JPH08317098A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH08317098A
JPH08317098A JP7122388A JP12238895A JPH08317098A JP H08317098 A JPH08317098 A JP H08317098A JP 7122388 A JP7122388 A JP 7122388A JP 12238895 A JP12238895 A JP 12238895A JP H08317098 A JPH08317098 A JP H08317098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
unit
data
original
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7122388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3210834B2 (ja
Inventor
Shuichi Yoshinaka
秀一 吉中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP12238895A priority Critical patent/JP3210834B2/ja
Publication of JPH08317098A publication Critical patent/JPH08317098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3210834B2 publication Critical patent/JP3210834B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置において、おうとつのある原稿
の影をイレースする機能を持つこと。 【構成】 画像形成装置において、原稿の表面に対して
斜めから光を照射する第1の照射部と第2の光源を有す
る第2の照射部とを有し、前記第1の照射部と第2の照
射部とはスリットに対して対称に配設されており、第1
の光源のみを照射して原稿の走査を行う第1走査手段
と、第2の光源のみを照射して原稿の走査を行う第2走
査手段と、前記各走査手段にて読み取ったデータを個別
に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された内容
のうち、第1走査手段と第2走査手段との両方で記憶さ
れたデータのみを出力する画像データ出力手段とを備え
た構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル複写機等に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機において、原稿の凹凸部の影のイ
メージとしては、(i)原稿用紙の端の影、(ii)ブッ
クの見開き部のセンターにくる影、(iii)貼紙原稿の
影等が考えられる。(i),(ii)については、原稿サ
イズを原稿検知装置によって認識することにより、アナ
ログ複写機ではブランクランプ,デジタル複写機では、
画像処理を用いて、影の部分をトリミングやマスキング
できる。
【0003】しかし、(iii)の貼紙原稿のように、原
稿内の任意の所にできる影については、エディターを使
用して、原稿内を細かくマスキングしないと影を取り除
くことはできない。
【0004】上記の解決策として影を出にくくする光源
装置として、原稿面に対し光を両側から照射して影を防
止するという方法(実開昭59ー180558号公報,
特開平02ー37872号公報等)がある。他に、原稿
をテーブルガラス上へ密着させて、原稿の凹凸を少なく
して影が出にくくする方法(特開平3ー289645号
公報)もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】原稿内の任意の位置の
凹凸部の影を出にくくするスキャナーの方式として、原
稿面に対し光を両側から照射するという方法がある(図
12(A))。この方法では、原稿に対して光源の配光
を左右等分(5:5)にしたことになり、図12(B)
のような貼紙原稿を読み取ると、図13の真中のように
影はうすくはなるが、両側に現われ、完全に消すことが
できない。このうすい影を消すために光量をUPする
か、光の拡散率を上げるようにしたとすると、原稿の細
かい線が光でうもれて、認識できなくなるという問題が
ある。
【0006】別の方式として、原稿をテーブルガラス面
(原稿置台)に密着させる方式をとっても、原稿の凹凸
の段差が大きい場合など、完全に密着させることができ
ず、やはり、影が出てしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、原稿の表面に対して斜めから光を照射する第1の
光源を有する第1の照射部と第2の光源を有する第2の
照射部とを具備するスリツト露光方式の画像形成装置に
おいて、前記第1の照射部と第2の照射部とはスリツト
に対して対称に配設されており、第1の光源のみを照射
して原稿の走査を行う第1走査手段と、第2の光源のみ
を照射して原稿の走査を行う第2走査手段と、前記各走
査手段にて読み取ったデータを個別に記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶された内容のうち、第1走査手
段と第2走査手段との両方で記憶されたデータのみを出
力する画像データ出力手段とを有することを特徴とする
画像形成装置である。
【0008】請求項2記載の発明によれば、前記第1の
走査手段と前記第2の走査手段とを原稿を読取る際に実
行される前記第1の照射部と前記第2の照射部とを保持
する光源ユニットの1往復動作に対応させる往復時逐次
読み取り手段を有することを特徴とする請求項1記載の
画像形成装置である。
【0009】請求項3記載の発明によれば、前記記憶部
において、第1走査手段と第2走査手段との両方で記憶
されたデータをA,第1走査手段と第2走査手段とに含
まれる全てのデータから前記データAを差引いたデータ
をBとする時、AとBとのデータ量を比較する手段と該
比較結果に基づいてトラブル表示を行う手段とを有する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0010】
【作用】請求項1および請求項2記載の構成によれば、
