JPH063099Y2 - チェーン式オーバーヘッドドアのロック装置 - Google Patents

チェーン式オーバーヘッドドアのロック装置

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JPH063099Y2
JPH063099Y2 JP1987159538U JP15953887U JPH063099Y2 JP H063099 Y2 JPH063099 Y2 JP H063099Y2 JP 1987159538 U JP1987159538 U JP 1987159538U JP 15953887 U JP15953887 U JP 15953887U JP H063099 Y2 JPH063099 Y2 JP H063099Y2
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JP
Japan
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chain
door body
door
guide rail
winding shaft
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Application number
JP1987159538U
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English (en)
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JPH0164567U (ja
Inventor
幸平 宿沢
Original Assignee
三和シャッター工業株式会社
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、閉鎖状態にあるチェーン式オーバーヘッド
ドア(以下OHドアと記載する)のドア本体を外部から
無理な力で持上げた際に、ドア本体が上動するのを防止
する自動ロック装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般的なOHドアを、第4図に基づいて説明する。OH
ドアAはドア本体Bと、このドア本体Bを案内するガイ
ドレールCと、前記ドア本体Bを吊下げるワイヤロープ
1を巻取自在にする巻取シャフトDと、この巻取シャフ
トDに正逆の回転を伝動するチェーンホイストEと、こ
のチェーンホイストEを作動するエンドレス状のハンド
チェーン2と、このハンドチェーン2を掛止するロック
ピース3で構成している。さらに詳しく説明すると、上
記ドア本体Bは両端部にローラ4を設けたパネル5を上
下に連結してあり、左右両側のローラ4を建物躰体の間
口開口部の両側に設けた垂直レールと水平レールからな
る上記ガイドレールCに夫々収嵌して、ドア本体Bを滑
動自在にしている。また上記巻取シャフトDの両側には
ワヤドラム6を設けてあり、このワヤドラム6と上記ド
ア本体Bの両側下端部の吊り元7を連結するワイヤロー
プ1を巻取自在にしている。さらに上記巻取シャフトD
には捩りコイルバネ8を巻装してあり、上記ワイヤロー
プ1を常時巻取方向に付勢させて、ドア本体Bを上り勝
手方向に付勢させている。また上記チェーンホイストE
には、開閉操作用のハンドチェーン2を係合させてあ
り、この操作で正逆に回転するスプロケットと上記ワヤ
ドラム6のスプロケット間を巻掛伝動して巻取シャフト
Dを正逆に回転させ、ドア本体Bを上下動自在にするも
のである。そしてハンドチェーン2のドア本体Bを閉操
作する側のチェーンを、上記ガイドレールCの中途高さ
位置(床から約1,200mm)から突設したフック状のロッ
クピース3に掛止することでドア本体Bの持上がりを防
止している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが例えば小開口用のOHドアなどの場合には、ド
ア本体の重量が軽量となるので、外部からドア本体を無
理な力で持上げるとドア重量によっては持上がることが
あった。これは当初はワイヤロープが巻取シャフトの巻
取方向への付勢力で巻取られ、巻取シャフトの回転をチ
ェーンホイスト側へ逆伝動させ、閉操作側のチェーンを
引き上げるように作用するが、このチェーンはロックピ
ースに掛止しているので、ドア本体の持上がりは阻止さ
れる。しかし、上記状態以後、さらにドア本体の重量以
上に力をくわえることで、ロックされている巻取シャフ
トとは無関係に、ワイヤロープの張力を緩ませあるいは
解消させながらもドア本体が上動可能となり、ドア本体
がその重量の軽重によっては持上がることがあり、防盗
上の問題点があった。
この考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、ドア重
量の軽重に関係なく、閉鎖状態にあるドア本体を外部か
ら持上げることによって生じるハンドチェーンの引っ張
りに連動して、ドア本体に直接的に作用するロック装置
を提供することを技術的課題とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記問題点を解決するために、建物躰体に取
