JPH06309313A - 文書作成装置 - Google Patents

文書作成装置

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JPH06309313A
JPH06309313A JP5098122A JP9812293A JPH06309313A JP H06309313 A JPH06309313 A JP H06309313A JP 5098122 A JP5098122 A JP 5098122A JP 9812293 A JP9812293 A JP 9812293A JP H06309313 A JPH06309313 A JP H06309313A
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JP5098122A
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Inventor
Koichi Sasaki
公一 佐々木
Masaki Fujiwara
正樹 藤原
Hironobu Sato
博信 佐藤
Hirotada Ishikawa
裕惟 石川
Yoichi Kawakami
洋一 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Taga Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Taga Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】計算処理を行う文書作成装置に関し、計算結果
を文書中の任意の位置に出力することができる文書作成
装置を実現する。 【構成】文書作成装置は、文字列計算処理部20を有す
る。文字列計算処理部20は、計算式生成部21、計算
処理部22、出力先指定部23および演算結果出力部2
4よりなる。計算式生成部21は、数値を表す文字列の
指定および演算子の指定操作を行い、指定された数値と
演算子をもとに演算する計算式を生成する。計算処理部
22は、その計算式の演算を行なう。出力先指定部23
は、演算結果の出力位置を指定する。演算結果出力部2
4は、出力形式の変換を行なって作成している文書上に
演算結果を出力する。 【効果】演算結果を任意の位置に出力するようにしたた
め、どのような書式の文書のレイアウトでも計算処理を
行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書作成装置に係り、
特に、フォーマットが既に決められた定形書式で、か
つ、計算を必要とする文書を作成する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワードプロセッサに代表される文書作成
装置において作成する文書は、一般に、書式等の文字入
力位置、結果としてその印刷位置は固定的である。この
ため、フォーマットが既に決められた定形書式の帳票
に、所定の文字、数字を入力し、印刷するのには適さな
かった。
【0003】しかし、近年既存の定形書式の帳票に合わ
せ、任意のフォーマットが設定できる文書作成装置も提
案されている(例えば、特開昭63−174162号公
報)。この従来の文書作成装置では、スキャナによって
読み取られた定形書式の用紙情報を表すイメージデータ
に対して、それを表示装置に表示させた上で、文字入力
領域を自由位置に定義し、文書処理に係るフォーマット
情報として格納することができる。
【0004】一方、別の従来の文書作成装置として、テ
キスト中の数字列を数値データとして認識し、それに対
し演算式を定義することで、文書作成中に計算処理を行
なうことができる計算機能を備えた文書作成装置も知ら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は、上
記の定形書式の帳票などに文字入力ができる文書作成装
置と、上記の計算機能を備えた文書作成装置とはそれぞ
れ異なる装置として設けられている。定形書式の帳票な
どに文字入力ができる文書作成装置では、帳票イメージ
を表示しながら任意の位置にかつ任意の方向に文字列を
入力できるため、帳票用紙に直接書き込むように文字列
が入力でき、同時に、その印刷位置も設定することで、
帳票の作成を容易にすることができる。その反面、この
種の文書作成装置では、入力した文字列を数値として処