原稿面へ照射する光源の左右の配光比の違いによって、
影の出る場所が違うという特徴(図13参照)を利用
し、図7のような光軸に対し左右全く対称なランプとレ
フレクタを持つ光源ユニットを考え、1つの原稿に対
し、ランプの左右の配光比が10:0と0:10の全く
逆の配光を持つ光を照射した場合の2つの画像データを
読み込む(図13参照)。ことで、これらのデータは図
9のように、影の位置が異なることから、これら2つの
データの内、両方に共有するデータ、すなわち、積集合
のデータが原稿の凹凸部分を除いたデータになる。これ
が影のないデータになり、原稿内の任意の位置に凹凸が
あっても自動的に影のないデータを読み込むことができ
る。
【0011】図7及び図8(A),(B)は、スリット
露光方式の光源ユニットを示しているが、全面露光方式
をとる場合でも上記と同じように、左右から光を照射で
きるようにすれば、影を除去するための2つの画像デー
タを取り込むことができる。なお、左と右の光源装置の
条件を同じにする必要があり、それぞれのランプにおい
てシェーディングを行ない補正する必要がある。
【0012】また、スリット露光方式で2つの画像デー
タを読み込む方法において、図8(A)(B)のように
スキャン時とリターン時を同じスピードにして、光る光
源を変えてそれぞれ読み込むことにより、1回原稿面を
往復するだけで情報が得られるのでデータ読み込みの効
率を上げることができる。
【0013】請求項3記載の構成によれば、影と認識さ
れた画素が原稿の画素に対して、ある一定の比率以上と
なれば、読み取り中に原稿が動いたり、駆動部のエンコ
ーダがずれたりした不具合が発生したと判断してトラブ
ル表示を実行する。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図11に基づいて説
明する。
【0015】図1は本発明に係る画像形成装置の一実施
例であるデジタル複写機の全体構成を示す断面図であ
る。同図に示すように、この実施例のデジタル複写機1
0には、スキャナ部11、レーザプリンタ部12、多段
給紙ユニット13及びソータ14が備えられている。ス
キャナ部11の上部には両面対応自動原稿送り装置(A
DF)15が設置されており、スキャナ部11は透明ガ
ラスから成る原稿載置台16、可動であるスキャナユニ
ット17、及びスキャナユニット17の位置を制御する
位置制御デバイスから構成されている。この位置制御デ
バイスはスキャナユニット17を駆動するスキャナモー
タ18、プーリ19、並びにスキャナモータ18及びプ
ーリ19の間に張架されたワイヤ20を含んでおり、位
置制御デバイスはスキャナユニット17を原稿載置台1
6の長手方向に沿って移動させると共に、所定の位置に
停止させることが可能なように構成されている。
【0016】スキャナユニット17は原稿を露光するラ
ンプリフレクタアセンブリ21、CCD(光電変換素
子)リニアイメージセンサ22、原稿からの反射光像を
CCDリニアイメージセンサ22に導くための複数の反
射ミラー23、及び原稿からの反射光像をCCDリニア
イメージセンサ22に結像させるためのレンズ24を含
んでいる。スキャナ部11は、原稿載置台16上に載置
された原稿を走査する場合には、原稿載置台16の下面
に沿ってスキャナユニット17が移動しながら原稿画像
を読み取り、ADF15を使用する場合には、ADF1
5の下方の所定の位置にスキャナユニット17を停止さ
せた状態でADF15により搬送される原稿の画像を読
み取るように構成されている。
【0017】原稿画像をスキャナユニット17で読み取
ることにより得られた画像データは、デジタル複写機1
0に含まれている後述する画像処理制御部によって各種
処理が施された後、この画像処理制御部が有しているメ
モリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像
データをレーザプリンタ部12に与えて用紙上に画像を
形成する。多段給紙ユニット13は第1のカセット2
8、第2のカセット29、第3のカセット30、及び選
択により追加可能な第4のカセット31を有している。
多段給紙ユニット13では、これらのカセットに収容さ
れた用紙の上から用紙が1枚ずつ送り出され、レーザプ
リンタ部12へ向けて搬送される。レーザプリンタ部1
2は手差し原稿トレイ25、レーザ書き込みユニット2
6及び画像を形成するための電子写真プロセス部27を
備えている。レーザ書き込みユニット26は、上述のメ
モリからの画像データに応じたレーザ光を出射する半導
体レーザ、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラ
ー、及び等角速度偏向されたレーザ光が静電写真プロセ
ス部27の感光体ドラム27a上で等速度偏向されるよ
うに補正するf−θレンズ等を有している。
【0018】電子写真プロセス部27は、周知の態様に
従い、感光体ドラム27aの周囲に帯電器、現像器、転
写器、剥離器、クリーニング器、除電器及び定着器32
を配置して成っている。定着器32より画像が形成され
るべき用紙の搬送方向下流側には搬送路33が設けられ
ており、搬送路33はソータ14へ通じている搬送路3
4と多段給紙ユニット13へ通じている搬送路35とに
分岐している。搬送路35は多段給紙ユニット13にお
いて分岐しており、分岐後の搬送路として反転搬送路3
6及び両面/合成搬送路37が設けられている。反転搬
送路36は原稿の両面を複写する両面複写モードにおい
て、用紙の表裏を感光体ドラム27aの画像形成位置に
対して反転するための搬送路である。両面/合成搬送路
37は、両面複写モードにおいて反転搬送路36から感
光体ドラム27aの画像形成位置まで用紙を搬送した
り、用紙の片面に異なる原稿の画像や異なる色のトナー
で画像を形成する合成複写を行う片面合成複写モードに
おいて用紙を反転することなく感光体ドラム27aの画
像形成位置まで搬送するための搬送路である。
【0019】多段給紙ユニット13は共通搬送路38を
含んでおり、共通搬送路38は第1のカセット28、第
2のカセット29及び第3のカセット30からの用紙を
電子写真プロセス部27に向かって搬出するように構成
されている。共通搬送路38は電子写真プロセス部27
へ向かう途中で第4のカセット31からの搬送路39と
合流して搬送路40に通じている。搬送路40は両面/
合成搬送路37及び手差し原稿トレイ25からの搬送路
41と合流点42で合流して静電写真プロセス部27の
