在のポ
イントと第1エッジの値を引いた値がl未満の場合にお
いて新たな影データが発生した場合は、第1エッジとし
て、そのポイントの値を代入して、フローは#307以
降の動作を繰返す。
【0101】ステップ#312において、第1のエッジ
のポイントが定まると、第1ポイントから第1エッジま
でその画像データを強制的に白データに置換える。これ
によって、原稿3の左端部に現れる影領域のデータは
白データに置換えられることになる。
【0102】次にステップ#313において、現在の位
置を示すポイントを1インクリメントした後、ステップ
#314において、そのポイントが最終ポイント以上で
あるか否かが判別される。最終ポイント以上となった場
合は、画像の読取り有効エリアが終了したことを意味す
るので、フローは終了する。
【0103】一方、現在のポイントが最終ポイントに達
していない場合は、そのポイントでのデータが影データ
であるか否かがステップ#315において判別される。
そしてそのポイントのデータが影データである場合は、
ステップ#316において、そのポイントを第2エッジ
として代入する。次にステップ#317において、現在
のポイントを次のエッジの値として代入し、ステップ#
318においてポイントの値を1インクリメントする。
そしてステップ#319において、現在のポイントから
次のエッジの値を引いた値が所定値lより大きいか否か
が判別される。これは次のエッジから所定値l以上影デ
ータが存在しない場合には、次のエッジを本の中央部の
影領域の影データの存在しない領域の先頭として、ス
テップ#323以降の処理をするためである。
【0104】そしてステップ#320において、現在の
ポイントが最終ポイントであるか否かが判別される。現
在のポイントが最終ポイントである場合は、ステップ#
339において、第3エッジとして現在のポイントを代
入した後、ステップ#332以降の処理に移る。
【0105】一方、現在のポイントが最終ポイントに達
していない場合は、ステップ#321において、出力さ
れたデータが影データであるか否かが判別され、影デー
タである場合は、ステップ#322において、次のエッ
ジとしてそのポイントの値を代入し、ステップ#318
以降の処理を繰返す。
【0106】次にステップ#323において、ポイント
の値が1インクリメントされた後、ステップ#324に
おいて、現在のポイントが最終ポイントを超えているか
否かが判別される。最終ポイントを超えている場合は、
ステップ#331以降の処理に移るが、そうでない場合
は、ステップ#325において、影データが出力された
か否かが判別される。影データが出力された場合は、ス
テップ#326において、そのポイントを第3エッジと
して代入し、ステップ#327において、現在のポイン
トが1インクリメントされる。
【0107】次にステップ#328において、現在のポ
イントの値から第3エッジの値を引いた値が所定値lを
超えているか否かが判別される。その値が所定値lを超
えている場合または、ステップ#329において、現在
のポイントが最終ポイントである場合は、フローはステ
ップ#332以降の処理に移る。
【0108】次にステップ#330において、出力され
たデータが影データであるか否かが判別される。そして
影データが出力されたときは、ステップ#331で、第
3エッジとしてその現在のポイントの値を代入する。こ
のようにして、第3エッジとなるポイントからある所定
値l以上の範囲に影のデータが存在しない場合は、その
第3エッジのポイントの値を、影領域の右端部として
の値として処理することになる。そして、ステップ#3
32において、第2エッジのポイントの値から、第3エ
ッジのポイントの値までの画像データをすべて強制的に
白データに置換える。すなわちこのように処理すること
によって、本の中央部に発生した影領域を白のデータと
して処理することが可能となる。次にステップ#333
において、ポイントの値を1インクリメントした後、ス
テップ#334において、そのポイントの値が最終ポイ
ントを超えているか否かが判別される。最終ポイントを
超えていない場合は、ステップ#335において、出力
されたデータが影データであるか否かが判別される。そ
して影データが出力された場合は、そのポイントの値を
最終エッジに代入する。そしてステップ#337におい
て、最終エッジから最終ポイントまでの画像データの値
を強制的に白データに置換える。このようにすることに
よって本の影領域の部分のデータを、白のデータに置
換えることができる。
【0109】なお第3エッジに対応するポイントから以
降の最終ポイントまで、影のデータが出力されなけれ
ば、本の右端の部分には影領域がないものとして、ステ
ップ#334からフローは分岐して処理は終了する。
【0110】図35はこの発明の第4の実施例によるも
のであって、読取るべき原稿が本である場合の、影領域
の発生の状態を示した図であり、図36は、図35の各
領域における濃度分布を示した図である。
【0111】これらの図を参照して、領域において