理する手段が無いため、数値演算を必要とする帳票を作
成する場合、前もって別の計算手段により、計算してお
かなければならず、帳票の作成が面倒である。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、演算結果を文字列として文書上に出力することによ
り、上記の課題を解決した文書作成装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、入力デバイスにより入力された文字列と
該入力デバイスの指定操作とにより文書を作成する文書
作成装置において、前記文字列のうち数値として入力さ
れた文字列の指定と演算子の指定操作とに基づき、該数
値と該演算子による計算式を生成する計算式生成部と、
生成された計算式の演算を行う計算処理部と、計算処理
部による演算結果の出力位置を文書中の任意の位置に指
定する出力先指定部と、演算結果を該出力先指定部によ
り指定された位置に出力する演算結果出力部とを備える
構成としたものである。
【0008】また、本発明は、前記文字列および演算結
果を予め定められた定形書式のイメージ上に重ねて表示
する表示手段と、この表示手段により表示された文字列
および演算結果を表示された通りに定形書式の用紙上に
印刷する印刷手段とを、さらに備えるようにしたもので
ある。
【0009】さらに、本発明は、前記出力先指定部が、
前記演算結果の出力位置を、前記文書のイメージ中に仮
表示として表示し、また、前記演算結果出力部を、前記
出力先指定部により指定された位置が既入力文字列と重
なっているか否か判定する判定手段と、該判定手段によ
り該指定位置と既入力文字列が重なっていないと判定さ
れたときは該指定位置に該演算結果をそのまま出力し、
該指定位置と既入力文字列とが重なっていると判定され
たときは既入力文字列に置き換えて該演算結果を出力す
る出力手段とからなる構成としたものである。
【0010】
【作用】本発明では、前記演算結果出力部が、前記出力
先指定部により指定された文書中の任意の位置に演算結
果を出力することができるため、文書がどのような形式
でも常に希望する位置に演算結果を出力することができ
る。
【0011】また、本発明では、前記表示手段に表示さ
れている定形書式のイメージ上の文字列および演算結果
を、前記印刷手段により表示された通りに印刷すること
ができるため、数値の計算と印刷位置の設定を同じ画面
で操作することができる。
【0012】また、本発明では、前記演算結果の出力位
置を、前記文書のイメージ中に仮表示として表示するよ
うにしているため、定形書式と既に入力されている文字
列との相対的なバランスを見て作成した文書を定形書式
に印刷することができる。
【0013】さらに、本発明では、出力先の指定位置と
既入力文字列とが重なっていると判定されたときは既入
力文字列に置き換えて演算結果を出力するようにしてい
るため、既に作成している文書のレイアウトを崩すこと
がない。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0015】図1は、本発明になる文書作成装置の一実
施例のシステム構成図を示す。本実施例の文書作成装置
は、中央処理部11、入力デバイス12、イメージ表示
部14、図形入力編集部16、印刷装置17、表示装置
18および文字列計算処理部20よりなる。
【0016】中央処理部11は、イメージ表示部14か
らの帳票イメージ13や、図形入力編集部16からの図
形データ15を表示装置18に表示させる。また、中央
処理部11は、入力デバイス12からの入力データを処
理して、文字列計算処理部20にて計算処理させたり、
その計算結果や入力操作結果を表示装置18に表示させ
たりする。
【0017】入力デバイス12は、キーボード、マウス
などで構成され、文字列などの入力や指定操作を行う。
【0018】イメージ表示部14は、ここでは、定形書
式として帳票の書式情報を表す帳票イメージ13を生成
して、中央処理部11を介して表示装置18に表示す
る。図形入力編集部16は、表示された帳票イメージに
対応して入力デバイス12から中央処理部11を介して
入力された文字列や数値に基づき、図形データ15を生
成し、この図形データ15を中央処理部11を介して表
示装置18に表示する。これにより、表示装置18に
は、図2に示すように、帳票イメージ13と図形データ
15が合成された編集画面200が表示される。
