JP2016507161A - 電子トランス素子 - Google Patents

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Abstract

電子トランス素子は、1つの第1の端部(101)および1つの第2の端部(102)、および当該第1の端部(101)と当該第2の端部(102)との間に配設されている1つの中央部(103)とを有する1つの中央脚部(100)と、1つの外側脚部(110a,110b)であって、当該中央脚部(100)を当該外側脚部(110a,110b)に保持するための1つの保持機構(111)を有する外側脚部とを備える。この中央脚部(100)の第1の端部(101)および第2の端部(102)の内の少なくとも1つは、外側脚部(110a,110b)の保持機構(111)に保持されている。この中央脚部(100)の中央部(103)の表面の少なくとも一部は、少なくとも2つのワイヤ(121,122)で直に巻回されている。【選択図】 図3B

Description

本発明は電子トランス素子に関し、この電子トランス素子は、たとえば自動車技術における超音波エコー距離センサ(Ultraschall-Echo-Abstandssensor)の回路に使用することができる。
自動車技術における超音波エコー距離センサは、駐車支援/パーキングアシストシステムでの自動車と対象物との間の距離測定に利用される。超音波エコー距離センサの回路は、トランス素子を備えてよい。このトランス素子を用いて、送信フェーズにおいて、大きな交流電圧がこの超音波エコー距離センサに短時間の厚み振動(Dickenschwingung)を励起する。この送信フェーズに続く受信フェーズにおいて、エコー信号の大きなインピーダンスは、このトランス素子によって、このセンサ回路の受信回路に合わせた小さなインピーダンスに変換され、これによって自動的にこの回路の非常に小さな信号を少ないノイズで検出することができる。
対象物(複数)によって反射された超音波パルスの受信のために、1つの同じ超音波センサが用いられてよい。この超音波センサは、通常は圧電セラミック、たとえばチタン酸ジルコン酸鉛から成る1つの薄片である。この回路の受信モードにおいて、上記のトランス素子の一次巻線の小さな直流抵抗は、その大部分が非常に微弱な受信信号を増幅する増幅段における極めて小さなノイズを保証するものである。この代替として、受信信号が直接1つの圧電センサで受信されるシステムが用いられている。EPトランス、たとえば1つのEP5/EP6トランスを利用する回路を用いて、ほんの小さな到達距離、たとえば3mの到達距離を達成することができる。これは一般的には駐車支援/パーキングアシストシステムに対し充分である。しかしながらこのようなトランスは、この制限された到達距離のために、一般的には運転時における距離警告のためには用いることができない。超音波エコー距離センサを適宜大きくすることによって達成可能な到達距離を大きくすることができるが、しかしながらこれは自動車において使用できる設置スペースのために不可能である。
小さなサイズを有し、かつ距離センサの回路と組み合わせて使用した場合に大きな到達距離が達成される電子トランス素子を提供することが望まれている。さらにこのような電子トランス素子の製造方法が提示される必要がある。
このような電子トランス素子の1つの実施形態が本願の請求項1に開示されている。このような電子トランス素子の製造方法が請求項14に開示されている。請求項15には、このような電子トランス素子のもう1つの製造方法が開示されている。
1つの可能な実施形態によれば、本発明による電子トランス素子は、1つの第1の端部および1つの第2の端部と、この第1の端部と第2の端部との間に配設されている1つの中央部とを有する1つの中央脚部(Mittelschenkel)を備える。さらにこの電子トランス素子は、上記の中央脚部を保持するための1つの保持機構を有する1つの外側脚部(Ausenschenkel)を備える。このトランス素子では、上記の中央脚部の第1の端部および第2の端部の少なくとも一方がこの外側脚部の保持機構に保持されている。この中央脚部の中央部の表面の少なくとも一部は、少なくとも2つのワイヤで直に巻回されている。
上記の外側脚部は、1つの底面および少なくとも1つの側壁を有する1つの一体の胴体部(Koerper)として形成されていてよい。この底面および少なくとも1つの側壁は、この一体の胴体部が1つの空洞を有する空洞体として形成されるように構成されている。この空洞体あるいは空洞は底面に対向している側で開放されており、こうしてこの空洞はこの底面と上記の少なくとも1つの側壁との間に形成されている。上記の保持機構によって、この中央脚部は、この中央脚部の表面の少なくとも一部が上記の一体の胴体部の底部および少なくとも1つの側壁によって包囲されるように、上記の外側脚部で保持される。この中央脚部は、1つの棒状コア(Stabkern)として形成されていてよい。
1つの第1の実施形態によれば、上記の中央脚部は、上記の少なくとも2つのワイヤによって巻回されてよく、ここでこの少なくとも2つのワイヤの1つの第1のワイヤは上記のトランス素子の一次巻線を形成し、この少なくとも2つのワイヤの少なくとも1つの第2のワイヤは、二次巻線を形成する。このように形成されたトランス素子は、1つの距離センサを構成する回路において、従来のEPトランスの代替として使用することができ、このために現存のアプリケーション回路に変更を加える必要がない。EPトランス(複数)を使用することに比較して、しかしながら、本発明が提示する電子トランス素子を有する距離センサ(複数)を使用することで、この本発明によるトランス素子のEPトランスに対する大きな飽和限界のおかげで、顕著に大きな到達距離を達成することができる。さらに、このトランスの中央脚部が上記のワイヤによって直に巻回されるので、このトランスの設置スペースを低減することができる。手作業の処理工程が大部分省かれるので、このようなトランス素子の製造コストは、従来のEPトランスより低くなる。
1つの第2の可能な実施形態によれば、本発明によるトランス素子は、1つのコイルボビンの実施形態となっている。このコイルボビンは、上記の少なくとも2つのワイヤの1つの第1のワイヤの接続のための1つの接続機構と、この少なくとも2つのワイヤの1つの第2のワイヤの接続のためのもう1つの接続機構を備える。これらの接続機構にはそれぞれ側部に1つのフランジが配設されている。これら2つのフランジの間には、1つの支持部材が配設されており、この支持部材によってこれら2つのフランジが互いに結合されており、またこうして上記の2つの接続機構も互いに結合されている。これらの接続機構,フランジ,およびこの支持部材は、同じ材料から成っていてよい。完成したトランス素子では、上記の中央脚部は、これらのフランジの開口部(複数)の間に配設されており、1つの中央部によってこの支持部材上に戴置されている。この中央脚部の両側の端部は、これらのフランジから突出しており、上記の接続機構上に戴置されている。この中央脚部のこれらの端部は、上記の接続機構上に接着されていてよい。同様にこの中央脚部の中央部は、接着結合によって上記の支持部材に固定されていてよい。
上記の支持部材は、上記の中央脚部の中央部の表面の1つの部分が、この支持部材上に戴置されるように形成されている。この中央脚部の中央部の表面の第2の部分は、上記の支持部材上には戴置されていない。第1および第2のワイヤを用いて一次巻線および二次巻線を巻回する場合、上記の中央脚部の中央部の表面の第1の部分は、直接かつ直にこれらの導電体によって巻回される。
1つの第3の実施形態によれば、本発明による電子トランス素子は、1つの中央管部を有する1つのコイルボビンを備え、この中央管部は、一次巻線および二次巻線の上記のワイヤを終端するために、かつこれらのワイヤに電圧を印加するために、2つの接続機構の間に配設されている。