は、その主走査方向の1ラインにおける濃度分布は図3
6の(1)に示されている。すなわち、濃度分布として
は、横軸に白データを0とし黒データの最高の値を25
5とし、縦軸には、その画像データの発生頻度が示され
ている。領域においては、影領域の影響は直接現れ
ず、本の各頁の印字データそのものが濃度分布を占めて
いる。したがって、白データに近い下地の発生頻度が多
く、黒データに近い印字文字像の情報が一部現れた状態
となっている。
【0112】領域においては、原稿の印字データは含
まれず、もっぱら本の中央部における影の影響を示すデ
ータが多いため、図36(2)に示された濃度分布とな
っている。すなわち黒の最高濃度に近いデータの発生頻
度が多くを占めている。
【0113】領域における濃度分布は、影領域と、印
字データによるデータとが混在しており、図36の
(3)に示されるような濃度分布となっている。すなわ
ち、影による影響の画像データは、下地データとして現
れ、印字文字等のデータは、情報データとして、黒の最
高濃度に近い部分で現れている。このようにこの実施例
では、先の実施例で示したように、まず影領域を検出
し、それによってCPU2は、影領域内の主走査ライン
1ライン分の濃度分布を作成して、下地濃度を検出す
る。
【0114】図37は、検出した下地濃度よりγ補正パ
ラメータを設定した場合の特性を示したものである。
【0115】図を参照して、横軸には、0から255の
濃度分布を示した入力データが対応し、縦軸には、0か
ら255の濃度データに対応する出力データが対応す
る。そして、このパラメータとして、傾きaとカット量
bとレベルシフト量cとが含まれている。このように設
定された各パラメータを、γ補正レジスタに格納し、画
像データの種類に応じて、用いるパラメータをCPU
(2)が切換えて使用する。たとえば図36の(1)か
ら(3)に示されたような濃度分布が現れた場合、各々
の分布図に示されているX点に基づいて、図37のよう
な、γ補正パラメータを設定すればよい。このようにγ
補正を行なうことによって、影領域と印字データとが混
在したような画像データの場合であっても、欲しい印字
データの情報のみが出力されることになる。しかも、図
38に示すように、検出した下地濃度Xの点から、最大
黒濃度までを0〜255の階調で出力するために、影領
域のいわゆるかぶりの影響を軽減し、かつ情報文字の認
識率を向上することができる。なお、ここでは主走査方
向の1ライン単位で濃度分布を作成しているが、1ライ
ン単位ではなく、任意の領域でこのような処理を行なっ
てもよい。また、出力濃度は、0〜255の階調ではな
く、任意の濃度範囲たとえば128〜255の階調にお
いて行なってもよい。
【0116】図39はこの発明の第4の実施例における
画像信号処理部の構成を示すブロック図である。
【0117】図を参照して、CCD17と、A/D変換
部201からセレクタ207までの構成および機能
は、先の実施例と同様であるので、ここでの説明は繰返
さない。したがって、セレクタ208以降の先の実施
例とは異なる構成についてここでは説明する。
【0118】セレクタ207は、通常モード時には、
“3”側のセレクタからの出力を選択し、影処理モー
ドが設定されているときには、“4”側の画像メモリ
206の出力が選択され、影画像データが補正された画
像データの出力を選択する。
【0119】セレクタ208は、読取るべき原稿が本
の場合に、影画素検出部205の影データ検出結果に基
づいて、CPU(2)において影領域と判別された画像
データを“6”側にそれ以外の画像データを“5”側に
振分けて処理する。γ補正部209では、セレクタ2
08から出力される画像データのうち“5”側から出力
される画像データに関しては、通常のγ補正を行なう。
一方、セレクタ208の“6”側から出力される画像
データに関しては、先に述べたように、下地濃度に応じ
たγ補正が行なわれる。補正された後、その処理された
データが、画像データD2としてメモリユニット上に出
力される。なおこれらの制御は、CPU(2)によって
行なわれている。
【0120】図40から図42のフローチャートは、図
39のCPU(2)による制御内容を示すフローチャー
トである。
【0121】図40および図41のフローチャートは、
先の第3の実施例による図32から図34の対応する3
00番台のステップと基本的に同一であるので、ここで
の説明は繰返さないものとし、図41および図42に示
されている、この第4の実施例における特有の部分につ
いて以下説明する。
【0122】ステップ#451において、第1のポイン
トから第1のエッジ間の主走査ラインの1ラインごとの
ヒストグラムが作成され、そのヒストグラムに従って、
ステップ#452において、γ補正のパラメータが設定
される。そして、ステップ453において設定されたパ
ラメータに従ってγ補正による処理が行なわれた後フロ
ーはステップ#413に戻る。このように処理すること
によって、読取るべき原稿は本の場合の左端の影領域に
