JPH0631123U - 漏洩磁束の少ない磁心 - Google Patents

漏洩磁束の少ない磁心

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JPH0631123U
JPH0631123U JP7258792U JP7258792U JPH0631123U JP H0631123 U JPH0631123 U JP H0631123U JP 7258792 U JP7258792 U JP 7258792U JP 7258792 U JP7258792 U JP 7258792U JP H0631123 U JPH0631123 U JP H0631123U
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magnetic
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core
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JP7258792U
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松本愛治
岡本俊則
小島邦夫
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Minebea Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外鉄形コアの磁心の突き合わせ面の外部への露
出を減じて漏洩磁束の減少を図る。 【構成】ヨーク磁心2の相対する辺のそれぞれに切欠2
1を刻設して中央磁心1の端部を係合させ、切欠2を設
けたヨーク磁心2の辺の外壁に側板3を密接させて中央
磁心1から生ずる外方への磁束をヨーク磁心2に導き入
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は薄形トランスに使用される漏洩磁束の少ない磁心に関する。
【0002】
【従来の技術】
トランスなどに使用される磁心はEI形やEE形などが用いられており、コイ ルを巻回後にそれぞれ磁心を突合わせて磁路を形成させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のようにEI形やEE形の磁心を突合わせたものでは、特に突合わせ面に 空隙があると、該空隙部分から磁束の洩れ、すなわち漏洩磁束が生じ、付近のブ ラウン管使用のディスプレーの画像に影響を与えたり、磁気ヘッドの出力に雑音 を混入させて信号のS/Nを低下させている。
【0004】 また、薄形のフェライトの磁心では突合わせ面の精度を向上させるため研磨加 工を行うと、加工の応力により磁心の破損を招く虞がある。
【0005】 本考案はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は磁心を組合 わせる場合、磁路に空隙が残留しても漏洩磁束の発生を抑制させて漏洩磁束の少 ない磁心を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本考案によれば、I字状の中央磁心とロ字状のヨ ーク磁心とを組合わせて該組合わせ部の磁束洩れを抑える漏洩磁束の少ない磁心 において、前記のヨーク磁心の相対する辺のそれぞれに前記の中央磁心の端部と 係合する切欠を刻設した漏洩磁束の少ない磁心が提供される。
【0007】
【作用】 磁心の突合わせ面をなるべく外部に露出させないように磁心で覆うように構成 したので漏洩磁束が抑制できる。
【0008】
【実施例】
つぎに本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
【0009】 図1は本考案における一実施例を示す斜視図であり、同図に示す1は中央磁心 で、コイルが巻回される平角棒状の鉄心であり、2はヨーク磁心で中央磁心1と 係合させてそのヨーク部となるもので、ロ字状の磁心の一対の相対する辺上の同 一面に切欠21がそれぞれ設けられて中央磁心1の端部と組合わせるように形成 されている。
【0010】 そして、中央磁心1とヨーク磁心2との組合わせでは、中央磁心1の長手方向 への漏洩磁束が生ずるので、図2に示す実施例では2個のヨーク磁心2をそれぞ れ切欠21が対面するように組合わせ、この切欠21の部分に中央磁心1の端部 を挿通したものであり、該実施例では漏洩する磁束を極めて減少させることがで きるものである。
【0011】 つぎに図3に示す側面図(a)、平面図(b)および中央部分の断面図(c) は、前述の実施例における中央磁心1の両端面に磁性体からなる側板3を密着し たもので、中央磁心1の長手方向に生ずる僅かな漏洩磁束をも側板3によりヨー ク磁心2に導くように形成したものである。
【0012】 したがって、このように構成した図3に示す実施例では中央磁心1に巻回した コイルへの通電による磁束は殆んどヨーク磁心2に通ずることにより、損失の少 ない薄形コアが得られることになる。
【0013】 図4は前述の実施例におけるヨーク磁心の切欠を変形した実施例の斜視図であ り、図5はこの実施例を用いたコアの側面図(d)、平面図(e)および断面図 (f)である。
【0014】 これらの図面において、10は中央磁心で、20は切欠22を有して中央磁心 10に係合するヨーク磁心であり、該切欠22は相対する辺の外壁近傍を切欠か ずに鉄心を残し、図3における側板3と同様に漏洩磁束を抑えるように構成した ものである。
【0015】 したがって、中央磁心10と2個のヨーク磁心20を用いて図5に示すような コアを形成すれば漏洩磁束の非常に少ない薄形コアが得られることになる。
【0016】 以上、本考案の実施例について説明したが、本考案の主旨の範囲内で種々の変 形が可能であり、これらの変形を本考案の範囲から排除するものではない。
【0017】
【考案の効果】
上述の実施例のように本考案によれば、I形の中央磁心とロ形のヨーク磁心と の組合わせに際し、ヨーク磁心に切欠を設けて中央磁心の端部を係合させて組合 わせるので、外部に突き合わせ面の露出が少なくなり、また突き合わせ部分を磁 心で覆うように形成したため、中央磁心に巻回されるコイルにて生ずる磁束の外 部への洩れが少なく、効率のよい磁心が得られる効果がある。
【0018】 また、EE形の磁心のように中央部分に磁路の空隙がないため、該空隙からの 漏洩磁束による巻線の渦流損の発生がなく、さらに本実施例では磁路の空隙が中 央磁心の端部のため発生する渦流損は僅少である。
【0019】 なお、本実施例による切欠の加工は、フェライトのような成型体の磁心では容 易に成形できるものであり、また図1、図2、図3に示す切欠は、切削加工によ り所望する切欠が得られる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における一実施例を示す斜視図。
【図2】その実施例のヨーク磁心を2個用いた斜視図。
【図3】図1の実施例に側板を付設した側面、正面およ
び断面図。
【図4】図1に示す実施例を変形した例の斜視図。
【図5】その実施例のヨーク磁心を2個用いた側面、正
面および斜視図。
【符号の説明】
1,10…中央磁心 2,20…ヨーク磁心 21,22…切欠 3…側板

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】I字状の中央磁心とロ字状のヨーク磁心と
    を組合わせて該組合わせ部の磁束洩れを抑える漏洩磁束
    の少ない磁心において、前記のヨーク磁心の相対する辺
    のそれぞれに前記の中央磁心の端部と係合する切欠を刻
    設したことを特徴とする漏洩磁束の少ない磁心。
  2. 【請求項2】前記の切欠はヨーク磁心の辺の外壁に達す
    る厚さ方向の溝をそれぞれ同一面に設けたことを特徴と
    する請求項1記載の漏洩磁束の少ない磁心。
  3. 【請求項3】前記の外壁に達する溝を有する一対のヨー
    ク磁心の切欠をそれぞれ向い合わせて密接させ、該切欠
    に中央磁心の端部を挿通したことを特徴とする請求項2
    記載の漏洩磁束の少ない磁心。
  4. 【請求項4】前記の切欠を設けたヨーク磁心の外壁部分
    を、磁性体からなる側板によりそれぞれ被覆したことを
    特徴とする請求項2記載の漏洩磁束の少ない磁心。
  5. 【請求項5】前記の切欠はヨーク磁心の辺の外壁に未達
    の厚さ方向の溝をそれぞれ同一面に設けたことを特徴と
    する請求項1記載の漏洩磁束の少ない磁心。
  6. 【請求項6】前記の外壁に未達の溝を有する2個のヨー
    ク磁心の切欠をそれぞれ向い合せ密接させ、該切欠に中
    央磁心の端部を挿通したことを特徴とする請求項5記載
    の漏洩磁束の少ない磁心。
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