この中央管部は、1つの第1の中空円筒と1つの第2の中空円筒から形成されており、ここでこれら2つの中空円筒は、少なくとも1つの材料ブリッジ(Materialsteg)を介して結合されている。この第1の中空円筒と第2の中空円筒との間のブリッジは、中空円筒として形成されておらず、むしろたとえば1つの中空円筒の単に少なくとも1つのセグメントを備えている。このブリッジが1つの中空円筒の複数のセグメントを有する場合、これらのセグメントは、それらの間に1つの空隙が存在するように配設されている。上記の第1の中空円筒は、1つの電圧を上記の一次巻線のワイヤに印加するための1つの第1の接続機構に結合されていてよく、上記の第2の中空円筒は、1つの電圧を上記の二次巻線のワイヤに印加するための1つの第2の接続機構に結合されていてよい。上記の中央脚部は、上記のこのように形成された中央管部に挿入することができる。上記のトランス素子の一次巻線および二次巻線の少なくとも2つのワイヤの巻回の際は、上記の中央脚部の中央部は、上記のブリッジの下にあるそれぞれの部分までこれらの少なくとも2つのワイヤで直に巻回される。これらのワイヤは上記の2つの中空円筒に同様に配設される。
EPトランスでは、上記のコイルボビンの中央管部の外周が完全に閉じた管部として形成されており、かつこの管部に挿入される中央脚部が少なくとも2つのワイヤの一次巻線および二次巻線によって直に巻回されず、むしろ一次巻線および二次巻線のこれらのワイヤがこのコイルボビンの中央管部上に取り付けられているが、本発明におけるトランス素子では、このEPトランスと異なり、トランス素子の一次巻線および二次巻線のこれらの少なくとも2つのワイヤが、第1の中空円筒と第2の中空円筒との間の領域において、上記の中央脚部上に直に巻回されている。1つのEPトランスでは外周が閉じた中央管部となっているものから2つの中空円筒が端に残っているだけの場合であっても、巻回スペースは大幅に拡大される。小さなフェライトコアでは製造誤差は非常に大きいので、それほど大きさが正確でないコアのために必要な余裕(Vorhalt)が上記のコイルボビン内に存在していなければならない。
この第3の実施形態では、1つのEPトランスの元々外周が閉じている中央管部の小さな中空円筒のみが残っており、これが第1および第2の部分ボビンに配設されており、従来用いられていた巻回技術を用いることができる。上述の第1の実施形態のように、このコイルボビンに上記の中央管部が全く無い場合、巻回スペースはさらに大きくなる。
EPトランスと比較して本発明によるトランス素子の大きな巻回数のおかげで、巻回される一次巻線および二次巻線の断面は、EPトランスに対して大きくすることができ、これはより小さな抵抗をもたらす。この大きな巻回数によって、EPトランスに対してより大きなインダクタンス値を有するトランス素子を製造することができる。より多くの巻線が取り付けられるにも拘わらず、本発明による電子トランス素子で、EPトランスと同じインダクタンス値が達成されるために、上記の中央脚部と上記の外側脚部との間の空隙が拡大されてよい。これによって上記のコアの可能容量を大きくすることができる。1つの距離センサ、具体的には1つの超音波エコー距離センサの回路に、このような電子トランス素子を用いることによって、この音圧センサは、EPトランスを用いたものよりも大きな出力を出力することができる。こうしてこの距離センサ回路の到達距離を拡大することができる。
本発明による電子トランス素子およびこの電子トランス素子の製造方法の実施形態を、図を参照して詳細に説明する。
1つのEPトランスの二分割コア(Kernhaelften)を示す。 1つのEPトランス用の1つのコイルボビンを示す。 1つの電子トランス素子の1つの外側脚部の1つの実施形態を示す。 1つの中央脚部を有する1つの接続機構の実施形態と1つの外側脚部の実施形態とを示す。 1つの電子トランス素子の1つの実施形態を示す。 1つの中央脚部を有する1つの外側脚部の1つの実施形態を示す。 1つの電子トランス素子の1つの外側脚部の1つの実施形態を示す。 1つの電子トランス素子の1つの実施形態を示す。 1つの中央脚部を有する1つの外側脚部の1つの実施形態を示す。 1つの空隙を持つ1つの中央脚部を有する1つの接続機構の1つの実施形態を示す。 側部フランジ(複数)を有する1つのコイルボビンの1つの実施形態を示す。 開放された中央管部を有する、1つのコイルボビンのもう1つの実施形態を示す。 1つの電子トランス素子の1つの製造方法の1つの実施形態を示す。 1つの電子トランス素子の1つの製造方法のもう1つの実施形態を示す。
距離センサ用、特に超音波エコー距離センサ用のトランス素子は、必要不可欠な空隙のために、リングコアをベースにして充分安価に製造することができない。外側からこのトランスのリングコアの中に侵入する磁場ノイズ(Stoerfelder)はさらに、存在するこの空隙のために不均一に分布し、これより全体としてもはや補償する電圧を誘導することができないであろう。リングコアを使用する代わりに、距離センサ用の回路においては、EP構造を有する電子トランス素子、たとえばEP5/EP6トランスが用いられている。
図1Aは、1つのEPトランス用の1つのコアの1つの実施形態を示す。このコアは、2つの二分割コアを備え、第1の二分割コアは、1つの中央脚部10aおよび1つの外側脚部11aを備える。もう1つの二分割コアは、1つの中央脚部10bおよび1つの外側脚部11bを備える。
図1Bは、このEPトランス用の1つのコイルボビン12を示す。このコイルボビンは、1つの接続機構1210と1つの接続機構1220を備える。これらの接続機構には、図1Bに図示されていない、このトランスの一次巻線および二次巻線のワイヤ(複数)に1つの電圧を印加するための接続部材(複数)1230があり、これらの巻線はこのコイルボビンの1つの中央管部1250上に巻回することができる。接続部材(複数)1240は、ワイヤを終端するために用いられ、これらの接続機構1210,1220の内部で接続部材(複数)1230と結合されている。このコイルボビンは、中央管部1250の両端部に、側部部分/フランジ1260,1270を備える。これらの側部部分は、この中央管部1250上に巻回された、一次巻線および二次巻線の別々のワイヤが、この中央管部から側部側へのずれ落ちを防いでいる。
コイルボビン12の中央管部1250が一次巻線および二次巻線で巻回された後、上記の2つの二分割コアがその中央脚部10a,10bでこの中央管部1250の空洞の中に挿入される。2つの外側脚部11a,11bは、互いに接着されてよい。こうして完成したEPトランスは、中央脚部を有する、2つの互いに鏡面対称に実装された、たとえばフェライトからなる半つぼ型形状の(halbschalenfoermige)コアを備え、これらは互いに結合されている。一次巻線および二次巻線のワイヤは、これらの半つぼ型形状のコア11a,11bの内側でコイルボビン1250上に巻回されている。
一般的に距離センサ特に超音波エコー距離センサでは、1つのASICに組み込まれたプッシュプル段が、1つのEP5/EP6トランスの2つの一次巻線をドライブする。代替としてこのドライバは、1つのHブリッジおよびただ1つの一次巻線によって実現されていてよい。このトランスの二次巻線は、一次巻線より大きな巻線数を有する。この二次巻線は巻線数に対応した1つの大きな電圧によって1つの圧電音響変換器をドライブする。この二次巻線のインダクタンスは、さらにこの圧電素子の寄生静電容量と共に、1つの並列共振回路を形成し、この並列共振回路は、たとえば約50kHzの周波数で発振する。
このような回路装置を用いて、上記の圧電素子上でのその達成可能な大きな電圧のおかげで、大きな音圧を生成することができる。この回路は、1つの圧電スピーカをドライブするが、ただしほんの短時間だけである。上記の発振が収まったらすぐに、上記のASICの受信増幅器が上記の一次巻線/二次巻線と接続される。エコーまたは雑音は上記の圧電センサにおいて、1つの小さな振幅の信号を生成し、この信号はこのEPトランスの二次インダクタンスと上記の圧電素子の寄生静電容量によってフィルターされ、このトランスの巻線数比だけ低減されて、上記のASICの受信増幅器に低抵抗でかつこれによって極めて低ノイズで入力される。
図1Aおよび1Bに示すEPトランスは、その比較的小さな大きさかつ1つのコイルボビン上に巻回された一次巻線および二次巻線を有するその内部構造のおかげで、より大きなトランスと比較して大きな直流抵抗を備え、こうしてこのようなデバイスが搭載された超音波エコー距離センサは、可能な最大音圧を生成し得ない。たとえばEP6トランスより大きなトランス構造形態は、しかしながら利用できる設置スペースにはうまく入らない。