おいて、下地のかぶりの影響を除去して鮮明な文字デー
タ等を得ることができる。
【0123】ステップ#461から#463に示すよう
に、第2のエッジから第3のエッジまでの影領域につい
ても得られたヒストグラムに基づいてγ補正が行なわれ
る。同様に、ステップ#471から#473に示されて
いるように、最終位置から最終ポイントにおいても同様
なγ補正処理が行われる。このようにして、本の左端部
中央部および右端の各影領域に対しても、適切なγ補正
を行なうことによって、影領域のかぶりを軽減し、印刷
文字の認識率を向上することができる。
【0124】図43はこの発明の第5の実施例によるC
PU(2)による制御の特有の部分を示したフローチャ
ートである。
【0125】この第5の実施例においては、図43で示
したフローチャート以外の部分は、先の第4の実施例で
示した図40および図41と同じである。
【0126】この実施例でも、ステップ#481,#4
85および#491に示すように、CPU(2)が影領
域内の主走査1ラインごとの濃度分布を作成する点は、
先の第4の実施例と同様である。この実施例では、その
ヒストグラムに基づいて、それ以下が下地によるデータ
と判断できる濃度データを所定のしきい値として、それ
以下の濃度データはすべていわゆる白データとし、それ
を超えた濃度データに対しては、一律に黒データとして
処理するものである。
【0127】通常、このような2値化しきい値は、原稿
全体の濃度分布や周辺の濃度分布から決定するものであ
るが、ここでは下地濃度は白色原稿に近い濃度であるこ
とを前提としている。
【0128】これに対し本願発明の第5の実施例におい
ては、影領域内における濃度分布を作成するため、下地
濃度がたとえ黒色に近いデータによるものであっても、
より黒側に濃度のピークが存在すれば、それを影でない
原稿そのものの印字情報として出力するものである。
【0129】このような方法によって決定されたしきい
値は、CPU(6)によって、メモリユニット30内の
2値化処理部のしきい値として設定するものである。な
おこのしきい値は、影領域に対してのみ用いるものであ
って、影以外の領域のデータに対しては、所定のしきい
値を用いるものである。このように影領域に対してのみ
しきい値を可変とするため、本を原稿とした場合の中央
部等の影のかぶりによる文字情報の欠落の問題を軽減す
ることができる。なお、この実施例においても、主走査
方向の1ライン分ごとの濃度分布を調べているが、影領
域全体や、任意のブロックでの濃度分布を作成してこれ
によって2値化しきい値を決定してもよい。
【0130】図44はこの発明の第6の実施例によるス
キャナ部の構成を示した斜視図である。
【0131】実線の部分における露光ランプ31は通常
の読取りモードにおける位置であり、破線で示した露光
ランプ31の位置は、影処理モードが設定された場合の
第2回目の走査時における位置である。そしてCPU
(3)からのソレノイド32への駆動信号に基づいて、
露光ランプ31は実線または破線のいずれかの位置に移
動する。第1ミラー12は、露光ランプ31のいずれか
の位置から発せられた照光による原稿からの反射光を第
2ミラー以降の光学系へ導くが、この構成は先の実施例
と同様である。
【0132】図45はこの発明の第7の実施例における
画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【0133】以下その構成の説明を動作の説明とともに
行なう。 (1) 原稿画像読取り処理 原稿画像の読取りの際は、画像切換部406のスイッチ
の接続方向は常にcの位置に制御される。
【0134】第1回目の読取り 画像切換部404のスイッチの接続方向はbに設定され
る。スキャンソレノイド32はオフ状態となっており、
図44において、露光ランプ31は実線の位置に固定さ
れている。そして、露光ランプ31を点灯して、スキャ
ンモータ410を駆動することによって第1回目の読取
り走査が開始される。
【0135】具体的には原稿の第1ラインの原稿画像が
読取られ、その読取られた第1ラインの原稿画像は、画
像メモリ407に格納される。なお画像メモリ407
は、図9で示された、画像メモリ206と同様であ
り、以下順次第2ラインから第6400ラインまでの原
稿画像を読取って、その画像データを順次画像メモリ4
07に格納する。そして、露光ランプをオフした後、ス
キャンモータ410を停止させる。
【0136】第2回目の読取り 次にスキャナソレノイド32をオンして、図44におけ
る破線の位置に露光ランプ31を移動してそこで固定
し、原稿に対する照明方向を変化させる。
【0137】そして画像切換部404の接続方向をaに
設定する。そして露光ランプ31を点灯させ、スキャン
モータ410を逆転させ、第2回目の読取りとして、反
対方向にリターン動作を行なう。
【0138】そしてリターン動作によって第6400ラ
インの第1番目の画素の原稿画像を読込み、一方画像メ
モリ407から第6400ラインの第1番目の画素のデ