【0019】この編集画面200のうち、宛先の「様」
と「品名」、「数量」、「単価」、「金額」、「合計」
の各文字が記入された表が、帳票イメージ13により表
示された画面で、宛先名、品名の「クリップ」、「ガム
テープ」、「ファイル」、「画鋲」と、数量、単価、金
額、および合計の各欄の各数値が、図形データ15によ
り表示された画面である。ただし、金額、および合計の
各欄の各数値は、図1の文字列計算処理部20により計
算された演算結果である。
【0020】図3は、この図形データ15のデータ形式
の一例を示す。図形データ15は図形データ部30と、
文字列要素データ部40または線の要素データ部50
と、図形数データ60とからなる。文書上に入力される
図形データ15の図形データ部30は、図形番号31、
図形種別32、要素データ33で構成される。図形番号
31は、個々の図形を識別するため、通し番号が付けら
れる。図形種別32は、図形の種類を示し、「文字列」
または「線」の値を持つ。要素データ33は、図形種別
によってデータの形式が異なる。
【0021】文字列要素データ部40は、帳票用紙の左
上を基準とした位置をミリ値で持つ、文字列左下x座標
41、文字列左下y座標42と、「2.2[ミリ]」ま
たは「3.3[ミリ]」の値を持つ文字サイズ43と、
「半角」または「全角」、「倍角」の値を持つ文字種4
4と、「アンダーライン」または「網かけ」、「なし」
の値を持つ文字修飾45と、文字列の文字数46と、文
字数分の文字47からなる。
【0022】線の要素データ部50は、実線か点線かな
どを示す線種51、線幅52、始点x座標53、始点y
座標54、終点x座標55および終点y座標56からな
る。この線の要素データ部50と前記文字列の要素デー
タ部40は、図形データ部30の図形種別32が線か文
字列かに応じてどちらか一方が使用される。すなわち、
線の要素データ部50は、上記図形種別32が線を示す
ときにのみ用いられる。また、図形数データ60は、図
形データ15として文書上に入力される個々の図形の総
数を示す。
【0023】図2の画面に表示される帳票の例では、図
形データ15は図4に示すようになる。まず、図形番号
31が「1」である最初の図形データは、図形種別32
が「文字列」を示すから、続く要素データ部は文字列要
素データ部40で、その文字列左下x座標41が「1
0」、文字列左下y座標42が「20」を示す。さら
に、文字サイズ43、文字種44、文字修飾45、文字
数46、文字47についても、図4に示した値を示す。
これにより、図2の編集画面200中帳票用紙の左端か
ら10[ミリ]、上端から20[ミリ]の位置にある1
個目の文字列「(株)△△△△」を表示させる。図形デ
ータ15は、以下、2個目以降、全部で前記図形数デー
タ60で表された個数Nだけ繋がった形になる。
【0024】図1に戻って説明する。帳票イメージ13
上に入力された図形の位置は、帳票用紙上に印刷される
ときの位置に対応しており、図1の印刷装置17は、そ
の位置情報によって編集している画面200と同じよう
に、入力された図形データ15により表示された図形を
帳票イメージ13と同一のイメージを有する帳票用紙に
印刷する。
【0025】従って、本実施例では、帳票を作成する場
合、帳票イメージを背景に表示して、文字・図形を入力
し、帳票作成で必要となる数値の計算を同じ画面で処理
することができるため、前もって計算しなくとも、帳票
に直接書くのと同じイメージで帳票作成が行なえて、分
かり易い。
【0026】文字列計算処理部20は、計算式生成部2
1、計算処理部22、出力先指定部23、演算結果出力
部24により構成される。計算式生成部21は、数値を
表す文字列の指定、および演算子の指定操作を行い、指
定された数値と演算子をもとに演算する計算式を生成す
る。計算処理部22は、その計算式の演算を行ない、出
力先指定部23で演算結果の出力位置を指定し、演算結
果出力部24で出力形式の変換を行なって、作成してい
る文書上に演算結果を出力する。
【0027】この文字列計算処理部20は、本実施例の
要部を構成しており、図5に示すフローチャートに従っ
た動作をする。同図において、文字列計算処理部20
は、まず、計算式生成部21により、計算式生成操作で
数値として入力された文字列と、指定操作で入力された
演算子とから計算式を生成する(ステップ101)。続
いて、この生成された計算式の計算を、計算処理部22
により行う(ステップ102)。そして、出力先指定部