二分割された半つぼ型コア(Halbschalenkern)によって、磁場ノイズは、フェライト材料の無視できない部分へ、直接上記の中央脚部を通って導かれる。このコアの空隙は、上記の2つの中央脚部10a,10bの1つにおいて研磨加工されているが、しかしながら避けることができない外側脚部に残る空隙は、中央脚部に比べ1/10〜1/50の大きさのこの外側脚部での磁気抵抗しかもたらさない。これによって磁場ノイズは部分的にこの中央脚部を通って導かれ、上記の巻線(複数)において電圧ノイズ(Stoerspannung)が誘導される。さらにここに用いられているフェライトコアの磁気飽和は、1つのこのようなEPトランスが搭載された超音波センサが大きな音圧を生成することを妨げる。しかしながら達成可能な音圧は、1つの距離センサ/超音波深度測定装置(Echolotsystem)/ソナー装置の達成可能な最大到達距離において重要な尺度を定める。
上記の巻線抵抗が小さい場合で、また磁束を通し、これらの巻線を包囲する、このコア材料が大きな磁場強度でやっと飽和する場合で、かつこの磁場強度が1つの空隙を設けることにより低減される場合に、空隙を有するトランスは、電力をとりわけ良好に変換する。
図2は、1つのトランス素子1の1つの外側脚部の1つの実施形態を示す。この外側脚部は、1つの底面112および少なくとも1つの側壁を有する1つの一体の胴体部(Koerper)として形成されている。図2に示す実施形態においては、この一体の胴体部は、その内部で、側壁113,114,115,および116が互いに直角に配設されて、空洞となっている。この空洞体は、他の形状、たとえば1つの円筒形状の側壁を有する形状を有してもよい。上記の底面および上記の少なくとも1つの側壁113,114,115,および116の配設によって、この一体の胴体部において1つの空洞117が形成されている。この空洞は、上記の底面112に対向する側が開放されている。外側脚部110aは、この電子トランス素子の1つの中央脚部を保持するための1つの保持機構111を備える。この保持機構111は、この外側脚部110aの少なくとも1つの側壁に設けられていてよい。図2の実施形態例においては、この保持機構111は、1つの保持要素1111aおよび1つの保持要素1112aを備える。これらの側壁は、保持要素1111aが側壁113に形成されており、保持要素1112aが側壁114に形成されている。これらの保持要素1111aおよび1112aは、それぞれ側壁113および114における1つの切欠部(Nut)として形成されていてよい。
これらの側壁113および114は、図2に示す外側脚部110aにおいて対向して配設されている。これらの側壁の各々は、空洞117側に向いた1つの内面I113,I114と、空洞117側に向いていない1つの外面A113,A114とを備える。切欠部1111aあるいは1112aは、側壁113あるいは114のそれぞれの内面I113またはI114から、側壁113あるいは114のそれぞれの外面A113またはA114まで延伸している。
図3Aは、本発明による電子トランス素子の1つの中央脚部100を示し、この中央脚部は、端部101,102,およびこれら2つの端部の間に配設されている1つの中央部103を備える。この中央脚部は、この図3Aに詳細を示すトランス素子の実施形態、および他の全てのトランス素子の実施形態において、棒状コアとして形成されていてよい。この中央脚部は、その端部101,102がそれぞれ接続機構140,150上に固定されている。この中央脚部100上および具体的にはこの中央脚部の中央部103上に、直にすくなくとも2つのワイヤが巻回されていてよい。これらの少なくとも2つのワイヤは、1つの一次巻線の1つの第1のワイヤおよび、1つの二次巻線の1つの第2のワイヤを含む。接続機構140は、少なくともこの一次巻線の1つの第1のワイヤに接続するための1つの接続部材141を備える。さらにこの接続機構140は、1つの電圧を少なくとも1つの第1のワイヤに印加するための1つの接続部材142を備える。接続機構150は、同様に上記の二次巻線の少なくとも1つの第2のワイヤに接続するための1つの接続部材151および、1つの電圧を少なくとも1つの第2のワイヤに印加するための1つの接続部材152を備える。
さらに図3Aは、図2を参照して説明した外側脚部110aを示す。中央脚部100を一次巻線の導電体121および二次巻線の導電体122で巻回した後、この中央脚部の端部101が上記の外側脚部の保持機構1111aに配設され、かつこの中央脚部の端部102が上記の外側脚部の保持機構1112aに配設されるように、この外側脚部110aは、上記の接続機構140および150の上に、戴置される。この際各々の保持要素1111aおよび1112aとこれらに戴置されている上記の中央脚部のそれぞれの端部101および102との間に1つの空隙が形成される。
ここで空隙とは、本発明によるトランス素子の全ての他の実施形態では、一般的に2つの互いに接する材料の間の部分であり、この部分は磁気的には空気で充填された間隙のように作用する。しかしながら、この間隙は、空気で充填されている必要はない。この間隙には、磁気的すなわち磁束に関しては空気で充填された間隙のように作用する、他の材料が存在していてもよい。たとえば、上記の保持要素1111aと上記の中央脚部100の端部101との間の空隙、およびこの中央脚部100の端部102との間の空隙には、1つの接着部が配設されていてよく、この接着部によってこの中央脚部のそれぞれの端部は、それぞれの保持要素に固定されている。以上によりエネルギーを蓄えることができる。この空隙には、たとえばμ=1の透磁率を有する1つの材料が存在してよく、こうしてこの間隙は、空気で充填された間隙のように作用する。基本的にこの空隙では、小さな透磁率、たとえば0.1<μ<200の透磁率を有する材料が存在していてよい。接着剤には、たとえば鉄粉が含まれていてよい。
図3Bは、保持機構111に保持された中央脚部100を有する完成した電子トランス素子1を示し、この中央脚部は、上記の第1の巻線の少なくとも1つの第1のワイヤ121と上記の第2の巻線の少なくとも1つの第2のワイヤ122によって、上記の中央部103の領域で巻回されている。そこに中央脚部100が固定されている、上記の接続機構140および150は、上記の外側脚部110aの側壁113,114上にある。この中央脚部100は、端部101で接続機構140と接続されており、端部102で接続機構150と結合されている。この中央脚部100あるいはこの中央脚部の中央部103をワイヤ121,122で巻回した後、外側脚部110aが、この巻回された中央脚部すなわち棒状コア上に戴置される。
上記の中央脚部を上記の外側脚部110aと共に固定するために、この中央脚部100の端部101,102上に接着剤130、たとえばUV硬化性の接着剤が塗布される。代替または追加として、上記の保持機構111の上面の上、また特に上記の保持要素1111a,1112aの上に接着剤130が塗布されてよい。中央脚部の端部101,102上に外側脚部110aを取り付ける際に、この接着剤は、中央脚部100と外側脚部110aとの間の1つの空隙LSを埋める。この接着剤130が硬化すると、中央脚部100は外側脚部と堅く結合される。
図3Cは、見易さのために、既に図2に示した外側脚部110aおよび中央脚部100を示す。この外側脚部は、1つのつぼ型コア(Schalenkern)あるいはキャップの形状で実装されている。中央脚部100は、保持機構111の保持要素1111aおよび1112aに保持される。これらの保持要素1111aおよび1112aは、外側脚部110aの側壁113および114の凹部として形成されている。外側脚部110aを中央脚部100上に取り付けた後、上記の中央脚部の端部101および102はこれらの保持要素1111a,1112aに戴置されている。端部101,102と保持要素1111a,1112aとの間の間隙には、接着剤またはμ=0.1〜200の小さな透磁率を有する材料が設けられていてよい。この接着剤は、たとえば鉄粉と共に充填されていてよい。図3には、より見やすくするために、接続機能140および150が図示されていない。
図4は、外側脚部110bのもう1つの実施形態を示す。この外側脚部は、図2に示すものと同様に、1つのつぼ型コアあるいはキャップの形状で実装されている。以下では、図2に示す外側脚部110aの実施形態と比較して、図4に示す外側脚部110bの実施形態の違いについてのみ説明する。外側脚部110bは、中央脚部100をこの外側脚部に保持するための1つの保持機構111を備える。この保持機構111は、外側脚部110bの側壁113における1つの凹部として形成されている、1つの保持要素1111bを備える。さらにこの保持機構111は、外側脚部110bの側壁114における1つの凹部として形成されている、1つの保持要素1112bを備える。