ータを読出す。この動作は図11で示された矢印の2の
方向の読出しとなる。そして、画質向上処理部405に
おいて、相互のデータを加算して、その平均値をとる。
具体的には図46のI/O制御部3023において、加
算されたデータの最下位ビットを除けばよい。これによ
って加算されたデータを2で割るのと同様の効果となり
その平均値を得ることができる。
【0139】そしてこの求められた平均値の画像データ
を画像メモリ407の第6400ラインに対応するアド
レスに書込む。このような処理を、6400ラインの最
終画素まで繰返し、6400ラインのデータ処理をすべ
て行なうことによって、その最終処理データが、画像メ
モリ407に格納されることになる。このようにスキャ
ナのリターン動作が終了すると、スキャンモータ410
を停止し、スキャナソレノイド32をオフとして、露光
ランプ31の位置を図44の実線で示す元の位置に戻
す。
【0140】(2)作像処理(画像メモリ407に格納
されたデータの印字を意味する) 作像処理に移ると、画像切換部406のスイッチをdの
側に設定して、画像メモリ407に格納されている第1
ラインから第6400ラインまでの画像データを順次読
出し、このデータに基づいてLD発光駆動部408を制
御することによって、LD409を強度変調させながら
感光体を露光させて印字処理を行なう。
【0141】なお、画像処理部403の処理内容はシェ
ーディング補正や画素密度変換、フィルタリングおよび
γ補正等の一般的なものである。CPU401は、この
画像処理の全体の制御を行なうが、画像データの処理そ
のものは、各ブロック要素に設けられている素子によっ
て行なう。
【0142】図46は、図45の画質向上処理部405
の具体的構成を示すブロック図であるが、加算器302
4が設けられている点を除いては、先の実施例で示した
図10の画像処理部の構成と基本的には同一である。
【0143】図46の構成によれば、往復動作の操作に
よって得られたデータの平均をとることによる処理と、
影領域の判別によって影領域の除去の処理を行なうこと
も可能である。
【0144】このように画質向上処理部405を以下に
示す第1および第2の画質向上処理として使用すること
ができる。
【0145】第1の画質向上処理としては、画質向上モ
ードが選択された場合には、まず第1回目の読取りデー
タは、画像メモリへそのまま書込まれ、第2回目の読
取りデータは、その読取り動作と同時に、画像メモリ
から読取りデータを読出し、加算器3024に出力す
るようにI/O制御部3023は動作する。このとき、
読取りデータと読取りデータとは、画素単位で原稿
上の同一位置のデータが加算器3024によって加算さ
れることになる。加算結果は再びI/O制御部3023
を通して画像メモリへ書込まれる。なおI/O制御部3
023は、これらのデータの動きに伴うバスの制御やメ
モリへのアドレス発生処理も同時に行なう。なお加算結
果はすなわち読取りデータが8=00000100で
あり、読取りデータが10=00000110である
場合は、加算すると18=00001010となるが、
ここで加算器3024において、最後の1ビットを除去
することによって、9=0000101となり、読取り
データと読取りデータのデータの平均値が求められ
る。
【0146】なお、この例では、走査を2回することに
よる平均値をとることとしているが、走査を3回以上す
ることによって、これらの平均や所定の演算等を用いて
より画像データの品質を向上することも可能である。
【0147】次に第2の画質向上処理としては、I/O
制御部3023は、1画素ずつ第1回目に読取った画像
を画像メモリから読出す。加算器3024は、画像メモ
リから読出された第1回目の画像データと切換え部から
送られてくる第2回目の画像データとの平均をとりその
出力をセレクタ3027に出力する。引算器3025
は、これらの2つの画像データの差分をとり、差分デー
タを比較器3026に出力する。比較器3026は、R
OM内にある所定データと引算器3025から出力され
た差分データとを比較する。そしてその比較結果をセレ
クタ3027に対して出力する。セレクタ3027は、
比較器3026からの出力が所定値より大きいときに
は、基準データS3027をCPU(6)から得て、I
/O制御部3023へ出力する。逆に比較器3026よ
り小さい場合には、加算器3024の出力すなわち平均
値をI/O制御部3023に対して出力する。そしてI
/O制御部3023は画像メモリにセレクタ3027か
ら出力されたデータを書込むように処理を行なう。
【0148】このように処理することによって、本来の
画像データの部分は画素単位で平均値データがメモリに
書込まれ、データの精度が向上するとともに、切貼り原
稿の部分のように、照明方向によって画像データが大き
く変動するような部分については、画像データを別の固
定データたとえば白データ等に置換えることができるた
め、画像ノイズが減少する。なおこの場合置換える画像