23で演算結果を矩形で仮表示し、カーソルキーで移動
することにより、文書のどの位置に出力するかを指定す
る(ステップ103)。演算結果出力部24で、演算結
果を、文字列として文書上の上記指定位置に出力する
(ステップ104)。
【0028】このように、本実施例によれば、任意の位
置にある文字列を数値として指定することで、指定文字
列を数値データとして認識し、その数値データと指定演
算子からなる計算式を生成した後、計算式の演算処理を
行なった結果を、任意の位置に出力するようにしたた
め、どのような書式の文書のレイアウトでも、計算処理
を行なうことができる。
【0029】次に、図5の各ステップの動作をさらに詳
細に説明する。まず、ステップ101の計算式生成処理
につき説明する。図6は、計算式生成処理の概略を示す
フローチャートである。同図において、文字列計算機能
が起動されると、まず、図7の計算機能選択画面210
が表示される。使用者は、入力デバイス12(図1参
照)を用いて、四則演算を行なう場合は「1:四則演
算」を選択し、合計を求める場合は「2:合計」を選択
する。選択された機能の文字列が反転表示される。
【0030】この選択された機能が四則演算か合計かが
判定され(ステップ111)、四則演算が選択されたと
判定すると、四則演算の指定画面が表示されると共に、
後述の図8のフローチャートに従って四則計算式が生成
される(ステップ112)。合計が選択されたと判定す
ると、合計の指定画面が表示されると共に、後述の図1
0のフローチャートに従って合計計算式が生成される
(ステップ113)。
【0031】次に、上記のステップ112の四則演算計
算式生成処理とステップ113の合計計算式生成処理に
ついて順次説明する。図8は、四則演算式生成処理の詳
細説明用フローチャートを示す。この四則演算計算式生
成処理では、演算対象の数値と演算子を順次指定してい
き、計算式を生成する。まず、四則演算が選択される
と、四則演算の指定画面が表示される(ステップ12
0)。この四則演算の指定画面は、図9に示すように、
編集画面220に、選択可能な演算子をマトリクス状に
配置した演算子マトリックス221が表示されたもので
ある。ここでは、演算子マトリックス221は、テンキ
ーで選択することを考慮して、3×3のマトリクスとし
てある。なお、この他に必要な演算子がある場合には、
さらに、マトリクスを用意して、原画面をページ送りす
ることにより、表示させるようにしてもよい。
【0032】続いて、演算の対象となる数値として入力
された文字列のところへカーソルを移動する(ステップ
121)。図9では、カーソルは、編集画面220内に
おいて、aで示され、そのカーソルaの移動はマウスや
キー、ペンなどの入力デバイス12で操作する。
【0033】続くステップ122で、演算子マトリック
ス221の演算子の入力を受付け、ステップ123で入
力された演算子によって、次の3つに処理が分岐する。
【0034】第一に、演算子が「+,−,×,÷,),
=」のいずれかの場合は、ステップ124で生成されて
いる計算式の末尾を調べる。計算式の最後が、数値およ
び「)」のいずれでもない場合は、ステップ125で、
カーソル位置の文字列を計算対象の数値として認識し、
ステップ126で指定された数値を計算式に追加する。
計算式の最後が数値または「)」の場合は、ステップ1
25、126の処理は飛ばされる。それから、ステップ
127で指定された演算子が計算式に追加される。ステ
ップ128で指定された演算子が「=」だった場合は、
計算式生成処理が終了し、違う場合は、再びステップ1
21の前に戻る。
【0035】第二に、演算子が「固定値」の場合は、ス
テップ129で数値をキーから入力し、ステップ130
で前入力数値を計算式に追加して、再び、ステップ12
1の前に戻る。
【0036】第三に、演算子が「(」の場合は、ステッ
プ131で計算式の最後が数値であれば、再びステップ
121の前に戻り、数値以外の場合は、ステップ132
で計算式に「(」を追加して、再び、ステップ121の
前に戻る。以上により、四則演算の計算式生成処理が行
なわれる。
【0037】図9の例では、数量「5」の表示位置にカ
ーソルaを移動し(ステップ121)、演算子マトリッ
クス221の「×」を指定すると(ステップ122)、
指定演算子は「×」であるが、まだ計算式が何もない状
態なので、図8のステップ123、124を経由してス