図2に示す外側脚部110aの実施形態と異なり、これらの側壁113,114での凹部あるいは切欠部1111b,1112bは、これらの側壁113,114のそれぞれの外面A113,A114に開放されていない。その代わりにこれらの凹部1111b,1112bは、それぞれの側壁113,114の空洞117側に面した内面I113,I114からそれぞれ、これらの側壁113,114の厚さよりも小さな深さまで、それぞれの側壁113,114の中へ延伸している。
図3Aおよび3Bに示すものと同様に、本発明による電子トランス素子の組立のために、図4に示す外側脚部110bが、接続機構140,150上に取り付けられた中央脚部100上に戴置され、ここでこの中央脚部は、保持要素1111bおよび1112bに設置される。中央脚部の端部101,102の表面上または保持要素1111b,1112bの内面上には、接着剤130,たとえばUV硬化性の接着剤が塗布されていてよく、こうしてこの中央脚部のこれらの端部101,102とこれらの保持要素との間の空隙には接着剤が存在している。この接着剤にも鉄粉が含まれていてよい。基本的にこの間隙では、小さな透磁率、たとえば0.1<μ<200の透磁率を有する材料が存在していてよい。
図5Aは、一次巻線の1つのワイヤ121および二次巻線の1つのワイヤ122で巻回された中央脚部100上に、外側脚部110bを取り付け、またこれに続いて接着剤を硬化した後の1つの電子トランス素子2を示す。この中央脚部100は、その端部101,102で、接続機構140および150に固定されている。この接続機構140は、中央脚部100上に巻回されたワイヤ121の終端のための接続部材141、およびこのワイヤ121に電圧を印加するための接続部材142を備える。同様に接続機構150は、ワイヤ122の終端のための接続部材151、およびこのワイヤ122に電圧を印加するための接続部材152を備える。
図5Bは、見易くするために、保持要素1111b,1112bに保持された中央脚部100を示す。より見易くするために、この中央脚部が固定されている接続機構140および150は、図5Bに示されていない。中央脚部100は、外側脚部110bの保持要素1111bおよび1112b上の、この中央脚部100の座面との間に1つの間隙LSができるように形成されている。外側脚部110bと中央脚部の端部101/102の端面S101/S102との間には、同様に1つの間隙が存在していてよい。これら2つの間隙は、接着剤130または小さな透磁率、たとえば0.1<μ<200を有する材料で充填されていてよい。この接着剤には、たとえば鉄粉が含まれていてよい。
図1Aおよび1Bに示すEPトランス素子では、中央脚部に直に上記の一次巻線および二次巻線のワイヤが巻回されておらず、1つのコイルボビンの中央管部が一次巻線および二次巻線のワイヤで巻回されているが、これと異なり、図3Bおよび5Aの電子トランス素子1および2では、コアの中央脚部100が、一次巻線および二次巻線のワイヤによって直に巻回されている。これによって従来のEPトランスよりも巻回スペースが大きくなる。中央脚部100を直に巻回することにより、またこれにより生ずる顕著に大きな巻回スペースにより、ワイヤ121および122に大きなワイヤ断面のものを選択することができる。これはこのコイルの抵抗を低減する。さらにこの大きな巻回スペースのおかげで、ワイヤの巻き数を大きくすることができる。
これはしかしながら、変更されていない空隙では、二次巻線のより大きなインダクタンスを生成するという結果をもたらす。この空隙を大きくすることによって、望ましくない二次巻線のインダクタンスの増大を原理的に弱めることができる。中央脚部の端部101,102での空隙の拡大によって、これとともに、温度変動および経年変化による二次巻線のインダクタンスのドリフトが、従来のEPトランスにおけるものよりも小さくなる。
しかしながらここで大きな空隙は、必然的に磁場強度の低下をもたらす。これはこのトランスの飽和特性に望ましい効果を有する。以上によりこのトランスはより大きなパワーに耐えることができ、これによって超音波エコー距離センサで圧電素子からの音圧を大きくすることができ、またこの超音波エコー距離センサの装置全体は、さらに遠くの対象物を検出することができる。さらに、超音波エコー距離センサのアプリケーションにおいて利用できる設置スペースが低減されなければならない場合に、これを従来のEPトランスと同じパワー特性で達成することができる。
さらに中央脚部100および外側脚部110a,110bに異なる材料が用いられてよい。中央脚部にはたとえば高耐磁気飽和性材料が用いられてよい。特にこの中央脚部の材料は、外側脚部の材料より高い耐磁気飽和性であってよい。たとえば中央脚部には高磁気飽和性のフェライト材料が用いられてよく、また外側脚部には高透磁率のフェライト材料が用いられてよい。この中央脚部においては、1つの空隙が存在していてよい。この空隙は、実際の空隙として形成されていてよい。このような実施形態を、図6を参照して後にさらに詳細に説明する。さらにこの空隙は、この中央脚部における1つの実際の空隙の代わりに、この中央脚部に適合した1つの材料によって実現されていてよい。たとえば、この中央脚部は、鉄粉から製造され、また外側脚部は、フェライトから製造されていてよい。中央脚部が鉄粉から成る材料を含む場合、この中央脚部の長さに渡って分布した空隙が生成され、この空隙はこの鉄粉の個々の鉄粉結晶粒の間に形成される。
図3Bおよび5Aに示す電子トランス素子1,2では、外側脚部110a,110bは一体に1つのハウジングの形状あるいは1つのキャップコア(Kernkappe)/完全つぼ型(Vollschale)の形状で実現されている。棒形状の中央脚部100は、好ましくはこのハウジングの長さより短く、すなわち凹部1111b,1112bの側面側の境界面の間の最大距離よりも短く、これによって外部の磁場ノイズは、外側脚部100bを通って導かれ、こうしてこのトランス素子2の巻線には電圧ノイズがほとんど無いかあるいは極めて僅かに誘導される。図5Aに示す実施形態では、外側脚部110の切欠部1111b,1112bが外側に対し開放されておらず、その代わりに、これら両側の端部で磁気的に導通するように実現されており、磁場ノイズは、極めて効率良くこの中央脚部100から遠ざけられ、これによってこのように実現されたトランスは、極めて大きな磁場ノイズ耐性を有する。
図6は、ワイヤ121の接続のための接続部材141と一次巻線のワイヤ121に電圧を印加するための接続部材142とを有する1つの接続機構140、およびワイヤ122の接続のための接続部材151と二次巻線のワイヤ122に電圧を印加するための接続部材152とを有する1つの接続機構150の1つの実施形態を示す。図3Aに示す実施形態と異なり、接続機構140は、その側面側に配設された1つのフランジ160を備え、接続機構150は、その側面側に配設された1つのフランジ170を備える。これら2つのフランジは、それぞれ1つの開口部161あるいは1つの開口部171を備え、中央脚部100の端部101が接続機構140上に戴置され、かつこの中央脚部の端部102が接続機構150上に戴置されるように、これらの開口部を通って、2つのフランジの間に挿入することができる。中央脚部100のこれらの2つの端部101および102は、たとえば接着剤130を用いて、それぞれの接続機構140および150に固定されていてよい。
これら2つの側面側のフランジ160および170の他に、図6に示す実施形態での中央脚部100は、1つの空隙LSを備える。このようにこの中央脚部は、2つの二分割部100aおよび100bを備え、これらはこの空隙LSを介してカップリングされている。上記で説明したように、この空隙は空気で充填されている必要はなく、中央脚部を通って磁束を導くことに関して空気が充填された間隙のように作用する、1つの別の材料を含んでよい。実際この間隙においては、たとえばプラスチックからなる材料が配設されていてもよい。