感光体ドラム27aと転写器との間の画像形成位置へ通
じるように構成されており、これら3つの搬送路の合流
点42は画像形成位置に近い位置に設けられている。
【0020】従って、レーザ書き込みユニット26及び
電子写真プロセス部27において、上述のメモリから読
み出された画像データは、レーザ書き込みユニット26
によってレーザ光線を走査させることにより感光体ドラ
ム27aの表面上に静電潜像として形成され、トナーに
より可視像化されたトナー像は多段給紙ユニット13か
ら搬送された用紙の面上に静電転写され定着される。こ
のようにして、画像が形成された用紙は定着器32から
搬送路33及び34を介してソータ14へ送られたり、
搬送路33及び35を介して反転搬送路36へ搬送され
る。
【0021】図2はADFの断面図であり、図に示すよ
うに、ADF15は原稿51をセットするための原稿ト
レイ50、図示していない電磁クラッチを介して駆動さ
れる原稿ピックアップローラ52、搬送ローラ対53、
原稿51の搬送進路を切り換え可能なソレノイド駆動の
チェンジレバー54、2方向(図に示す矢印方向)に回
転可能な原稿支持ドラム(プラテンローラ)55、プラ
テンローラ55と協働して原稿51を送給する左右の供
給ローラ56L及び56R、透明な原稿支持ガラス5
7、左右の原稿ガイド58L及び58R、左右の原稿排
出ローラ59L及び59R、原稿排出ローラ59L及び
59Rとそれぞれ協働するソレノイド駆動の左右の可動
ガイド60L及び60R、ソレノイド駆動の原稿排出可
動ガイド61、原稿排出搬送路62、排紙ローラ対6
3、排紙トレイ64、ソレノイド駆動の回動可能な原稿
反転ガイド65、原稿反転ガイド65により一方の側が
形成されている反転搬送路66、電磁クラッチを介して
駆動される反転搬送ローラ対67、並びに回動軸68を
備えている。
【0022】プラテンローラ55と原稿支持ガラス57
との間隔は、原稿51の厚さより大きく設定することが
望ましい。原稿51の搬送路には、原稿検出センサS1
〜S5が配置されており、原稿51を検出したときにそ
れぞれ出力される原稿検出センサS1〜S5からの信号
は、図示していない後述する中央制御ユニット(PC
U)へ送られる。このPCUは各種の電磁クラッチ及び
ソレノイドを所定のタイミングで作動させることによ
り、後述の如く原稿読み取り位置(露光位置)Pを経て
原稿51を搬送すべく制御するように構成されている。
【0023】次にADF15の動作を説明する。原稿5
1の片面のみを複写する場合には、原稿トレイ51上に
複数枚の原稿51をセットして、図1のデジタル複写機
10に設けられている後述する操作パネルの入力キーに
よって複写モード(原稿片面走査、複写枚数、複写濃度
等)を入力する。デジタル複写機10の操作パネルのプ
リントスイッチが押されると、ADF15の図示してい
ないメインモータが回転を始める。
【0024】次に原稿ピックアップローラ52のクラッ
チがオン状態となり、回転する原稿ピックアップローラ
52は原稿トレイ50上にセットされた複数枚の原稿5
1の最上位の原稿を1枚だけ送給する。このときに搬送
ローラ対53のクラッチも同時にオン状態となり、搬送
ローラ対53も回転駆動される。送給された原稿51の
先端が第1の原稿検出センサS1に達すると、チェンジ
レバー54のソレノイドが励磁され、チェンジレバー5
4は、図2に一点鎖線で示す位置から実線で示す位置へ
切り換えられる。更に原稿51の送給が続行されるにつ
れて、原稿51の先端はチェンジレバー54の側面に沿
って案内され、第4の原稿検出センサS4の方向へ導か
れる。原稿51の先端が第4の原稿検出センサS4によ
って検出された後、原稿51がプラテンローラ55と右
側の供給ローラ56Rとに支持されたタイミングに合わ
せて、一旦原稿51の搬送を停止する。
【0025】次に、所定のタイミングで右側の搬送ロー
ラ56Rのクラッチがオン状態となり、原稿支持ガラス
57の露光位置Pへ再び原稿51の送給を開始する。
【0026】プラテンローラ55は原稿51が右側の原
稿ガイド58Rによってプラテンローラ55の表面に押
し付けられた状態で、露光位置Pを時計回りの方向に回
転し、原稿51は露光位置Pを図2の右から左方向へ通
過する。このとき露光位置Pにおいて、原稿51の画像
データが図1のスキャナユニット17によって読み取ら
れる。露光位置Pを通過した原稿51は、左側の原稿ガ
イド58Lの下側を通って左側の原稿排出ローラ59L
の方へ搬送される。原稿51の先端が原稿排出ローラ5
9Lに達したタイミングに合わせて、左側の可動ガイド
60Lのソレノイドが励磁され、原稿51を挟んだ状態
で可動ガイド60Lは原稿排出ローラ59Lに対して押
圧される。これにより、原稿51には原稿排出ローラ5
9Lの摩擦力による搬送力が与えられ、原稿51は原稿
排出可動ガイド61の上面に沿って案内され、原稿排出
搬送路62を通って、排紙ローラ対63によって排紙ト
レイ64上へ排出される。
【0027】原稿排出搬送路62に設けられている第5
の原稿検出センサS5は、原稿51の後端を検出して、
原稿51が排紙トレイ64上へ排出されたことを判別す
るためのものである。複数枚の原稿51が原稿トレイ5
0上にセットされている場合には、前の原稿の後端が露
光位置Pを通過するタイミングに合わせて、次の原稿が
送給される。原稿トレイ50には、原稿51がセットさ
れているか否かを検出する図示していない原稿検出セン
サが設けられており、最後の原稿51がなくなるまで上
述の動作が繰り返される。
【0028】次に、原稿51の両面を複写する場合に
は、デジタル複写機10の操作パネルのプリントスイッ
チが押されると、原稿ピックアップローラ52は原稿ト
レイ50上にセットされた複数枚の原稿51の最上位の
原稿を1枚だけ送給する。送給された原稿51の先端が
第1の原稿検出センサS1に達すると、搬送ローラ対5
3のクラッチがオン状態となり、搬送ローラ対53も回
転駆動される。このとき、チェンジレバー54のソレノ
イドは非励磁状態となっており、チェンジレバー54
は、図2に一点鎖線で示す位置にあって、原稿51の先
端は第2の原稿検出センサS2の方へ案内される。第2
の原稿検出センサS2を通過した原稿51の先端がプラ
テンローラ55と左側の供給ローラ56Lとに挟まれた
状態で、左側の搬送ローラ56Lのクラッチがオフ状態
となり、一旦原稿51の搬送を停止する。
【0029】次に、所定のタイミングで搬送ローラ56
Lのクラッチが再びオン状態となり、原稿支持ガラス5