テップ125に移り、ここでカーソルのある位置の文字
列が「5」であるから「5」を演算対象の数値として認
識する。そして、ステップ126で計算式が「5」とな
り、ステップ127で、計算式は、図9において符号2
22で示す如く、「5×」という計算式が生成され、対
象指定された数値「5」は、白黒反転表示されると共
に、「=」が入力されていないので、図8のステップ1
28から121に処理が戻る。
【0038】次に、カーソルaを図9に示す如く「56
0」に移動して、「=」を指定すると、図8のステップ
124で計算式の最後が「×」と判定するため、ステッ
プ125に移り、ここで、「560」が演算対象の数値
として認識される。そして、ステップ126で「5×5
60」という計算式が生成され、次のステップ127で
「5×560=」という計算式が生成され、ステップ1
28で「=」が入力されたと判定されることにより、四
則演算の計算式生成処理が終了する。
【0039】なお、図8のステップ124〜127で
は、数値を既に入力されている文字列から持ってくる
が、ステップ129は、入力デバイス12から入力され
る数値を固定値として受け付ける。例えば、図9で計算
式が「5×」のとき、カーソルを「560」のところに
移動し、「×」を選択すると、計算式が「5×560
×」になる。
【0040】次に、「固定値」を選択すると、ステップ
129で入力デバイス12から入力された、例えば
「1.03」を受け付け、ステップ130で、計算式が
「5×560×1.03」になる。そして、演算子に
「=」を選択すると、ステップ124で計算式の最後が
数値であるから、ステップ127に移り、計算式が「5
×560×1.03=」となり、四則演算の計算式生成
処理が終了する。
【0041】次に、図6のステップ113の合計計算式
生成処理について説明する。図10は、合計計算式生成
処理の詳細説明用フローチャートを示す。この合計計算
式生成処理では、演算対象の数値として入力された文字
列を、一度に複数指定し、最後に、合計の計算式を生成
する。まず、合計が選択されると、合計の指定画面が表
示される(ステップ140)。この合計の指定画面は、
図11に示すように、編集画面230に対象指定マトリ
ックス231が表示されたものである。
【0042】続いて、カーソルを表示した後(ステップ
141)、数値として入力された文字列のところへカー
ソルを移動し(ステップ142)、対象指定マトリック
ス231の機能の入力を受け付ける(ステップ14
3)。この入力された指定機能がステップ144で判定
され、その判定機能によって、次の5つの処理に分岐す
る。
【0043】第一に、「対角」を指定すると、ステップ
149でカーソルが矩形枠に変わり、ステップ142
で、矩形枠を拡大・縮小、移動することができる。第二
に、「対象指定」を指定すると、ステップ145でカー
ソルが表示されているときは、カーソル位置の文字列が
演算対象として指定され、矩形枠が表示されているとき
は、矩形枠で囲まれている文字列がすべて演算対象とし
て指定される。そして、ステップ148で矩形枠が表示
されていた場合でも、カーソル表示に戻る。第三に、
「対象解除」を指定すると、既に演算対象となっている
数値の指定を、「対象指定」と同様に解除した後(ステ
ップ146)、矩形枠が表示されていた場合でも、カー
ソル表示に戻る(ステップ148)。第四に、対象指定
マトリックス231から「全解除」を指定した場合は、
既に演算対象となっている全ての数値の指定を解除した
後(ステップ147)、矩形枠が表示されていた場合で
も、カーソル表示に戻る(ステップ148)。第五に、
<実行>キーが押されると、演算対象となっている数値
の合計を求める計算式を生成して(ステップ150)、
合計計算式生成処理を終了する。以上により、合計の計
算式生成処理が行われる。
【0044】図11の例では、対角指定マトリックス2
31から「対角」を指定しており、これにより、対角指
定の矩形枠が表示される(ステップ149)。カーソル
キーの操作により、矩形枠を移動・拡大して(ステップ
142)、符号230に示すように、金額の欄の「40
0」「2,800」「380」「300」を囲み(ステ
ップ143)、「対象指定」を指定すると(ステップ1
44、145)、「400」、「2,800」、「38
0」および「300」が演算対象となる。
【0045】その後、指定の終了として<実行>キーが
押されると(ステップ150)、図11において符号2