付けたガイドレールに収嵌するローラを両側に具備する
ドア本体と、このドア本体を吊り下げる連結材を常時巻
取方向に付勢する付勢体を具備する巻取シャフトと、こ
のハンドチェーンの操作によって作動され前記巻取シャ
フトに正逆の回転を伝動するチェーン式開閉機構からな
るOHドアにおいて、前記ドア本体の閉鎖時における前
記ローラ位置上方の前記ガイドレールの相当位置に、前
記ハンドチェーンの前記ドア本体を閉操作する側のチェ
ーンを係脱自在にすると共にハンドチェーンの上下移動
に連動して前記ガイドレール内に出没するストッパを設
けたOHドアのロック装置を構成したものである。
〔作用〕
この考案のロック装置によれば、閉鎖状態にあるOHド
アのドア本体を外部から無理に持上げると、この持上げ
に連動して巻取シャフトが回動してワイヤロープを巻取
り、その回動が巻取シャフト側からチェーン式開閉機構
側に逆伝動してストッパに係止したドア閉操作側のチェ
ーンを上動させる。このチェーンの上動に伴い、上記ス
トッパがガイドレール内に突出し、持上げにより上動を
始めたドア本体のローラに当接してロック状態にし、ド
ア本体のそれ以上の持上がりを阻止するものである。こ
の僅かながらも持上がったドア本体を下ろせば、巻取シ
ャフトからワイヤロープが巻出されると同時にチェーン
式開閉機構を上記とは逆方向に回転させるので、この開
閉機構に係合したドア閉操作側チェーンは下動し、この
チェーンに係止しているストッパがガイドレール内から
退出して非ロック状態に復帰することになる。
以上のことにより、外部からドア本体を持上げてもロッ
ク装置がドア本体側に直接的に作用するので、ドア本体
がロックされその高さ以上は持上がらず防盗性が得られ
ることになる。
〔実施例〕
この考案に係る一実施例を図面に基づいて説明する。図
面の第1図は作動前のロック装置を示す正面図、第2図
は同ロック装置の作動状態を示す正面図、第3図は同ロ
ック装置の平面図である。なお、この実施例の説明にあ
たり、従来技術と同一部材,同一部位には同一符号を付
し、その構成および作用の説明は省略する。
ドア本体のストッパとなるロック装置Fは、図示するよ
うにガイドレールCの補強アングルC′側に固定するフ
レーム10と、このフレーム10に回動自在に取付け先
端がガイドレールC内に出没するストッパ杆11と、こ
のストッパ杆11の中途部位に回動自在に取付けた連結
杆12で構成している。
上記フレーム10は、第3図に示すように上記補強アン
グルC′に固定する取付部10aと、この取付部10a
の端部から略コ字形に外方に突出して折曲成形したコ字
部10bを有し、このコ字部10bの開口側をガイドレ
ールCの外側面Caに向けるように位置させている。こ
のフレーム10の取付位置は、チェーンホイストEを取
付けるガイドレールC側で、ハンドチェーン2を掛止し
やすい高さ(例えば床から1,200mm)を目安として、ド
ア本体Bを閉鎖した状態で下から3個目と4個目のロー
ラ間の位置が好ましい。そして上記フレーム10の取付
位置に相当するガイドレールCの外側面Caには、上記
ストッパ杆11が出没するための開口Cbを穿設してい
る。上記ストッパ杆11は、その基端部に取付孔を穿設
してあり、上記フレーム10のコ字部10bの対向辺間
に軸止した支軸13に回動自在に軸嵌してある。上記ス
トッパ杆11は、水平状に旋回させたときに、上記ガイ
ドレールCの開口Cbから先端側が突出するとともに、
開口Cbの上辺で上限位置の旋回が規制され、ドア本体
Bの持上がりに伴うローラ4の上動を制止し、下限位置
は上記フレーム10のコ字部10bの対向辺間に軸止し
た規制ピン10cにストッパ杆11の下辺部が当接する
位置で規制されることになる。そしてこのストッパ杆1
1の長さは、ガイドレールCの厚さ方向の中間位置を越
える長さにしてあり、その先端部は旋回下限位置にある
ときに、ガイドレールC内に突出しないようにその状態
で垂直状に切断した鋭角形状にしている。さらに上記ス
トッパ杆11の略中途位置には取付孔を穿設してあり、
側面視略コ字形の上記連結杆12の開口側基部に軸止し
たピン14を上記ストッパ杆11の取付孔に挿通して、
連結杆12を回動自在としている。この連結杆12の上
部にはナットによる雌螺子部を形成してあり、上記ハン
ドチェーン2の環状部2aを掛止するためのフック状の
ロックピース12aを螺着している。
次に以上のように構成したロック装置Fの作動を説明す
る。ドア本体Bを閉鎖後はハンドチェーン2の環状部2
aを、ロック装置Fにおけるロックピース12aに掛止
する。この際ハンドチェーン2は、ドア本体Bを上動す
るときにチェーンホイストE側に引上がる側、換言すれ
ば、ドア本体Bを閉作動させるときに引下げ操作する側
のチェーンを掛止する。上記状態を第1図に示すが、ス
トッパ杆11は自重で自由落下しており、ガイドレール
Cから退出している。この状態で外部から無理にドア本
体Bを持上げると、ドア本体Bを吊下げ支持しているワ
イヤロープ1が巻取シャフトDの巻取方向への付勢力で
巻取られ巻取シャフトDを回動させるので、この回動が
チェーンホイストE側へ伝動され、ロックピース12a
に掛止しているハンドチェーン2を上動させることにな