データは白地肌のデータまたは白色を表すデータ等を設
定すればよい。
【0149】図47はこの発明の第7の実施例における
スキャナ部の構成を示した図である。
【0150】図を参照して、露光ランプ31の位置をソ
レノイド32で駆動して変化させる点は先の実施例と同
様である。先の実施例では、ミラー12に向かう軸線を
中心として、左右対称に露光ランプの位置を変化させて
いるが、この例では、左右対称ではなく変則的な位置に
変化させている点が特徴である。
【0151】図48は、図47の露光ランプの位置に対
応した図であって、(1)は、図47における実線位置
に露光ランプが位置している場合の反射光の状態を示し
ている。一方、図48の(2)は、図47における破線
の位置に露光ランプが位置している場合の反射光の状態
を示した図である。この両図から明らかなように、図4
8の(1)の位置に露光ランプを置いた場合と(2)の
位置に露光ランプを置いた場合では、光学系に導かれる
光量P1 とP2 とは同一原稿であっても異なることにな
る。この現象を用いて、より画質を向上させようとする
ものである。
【0152】図49はこの第7の実施例における画質向
上部の構成の要部を示した図である。
【0153】図を参照して、第1回目の走査による読取
りによって画像メモリへデータが書込まれる手順は先の
実施例と同様である。次に第2回目の走査の際には、ま
ず光源の位置を図47の破線で示す位置に変更して画像
データを読取る。このときに第2回目の読取り信号
(a)と同期して、画像メモリに格納されている1回目
の読取り信号(b)が読出される。I/O制御部302
3は、画像メモリから読出された1回目の読取り信号
(b)を画像信号(c)として比較器3026とセレク
タ3027とへ各々を出力する。比較器3026は、こ
れらの画像信号(a)と(c)とを比較を行ない、この
比較結果を信号(d)としてセレクタ3027に出力す
る。セレクタ3027は比較器3026から出力されて
くる切換え信号(d)に基づいて出力(e)として信号
(a)および(c)のいずれかを出力するかを切換え
る。すなわちA>Bの場合には、輝度の大きい(明る
い)方のデータ(a)を選択し、A≦Bの場合では、デ
ータ(c)を出力する。そしてI/O制御部3023
は、セレクタ3027からの出力(e)を画像メモリか
ら読出したアドレスと同一のアドレスに再度書込むよう
に画像メモリを制御する。
【0154】このようにすることによって、1頁分の輝
度の大きいすなわち明るい方のデータが1頁分のメモリ
に格納されることになる。以後の画像メモリの出力処理
に関しては先の実施例と同様である。
【0155】図50はこの発明の第8の実施例による感
光体ドラムのまわりに取付けられた消去用のイレーサー
の斜視図である。
【0156】図を参照して、先の実施例で示された影の
認識処理によって、影領域と判断された部分に対応する
感光体71表面に形成された電荷による静電潜像を除去
しようとするものである。感光体ドラム71の表面近く
に、感光体ドラム71の軸方向に主走査方向の画素に対
応する数だけ、LEDが1列に配列されている。そし
て、このLED34の各々のLEDを独自にオン/オフ
制御できるように構成されている。このようにして、感
光体ドラム71の回転に合わせて、LED34の所望の
LEDをオン/オフすることによって、感光体表面上に
形成された静電潜像の指定領域のみの電荷を消去するこ
とができる。このようにこの第8の実施例では、先の実
施例で示したような画像データをデジタル的に除去する
ものではなく、感光体ドラム71上において影領域等に
対応した部分のデータを消去するものである。したがっ
て、この実施例においては、デジタル複写機のみなら
ず、アナログ複写機においても影領域の消去を可能とす
る。
【0157】図51はこの発明の第8の実施例によるC
PU(4)の制御内容を示したフローチャートである。
なおこの実施例の制御部の全体構成は、図6から図8に
示された制御ブロックと同様である。
【0158】図を参照して、印字処理に入ると、まずス
テップ#501において、プリント動作が開始されたか
否かが判別される。プリント動作が開始されたときは、
ステップ#502において感光体ドラム71の帯電処理
がなされ、続いてのステップ#503において、読取ら
れた原稿画像の画像データに基づいて、露光処理が行な
われる。
【0159】そしてステップ#504において、後述す
る影領域の消去処理がなされる。そしてステップ#50
5において、現像処理がなされ、ステップ#506にお
いて、転写処理が行なわれる。そしてステップ#507
において、その他の制御がなされた後フローはリターン
する。
【0160】図52は図51の影消去処理ルーチンの具
体的内容を示すフローチャートである。
【0161】まず影消去処理に入ると、ステップ#52
1,#522において、変数jおよびiに対して副走査
方向の画素の数に対応する数Nと、主走査方向に対応す
る画素の数に対応するMが設定される。次にステップ#
523において、(i,j)番目の影領域の情報を呼出