32で示すように、計算式「合計(400,2800,
380,300)」が生成され、合計の計算式生成処理
が終了する。
【0046】以上のようにして、図5、図6で示したス
テップ101の計算式生成処理が終了すると、続いて、
計算式に基づく計算が行われた後(ステップ102)、
演算結果の出力位置指定画面に移り、前記したように、
図5のステップ103で出力先の指定が行われる。図1
2には、編集画面の金額の欄の「400」、「2,80
0」、「380」および「300」が演算対象に指定さ
れていることが反転表示によって示されている。また、
矩形枠240が、演算結果の仮表示として表示されてい
る。上記ステップ103の演算結果の出力先の指定は、
この矩形枠240をカーソルキーで移動して決める。
【0047】出力先が指定されると、演算結果が文字列
として文書上に出力される(図5のステップ104)。
この演算結果出力処理の詳細説明用フローチャートを図
13に示す。まず、図形が存在するか否か判定され(ス
テップ160)、図形が存在する時は、変数Noを
「1」とした後(ステップ161)、図形番号が変数N
oと同じ値(ここでは「1」)の図形データを抽出し
(ステップ162)、その図形データ中の図形種別が文
字列か否か判定する(ステップ163)。
【0048】図形種別が文字列の時は、出力位置指定の
仮表示と文字列とが重なっているか否か判定する(ステ
ップ164)。重なっていない時は、変数Noを「1」
だけさらに加算更新した後(ステップ165)、更新後
の変数Noが図形数Nより大であるか否か判定し(ステ
ップ166)、No≦Nのときは、ステップ161に戻
り、No>Nのときは、ステップ167に進み、指定位
置に演算結果を出力する。
【0049】従って、ステップ161からステップ16
6までの処理により、図形数がN個のとき、図形番号の
値の小さい順に文字列を示す図形データを探し、出力位
置指定の仮表示と文字列が重なっているかを調べ、なけ
れば、ステップ167で指定された位置に、仮表示で表
示した位置と大きさで演算結果を出力する。
【0050】一方、ステップ164で出力位置指定の仮
表示に文字列が存在すると判定された時には、ステップ
168で既入力文字列と置き換えて演算結果を出力し
て、この演算結果出力処理を終了する。なお、ステップ
161〜166の処理は、指定した位置に既に数値が入
力されているかを調べる処理であり、指定した位置に数
値が入力されているのが分かった時点で、処理を終了す
る。
【0051】既入力文字列との置き換えでは、既入力文
字列の文字サイズ、文字種、文字修飾を継承して、演算
結果の文字列を生成する。また、文字列左下x座標、文
字列左下y座標は、既入力文字列の右下の座標を求め、
出力する演算結果の文字列の大きさから既入力文字列の
右下の座標と演算結果の文字列の右下の座標が一致する
ような値を求めて設定する。
【0052】このような演算結果出力処理により、例え
ば、図14(A)に示すように、仮表示の矩形枠241
が、文字列の存在しない位置にある時には、同図(B)
に251で示すように、仮表示の矩形枠と同じ位置、サ
イズで出力される。
【0053】また、図14(C)に示すように、指定し
た出力位置を示す仮表示の矩形枠242に文字列が存在
する場合には、既入力文字列の文字サイズ、文字種、文
字修飾を継承して、演算結果の文字列が、同図(D)に
おいて符号252で示すように出力される。また、図1
4(E)に示すように、指定した出力位置を示す矩形枠
243にデフォルトの文字属性とは異なる文字列が存在
する場合には、この例では、演算結果の仮表示の矩形枠
は、半角の文字種で出力した場合の大きさで表示されて
いるが、既入力文字列が全角のため、演算結果は、同図
(F)に253で示すように、文字種が全角で出力され
る。
【0054】本実施例では、演算結果の出力位置を指定
するとき、出力される文字列を仮表示することで、作成
する文書の書式や既に入力されている文字・図形とのバ
ランスを見ることができ、位置決めを容易にできる。
【0055】また、演算結果の出力位置を指定すると
き、指定した位置に既に文字列が存在する場合、演算結
果を既入力文字列の位置を基準とした位置に合わせて、
演算結果を既入力文字列と置き換えたり、あるいは、既
入力文字列の倍角・アンダーラインなどの文字属性を継
承して、演算結果を既入力文字列と置き換えるようにし
たため、既に作成している文書のレイアウトを崩さず