7の露光位置Pへ再び原稿51の送給が開始される。プ
ラテンローラ55は原稿51が左側の原稿ガイド58L
によってプラテンローラ55の表面に押し付けられた状
態で、露光位置Pを半時計回りの方向に回転し、原稿5
1は露光位置Pを図1の左から右方向へ通過する。こう
して原稿51の片面の露光走査が開始される。露光位置
Pを通過した原稿51は、右側の原稿ガイド58Rの下
側を通って右側の原稿排出ローラ59Rの方へ送られ
る。原稿51の先端が原稿排出ローラ59Rに達したタ
イミングに合わせて、右側の可動ガイド60Rのソレノ
イドが励磁され、原稿51を挟んだ状態で可動ガイド6
0Rは原稿排出ローラ59Rに対して押圧される。可動
ガイド60Rと原稿排出ローラ59Rとにより挟まれる
ことによって搬送される原稿51は、反転搬送路66へ
導かれ、反転搬送ローラ対67によって第3の原稿検出
センサS3の方へ搬送される。原稿51の先端が第3の
原稿検出センサS3に達すると、原稿反転ガイド65の
ソレノイドが励磁されて、原稿反転ガイド65はその回
動軸68を中心として実線で示す位置から一点鎖線で示
す位置へ図に示す矢印に沿って回動し、反転搬送路66
を解放する。同時に、チェンジレバー54のソレノイド
が励磁され、チェンジレバー54は一点鎖線で示す位置
から実線で示す位置へ切り換えられる。原稿51の先端
は更に、反転搬送ローラ対67によって搬送ローラ53
へ導かれ、実線で示す位置に切り換えられたチェンジレ
バー54の側面に沿って第4の原稿検出センサS4の方
へ案内される。そして、原稿51の先端がプラテンロー
ラ55と右側の供給ローラ56Rとに挟まれた時点で、
一旦原稿51の搬送を停止する。 この状態において、
反転搬送路長(プラテンローラ55と供給ローラ56R
との接点から、第4の原稿検出センサS4、チェンジレ
バー54、搬送ローラ対53、第3の原稿検出センサS
3、反転搬送ローラ対67及び反転搬送路66を通り、
可動ガイド60Rと原稿排出ローラ59Rとの接点まで
の長さ)よりも原稿の長さの方が長い場合には、原稿反
転ガイド65の回動によって反転搬送路66が開放され
ているので、原稿の先端部分が停止した状態にあって
も、反転搬送ローラ対67以降の原稿の部分は、反転搬
送ローラ対67に挟まれた位置から可動ガイド60Rと
原稿排出ローラ59Rとに挟まれた位置までの間で、自
然な撓みを形成する。原稿反転ガイド65の回動による
反転搬送路66の開放の程度については、例えば原稿の
サイズを検出可能な後述する図示していない原稿サイズ
検出装置によって検出された原稿のサイズ、若しくはオ
ペレータにより操作パネルの入力キーを介して入力され
た原稿のサイズに応じて反転搬送路66が開放するよう
に、その開放の程度を予め設定しておくように構成して
もよい。
【0030】次に、原稿51の後端が露光位置Pを通過
した後、スキャナユニット17とのタイミングを取っ
て、原稿支持ガラス57の露光位置Pへ再び原稿の送給
を開始する。プラテンローラ55は、原稿51が原稿ガ
イド58Rによってプラテンローラ55の表面に押し付
けられた状態で、露光位置Pを時計回りの方向に回転
し、原稿51は露光位置Pを図2の右から左方向へ通過
する。このとき露光位置Pにおいて、原稿51の画像デ
ータがスキャナユニット17によって読み取られる。露
光位置Pを通過した原稿51は、左側の原稿ガイド58
Lの下側を通って左側の原稿排出ローラ59Lの方へ搬
送される。原稿51の先端が原稿排出ローラ59Lに達
したタイミングに合わせて、左側の可動ガイド60Lの
ソレノイドを励磁し、原稿51を挟んだ状態で可動ガイ
ド60Lを原稿排出ローラ59Lに対して押圧させ、原
稿51を搬送する。原稿51の2面目の画像の読み取り
が完了した時点で、原稿反転ガイド65のソレノイドは
非励磁状態となり、原稿反転ガイド65は実線で示す位
置に復帰して、次の原稿51の先端を反転搬送ローラ対
67へ導くべく待機する。
【0031】可動ガイド60Lと原稿排出ローラ59L
とにより挟まれることによって搬送される原稿51は、
原稿排出可動ガイド61の上面に沿って案内され、原稿
排出搬送路62を通って、排紙ローラ対63によって排
紙トレイ64上へ排出される。複数枚の原稿51が原稿
トレイ50上にセットされている場合には、前の原稿の
2面目の走査露光時に、原稿の後端が露光位置Pを通過
するタイミングに合わせて、次の原稿が送給される。上
述の動作は、原稿トレイ50上に最後の原稿51がなく
なるまで繰り返される。
【0032】次に図1のデジタル複写機10の上部に設
けられている操作パネルを説明する。図3は図1のデジ
タル複写機の操作パネルの外観図、及び図4は図3の表
示部の拡大詳細図である。
【0033】図3に示すように、操作パネル70には、
そのほぼ中央に入力部を兼ねた表示部70a、並びに右
端にはプリントスイッチ70b及びクリアキー70cが
設けられている。表示部70aは例えば、ドットマトリ
ックス状の液晶表示部の表示面に透明なタッチパネルか
ら構成するようにしてもよい。
【0034】図4には電源投入時の基本画面が拡大され
て図3の表示部70aに表示された状態が示されてお
り、表示部70aの上部には、複写倍率を選択可能な倍
率選択エリア71、用紙サイズを選択可能な用紙サイズ
選択エリア72、複写濃度を選択可能なコピー濃度選択
エリア73及び複写枚数を選択可能なコピー枚数選択エ
リア74、並びに表示部70aの左下部にはソータの種
類を選択可能なソータ選択エリア75及び表示部70a
の右下部には例えば、片面原稿から両面複写を行う等の
複写モードを選択可能なプラス機能選択エリア76が設
けられている。操作パネル70は、表示部70aの倍率
選択エリア71に触れると図示していない倍率設定画面
に、用紙サイズ選択エリア72に触れると図示していな
い用紙サイズ設定画面に、コピー濃度選択エリア73に
触れると図示していないコピー濃度設定画面に、コピー
枚数選択エリア74に触れると図示していないコピー枚
数設定画面にそれぞれ切り換わるように構成されてい
る。又、操作パネル70は、ソータ選択エリア75に触
れると、『ノンソート』、『ソート』、『グループ』、
『ステーブルソート』及び『中綴じ設定画面』の順に表
示が切り換わり、プラス機能選択エリア76に触れる
と、図示していない複写モード等設定画面に切り換わる
ように構成されている。
【0035】次に図1に示すデジタル複写機10の制御
系統を説明する。図5において、各ブロック間の肉厚の