す。
【0162】一方、この影消去処理に先立って、ステッ
プ#511において、原稿画像に対するプレスキャンが
行なわれ、ステップ#512において、読み取られた画
像データがメモリに格納される。そして先の実施例で示
されたような方法で、ステップ#513において、格納
された画像データに基づいて、原稿画像の影領域が認識
され、ステップ#514において、その影領域の情報
が、メモリに格納される。具体的には、画素(i,j)
番目に影領域が存在するかまたは影領域でない旨のデー
タが格納されることになる。
【0163】このようにプレスキャンによって、影領域
情報がメモリに格納されているため、このデータをステ
ップ#523において、情報として呼出せばよい。そし
てステップ#524において、呼出された情報に基づい
て、i,j番目の領域が影領域であるか否かが判別され
る。その画素が影領域である場合は、ステップ#525
において、図48で示した影除去用イレーサーのi番目
のLEDをオンとするが、影領域でない場合は、ステッ
プ#526において、そのLEDをオフのままとする。
【0164】そしてステップ#527において、iの変
数を1デクリメントして、ステップ#528で、変数i
の値が0になったか否かが判別される。すなわちステッ
プ#523からステップ#528の間では、主走査方向
の画素の数だけこの動作が繰返され、言換えれば、1ラ
イン分の画素データに対応するLEDをオン/オフする
ことになる。そしてステップ#529において変数jを
1デクリメントし、ステップ#530において、この変
数jの値が0になったか否かが判別される。すなわちス
テップ#522からステップ#530の動作が、副走査
方向の画素の数Nに対応するだけ繰返されることにな
る。このようにして、M,N画素よりなる画像データ全
体に対して影領域と認識された領域の静電潜像を影除去
用イレーサーで除去することができる。このように感光
体ドラム71上の静電潜像に対して所望の処理がされた
後、ステップ#531においてその静電潜像を現像す
る。これによって、所望の影領域を除去した画像データ
を出力することができる。
【0165】
【発明の効果】請求項1の発明は以上説明したとおり、
複数回の読取り動作ごとに照光方向が変更されるので、
生成される新たな画像データによる画像品質が向上す
る。
【0166】請求項4の発明は以上説明したとおり、複
数回の読取り動作ごとに照光条件等が変更されて、原稿
の影領域に対応する特異データが認識されるので、使い
勝手が向上する。
【0167】請求項14の発明は以上説明したとおり、
検出された影領域に対応した潜像のみが潜像保持手段か
ら除去されるので、デジタル複写機のみならずアナログ
複写機を含む画像形成装置の画像品質を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による複写機の断面構
成を示す図である。
【図2】図1の複写機におけるスキャナ部分の構成を示
す斜視図である。
【図3】図2のスキャナ部における反射光の伝達経路を
模式的に示した図である。
【図4】図1で示した集光レンズの断面構成を示す図で
ある。
【図5】図1の複写機の上面に設けられる操作パネルの
内容を示した平面図である。
【図6】図1の複写機の制御部の構成を示したシステム
ブロック図の一部である。
【図7】図1の複写機の制御部の構成を示したシステム
ブロック図の他の部分である。
【図8】図6のメモリユニット部の構成を示したブロッ
ク図である。
【図9】図6の画像信号処理部の構成を示したブロック
図である。
【図10】図9の影画素検出部の具体的構成を示すブロ
ック図である。
【図11】図8の画像メモリに対する書込み/読出しの
状況を示した図である。
【図12】図1の複写機の操作パネルから行なわれる入
力処理の内容を示したフローチャートである。
【図13】図1の複写機の走査処理の内容を示したフロ
ーチャートである。
【図14】図13の影処理モード走査処理ルーチンの
具体的内容を示すフローチャートである。
【図15】図14の通常モード走査処理ルーチンの具
体的内容を示すフローチャートである。
【図16】この発明の第1の実施例による影処理モード
を説明するための原稿画像に対する影領域の発生状況を
示した図である。
【図17】図16に対応した図であって、影領域の有無
によって異なる原稿画像からの反射光の明るさを示した
図である。
【図18】この発明の第2の実施例による影処理モード
走査処理ルーチンの具体的内容を示すフローチャート
である。
【図19】この発明の第2の実施例による通常モード走
査処理ルーチンの具体的内容を示すフローチャートで
ある。
【図20】この発明の第3の実施例による集光レンズの
絞り機構の特性を示した図であって、読取る原稿が白原
稿の例を示した図である。
【図21】図20に対応した図であって、絞り機構の絞
りを絞った場合の受光量の特性を示した図である。
【図22】この発明の第3の実施例による集光レンズの