に、演算結果を出力することができる。
【0056】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。従来の計算処理可能な文書作成装置では、数値が行
桁といった特定の規則で限定された位置に配置される必
要があったが、本発明では、任意の位置に配置された数
値を演算の対象とし、任意の位置に演算結果を出力でき
る。このため、例えば図15のように図面の中に書き込
まれた数値を計算することもできる。
【0057】図15は、辺AE,EF,FGの長さが、
それぞれ「100」,「75」,「100」で、容積が
「750,000」である直方体を示す。この直方体の
図形のデータは、前記した図3のデータ形式で記載する
と、図16に示すようになる。すなわち、線分ABは、
図形番号31が「1」、図形種別32が「線」であるこ
とから、要素データ部が図3に50で示した線の要素デ
ータ部になり、図16のように、線種51が「実線」、
線幅52が「太」、始点x座標53が「92」、始点y
座標54が「72」、終点x座標55が「82」、終点
y座標56が「79」である図形データで表される。他
の線分BC,CDも、同様に、線の要素データ部50を
有する図形データで表される。
【0058】一方、辺AEの長さを表す数値「100」
は、図形番号31が「33」、図形種別32が「文字
列」を示し、図形種別が「文字列」であることから、文
字列の要素データ部40が用いられ、文字列左下x座標
41が「94」、文字列左下y座標42が「89」、文
字サイズ43が「3.3」、文字種44が「半角」、文
字修飾45が「なし」、文字数46が「3」、文字47
は「100」となる。他の数値が与えられている辺E
F,FGも同様に、文字列の要素データ部40を有する
図形データで表される。
【0059】この例では、図9の四則演算のときの編集
画面に対する手順と同様に、辺AEの長さ「100」の
ところにカーソルを移動して「×」を指定し、次に辺E
Fの長さ「75」のところにカーソルを移動して「×」
を指定し、さらに、辺FGの長さ「100」のところに
カーソルを移動して「=」を指定することで、計算式
「100×75×100=」を生成することができる。
この計算式から、図15の図面に表された直方体の容積
を求め、図15において、出力位置を容積の欄とするよ
うにカーソルで指定することで、演算結果「750,0
00」を容積の欄に出力することができる。
【0060】なお、本発明は、以上の実施例に限定され
るものではなく、例えば、演算結果の出力位置を指定す
るときは、既入力文字列の右下の座標に限らず、左端あ
るいは中央の位置を基準にして演算結果を置き換えても
よい。また、本発明によれば、一般の図形編集機能にお
ける入力文字列に対する演算も可能であることは明らか
である。
【0061】
【発明の効果】以上の通り、本発明の文書作成装置によ
れば、文書中において演算を行なわせる場合に、文書が
どのような形式でも、常に、希望する位置に演算結果を
出力することができるため、どのようなレイアウトで
も、前もって計算することなく、演算を実行させて演算
結果を求めつつ、演算結果の含まれた文書を作成するこ
とができる。
【0062】また、本発明では、数値の計算と印刷位置
の設定を同じ画面で操作することができるため、作成し
た文書を定形書式に直接印刷した場合と同じイメージで
文書の作成ができ、帳票作成を従来に比し、分かり易
く、しかも簡単にできる。
【0063】また、本発明によれば、出力される演算結
果を仮表示することにより、定形書式と既に入力されて
いる文字列との相対的なバランスを見ることができるた
め、位置決めが容易である。
【0064】さらに、本発明によれば、演算結果の出力
位置を指定するとき、指定した位置に既に文字列が存在
する場合、演算結果を既入力文字列の位置を基準とした
位置に合わせるか、既入力文字列の倍角・アンダーライ
ンなどの文字属性を継承して、演算結果を既入力文字列
と置き換えることにより、既に作成している文書のレイ
アウトを崩さずに、演算結果を出力することができるた
め、数値演算を必要とする帳票などの作成が従来に比
し、短時間でできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】編集画面の一例を示す説明図である。
【図3】図形データの形式の一例を示す説明図である。
【図4】図2の画面に表示される図形データの例を示す
説明図である。