中央脚部100の二分割部100aは、接続機構140に固定されている。中央脚部100の二分割部100bは、接続機構150に固定されている。中央脚部のこれら2つの二分割部100aおよび100bを固定するために、上記の空隙LSに接着剤130が設けられてよい。この中央脚部における空隙により、より良好なノイズ耐性が可能となる。
フランジ160と170との間に配設された中央脚部の部分は、ワイヤ121および122によって直に巻回される。側面側のフランジ160および170は、中央脚部100からのこれらのワイヤ121,122の側部側へのずれ落ちを防ぐように形成されている。
図7は、1つのコイルボビン200の1つの実施形態を示し、このコイルボビンは中央脚部100および外側脚部110a,110bと共に、本発明による電子トランス素子の構築に利用することができる。このコイルボビン200は、たとえばこの中央脚部に一次巻線として巻回され得るワイヤ121に電圧を印加するための1つの接続機構140と、たとえばこの中央脚部に二次巻線として巻回され得るワイヤ122に電圧を印加するための1つの接続機構150とを備える。これらの接続機構140,150はそれぞれ、それぞれのワイヤ121,122をこれらの接続機構に終端するための1つの接続部材141あるいは151を備える。さらにこれらの接続機構140,150はそれぞれ、それぞれのワイヤに電圧を印加するための1つの接続部材142,152を備える。
接続機構140には1つのフランジ160が、また接続機構150には1つのフランジ170が、それぞれ側面側に配設されている。図6に示す互いに接続されていない接続機構(複数)の実施形態と異なり、図7の2つの接続機構140および150は、1つの支持部材180によって互いに結合されている。この支持部材180は、上記のフランジ160と170との間に配設されている。この接続部材180は、1つの中空円筒の壁の一部として形成されていてよい。この支持部材180は、たとえば図1Bに示す中央管部1250の1つの二分割部として形成されていてよく、たとえば1つの半円形状の断面を有してよい。これらの接続機構140および150、側面側フランジ160および170,および支持部材180は、たとえば同じ材料から製造されていてよい。
このコイルボビン200を有する電子トランス素子の製造のために、中央脚部100は、フランジ160,170の開口部161,171を通って挿入され、支持部材180上に配設される。この支持部材180および、この支持部材上に直に戴置されていない中央脚部の表面の一部は、次にワイヤ121,122で巻回される。側面側のフランジ160および170は、この巻回された支持部材および巻回された中央脚部100の部分からのこれらのワイヤ121,122の側部側へのずれ落ちを防ぐように形成されている。この巻回工程が終了した後、外側脚部100aあるいは100bが、コイルボビン200上に戴置され、このコイルボビンと共に、特に上記の接続機構140,150と共に、接着結合によって固定される。
図8は、1つのコイルボビン300の1つの実施形態を示し、このコイルボビンは中央脚部100および外側脚部110a,110bと共に、本発明による電子トランス素子の構築に利用することができる。このコイルボビン300は、ワイヤ121に電圧を印加するための1つの接続機構140と、ワイヤ122に電圧を印加するための1つの接続機構150とを備える。これらの接続機構140,150はそれぞれ、それぞれの導電体121,122をこのコイルボビンに終端するための1つの接続部材141,151と、これらの導電体121,122に電圧を印加するための1つの接続部材142,152とを備える。
コイルボビン300は、接続機構140と接続機構150との間に配設されている1つの中央管部190を備える。この中央管部190は、1つの中空円筒191および1つの中空円筒192を備え、これらは互いに少なくとも1つの材料ブリッジ193a,193bを介して結合されている。この少なくとも1つの材料ブリッジは、1つの中空円筒の少なくとも1つのセグメントとして形成されていてよい。この中空円筒191,192の少なくとも1つの材料ブリッジ193a,193bの胴囲方向の幅は、この中空円筒191,192の胴囲より小さい。こうしてこの少なくとも1つの材料ブリッジ193a,193bの面積は、このそれぞれの中空円筒の外面積より小さい。これら2つの中空円筒の間に複数のブリッジが配設されている場合、これらのブリッジは互いに結合されておらず、したがってそれらの、この中空円筒190の長手方向に延在する長手側の間には、それぞれ1つの空隙が存在している。図8に示す実施形態例においては、これらの2つの中空円筒の間に2つのブリッジ193a,193bが配設されている。これらの中空円筒191,192は、これらの中空円筒191,192の間に配設されたブリッジ193a,193bを介して結合されている。
中空円筒191は、接続機構140と堅く結合されている。中空円筒192は、接続機構150と堅く結合されている。これらの接続機構140,150,および中央管部190は、たとえば同じ材料から製造されていてよい。
このコイルボビン300を有する電子トランス素子の組み立ての際には、中央脚部100が中央管部190の開口部194,195に挿入される。次に、この中央管部はワイヤ121,122で巻回される。この際、中央脚部を中央管部に配設後に、上記の2つのブリッジ193a,193bの間にある、この中央脚部の表面は、上記のワイヤ121,122で直に巻回される。次に外側脚部110aあるいは110bが、中央脚部100あるいはコイルボビン300の上に戴置され、この中央脚部100あるいはコイルボビン300と、たとえば接着結合によって堅く固定される。
ワイヤ121,122による巻回では、これら2つのワイヤは、上記の中央脚部の中央部の第1の部分に巻回される。この中央脚部の中央部の第1の部分は、この中央脚部を中央管部190に挿入した後は、上記のブリッジ193a,193bの間にある。この中央脚部の中央部の第2および第3の部分は、中空円筒191および192によって包囲されている。これらのワイヤ121,122による巻回では、上記の中央脚部の中央部の第1の部分は、直にワイヤで巻回される。さらに、これらのワイヤは、中空円筒191および192の外側表面上に巻回される。
図1Bに示すコイルボビン12と異なり、このコイルボビン300は、2つの中空円筒191および192の側面側端部に側面側フランジを全く備えていない。さらに上記の中央管部は、上記の2つのブリッジ193a,193bによって分断されている。中央管部190の上記のワイヤによる巻回では、コイルボビン300では、その巻回スペースが、コイルボビン12の実施形態と比べて大きくなっている。
変形実施例200または300の1つのコイルボビン, 実施例110aまたは110bの外側脚部,および支持部材180上またはコイルボビン200,300の分断された中央管部190に配設されている中央脚部100が用いられている電子トランス素子の実施形態では、図1Bに示すような、完全に連続した中央管部を有するEPトランスに対して、その巻回スペースは、顕著に拡大されている。しかしながらこの電子トランスではさらに、1つのコイルボビンが用いられているので、EPトランスで用いられた巻回技術は維持することができる。中央脚部100および支持部材180あるいは2つの中空円筒191,192は、たとえば「フライヤ」を用いて巻回することができる。もう1つの可能性は、上記のコイルボビン200,300自体を回転させながら移動し、このコイルボビン自身がワイヤ121,122を中央脚部の中央部103上に巻回することである。
図9は、図3Bおよび5Aに示す電子トランス1,2の1つの製造方法の1つの実施形態を提示する。実施ステップA1においては、まず端部101,102およびこれらの間に配設された中央部103を有する1つの中央脚部100が準備される。この中央脚部100は、1つの棒形状のコアとして形成されている。さらに1つの外側脚部110aまたは1つの外側脚部110bが、1つの底面112および対向する側壁113,114を有する一体の部品として準備される。これらの側壁113,114は、それぞれ1つの凹部1111a,1112aあるいは1111b,1112bを備える。外側脚部110a,110bは、1つのEP構造に似た、しかしながら中央脚部の無い、1つのつぼ形状のコアとして形成されている。凹部1111a,1112aあるいは1111b,1112bは、EPコアでは中央脚部がある部位にそれぞれ存在する。中央脚部100および外側脚部110a,110bは、同じ軟磁性材料から製造されていてよい。