ある矢印は画像データの流れを、実線の矢印は制御信号
の流れを、破線の多方向矢印は通信制御ラインを示す。
【0036】同図に示すように、デジタル複写機10は
複写機全般の動作を制御するための制御系統を含んでお
り、この制御系統は中央制御ユニット(PCU)81、
画像処理ユニット(ICU)82、操作基板ユニット
(OPU)83、ソータコントロールユニット(FC
U)84、入力データ前処理ユニット(CCU)85及
びレーザコントロールユニット86を備えている。PC
U81は中央演算処理装置(CPU)を有しており、デ
ジタル複写機10の各部を統括的に制御するように、即
ちICU82、OPU83及びFCU84を通信(図に
示す破線の矢印)により制御するように構成されてい
る。OPU83は図3に示す操作パネル70を制御し、
FCU84は図1に示すソータ14を制御するように構
成されている。図1のスキャナ部11に関連するモータ
及びソレノイド等の負荷87、レーザプリンタ部12に
関連するモータ、ソレノイド及び高圧ユニット等の負荷
88、ADF15に関連するモータ、クラッチ及びスイ
ッチ等の負荷89、並びに多段給紙ユニット13即ちデ
スクに関連するモータ、クラッチ及びソータ等の負荷9
0のシーケンス制御は、PCU81が直接制御するよう
に構成されている。後述する画像データの処理は、直接
的にはICU82に含まれているCPUによって行われ
る。図5に示すように、ICU82は図1のCCDリニ
アイメージセンサ22からの画像データを前処理してI
CU82に含まれているメインメモリ82aに記憶する
ためのCCU85と、メインメモリ82aに記憶されて
いる画像データをレーザプリンタ部12へ出力するため
のレーザコントロールユニット86とを、並行して制御
することが可能に構成されている。CCU85、ICU
82及びレーザコントロールユニット86は、それぞれ
独立した制御ユニットであり、各制御ユニットにおいて
処理する画像データの対象が同一でない限り、CCU8
5、ICU82及びレーザコントロールユニット86の
各制御ユニットは並行して独立に処理を行うことが可能
であり、且つ他の制御ユニットの処理状況に影響される
ことなく動作可能である。但し、PCU81に含まれて
いるCPUは、ICU82による画像データの処理を通
信により制御することが可能に構成されている。
【0037】次に、画像データの入力から出力までの処
理について説明する。
【0038】図6に示すように、この画像処理制御部は
画像データ入力部91、画像データ処理部92、画像デ
ータ出力部93、及びRAM(ランダムアクセスメモ
リ)等から成るメモリ94を備えている。画像データ入
力部91、画像データ処理部92及び画像データ出力部
93は、図のCCU85、ICU82及びレーザコント
ロールユニット86にそれぞれ対応して構成されてい
る。従って、画像データ処理部92は図5に示すよう
に、ICU82を通じてPCU81に接続されており、
PCU81はICU82のCPUと共に、画像処理制御
部の動作を制御するように構成されている。又、メモリ
94はICU82のメインメモリ82aに相当するメモ
リである。画像データ入力部91はCCD部91a、ヒ
ストグラム処理部91b及び誤差拡散処理部91cを含
んでいる。画像データ入力部91は図1のCCDリニア
イメージセンサ22から読み込まれた原稿の画像データ
を2値化変換して、2値のデジタル量としてヒストグラ
ムをとりながら、誤差拡散法により画像データを処理し
て、一旦メモリ94に記憶するように構成されている。
即ち、CCD部91aでは、画像データの各画素濃度に
応じたアナログ電気信号がA/D(アナログ/デジタ
ル)変換された後、MTF補正、白黒補正又はガンマ補
正が行われ、256階調(8ビット)のデジタル信号と
してヒストグラム処理部91bへ出力される。
【0039】ヒストグラム処理部91bでは、CCD部
91aから出力されたデジタル信号が256階調の画素
濃度別に加算され、濃度情報(ヒストグラムデータ)が
得られると共に、必要に応じて、得られたヒストグラム
データはICU82のCPUへ送られるか、又は画素デ
ータとして誤差拡散処理部91cへ送られる。誤差拡散
処理部91cでは、疑似中間調処理の一種である誤差拡
散処理が行われる。即ち、誤差拡散処理部91cでは、
2値化の誤差を隣接画素の2値化判定に反映させる方法
により、CCD部91aから出力された8ビット/画素
のデジタル信号が1ビット(2値)に変換され、原稿に
おける局所領域濃度を忠実に再現するための再配分演算
が行われる。画像データ入力部91の動作の開始はPC
U81によって指示されるもので、PCU81は図3に
示す操作パネル70のプリントスイッチ70bが押され
たことを条件として、図1のスキャナ部11に関連する
負荷87のシーケンス制御を開始させながら、読み取り
先端同期信号に合わせて、ICU82へコマンドレベル
にて指示する。PCU81は又、ICU82のメインメ
モリ82aの使用状況、即ちメモリ容量を通信により常
に監視している。画像データ処理部92は多値化処理部
92a及び92b、合成処理部92c、濃度変換処理部
92d、変倍処理部92e、画像プロセス部92f、誤
差拡散処理部92g並びに圧縮処理部92hを含んでい
る。画像データ処理部92は、入力された画像データを
オペレータが希望する画像データに最終的に変換する処
理部であり、画像データが最終的に変換された出力画像
データとしてメモリ94に記憶されるまで、この処理部
にて処理が行われるように構成されている。尚、この画
像データ処理部92に含まれている各処理部は必要に応
じて機能するものであり、機能が実行されない場合もあ
る。多値化処理部92a及び92bでは、誤差拡散処理
部91cで2値化されたデータが再度256階調に変換
される。合成処理部92cでは、画素毎の論理演算、即
ち論理和、論理積又は排他的論理和の演算が選択的に行
われる。この演算の対象となるデータは、メモリ94に
記憶されている画素データ、及びパターンジェネレータ
(PG)からのビットデータである。
【0040】濃度変換処理部92dでは、256階調の
デジタル信号に対して、所定の階調変換テーブルに基づ
いて入力濃度に対する出力濃度の関係が任意に設定され
る。変倍処理部92eでは、指示された変倍率に応じ
て、入力される既知データにより補間処理を行うことに
よって、変倍後の対象画素に対する画素データ(濃度
値)が求められ、副走査が変倍された後に主走査が変倍
処理される。画像プロセス部92fでは、入力された画