【図5】本発明の一実施例の要部のフローチャートであ
る。
【図6】計算式生成処理の一例のフローチャートであ
る。
【図7】計算機能選択画面の表示の一例を示す説明図で
ある。
【図8】図6中の四則演算計算式生成処理の詳細説明用
フローチャートである。
【図9】図8の動作説明用編集画面を示す説明図であ
る。
【図10】図6中の合計計算式生成処理の詳細説明用フ
ローチャートである。
【図11】図10の動作説明用編集画面を示す説明図で
ある。
【図12】出力先指定の説明図である。
【図13】図5中の演算結果出力処理の詳細説明用フロ
ーチャートである。
【図14】演算結果の出力位置の各例の説明図である。
【図15】本発明における編集画面の他の例を示す説明
図である。
【図16】図15の画面に表示される図形データの例を
示す説明図である。
【符号の説明】
11…中央処理部 12…入力デバイス 13…帳票イメージ 14…イメージ表示部 15…図形データ 16…図形入力編集部 17…印刷装置 18…表示装置 20…文字列計算処理部 21…計算式生成部 22…計算処理部 23…出力先指定部 24…演算結果出力部 30…図形データ部 40…文字列要素データ部 50…線の要素データ部 60…図形数データ 221…演算子マトリックス 231…対象指定マトリックス 240〜243…仮表示の矩形枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 正樹 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所情報映像メディア事業部 内 (72)発明者 佐藤 博信 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所情報映像メディア事業部 内 (72)発明者 石川 裕惟 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所情報映像メディア事業部 内 (72)発明者 川上 洋一 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 日 立多賀エンジニアリング株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力デバイスにより入力された文字列と、
    該入力デバイスの指定操作とにより文書を作成する文書
    作成装置において、 前記文字列のうち数値として入力された文字列の指定
    と、演算子の指定操作とに基づき、該数値と該演算子に
    よる計算式を生成する計算式生成部と、 生成された該計算式の演算を行う計算処理部と、 該計算処理部による演算結果の出力位置を文書中の任意
    の位置に指定する出力先指定部と、 該演算結果を該出力先指定部により指定された位置に出
    力する演算結果出力部とを備えることを特徴とする文書
    作成装置。
  2. 【請求項2】前記文字列および演算結果を、予め定めら
    れた定形書式のイメージ上に重ねて表示する表示手段
    と、該表示手段により表示された文字列および演算結果
    を表示された通りに該定形書式の用紙上に印刷する印刷
    手段とをさらに備える請求項1記載の文書作成装置。
  3. 【請求項3】前記出力先指定部は、前記演算結果の出力
    位置を、前記文書のイメージ中に仮表示として表示する
    請求項1記載の文書作成装置。
  4. 【請求項4】前記演算結果出力部は、前記出力先指定部
    により指定された位置が既入力文字列と重なっているか
    否か判定する判定手段と、該判定手段により該指定位置
    と既入力文字列が重なっていないと判定されたときは、
    該指定位置に該演算結果をそのまま出力し、該指定位置
    と既入力文字列とが重なっていると判定されたときは既
    入力文字列に置き換えて該演算結果を出力する出力手段
    とを有する請求項1記載の文書作成装置。
  5. 【請求項5】前記出力手段は、前記判定手段により前記
    指定位置と既入力文字列とが重なっていると判定された
    ときは、前記演算結果を既入力文字列の位置および文字
    属性の少なくとも一方を継承して、該既入力文字列を書
    き換える請求項4記載の文書作成装置。
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