さらに、1つの第1のワイヤ121の接続のためおよびこの第1のワイヤ121への電圧の印加のための1つの第1の接続機構140と、およびこの第1のワイヤと異なるこの第2のワイヤ122の接続のための1つの第2の接続機構150が準備される。これらの接続機構140および150は、互いに結合されていない。これらの接続機構140および150は、それぞれ2つのピン列を備えてよい。ここでこれらのピンは、U形状に形成されていてよく、かつこれらのピンが接続機構の材料から突出するように、これらの材料に埋め込まれていてよい。これらのピンの終端は、接続部材141,142あるいは151,152を形成する。
ステップB1において、上記の接続機構140が中央脚部100の端部101に固定され、また上記の接続機構150が中央脚部100の端部102に固定される。これらの接続機構140および150は、たとえばこの中央脚部の2つの端部101,102と接着されてよい。これは好ましくは、複数の入れ子(Nester)が存在し、またこれらが同時に運搬用の台座(Transportaufnahme)として理想的に用いられる1つの装置で行われる。
これに続く1つのステップC1において、中央脚部100は、ワイヤ121および122で巻回される。中央脚部100は、好ましくはフライヤを用いて巻回されてよい。このため事前に製造された中央脚部は、その接着された接続機構(複数)と共に1つの巻回機に設置されてよい。この巻回機は、光透過性の材料から成る2つのプレートを備えてよい。たとえば、350nm〜410nmの光を透過するシリコーンからなるプレートが用いられてよい。これら2つのプレートは、一緒にかつ別々に動かされてよい。中央脚部がその接着された接続機構(複数)と共にこの巻回機に挿入され、この巻回機の2つのプレートは、一緒に動かされ、こうしてこの中央脚部を適所に保持する。これらのプレートはこうしてこの中央脚部の保持部を形成する。事前にUV硬化接着剤が、巻回スペースに接する側に塗布されてよい。これは巻回している間に、接着剤が含浸されたフェルトを利用して連続的に行われてもよい。ワイヤ121,122の接続機構141,151への巻回と終端は、フライヤおよび固定器具(Fangvorrichtung)を用いて行うことができる。以上によりこれらのワイヤ121,122は、接続機構140,150に接続することができる。続いてUV硬化性接着剤が、巻回された中央脚部に、この巻回部の機械的剛性を高めるために、塗布されてよい。光透過性のプレートの背面にあるフラッシュランプまたはUV−LEDから短時間の極めて強度の大きい、UV成分を含む光が照射されてよく、これによって光に曝露されたUV硬化接着剤が瞬時に硬化される。ここでこの巻回機は、開放されてよく、また巻回されたコアが取り出されてよい。
これに続くステップD1において、はんだ処理が行われ、ここで接続機構141,151へ終端されるワイヤがこれらの接続機構とはんだ付けされる。ステップE1において、この巻回されたコアは試験用の台座(Pruefaufnahme)に設置され、二次巻線がインダクタンス測定装置,たとえばLCRメータと電気的に接続される。ステップF1において、中央脚部100の端部101,102の上および/または外側脚部110a,110bの側壁113,114のそれぞれの凹部1111a,1112a,あるいは1111b,1112bの上に、接着剤が塗布される。
ステップG1において、中央脚部の端部101,102は、外側脚部110aのそれぞれの凹部1111a,1112a,あるいは外側脚部/つぼ型コア110bのそれぞれの凹部1111b,1112bに挿入され、ここでこの外側脚部110a,110bは、中央脚部100上で動かされ、またはこの中央脚部100は、外側脚部/つぼ型コア110a,110b上で動かされる。これらのつぼ型コア110a,110bは、電動式に、巻回された中央脚部100上に戴置されてよい。この中央脚部100あるいは外側脚部110a,110bが動いている間に、二次巻線のワイヤ122のインダクタンスが測定されてよい。この中央脚部100あるいは外側脚部110a,110bの動きは、測定されるインダクタンスが所定の規定値に達すると停止される。塗布された接着剤は、この時点で既に、中央脚部とつぼ型コアとの間の空隙を覆っている。この接着剤は、しかしながらまだ液状の状態である。
ステップH1において、中央脚部の端部101,102と外側脚部のそれぞれの凹部1111a,1112aあるいは1111b,1112bとの間の接着剤の硬化が行われる。UV硬化性接着剤が用いられている場合は、この接着剤を瞬時に硬化するために、たとえばUV−LEDアレイまたはフラッシュランプからのUVフラッシュ光が用いられてよい。
図10は、1つのコイルボビン200あるいは300を有する1つの電子トランス製造のための1つの方法の1つの実施形態を提示する。ステップA2においては、端部101,102およびこれらの間に配設された中央部103を有する1つの中央脚部100が準備される。この中央脚部100は、たとえば1つの棒形状のコアとして形成されていてよい。さらに1つの外側脚部110aまたは110bが、1つの底面112および対向する側壁113,114を有する一体の部品として準備される。これらの側壁113,114は、それぞれ1つの凹部1111a,1112aあるいは1111b,1112bを備える。外側脚部110a,110bは、1つのEP構造に似た、しかしながら中央脚部の無い、1つのつぼ形状のコアとして準備されてよい。上記の凹部は、EPコアではこの中央脚部がある部位に設けられていてよい。中央脚部100および外側脚部110a,110bは、同じ軟磁性材料から製造されていてよい。
さらに、図7を参照して示しかつ説明されたように、中央脚部100の支持のための支持部材180を有するコイルボビン200が準備される。このコイルボビン200はさらに、すくなくとも1つの第1のワイヤ121との接続のためおよびこの少なくとも1つの第1のワイヤへの電圧の印加のための1つの接続機構140と、すくなくとも1つの第2のワイヤ122との接続のためおよびこの少なくとも1つの第2のワイヤへの電圧の印加のための1つの接続機構150とを備える。これら2つの接続機構は、それぞれのワイヤ121,122をそれぞれの接続機構140,150に接続あるいは終端するための接続部材141,151、およびそれぞれのワイヤ121,122に電圧を印加するための接続部材142,152を備える。
第1の接続機構140には1つの第1のフランジ160が、また第2の接続機構150には1つの第2のフランジ170が配設されている。第1のフランジと第2のフランジとの間には、中央脚部100を戴置するための1つの支持部材180が配設されており、ここでこの支持部材180は、中央脚部をこの支持部材上に戴置する際に、この中央脚部100の中央部103の表面の第1の部分が支持部材180上に戴置され、この中央脚部100の中央部103の表面の第2の部分が支持部材180上に戴置されないように、形成されている。
ステップB2において、中央脚部100の中央部103が支持部材180上に配設される。上記の中央脚部の中央部の表面の第1の部分は、この支持部材と接着されてよい。ステップC2において、この支持部材180および上記の中央脚部100の中央部103の表面の第2の部分は、第1および第2のワイヤ121,122で巻回される。この巻回工程の後、これらのワイヤ121,122は、上記の接続機構140,150のそれぞれの接続部材141,151に接続される。これにはんだ処理ステップD2が続き、ここでは接続部材141,151に終端されるワイヤ終端がこれらの接続部材とはんだ付けされる。
ステップE2において、このように巻回されたコアは試験用の台座に設置され、二次巻線がインダクタンス測定装置,たとえばLCRメータと電気的に接続される。ステップF2において、中央脚部の端部101,102の上および/または外側脚部110aあるいは110bののそれぞれの凹部1111a,1112a,あるいは1111b,1112bの上に、接着剤が塗布される。
この接着剤は、UV硬化性の接着材であってよい。