素データに対して様々な画像処理が行われ、特徴抽出等
データ列に対する情報収集が行われ得る。誤差拡散処理
部92gでは、画像データ入力部91の誤差拡散処理部
91cと同様な処理が行われる。圧縮処理部92hで
は、ランレングスという符号化により2値データが圧縮
される。又、画像データの圧縮に関しては、最終的な出
力画像データが完成した時点で最後の処理ルーブルにお
いて圧縮が機能する。
【0041】画像データ処理部92の動作は、オペレー
タが図4に示す操作パネル70により設定した機能に基
づき、画像データ入力部91の動作において処理の対象
となるデータがメモリ94に記憶されたことを条件とし
て、PCU81が画像処理コマンドをICU82に送信
することにより開始される。画像データ出力部93は復
元部93a、多値化処理部93b、誤差拡散処理部93
c及びレーザ出力部93dを含んでいる。画像データ処
理部93は、圧縮状態でメモリ94に記憶されている画
像データを復元し、もとの256階調に再度変換し、2
値データより滑らかな中間調表現となる4値データの誤
差拡散を行い、レーザ出力部93dへと画像データを転
送するように構成されている。
【0042】即ち、復元部93aでは、圧縮処理部92
hによって圧縮された画像データが復元される。多値化
処理部93bでは、画像データ部92の多値化処理部9
2a及び92bと同様な処理が行われる。誤差拡散処理
部93cでは、画像データ入力部91の誤差拡散処理部
91cと同様な処理が行われる。レーザ出力部9では、
PCU81からの制御信号に基づいて、デジタル画素デ
ータがレーザを駆動するためのオン(ON)/オフ(O
FF)信号に変換され、レーザがON/OFF状態とな
る。
【0043】尚、画像データ入力部91及び画像データ
出力部93において扱われるデータは、メモリ94の容
量の削減のため、基本的には2値データの形でメモリ9
4に記憶されているが、画像データの劣化を考慮して4
値のデータの形で処理することも可能である。画像デー
タ出力部93の動作開始の条件は、オペレータが希望す
る処理(図3に示す操作パネル70により設定した機能
に対応する処理)が完了した画像データがメモリ94に
存在することである。メモリ94に記憶されている画像
データが処理の完了したものであるか否かは、PCU8
1によって管理される。
【0044】原稿の凹凸による影の部分を認識するた
め、図1に示すスキャナユニットは図10のように2つ
のランプとレフレクタを有するものとなる。特に特徴的
なランプレフレクタアセンブリ21は、図7のようにな
っており、通常のコピー時は、第1,第2の両方のラン
プが点燈して、原稿載置台にできるだけの拡散光を与え
影の出にくい画像データを得ることができる。しかし、
図4のプラス機能ボタンを押し、数種の機能の内、「影
消しモード」を選択すると、コピーボタンを押すことに
よって、スキャン時に第1ランプの点燈(又は第2ラン
プの点燈)、リターン時には第2ランプのみ点燈(又は
第1ランプのみ点燈)して(図8(A)(B)参照)、
1つの原稿から2つの画像データを読み取ることができ
る。(なお、この複写機の特徴として、それぞれの読み
取り方に応じるため、両方のランプを点燈させた時、第
1ランプのみ点燈させた時、第2ランプのみを点燈させ
た時の3つのシェーディングデータを有し、それぞれラ
ンプのリップルを補正するものとする。)この2つのデ
ータ入力に基づき、図11のブロック図に従い、画像デ
ータ処理部において、それぞれのデータをA,Bとした
場合、データA,Bの積集合(A∧B)を取る処理を行
う。例として図9のようにA,Bをそれぞれデータ1,
データ2とすると、貼紙原稿の凹凸部による影のないデ
ータを与えることができ、これをレーザプリンタ部で印
字すると影のないコピーが得られる。また、このスキャ
ナーユニットのある図1のスキャナ部11には、スキャ
ナーユニットのスキャン開始点近くにホームポジション
センサ(図1の43)を備え、スキャナ終了点にもオー
バーランセンサ(図1の44,45)を1つ又は2つを
有し、(A4原稿用とA3原稿用)原稿の位置の先端、
後端がスキャン時とリターン時にずれがないよう、ホー
ムポジションセンサとオーバーランセンサの情報および
スキャナモーター18内のエンコーダデータから、2つ
の画像データを高精度でマッチングする必要がある。
【0045】もし、「影消しモード」のスキャナがリタ
ーンする時に誤って原稿がずれたり、スキャナモーター
の回転異常が出たことによってデータがずれた場合、異
常な出力データになるため、2つの画像データの内、原
稿データと影のデータの比率〔つまり、(A∧B)と
(A∨B−A∧B)の内、白でない画像の面積比(白で
ない画素数の比)〕がある一定範囲内でなければトラブ
ル表示とすることができるようになっている。何故な
ら、画像がずれた場合、原稿データA∧Bの白でない画
素は減少し、影のデータ(A∨B−A∧B)の白でない
画素は増大する為、その比が所定値以上となったとき、
すなわち(A∨B−A∧B)が(A∧B)と比較して大
とみなされたとき、トラブルと判定できるからであり、
その範囲はシュミレーションで設定可能とする。ここ
で、(A∨B)はAとBとの和集合を示す。
【0046】今回の例は、全く反対方向の指向性をもつ
2つの光源データの積を取り、影を消しているが光源を
90°ずつすらした4方向データ,又はさらに多数の指
向性のある光源からのデータをスキャンして、それぞれ
の積のデータを取ればより完全に影を消すことがが可能
である。
【0047】更に本実施例の応用として、複数の指向性
のある光源を原稿へ照射することによって得られる画像
データをマッチングさせることによって、凹凸部の影が
より明確になる。〔光源の方向と反対の方向にある凹凸
部の影が濃く画像データに表現されるので、光源の方向
性が細く分割されればされるほど1つの指向性のある画
像データと、その他のどれかの画像データの差が大きい
ものが生じる。よって、各画像データの論理積(A∧B
∧C∧D・・・)をとると、影の濃い画像データははっ
きりと消すことができる。〕
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、光源の指
向性を全く反対にした光源の走査から得られる画像デー
タを読み取ることにより、原稿のおうとつ部の影を読み
込み、各データの論理積をとることで影を削除した必要
なデータのみを出力できる。
【0049】請求項2記載の発明によれば、光源ユニッ