絞り機構の特性を示した図であって、読取る原稿が黒原
稿の例を示した図である。
【図23】図22に対応した図であって、絞り機構の絞
りを絞った場合の受光量の特性を示した図である。
【図24】この発明の第3の実施例による絞り機構を全
開にした場合の、切貼り原稿から反射された光に対する
受光量の特性を示した図である。
【図25】図24に対応した図であって、絞り機構の絞
りを絞った場合の受光量の特性を示した図である。
【図26】この発明の第3の実施例による絞り機構を全
開にした場合の切貼り原稿の左端から反射される光に対
する受光量の特性を示した図である。
【図27】図26に対応した図であって、絞り機構の絞
りを絞った場合の受光量の特性を示した図である。
【図28】この発明の第3の実施例による光電変換素子
における蓄積時間と受光量との関係を説明するための図
である。
【図29】この発明の第3の実施例による影処理動作を
説明するための、本を原稿とした場合の、影領域の発生
状況を示した図である。
【図30】図29に対応した図であって、図29の主走
査方向における影データの発生状況を示した図である。
【図31】この発明の第3の実施例における画像信号処
理部の具体的構成を示すブロック図である。
【図32】この発明の第3の実施例におけるCPU
(2)による制御動作の内容を示すフローチャートの一
部である。
【図33】図32のフローチャートに続くフローチャー
トの部分である。
【図34】図33のフローチャートに続くフローチャー
トの部分である。
【図35】この発明の第4の実施例による影処理動作を
説明するにあたっての本を原稿とした場合の影領域と印
字データとの重複状況を示した図である。
【図36】図35に示した各領域における主走査方向1
ラインの濃度分布を示した図である。
【図37】この発明の第4の実施例におけるγ補正パラ
メータを説明するための図である。
【図38】図37に対応して、この発明の第4の実施例
におけるγ補正パラメータの具体的設定内容を示す図で
ある。
【図39】この発明の第4の実施例における画像信号処
理部の具体的構成を示すブロック図である。
【図40】図39におけるCPU(2)の制御内容を示
したフローチャートの一部である。
【図41】図40に続くフローチャートの部分である。
【図42】図40および図41に続く、フローチャート
の内容を示した図である。
【図43】この発明の第5の実施例による、図40およ
び図41のフローチャートに続く特徴部分の内容を示し
た図である。
【図44】この発明の第6の実施例によるスキャナ部の
構成を示す斜視図である。
【図45】この発明の第7の実施例による制御部の具体
的構成を示すシステムブロック図である。
【図46】図45の画質向上処理部の具体的構成を示す
ブロック図である。
【図47】この発明の第7の実施例によるスキャナ部の
露光ランプまわりの構成を示す概略図である。
【図48】図47に対応した図であって、露光ランプの
位置を変化させた場合の、反射光の状況を示した図であ
る。
【図49】この発明の第7の実施例による画質向上処理
部の変形例を示した図である。
【図50】この発明の第8の実施例による感光体ドラム
まわりの構成を示す斜視図である。
【図51】この発明の第8の実施例によるCPU(4)
の制御内容を示すフローチャートである。
【図52】図51の影消去処理ルーチンの具体的内容を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 複写機 6 影 8a,8b 反射光 11a,11b 露光ランプ 14 集光用のレンズ 16 絞り機構 17 光電変換素子 19 スキャナ 20 画像信号処理部 22 絞り範囲 23 絞り範囲 24 受光量 30 メモリユニット部 31 原稿照明ランプおよび駆動回路 32 スキャナソレノイド 34 LED 40 印字処理部 71 感光体ドラム 72 帯電チャージャ 101〜107 CPU 301 切換部 302 2値化処理部 304 画像メモリ 401 CPU 403 画像処理部 405 画質向上処理部 407 画像メモリ 3023 I/O制御部 3024 加算器 3025 引算器 3026 比較器 3027 セレクタ なお、図において同一符号は同一または相当部分を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 淳史 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 中島 昭夫 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 熊城 秀郎 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 田島 克明 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 伊藤 哲也 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 中谷 啓二 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 廣田 創 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を照光し、その反射光を受光して画
    像データを得る動作を同一の原稿画像に対して複数回行
    なう画像読取り手段と、 前記画像読取り手段による複数回の読取り動作ごとに、
    照光方向を変更する変更手段と、 前記変更された照光条件で得られた複数の画像データに
    基づいて、新たな画像データを生成するデータ生成手段
    とを備えた、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記データ生成手段は、前記複数の画像
    データを平均して前記新たな画像データを生成する、請
    求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記変更手段は、読取るべき原稿の面に
    対する照光角度を変更する、請求項1記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 原稿を照光し、その反射光を受光して画
    像データを得る動作を同一の原稿画像に対して複数回行
    なう画像読取り手段と、 前記画像読取り手段による複数回の読取り動作ごとに照
    光および/または受光条件を変更する変更手段と、 前記変更された照光および/または受光条件で得られた
    複数の画像データから、原稿照光時に生じる原稿の影領
    域に対応する特異データを認識する認識手段と、 前記認識された特異データを前記得られた画像データか
    ら消去する消去手段とを備えた、画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記変更手段は、原稿への照明方向を変
    えることによって前記照光条件を変更する、請求項4記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像読取り手段は、原稿と反射光を
    受光する部分との間に光の透過範囲を調整する絞り機構
    を含み、前記変更手段は前記絞り機構の絞り範囲を変え
    ることによって前記受光条件を変更する、請求項4記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像読取り手段は、スキャナを含
    み、前記スキャナの往動作および復動作の各々で原稿を
    読取る、請求項4記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記認識手段によって認識された特異デ
    ータの濃度を検出する濃度検出手段を含み、前記濃度検
    出手段の検出出力に基づいて、前記消去手段の消去動作
    を規定する2値化しきい値を設定する、請求項4記載の
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記認識手段によって認識された特異領
    域の濃度を検出する検出手段を含み、前記濃度検出手段
    の検出出力に基づいて前記消去手段のγ補正を行なう、
    請求項4記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記特異領域は影領域を含む、請求項
    4記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 読取るべき原稿の種類を検出する原稿
    検出手段と、 前記原稿検出手段の検出出力に基づいて前記画像読取り
    手段によって複数回読取るか否かを制御する制御手段と
    をさらに備えた、請求項4記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記原稿検出手段は操作部からのキー
    入力に基づいて原稿の種類を検出する、請求項11記載
    の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記絞り機構による絞り範囲を変える
    ことに応じて前記受光する部分の受光時間が変更され
    る、請求項6記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 原稿を読取り、画像情報を得る画像読
    取り手段と、 前記得られた画像情報に基づいて原稿の影領域を検出す
    る検出手段と、 前記得られた画像情報に基づいた潜像がその上に形成さ
    れる潜像保持手段と、 前記検出手段の検出出力に基づいて、前記潜像保持手段
    から前記影領域に対応する潜像のみを消去する消去手段
    とを備えた、画像形成装置。
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