ステップG2において、中央脚部100の端部101,102は、外側脚部のそれぞれの凹部1111a,1112a,あるいは1111b,1112bに挿入され、ここで中央脚部がこれらの凹部に配設されるまで、中央脚部が外側脚部上で動かされ、または外側脚部が中央脚部上で動かされる。この外側脚部は、たとえば電動式に、巻回された中央脚部上に戴置されてよい。この中央脚部100あるいは外側脚部110a,110bが動いている間に、二次巻線のワイヤ122のインダクタンスが測定される。この中央脚部100あるいは外側脚部110a,110bの動きは、測定されるインダクタンスが所定の規定値に達すると停止される。塗布された接着剤は、この時点で既に、中央脚部100と外側脚部110との間の空隙を覆っている。この接着剤は、しかしながら最初はまだ液状の状態である。
ステップH2において、中央脚部の端部101,102と、外側脚部の側壁113,114のそれぞれの凹部1111a,1112aあるいは1111b,1112bとの間の接着剤の硬化が行われる。UV硬化性接着剤を用いる場合は、この接着剤を瞬時に硬化する、たとえばUV−LEDアレイまたはフラッシュランプからのUVフラッシュ光が用いられてよい。
この接着剤には、嫌気性のUV硬化接着剤が用いられてよく、しかしながら、アクリル系のたとえば2成分硬化型(dualhaertend)のエポキシ樹脂も用いられてよい。嫌気性の接着剤は、様々な環境条件によって硬化する。この環境条件には金属イオンとの接触、UV光の照射,および1つの温度への接着剤の加熱がある。自由金属イオンは、とりわけフェライト加工部品の表面上に捕獲される。架橋されていない接着剤残部の完全硬化は、時間を延ばすことによって行われてよく、または接着部位を金属イオン、特に銅イオンによって汚すことによって加速することができる。さらにこの硬化は、完成した部品を100℃以上の温度に数分間置くことによって行うことができる。
10 : 中央脚部
11 : 外側脚部
12 : コイルボビン
100 : 中央脚部
110 : 外側脚部
111 : 保持機構
112 : 底面
113, ..., 116 : 側壁
120 : ワイヤ
130 : 接着剤
140 : 接続機構
150 : 接続機構
160 : フランジ
170 : フランジ
180 : 支持部材
190 : 分断された中央管部
200 : コイルボビン
300 : コイルボビン

Claims (15)

  1. 電子トランス素子であって、
    1つの第1の端部(101)および1つの第2の端部(102)と、当該第1の端部(101)と当該第2の端部(102)との間に配設されている1つの中央部(103)とを有する1つの中央脚部(100)と、
    1つの外側脚部(110a,110b)であって、前記中央脚部(100)を当該外側脚部(110a,110b)に保持するための1つの保持機構(111)を有する外側脚部(110a,110b)と、
    を備え、
    前記中央脚部(100)の前記第1の端部(101)および前記第2の端部(102)の内の少なくとも1つは、前記外側脚部(110a,110b)の前記保持機構(111)に保持されており、
    前記中央脚部(100)の中央部(103)の表面の少なくとも一部は、少なくとも2つのワイヤ(121,122)で直に巻回されている、
    ことを特徴とする電子トランス素子。
  2. 請求項1に記載の電子トランス素子において、
    前記外側脚部(110a,110b)は、1つの底面(112)および少なくとも1つの側壁(113,114,115,116)を有する1つの一体の胴体部として形成されており、当該底面(112)および当該少なくとも1つの側壁(113,114,115,116)は、当該一体の胴体部における空洞(117)を形成し、当該空洞(117)は当該底面の反対側が開放されており、
    前記中央脚部(100)の1つの表面(O100)は、前記一体の胴体部の前記底面(112)および前記少なくとも1つの側壁(113,114,115,116)から少なくとも部分的に包囲されている、
    ことを特徴とする電子トランス素子。
  3. 請求項2に記載の電子トランス素子において、
    前記一体の胴体部の前記少なくとも1つの側壁(113,114)は、前記保持機構(111)を備えることを特徴とする電子トランス素子。
  4. 請求項2または3に記載の電子トランス素子において、
    前記外側脚部(110a,110b)は、1つの第1の側壁(113)および1つの第2の側壁(114)を備え、当該第1の側壁(113)および当該第2の側壁は対向して配設されており、
    前記第1の側壁および前記第2の側壁のそれぞれは、前記空洞(117)に向いている1つの内面(I113,I114)と、前記空洞(117)に向いていない1つの外面(A113,A114)とを備え、
    前記保持機構(111)は、1つの第1の保持要素(1111a,1111b)と1つの第2の保持要素(1112a,1112b)とを備え、
    前記第1の側壁(113)は、前記第1の保持要素(1111a,1111b)を備え、かつ前記第2の側壁(114)は、前記第2の保持要素(1112a,1112b)を備え、
    前記中央脚部の前記第1の端部(101)は、前記第1の保持要素(1111a,1111b)に保持されており、かつ前記中央脚部の前記第2の端部(102)は、前記第2の保持要素(1112a,1112b)に保持されている、
    ことを特徴とする電子トランス素子。
  5. 請求項4に記載の電子トランス素子において、
    前記第1の保持要素(1111a,1111b)および前記第2の保持要素(1112a,1112b)は、それぞれ前記第1の側壁(113)および前記第2の側壁(114)の1つの切欠き部として形成されており、
    前記第1の側壁(113)および前記第2の側壁(114)におけるそれぞれの前記切欠き部(1111a,11112a)は、前記第1の側壁(113)および前記第2の側壁(114)のそれぞれの内面(I113,I114)からそれぞれの外面(A113,A114)まで延伸している、
    ことを特徴とする電子トランス素子。
  6. 請求項4に記載の電子トランス素子において、
    前記第1の保持要素(1111b)および前記第2の保持要素(1112b)はそれぞれ、前記第1の側壁(113)および前記第2の側壁(114)における1つの凹部として形成されており、
    前記第1の側壁(113)の凹部および前記第2の側壁(114)の凹部は、前記第1の側壁(113)および前記第2の側壁(114)それぞれの前記内面(I113,I114)から、前記第1の側壁および前記第2の側壁のそれぞれの厚さよりも小さい深さまで、それぞれの前記第1の側壁および前記第2の側壁の中へ延伸している、
    ことを特徴とする電子トランス素子。
  7. 請求項5または6に記載の電子トランス素子において、
    前記中央脚部(100)は、前記第1の側壁(113)の前記外面(A113)と、前記第2の側壁(114)の前記外面(A114)との間の距離より短いことを特徴とする電子トランス素子。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子トランス素子において、
    前記中央脚部(100)および前記外側脚部(110)は、異なる材料から成ることを特徴とする電子トランス素子。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電子トランス素子において、
    前記中央脚部(100)は、1つの空隙を備えることを特徴とする電子トランス素子。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の電子トランス素子において、
    前記中央脚部(100)は、前記外側脚部(110a,110b)と当該中央脚部(100)との間に1つの空隙(LS)が存在するように、前記保持機構(111)に保持されていることを特徴とする電子トランス素子。
  11. 請求項9または10に記載の電子トランス素子において、
    前記空隙(LS)には接着剤(130)が存在することを特徴とする電子トランス素子。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の電子トランス素子において、
    前記少なくとも2つのワイヤの内の1つの第1のワイヤ(121)の接続のための1つの第1の接続部材(141)と、前記第1のワイヤ(121)に電圧を印加するための1つの第2の接続部材(142)とを備えた1つの第1の接続機構(140)と、