トの一回のスキャニング走査にて、2つの画像データを
得られるので、スタートポイントから2往復(1つの照
射部毎に1往復)するよりも読み取り時間が短縮でき
る。
【0050】請求項3記載の発明によれば、各の光源の
走査から得られたデータの論理積をとることで影を消す
のであるが、読み取り途中に原稿が動いたり、駆動部の
エンコーダがずれたりすると、同じ画像データをズラし
てマッチングさせることにより、論理積は(濃度がある
画像データの画素)×(ズレた量)の全ての画像データ
も影とみなされて消去されてしまう。そこで影の画素が
原稿の画素に対してある一定以上の比率になれば、上記
のトラブルが発生したと判断してトラブル表示を実行す
ることで無駄な複写を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタル複写機の装置全体の断面
図である。
【図2】本発明に係るデジタル複写機のADFの断面図
である。
【図3】本発明に係るデジタル複写機の操作パネルを表
す図である。
【図4】図3の液晶表示部の詳細図である。
【図5】本発明に係るデジタル複写機の制御系ブロック
図である。
【図6】本発明に係るデジタル複写機の画像処理系ブロ
ック図である。
【図7】本発明に係る複写機の光源ユニットの断面図で
ある。
【図8】(A) 光源ユニットの移動状態(スキャン
時)を表す図である。 (B) 光源ユニットの移動状態(リターン時)を表す
図である。
【図9】本発明に係る複写機におけるデータ処理状況を
表す図である。
【図10】本発明に係る複写機の光源ユニットの斜視図
である。
【図11】本発明に係る複写機の“原稿おうとつ影モー
ド”での制御ブロック図である。
【図12】(A) 従来装置の光源ユニットの断面図で
ある。 (B) “影の出る原稿”の一例を示す図である。
【図13】光源ユニットの配光比による影のイメージ像
を表す図である。
【符号の説明】
1 光軸 2 スリツト 3 第1ランプ 4 第1レフレクタ 5 第2ランプ 6 第2レフレクタ 7 原稿 8 テーブルガラス 9 スキャナユニット 10 デジタル複写機 11 スキャナ部 12 レーザプリンタ 13 多段給紙ユニット 14 ソータ 15 両面対応自動原稿送り装置 16 原稿載置台 17 スキャナユニット 18 スキャナモータ 19 プーリ 20 ワイヤ 21 ランプリフレクタアセンブリ 22 CCDリニアイメージセンサ 23 反射ミラー 24 レンズ 26 レーザー書き込みユニット 27 電子写真プロセス部 27a 感光体ドラム 28 第1カセット 29 第2カセット 30 第3カセット 31 第4カセット 32 定着器 33 搬送路 34 搬送路 35 搬送路 36 反転搬送路 37 両面/合成搬送路 38 共通搬送路 39 搬送路 40 搬送路 41 搬送路 42 合流点 43 ホームポジションセンサ 44 オーバーランセンサ 45 オーバーランセンサ 50 原稿トレイ 51 原稿 52 原稿ピックアップローラ 53 搬送ローラ対 54 チェンジレバー 55 原稿支持ドラム 56L 供給ローラ 56R 供給ローラ 57 原稿支持ガラス 58L 原稿ガイド 58R 原稿ガイド 59L 原稿排出ローラ 59R 原稿排出ローラ 60L 可動ガイド 60R 可動ガイド 61 原稿排出可動ガイド 62 原稿排出搬送路 63 排紙ローラ対 64 排紙トレイ 65 原稿反転ガイド 66 反転搬送路 67 反転搬送ローラ対 68 回動軸 70 操作パネル 70a 表示部 70b プリントスイッチ 70c クリアキー 71 倍率選択エリア 72 用紙サイズ選択エリア 73 コピー濃度選択エリア 74 コピー枚数選択エリア 75 ソータ選択エリア 76 プラス機能選択エリア 91 画像データ入力部 92 原稿おうとつ影加工部(画像データ処理部) 93 画像データ出力部 94 メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の表面に対して斜めから光を照射す
    る第1の光源を有する第1の照射部と第2の光源を有す
    る第2の照射部とを具備するスリット露光方式の画像形
    成装置において、前記第1の照射部と第2の照射部とは
    スリットに対して対称に配設されており、第1の光源の
    みを照射して原稿の走査を行う第1走査手段と、第2の
    光源のみを照射して原稿の走査を行う第2走査手段と、
    前記各走査手段にて読み取ったデータを個別に記憶する
    記憶手段と、前記記憶手段に記憶された内容のうち、第
    1走査手段と第2走査手段との両方で記憶されたデータ
    のみを出力する画像データ出力手段とを有することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の走査手段と前記第2の走査手
    段とを原稿を読み取る際に実行される前記第1の照射部
    と前記第2の照射部とを保持する光源ユニットの1往復
    動作に対応させる往復時逐次読み取り手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶部において、第1走査手段と第
    2走査手段との両方で記憶されたデータをA、第1走査
    手段と第2走査手段とに含まれる全てのデータから前記
    データAを差引いたデータをBとする時、AとBとのデ
    ータ量を比較する手段と、該比較結果に基づいてトラブ
    ル表示を行う手段とを有することを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
JP12238895A 1995-05-22 1995-05-22 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3210834B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12238895A JP3210834B2 (ja) 1995-05-22 1995-05-22 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12238895A JP3210834B2 (ja) 1995-05-22 1995-05-22 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08317098A true JPH08317098A (ja) 1996-11-29