る。この結果第2図に示すように、連結杆12が垂直状
態のまま上動し、ストッパ杆11を支軸13を支点とし
て上方へ旋回するので、連結杆11がガイドレールCの
外側面Caに穿設した開口Cbから突出して、水平状態
に維持されることになる。ドア本体Bの持上げにつれて
上動してくるローラ4が、このストッパ杆11の下辺部
に当接してドア本体Bの上動を制止し、それ以上の持上
がりを防止することになる。また上記状態にあるドア本
体Bを下せば、これに連結しているワイヤロープ1が巻
取シャフトDから巻出され巻取シャフトDを回動させる
ので、この回動に連動してチェーンホイストEも回動
し、このチェーンホイストEに係合しているハンドチェ
ーン2は、上記とは逆に下動し、ストッパ杆11は自重
で落下して非ロック状態に復帰することになる。このロ
ック装置Fはドア本体Bを外部から無理に持上げる都度
繰り返し作用し、簡単な構造で防盗効果がある。またこ
のロック装置は、ハンドチェーン2をロックピース12
aに掛止することでいわゆる施錠がで、ハンドチェーン
2を外すことで簡単に解錠できるものである。
上記実施例からも明らかなように、このロック装置F
は、ドア本体Bに取付けてあるローラ4の下から3個目
と4個目の間に位置するようにガイドレール側に取付け
ているが、ローラ4の3個目の可及的直上位置に取付け
た方がドア本体Bの持上がりに対して即応したロック作
用をなすことは言うまでもなく、ドア本体の持上がりを
最小限に止めることができる。またこの考案の主旨から
いえば、ドア本体閉鎖時における最上ローラ位置の直上
のガイドレール相当位置にロック装置を設けても、実施
例同様の作用効果が得られるものである。
この考案は使い勝手によっては、次のようにしてもよ
い。ドア本体閉鎖時に、ハンドチェーンを掛止するにあ
たり、予めロックピースを上動させてストッパ杆をガイ
ドレール内に突出させた状態にしておき、この状態を維
持するようにハンドチェーンに張力をもたせてロックピ
ースに掛止する。このような態様にすることによって、
ドア本体が持上がれば、この動作とは無関係に既にガイ
ドレール内に突出させたストッパ杆にローラが当接し
て、ドア本体の上動を制止することができる。
なおこの考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、この考案の主旨に沿って種々の応用と実施態様をと
ることができ、チェーン式開閉機を作動するハンドチェ
ーンの上下移動に連動して、ガイドレールに出没するス
トッパを具備するロック装置を構成するものであればよ
い。
〔考案の効果〕
この考案は以上のように構成したので、閉鎖状態にある
OHドアのドア本体を外部から無理な力で持上げても、
ハンドチェーンの上下移動に連動してロック装置が作用
するので、ドア本体の重量の軽重とは無関係にその高さ
以上ドア本体が上がらず防盗効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図は作動前のロック装置を示す正面図、第2
図は同ロック装置の作動状態を示す正面図、第3図は同
ロック装置の平面図、第4図は従来例を示すOHドアの
内観図である。 A…OHドア(チェーン式オーバーヘッドドア) B…ドア本体、C…ガイドレール C′…補強アングル Ca…ガイドレール外側面 Cb…ガイドレール開口 D…巻取シャフト E…チェーンホイスト(チェーン式開閉機) F…ロック装置(ストッパ) 1…ワイヤロープ、2…ハンドチェーン 4…ローラ、10…フレーム 10c…規制ピン、11…ストッパ杆 12…連結杆、12a…ロックピース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物躰体に取付けたガイドレールに収嵌す
    るローラを両側に具備するドア本体と、このドア本体を
    吊下げる連結材を常時巻取方向に付勢する付勢体を具備
    する巻取シャフトと、ハンドチェーンの操作によって作
    動され前記巻取シャフトに正逆の回転を伝動するチェー
    ン式開閉機構からなるチェーン式オーバーヘッドドアに
    おいて、前記ドア本体の閉鎖時における前記ローラの位
    置上方の前記ガイドレールの相当位置に、前記ハンドチ
    ェーンの前記ドア本体を閉操作する側のチェーンを係脱
    自在にするとともに、このチェーンの上下移動に連動し
    て前記ガイドレール内に出没するストッパを設け、前記
    ドア本体の閉鎖時における前記ローラの上動を阻止する
    ことを特徴とするチェーン式オーバーヘッドドアのロッ
    ク装置。
JP1987159538U 1987-10-19 1987-10-19 チェーン式オーバーヘッドドアのロック装置 Expired - Lifetime JPH063099Y2 (ja)

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JPH0164567U JPH0164567U (ja) 1989-04-25
JPH063099Y2 true JPH063099Y2 (ja) 1994-01-26

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