    前記少なくとも2つのワイヤの内の1つの第2のワイヤ(122)の接続のための1つの第1の接続部材(151)と、前記第2のワイヤ(122)に電圧を印加するための1つの第2の接続部材(152)とを備えた1つの第2の接続機構(150)と、
    を備え、
    前記第1の接続機構(140)および前記第2の接続機構(150)は、互いに接続されておらず、
    前記中央脚部(100)の前記第1の端部(101)は、前記第1の接続機構(140)に固定されており、前記中央脚部(100)の前記第2の端部(102)は、前記第2の接続機構(150)に固定されている、
    ことを特徴とする電子トランス素子。
  13. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の電子トランス素子において、
    前記少なくとも2つのワイヤの内の1つの第1のワイヤ(121)を接続し、当該第1のワイヤ(121)に電圧を印加するための1つの第1の接続機構(140)と、前記少なくとも2つのワイヤの内の1つの第2のワイヤ(122)を接続し、当該第2のワイヤ(122)に電圧を印加するための1つの第2の接続機構(150)とを有する1つのコイルボビン(200)を備え、
    前記第1の接続機構(140)と前記第2の接続機構(150)との間には、前記中央脚部(100)を戴置するための支持部材(180)が配設されており、
    前記支持部材(180)は、前記中央脚部(100)の前記中央部(103)の表面の第1の部分が前記支持部材(180)上に戴置され、前記中央脚部(100)の前記中央部(103)の表面の第2の部分が前記支持部材(180)上に戴置されないように、形成されている、
    ことを特徴とする電子トランス素子。
  14. 電子トランス素子の製造方法であって、
    第1の端部(101)および第2の端部(102)と、当該第1の端部と当該第2の端部との間に配設された中央部(103)とを有する1つの中央脚部(100)を準備するステップと、
    1つの外側脚部(110a,110b)を、それぞれ1つの凹部(1111a,1111b,1112a,1112b)を備えた、対向する第1の側壁(113)および第2の側壁(114)を有する1つの底面(112)を有する一体の部品として準備するステップと、
    1つの第1のワイヤ(121)の接続のためおよび当該第1のワイヤ(121)への電圧の印加のための1つの第1の接続機構(140)と、当該第1のワイヤと異なる1つの第2のワイヤ(122)の接続のための1つの第2の接続機構(150)を準備するステップであって、前記第1の接続機構(140)および前記第2の接続機構(150)は互いに結合されていないステップと、
    前記第1の接続機構(140)を前記中央脚部の前記第1の端部(101)に固定し、前記第2の接続機構(150)を前記中央脚部の前記第2の端部(102)に固定するステップと、
    前記中央脚部(100)を前記第1のワイヤ(121)および前記第1のワイヤ(122)で巻回するステップと、
    前記第1のワイヤ(121)を前記第1の接続機構(140)に接続し、前記第2のワイヤ(122)を前記第2の接続機構(150)に接続するステップと、
    前記中央脚部の前記第1の端部(101)および前記第2の端部(102)の上、および/または前記第1の側壁(113)および前記第2の側壁(114)のそれぞれの前記凹部(1111a,1111b,1112a,1112b)の上に接着剤を塗布するステップと、
    前記外側脚部(110a,110b)の移動および/または前記中央脚部(100)の移動によって、前記中央脚部の前記第1の端部(101)および前記第2の端部(102)を、前記第1の側壁(113)および前記第2の側壁(114)のそれぞれの前記凹部(1111a,1111b,1112a,1112b)の中へ挿入するステップと、
    前記外側脚部(110a,110b)の移動およびまたは前記中央脚部(100)の移動の間に、前記第2のワイヤ(122)のインダクタンスを測定するステップと、
    測定された前記インダクタンスが所定の規定値に達した場合、前記外側脚部(110a,110b)の移動および/または前記中央脚部(100)の移動を停止するステップと、
    前記中央脚部(100)の前記第1の端部(101)および前記第2の端部(102)と、前記外側脚部(110a,110b)の前記第1の側壁(113)および前記第2の側壁(114)のそれぞれの前記凹部(1111a,1111b,1112a,1112b)との間の接着剤(130)を硬化するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  15. 電子トランス素子の製造方法であって、
    第1の端部(101)および第2の端部(102)と、当該第1の端部と当該第2の端部との間に配設された中央部(103)とを有する1つの中央脚部(100)を準備するステップと、
    1つの外側脚部(110a,110b)を、それぞれ1つの凹部(1111a,1111b,1112a,1112b)を備えた、対向する第1の側壁(113)および第2の側壁(114)を有する1つの底面(112)を有する一体の部品として準備するステップと、
    少なくとも2つのワイヤの内の1つの第1のワイヤ(121)を接続し、当該第1のワイヤ(121)に電圧を印加するための1つの接続機構(140)と、前記少なくとも2つのワイヤの内の1つの第2のワイヤ(122)を接続し、当該第2のワイヤ(122)に電圧を印加するための1つの接続機構(150)とを有するコイルボビン(200)を準備するステップであって、前記第1の接続機構(140)と前記第2の接続機構(150)との間には、前記中央脚部(100)を戴置するための1つの支持部材(180)が配設されており、当該支持部材(180)は、前記中央脚部を当該支持部材(180)に戴置する際に当該中央脚部(100)の中央部(103)の表面の第1の部分が前記支持部材(180)上に戴置され、前記中央脚部(100)の中央部(103)の表面の第2の部分が前記支持部材(180)上に戴置されないように形成されているステップと、
    前記中央脚部(100)の中央部(103)を前記支持部材上(180)に配設するステップと、
    前記支持部材(180)および前記中央脚部(100)の中央部(103)の表面の前記第2の部分が、前記第1のワイヤおよび前記第2のワイヤ(120)で巻回されるステップと、
    前記第1のワイヤ(121)を前記第1の接続機構(163)に接続し、前記第2のワイヤ(122)を前記第2の接続機構(164)に接続するステップと、
    前記中央脚部の前記第1の端部(101)および前記第2の端部(102)の上、および/または前記第1の側壁(113)および前記第2の側壁(114)のそれぞれの前記凹部(1111a,1111b,1112a,1112b)の上に接着剤(130)を塗布するステップと、
    前記外側脚部(110a,110b)の移動および/または前記中央脚部(100)の移動によって、前記中央脚部の前記第1の端部(101)および前記第2の端部(102)を、前記第1の側壁(113)および前記第2の側壁(114)のそれぞれの前記凹部(1111a,1111b,1112a,1112b)の中へ挿入するステップと、
    前記外側脚部(110a,110b)の移動およびまたは前記中央脚部(100)の移動の間に、前記第2のワイヤ(122)のインダクタンスを測定するステップと、
    測定された前記インダクタンスが所定の規定値に達した場合、前記外側脚部(110a,110b)の移動および/または前記中央脚部(100)の移動を停止するステップと、
    前記中央脚部の前記第1の端部(101)および前記第2の端部(102)と、前記外側脚部(110)の前記第1の側壁(113)および前記第2の側壁(114)のそれぞれの前記凹部(1111a,1111b,1112a,1112b)との間の接着剤(130)を硬化するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
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