JP3210834B2 JP3210834B2 (ja) 2001-09-25

Family

ID=14834569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12238895A Expired - Fee Related JP3210834B2 (ja) 1995-05-22 1995-05-22 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3210834B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007026463A1 (ja) * 2005-08-30 2007-03-08 Sharp Kabushiki Kaisha 液晶表示装置
JP2007184832A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Toshiba Corp 画像読取装置の照明装置、画像読取装置
JP2007318206A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Riso Kagaku Corp 原稿読取方法および装置
JP2008078948A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 複写撮影装置、idカード作成システム及びidカード作成方法
JP2009284253A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Sharp Corp 原稿読取装置及び画像形成装置
JP2015164292A (ja) * 2014-01-29 2015-09-10 株式会社リコー 画像読取装置及び画像形成装置
JP2016105542A (ja) * 2014-12-01 2016-06-09 株式会社リコー 画像読取装置、自動原稿搬送装置、画像形成装置及びファクシミリ装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007026463A1 (ja) * 2005-08-30 2007-03-08 Sharp Kabushiki Kaisha 液晶表示装置
JP2007184832A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Toshiba Corp 画像読取装置の照明装置、画像読取装置
JP2007318206A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Riso Kagaku Corp 原稿読取方法および装置
JP2008078948A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 複写撮影装置、idカード作成システム及びidカード作成方法
JP4660449B2 (ja) * 2006-09-21 2011-03-30 コニカミノルタエムジー株式会社 複写撮影装置、idカード作成システム及びidカード作成方法
JP2009284253A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Sharp Corp 原稿読取装置及び画像形成装置
JP2015164292A (ja) * 2014-01-29 2015-09-10 株式会社リコー 画像読取装置及び画像形成装置
JP2016105542A (ja) * 2014-12-01 2016-06-09 株式会社リコー 画像読取装置、自動原稿搬送装置、画像形成装置及びファクシミリ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3210834B2 (ja) 2001-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7804622B2 (en) Image reading apparatus
US5724490A (en) Image forming apparatus for detecting full of file buffer
JPH04301498A (ja) 後処理装置付画像形成装置
JPH08248818A (ja) 画像オーバレイモードにおいてフレキシブルな原書類入力走査を行う複写装置および複写方法
JP3210834B2 (ja) 画像形成装置
JPH0630167A (ja) ディジタル複写機
JPH05307293A (ja) 原稿読み取り装置の駆動方法及び原稿読み取り装置
JPH11243486A (ja) 画像形成装置及び方法
JP3107673B2 (ja) 画像処理装置
JP2877990B2 (ja) 画像形成装置
JPH0568151A (ja) 画像形成装置
JP3710309B2 (ja) 画像形成装置
JPH04329531A (ja) スキャナ
JPH11171387A (ja) 画像形成装置
JPH0687543A (ja) 記録装置の給紙装置
JPH05347701A (ja) 両面合成複写装置
JP3625158B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2783483B2 (ja) 光学ユニットのガイド支持装置
JP3590627B2 (ja) 画像処理装置
JPH09261383A (ja) 画像形成装置
JPH0514643A (ja) 画像形成装置
JPH06227734A (ja) 画像形成装置
JPH05300360A (ja) 電子写真式複写機
JPH04323667A (ja) 用紙搬送装置
JPH06164790A (ja) ディジタル複写機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070713

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080713

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080713

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090713

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees